( 委員会の業務 ) 第 4 条委員会は その責務の遂行のために以下の最新資料を病院長から入手する なお あらかじめ 自ら治験を実施する者 委員会及び病院長の合意が得られている場合においては GCP 省令第 26 条の6 第 2 項に関する通知に限り 自ら治験を実施する者から入手することができる ま

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( 書式 4), 治験責任医師の履歴書及び治験実施計画書等の審査の対象となる文書を委員会に提出し, 治験の実施について意見を求めるものとする 2 病院長は, 委員会が治験の実施を承認する決定をし, 又は治験実施計画書, 症例報告書, 説明文書及び同意書並びにその他の手順について何らかの修正を条件に治

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第 1 章目的と適用範囲 ( 目的と適用範囲 ) 第 1 条本手順書は 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ; 平成 9 年厚生省令第 28 号 ( 以下 医薬品 GCP という ) 医療機器の臨床試験の実施の基準に関する省令 ; 平成 17 年厚生労働省令第 36 号 ( 以下 医療機器 G

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目次 医薬品等臨床試験標準業務手順書治験審査委員会 (IRB) 標準業務手順書企業治験 製造販売後臨床試験標準業務手順書医師主導治験標準業務手順書製造販売後調査標準業務手順書治験事務局 CRC 標準業務手順書治験薬 治験機器 治験製品管理標準業務手順書モニタリング 監査標準業務手順書費用 契約標準業

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(6) 企業等から一定額以上の物品を購入し 又は役務の提供を受ける行為 (7) 外部から利益相反の弊害が生ずるかのように見られることが懸念される行為 2 第 4 条に規定する COI 委員会は 教職員等以外の者による前項各号の行為を利益相反マネジメントの対象に加えることができる 第 2 章組織 (

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改正履歴 版番号改訂日改正内容 初版 1991/4/1 NA( 治験薬等臨床試験取扱要綱 ) 第 2.0 版 1994/4/1 第 2.1 版 1997/4/1 細則廃止 第 3.0 版 1998/4/1 第 4.0 版 2000/4/1 名称改正 : 昭和大学病院における臨床試験取扱規程改廃方法変

Transcription:

秋田大学医学部附属病院医師主導治験における治験審査委員会規程 第 1 章医師主導治験審査委員会 ( 目的と適用範囲 ) 第 1 条本規程は 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令( 平成 9 年 3 月 27 日厚生省令第 28 号 )( 以下 GCP 省令 という ) 並びにGCP 省令に関連する通知書等に基づいて 治験の実施に必要な手続きと運営に関する手順を定めるものである 2 本規程は 秋田大学医学部附属病院医師主導治験取扱規程第 7 条の規定により設置した医師主導治験審査委員会 ( 以下 委員会 という ) の運営に関する手順及び記録の保存方法を定めるものである 3 本規程は 医薬品の製造販売承認申請又は承認事項一部変更承認申請 ( 以下 承認申請 という ) の際に提出すべき資料の収集のために行う医師主導治験に対して適用する ( 委員会の責務 ) 第 2 条委員会は 被験者の人権の保護 安全の保持及び福祉の向上を図ること 2 委員会は 社会的に弱い立場にある者を被験者とする可能性のある治験には特に注意を払うこと 3 委員会は 倫理的及び科学的妥当性の観点から治験の実施及び継続等について審査を行うこと ( 委員会の設置及び構成 ) 第 3 条委員会は 病院長が指名する以下の者 5 名以上をもって構成する (1) 診療科長のうちから病院長が指名する者若干名 (2) 薬剤部長 (3) 医学, 歯学又は薬学の専門家以外で病院長が委嘱する者 (4) 附属病院及び治験の実施に係わるその他の施設とは関係を有していない者 (5) その他, 病院長が必要と認める者若干名 2 病院長は 委員の中から委員長を 委員長は委員の中から副委員長を指名する 3 委員の任期は 1 年とし 再任を妨げない ただし 補欠による委員の任期は前任者の残任期間とする 4 委員長が何らかの事由のため職務が行えない場合には 副委員長がその職務を代行する 5 委員に欠員が生じた場合は 病院長は後任の委員を指名する この場合 第 3 項の規定にかかわらず 後任委員の任期は前任委員の残任期間とする 6 病院長は 委員会に出席することはできるが 委員になること並びに審議及び採決に参加することはできない 1

( 委員会の業務 ) 第 4 条委員会は その責務の遂行のために以下の最新資料を病院長から入手する なお あらかじめ 自ら治験を実施する者 委員会及び病院長の合意が得られている場合においては GCP 省令第 26 条の6 第 2 項に関する通知に限り 自ら治験を実施する者から入手することができる また この場合においては GCP 省令第 40 条第 1 項の規定に基づき病院長が委員会等に文書により通知したものとみなす (1) 治験実施計画書 (GCP 省令第 15 条の4 第 4 項の規定により改訂されたものを含む なお 治験実施計画書の分冊等を作成しており 秋田大学医学部附属病院以外の実施医療機関に特有の情報を改訂する場合は除く ) (2) 治験薬概要書 (GCP 省令第 15 条の5 第 2 項の規定により改訂されたものを含む ) (3) 症例報告書の見本 ( 治験実施計画書において 症例報告書に記載すべき事項が十分に読み取れる場合は 当該治験計画書をもって症例報告書の見本に関する事項を含むものとする ) (4) 説明文書 同意文書 ( 説明文書と同意文書は一体化した文書又は一式の文書とする ) (5) モニタリングの実施に関する手順書 (6) 監査に関する計画書及び業務に関する手順書 (7) 治験責任医師の履歴書 (( 医 ) 書式 1)( 必要な場合は治験分担医師の履歴書 ) (8) 治験分担医師となるべき者の氏名を記載した文書 ( 治験分担医師 協力者リスト (( 医 ) 書式 2) での代用可 ) (9) 治験薬の管理に関する事項を記載した文書 (10) GCP 省令の規定により治験責任医師及び医療機関に従事する者が行う通知に関する事項を記載した文書 (11) 治験の費用に関する事項を記載した文書 ( 被験者への支払 ( 支払がある場合 ) に関する資料 ) (12) 被験者の健康被害の補償について説明した文書 (13) 秋田大学医学部附属病院が治験責任医師の求めに応じてGCP 省令第 41 条第 2 項各号に掲げる記録 ( 文書を含む ) を閲覧に供する旨を記載した文書 (14) 秋田大学医学部附属病院がGCP 省令又は治験実施計画書に違反することにより適正な治験に支障を及ぼしたと認める場合 (GCP 省令第 46 条に規定する場合を除く ) には 治験責任医師は治験を中止することができる旨を記載した文書 (15) その他治験が適正かつ円滑に行われることを確保するために必要な事項を記載した文書 (16) 被験者の募集手順 ( 広告等 ) に関する資料 ( 募集する場合 ) (17) 被験者の安全等に係る報告 (18) 治験の現況の概要に関する資料 ( 継続審査等の場合 ) (19) モニタリング報告書及び監査報告書 ( 継続審査等の場合 ) (20) その他委員会が必要と認める資料 ( 企業との連携がある場合 利益相反に関する資料等 ) 2

2 委員会は 以下の事項について調査審議し 記録を作成する (1) 治験を実施することの倫理的 科学的及び医学的 薬学的見地からの妥当性に関する事項 秋田大学医学部附属病院が十分な臨床観察及び試験検査を行うことができ かつ 緊急時に必要な措置を採ることができる等 当該治験を適切に実施できること 治験責任医師が当該治験を実施する上で適格であるか否かをその最新の履歴書等により検討すること なお 委員会が必要と認める場合には 治験分担医師が当該治験を実施する上で適格であるか否かをその最新の履歴書等により検討すること 治験の目的 計画及び実施が妥当なものであること 被験者の同意を得るに際しての説明文書及び同意文書の内容が適切であること 被験者の同意を得る方法が適切であること 被験者への健康被害に対する補償の内容が適切であること 必要と認める場合は 病院長に自ら治験を実施する者が確保する治験費用に関する資料の提出を求め 予定される治験費用が適切であることを確認すること 被験者に対する支払がある場合には その内容 方法が適切であること 被験者の募集手順 ( 広告等 ) がある場合には 募集の方法が適切であること (2) 治験実施中又は終了時に行う調査審議事項 被験者の同意が適切に得られていること 被験者に対する緊急の危険を回避するなど医療上やむを得ない事情のために行った治験実施計画書からの逸脱に関すること 治験実施中に秋田大学医学部附属病院で発生した重篤な有害事象に基づく当該治験の継続の可否 被験者の安全又は当該治験の実施に影響を及ぼす可能性のある重大な情報に基づく当該治験の継続の可否なお 重大な情報には 以下のものが含まれる 1) 当該被験薬又は外国で使用されているものであって当該被験薬と成分が同一性を有すると認められるもの ( 以下 当該被験薬等 という ) の重篤な副作用又は感染症によるものであり かつ 治験薬概要書から予測できないもの 2) 死亡又は死亡につながるおそれのある症例のうち 当該被験薬等の副作用又は感染症によるもの ((1) を除く ) 3) 当該被験薬等の副作用又は感染症によりがんその他の重大な疾病 障害又は死亡が発生するおそれがあることを示す研究報告 4) 当該被験薬等の副作用又は感染症の発生数 発生頻度 発生条件等の発生傾向が著しく変化したことを示す研究報告 5) 当該治験薬等が治験の対象となる疾患に対し効能又は効果を有しないことを示す研究報告 6) 当該治験薬等に係わる製造販売の中止 回収 廃棄その他の保健衛生上の危害の発生又 3

は拡大を防止するための措置の実施 治験の実施状況の概要に基づき 治験が適切に実施されていること ( 治験の期間が1 年を超える場合には少なくとも1 年に1 回以上の頻度で調査審議する ) モニタリング報告書及び監査報告書に基づき モニタリング又は監査が適切に実施されていること 治験の終了 治験の中止又は中断及び当該治験の成績が承認申請書に添付されないこと その他委員会が求める事項 3 委員会は 治験責任医師に対して委員会が治験の実施を承認し これに基づく病院長の指示及び決定が文書で通知され 治験計画届出を提出し 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律で規定された期間が経過するまで被験者を治験に参加させないように求めるものとする ( 委員会の運営 ) 第 5 条委員会は 原則として月 1 回開催する ただし 病院長から緊急に意見を求められた場合には 随時委員会を開催することができる 2 委員会の開催に当たっては あらかじめ委員会事務局から原則として2 週間前に文書で委員長及び各委員に通知するものとする 3 委員会は 以下の要件を満たす会議においてのみ その意思を決定できるものとする (1) 少なくとも 委員の過半数が参加していること (2) 第 3 条第 1 項第 1 号 第 2 号及び第 5 号委員のうち 3 名以上の委員が参加していること (3) 第 3 条第 1 項第 3 号及び第 4 号の委員が少なくとも各 1 名以上参加していること 4 採決に当たっては 審査に参加した委員のみが採決への参加を許されるものとする 5 自ら治験を実施する者又は自ら治験を実施する者と密接な関係のある委員 ( 自ら治験を実施する者の上司又は部下 当該治験薬提供者 その他当該治験薬提供者と密接な関係を有する者等 ) は その関与する治験について情報を提供することは許されるが 当該治験に関する事項の審査及び採決への参加はできないものとする 6 委員長が特に必要と認める場合には 委員以外の特別の分野の専門家を委員会に出席させて意見を聞くことができる 7 採決は出席した委員全員の合意を原則とする 8 意見は以下の各号のいずれかによる (1) 承認する (2) 修正の上で承認する (3) 却下する (4) 既に承認した事項を取り消す ( 治験の中止又は中断を含む ) (5) 保留する 9 病院長は委員会の審査結果について異議ある場合には 理由書を添えて委員会に再審査を請求 4

することができる 10 委員会は 審査及び採決に参加した委員名簿 ( 各委員の職業 資格及び職名を含む ) に関する記録 会議の記録及びその概要を作成し保存するものとする 11 委員会は 審査終了後速やかに病院長に 治験審査結果通知書 (( 医 ) 書式 5) により報告する なお あらかじめ 自ら治験を実施する者 委員会及び実施病院長の合意が得られている場合には GCP 省令第 26 条の6 第 2 項に関する治験を継続して行うことの適否についての意見に限り 委員会は 病院長に加えて自ら治験を実施する者にも同時に文書により意見を述べることができる この場合 GCP 省令第 32 条第 7 項の規定に基づき 委員会の意見を病院長が自ら治験を実施する者に文書により通知したものとみなす 12 委員会は 承認済みの治験について 治験期間内の軽微な変更の場合には 迅速審査を行うことができる 迅速審査の対象か否かの判断は委員長が行う ここでの軽微な変更とは 治験の実施に影響を与えない範囲で 被験者に対する精神的及び身体的侵襲の可能性がなく 被験者への危険を増大させない変更をいう 具体的には 治験の期間が1 年を超えない場合の治験実施期間の延長 実施症例数の追加又は治験分担医師の追加 削除等が該当する 13 迅速審査の委員は 委員長または委員長から指名された1 名以上の委員を持って充てる 採決は構成員の全員の合意を原則とし 第 8 項に従って判定し 第 11 項に従って病院長に報告する 委員長は 次回の委員会で迅速審査の内容と判定を報告する 第 2 章委員会事務局 ( 委員会事務局の業務 ) 第 6 条委員会事務局は 委員長の指示により 以下の業務を行うものとする (1) 委員会の開催準備 (2) 委員会の審査等の記録 ( 審査及び採決に参加した委員の名簿 会議の記録及びその概要を含む ) の作成 (3) 治験審査結果通知書 (( 医 ) 書式 5) の作成及び病院長への提出 (4) 記録の保存 (5) その他委員会に関する業務の円滑化を図るために必要な事務及び支援 第 3 章記録の保存 ( 記録の保存責任者 ) 第 7 条委員会における記録の保存責任者は委員会事務局長とする 2 委員会において保存する文書は以下のものである 5

(1) 当業務規程 (2) 委員名簿 ( 各委員の職業 資格及び所属を含む ) (3) 調査審議された資料等 (4) 委員会の審査等の記録 ( 審査及び採決に参加した委員の名簿 会議の記録及びその概要を含む ) (5) 書簡等の記録 (6) その他必要と認めたもの ( 記録の保存期間 ) 第 8 条病院長は 前条第 2 項の文書を 以下の1) 又は2) の日のうちいずれか遅い日までの期間保存するものとする ただし 自ら治験を実施する者がこれよりも長期間の保存を必要とする場合には 保存期間及び保存方法について自ら治験を実施する者と協議するものとする (1) 当該被験薬に係る製造販売承認日 ( 開発の中止若しくは治験の成績が承認申請書に添付されない旨の通知を受けた場合には開発中止が決定された若しくは申請書に添付されない旨の通知を受けた日から3 年が経過した日 ) (2) 治験の中止又は終了後 3 年が経過した日 第 4 章その他の事項 ( 規則の準用 ) 第 9 条次にあげる臨床試験についてはこの規程を準用するものとする (1) 医療機器の治験 (2) 体外診断用医薬品の治験 (3) 再生医療等製品の治験 2 本条第 1 項第 1 号に規定する医療機器の治験を実施する場合には 第 1 条第 1 項の 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年 3 月 27 日厚生省令第 28 号 ) に替え 医療機器の臨床試験の実施の基準の省令 ( 平成 17 年 3 月 23 日厚生労働省令第 36 号 ) を適用する 3 本条第 1 項第 1 号に規定する医療機器の治験を実施する場合には 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第 275 条に基づき 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第 269 条及び第 270 条の規定を準用する 4 本条第 1 項第 1 号に規定する医療機器の治験に本規程を準用する場合には 治験薬 を 治験機器 に 被験薬 を 被験機器 に 副作用 を 不具合 に適宜 読み替えるものとする 5 前項に規定する再生医療等製品の治験を実施する場合には 第 1 条第 1 項の 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年 3 月 27 日厚生省令第 28 号 ) に替え 再生医療等製品の臨床 6

試験の実施の基準の省令 ( 平成 26 年 7 月 30 日厚生労働省令第 89 号 ) を適用する 6 本条第 1 項第 5 号に規定する再生医療等製品の治験を実施する場合には 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第 275 条の4に基づき 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第 269 条から第 272 条の規定を準用する 7 前項第 5 号に規定する再生医療等製品の治験に本規程を準用する場合には 治験薬 を 再生医療等製品 に 被験薬 を 被験製品 に 副作用 を 不具合 に適宜 読み替えるものとする 附則 1 この規程は 平成 27 年 12 月 1 日から施行する 2 この規程の施行後 最初に委嘱される第 3 条第 1 項の委員の任期は 第 3 条 3 項の規定に関わらず 平成 28 年 3 月 31 日までとする 附則この内規は 平成 30 年 11 月 14 日から施行し 平成 30 年 10 月 1 日から適用する 7