いじめの表れとして 以下のようなものが考えられます 冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる 仲間はずれ 集団から無視をされる 軽く体を当てられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりする 体当たりされたり 叩かれたり 蹴られたりする 金品をたかられる 金品を隠されたり 盗まれたり

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(2) いじめの理解すべての子供は かけがえのない存在であり 社会の宝です 子供が健やかに成長していくことはいつの時代も学校 保護者 地域の願いであり 豊かな未来の実現に向けて最も大切なことです 子供は人と人とのかかわり合いの中で 自己の特性や可能性を認識し また 他者の長所等を発見します 互いを認

る行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的にすることなく いじめられた児童生徒の立場に立つことが必要である この際 いじめには 多様な態様があることに

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方はじめに いじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 はじめにいじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

米原市いじめの防止等のための基本方針

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

太田小学校 いじめ防止基本方針 1 学校でのいじめ防止等の対策に関する基本的な考えいじめは 児童の教育を受ける権利を著しく侵害し 心身の健全な成長 人格の形成に重大な影響を与えるばかりでなく 生命又は身体に重大な危険を生じさせる許されない行為でもある これを踏まえ 本校では 全児童がいじめを行わず

Ⅱ いじめ防止等のための具体的取組 1 いじめの未然防止 (1) 基礎 基本的事項の習得とすべての児童が参加 活躍できる授業をめざし わかる授業づくりをすすめる (2) 道徳教育の充実を図り 特別活動を通して規範意識や集団の在り方等についての理解と実践的態度の育成に努める (3) 月に 1 度 担任

考えられる具体的ないじめの態様 1 冷やかしやからかい, 悪口や脅し文句, 嫌なことを言われる 2 仲間はずれ, 集団から無視をされる 3 意図的に軽くぶつかられたり, 遊ぶふりをして叩かれたり, 蹴られたりする 4 意図的に激しくぶつかられたり, 叩かれたり, 蹴られたりする 5 金品を要求される

川口市立原町小学校いじめ防止基本方針 平成 27 年 9 月 1 日 川口市立原町小学校 はじめに 本校では いじめ防止のために 積極的な生徒指導の推進に力を入れている いじめの未然防止には 児童が安心 安全に学校生活を送ることができ 規律ある態度で授業やその他の教育活動に主体的に参加 活躍できるこ

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 平成 30 年 12 月改定 鎌倉市立関谷小学校

目 次 1. はじめに 1 2. いじめの定義 1 3. いじめの禁止 2 4. いじめ防止等のための組織 2 < 指導体制 > 5. 学校全体としての取組 3 < 学校の基本姿勢 > ( 1 ) いじめ防止のための取組 ( 2 ) いじめの早期発見 ( 3 ) いじめへの対処 ( 4 ) 家庭及び

者へのいじめを強要しているケースもあるなど 周囲の者からは見えにくい構造になっていることもある さらに 直接の接点がないと思われる集団においても いじめが発生する可能性があり インターネット上のソーシャル ネットワーキング サービス ( 以下 SNSという ) でのやりとりの中でつくられている関係に

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

Taro-附属小学校いじめ防止基本方

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

目 次 1 年間取組計画 2 2 いじめ対応マニュアル 4 3 いじめ防止等に対する基本的な考え方 5 (1 いじめ防止対策推進法制定の意義 (2 学校いじめ防止基本方針 4 いじめ防止等の対策 6 (1 学校いじめ防止等の組織の設置 (2 いじめ防止等のための取組 5 重大事態への対処 8 (1

重大事態が疑われる事案が発生した時に、その原因がいじめにあるかを判定する。

(1) 組織の役割 1 未然防止ア ) いじめが起きにくい, いじめを許さない環境づくり 2 早期発見 事案対処ア ) いじめの相談 通報を受け付ける窓口イ ) いじめの早期発見 事案対処のための, いじめの疑いに関する情報や児童の問題行動などに係る情報の収集と記録, 共有ウ ) いじめに係る情報

冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる仲間はずれ 集団による無視をされる軽くぶつかられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりするひどくぶつかられたり 叩かれたり 蹴られたりする金品をたかられる金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする嫌なことや恥ずかしいこと 危険

八潮市立八條中学校 いじめゼロ基本方針 平成 27 年 9 月

平成26年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」における「いじめ」に関する調査結果について

神奈川県立逗子高等学校いじめ防止基本方針 1 いじめの防止等に関する基本的な考え方 ( 本校のいじめ防止に関する基本的な姿勢 ) いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるお

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

( 県 p9) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する ( 国 p20 31) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 所管する学校における定期的なアンケート調査 個人面談の

2 いじめの防止等のための基本的な施策 (1) 基本となる取組 1 いじめの未然防止のための取組ア学校の重点目標の一つに いじめ防止 を掲げ いじめをしない 見逃さないことに組織的に取り組む イ教育活動全体を通して 児童の自己有用感と自己肯定感を高め 規範意識と人間関係能力を高める ウ道徳の時間を要

小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針令和元年 5 月改定 1. はじめにいじめの問題は 生徒が夢と誇りを持ち 生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題です 平成 25 年 6 月に いじめ防止対策推進法 が成立し 北海道においては 平成 26 年 4 月に 北海道いじめの防止に関する条

いじめ対策担当教員の役割 担任等からのいじめ( 疑い ) の訴えの窓口 いじめ対策委員会の開催( 定例週 1 回 ) と対策方針の司令塔 登下校時や休み時間の校舎巡回による早期発見役 アンケートの実施等 未然防止の取組みの推進役 保護者 地域 警察 福祉等関係機関 市教委との連携推進役 いじめ対策担

金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする 嫌なことや恥ずかしいこと 危険なことをされたり させられたりする ネット上で誹謗中傷や嫌なことをされる 3 いじめの防止等の対策のための組織の設置いじめの未然防止 早期発見 早期対応を組織的 実効的に行うため いじめ防止等対策委員会 を設置

< F2D F81758A778D5A82A282B682DF96688E7E8AEE967B95FB906A81762E6A7464>

平成26年度 東京都公立学校における「いじめの実態及び対応状況把握のための調査」結果について

近江八幡市立桐原東小学校いじめ防止基本方針

平成 31 年度富山県立となみ東支援学校いじめ防止基本方針 富山県立となみ東支援学校 Ⅰ いじめに対する基本的な考えいじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に危険を生じさせるおそれのあるもので

第 1 章いじめ防止に関する本校の考え方 1. 基本理念いじめは その子どもの将来にわたって内面を深く傷つけるものであり 子どもの健全な成長に影響を及ぼす まさに人権に関わる重大な問題である 全教職員が いじめはもちろん いじめをはやし立てたり 傍観したりすることは絶対に許されないという姿勢で どん

3. いじめの未然防止のための取組未然防止の基本とは 児童が周囲の友人や教職員と信頼できる関係の中 安心 安全に学校生活を送ることができ 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくり 学校づくりを行っていくことである この基本をもとに取組を進める また 本校教職員

はじめに

神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

(4) 生徒 保護者 地域に対する情報発信 いじめ防止基本計画 及び学校評価結果 ( 生徒 保護者 教員対象アンケート ) を学校経営案や本校ホームページ等に掲載し その取組を広く情報発信する (5) いじめ事案への対応 資料 2 ア初動いじめが疑われる問題行動の情報が入った場合 直ちに当該学年団


目次 はじめに 1 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方向について 1 (1) いじめの定義 (2) いじめの防止等に関する基本的な考え方 2 いじめの防止等のための対策の内容について 2 (1) いじめ防止対策委員会 1 設置及び組織 2 役割及び活動 3 活動に関する留意事項 (2) いじ

学校いじめ基本方針

出雲商業高等学校における 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月作成平成 31 年 3 月改訂 生徒指導部

4 いじめの疑いに関する情報があった時の緊急会議の実施 いじめの情報迅速な共有 関係児童等への事実関係の聴取 指導や支援の体制 対応方針の決定 保護者との連携した対応の実施 5 必要に応じた説明 ( 公表 ) への対応決定 6 いじめ防止等に係る校内研修を企画し 計画的に実施 3 いじめ防止に向けた

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

学力向上のための取り組み

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

岐阜市立長森南小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定令和元年 7 月改定はじめに平成 25 年 9 月 28 日 いじめから児童生徒を守るため 学校や行政の責務を定めた いじめ防止対策推進法 ( 以下法という ) が施行された 同法は大津市の中 2 男子いじめ自殺問題をきっかけに成立し

指導計画の作成 実行 進行管理 いじめの未然防止 早期発見 事案の実効的対処 ( 早期対応 重大事態への対応 ) いじめの 疑い 認知 及び 解消 解決 の判断 校内研修の実施を行い いじめを把握した際の解決に向けた対応方針の決定 関係機関との連携等 学校が一丸となっていじめに組織的 継続的に対応す

Microsoft Word - 盛岡第四高校学校いじめ防止基本方針_H290705

Microsoft Word - H30いじめ基本方針 改定版

2 いじめ未然防止のための取組 (1) 人権感覚の高揚 自分を大切にするのと同じように 相手の生命や人権を大切にする 人権を侵害する言動に対する敏 感な認識力をもち 決して見て見ぬふりをしない行動力を育てる また 教職員の人権感覚を高める研 修や自己チェック表による振り返りを行う (2) 道徳教育の

2 いじめ防止等に取り組むための校内組織 いじめの防止等を実効的に行うため 以下の構成員により 学校いじめ防止対策委員 会 を設置します 学校いじめ防止対策委員会 学校内 氏名 役職 氏名 役職 丸瀨節子 校長 教頭 大津裕子 総括教諭 長谷川佳子 総括教諭 内藤恵理子 総括教諭 原口恵里 総括教諭

いて正しく理解し 自分と他者の人権をともに大切にし 実践的な態度を身につけられるよう努めます また 生徒自らがいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論する活動や校内でいじめ撲滅や命の大切さを呼びかける活動を進めるなど 生徒自らがいじめの未然防止に主体的に取り組み 全ての生徒にとって居心地のよい

いじめの定義の理解不足から起こる認識のズレ Q1 いじめはどの学校でも必ず起きるものでしょうか? いじめは どの学校にも どのクラスにも どの子ども にも起こりうる とされています いじめ問題に関する誤解は いじめの定義 の理解不足から起こります いじめ問題に関する聴き取りでは いくつかの学校から

(4) 学級活動の充実 一人一役 や学校行事を通じて 学級内で生徒一人一人が活躍できる場を設け 他者の役に立っていると実感できるような学級経営に努める (5) 生徒会活動の活性化生徒会策定の いじめ防止五ヶ条 や いじめについて考える週間 ( 岡山県 ) 自殺予防週間 自殺対策強化月間 ( 内閣府

PowerPoint プレゼンテーション

もくじ はじめに 2 Ⅰ 改善基本 5 か年計画の基本構想 3 Ⅱ いじめ問題に関する基本的な考え方 4 Ⅲ 未然防止への取組 5 Ⅳ 早期発見 早期対応への取組 5 Ⅴ 関係機関との連携を強化した取組 6 Ⅵ 推進体制 検証体制を整える取組 7 改善基本 5 か年計画の見方 行動目標基本目標を達成

横須賀市立大津中学校 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 1 日策定 平成 31(2019) 年 4 月 1 日改定 1 いじめ防止等に向けた基本姿勢 いじめの定義 いじめ防止対策推進法( 平成 25 年法律第 71 号 ) 第 2 条より いじめ とは 児童等に対して 当該児童等が在籍

平成30年度 直川小いじめ防止基本方針

令和元年度第 1 回いじめ問題対策調査会 令和元年 5 月 23 日 ( 木 ) 調査会の開催確認 〇会長挨拶 事務局自己紹介 会長より いじめ問題の解決に向けて 皆さんと活発な意見交換ができたらと思う では指導室より 報告願う 事務局取組報告 平成 30 年度におけるいじめの大和市独自調査について

Microsoft Word - 04 西花畑小学校いじめ防止基本方針

(様式3)記入例                              学校番号(81)(熊本小 学校)

(3) いじめに関する学習 ( 主担当 : 人権主任 道徳教育推進教師 ) 1 人権感覚の育成 道徳教育推進教師 = 豊かな人権感覚をはぐくむ授業づくり ( 主として道徳 ) のための 資料提供や 情報共有を行う 2 人権学習週間 人権主任 = 道徳主任 特活主任 学年主任と連携しながら進める 3

Taro-⑫ 「栃木県いじめ防止基本方針」

Microsoft Word - 学校いじめ防止基本方針

表 いじめ対策委員会 学校内 学校外 校長 年学年主任 学校評議員 PTA 会長 教頭 年学年主任 学校評議員 PTA 副会長 生徒指導担当 年学年主任 学校評議員 PTA 副会長 支援教育コーディネータ 管理グループリーダー 学校評議員 PTA 副会長 養護教諭 スクールカウンセラー 学校評議員

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

平成 30 年度滋賀県立大津清陵高等学校 通信制 いじめ防止基本方針 はじめにいじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長および人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものです こうしたいじめから一人でも多

学校いじめ防止基本方針(例)

山口県立徳山総合支援学校いじめ防止基本方針 平成 31 年 4 月改定 はじめに学校教育において 今 いじめ問題 が生徒指導上の喫緊の課題となっている また 近年の急速な情報技術の発展により インターネットへの動画の投稿やLINE( ライン ) など 新たないじめ問題が生じ いじめはますます複雑化

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

Taro-青森県いじめ防止基本方針改定(確定版)

平成27年度 東京都公立学校における「いじめの認知件数及び対応状況把握のための調査」結果について

必要に応じて構成員以外の関係者を招集できる (3) 開催ア定例会 ( 各学期 1 回程度開催 ) イ校内委員会 ( 生徒指導委員会等と兼ねて開催 ) ウ臨時部会 ( 必要に応じて 必要なメンバーを招集して開催 ) (4) 内容ア学校基本方針に基づく取組の実施 学校基本方針に基づく取組の進捗状況の確認

学校いじめ防止基本方針 平成 30 年度 福島県立原町高等学校

平成 30 年度松江市立大野小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定平成 28 年 9 月改訂平成 29 年 9 月改訂平成 30 年 9 月改訂 1 はじめにいじめは 人として決して許されない行為である 本校児童の生活態度を見てみると とても落ち着いた様子が窺えるが アンケートQ-Uの

2. いじめ対策の組織 (1) 常設の組織いじめ問題への組織的な取り組みを行うために, いじめ対策委員会 を設置し, 学校全体で総合的ないじめ対策を行う 1 生活指導部会 ( 毎月開催 ) 構成員 校長 教頭 教務主任 生徒指導主任 学年主任 ( ブロック1 名 ) 養護教諭その他必要に応じ関係する

○ 被害児童生徒・保護者の意向を的確に把握し、調査方法を工夫しながら調査を進めること。

寝屋川市いじめ防止基本方針 平成 28 年 11 月 ( 最終改定平成 29 年 10 月 23 日 ) 寝屋川市

対象としたいじめの未然防止の観点が重要である このため 本校では 全ての生徒に心の通う対人関係を構築できるような力を育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係機関と一体となって継続的な取組を進める また 教育活動全体を通じ 全ての生徒に いじめは決して許されない ことの理解を促

もくじ Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 1 1 いじめとは 2 いじめの基本認識 Ⅱ 未然防止 具体的な取組 Ⅲ 早期発見 4 1 きめ細やかな日常の行動観察 2 児童生徒や保護者が相談しやすい環境づくり 3 教職員間や学校と保護者との間の緊密な情報共有 Ⅳ いじめへの対処 5 1 いじめが起

1 基本理念いじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 本校は 上記のことを踏まえ また 本市学校努力目標である 夢に向かって人生をきり拓くなごやっ子の育成

Microsoft Word - H29 いじめ防止基本方針.docx

北海道岩内高等学校いじめ防止基本方針 北海道岩内高等学校 1 はじめにいじめは 冷やかしやからかいなどのほか インターネットなどを介したいじめ 暴力行為に及び 生徒の心身の健全な成長に重大な影響を与える いじめにより深く傷つき 悩み その結果 不登校になってしまったり 自らの命を絶とうとするなど 学

宮城県いじめ防止基本方針 平成 2 5 年 1 2 月 宮城県 宮城県教育委員会 ( 最終改定平成 30 年 3 月 )

策定にあたって いじめの問題への対応は学校における最重要課題の一つであり 一人の教職員が抱え込むのではなく 学校が一丸となって組織的に対応することが必要です また 関係機関や地域の力も積極的に取り込むことが必要であり これまでも 国や各地域 学校において 様々な取組が行われてきました しかしながら

いじめの定義の変更 いじめの適切な認知は いじめの早期発見 早期対応の前提 文部科学省では 平成 18 年度より 定義を変更 ( 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 ) いじめ とは 本調査において 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的に行うことなく いじめら

秩父市 秩父市いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 秩父市

(1) 名称 いじめ対策委員会 (2) 構成員校長 教頭 首席 指導教諭 人権主担 教育相談主担 ( 人権副主担 ) 養護教諭 学年主任 生徒指導主事 重篤ないじめ事象が発生して開催する場合には 当該担任等も加える (3) 役割ア未然防止 いじめの未然防止のため いじめが起きにくい いじめを許さない

学校いじめ防止基本方針」(例)

第 2 章組織の設置及び組織的な取組 (1) いじめ防止対策委員会の設置 * 人権児童指導委員会の役割に加えます 1 目的いじめの防止 いじめの早期発見及びいじめへの対処等に関する措置を実効的に また 組織的な対応を行います 2 構成児童支援専任 人権児童指導委員対策会議 : 校長 副校長 教務主任

学校いじめ基本方針【 金津小学校】2018

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3

会津高校いじめ対応マニュアル 先生方へ支援や指導の具体的な場面でご活用ください 誰が どのような場面で どのような立場で支援 指導にあたるかはケースバイケースですが この内容を 会高版スタンダード として私たち全教職員が身に付けた上で 常に複数で関わりながら柔軟に対応していきたいと考えています 1

(1) いじめの未然防止いじめはどの子どもにも起こりうるものです このことを踏まえ 本校では 全ての児童生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係者と一体となって継続的な取組を進めます また あらゆる教育活動を通じて 全ての児童生徒に い

目 次 はじめに 1 第 1 基本方針策定にあたって 1 いじめの防止等の対策に関する基本理念 2 2 基本方針策定の目的 2 3 いじめの定義 2 4 いじめ問題の構造的要因 2 5 本校におけるいじめの状況 3 6 いじめ防止等のために取り組む姿勢 3 7 いじめを解決するための基本的な姿勢 4

粟津小学校いじめ防止基本方針 1. いじめ問題に対する基本的な考え方 1 いじめの定義 ( いじめ防止対策基本法 ) 第 2 条 この法律において いじめ とは 児童生徒等が特定の児童生徒等を心理的又は物理的に攻撃する行為 ( 作為的であるか不作為であるかを問わないものとし インターネットの利用その

Transcription:

いじめ防止等のための基本的な方針 ( 平成 27 年 12 月 ) 浜松市立麁玉中学校 1 はじめに 平成 2 5 年 6 月に成立した いじめ防止対策推進法 ( 以下 いじめ防止法 ) によって 中学校は 早期発見 早期解決の体制整備が迫られています 特に 深刻な危害 重大事態 については 調査と報告が義務付けられました 同年の大津事件が起因とされているのは周知のことですが 学校ではいじめはなかったとして適切な対応を取らなかったことで最悪の結果になったことを考えれば 当然のことかもしれません いじめはこれまで 1 9 8 6 年に第 1 次 1 9 9 4 年に第 2 次 2 0 0 6 年に第 3 次 そして現在の第 4 次と 4 つの大きな波がありました これは あくまでも 社会問題化 のピークであり いじめのピークではありません 学校では いじめの状態はずっと続いていたが 事件に伴い話題になった時期と話題にならなかった時期があるにすぎません いじめの実態を明らかにしようと いじめの定義が変化し いじめの発生件数が認知件数となってきています そして今 いじめは 本校でも どの学級でも どの生徒にも起こりうる と考えられています 次に いじめと暴力を区別することです 暴力は法律によって禁じられている行為であり犯罪です 犯罪であるから見逃すわけにいかず 暴力を先ず止めさせなければなりません また必要に応じて警察等の協力も必要になります しかし 見えやすい 暴力 にだけ対応し 見えにくい いじめ を見逃すことがないようにすることが大切です さらに いじめ では どのような生徒も被害者になり得るし また加害者にもなり得ると考えます グループの中で順に仲間はずれにされる人が変わってくることなどが典型です 以上のような現状認識から 本校ではいじめの発見や解決だけでなく むしろいじめが起きにくい風土を作ることをねらいとします 具体的には一人一人の生徒の居場所づくりに心掛け 生徒の自己有用感を高めることを最終目標に 以下の基本方針を立てます 2 いじめ防止等のための基本的な方向 ( 1 ) いじめの定義 いじめ とは 当校生徒に対して 当該生徒以外の当校の生徒等 当該生徒と一定の人的関係にある生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となっている生徒が心身の苦痛を感じているもの ( いじめ防止対策推進法 ( 以下 法 という ) 第 2 条 ) をいいます 1

いじめの表れとして 以下のようなものが考えられます 冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる 仲間はずれ 集団から無視をされる 軽く体を当てられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりする 体当たりされたり 叩かれたり 蹴られたりする 金品をたかられる 金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする 嫌なことや恥ずかしいこと 危険なことをされたり させられたりする パソコンや携帯電話等で 誹謗中傷や嫌なことをされる等個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は いじめを受けた子どもの立場に立つことが必要です また いじめには多様な表れがあることに留意して いじめに該当するかを判断する際に 心身の苦痛を感じているもの だけでなく 本人が気付いていなくても その子が いじめられている状況にないか という視点で周辺の状況等を客観的に確認することも必要です ( 2 ) いじめの理解 1 いじめは どの子供にも どの学校でも 起こり得ます 2 嫌がらせや いじわる等の 暴力を伴わないいじめ は 多くの児童生徒が入れ替わりながら被害も加害も経験します 3 暴力を伴わないいじめ であっても 何度も繰り返されたり 多くの者から集中的に行われたりすることで 暴力を伴ういじめ とともに 生命又は身体に重大な危険を生じさせます 4 いじめの加害 被害という二者関係だけでなく 学級や部活動等の所属集団の秩序がなかったり 閉鎖的だったりする問題があります 観衆 としてはやし立てたり 面白がったりする存在や 周辺で暗黙の了解を与えている 傍観者 の存在にも注意を払い 集団全体にいじめを許容しない雰囲気が形成されるようにします ( 3 ) いじめの考え方いじめは どのような理由があろうとも絶対に許されない行為です しかし どの子供にも どこにでも起こりうることを踏まえ 全ての子どもを対象とした対応が求められています いじめが起きたとき 被害者が傷ついているだけでなく 加害者も 周囲にいる人々も傷ついています いじめが重篤になればなるほど 状況は深刻さを増し その解消は難しくなります そのため いじめを未然に防止することが重要です いじめの未然防止には いじめが起こらない人間関係を構築していくことが求められます 社会全体で 健やかでたくましい子どもを育成し 心の通い合う温かな人間関係を築き いじめに向かわない子どもを育てることが重要です 学校や家庭だけでなく 地域とも連携をとり 社会全体でいじめの未然防止に取り組みます 2

3 いじめ防止等の対策 ( 1 ) 校内委員会の設置いじめ防止等の対策のため いじめ対策委員会を組織します 1 いじめ対策委員会の構成委員長校長委員教頭 教務主任 生徒指導主事 各学年生徒指導担当 養護教諭特別委員スクールカウンセラー スクールサポータースクールソーシャルワーカー 2 実施方法基本的に 毎週 1 回開催します 必要に応じて特別委員を加えます ( 2 ) いじめの未然防止いじめ防止のためには 最終的には いじめが起きにくい風土 をつくることを目指しますが それと同時にいつでも起こり得るという視点で 次のような取組をします 1 中学校区人づくり教育推進事業 2 道徳教育の推進 3 生徒会による防止活動 4 保護者や地域への啓発 5 教職員の資質向上 ( 3 ) いじめの早期発見いじめの早期発見には いじめはどの子共にも どこでも起こりうるとの観点から 家庭 学校 地域が一体となって子供を見守る体勢を整えることが必要です 周りの大人が常に子供に寄り添い 子供たちのわずかな変化を見逃さず いじめを認知します 1 子どもの実態把握 ( アンケート 日記指導 ) 2 相談体制の整備 ( 個別面談 スクールカウンセラー スクールワーカー ) 3 いじめ対策委員会の定期開催 3

( 4 ) 麁玉中学校いじめの早期対応 いじめ対応の流れ いじめ対策委員会委員長 校長委員 教頭 教務主任 生徒指導主事 各学年生活担当 養護教諭特別委員 スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー スクールサポーター いじめの事案 学年 学校での共通認識 対応 実態の調査 アンケート 日記 日々の様子 子供の訴え 担任 学年 生徒指導主事 アンケート 個別面談 対応 保護者連絡 市教委への報告 重大事態 生命の危険 重大な傷害 金品等重大な被害 精神性の疾患 いじめが原因の長期の欠席 いじめの重大事態 調査主体の判断 指示 ( 市教委 ) 市教委への報告 いじめ防止等の対策のための組織に よる調査 ( 初期調査 ) ( 学校 ) 必要な指導 支援 ( 市教委 ) 市教委が設置する組織による調査 ( 初期調査 ) 必要な指導 支援 ( 市教委 ) 4

(5) 関係機関との連携学校には 相談しにくいケースの場合 生徒や保護者の声に耳を傾ける以下のような外部機関を紹介し 相談や対応について 連携をとりながら協議していきます 教育相談支援センターいじめに関することも含めた学校生活に関した相談に応じています 浜松市いじめ子どもホットライン (053-451-0022) 学校等に通う子どもとその保護者を対象に 2 4 時間いつでも相談できる体制でいじめに関する相談に応じています 家庭児童相談室地域に寄り添う教育相談員を区役所内に配置し いじめを含めた家庭と子どもに関する相談に応じています 4 重大事態への対処 (1) 重大事態の意味重大事態とは次のような場合を言います いじめにより 子どもの生命 心身または財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき ( 自殺 傷害 金品の被害 精神疾患 ) いじめが原因で 欠席が続いたり 不登校になったりしたとき ( 不登校は年間 3 0 日程度の欠席が目安となります ) 子どもや保護者から いじめを受けて重大事態に至ったという申し立てがあったとき (2) 重大事態についての調査重大事態と思われる場合は 情報を収集するとともに 教育委員会に報告します 教育委員会の指導の下 調査のための組織を設けます (3) 調査を行うための組織学校と浜松市教育委員会は その事案が重大事態であると判断した時には 当該重大事態に係わる調査を行うために 速やかに連携して組織を設けます なお 子どもの命にかかわる場合には 精神保健福祉センターと連携し 心の緊急支援を同時に行います (4) 調査の実施 事実関係を明確にする とは 重大事態に至る要因となったいじめ行為が いつ ( いつ頃から ) 誰が関わり どのような表れであったか いじめを生んだ背景事情としてどのような問題があったか 学校 教職員がどのように対応したか等の事実関係を 可能な限り網羅的に明確にします (5) 調査結果の提供及び報告調査によって明らかになった事実関係について いじめに関わった子どもやその保護者に対して説明します これらの情報提供に当たっては 子どものプライバシーや関係者の個人情報に十分配慮し 適切に提供します 調査結果について 学校は浜松市教育委員会に報告します 5

(6) 相談体制の整備いじめに直接かかわった子どもだけでなく 身近にいじめがあり またいじめをとめることができなかった子どもやその保護者並びに教職員が 心身の苦痛をかんじてしまうことがあるため カウンセリング等を行うことができる体制を整備します (7) 報道への対応情報発信 報道対応については 個人情報保護の配慮の上 正確で一貫した情報提供をします 初期の段階でトラブルや不適切な対応がなかったと決めつけたり 断片的な情報で誤解を与えたりすることのないように留意します また 自殺については 亡くなった子どもの尊厳の保持や連鎖 ( 後追い ) の可能性があること等を踏まえ W H O( 世界保健機関 ) による自殺報道への提言を参考にし 報道の在り方に特別の注意 ( 倫理観を持った取材等 ) を求めていきます 6