年発 0 4 0 1 第 8 号 平成 2 6 年 4 月 1 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 殿 厚生労働省年金局長 ( 公印省略 ) 国民年金法施行令等の一部を改正する政令 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令及び厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行について 国民年金法施行令等の一部を改正する政令 ( 平成 26 年政令第 112 号 ) 特定障害者 に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令 ( 平成 26 年 政令第 118 号 ) 及び厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律 施行規則の一部を改正する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 35 号 ) が平成 26 年 3 月 31 日 にそれぞれ別添の通り公布され いずれも本日施行されたため 別紙のとおり日本年 金機構理事長あて通知したところであるので 貴職におかれても御了知願いたい また 貴管内各市町村への周知方よろしく取り計らわれたい
( 別紙 ) 年発 0 4 0 1 第 7 号 平成 2 6 年 4 月 1 日 日本年金機構理事長 殿 厚生労働省年金局長 ( 公印省略 ) 国民年金法施行令等の一部を改正する政令 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令及び厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行について 国民年金法施行令等の一部を改正する政令 ( 平成 26 年政令第 112 号 ) 特定障害者 に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令 ( 平成 26 年 政令第 118 号 ) 及び厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律 施行規則の一部を改正する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 35 号 ) が平成 26 年 3 月 31 日 にそれぞれ別添の通り公布され いずれも本日施行されたので通知する これらの改正の主な内容は下記のとおりであるので その内容につき御了知いただ くとともに 実施に当たっては 貴機構において周知徹底を図り遺漏のないよう取り 扱われたい 記 第一国民年金法施行令等の一部を改正する政令 1 改正内容 (1) 国民年金法施行令の一部改正平成 26 年度において 国民年金の保険料を追納する際の加算率等を 平成 25 年各月発行の10 年国債の表面利率の平均値を基準として改定すること (2) 平成十六年度 平成十七年度 平成十九年度及び平成二十年度の国民年金制度及び厚生年金保険制度並びに国家公務員共済組合制度の改正に伴う厚生労働省関係法令に関する経過措置に関する政令の一部改正平成 26 年 4 月以降の月分の国民年金法による年金たる給付の額の計算に関す
る経過措置の読替え等について所要の規定の整備を行うこと (3) 国民年金法による改定率の改定等に関する政令の一部改正 平成 26 年度における国民年金法に規定する改定率 保険料改定率 厚生年金 保険法に規定する再評価率等を改定すること (4) その他関係政令 その他関係政令について所要の規定の整備を行うこと 2 施行期日 平成 26 年 4 月 1 日 第二特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令 1 改正内容平成 26 年度における特別障害給付金の額を 平成 25 年の全国消費者物価指数の対前年比変動率を基準として改定すること 2 施行期日 平成 26 年 4 月 1 日 第三厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令 1 改正内容平成 26 年度において 特例納付保険料を納付する際の加算率を 平成 25 年各月発行の10 年国債の表面利率の平均値を基準として改定すること 2 施行期日 平成 26 年 4 月 1 日
参考 1 国民年金法施行令等の一部を改正する政令について 政令の趣旨 年金制度においては 年金額や保険料額などを 物価の変動や賃金の変動に応じて 毎年度 自動的に改定することが 法律に定められている この政令は 平成 26 年度の年金額 国民年金保険料額 国民年金保険料の追納加算率などについて 法律の規定に従い 統計によって確定した物価変動率など ( ) を当てはめた結果を 政令として定めるものである 主な内容は以下のとおり 改正に用いる数値の例 平成 25 年の物価の対前年比変動率 0.4% 平成 25 年度に算出された名目手取り賃金変動率 0.3% 平成 16~24 年度の累積の名目賃金変動率 5.3% 平成 25 年各月発行の10 年国債の表面利率の平均値 0.7% 1. 年金額 平成 26 年度の年金額は 0.7% の引下げ ( 考え方 ) 平成 25 年平均の全国消費者物価指数 ( 生鮮食品を含む総合指数 ) の対前年比変動率は 0.4% 25 年度に算出された名目手取り賃金変動率が0.3% となり 本来水準の年金額は名目手取り賃金変動率 (0.3%) で改定される この結果 特例水準の段階的な解消 ( 平成 26 年 4 月以降は 1.0%) と合わせて 0.7% の引下げとなる ( 注 ) 平成 25 年 9 月分までの年金は 平成 12 年度から14 年度にかけて 物価下落にもかかわらず 特例法でマイナスの物価スライドを行わず年金額を据え置いたことなどにより 本来の年金額より2.5% 高い水準 ( 特例水準 ) で支払われていた 平成 16 年の年金制度改正で 長期的な給付と負担の均衡を図る仕組み ( マクロ経済スライド ) が導入されたが この仕組みは特例水準を解消した後に発動することになっている マクロ経済スライドによる給付水準の調整を早期に開始することは将来の年金の受給者である現役世代の年金水準を確保することになる このような観点から 平成 24 年に成立した法律に 1
より 特例水準の計画的な解消を図ることが定められた 本来水準の年金額との差であ る 2.5% の解消スケジュールは 平成 25 年 10 月から 1.0% 26 年 4 月から 1.0% 27 年 4 月から 0.5% となっている 2. 国民年金保険料 平成 26 年度の国民年金保険料額は 15,250 円となる ( 考え方 ) 平成 26 年度の保険料額は月額 16,100 円と法定されているが この額は 平成 16 年度当時の価格水準として表されているものであり 実際の保険料額は 平成 16 年度からの物価及び賃金の変動率 ( 名目賃金変動率 ) に応じて調整することが法定されている 具体的には 平成 16 年からの名目賃金変動率は 5.3% であるため 平成 26 年度の国民年金保険料額は 16,100 円 0.947( 5.3%)= 15,250 円となる ( 政令の内容 ) 16,100 円に乗ずる保険料改定率 (0.947) を政令で定める また 平成 26 年度から国民年金保険料の2 年前納が可能となることから 平成 27 年度の国民年金保険料改定率についても新たに定めることとする 具体的には 平成 16 年からの名目賃金変動率は 4.8% であるため 平成 26 年度の国民年金保険料額は 16,380 円 0.952( 4.8%)= 15,590 円となる ( 政令の内容 ) 16,380 円に乗ずる保険料改定率 (0.952) を政令で定める 3. 国民年金保険料の追納加算率 平成 26 年度の国民年金保険料の追納加算率は 0.7% ( 考え方 ) 免除 学生納付特例期間などに係る国民年金保険料の追納加算率は 前年各月発行の 10 年国債の表面利率の平均値としている ( 政令の内容 ) 平成 25 年各月発行の 10 年国債の表面利率の平均値が 0.7% であったため 政令で以下 の表を定める 2
平成 26 年度に追納する場合の加算率 追納の対象年度 H23 H22 H21 H20 H19 H18 H17 H16 追納加算率 0.7% 1.6% 2.8% 4.1% 5.5% 7.1% 8.9% 10.9% H22~H16 年度は現在の追納加算率にそれぞれ 0.7% を加算したもの 4. 国民年金の後納保険料の加算率 平成 26 年度の後納保険料の加算率は 0.7% ( 考え方 ) 年金確保支援法に基づき 10 年以内の国民年金の保険料未納期間について 遡って保 険料を納める場合における加算率を 3. の追納加算率と同様に定める 5. その他所要の規定の整備その他所要の規定の整備を行う 6. 施行期日平成 26 年 4 月 1 日 3
参考 2 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令の一部を改正する政令について 1. 改正の概要 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律 ( 平成 16 年法律第 166 号 以下 特障法 という ) の規定による特別障害給付金は 同法第 5 条第 1 項の規定による 自動物価スライド制 が採られており その具体的な改定額は 同条第 2 項により 政令によって規定することとされている 本政令では 自動物価スライドによる改定後の特別障害給付金の額を定めることとするため 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令 ( 平成 17 年政令第 56 号 以下 特障令 という ) 第 1 条の 2 を改正することとする 具体的には 平成 25 年の物価 ( 年平均の全国消費者物価指数 ) は 基準となる平成 24 年の物価と比較して +0.4% となったことから 特別障害給付金の額について 0.4% の引上げを行う 特別障害給付金 ( 特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律施行令第 1 条の 2) 平成 26 年度の額平成 25 年度の額 39,760 円 39,600 円 49,700 円 49,500 円 2. 施行期日 平成 26 年 4 月 1 日
参考 3 厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令について [ 趣旨 ] 厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律 ( 平成 19 年法律第 131 号 以下 法 という ) に基づき事業主等が支払う特例納付保険料については 未納保険料に相当する額に厚生労働省令で定める額を加算した額とされている 当該加算額は 未納保険料に各年度毎に定める追納加算率を乗じて得た額 としていることから 平成 26 年度において用いる平成 23 年度分の追納加算 率を定めて 各年度の追納加算率を改定する 当該加算額は 未納保険料に各年度毎に定める追納加算率を乗じて得た額としており 国民年金の保険料の追納加算率等にならい 毎年 改定を行っている 加算率については 以下の指標により設定 平成 17 年度以降 : 前年各月発行の10 年国債の表面利率の平均 平成 16 年度以前 : 財政再計算上の予定運用利回り [ 内容 ] 平成 25 年各月発行の10 年国債の表面利率の平均が0.7% であることを踏まえ 平成 26 年度において用いる平成 23 年度分の追納加算率は 0.007とする 国民年金の保険料の追納加算率や中国残留邦人等の特例に係る保険料の追納加算率についても同じ率を用いている [ 施行期日 ] 平成 26 年 4 月 1 日 [ 省令委任規定 ] 法第 2 条第 1 項
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