Microsoft Word - 第4次計画

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目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

第4次日田市行政改革に向けての方針

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

総括的事項について 推進プラン全体に関するもの (2 件 ) 1 行政改革の推進プランであるにもかかわらず コスト削減に関する推進項目やプログラムが少ないのではないか 本市では 過去数次にわたる行政改革のプラン実施において 取り組む必要があると考えられる取組については 可能な限り取り組んできたところ

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美里町行政改革大綱(仮称)(中間報告案)

瑞穂市行政改革大綱

三沢市行政経営推進プラン

0-1表紙

平成 25 年 4 月 30 日 補助金のあり方に関するガイドライン 函館市 平成 25 年 4 月

地域子育て支援拠点事業について

浜田市事務事業の外部化 ( 民間委託等 ) に関する指針 の 策定について 平成 25 年 5 月浜田市行財政改革推進本部 浜田市では 平成 17 年 10 月に市町村合併を行い 平成 18 年 2 月に 浜田市行財政改革大綱 を策定して 平成 22 年度までの 5 年間で改革に取り組んできました

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スライド 1

長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後

平成17年8月24日市長交渉想定質問

はじめに

平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

シートの説明 新規 とは, 今回の改革推進プランから新たに取組が始まったプランです 継続 とは, 前回の集中改革プラン (H18~21) から継続して取組んでいるプランです 下段の番号は, 旧プラン番号を表しています 神栖市改革推進プラン ( 平成 22 年度 ~ 平成 26 年度 ) 取組状況 H

庁議案件No

次期行財政改革プラン ( 仮称 ) の策定に向けて H 第 2 回行財政改革推進委員会 Ⅰ これまでの取組 Ⅱ 地方を取り巻く情勢 Ⅲ 中津市の行財政運営の課題 Ⅳ 基本方針と基本目標

. 当年度目標取組み事項及びその内容関連施策 ( 総合計画 ) 基本政策行政改革の推進 中期行財政運営方針に基づき 計画的に行財政運営基盤の充実強化を図るため 平成 年度行財政運営方針を 8 月に策定します ( 公民連携セクションの設置 働き方見直しの推 事務事業の見直しについては 見直しに向けた取

第 6 次寒川町行政改革プラン取り組み内容一覧 ( 兼 ) 目次 課等別の Ⅰ アウトソーソングの推進 1. 指定管理者制度の活用 (1) 町立公民館 () 寒川総合図書館 (3) 寒川文書館 (4) 田端スポーツ公園. PFI 手法等の活用に係る検討 実施責任者頁 3 教育次長 町民センター館長

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

知創の杜 2016 vol.10

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

目次 市有財産活用基本方針について 1 第 1 章市有財産の現状と対象財産 2 1 市有財産 ( 土地 建物 ) の保有状況 2 2 市有財産の現状の整理 3 3 公共施設マネジメントとの関連 3 4 基本方針における対象財産 3 第 2 章市有財産の活用の推進 4 1 新たな活用における庁内要望の


地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15


☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

2014(平成26)年度 予算編成方針について

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金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

4-(1)-ウ①

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける

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農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

Ⅸ 財政健全化の取り組み 1 財政健全化の取り組みの状況 平成 28 年度行革効果額 歳入対策 歳出抑制 約 4.4 億円 約 2.4 億円 合計約 6.8 億円 平成 28 年度は 第 4 次東村山市行財政改革大綱第 3 次実行プログラム ( 平成 2 8 年度 ~30 年度 ) の初年度として

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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3 目標に対する実績や優れた取組を 車座集会 地域セミナー や 埼玉県 市町村税務職員税収確保取組情報活用システム ( 通称 税 in. NET ) で紹介し 会員間で情報共有する 重点実施事項 2 給与特別徴収の徹底 1 給与特別徴収の割合 ( ) を全県平均 85% 以上とする 特別徴収による納

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手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

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普通財産の売却及び利活用の基本方針

平成18年度標準調査票

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

めざしたい将来像 市民ニーズに弾力的に応えられる活力に満ちた松戸市となるために 発展性のある健全な財政運営を実現します そのために 将来を見越して 社会資源の有効活用を図りつつ 柔軟かつ大胆な発想で歳入 歳出とも不断の見直しを行います 指標 21 年度 22 年度 2 年度 27 年度現状値 2 年

平 成 15 年 度

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Microsoft Word - 02_福利厚生会260910

次期行革プランの全体概要 次期行革プラン検討案 次期行革プランの位置付け 次期基本計画の分野別計画に位置付ける各施策 事業を着実に推進していくため, 市政経営の 2 つの基本的な考え方である 参加と協働のまちづくり, 持続可能な市政経営 を踏まえ, 基本構想に掲げたまちづくりの実践に当たっての 3

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第2次

第 次石巻市地域情報化基本計画 資料 公共施設予約 イベント等申込システムの整備 生涯学習課体育振興課.5 身近な手続きの電子申請化の推進 公共事業や物品調達に係る電子入札の導入 削除 電子入札は 入札執行に伴う各種手続きを電子メールで行うため 入札会場へ出向くことなく社内に居ながら入札への参加が可

第 2 章 委託 民営化実施計画 区立施設の運営は 施設の特性に応じて 直営 間委託 営化から選択する必要があります 区が直接担うべき業務は引き続き直営とします 間の知恵と経験を活 したほうが効果的な業務は 間が担うことを基本とします これまでの委託や 営化の実績を検証し 今後さらに委託や 営化を進

本計画は 江田島保育園 小用保育園 切串保育園 宮ノ原保育園 鹿 川保育園 中町保育園 高田保育園 三高保育園 大古保育園 柿浦保育 園 飛渡瀬保育園の市内 11 の公立保育所へ 江田島学校給食共同調理 場, 西能美学校給及び大柿学校給で調理した給 食を区域別に外部搬入するものである 近年の少子化に

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1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

第7次プラン実績の概要

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

1. 行政運営の改革 町の現況と課題 厳しい財政事情や町民ニーズの複雑 多様化が進むなか 限られた行政経営資源 ( 人材 財源 情報 ) のもとで 町民が満足できるサービスを効率的 効果的に提供していくことが求められています 本町では 第 5 次松伏町行政改革大綱 に基づき協働によるまちづくりや 暮

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

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2 使用料について

子ども・子育て支援事業計画策定業務委託 仕様書(案)

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

TSRマネジメントレポート2014表紙

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

西条市行政改革大綱

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

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1 検査の背景 (1) 日本年金機構における個人情報 情報システム及び情報セキュリティ対策の概要厚生労働省及び日本年金機構 ( 以下 機構 という ) は 厚生年金保険等の被保険者等の基礎年金番号 氏名 保険料の納付状況等の個人情報 ( 以下 年金個人情報 という ) について 社会保険オンラインシ

資料3

平成22 年 11月 15日

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ


1 課題出し 瀬戸内市まちづくり会議財政健全化部会経営改善計画策定作業の概要 事務局による課題出し ( 市長 担当の意見も反映 ) 部会委員から出された課題にも対応 課題に対する問題点の整理 わかりやすい記入用シートの作成 2 委員による改革案の作成 事務局提案の課題について 部会委員による改革案の

H28秋_24地方税財源

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

流山市子ども・子育て会議

Transcription:

第 4 次下松市行財政改革推進計画 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 平成 28 年 3 月 下松市 1

はじめに 近年 大きく変化する社会情勢により 経済情勢 財政の厳しさ 不透明さが増す中で 地方公共団体に求められるニーズは多様化 複雑化しており これらに即応し 未来への持続性を持った自主 自立の行財政運営の展開が求められています このような情勢の中 これまで3 次にわたる行財政改革推進計画に基づき行財政改革を実践してきたところですが 市民の求めるサービスを良質 効率的 効果的に提供するとともに 社会経済環境の変化に 機敏かつ適正に対応した取り組みを推進するため 新たな行財政改革推進計画を策定することとしました 人材 財源の限られた本市において これまで進めてきた 自主 自立 自助 共助 公助 選択と集中 によるまちづくりを継続 発展させていくため 行財政改革を不断に取り組んでまいります 2

目 次 1 策定の考え方 1 (1) 理念及び基本方針 1 (2) 取組項目及び項目 2 2 期間 3 3 行財政改革の推進 3 (1) 推進体制 3 (2) 進行管理 3 (3) 進捗状況の公表 3 4 取組項目等総括表 4 5 項目の 5 3

1 策定の考え方 限りある財源を最大限に有効活用し 多様化する行政ニーズに対応するとともに 市民により良い行政サービスを提供し 効果的な行政運営を行っていくことを目指し 合わせて 第 3 次計画の計画期間中で完了とならなかった課題にも取り組み続けるため 第 3 次計画の理念及び基本方針を維持 継承して改革に取り組んでいきます (1) 理念及び基本方針 理念 多様な行政需要に的確に対応し 本市の目指すべき将来像の実現のため 職員の創意ある活発な行政事務改善への取り組みの確保を図るため その理念を次のとおりとします 意識の改革 制度の改革 財政の改革 基本方針 この理念に基づき行財政改革に取り組むため 基本方針 を次のとおりとします 自主 自立の行政運営の基盤づくり 1

(2) 取組項目及び項目基本方針を基に4つの取組項目を設定します また この取組項目を具体化した 担当課における個別目標となる24の項目を定め 可能な限りを定めて取り組みます 第 4 次行財政改革推進計画の体系 理 念 意識の改革 制度の改革 財政の改革 基本方針 自主 自立の行政運営の基盤づくり 取組項目 (1) 市民主役を原点とした職員の意識改革と人材育成 (2) 簡素で効率的な事務事業の改善 (3) 民間活力の積極的な活用 (4) 安定した財政基盤の確立 強化 項目 担当課における具体的な目標 24 項目 改善 進行管理 下松市行財政改革推進会議 下松市行財政改革推進計画進行管理者 行政改革推進室 2

2 期間 平成 28 年度から平成 30 年度までの 3 カ年を期間とし 毎年度 行財政改革の推進状況等を検証する中で 必要に応じて 随時見直しを図るものとします 3 行財政改革の推進 (1) 推進体制推進にあたっては 下松市行財政改革推進会議 や各部等に置かれた 下松市行財政改革推進計画進行管理者 を中心に全庁体制で取り組みます (2) 進行管理この計画の進行管理は 下松市行財政改革推進会議 の総括のもと 各部等の進行管理者と行政改革推進室とが連携して行います また 進行管理を行う中で 国の制度改正や社会情勢の変化等により課題 問題点等が生じた場合には 必要に応じて計画の見直しを図りながら行財政改革を推進します (3) 進捗状況の公表 各項目の進捗状況については 毎年度 市のホーム ページ等により公表します 3

4 取組項目等総括表 取組項目 1 市民主役を原点とした職員の意識改革と人材育成 2 簡素で効率的な事務事業の改善 3 民間活力の積極的な活用 4 安定した財政基盤の確立 強化 項目 1 下松市人材育成基本方針の見直し 2 地域担当職員制度の導入 3 ボランティアスタッフ制度の導入 4 簡素で効率的な組織体制の再編 5 庁内 ICT 化の推進 6 ナンバーディスプレイ対応電話機の設置 7 統合型 GISの整備 8 自治体クラウドの推進 9 収納対策室の機能拡充 10 水防資材の分散配備 11 省エネルギー対策の推進 12 ごみ収集業務の民間委託の拡大放課後児童クラブ ( 児童の家 ) の運営体制の 13 見直し 14 公立保育園の民営化都市計画公園の管理における市民との協働の 15 拡充 16 小学校給食の民間委託 17 公民館の地元管理の推進 18 指定管理者制度の効果的な運用 19 給与制度の見直し 20 資金運用手法の見直し 21 公会計制度の導入 整備 22 市有財産の整理及び遊休財産等の有効活用 23 ペイジーサービスの導入 24 関係団体への補助金 交付金等の見直し 4

5 項目の 取組項目 1 市民主役を原点とした職員の意識改革と人材育成 No 1 担当課総務課 項目下松市人材育成基本方針の見直し 平成 20 年に策定された下松市人材育成基本方針について見直しを 行うことにより 研修の更なる充実 職員の企画提案力の向上 人事 評価制度の効果的な活用等 より効果的な人材育成を図る 検討 準備 No 2 担当課 各公民館 生涯学習振興課 総務課 項目地域担当職員制度の導入 公民館等において地域の課題や要望などを取りまとめるとともに 職員から地域担当職員としての人材を募り 地域活動を行うことによ り 市民との協働及び職員の意識改革を図る 検討 準備 No 3 担当課 関係課 総務課 項目ボランティアスタッフ制度の導入 ボランティアスタッフが必要となる各部署において職員から人材を 募るとともに 総務課においてこれを基にボランティアスタッフ登録 制度の導入を検討することにより イベントや地域活動への積極的な 参加による職員の意識改革を図る 検討 準備 5

取組項目 2 簡素で効率的な事務事業の改善 No 4 担当課総務課 項目簡素で効率的な組織体制の再編 より簡素で効率的な組織への再編や業務主管課の見直しを行うこと で 新たな重要課題への迅速かつ的確な対応を図る 検討 準備 No 5 担当課 総務課 企画財政課 全庁 項目庁内 ICT 化の推進 費用対効果やリスクマネジメント 使用可能範囲等を踏まえたタブ レット端末の利用や電子決裁の導入など庁内 ICT 化を推進すること で 事務事業の効率化を図る 検討 No 6 担当課 総務課 全庁 項目ナンバーディスプレイ対応電話機の設置 窓口対応の多い部署から ナンバーディスプレイ対応電話機を順次 設置することで 電話発信者のなりすまし防止や電話応対の効率化を 図る 検討 準備 6

No 7 担当課企画財政課 項目統合型 GIS の整備 統合型 GISを整備し 地図情報及び台帳情報を共有することで事 務の効率化を図る 検討 No 8 担当課企画財政課 項目自治体クラウドの推進 各種業務の簡素化 効率化を図るため 自治体クラウド ( ) を活 用する 自治体クラウド とは ネットワーク経由による自治体間での情報システムの共同利用 準備 No 9 担当課税務課 項目収納対策室の機能拡充 収納対策室の機能拡充について検討することで 滞納者に対する債 権管理を集約し 効率的な滞納解消を図る 検討 No 10 担当課土木課 項目水防資材の分散配備 土嚢等の水防資材について 出張所等の公共施設へあらかじめ分散 配備することで 事態発生時の対応迅速化を図る 7

No 11 担当課 全庁 総務課 環境推進課 項目省エネルギー対策の推進 公共施設における庁内省エネルギー対策を推進するとともに 庁外 においても 市道街路灯の段階的なLED 化をすることで 電気 使用量の削減や環境配慮の推進を図る 取組項目 3 民間活力の積極的な活用 No 12 担当課環境推進課 項目ごみ収集業務の民間委託の拡大 平成 30 年度から全コースを民間委託するとともに 各コース間の ごみ収集量の平準化を検討する 準備 No 13 担当課子育て支援課 項目放課後児童クラブ ( 児童の家 ) の運営体制の見直し 子ども子育て新制度の施行に伴う受け皿の確保等 喫緊の課題に対 応するため 運営業務の委託を含めた方向性を検討する 検討 8

No 14 担当課子育て支援課 項目公立保育園の民営化 平成 27 年 4 月から花岡保育園の民間への業務委託を開始してお り 平成 29 年 4 月に中央保育園の新規募集を停止 平成 30 年 4 月 には花岡保育園を完全民営化する 準備 No 15 担当課都市整備課 項目都市計画公園の管理における市民との協働の拡充 自治会等に委託している都市計画公園の管理について 委託の 拡充を図るとともに 未委託の公園についても委託を推進する No 16 担当課教育総務課 項目小学校給食の民間委託 小学校給食について 平成 28 年度 2 学期よりセンター方式とし 調理配送業務の民間委託を行う No 17 担当課生涯学習振興課 項目公民館の地元管理の推進 指定管理者制度の導入可能な公民館について 地元住民との協議を 進める 準備 9

No 18 担当課関係課 項目指定管理者制度の効果的な運用 指定管理者が具体的な目標数値を定め それを実現するための取組 を考えることで 指定管理者の創意工夫を促すとともに 公共サ ービスの向上を図る 検討 準備 取組項目 4 安定した財政基盤の確立 強化 No 19 担当課総務課 項目給与制度の見直し 社会経済情勢 国の給与制度 近隣自治体の情勢等を勘案し 給与 水準の適正化を図るため 職員の給与制度の見直しを行う 準備 No 20 担当課 企画財政課 上下水道局 項目資金運用手法の見直し 資金運用に関する手法の研究及び体制の検討等をすることで 財産の適正管理及び効率的な活用を図る 検討 準備 10

No 21 担当課 企画財政課 関係課 項目公会計制度の導入 整備 公会計制度の導入 整備に向け 体制及び関係規程の整備等を する 検討 準備 No 22 担当課契約監理課 項目市有財産の整理及び遊休財産等の有効活用 市有財産の効率的な管理及び運用並びに売却等による経費削減及び 収入確保を図るため 財産の調査 点検 仕分け 再構築等をす るとともに 洗い出された遊休財産等の売却 利活用を積極的に推進 する No 23 担当課 税務課 上下水道局 項目ペイジーサービスの導入 ペイジー ( ) の導入を検討することで 市税等の口座振替申請や 納付の簡素化及び事務の効率化を図る ペイジー(Pay-easy) とは 市税等の口座振替の受付が市窓口の専用端末により簡素化された り 支払いが金融機関のATMや 利用者のパソコン スマートフ ォン 携帯電話等から行うことができるサービス 検討 11

No 24 担当課関係課 項目関係団体への補助金 交付金等の見直し 各団体等の事業 決算状況等を精査したうえで 必要性や金額 について見直しを図る 12