平成 29 年度業務報告書 自 至 平成 29 年 4 月 1 日 平成 30 年 3 月 31 日 北海道住宅供給公社
目 次 1. 平成 29 年度業務概要 1 2. 分譲資産販売事業実績 2 3. 賃貸資産管理事業実績 3 4. 債権管理事業実績 3~4 5. その他の事業実績 4 6. 経費実績 4 7. 返済実績 4 8. 役 職 員 5 (1) 役 員 (2) 職 員 (3) 役員の異動 9. 理事会の開催状況 5 10. 規程の制定 改廃 5
1. 平成 29 年度業務概要 公社は 平成 15 年度における特定調停の成立により 新たな事業には着手せず 現に保有する分譲資産の処分や割賦債権 賃貸資産の管理に事業を特化し 事業の健全な継続と堅実な経営を図ることにより 事業計画の着実な実行を行い 残された債務の返済を確実に履行し 公社に課せられた社会的責任を果たすことが使命とされている 平成 29 年度においては 道の包括外部監査結果に対応した会計処理の結果が 特定調停に基づく今後の返済に影響を及ぼすことがないよう 長期事業計画の見直しを行うとともに 見直し後の事業計画の着実な実施のため 道との密接な連携のもとに毎週定例で経営会議を開催し 事業の進捗状況のチエックや経営方策全般に亘って改善策の検討を行うなどして その推進に努めた また 分譲事業において 道や南幌町の住宅施策との連携を進めるとともに 分譲販売促進や賃貸住宅入居促進などの課題に対して 情報の共有化と迅速な対応に全社を挙げて取り組んだ その結果 分譲資産販売事業などにおいて計画を上回る実績となったことから 平成 29 年度の収支は全体としても計画を上回る実績が得られた 以下 各事業の実施状況を報告する -1-
2. 分譲資産販売事業実績 平成 29 年度は 次のような販売促進の取り組みを行い 当初計画 200,577 千円に対し 685,852 千円の実績となった (1) 販売促進への主な取り組み 対 象 主 な 取 り 組 み 全団地共通 新聞広告 チラシ折込み 公社ホームページへの分譲情報掲 載など広報活動を実施した 住宅関係団体 官公庁等関係団体等へのPRを実施した 仲介業者への販売委託を実施した 季実の里団地を除き 子育て及び高齢者支援制度 等の販売 促進策の継続により 処分促進を図った 南幌町 南幌町との連携を深め 町の子育て支援施策と連動した購入 みどり野 団地 割引キャンペーンを実施した 南幌町においても宅地分譲の相談 受付を実施した 展示住宅宅地無償貸出制度 購入希望者紹介制度 等を 実施し 処分促進を図った 札幌市 都市計画変更による分譲用地の処分促進を図った 季実の里 団地 複数区画購入割引制度 を実施し 処分促進を図った (2) 販売状況内訳 ( 単位 : 千円 ) 当初計画 実施状況 区 分 団地名 用 途 残区画数 計画区画数 金 額 計画区画数 金 額 分譲宅地 大曲柏葉台 集合住宅 2 2 32,996 戸建住宅 7 旭岡 集合業務 6 計 13 戸建住宅 678 10 24,145 5 15,862 みどり野 集合業務 13 未造成地 (55 筆 ) 計 746 10 24,145 5 15,862 戸建住宅 55 16 176,432 34 357,817 季実の里 集合業務 5 2 279,177 計 60 16 176,432 36 636,994 合 計 821 26 200,577 43 685,852-2-
3. 賃貸資産管理事業実績 平成 29 年度は 次のような入居促進の取り組みを行い 当初計画 622,476 千円に対し 661,009 千円の家賃収納実績となった (1) 入居促進への主な取り組み項目主な取り組み公社の取り組み 公社ホームページへの賃貸募集情報の掲載や公社事務所広告スペースを有効活用して物件情報を提示するなど 広報活動を実施した 土日休日の空き室内覧対応を実施した 仲介業者と仲介業務契約を締結し 入居促進を図った ファインズ山鼻及び福住の2 団地において フリーレント2 箇月を実施した 北海道への協力 庁内 LANの職員向け電子掲示板に入居案内の情報を掲示した 要請 (2) 家賃収納内訳 ( 単位 : 千円 ) 区 分 団 地 名 当初計画 実施状況 一般賃貸住宅 ファインス 学園通ほか 396,663 398,112 中高層賃貸施設 琴似 24 軒 7,424 13,615 社有資産 緑苑ビル 26,261 26,194 賃貸宅地 ラホ ール桑園駅前ほか 192,128 223,088 合 計 622,476 661,009 ( 注 ) 賃貸宅地 : あいの里 緑が丘 2 件 10,459 千円 業務施設 : 琴似 24 軒 1 件 5,292 千円 の処分を含む 4. 債権管理事業実績 平成 29 年度は 次のような長期割賦事業に係る債権回収の取り組みを行い 当初計画 435,441 千円に対し 447,004 千円の割賦収納実績となった (1) 債権回収への主な取り組み実施項目 主 な 取 り 組 み 継続的滞納督促 個別データの整理 調査を継続的に行い 滞納者の状況を把握 するとともに 電話 文書による督促を実施し継続的に納付状 況の管理に努めた 長期滞納者への 長期滞納者のうち 担保物件が存在し回収が見込める債権につ 対応と法的措置 いて 競売訴訟を実施した 民間債権回収業 既に担保物件が処分済みなど 通常の督促による回収見込みが 者の活用 極めて低い債権について 債権回収会社に回収業務を委託した -3-
(2) 割賦収入内訳 ( 単位 : 千円 ) 区 分 当初計画 実施状況 自治体 376,423 376,423 民 間 59,018 70,581 合 計 435,441 447,004 ( 注 ) 繰上償還 2,280 千円を含む 5. その他の事業実績 平成 29 年度の過年度未収金の回収は 債権管理計画による取り組みを行い 当初計画 49,496 千円に対し 33,444 千円の実績となった 6. 経費実績 平成 29 年度は 可能な限りの縮減を行い効率的な執行に努めたが 当初計画 508,128 千円に対し 520,122 千円の実績となった 経費内訳 ( 単位 : 千円 ) 区 分 当初計画 実施状況 人件費 53,019 54,928 需用費 32,725 40,121 事 修繕 共益業務費 197,494 203,771 務 リース 委託業務費 57,831 56,156 費 公課費等負担金 147,016 145,539 支払利息 20,043 19,607 合 計 508,128 520,122 7. 返済実績 平成 29 年度は 当初計画 963,252 千円に対し 1,012,201 千円の返済実績となった 返済額内訳 ( 単位 : 千円 ) 借 入 先 当初計画 実施状況 住宅金融支援機構 813,588 862,537 国 (NTT 資金 ) 26,664 26,664 北海道 123,000 123,000 合 計 963,252 1,012,201-4-
8. 役職員 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) (1) 役員 理事長 ( 非常勤 ) 大谷正樹理事 ( 非常勤 ) 太田清澄 専務理事吉田浩史監事 ( 非常勤 ) 金野豊 理 事 宇留野 傑 監事 ( 非常勤 ) 藤 田 美津夫 (2) 職 員 区分職員数 公社職員 (3) 役員の異動 なし 7 名 9. 理事会の開催状況 回数 開催月日 議 題 第 1 回 29.5.29 1. 平成 28 年度決算について 業務報告及び決算報告について 監査報告について ( 報告事項 ) 1. 貸倒引当金の計上基準の見直しについて 2. 返済計画の見直しについて 第 2 回 29.7.7 1. 平成 29 年度分譲宅地の処分について 2. 平成 29 年度利便施設用地の賃貸について 第 3 回 29.8.23 1. 北海道住宅供給公社返済計画 ( 事業計画 ) の見直しについて 2. 平成 29 年度利便施設用地の賃貸について 第 4 回 29.12.22 1. 旭岡団地 ( 函館市西旭岡町 ) 分譲地に係る処分方針について 2. 平成 29 年度分譲宅地の処分について 3. 公社賃貸住宅 ( ファインズ ) の家賃の改定について ( 報告事項 ) 1. 北海道住宅供給公社事業計画の見直しについて 2. 平成 29 年度事業計画の実施状況について 第 5 回 30.2.21 1. 平成 30 年度分譲宅地等の募集について 2. 平成 30 年度事業計画及び資金計画について 第 6 回 30.3.14 1. 札幌市 24 軒ビル ( 中高層建物 ) に係る処分について 10. 規程の制定 改廃 なし -5-