NetVault Plug-in ユーザーズ ガイド for ローカル型 BMR (VaultDR) 製品ガイド補足資料 - BMR for NVBU Server/Client - BMR Standalone 日本クエスト ソフトウェア株式会社 Doc# NVSI-090205JP_R9
Copyrights 著作権 2012 Quest Software, Inc NetVault Backup Plug-in ユーザーズ ガイド for ローカル型 BMR - 製品ガイド補足資料 本ガイドは ローカル型 BMR を使用する際に参考となる補足資料です NVBU 設定に関する詳細は NetVault Backup アドミニストレーターズ ガイド や NetVault Backup 8.x 簡単設定ガイド をご覧ください ローカル型 BMR に関する基本的な使用方法については NetVault Backup Plug-in ユーザーズ ガイド for ローカル型 BMR をご覧ください 各種マニュアルは バックボーン ソフトウエアの WEB サイトからダウンロードいただけます http://www.bakbone.co.jp/ ( 製品 > 製品ドキュメント > 製品マニュアル ) 記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です 2
目次 本文書の目的... 4 使用するモジュール... 4 事前検証の必要性... 4 NIC/HBA 対応リスト... 4 注意事項... 6 ローカルディスク NFS 先に新規に作成した仮想テープ ライブラリ (VTL) にバックアップを行う... 7 本番環境で使用中 または BMR 用に事前に作成済みの VTL を使用する... 18 USB メモリを利用して VaultDR LiveCD を起動する... 19 VaultDR Offline/VaultDR Online for Windows で取得したバックアップからリストアを行う. 22 バックアップとリストア時でディスクの認識順序が異なる場合への対応... 26 3
本文書の目的 ローカル型 BMR には BMR for NVBU Server/Client と BMR Standalone の 2 種類の製品があります BMR for NVBU Server/Client Intel x86 系マシンの NVBU (NetVault Backup) サーバ自身 または NVBU クライアント自身の OS のバックアップを行うことを可能にします NVBU サーバまたは NVBU クライアントに直接接続したデバイス もしくは NFS 領域に作成した NVBU の仮想テープ ライブラリ (VTL) へ DR (Disaster Recovery) イメージを保存することが可能です BMR Standalone NVBU サーバまたは NVBU クライアントでなくても Intel x86 系マシンであれば そのマシン自身の OS のバックアップを行うことを可能にします DR 対象の Intel x86 系マシンに直接接続したデバイス もしくは NFS 領域に作成した NVBU の仮想テープ ライブラリ (VTL) へ DR イメージを保存することが可能です ローカル型 BMR 製品の基本的な使い方は 別途提供されている下記製品ガイドに記載されています http://www.bakbone.co.jp > 製品 > 製品ドキュメント > NetVault Backup の製品ドキュメント > 製品マニュアル > Plug-in (APM) ユーザーズ ガイド > ローカル型 BMR (VaultDR) http://www.bakbone.co.jp/products/product_documentation_nvb.html#apm_manual 本文書では 上記の製品ガイドに記載されていない事項について補足説明していきます 使用するモジュール ローカル型 BMR で使用するモジュールは BMR for NVBU Server/Client 製品も BMR Standalone 製品も同じで VaultDR for NVBU Server/Client モジュールを使用します VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.3 では VaultOS 5.2.3 と VaultDR Plug-in 2.5 を使用しています VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.6 では VaultOS 5.6.4 と VaultDR Plug-in 2.6.8 を使用しています VaultDR for NVBU Server/Client 4.2.3 では VaultOS 5.7.1 と VaultDR Plug-in 2.6.8 を使用しています バックアップ データの互換性に関しましては 下記のサイトを参照して下さい http://www.bakbone.co.jp/products/vaultdr_for_x86_support_matrix.html なお VaultDR for NVBU Server/Client の NetVault Backup VaultOS VaultDR Plug-in のバージョンアップ およびその他の Plug-in をインストールすることはサポートされていません 事前検証の必要性 ローカル型 BMR を導入される際には 対象となるシステムにて事前検証を行い システムのバックアップ / リストアをご確認下さい NIC/HBA 対応リスト VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.3 は 内部的に VaultOS 5.2.3 が利用されます よって VaultOS 5.2.3 4
用の NIC/HBA 対応リストをご参照ください VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.6 は 内部的に VaultOS 5.6.4 が利用されます よって VaultOS 5.6.4 用の NIC/HBA 対応リストをご参照ください VaultDR for NVBU Server/Client 4.2.3 は 内部的に VaultOS 5.7.1 が利用されます よって VaultOS 5.7.1 用の NIC/HBA 対応リストをご参照ください http://www.bakbone.co.jp > 製品 > 製品ドキュメント > NetVault Backup の製品ドキュメント > VaultDR/BMR 関連ドキュメント > http://www.bakbone.co.jp/products/product_documentation_nvb.html#vaultdr VaultOS v5.7.1 対応 NIC/HBA リスト http://www.bakbone.co.jp/docs/qtsi_120251jp_vaultdr571.pdf VaultOS v5.6.4 対応 NIC/HBA リスト http://www.bakbone.co.jp/docs/nvsi_110226jp_vaultdr564.pdf VaultOS v5.2 対応 NIC/HBA リスト http://www.bakbone.co.jp/docs/nvsi_090199jp_vaultdr52.pdf また VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.3 は ベースが CentOS 5.4 LiveCD となります VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.6 は ベースが CentOS 5.5 LiveCD となります VaultDR for NVBU Server/Client 4.2.3 は ベースが CentOS 6.2 LiveCD となります ご使用の NIC/HBA が それぞれの環境で使用できる必要があります 5
注意事項 ローカルディスク上に作成された VTL を使用するには ファイルシステムが ext2 ext3 または ext4 である必要があります CIFS サーバ上に作成した VTL は使用できません SVTL は使用できません 使用中の VTL が存在しているディスクをバックアップ対象にすること およびそのディスクに対してリストアを行うことはサポートされていません バックアップ対象となるディスクに バックアップ データを保持する VTL を作成しないようにして下さい ローカル型 BMR のバックアップには 専用のメディアをご用意下さい 6
ローカルディスク NFS 先に新規に作成した仮想テープ ライブラリ (VTL) にバック アップを行う ローカル型 BMR でのバックアップはホストに直接接続されたテープ装置に加え ホストに直接接続されたディスクや NFS 上に VTL を作成しバックアップを取得することが可能です 以下にその手順を説明します 図 5-1 ローカルディスクにバックアップを行う 図 5-2 NFS 先にバックアップを行う 7
バックアップ 5.1. VaultDR LiveCD を起動します VaultDR LiveCD が起動した画面で Applications -> System Tools -> Terminal メニューを選択してターミナルを起動します 5.2. 新たに表示されるターミナルで su コマンドを実行し スーパーユーザになります [centoslive@livecd ~]$ su [root@livecd centoslive]# 5.3. VTL 用のディスクをマウントするディレクトリを作成します 下記の例では /vtl をマウント ポイントとして使用します [root@livecd centoslive]# mkdir /vtl 5.4. VTL を作成するファイルシステムをマウントします ローカルディスクに作成する場合は そこにパーティションとファイルシステム (ext2 または ext3) を作成 8
し マウントを行います 下記の例では /dev/sdb1 に VTL を作成します パーティションとファイルシステムの作成方法に関しては Linux のドキュメント等を参照して下さい NFS 上に作成する場合は マウント元として NFS サーバの領域を指定します その領域は VaultDR LiveCD 上で稼働する NVBU の起動ユーザである root が読み書きできるように構成をします 下記の例では 192.168.2.20 というホストの /vol/vol2 という領域に VTL を作成します [root@livecd centoslive]# mount /dev/sdb1 /vtl ( ローカルディスクの場合 ) [root@livecd centoslive]# mount 192.168.2.20:/vol/vol2 /vtl (NFS の場合 ) 5.5. 表示されている NVBU のメイン画面から Device Management をクリックします 9
5.6. Device Management 画面が表示されます その画面上で Add -> Add Library をクリックします 5.7. Add Library 画面が表示されます Library Selection タブで表示されている NVTMP_SERVER 上で右クリックし Create virtual library を選択します 10
5.8. Add new virtual library 画面が表示されます 作成先を指定する際は VTL 用のディスクをマウントしたディレクトリ配下 ( /vtl ) を指定します ドライブ数としては 1 として下さい それ以上設定しても使用する状況はありません 指定するサイズは バックアップ対象となるホストの OS 領域のサイズ以上で作成をします パラメータを指定した後 OK ボタンをクリックします 5.9. VTL が作成された旨を伝える画面が表示されます OK をクリックしてその画面を閉じます 11
5.10. 次に作成した VTL を登録します Add Library 画面に戻ります Library Section タブで表示されている NVTMP_SERVER アイコンをダブルクリックします その結果 作成された VTL が表示されます さらに 表示された VTL をダブルクリックします 画面右側の Selected Library にハードディスクのイメージが表示されます これにより NVBU が VTL を正しく認識していることがわかります Drive Selection タブに移動します 12
5.11. Library Selection タブと同じように 表示されている NVTMP_SERVER アイコンをダブルクリックします その結果 作成された VTL のドライブが表示されます さらに表示されたドライブをダブルクリックします 画面右側の Selected Drives にハードディスクのイメージが表示されます これにより NVBU が VTL を正しく認識していることがわかります 最後に画面左上にある Save アイコンをクリックします 5.12. VTL が追加されたことを示す画面が表示されます OK ボタンをクリックし画面を閉じます さらに Add Library 画面も閉じます 13
5.13. Device Management 画面に VTL が表示されます VTL 作成後 デバイス管理画面で バックアップを取得するメディアに DRmedia というような認識し易い名前を付けます (1 本のメディアにバックアップが格納されることが前提です 複数本にまたがる場合は メディア グループを指定して下さい ) 5.14. バックアップの際には バックアップ画面で OS の入ったディスクを選択し ディスク サイズやディスク ジオメトリ情報等をメモします ローカルディスクに VTL を作成している場合は そのディスクはバックアップ対象にしないようにします NFS を利用している際は 元々 VaultDR のバックアップ対象とはならないため気にする必要はありません DISK 1 は VTL を作成したディスクなのでバックアップ対象にはしない 14
5.15. また ターゲット タブで上記のメディア またはメディア グループを指定してバックアップを行います 5.16. バックアップが完了したら 念のため VTL のスロットにあるメディアはスロットにアンロードしておきます 重要 : メディアのアンロードは必ず行って下さい ドライブに挿入されたままだと VTL を再登録した時に うまく登録出来ない場合があります 仮想単体ドライブをご使用の場合は アンロードする必要はありません 5.17. リストア時に簡単に VTL を再認識させることができるように VTL の定義ファイルを VTL が存在するディレクトリにコピーしておきます [root@livecd centoslive]# cp /usr/netvault/config/diskdevices.cfg /vtl/ 5.18. 全ての作業が完了したら 画面上部の System -> Shut Down メニューをクリックしてシャットダウンして下さい 15
リストア 5.19. 5.1 から 5.4 の手順を行い LiveCD の起動からバックアップ データが存在する VTL の領域をバックアップ時と同様にマウントします 5.20. VTL の定義を復活させます 手順 5.17 で diskdevices.cfg ファイルをコピーしている場合は それを /usr/netvault/config に戻します [root@livecd centoslive]# cp /vtl/diskdevices.cfg /usr/netvault/config/ 上記コピーを行った後は 5.21 に進みます ファイルをコピーしていない場合は /usr/netvault/config/diskdevices.cfg を編集します ファイルをエディタで開きます VTL の定義があるファイルの末尾に移動します 起動直後は [libraries] と [drives] のセクションには何の定義も存在していません [libraries] [drives] ここに使用する VTL の定義を追記します 仮想テープ ライブラリを作成した場合は [libraries] に location として VTL 作成時に指定した Library location と library name を組み合わせたパスを指定します また [drives] には [libraries] で指定したパスに drives/1 というドライブへのパスを追加して指定します パスの最後の数字はドライブ番号になります 複数のドライブがある場合は ドライブの数だけパスを指定します 仮想ドライブを作成した場合は [libraries] には何も指定はせず [drives] に仮想ドライブを作成するときに Drive location として指定したパスを指定します [libraries] location=/vtl/newlibrary [drives] location=/vtl/newlibrary/drives/1 編集が終わったら ファイルを保存します 16
5.21. デバイス管理画面を開き 通常の VTL 追加手順で追加します バックアップを行った DRmedia が FOREIGN という形で検出されます バックアップ データを新規に起動した VaultDR LiveCD 環境で使用可能にするために このメディアをスキャンします 5.22. リストア画面を開き Selections タブでリストアするデータを指定し ジョブを実行します 17
5.23. リストアが成功したら対象マシンをリストアしたディスクから起動し OS の起動を確認します 5.24. リストア終了後も使用したメディアをスロットにアンロードしておきます 5.25. 全ての作業が完了したら 画面上部の System -> Shut Down メニューをクリックしてシャットダウンして下さい 本番環境で使用中 または VaultDR 用に事前に作成済みの VTL を使用する 重要 : 既存の VTL を使用する場合 使用できるのは NetVault Backup 8.2.1 以降のバージョンで作成されたもののみです それより前のバージョンで作成された VTL は使用できません ローカル型 BMR では 実運用している VTL にバックアップを取得することも可能です この時 使用するメディアは管理を簡単にするためにローカル型 BMR 専用のものを用意して使用するようにして下さい ローカル型 BMR は Linux ベースであるため それで使用する VTL も VaultDR LiveCD でそのままアクセスできる ext2 ext3 または ext4 ファイルシステム または NFS サーバ上に構成されている必要があります ( 例えば Windows が管理するファイルシステム上の VTL には VaultDR LiveCD からはアクセスできません ) また 手順 5 で新規に作成した VTL に対して 再度バックアップを行う場合も下記の手順に従って下さい 6.1. 本番環境で使用している VTL あるいは VaultDR 専用に作成した VTL で メディアを全てスロットに戻しておきます 重要 : メディアのアンロードは必ず行って下さい ドライブに挿入されたままだと VTL を再登録した時に うまく登録出来ない場合があります 仮想単体ドライブをご使用の場合は アンロードする必要はありません 6.2. VaultDR LiveCDを起動します 6.3. 既存のVTLが存在するファイルシステムをマウントするディレクトリを作成し そこにファイルシステム をマウントします 6.4. 5.20の手順と同様にdiskdevices.cfgの内容を編集します 手順 5.20 で示している通り バックアップ後に diskdevices.cfg をコピーしておくことによって リストア時にそのファイルを使用することで VTL を復旧することも可能です 6.5. デバイス管理画面から VTL を追加します バックアップ時には ブランクメディアにわかりやすいメディアラベルを付け それにバックアップを行います 運用を簡単にするために VaultDR で使用するメディアは専用のメディアをご用意ください 通常運用中は その VaultDR LiveCD 上の NVBU でバックアップしたメディアは FOREIGN として認識されます 18
が そのままにしておきます リストア時には 6.1 から 6.5 の手順で VaultDR LiveCD 上の NVBU に VTL を再認識させ メディアをスキャンして リストアを行います 6.6. 全ての作業が完了したら 画面上部の System -> Shut Down メニューをクリックしてシャットダウンして下さい USB メモリを利用して VaultDR LiveCD を起動する 通常は ISO イメージを CD にコピーしてブート CD として使用します CD ドライブが無い場合で USB のインターフェースがある場合には USB メモリに VaultDR の LiveCD イメージをコピーして使用することも可能です 下記では Fedora Live USB Creator というツールを使用して USB メモリにコピーする例を示します Fedora Live USB Creator は それぞれの BMR LiveCD に対応しているバージョンを使用することが必要です 最新 BMR Live CD 4.2.3 には v3.11.7 それ以前の BMR LiveCD には v3.9.2 の Fedora Live USB Creator をご使用ください Fedora Live USB Creator のダウンロードとインストールは別途行っておいて下さい Fedora Live USB Creator は下記のサイト等よりダウンロードできます https://fedorahosted.org/releases/l/i/liveusb-creator/ 7.1. VaultDR LiveCD をコピーする USB メモリをホストに装着します (VaultDR LiveCD のイメージは約 530MB ありますので それ以上のサイズの USB メモリをご用意下さい ) 7.2. Fedora Live USB Creator を起動し Browse ボタンを選択します 19
7.3. ISO イメージを選択する画面が表示されるので VaultDR LiveCD の ISO イメージ (VaultDR for NVBU Server/Client 1.1.3 では dnv-1-1-3-0.iso VaultDR for NVBU Server/Client.1.1.6 では vaultdr_for_nvbu_server_v1.1.6.iso VaultDR for NVBU Server/Client 4.2.3 では vaultdr_for_nvbu_server_v4.2.3.iso ) を選択して 開く を押します 7.4. ツール上で正しい ISO イメージが選択されていることを確認し (1) かつ Target Device として USB メモリに割り当てられているドライブレターが表示されていることを確認し (2) Create Live USB ボタンを押します (3) (2) (1) (3) 20
7.5. 進行状況がツール上で確認できます Complete! と表示されたら作成は終了です 7.6. 作成した USB メモリを CD の代わりに使用することが可能となります 下記が USB メモリから VaultDR LiveCD を起動した際のバックアップ画面です USB メモリはバックアップ対象としては指定しません DISK 0 は USB メモリなのでバックアップ対象にはしない 21
重要 : USB メモリを使用する場合は バックアップ時とリストア時の両方で USB を使用するようにして下さい また バックアップ時やリストア時に使用した USB メモリが 1 つの SCSI デバイスとして認識されてしまいます バックアップ時にはそこはバックアップしないようにして下さい ( サイズなどで USB デバイスを判別して下さい ) 重要 : 複数の USB メモリに VaultDR LiveCD をコピーする場合は USB メモリをコピーするたびに Fedora Live USB Creator を起動し直してください これを行わないと USB メモリから起動が出来なくなる場合があります VaultDR Offline/VaultDR Online for Windows で取得したバックアップからリ ストアを行う ローカル型 BMR の LiveCD は VaultDR Offline や VaultDR Online for Windows で取得したバックアップ データからリストアを行うことも可能です バックアップ取得先は リカバリ時に VaultDR LiveCD が正常にアクセスできるところに取得する必要があります ( 例えば Windows が管理するファイルシステム上の VTL などに取得した場合は VaultDR LiveCD からはアクセスできなくなります ) VaultDR Offline で取得したバックアップでも VaultDR Online for Windows で取得したバックアップでもリストアの手順は同一です 下記のイメージは VaultDR Offline の場合を示します 8.1. VaultDR Offline あるいはVaultDR Online for Windowsで通常通りバックアップを行います 8.2. リストアの際は リカバリを行いたいNVBUマシンにバックアップ データが格納されているデバイスを 接続しVaultDR LiveCDを起動します 8.3. 通常の方法でリストアの操作を行います リストア画面でバックアップ データを選択します 22
8.4. バックアップ時とリストア時で 選択したディスクのディスク サイズやディスク ジオメトリ情報等でシステムが認識しているデバイスに差異がある場合は リストア先のディスクを変更する必要があります 差異が無い場合は 手順 8.5 に進みます 下記の例の場合 バックアップ時には Disk0 から OS のバックアップを取得します リストア時には USB メモリが接続されたために Disk0 が USB メモリ Disk1 が内蔵ディスクになります ( バックアップ時のディスクの状態 ) DISK 0 は USB メモリ DISK1 が リストア先のディスク ( リストア時のディスクの状態 ) 23
この場合は リストア先のディスクを Disk1 に変更してリストアを行います 表示されるメニューから Rename を選択します リストア先として Disk1 を指定する場合は 1 を入力します 変更が有効になると 下記画面のように変更されている旨が表示されます 24
8.5. リストア オプション タブの Physical Recovery Options の Restore Name でバックアップを取得したマシンの名前を self に変更します 8.6 ターゲット クライアント タブで NVTMP_SERVER にチェックを入れてジョブを実行します 8.7. 全ての作業が完了したら 画面上部の System -> Shut Down メニューをクリックしてシャットダウンして下さい 25
バックアップとリストア時でディスクの認識順序が異なる場合への対応 (VaultDR for NVBU Server/Client.1.1.6 以降 および VaultOS v5.6.4 以降 ) 9.1 VaultDR for NVBU Server/Client.1.1.6 以降 および VaultOS v5.6.4 以降のバージョンでは バックアップ時にディスク番号に加えて ( ディスク容量 ベンダー名 型番 SCSI Inquiry 0x83 を使用したディスク固有の ID) をバックアップおよびリストア画面から確認することが可能です なお リストア画面に表示される内容は バックアップ取得時点の内容になります リストアを実行しようとする前に 再度バックアップ画面からリストアの対象とするディスク情報を取得し その差異を確認することで 間違ったディスクへのリストアを防ぐことが可能です 例えば バックアップ画面のスクリーンショットの表示例では Disk02 は以下のようになります ディスク サイズ : 1G byte ベンダー名 : DGC 製品名 : RAID 5 SCSI Inquiry 0x83: 60060160-16112000-34A073C1-0A46E011 バックアップ画面 26
リストア画面 9.2 バックアップ時とリストア時で ディスクの認識順序が異なる場合には これらディスク固有の ID を確認し リストア時に適切なディスク番号になるようリネームしてリストアすることが可能です リストア画面のディスク番号上の右クリックのメニューから Rename を選択し Restore Rename ウィンドウで 適切なディスク番号を指定してください 例えば 下記の例では Disk 02 を Disk 06 としてリストアできるよう 6 を入力してリネームしています 9.3 リストア画面には 当該のディスク番号のデータが Rename されたディスク番号にリストアされる旨の表示が行われます 27
NetVault Plug-in ユーザーズ ガイド for ローカル型 BMR (VaultDR) 製品ガイド補足資料 NVSI-090205JP_R9 2012 年 8 月第 9 版第 1 刷発行 発行所 163-0023 東京都新宿区西新宿 6-10-1 日土地西新宿ビル 13F 日本クエスト ソフトウェア株式会社 www.bakbone.co.jp 28