徳島大学 疾患酵素学研究センター プロテオミクスファシリティ 共用利用の手引き
プロテオミクスファシリティの利用 プロテオミクスファシリティの利用は独自の研究利用以外に2 種類の利用方法があります (1) 文部科学省先端研究施設共用促進事業の補助を受けた共用利用 (2) 全国共同利用 共同研究拠点としての徳島大学疾患酵素学研究センターにおける共同研究 共同利用 (1) の共用利用においては 文部科学省 先端研究施設共用促進事業 の補助を受け 産学連携の立場から民間を主体にした幅広い研究者を対象に プロテオミクス メタボロミクス解析技術の習得から 大規模なプロテオーム解析 超高分解能フーリエ変換型質量分析装置を用いたタンパク質の丸ごと解析 翻訳後修飾など高度な利用に至るまで 専門スタッフの協力の下に ユーザーが自ら装置を利用する形態を取っています 文部科学省の補助により 専任のリエゾン 及び技術指導研究員をおくことで 様々なニーズの相談から詳細な技術指導 ノウハウの伝授までを行います 利用する装置により単位時間ごと (1 時間 1 日が利用単位 ) に利用料をお支払い頂きますが 民間ユーザーの場合には2 週間を単位に2 単位までの無償のトライアルユース制度があります こちらの利用形態においては年数回の公募の他 随時利用相談を受け付けています また 得られた成果は公開して頂きますが 成果非占有利用も認められています 詳しくは徳島大学疾患酵素学研究センターのホームページをご覧下さい この手引きでは 共用促進事業における共用利用の公募要領 利用規則等を説明しています 最新の情報は酵素センター プロテオミクスファシリティのホームページに随時掲載されます http://www.ier.tokushima-u.ac.jp/ (2) においては 大学 研究機関のアカデミックの研究者を主な対象にし 共同研究の枠内で受託サンプルをセンターの教職員が解析する形態をとり 年に一度 疾患酵素学研究センターの共同研究として公募を行います
徳島大学疾患酵素学研究センター プロテオミクスファシリティ高性能プロテオミクス メタボロミクス解析設備利用促進事業 共用利用公募要項 徳島大学疾患酵素学研究センターのプロテオミクスファシリティは 文部科学省の 先端研究施設共用促進事業 に採択され その補助金を受けて平成 21 年度から高性能質量分析装置を中核とする様々なプロテオミクス解析設備を 大学 研究機関や民間企業の研究者に開放し 最先端のプロテオミクス メタボロミクス研究に利用して頂くことになりました 使用時間に応じた利用料を支払い 装置を独自に利用して頂く形態をとりますが 共用促進事業により配備された共用促進リエゾンや技術指導研究員による利用相談から 具体的な技術指導までの体制を確立し 利用経験のない方でも安心してご利用頂けます また初心者向けの講習から 装置の利用を通じた高度なノウハウの伝授までを行います 共用利用を以下の要領で公募します 1. 利用できる設備 プロテオミクスファシリティの設備は (1) 超高分解能フーリエ変換型質量分析装置を中核に Q-Tof 型質量分析装置や三連四重極型質量分析装置など様々な測定原理とイオン源を持つ質量分析装置群 (2) 二次元ゲル電気泳動装置や蛍光イメージャー ゲルピッキングロボットなど 大規模なプロテオーム解析のための試料調製装置群 (3) 質量分析装置から得られたデータを用いてタンパク質データベースを検索するための大型検索サーバーやデータベース化のための LIMS サーバーなどのデータ処理装置群よりなります 詳細は疾患酵素学研究センターホームページをご参照下さい 以下に主な設備を示します (1) 質量分析装置 フーリエ変換型質量分析装置( サーモ社製 LTQ-FT) Q-Tof 型質量分析装置 ( ウォーターズ社製 Q-Tof Global) Q-Tof 型質量分析装置 ( ウォーターズ社製 Q-Tof2) 三連四重極型質量分析装置(ABI-Sciex 社製 API4000) 三連四重極型質量分析装置( ウォーターズ社製 Ultima) MALDI-Tof 型質量分析装置 (ABI 社製 VoyagerSTR) ESI-Tof 型質量分析装置 (ABI 社製 Marriner) MALDI-TofTof 型質量分析装置 (ABI 社製 4700) イオントラップ型質量分析装置( サーモ社製 LCQ) など (2) 試料調製 前処理装置
二次元ゲル電気泳動関連装置( 泳動 染色装置など ) 二次元ゲル蛍光イメージャー( パーキンエルマー社製 ) イメージアナリシスソフトウェア ゲルピッキングロボット( ジェノミックソリューションズ社製 ) タンパク質分解ロボット( ジェノミックソリューションズ社製 ) サンプルアプリケーションロボットなど (3) データ処理関連装置 Mascot 検索サーバー (32cpu) SEQUEST 検索サーバー LIMS サーバーなど 2. 課金制度装置に応じて また 成果占有利用 非占有利用に応じて設定された利用料金をお支払い頂きます ( 別表参照 ) 最新情報は当研究センターのホームページをご覧下さい 民間企業ユーザーの場合 文部科学省共用促進事業の補助により トライアルユースとして 別に定める一定期間の間無料でご利用頂けます 3. 応募資格者大学並びに公的研究機関 民間企業に所属する教職員 研究者 4. 研究期間平成 21 年度 : 平成 22 年 2 月 15 日 ( 月 ) から平成 22 年 3 月 31 日 ( 水 ) まで平成 22 年度 : 平成 22 年 4 月 15 日 ( 金 ) から平成 23 年 3 月 31 日 ( 木 ) まで 5. 申請方法 (1) 申請書等の各様式は 当研究センターのホームページからダウンロードしてご使用ください (2) プロテオミクスファシリティの概要等はファシリティ概要パンフレット及び当研究センターのホームページをご覧ください 疾患酵素学研究センター HP: http://www.ier.tokushima-u.ac.jp/ 7. 申請書提出期限平成 21 22 年度に関しては随時受け付けます 8. 申請書提出先 770-8503 徳島市蔵本町 3-18-15 徳島大学 疾患酵素学研究センター疾患プロテオミクス部門共用促進事業担当宛
E-mail: kyoyo@ier.tokushima-u.ac.jp 9. 採択結果共用利用申し込みの採否は 学外の学識経験者を含む課題選定委員会において決定後 申請者へ直接通知します 10. 共用利用報告書の提出研究代表者は 利用終了後 利用成果を提出頂きます なお 報告書の記載方法などについては 後日連絡します
平成年月日 先端研究施設共用促進事業施設利用申込書 徳島大学疾患酵素学研究センター長殿 申請者 ( 代表者 ) 所在地機関 ( 又は会社 ) 名職名 氏名 ( 連絡先 ) TEL FAX E-Mail 印 下記のとおり利用したいので申請します 利用にあたっては 徳島大学疾患酵素学研究センター 先端研究施設共用促進事業 施設利用要領を遵守します 記 1. 研究課題名 2. 研究組織 氏名所属職名 3. 利用を希望する機器名 ( 複数選択可 ) 4. 利用期間及び総利用時間数 フーリエ変換型質量分析装置 LTQ-FT Q-Tof 型質量分析装置 Q-TOF2 Q-Tof 型質量分析装置 Q-TOFGlobal 三連四重極型質量分析装置 API4000 三連四重極型質量分析装置 Ultima MALDI-TOF 型質量分析装置 VoyagerSTR MALDI-TOFTOF 型質量分析装置 4700 ゲルピッキング装置 全自動タンパク質分解装置 データ処理装置 1. 利用希望が1 日未満の場合 平成 年 月 日 時 分から 時 分まで ( 時間 ) 2. 利用希望が1 日以上の場合 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 ( 日間 ) 総利用時間数 時間 内訳
5. 利用目的 6. 実施方法及び期待できる成果等 7. 必要とする消耗品 試薬等 8. 利用区分 一般利用 公共等利用 トライアルユース 9. 情報の開示に関する考え方 1. 研究成果を本事業で公開 非公開 2. 公開可の方で 条件付きの公開を希望される方は 条件を記載して下さい 10. 知的財産創出の場合の対応について
作成上の留意事項 1. 2. 研究組織 について施設利用者は必ず研究組織に記載すること 2. 4. 利用期間及び総利用時間数 について (1) 学内利用と共有する場合があることから 利用期間及び時間は設備担当者と調整後 決定する (2) 利用希望期間が 1 日以上の場合 利用日別時間数の内訳を必要に応じ別様に記載する 3. 5. 利用目的 6. 実施方法及び期待できる成果等 について平易な文章で記載すること また 6. 実施方法及び期待できる成果等 は 実施方法等を簡潔に記載すること 4. 5. 研究期間 について当該事業年度中の研究事業予定期間を記入すること 5. 7. 必要とする消耗品 試薬等 について設備利用に伴う消耗品等の経費は本学が負担します 6. 8. 利用区分 について各利用区分は以下のとおり 一般利用 主に企業を対象とし 利用情報 成果が秘匿可能な利用区分 ( 成果占有利用 ) 公共等利用 大学 公的研究機関を対象とし 利用情報は開示が前提となる利用区分 ただし 利用情報 成果を秘匿とする場合は 一般利用とする トライアルユース 産業界の利用ニーズの掘り起こしを目的とし 初めて利用する企業等を対象に 利用料金を原則 2 利用単位 (1 利用単位は 2 週間 ) 免除する利用区分 ( 利用情報 成果の開示が条件 ) 7. 9. 情報の開示に関する考え方 について研究者は この事業で得られた研究成果を公開あるいは非公開にする旨を記載する ただし トライアルユースの研究は原則公開です 一定期間非公開としその後に公開するなどの条件付き公開を希望する場合は その旨を記入すること 成果非占有利用と成果占有利用では使用料が異なることにご注意下さい 8. 10. 知的財産権の取り扱い について発明等の知的財産が創出された場合はその持ち分について徳島大学と協議して定めることとしており これらについての考え方を記載すること
徳島大学疾患酵素学研究センター 先端研究施設共用促進事業 施設利用要領 ( 目的 ) 第 1 条この要領は, 徳島大学疾患酵素学研究センター規則第 2 条に規定する目的を達成するため, 先端研究施設共用促進事業 ( 以下 本事業 という ) により徳島大学疾患酵素学研究センター ( 以下 センター という ) が保有し, 共用に供する施設及び設備 ( 以下 共用施設 という ) の利用に関し必要な事項を定めるものとする ( 利用対象者 ) 第 2 条利用者は, 次のいずれかに該当する者とする (1) 徳島大学 ( 以下 本学 という ) 以外の研究教育機関又は企業等に所属し, プロテオミクスに関連した研究を行う研究者 (2) 本学所属の教職員 (3) その他センター長が特に認めた者 ( 利用申込 ) 第 3 条利用者は, 共用施設を利用するに当たり, センターの定める申込書に必要事項を記載し, 申し込むものとする ( 利用承認 ) 第 4 条センターは, 前条の申込書を受理後, 課題選定委員会 ( 仮称 ) で可否について審議し, その結果を利用者に通知するものとする ( 共用施設以外の利用 ) 第 5 条利用者は, 共用施設の利用に伴い, 共用施設以外の本学の所有する施設等を利用する場合は, 本学の承諾を得た上で行うものとする ( 利用料 ) 第 6 条利用者は, 原則として別表に定める利用料を納付しなければならない 2 前項に定める利用料の納付は, 本学が指定する日までに納付するものとする ( 原状回復 ) 第 7 条利用者は, 共用施設の利用に伴い, 施設等の一部を変更して利用しようとするときは, あらかじめセンターの承諾を得るものとし, この場合の費用は, 利用者の負担とする 2 利用者は, 利用課題が終了したときは, 速やかに施設等を利用者の負担により原状に回復した上, センターの点検を受けるものとする ( 利用報告書 ) 第 8 条利用者は, 利用課題を終了又は第 19 条に規定する利用課題を中止した日の翌日から 6 0 日以内にセンターの指定する様式により利用報告書を提出しなければならない 2 センターは, 前項により提出された利用報告書を原則公表することができる ただし, 利用者が特許取得などの理由により公開の延期を希望し, センターの承認を得られた場合には, 公開を最大 2 年間延期することができる ( 知的財産権の帰属等 ) 第 9 条共用施設の利用によって利用者が発明等を生じた場合, 得られた知的財産権は, 原則として利用者に帰属するものとする ただし, 特許出願等を行う場合は, 事前に本学に通知するものとする 2 本学及び利用者が, 共用施設利用の結果, 共同して発明等を行ったときは, 当該発明等に係る知的財産権 ( 以下 共有に係る知的財産権 という ) は本学及び利用者の共有とし, 当該
発明等に係る出願等を行おうとするときは, 当該知的財産権に係る本学及び利用者の持分等を定めた共同出願等に関する契約を別途締結するものとする 3 本学及び利用者の所属長は, 当該知的財産権を受ける権利を当該発明を行った者から承継できるよう必要な措置をとらなければならない ( 成果の利用等 ) 第 10 条利用者は, 本事業により得られた成果等を公開するときは, 徳島大学疾患酵素学研究センター 先端研究施設共用促進事業 によるものであることを明記しなければならない 2 利用者は, 本事業により得られた成果等が, 特許出願, 特許取得及び事業化等につながった場合には, 各段階において本学に報告するものとする ( 知的財産権の実施 ) 第 11 条本学及び利用者は, 共有に係る知的財産権を第三者, 利用者又は利用者の指定する者に実施させる場合は, 必要な事項を定めた実施契約を当該者と別途締結するものとする ( 第三者に対する実施の許諾 ) 第 12 条本学及び利用者は, 共有に係る知的財産権について, 相手方の同意を得て第三者にその実施を許諾することができる ( 知的財産権の管理 ) 第 13 条本学及び利用者は, 共用施設利用の結果生じた自己が単独で所有する知的財産権の管理に要する費用 ( 弁理士費用, 出願料, 維持費等 ) は, 知的財産権を所有する各自において負担するものとする 2 本学及び利用者は, 共用施設利用の結果生じた知的財産権を共有する場合には, その知的財産権の管理に要する費用 ( 弁理士費用, 出願料, 維持費等 ) については, 協議の上決定する ( 秘密保持 ) 第 14 条センター及び利用者は, 共用施設利用によって知り得た一切の情報を秘密として扱い, 相手方の書面による事前の同意なしに, それらを第三者に開示してはならない ただし, それらの情報が次の各号のいずれかに該当する場合は, この限りでない (1) 既に公知の情報であるもの (2) 第三者から秘密情報義務を負うことなく正当に入手した情報であるもの (3) 相手方から当該情報を入手した時点で, 既に保有した情報であるもの (4) 相手方から知り得た情報によらない独自に創出又は発見したことが書面により立証できるもの ( 共用施設等の運転停止 ) 第 15 条センターは, 共用施設等が事故等により運転の継続が困難となったときは, 利用者に対して速やかにその旨を通知するものとする 2 センターは, 前項の運転停止に伴い発生する利用者の損害について, 免責されるものとする ( 損害賠償 ) 第 16 条利用者は, 共用施設の利用において, 本学に損害を与えたときは, 直ちにその旨を本学に報告するとともに, 損害賠償額を本学に支払わなければならない ( 事故の免責 ) 第 17 条センターは, 利用者の共用施設の利用において, 利用者の故意又は過失により発生した事故による補償を行わないものとする ( 規定の遵守等 ) 第 18 条利用者は, 共用施設の利用に当たっては, 本学及びセンターの定める諸規定を遵守す
るとともにセンターの指示に従わなければならない ( 利用課題の変更又は中止 ) 第 19 条利用者は, センターとの事前協議の上, 利用課題を変更できるものとする 2 センターは, 利用者の共用施設の利用に当たり, この要領に定める遵守義務に違反するおそれがあるとき, 又は違反したときは, 利用者の利用課題を中止させることができ, この場合は, センターの要した経費を利用者に請求することができる ( 疑義等の解決 ) 第 20 条この要領及び利用者の利用課題の履行についての疑義, 又はこの要領に定めのない事項は, その都度協議の上, 定めるものとする 附則この要領は, 平成 21 年 10 月 1 日から施行する
別表 徳島大学疾患酵素学研究センター共用施設利用料 ( 成果非占有利用 ) 平成 21 年 10 月 1 日 機器名形式単価 フーリエ変換型質量分析装置 Q-Tof 型質量分析装置 Q-Tof 型質量分析装置 三連四重極型質量分析装置 三連四重極型質量分析装置 MALDI-TOF 型質量分析装置 サーモ製 LTQ-FT ウォーターズ社製 Q-TOF2 ウォーターズ社製 Q-TOFGlobal ABI 社製 API4000 ウォーターズ社製 Ultima ABI 社製 VoyagerSTR MALDI-TOFTOF 型質量分析装置 ABI 社製 4700 ゲルピッキング装置 Genomic Solutions 社製 29,050 円 / 日 1,250 円 / 時間 8,400 円 / 日 400 円 / 時間 8,400 円 / 日 400 円 / 時間 12,300 円 / 日 550 円 / 時間 8,900 円 / 日 400 円 / 時間 3,400 円 / 日 150 円 / 時間 20,200 円 / 日 850 円 / 時間 900 円 / 日 50 円 / 時間 全自動タンパク質分解装置 Genomic Solutions 社製 16,250 円 / 回 データ処理装置 32cpu Mascot 検索エンジン 1,700 円 / 回
別表 徳島大学疾患酵素学研究センター共用施設利用料 ( 成果占有利用 ) 平成 21 年 10 月 1 日 機器名形式単価 フーリエ変換型質量分析装置 Q-Tof 型質量分析装置 Q-Tof 型質量分析装置 三連四重極型質量分析装置 三連四重極型質量分析装置 MALDI-TOF 型質量分析装置 サーモ製 LTQ-FT ウォーターズ社製 Q-TOF2 ウォーターズ社製 Q-TOFGlobal ABI 社製 API4000 ウォーターズ社製 Ultima ABI 社製 VoyagerSTR MALDI-TOFTOF 型質量分析装置 ABI 社製 4700 ゲルピッキング装置 Genomic Solutions 社製 58,100 円 / 日 2,500 円 / 時間 16,800 円 / 日 800 円 / 時間 16,800 円 / 日 800 円 / 時間 24,600 円 / 日 1,100 円 / 時間 17,800 円 / 日 800 円 / 時間 6,800 円 / 日 300 円 / 時間 40,400 円 / 日 1,700 円 / 時間 1,800 円 / 日 100 円 / 時間 全自動タンパク質分解装置 Genomic Solutions 社製 32,500 円 / 回 データ処理装置 32cpu Mascot 検索エンジン 3,400 円 / 回