目 次 1. 適用範囲 引用文書 定義 異議申立て 苦情 のマネジメントシステム第三者認証の利用者 異議申立て及び苦情の取扱い 取扱い窓口 受領

Similar documents
文書管理番号

マネジメントシステム認証規則 目次 1 章総則 1.1 一般 2 章マネジメントシステムの登録 2.1 一般 2.2 登録簿 2.3 登録証書 2.4 登録マークの使用及び認証の引用 2.5 登録維持 2.6 登録継続 2.7 登録の拒否 消除 一時停止 一時停止後の復帰 並びに範囲の拡大及び縮小

目 次 目次は制定時に全面的に見直すページ 1. 適用範囲 6 2. 関係文書 (Related documents) 引用文書 (Normative documents) 認定の一般基準 認定の固有基準及び指針 認定の規則 関連文書 (R

個人情報保護規定

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

目次 1. 一般 目的 適用範囲 参照文書 用語及び定義 内部監査 一般 内部監査における観点 内部監査の機会 監査室

3 参照基準次に掲げる基準は この基準に引用される限りにおいて この基準の一部となる - プライバシーマーク付与適格性審査実施規程 - プライバシーマーク制度における欠格事項及び判断基準 (JIPDEC) 4 一般要求事項 4.1 組織 審査業務の独立性審査機関は 役員の構成又は審査業務

プライバシーマーク付与適格性審査業務 基本規程

Basic Agreement for Marketing Certification Service under PMD Act / 医薬品医療機器法製造販売認証サービス基本合意書

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

目次序文 適用範囲 引用文書 用語と定義 一般要求事項 法的及び契約上の事項 法的責任 認証の合意 ライセンス, 認証書及び適合マークの使用... 5

研究活動における不正行為への対応等に関する規程 ( 目的 ) 第 1 条 本規程は小池化学株式会社 ( 以下 当社 という ) における研究活動での不正行為を防止 すると共に 不正行為が行われ 又はそのおそれがある場合の取扱いに関し 必要な事項を 定める ( 定義 ) 第 2 条本規程において 不正

内部監査業務指示書

<4D F736F F D2093C192E895578F8089BB8B408AD A8EC08E7B977697CC FC90B394C5816A2E646F6378>

ISMS認証機関認定基準及び指針

一般財団法人短期大学基準協会認証評価実施規程 [ 平成 17 年 4 月 14 日制定 ] [ 平成 20 年 3 月 19 日改正 ] [ 平成 23 年 5 月 26 日改正 ] [ 平成 24 年 3 月 15 日改正 ] [ 平成 27 年 5 月 21 日改正 ] [ 平成 29 年 2

目次 0. 序文 適用範囲 引用文書 用語と定義 一般要求事項 法的及び契約上の事項 法的責任 認証の合意 ライセンス, 認証書及び適合マークの使用.

MS01D

IAF ID 2:2011 Issue 1 International Accreditation Forum Inc. 国際認定機関フォーラム (IAF) IAF Informative Document ISO/IEC 17021:2006 から ISO/IEC 17021:2011 への マネ

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

<4D F736F F D F B837D815B834E E934B8A6990AB90528DB88EE891B18B4B92F691E63594C52E646F63>

IAF ID X:2014 International Accreditation Forum, Inc. 国際認定機関フォーラム (IAF) IAF Informative Document IAF Informative Document for the Transition of Food S

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

この 細則 は マネジメントシステム認証規則 に定められた規定に基づいて 審査及び登録を実行する際の細部の取扱いについて指針を与えるものである 細則 に示された指針と同等と認められる取扱いについては 弾力的な運用を図るものとする 各文頭の番号は 規則の章 節 条の各番号に合わせて比較照合の便を図って

プライバシーマーク付与適格性審査に関する約款

個人情報の取り扱いに関する規程

2 センターは 前項の届出を受理したときは 当該利用者の設定を解除するものとする ( 設定票等の再発行 ) 第 7 条利用者は センターが交付した Web-EDI 機能利用情報の書類の再交付を申請するときは 様式 WE-04 号 Web-EDI 機能利用証等再交付申込書 に必要事項を記載して センタ

個人情報管理規程

JIS Q 27001:2014への移行に関する説明会 資料1

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

認証フローチャート お申込み 契約締結 申込み 審査前準備 事前調査 第一段階審査 ( 文書 ) 第一段階審査 ( 現地 ) 初回審査 第二段階審査 ( 現地 ) レビュー 承認 認証の決定 登録 審査結果レビュー 登録 年次審査 (1 年目 ) 年次審査 (2 年目 ) 登録の維持 継続 更新審査

個人情報保護規程

IATF16949への移行審査

CSAJ審査機関関連規程

Microsoft Word - 規則11.2版_FSSC22000Ver.4特例.doc

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

財団法人日本体育協会個人情報保護規程

2004

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

<4D F736F F D208B8F91EE89EE8CEC93998C5F96F18F912E646F63>

Microsoft Word - 苦情処理・紛争解決のための基本方針及び社内規程.docx

14個人情報の取扱いに関する規程

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

個人情報の保護に関する規程(案)

特定個人情報の取扱いの対応について

( 審査の申請 ) 第 5 条甲は プライバシーマーク付与適格性審査の実施基準 に基づき 付与適格性審査を申請した者 ( 以下 乙 という ) の審査を行う 乙は 甲が定めるところにより 付与適格性審査にかかわる申請書及び申請書類 ( 以下 申請書等 という ) を甲に提出しなければならない 2 乙

点で 本規約の内容とおりに成立するものとします 3. 当社は OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用申込みがあった場合でも 任意の判断により OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用をお断りする場合があります この場合 申込者と当社の間に利用契約は成立し

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

( 委員以外の者の出席 ) 第 5 条委員長は 必要に応じ当該研究に必要な知見及び専門知識を持つ教員 産業医または看護師等を委員会の同意を得て出席させ 意見を聴くことができる ただし 上記の者の出席が困難な場合は 委員長又は委員長が指名した者が口頭等で意見を聴取し 委員会で報告することができる (

ISO19011の概要について

PMK520合併・分社等に伴うプライバシーマーク付与の地位の継続に関する手順

( 情報システム管理者 ) 第 4 条情報システム管理者は システム規程に基づき 電子メールの適正な管理及び運営に努めなければならない 2. 利用者のアカウントを適切に管理士しなければならない 3. 定期的に利用者に対し 電子メールの適切な運用管理と禁止事項について 教育指導を行うものとする ( メ

上場会社監査事務所登録制度に係る規定要綱案

管理区分 非管理版 文書番号 PMS-007 制定年月日 改訂年月日 改訂番号 1 購入希望の場合は P マークの取得及び更新に必須となる文書のサンプルです ページ最後の購入方法をご確認ください 修正可能なワードファイルで提供して

2 当事者の主張 (1) 申立人の主張の要旨 申立人は 請求を基礎づける理由として 以下のとおり主張した 1 処分の根拠等申立人は次のとおりお願い書ないし提案書を提出し 又は口頭での告発を行った ア.2018 年 3 月 23 日に被申立人資格審査担当副会長及び資格審査委員長あてに 会長の経歴詐称等

特定個人情報の取扱いの対応について

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73>

4 予備調査委員会は必要に応じて 予備調査の対象者に対して関係資料その他予備調査を実施する上で必要な書類等の提出を求め又は関係者のヒアリングを行うことができる 5 予備調査委員会は 告発の受付から 30 日以内に その調査結果を研究倫理委員会に報告する 6 研究倫理委員会は その調査結果を最高管理責

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

ISO/TC176/SC2/N1291 品質マネジメントシステム規格国内委員会参考訳 ISO 9001:2015 実施の手引 目次 1.0 序文 2.0 ISO 9001:2015 改訂プロセスの背景 3.0 ユーザグループ 4.0 実施の手引 4.1 一般的な手引 4.2 ユーザグループのための具

日商協規程集

<8B4B92F681458CC2906C8FEE95F195DB8CEC2E786C7378>

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

個人情報保護に関する規定 ( 規定第 98 号 ) 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条学校法人トヨタ学園および豊田工業大学 ( 以下, 総称して本学という ) は, 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号, 以下, 法律という ) に定める個人情報取り扱い事業者 (

PMK220プライバシーマーク付与適格性審査の実施基準

報主体の権利利益及びプライバシーの侵害の防止に関し 必要な措置を講じるよう勤める 2 本センターの職員等は 業務上知り得た個人情報を漏えいし または不当な目的に使用してはならない 第 2 章 管理体制及び責任 ( 管理体制 ) 第 6 条本センターは 個人情報の適切な管理を効果的に実施するため 役割

処分に関する規則(案)

<4D F736F F D D332D318DC58F8982CC96F088F581698DB782B591D682A6816A2E646F63>

ISO9001:2015内部監査チェックリスト

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

<4D F736F F D E B4B92F62895CA8E A2E646F6378>

<4D F736F F D20966B8A4393B BA68B6389EF89EF88F58B4B96F FC816A2E646F6378>

手続には 主たる債務者と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか 手続には 保証人と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか A. 利害関係のない中立かつ公正な第三者 とは 中小企業再生支援協議会 事業再生 ADRにおける手続実施者 特定調停における調停委員会

治験審査委員会手順書 平成 27 年 10 月 1 日 医療法人新光会

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

など 国の行政機関の法令遵守の確保につながるものである また 内部の職員等からの通報を積極的に活用したリスク管理等を通じて 国の行政機関が適切に行政事務を遂行していくことは 公務に対する国民の信頼の確保並びに国民生活の安定及び社会経済の健全な発展にも資するものである 本ガイドラインは 以上の意義を踏

○公立大学法人尾道市立大学教員人事規程

1 HOTLINE 情報処理機関 1)HOTLINE 情報処理機関は 本学会の医療安全委員会 (MSC) とする 2)MSCは 必要に応じて 但しあらかじめ理事会の承認を得た機関あるいは個人に対して 該情報の処理を委託できる 3)MSCは 処理情報を学会ホームページや学術集会を通じて本学会の会員に

12_モニタリングの実施に関する手順書 

Webエムアイカード会員規約

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

標準業務手順 目次

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

Ⅰ. 規程の例 ここでは 職務発明に係る権利の承継等及びその対価について定める 規程 ( 一般的には 職務発明取扱規程 職務発明報償規程 等と呼ばれています ) において規定されていることが多い事項や規定されることが想定される事項について 参考としていただけるよう必要最小限の範囲で具体的な条項を例示

<4D F736F F D208EA18CB182C98AD682B782E995578F808BC696B18EE88F878F E38E748EE593B1816A E7B8D732E646F637

<4F F824F B4B8A B818E968D802E786C73>

株式取扱規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条当会社の株式および新株予約権に関する取扱い ( 株主の権利行使に際しての手続等を含む ) および手数料については 定款第 10 条の規定に基づき 本規程の定めるところによるほか 振替機関である株式会社証券保管振替機構 ( 以下 機構 という )

教員等の懲戒処分に係る審査に関する規程 ( 平成 21 年 9 月 16 日 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 教育公務員特例法 ( 昭和 24 年 1 月 12 日法律第 1 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づき 沖縄県立看護大学教授会 ( 以下 教授会 という )

ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務

Microsoft Word - Webyuupuri_kiyaku.rtf

情報信託機能の認定に係る指針 ver1.0 に基づく データ倫理審査会 ( 仮 ) ( 以下 データ倫理審査会 という ) に相当するものを記載 に説明を行い 助言を受けること (4) 注 : 受任者が委任者に対し第三者提供に係る条件等を個別に指定できる機能を提供する場合には その旨を記載 第 条

Microsoft Word - 個人情報管理規程(案)_(株)ふるさと創生研究開発機構(2016年1月27日施行).doc

Microsoft Word - アンチ・ドーピング規程(クリーン).docx

< F2D5F95E28F958E9197BF2E6A7464>

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料

CPD申請案内171208

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

【PDF】MyJCB利用者規定(セブン銀行用)

<93648EA593498B4C985E82C98AD682B782E E838A F E315F C668DDA95AA292E786C7378>

Transcription:

MS03 マネジメントシステム認証 異議申立て及び苦情対応規程 2015 年 7 月 1 日 Ver.6.0 一般財団法人建材試験センター ISO 審査本部 1 / 8

目 次 1. 適用範囲... 3 2. 引用文書... 3 3. 定義... 3 3.1 異議申立て... 3 3.2 苦情... 3 3.3 のマネジメントシステム第三者認証の利用者... 3 4. 異議申立て及び苦情の取扱い... 4 4.1 取扱い窓口... 4 4.2 受領... 4 4.3 申立ての受理... 4 4.4 受領した異議申立ての公開... 5 4.5 係争に至った場合の取扱い... 5 5. 受理した異議申立ての審理... 5 5.1 異議審理パネルの設置... 5 5.2 異議審理パネルによる審理... 6 6. 受理した苦情への対応と判定... 6 6.1 登録組織マネジメントシステムの適合性に対する苦情... 6 6.2 当該組織の対応... 6 6.3 の審議... 7 6.4 苦情審議の結果... 7 6.5 の認証業務に対する苦情... 7 7. 結果に対する不服の申立て... 7 7.1 不服の取り扱い... 7 7.2 不服への対処... 7 8. 異議申立て及び苦情対応の記録... 7 2 / 8

MS03 マネジメントシステム認証異議申立て及び苦情対応規程 1. 適用範囲この規程は 一般財団法人建材試験センター ISO 審査本部 ( 以下 という) が実施するマネジメントシステム認証業務に関する異議申立て (3.1 項参照 ) 及び苦情 (3.2 項参照 ) への対応に適用する 認証業務に関する責任は ISO/JIS Q 17021-1 に基づいたものとする 2. 引用文書 ISO/JISQ 17021-1 適合性評価 マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対す る要求事項 3. 定義 3.1 異議申立て に認証を依頼した申請組織及び登録組織 ( 以下 組織 という ) が の認証の決定に対して 不利をこうむると受け止めた場合に その決定を再考 慮するよう に文書で要請すること 備考 2.1 不利な決定の例は次の通り 認証の申請の却下 審査を実施する段階にないとの決定 審査チームの不適合を含む審査結果 認証範囲の縮小などの変更 認証を付与しない 一時停止又は取消しに関する決定その他 認証の取得を阻む行為 3.2 苦情 のマネジメントシステム第三者認証の利用者 (3.3 項参照 ) が に対して 異議申立て以外の の認証業務に関する不満を文書で表明すること 3.3 のマネジメントシステム第三者認証の利用者第三者認証の利用者とは 次とおりとする の登録組織 の登録組織の活動の利用者 3 / 8

4. 異議申立て及び苦情の取扱い 4.1 取扱い窓口 4.1.1 とマネジメントシステム認証に係る契約を締結している組織は マネジメ ントシステム認証実施規程 ( 以下 実施規程 という )17. に基づき 異議申立書 ( 様式 MS01-24) に所定事項を記載した文書を 上級経営管理者に提出することで に異議の申立てを行うことができる 4.1.2 申請 登録組織において 異議の申立てをする者 ( 以下 異議申立て者 という ) は 原則として当該組織の経営責任者又は管理責任者とする 4.1.3 の登録組織の活動の利用者 (3.3 項参照 ) は 以下の事項を記載した文書 ( 様式は問わず 電子データを含む ) を 上級経営管理者に提出することで 苦 情の申立てを行うことが出来る 備考 4.1 苦情の申立てにおける必要な記載事項 苦情申立て者の氏名 ( 所属 ) 連絡先 苦情対象先 発生場所 具体的な内容 4.1.4 本規程による異議申立て及び苦情の取り扱いの窓口は 管理課とする 異 議申立て者 若しくは苦情の申立て者 ( 以下 申立て者 という ) は 事由の発生を知 り得た日の翌日から 30 営業日 ( 土曜 日曜 祝日を除く 期間内の郵送消印付は有効 以 下同じ ) 以内に 異議申立書 ( 様式 MS01-24) 若しくは 苦情の申立てに関する文書を 管理課長経由で 上級経営管理者に提出しなければならない な お 文書の提出は いかなる方法 ( 郵送 FAX E-mail 等 ) を用いてもかまわない 4.2 受領 4.2.1 管理課は 本規程に基づいた異議申立て若しくは 苦情があった場合 システム管理責任者 ( 苦情管理責任者 ) に報告する また 文書の受領確認日から原則として 15 営業日以内に 申立て者に対して 文書を受け取ったことの確認として 受領 を文書で通知する 匿名での申立てに対しては 原則 本規程の対象外とする ただし 内部告発等 システム管理責任者 ( 苦情管理責任者 ) が申立て内容から判断し 苦情に準じて取り扱う場合もある 4.2.2 システム管理責任者 ( 苦情管理責任者 ) は 異議申立て又は苦情の内容について初期調査を行い 事実関係を確認する 初期調査は 異議申立てについては その内容が の認証活動内であるかの観点で行い 必要に応じて申立者に対して追加の情報提供を文書で依頼する 4.3 申立ての受理 システム管理責任者 ( 苦情管理責任者 ) は 申立て内容及び初期調査の結果を 基に 受理の可否の審議を 部課長会議 へ提出する 部課長会議 での結果を受けて 4 / 8

システム管理責任者 ( 苦情管理責任者 ) は 受領 通知文書の発行日から原則として 45 営業日以内に 申立て者に対して 受理 したことを 若しくは 苦情の申立て内容が の認証の範囲外であれば 不受理 としたことを通知する また 可能な場合には 進捗状況の報告を通知する 4.4 受領した異議申立ての公開異議申立者は 異議申立てにあたり が 受理 した異議申立ての概要 及びその判定の結果 ( 決定された認証の扱い及びその理由 ) の概要を ウェブサイト上において公表することに関して同意する は 公開 した異議申立てに対する認証の見直しに基づく異議申立ての公開については 異議審理パネルでその必要性を考慮して決定する 4.5 係争に至った場合の取扱い異議申立て及び苦情に係る事案が 既に裁判中又は調停中で 裁判又は調停での争点と当該申立てに係る事案の争点の主要部が一致している場合には 原則として 裁判又は調停での結論が確定する ( 当該申立てに係る事案に関係する事実の認定が これら裁判又は調停において確定する ) までの間 該当する申立ての 受領 を保留とする また 受理 した後に申立てに係る事案が裁判又は調停に付され 裁判又は調停に付された場合は 該当する申立ての審理を中断する なお これらの保留 中断については マネジメントシステム認証評議会 ( 公平性委員会 ) ( 以下 MS 評議会 という ) へ報告する 5. 受理した異議申立ての審理 5.1 異議審理パネルの設置 5.1.1 は 異議申立てを受理した場合 異議審理パネルの設置を MS 評議会に依頼する MS 評議会は 異議審理パネル委員として MS 評議会委員から3 名 ( 主査 1 名 委員 2 名 但し 当該システムの判定委員を除く ) を選任する さらに 該当する審理に係る専門性を担保するために MS 評議会委員から選任された3 名の委員と が協議して 関係する見識を持つ者を の内外から1 名選任する 異議審理パネル委員 ( 合計 4 名 ) には 異議を申立てた組織に利害関係がある者や当該組織の審査及びその判定に関与した者は選任しない 5.1.2 異議申立ての受理から原則として 30 営業日以内に 異議審理パネル委員の氏名 所属等を異議申立者に書面で通知する 異議申立者は 正当な理由があれば 通知日から 10 営業日以内に個々のパネル委員の忌避を書面で に示すことができる 期日までに忌避がなければパネル委員は確定する 忌避の正当な理由が確認できれば 該当パネル委員を前述した手順により新たに選任す 5 / 8

る 5.2 異議審理パネルによる審理 5.2.1 異議審理パネルは 委員の確定後 30 営業日以内に審理を開始する は 審理の開始に伴い 審理開始日を異議申立者に文書で通知する 審理には異議申立てに係る客観的な事実関係等の調査を含む 異議審理パネルは 原則として審理開始後 6ヶ月以内に認証の決定に関する再考慮の結論を出す 5.2.2 異議審理パネルは 必要があれば異議申立て者と 該当する認証の決定に関与した審査部 審査チーム 及びマネジメントシステム認証判定委員会 ( 以下 MS 判定委員会 という ) の双方に 審理の過程で意見を求める事が出来る 5.2.3 異議審理パネルは 必要な全ての審理を終了したと異議審理パネル委員の全員が認める状態になったことを確認した後に 申立てられた異議に対する判定を行う この判定は 異議審理パネル委員全員の多数決によるものとする 異なる意見があった場合には それを全て判定結果に併記する 異議に対する判定結果の記録には 異議審理パネル委員全員が署名する 5.2.4 システム管理責任者 ( 苦情管理責任者 ) は 異議申立てに対する異議審理パネルの判定結果 ( 意見の併記を含む ) を 該当する認証の決定に関与した審査部 審査チーム及び判定委員会に通知する 上級経営管理者は MS 評議会に対して 異議審理パネルの判定結果を報告する 5.2.5 上級経営管理者は 5.2.4 項で規定する異議審理パネルの判定結果を 理由を付して異議申立者及び異議の被申立者の双方に文書で通知するとともに この判定結果 ( 理由を含む ) の概要を のウェブサイトを通じて公表し 当該異議申立てを完了する 6. 受理した苦情への対応と判定 6.1 登録組織マネジメントシステムの適合性に対する苦情受理した苦情が組織のマネジメントシステムの適合性に係わる場合 又は 認証の決定を見直すことを求め 上級経営管理者が 当該組織の認証の決定を再考慮する必要を認める場合には 対象組織に対して 事実関係の確認並びにその事実関係に係る認証基準への適合性の観点からの見解を求める調査を審査部等に指示する 組織への調査依頼に際しては 契機となった苦情と同様なものがあるかどうかの確認を含める 6.2 当該組織の対応 からの調査依頼の要請を受けた当該組織は 認証基準への適合性に関して自 ら調査等を実施し 組織として確認した事実関係とそれに基づく適合性の実証に関する見解等 6 / 8

を 調査依頼文書にて指定された期日 ( 標準的な調査依頼においては その内容に応じて 2 週 間から 3 週間 ) までに回答を行う 6.3 の審議 は 苦情の表明で得られた情報及び調査依頼の回答により得られた情報から フォローアップ審査を行うか 又は定期的な審査 ( 定期サーベイランス審査及び再認証審査 ) において確認するかを 部課長会議 で決定し 判定委員会に報告する 審査部は 審査の計画に資する情報を指示書とともに 当該審査を担当する審査チームリーダーに提供する 6.4 苦情審議の結果苦情に対する確認結果を審査チームリーダー又は審査部は MS 判定委員会に報告して 認証の維持の可否について承認を得る MS 判定委員会の結果を受け 上級経営管理者が該当する苦情の表明者に登録の維持における の対応を申立て者に文書で通知する この結果を公開する場合は 公開の範囲を申立て者及び当該組織とともに決定する 6.5 の認証業務に対する苦情 上級経営管理者が 認証業務のプロセスに対して見直しが必要であると判断した場合は 担当する部署 または苦情管理責任者に対して 是正処置を実施させる JTCCM MS の認証業務に対する苦情及び是正処置の結果は 部課長会議に報告する 7. 結果に対する不服の申立て 7.1 不服の取り扱い申立て者は の異議申立て 若しくは苦情の対応に対し 不服がある場合は 新たな事実関係を記した文書を添えて にその旨を申立てることができる 7.2 不服への対処 この場合の不服の取扱いは 前項までの適応する事項に準じて対応する 8. 異議申立て及び苦情対応の記録 異議申立て及び苦情対応の記録は でその受領日から 10 年間保管する 附則この規程は 2003 年 10 月 1 日から適用 ISO 審査本部の組織改正に伴う全面見直しによる 附則この改正は 2004 年 11 月 1 日から適用 7 / 8

JTCCM を とし JTCCM 内業務の峻別を明確にした 附則この改正は 2006 年 7 月 1 日以降に受理した異議申し立て及び苦情から適用 本規程 6.1.4 の ウェッブサイト :Public Relations での苦情の表明に係る受付確認の適用開始は 当該サイトでの苦情受付対応が開始 (2006 年 9 月を予定 ) した時点となる の実施する審査登録業務への苦情等への対応を全面的に見直し 申請 登録組織を含むマネジメントシステム第三者認証の利用者の権利の明確化を図ると共に 同認証の利用者に共通の価値の向上がより良く図れるように 必要な該当手順の整備を行った 附則この改正は 2007 年 5 月 14 日以降に受け付けた異議申し立て及び苦情から適用 この度の改訂では に対する ISO17021:2006 適用を踏まえて が自ら規定する要求事項に必要な修正と追記をおこなった 個別の登録組織の認証の信頼性及び認証制度全体への信頼性の双方に寄与し得る 苦情等で知り得た情報の機密管理と苦情対応の結果を含む関連情報の公開との間の適切な均衡を 認証の利用者である当該苦情表明者 当該認証の依頼者及び認証機関 との間での文書の遣り取りを基盤とする適切な合意形成に基づいて 模索し得る余地を確保するために必要となる手順に係る事項を明確にした これに必要な手順の追記及び整備は 従来までの機密保持義務の規定に基づいて為されており 前述の関係する当事者間の協力が得やすくなるような方法を参照し易くする意図があった 附則この改正は 2007 年 7 月 1 日以降に受け付けた異議申し立て及び苦情から適用 定義 (3.2 苦情 3.3 第三者認証の利用者 ) の見直しを行った 附則この改正は 2007 年 11 月 1 日以降に受け付けた異議申し立て及び苦情から適用 理事長及び理事会に関する記述を削除した 一部の文章については, 表現の見直しを行った また 様式を本規程から切り離した 附則この改正は 2009 年 6 月 1 日以降に受け付けた異議申し立て及び苦情から適用 運営委員会の廃止により 関連する記述を修正した 審査登録 を 認証 に改称した 文章について 表現の見直しを行った 附則この改正は 2010 年 11 月 1 日から適用 ISO/JIS Q17021 に準じ 登録 を 認証 に改めた 申立ての対応手順を簡素化し 文章表現を大幅に修正した また 様式を削除した ( 様式は求めず 必要情報を記載してある文書であれば受け付けることとした ) 附則この改正は 2012 年 4 月 1 日から適用 ISO/JIS Q50001 適用及び名称変更 ( 一般財団法人への移行 ) に伴う見直し 附則この改定は 2015 年 7 月 1 日から適用 ISO/IEC17021-1 適用に伴う見直し 8 / 8