あなたの は同性婚を認める? 認めない? さあ どっち! 今川和可梨 遠藤陽平 小出賢佑 竹内莉麻 西川憲吾
Ⅰ: 同性婚に注目した理由 Ⅱ: 疑問発起 Ⅲ: 仮説立て Ⅳ: 検証方法 Ⅴ: 結果内容 Ⅵ: 考察
I think same sex couples should be able to get married 出典 :https://www.youtube.com/watch?v=qecdyeaby5i
やっぱり君と僕は犬猿の仲 そっちが賛成ならこっちは反対 出典 :http://www.47news.jp/cn/201309/cn2013092001000910.html 国ごとの 同性婚 への対応が違う!
歴史的 国家主義体制 資本主義 社会主義 宗教 プロテスタント カトリック ロシア正教
同性愛許容度
同性婚を認めている国
同性愛許容度ランキング 北欧 : 高い 中東 北アフリカ : 低い 出典 : 欧州価値観調査 出典 : 世界価値観調査 許容度の差はどこから生じるのか
同性愛への 人の価値観 許容 社会化 価値観 規範 後天的な学習
影響 社会 環 作成 境
人口 思想 社会 政治 教育 科学 経済 社会 軍事 文化 7 つの要素
仮 説 7 つの要素の差 同性愛許容度に影響
人口 人口密度 軍事 世界平和度指数 政治 民主主義指標 世界男女格差指数 教育 教育指数 経済 文化 一人当たり GNI ( 一人当たり所得 ) インターネット普及率 思想 宗教
回帰分析 被説明変数 説明変数 同性婚許容度の数値 社会を示す指標 出典 : 世界価値観調査
使用データ一覧 被説明変数 記号 Y 変数データ名データ出典 ( 年 ) 備考 ( データ説明の補足 ) 同性愛許容度 世界価値観調査 2014 欧州価値観調査 2008 有効回答数 1000~2000 のサンプルで参照 A 男女平等 The Global Gender Gap Report 2013 経済活動の参加と機会教育健康と生存政治への関与のそれぞれのスコアから参照 説明変数 B C 一人当たり GNI ( 所得 ) ネット普及率 (%) national accounts main aggregates database 2012 ITU/ 国際電気通信連合 2013 US$ 表示 E 教育指数 HDI( 人間開発指数 ) を使用人間開発報告書 2013 長寿で健康な生活 知識へのアクセス国連開発計画 (UNDP) 一定の生活水準の項目から参照
記号 変数データ名データ出典 ( 年 ) 備考 ( データ説明の補足 ) F 民主主義指標 Democracy Index 2010 選挙手続きと多元主義政府の機能政治への参加政治文化市民の自由の項目の質問から指標を参照 G 人口密度 ( 人 /Km^2) 世界のネタ帳 2013 説明変数 H 世界平和度指数 Global Peace Index 2009~13 D1 イスラム教 2009~13 年の平均指標内戦 政治 犯罪 軍事などの項目から指標を参照 D2 D3 カトリック プロテスタント 外務省ホームページ (2014 年現在のデータ ) 各国の宗教構成より最も多い割合のもの参照 D4 キリスト正教
宗教 イスラム教 レバノン マレーシア アルジェリア カザフスタンキルギス リビア ナイジェリア イラク トルコ パキスタンウズベキスタン カタール ヨルダン モロッコアゼルバイジャン チュニジアイエメン パレスチナ
カトリック オランダ スペイン オーストラリア ウルグアイ ドイツ ベルギーチリ フランス スロベニア フィリピン メキシコ ペルーポーランド コロンビア エクアドル トリニダードトバコ ルワンダ プロテスタント アイスランド スウェーデン フィンランド ニュージーランド アメリカ イギリス ガーナ
キリスト正教 キプロス エストニア ロシア ウクライナ ルーマニア アルメニア ベラルーシ その他宗教 日本 韓国 中国 台湾 シンガポール ジンバブエ
注目ポイント R²( 決定係数 ) 被説明変数の動きが目的変数によってどの程度説明できているのか 各説明変数の係数値とその符号 ( 正 ) t 値 社会の成熟を示す要素の値が高くなるほど同性愛の許容度が高い それぞれの説明変数が被説明変数に有意に働いているか
男女平等教育指数 一人当たり GNI ネット普及率 民主主義指標世界平和度指数 相関関係がある 単体での
男女平等 8.5 7.5 6.5 同性愛許容度 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 男女平等指数 男女平等指数出典元 :The Global Gender Gap Report 2013
男女平等 回帰式 Y= -11.5447 + 21.8805 t (-5.7187) (7.5520) 重決定 R^2=0.5644 補正 R^2=0.5546
男女平等 回帰式 Y= -6.0357 + 13.7556-0.7686 t (-2.0161) (3.1503) (-1.0132) +0.8999 + 1.0176-0.9729 (1.2043) (1.0942) (-1.1816) 重決定 R^2=0.6597 補正 R^2=0.6172
一人あたり GNI
一人あたり GNI 回帰式 Y= 2.1036 + 6.49 t (7.2480) (6.1817) 重決定 R^2=0.4189 補正 R^2=0.4079
一人あたり GNI 回帰式 Y= 2.1051 + 4.16-0.86 t (4.0278) (4.6648) (-1.5311) +1.5788 + 2.0102-0.1336 (2.8725) (3.0738) (-0.2039) 重決定 R^2=0.7001 補正 R^2=0.6695
ネット普及率 8.5 7.5 6.5 同性愛許容度 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 ネット普及率 (%) ネット普及率出典元 :ITU/ 国際電気通信連合 2013
ネット普及率 回帰式 Y= 0.2007 + 0.0577 t (0.4290) (7.5385) 重決定 R^2=0.5270 補正 R^2=0.5177
ネット普及率 回帰式 Y= 0.4994 + 0.0410-0.4332 t (0.7302) (5.9238) (-0.7425) +1.6743 + 1.9553-0.1951 (3.0678) (3.1336) (-0.3071) 重決定 R^2=0.7506 補正 R^2=0.7241
教育指数 8.5 7.5 同性愛許容度 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 教育指数 教育指数出典元 : 人間開発報告書 2013(UNDP)
教育指数 回帰式 Y= -4.4997 + 10.3265 t (-4.0804) (7.2173) 重決定 R^2=0.5004 補正 R^2=0.4908
教育指数 回帰式 Y= -2.5246 + 7.1273-0.5760 t (-2.4395) (5.9045) (-1.0529) +1.4459 + 2.1237-0.6740 (2.6760) (3.3691) (-1.0859) 重決定 R^2=0.7526 補正 R^2=0.7268
民主主義指標 8.5 7.5 6.5 同性愛許容度 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 民主主義指標民主主義指標出典元 :Democracy Index 2012
民主主義指標 回帰式 Y= -1.4657 + 0.7955 t (-3.3641) (11.7172) 重決定 R^2=0.7214 補正 R^2=0.7162
民主主義指標 回帰式 Y= -0.4243 + 0.6073-0.4715 t (-0.6020) (6.3252) (-0.9207) +0.6243 + 0.9266-0.4596 (1.2306) (1.4732) (0.5750) 重決定 R^2=0.7616 補正 R^2=0.7372
世界平和度指数 8.5 7.5 6.5 同性愛許容度 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 世界平和度指数世界平和度指数出典元 :Global Peace Index 2009~13
世界平和度指数 回帰式 Y= -16.6715 + 2.4968 t (-4.5653) (5.5025) 重決定 R^2=0.3679 補正 R^2=0.3558
世界平和度指数 回帰式 Y=-7.6834 + 1.3246-0.8744 t (-2.2011) (3.1392) (-1.3731) +1.4876 + 2.1746-0.3554 (2.4504) (3.0130) (-0.4931) 重決定 R^2=0.6346 補正 R^2=0.5966
人口密度 ダミー変数 有意である 説明変数 有意ではない
人口密度 8.5 7.5 6.5 同性愛許容度 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0 100 200 300 400 500 600 700 人口密度 ( 人 /Km^2) 人口密度出典元 : 世界のネタ帳 2013
人口密度 回帰式 Y= 3.2612 + 0.0009 t (8.5643) (0.4781) 重決定 R^2=0.0004 補正 R^2=-0.015
人口密度 回帰式 Y= 2.8126 + 0.0008-1.2243 t (3.4385) (0.5214) (-1.5257) +1.67760 + 2.8452-0.4333 (2.1778) (3.0707) (-0.4673) 重決定 R^2=0.5628 補正 R^2=0.5162
強い正の相関正の相関相関なし 民主主義指標一人当たり GNI 世界男女格差指数教育指数 世界平和度指数 人口密度
一人当たり GNI ネット普及率教育指数 世界平和度指数 人口密度 t 値 プロテスタントカトリックイスラム教キリスト教 有意 有意でな い
一人あたり GNI カトリック プロテスタント ネット普及率 教育指数世界平和度指数 人口密度 プロテスタント カトリック 民主主義指標有意性なし
社会の様々な要素 有意的関連 同性愛許容度 あったのか なぜ関連が
民主主義指標世界男女格差指数 高い = 市民の自由度が高い 個人の自由度が保証 同性愛許容度に影響
一人当たり GNI 所得が高い = 生活に余裕が持てる 低い = 精神的余裕が持てない 所得による生活のゆとりの違い 同性愛許容度に影響
ネット普及率 ネットの普及 = より多くの個人が世界中のニュースや人の考えなど多くの情報を享受できる グローバルコミュニティによる多様的な考え 同性愛許容度に影響
教育指数 情報を処理して考える力基礎的な教育物事への疑問 理解 同性愛許容度に影響
世界平和度指数 低い = 社会不安が広まる 混沌とした社会 同性愛という 新しい文化が根付くのは困難
宗教 プロテスタント カトリックが多くの指標で 有意に働いていたのはなぜか? 隣人愛
宗教 基本論理 キリスト教 神を愛する事と共に 隣人への愛こそもっとも大切な戒め 許容がある程度高い
宗教 有意性 プロテスタント > カトリック 基本論理 + 教会を介さない個人で聖書を読み 考える
宗教 国によっては死刑にもなる イスラム教 同性愛許容度それぞれの指標の相関 必ずしも負の方向に 有意に働かない!
宗教 影響力 イスラム教 > 所得の豊かさ 社会不安 社会環境が 改善されたら イスラム教国も 同性愛許容度が 向上するかも?
ご清聴ありがとうございました