メタウォーターのサービスソリューション (O&M) 事業 地域密着と IOT クラウドコンピューターなど ICT を活用したサービス戦略 メタウォーター株式会社 執行役員サービスソリューション事業本部長 清水誠 1
自己紹介 清水誠 ( しみずまこと ) 1982 年富士電機株式会社入社 2008 年メタウォーター株式会社サービスセンターサービス支援部部長 2012 年サービスソリューション事業本部副本部長 2014 年兼 ) メタウォーターテック株式会社社長 2016 年執行役員サービスソリューション事業本部本部長 2
目次 1 当社の紹介 2 サービスソリューション (O&M) 事業の紹介 3 技術継承と人材育成 の取り組み 4 今後の展開と方向性 3
事業セグメント 持続可能な水 環境インフラ を実現する 4 つの事業 施設や設備の運転 維持管理を行います サービスソリューション事業本部 プラントエンジニアリング事業本部 施設や設備の設計 建設を行います 4 つの事業活動 公民連携により事業の包括化 広域化に応えます 公民連携 (PPP) 本部 海外本部 海外での水 環境のニーズに応えます 5
事業領域とその変遷 上下水道事業体の業務 コンセッション等 事業経営 PFI(Private Finance Initiative) DBO(Design Build Operate) DB(Design Build) D 設計業務 B 土木工事 機械工事 電気工事 O(Operation) 運転管理水質検査電力管理 薬品燃料植栽管理警備清掃 M(Maintenance) 定期点検 機械修繕 法定点検 電気修繕 資金調達 事業運営委託 支援 料金徴収 窓口業務 事業計画 資産管理 財務経理 PE 事業サービスソリューション公民連携 (PPP) 6
目次 1 当社の紹介 2 サービスソリューション (O&M) 事業の紹介 3 技術継承と人材育成 の取り組み 4 今後の展開と方向性 6
メタウォーターグループの運転 維持管理の 10 年 2008 年 2018 年 運転 維持管理現場約 60 カ所 日本碍子 (NGK 水環境システム ) 富士電機 ( 富士電機水環境システムズ ) から引継いだ施設の運転 維持管理 運転 維持管理現場 100 カ所以上 上水道施設 (PFI DBO を含む ) 下水道水処理 資源環境施設の運転 維持管理の拡大 現場スタッフ数約 800 人 現場スタッフ数約 1200 人 7
メタウォーターグループのメンテナンスサービスの 10 年 2008 年 2018 年 サービス拠点約 30 カ所 サービス拠点約 30 カ所を継続 スタッフ約 300 人 富士電機 ( 富士電機水環境システムズ ) から引継いだ電気計装設備のメンテナンスサービスからスタート スタッフ約 600 人機械設備 資源環境メンテナンス部門の編入人員約 2 倍に対し 売上規模 : 3 倍弱に拡大 8
O M現場 サービス拠点の分布 運転 維持管理 の受託実績 PPPの事業実績 WBCの納入実績 サービス拠点 PFI方式 Private Finance Initiativeの略 民間資金を活用した社会資本整備 DOB方式 施設の設計 Design 施工 Build および維持管理 運営 Operate を一括で実施する方式 9
サービスソリューション (O&M) 事業の特徴 今日 皆さんに紹介する特徴は 2 つ ➊ 地域密着型のサービス提供を展開 ➋ IoT クラウドコンピュタなど ICT を活用したサービスの提供 10
➊ 地域密着型のサービス提供を展開 現場運転 維持管理チームとサービス拠点チームと地域企業が協力して 水 環境インフラの持続に貢献できるよう努めています 上下水道事業のお客様 メタウォーターグループ 運転 維持管理受託機構 オペレーション 施設運転管理 施設の巡回点検 メタウォーター納入機構 の施設 設備 機械 電気設備の定期点検 保守点検 修繕 改良工事 24時間障害対応 最適化提案 機能維持 省エネ 効率化 安定化 メタウォーターのサービス拠点 メタウォーターグループ 現場 運転 維持管理チーム パートナー サポートセンター 地域企業 24時間コール受付 11
運転 維持管理の業務 オペレーション : 中央監視室で施設運転管理 施設の巡回点検 : 場内 場外施設の巡回点検 設備運転員訓練センターの教育カリキュラムを受けた社員が従事 入所前教育 上水道の基礎知識または下水道の基礎知識 現場の基礎知識と安全教育 入所後教育 スキルアップのための様々な教育を実施 技能資格や公的資格取得促進 水道技術や下水道技術に関する教育受講 電気技術や機械技術などに関する教育 12
メンテナンスサービスの業務 1 受変電設備の保守点検 受電設備を正常に稼働させる ために 定期的な部品交換や 特性試験の実施 遮断器点検 インバータ点検 コントロールセンター点検 13 高圧遮断器点検 自家発設備点検
メンテナンスサービスの業務 2 計装設備の保守点検 設備の安定かつ自動で稼働をさせるために センサーや制御装置等の機能の定期診断 監視制御設備点検 現場操作盤点検 コントローラ点検 シーケンサ点検 工業計器(流量)点検 工業計器(圧力)点検 14
メンテナンスサービスの業務 3 機械設備の保守点検 水処理 脱水 焼却設備を正常に稼動させるために 定期的に部品交換 機器更新 保守点検を実施 水中攪拌機調査 脱水機点検 減速機(モータ)更新 脱水機整備 焼却炉内点検 オゾン設備点検 15
メンテナンスサービスの業務 4 汚泥焼却設備の修繕 焼却設備は消耗が激しい設備 定期的にオーバーホールを実施 汚泥焼却炉 上部からのカメラ撮影 汚泥焼却炉の修繕 レンガ交換作業 熱交換器の修繕 汚泥焼却炉内の点検 汚泥焼却炉設備 16
➋ IoT クラウドコンピューターなど ICT を活用したサービスの提供 背景 人口の減少にともなう省力化 省人化への対応が求められるようになった 職員に代わって技術伝承をし上下水道事業の持続への貢献を求められるようになった 蓄積されている情報を最適化に役立てることを求められるようになった WBC( ウォーター ビジネス クラウド ) サービスの提供 17
WBCがもたらす効果 蓄積された各種情報を役立てる 上下水道に関わる情報及びデータを標準化 共有化し包括化 広域化の推進を支援する高度なソリューションを開発 共有 水 環境インフラの 持続に貢献 現場点検情報を クラウド上へ集約 現場点検情報を クラウド上へ集約 情報の収集 18
主な WBC サービスの紹介 19
WBC を活用した巡回点検事例 WBC( ウォータービジネスクラウド ) で品質向上と効率向上 20
ICT の活用事例 (1)(WBC 広域監視サービス利用例 ) 中央監視画面情報と同内容をタブレット端末で監視 たとえば 現場にいながら水位情報をリアルタイムで把握して ゲート操作の中央への指示などが的確かつ迅速にできます 21
ICTの活用事例 2 簡易メール通報機能の利用例 重要な警報を総括責任者および部門責任者へリアルタイムに発報 停電などの施設に多大な影響をおよぼす恐れのある事象について 任意で選択した警報を 設定し 警報が発生した際に同時に共有できる仕組みを導入しています 総括責任者及び部門責任者の携帯端末にメールにて通報し 休日夜間の停電および 重故障時の対応の迅速化を図ります メール発信 22
目次 1 当社の紹介 2 サービスソリューション (O&M) 事業の紹介 3 技術継承と人材育成 の取り組み 4 今後の展開と方向性 23
サービスソリューション (O&M) 事業は 人が宝 の事業 O&M 事業を通じ地域社会に貢献するための活動を目指しています 地元 ( 各地域 ) での人材採用と育成システムの構築 地元 ( 故郷 ) で活躍できるよう機会をつくる 水の循環を理解し 水を愛する人材を育てる地域を愛しの地域の水 環境ライフラインを守る人材を育てる 24
設備運転員の訓練 研修 の様子 運転 維持管理業務品質の向上と若手の早期育成のため 定期的に訓練や研修を実施 25
目次 1 当社の紹介 2 サービスソリューション (O&M) 事業の紹介 3 技術継承と人材育成 の取り組み 4 今後の展開と方向性 26
今後考えられる水 環境インフラ事業の状況 求められるサービスがより広範囲で多様なものに変化 水 環境インフラ事業を通じてさらなる地域貢献への期待が高まる AI やドローンなどが組み込まれ施設が目を持つ時代 現場は一変 27
事業責任者としての想い 水 環境インフラの持続に貢献するための新たなサービスの創出と提供を続けます 28