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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象


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1 ヘクタール未満 1 ヘクタール以上 5 ヘクタール未満 5 ヘクタール以上 9 メートル 12 メートル 12 メートル 4 令第 25 条第 4 号に規定する車両の通行に支障がない道路は 開発区域の面積及び予定建築物等に応じて 4 メートルから 6 メートルまでの範囲内で規則で定める幅員以上の

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

和泉市の宅地開発における制度

(4) 開発等の許可等 ( 都市計画法第 29 条 ) 開発行為をする者は 下記の表 1に示す各区域内において一定の規模に該当した場合 あらかじめ市長の許可を受けなければなりません 必要書類については 別添の開発申請に必要な書類を参照にしてください 表 1 開発許可が必要な規模 区域 規模 備考 外

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑


宝塚市条例第 33 号宝塚市市街化調整区域における開発行為及び建築物の新築等に関する条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章市街化調整区域において行うことができる開発行為及び建築物の新築等 ( 第 3 条 第 4 条 ) 第 3 章北部地域において行うことができる開発行為及

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

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 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

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大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

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1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

都市計画法による市街化調整区域等における開発許可等の基準に関する条例

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

目次 1 背景 目的 方針の位置づけ 現状の問題と課題 今後の方針

8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

などについては連たんの戸数に含めることはできません また 建築物の敷地相互の間隔とは 相互の敷地端からの直線距離です (2) 本市では 昭和 46 年 3 月 15 日から市内を市街化区域と市街化調整区域に区分する 線引き を行っています ( 法第 3 3 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積

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目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

( 法第 33 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積の最低限度 ) 第 3 条法 34 条第 8 号の3に規定する開発行為を行う場合における建築物の敷地面積の最低限度は, 法第 33 条第 4 項の規定に基づき,250 平方メートルとする ただし, 市長が良好な住居等の環境の形成又は保持のため

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

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制度概要 市街化調整区域内の既存集落では 市街化区域の市街地に比べて人口減少や少子高齢化が 進行しており 地域活力の低下や地域コミュニティの衰退が懸念されています そのため 既存集落における地域活力や地域コミュニティの維持 活性化を図るため 市長が区域と予定建築物の用途を指定して 内で自己用住宅等の

第1章 開発許可制度の概要

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

市街化調整区域内における地区計画について

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

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都市計画法第 29 条における 開発許可制度等 東京都八王子市

目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

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に基づく保安林指定計画地 (8) 自然環境保全法 ( 昭和 47 年法律第 85 号 ) 第 14 条第 1 項に規定する原生自然環境保全地域及び同法第 22 条第 12 項に規定する自然環境保全地域が指定されている土地の区域 (9) 自然公園法 ( 昭和 32 年法律第 161 号 ) 第 13

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

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広島市開発審査会提案基準

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( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

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法第 34 条第 11 号市街化区域に隣接し 又は近接し かつ自然的社会的諸条件から市街化区域と一体的な日常生活圏を構成していると認められる地域であって 条例第 3 条 市街化区域 ( 工業専用地域を除く 以下同じ ) に隣接する土地の区域又は市街化区域に近接する土地の区域 ( 当該土地の区域と当該

市街化調整区域内の規制緩和に係るよくある質問 (Q&) (1) 山形市区域指定制度に係るよくある質問 市街化区域と市街化調整区域の違いは何ですか? 区域指定制度ってどんな制度ですか? どんなところを区域指定するの? 区域指定を行ったことによるメリットは? 私の土地は区域指定されていますか? 区域指定

- 12 当該市街化調整区域の周辺居住者の日常生活必需品の販売, 加工, 修理等の業務を営む店舗等の建築物の建築 日常生活に必要な物品の小売業又は修理業, 理容業, 美容業, 食堂, 給油所, 自動車修理工場等 ( 第 2 章 1 該当業種一覧参照 ) 日常日常生活上必要不可欠なもの又は当該地域と同

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

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5-1. 整備手法 本構想を実現していくためには 地域別構想で定めた地区区分ごとにその方針に基づ く具体的な整備及び保全手法を展開していく必要があります そこで 本市で適用が考 えられる手法内容及びその適用の方針について以下に整理を行います (1) 住民提案等によるまちづくり都市計画法においては 土

稲毛海岸5丁目地区

3. 地区計画が定められない区域 (1) 松山市市街化調整区域の整備 保全の方針 の開発行為を認めない区域 (2) 風致地区及び 緑地 公園等の都市計画に定められた都市施設の区域 (3) 災害等の発生の恐れがある地域で 関係法令等により規制されている区域 4. 地区計画で定める内容 (1) 地区計画

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宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例施行規則 ( 趣旨 ) 第一条この規則は 宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例 ( 平成二十一年宮城県条例第一号 以下 条例 という ) の施行に関し必

都市計画法に基づく

目次 Ⅰ 背景 目的 1 Ⅱ 運用指針 1 1 基本的事項 2 2 対象地の要件 3 3 対象地の区域 4 4 地区施設等に関する事項 5 5 建築物等に関する事項 6 Ⅲ 附則 6 別表 -A 対象地区の要件 7 別表 -B 建築物等の制限 8

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

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3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

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都市計画法第 34 条第 12 号 行田市開発許可等の基準に関する条例 第 5 条第 1 項第 1 号 の区域変更について 第 81 回行田市都市計画審議会 平成 30 年 7 月 26 日 ( 木 )

目 次 都市計画審議会について 1 開発許可制度の趣旨 2 開発行為の定義 3 行田市の都市計画 4 市街化区域と市街化調整区域 5 区域区分の効果 6 技術基準 ( 法第 33 条 ) 7 立地基準 ( 法第 34 条 ) 8 法第 34 条第 12 号とは 9 行田市開発許可等の基準に関する条例 ( 第 5 条第 1 項第 1 号 ) 10 行田市開発許可等の基準に関する条例施行規則 11 法第 34 条第 12 号区域指定の状況 12 法第 34 条第 12 号区域指定 ( 産業系 ) の概要 13 南河原地区の現況写真 14 南河原地区の区域指定の経緯 15 南河原地区を廃止する理由 16 行田市都市計画マスタープラン 17 今後の予定

都市計画審議会について 都市計画法第 34 条第 12 号 行田市開発許可等の基準に関する条例第 5 条第 1 項第 1 号 の区域変更は 市街化調整区域内において産業系用途 ( 工場 倉庫 商業施設等 ) の建築を可能とする区域の指定や廃止を行うものです この区域変更は 都市計画法の定義である 都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用を定めること に直接関係することから 行田市開発許可等の基準に関する条例第 5 条第 4 項 の規定により 区域を変更するときは あらかじめ行田市都市計画審議会の意見を聴くこと と定めています

1. 開発許可制度の趣旨 昭和 30 年代 ~ 全国的に産業と人口の都市への集中が激化 スプロール の進展等 昭和 44 年 6 月 14 日 新都市計画法の施行 行田市当初線引き 昭和 45 年 8 月 25 日 ( 市街化区域 市街化調整区域を指定 ) 公共施設など一定の宅地の水準を確保 市街化区域と市街化調整区域の区域区分制度を担保 スプロールとは 道路や下水道などの公共施設の整備がされないまま開発が進み 不良市街地が形成されること 1

2 開発行為の定義 開発行為 法第4条第12項 主として建築物の建築又は特定工作物の建設の用に供する目的で 行う土地の区画形質の変更 土地の区画形質の変更とは ①区画の変更 A 建築物の敷地として使用されている敷地の範囲を変更すること B 平面 C ②形の変更 切土 盛土等の造成工事をすること 切土 側面 盛土 ③質の変更 土地の性質 宅地 農地 山林 駐車場 道路等 を変更すること 例 農地 宅地 2

3. 行田市の都市計画 市の全体面積 : 6,737ha 市街化区域面積 : 1,160ha( 約 17%) 市街化調整区域面積 : 5,577ha( 約 83%) 昭和 45 年 8 月 25 日市街化区域 市街化調整区域を指定 ( 当初線引き ) 昭和 60 年 11 月 15 日都市計画区域の変更 ( 地形地物の変更による行政界変更 ) 昭和 60 年 11 月 15 日市街化区域及び市街化調整区域の変更 ( 暫定逆線引き ) 平成 6 年 11 月 25 日市街化区域及び市街化調整区域の変更 ( 大字長野の一部 ) 平成 10 年 12 月 25 日都市計画区域の変更 ( 土地改良事業による行政界変更 ) 平成 16 年 4 月 27 日市街化区域及び市街化調整区域の変更 ( 大字野の一部 ) 3

4. 市街化区域と市街化調整区域 既成市街地 優先的に市街化を図るべき区域 市街化区域 市街化調整区域 市街化 ( 立地 ) を抑制すべき区域 立地基準の適用 4

5. 区域区分の効果 区域区分により生ずる法的効果 < 市街化区域 > 用途地域を定める 都市施設 ( 道路 公園 下水道 ) を定める 開発許可 : 技術基準 ( 法第 33 条 ) への適合が必要 < 市街化調整区域 > 原則として用途地域を定めない 開発許可 : 技術基準 ( 法第 33 条 ) への適合が必要立地基準 ( 法第 34 条 ) への適合が必要 5

6. 技術基準 ( 法第 33 条 ) 市街化区域 市街化調整区域全ての区域に適用良好な市街地を形成するために 開発区域及び周辺の公共施設について 一定の水準を確保しなければならない < 技術基準とは> 1 道路 公園等公共空間の確保 2 給排水施設の設置 3 地区計画への対応 4 地盤の改良 擁壁の設置等の安全措置 5 樹木の保存 表土の保存 6 緩衝帯の設置 7 申請者の資力 信用 8 工事施行者の能力 9 関係権利者の同意等 6

7 立地基準 法第34条 市街化調整区域内のみ適用 市街化調整区域内の開発行為については 下記の1号から14 号のいずれかに該当しなければならない 法34条各号 1号 日常生活に必要な物品の販売 修理等の店舗等 2号 鉱物資源 観光資源等の有効利用上必要な施設 3号 特別の自然的条件を必要とする施設 未制定 4号 農林漁業用施設及び農林水産物の処理等の施設 5号 特定農山村地域における農林業等活性化施設 未制定 6号 中小企業の共同化 集約化のための施設 7号 市街化調整区域内の既存工場の関連施設 8号 危険物 火薬類 の貯蔵又は処理に供する施設 9号 市街化区域において建築し 又は建設することが困難又は不適当な施設 10号 地区計画又は集落地区計画の地区内における開発行為 11号 条例で指定した集落区域における開発行為 12号 市街化を促進する恐れがない等と認められる条例で定める開発行為 13号 既存権利の届出に基づく開発行為 14号 開発審査会の議を経て許可する開発行為 7

8 法第34条第12号とは 法第34条第12号 開発区域の周辺における市街化を促進する恐れがないと認められ かつ 市街化区域内において行うことが困難又は著しく不適当と認められるもの として 市の条例で区域 目的又は予定建築物の用途を限り定めたもの ただし 原則下記の区域は含まないこととする 原則 区域に含むことのできない区域 溢水 湛水等による災害の発生の恐れのある区域 優良な集団農地 将来にわたり農用地として保全すべき区域 優れた自然の風景を維持し 都市の環境を保持し 水源を涵養し 土砂の流出を 防備する等のために保全すべき区域 8

9 行田市開発許可等の基準に関する条例 第5条第1項第1号 行田市開発許可等の基準に関する条例 平成17年12月27日条例第9号 法第34条第12号の規定により定める開発行為 第5条 法第34条第12号の規定により 開発区域の周辺における市街化を促進 する恐れがないと認められ かつ 市街化区域内において行うことが困難 又は著しく不適当と認められるものとして 市の条例で区域 目的又は予 定建築物の用途を限り定めるもの 1 法第18条の2第1項に規定する市の都市計画に関する基本的な方針に基 づいて策定した土地利用に関する計画 に即して市長が予定建築物の用途 を限り指定した土地の区域において 当該指定に適合した建築物を建築す る目的で行う開発行為 法第18条の2第1項に規定する市の都市計画に関する基本的な方針に基づいて策定した 土地利用に関する計画 とは 行田市都市計画マスタープランのこと 9

10. 行田市開発許可等の基準に関する条例施行規則 < 行田市開発許可等の基準に関する条例施行規則 > 平成 17 年 3 月 31 日規則第 25 号 ( 条例第 5 条第 1 項第 1 号の規定による指定の基準 ) 第 3 条条例第 5 条第 1 項第 1 号の規定による指定は 予定建築物の用途 土地の区域等が次の基準に該当する場合に限り 行うものとする (1) 当該指定に係る土地の区域及びその周辺の地域において 当該指定に係る予定建築物を建築する目的で行う開発行為のため 新たな公共施設の整備の必要が生ずるおそれがないと認められること (2) 当該指定に係る土地の区域を含む本市の区域のその他の区域において 当該指定に係る予定建築物を建築する適当な土地がないと認められること ( 市長が本市の振興を図るため 特に必要があると認める場合を除く ) (3) 当該指定に係る土地の区域の面積が20ヘクタール未満 ( 市長が特に必要があると認める場合にあっては 市長が認める面積 ) であること (4) 当該指定に係る予定建築物の用途が次のいずれかであること ア流通業務施設イ工業施設ウ商業施設であってその用途が次のいずれかであるもの ( 当該用途に供する部分の床面積の合計が1 万平方メートル以下のものに限る ) ( ア ) 小売業の店舗 ( 大規模小売店舗立地法 ( 平成 10 年法律第 91 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する店舗面積の合計が 3,000 平方メートル未満のものに限る ( ウ ) において同じ ) ( イ ) 飲食店 ( ウ ) 小売業の店舗及び飲食店の用途のみを併せ有する施設 2 前項の規定にかかわらず 条例第 5 条第 1 項第 1 号の市長の指定に係る土地の区域を含む本市の区域内に現に同号の規定による指定がされている土地の区域 ( 以下 指定済みの区域 という ) がある場合においては 当該指定に係る土地の区域の面積に当該指定済みの区域の面積の合計を加えた値が20ヘクタール ( 市長が特に必要があると認める場合にあっては 市長が認める面積 ) 未満の場合でなければ 同号の規定による指定は 行わないものとする ただし 当該指定済みの区域において建築されている建築物の敷地 ( 建築物と一体的に利用する駐車場等を含む ) の面積の合計が当該指定済みの区域の面積の合計の10 分の8 以上を占める場合は この限りでない 3 前項ただし書に規定する場合における第 1 項第 3 号の規定の適用については 同号中 20ヘクタール とあるのは 20ヘクタール ( 次項に規定する指定済みの区域において同項に規定する建築物の敷地以外の土地がある場合においては 20ヘクタールからその面積 ( その面積が20ヘクタールを超える場合にあっては 20ヘクタール ) を減じた値 ) とする 10

11 法第34条第12号区域指定の状況 1.南河原地区 3.既存の集落 2.持田地区 11

12 法第34条第12号区域指定 産業系 の概要 1 南河原地区 2 持田地区 写真② 写真① 写真④ 写真③ 地区 場所 1 南河原地区 大字南河原の一部 2 持田地区 大字持田 駒形二丁目の一部 合 計 面積 約 5 0ha 約 21 5ha 用途 工場 自然科学研究所 商業施設 店舗 飲食店 約 26 5ha 12

13. 南河原地区の現況写真 写真 1 写真 2 写真 3 写真 4 13

14. 南河原地区の区域指定の経緯 昭和 61 年 9 月 埼玉県がテクノグリーン構想整備基本計画を策定する ( 南河原村に先端産業ゾーンを位置づける ) 平成 9 年 11 月 地域振興を図る目的で市街化調整区域内に工場等を 立地することができる市町村 に南河原村が指定される 平成 15 年 3 月 20 日 南河原村が埼玉県に対して 産業系区域指定の申出書を 提出する 平成 15 年 6 月 1 日 埼玉県が産業系区域 ( 南河原地区 ) を指定する ( 法第 34 条第 8 の 3) 平成 18 年 1 月 1 日 行田市 南河原村の合併に伴い 行田市が産業系区域 ( 南河原地区 ) を指定する ( 法第 34 条第 12 号市条例第 5 条第 1 項第 1 号 ) 14

15. 南河原地区を廃止する理由 平成 28 年の開発相談において 農業振興地域からの除外 農用地区 域の農地転用許可の見込みがないことが判明した 区域指定から現在まで区域の大半が農地として利用されており 今後 も優良農地として保全することが望ましいと判断した 南河原地区の指定を廃止することで 市内の他の場所で新たに産業 系区域を指定することが可能となる 都市計画マスタープランの産業系土地利用検討ゾーンから 12 号 産業系区域指定に向けた可能性調査を行う 15

16. 行田市都市計画マスタープラン 行田市都市計画マスター プラン (79 ページ ) : 産業系土地利用 検討ゾーン 上記の検討ゾーンから新たな12 号産業系の区域指定に向けた可能性調査を行う 16

17. 今後の予定 平成 30 年 5 月 平成 30 年 7 月 パブリックコメント実施 別紙参考資料のとおり H30.4.13~H30.5.14 結果 : 意見なし 都市計画審議会意見聴取 H30.7.26 実施 平成 30 年 8 月 都市計画審議会結果報告 平成 30 年 9 月 告示 縦覧 平成 30 年 9 月南河原地区 ( 法第 34 条第 12 号区域 ) の廃止 17

参考資料 ( パブリックコメントの結果 )