平成 30 年度介護報酬改定案 居宅介護支援 介護予防支援 説明資料 平成 30 年 3 月新潟県高齢福祉保健課
平成 30 年度介護報酬 基準の改定内容 1 介護報酬関係 < 居宅介護支援 > 目的 算定要件 改正後の加算 単価等 = 新規 = 一部修正 = 修正なし 留意点 = 運営基準関係 大項目 = 小項目 告示 通知等 体制届 居宅介護支援費 (Ⅰ) ケアマネジャー 1 人当たりの取扱件数が 40 未満である場合又は 40 以上である場合において 40 未満の部分 要介護 1~2 1,042 単位 / 月 1,053 単位 / 月要介護 3~5 1,353 単位 / 月 1,368 単位 / 月 基本報酬の見直し 居宅介護支援費 (Ⅱ) ケアマネジャー 1 人当たりの取扱件数が 40 以上である場合において 40 以上 60 未満の部分 要介護 1~2 要介護 3~5 521 単位 / 月 527 単位 / 月 677 単位 / 月 684 単位 / 月 P1~P2 居宅介護支援費 (Ⅲ) ケアマネジャー 1 人当たりの取扱件数が 40 以上である場合において 60 以上の部分 要介護 1~2 要介護 3~5 313 単位 / 月 316 単位 / 月 406 単位 / 月 410 単位 / 月 利用者が入院する際 病院 診療所の職員に対して心身の状況や生活環境等の利用者に係る必要な情報を提供した場合 算定要件の変更 入院時情報連携加算 (Ⅰ) 200 単位 / 月入院してから 3 日以内に情報を提供 入院時情報連携加算 (Ⅱ) 100 単位 / 月入院してから 4~7 日以内に情報を提供 居宅介護支援の提供に当たり 利用者等に対して 入院時に担当ケアマネジャーの氏名等を入院先医療機関に提供するよう依頼することを義務付ける 入院時情報連携加算 Ⅰ Ⅱ 共通事項 利用者 1 人につき月 1 回を限度とする P4~P5 情報提供方法は問わない Ⅰ 及びⅡの同時算定不可 様式例は国から示される 医療と介護の連携の強化 利用者が病院 診療所 地域密着型介護老人福祉施設又は介護保険施設 ( 以下 病院 施設等 という ) から退院 退所し 居宅サービス又は地域密着型サービスを利用する際 病院 施設等の職員と面談し 利用者に関する必要な情報提供を受けた上で居宅サービス計画を作成し 居宅サービス又は地域密着型サービスの利用に関する調整を行った場合 退院 退所加算 (Ⅰ) イ 450 単位必要な情報の提供をカンファレンス以外の方法により 1 回受けていること 退院 退所加算 (Ⅰ) ロ 600 単位必要な情報の提供をカンファレンスにより 1 回受けていること 退院 退所加算 (Ⅱ) イ 600 単位必要な情報の提供をカンファレンス以外の方法により 2 回以上受けていること 退院 退所加算 (Ⅱ) ロ 750 単位必要な情報の提供を 2 回受けており うち 1 回以上はカンファレンスによること 退院 退所加算 (Ⅲ) 900 単位必要な情報の提供を 3 回以上受けており うち 1 回以上はカンファレンスによること 初回加算と同時算定不可 いずれか算定する場合は その他の加算算定不可 入院または入所期間中につき 1 回を限度とする 様式例について国が見直す P5~P7
目的 算定要件 改正後の加算 単価等 = 新規 = 一部修正 = 修正なし 留意点 = 運営基準関係 大項目 = 小項目 告示 通知等 体制届 末期の悪性腫瘍在宅で死亡した利用者に対して その死亡日及び死亡日前 14 日以内に2 日以の利用者に対す上 当該利用者又はその家族の同意を得て 当該利用者の居宅を訪問し 当るケアマネジメン該利用者の心身の状況等を記録し 主治の医師及び居宅サービス計画に位ト置付けた居宅介護サービス事業者へ提供した場合 ターミナルケアマネジメント加算 400 単位 / 月 対象利用者は 末期の悪性腫瘍の患者であって在宅で死亡した利用者に限る ( 在宅訪問後 24 時間以内に在宅以外で亡くなったを含む ) ターミナルケアマネジメントを受けることに同意した利用者について 24 時間連絡できる体制を確保しており かつ 必要に応じて指定居宅介護支援を行うことができる体制を整備していること P7 必要 居宅介護支援の業務が適切に行われない場合 公平中立のケア ( 人員及び運営に関する基準第四条第二項 第十三条第七号 第九号から第マネジメントの確十一号 第十四号及び第十五号 ( これらの規定を同条第十六号において準用保する場合を含む ) に定める規定に適合していないこと ) 運営基準減算 所定単位数に 50/100 を乗じた単位数 ( 変更無 ) 減算に該当する 要件 の変更 2 月以上継続している場合は 所定単位の算出はしない 利用者の意思に基づいた契約であることを確保するため 利用者やその家族に対して 利用者はケアプランに位置付ける居宅サービス事業所について 複数の事業所の紹介を求めることが可能であることや当該事業所をケアプランに位置付けた理由を求めることが可能であることを説明することを義務づける 以下の要件を追加 利用者やその家族に対して ケアプランに位置付ける P2 居宅サービス事業所について以下の説明を行わなかった場合 複数の事業所の紹介を求めることが可能であること 居宅サービス事業所をケアプランに位置付けた理由を求めることが可能であること 公平中立のケアマネジメントの確保 正当な理由なく 前 6 月間に作成したケアプランに位置付けられた訪問介護特定事業所集中減算サービス等の提供総数の内 同一の特定の滋養者に偏っている場合 事業所 所定単位数から200 単位 / 月を減算 ( 変更無 ) が 特定の事業所に偏っている場合 減算に該当する 基準 の変更 対象となる訪問介護等サービスの範囲が 次のとおりとなる訪問介護 通所介護 地域密着型通所介護 福祉用具貸与 P2 必要
目的 算定要件 改正後の加算 単価等 = 新規 = 一部修正 = 修正なし 留意点 = 運営基準関係 大項目 = 小項目 告示 通知等 体制届 特定事業所加算 Ⅰ = 下記 1~12 の算定要件を全て満たす場合 常勤の主任介護支援専門員を 2 人以上配置 要介護 3~5 までの割合が 40% 以上であること 特定事業所加算 Ⅱ = 算定要件 2~4 6~12 を満たし 常勤の主任介護支援専門員を 1 人以上配置できる場合 常勤の介護支援専門員を 3 人以上配置できること 特定事業所加算 Ⅲ = 算定要件 3 4 6~12 を満たし 常勤の主任介護支援専門員を 1 人以上 常勤の介護支援専門員を 2 人以上配置できる場合 質の高いケアマネジメントを実施する事業所の評価の推進 特定事業所加算 (Ⅰ~Ⅲ) の算定要件 1 専ら指定居宅介護支援の提供に当たる常勤の主任介護支援専門員を 2 名以上配置していること 2 専ら居宅介護支援の提供に当たる常勤の介護支援専門員を 3 名以上配置していること 3 利用者に関する情報又はサービス提供に当たっての留意事項に係る伝達等を目的とした会議を定期的に開催すること 4 24 時間連絡体制を確保し かつ 必要に応じて利用者等の相談に対応する体制を確保していること 5 算定日が属する月の利用者の総数のうち 要介護状態区分が要介護 3 要介護 4 又は要介護 5 である者の占める割合が 100 分の 40 以上であること 6 当該居宅支援事業所における介護支援専門員に対し 計画的に研修を実施していること 7 地域包括支援センターから支援が困難な事例を紹介された場合においても 当該支援が困難な事例に係る者に指定居宅介護支援を提供していること 8 地域包括支援センター等が実施する事例検討会に参加していること 9 居宅介護支援費に係る運営基準減算又は特定事業所集中減算の適用を受けていないこと 10 指定居宅支援事業所において 指定居宅介護支援の提供を受ける利用者数が当該指定居宅支援事業所の介護支援専門員 1 人あたり 40 名未満であること 11 法第 69 条の 2 第 2 項第 1 号に規定する介護支援専門員実務研修における科目 ケアマネジメントの基礎技術に関する実習 等に協力又は協力体制を確保していること 12 他の法人が運営する指定居宅介護支援事業者と共同で事例検討会 研修回答を実施していること参照 特定事業所加算 Ⅰ から Ⅲ について 算定要件の変更 特定事業所加算 Ⅰ 500 単位 / 月 特定事業所加算 Ⅱ 400 単位 / 月 特定事業所加算 Ⅲ 300 単位 / 月 以下の要件を追加 12 他の法人が運営する指定居宅介護支援事業者と共同で事例検討会 研修会等を実施していること (Ⅰ~Ⅲ 共通 ) 8 地域包括支援センター等が実施する事例検討会に P3~P4 参加していること ( 現行 Ⅰに加えてⅡ 及びⅢの要件にも追加 ) 必要
医療機関等との総合的な連携の促進 次に掲げる基準のいずれにも適合すること 1 前々年度の三月から前年度の二月までの間において退院 退所加算の算定に係る病院 施設等との連携の回数の合計が35 回以上であること 特定事業所加算 Ⅳ 2 前々年度の三月から前年度の二月までの間においてターミナルケアマネジ 125 単位 / 月メント加算を5 回以上算定していること 3 特定事業所加算 Ⅰ~Ⅲのいずれかを算定していること 平時からの医療機関との連携促進イ. 利用者が医療系サービスの利用を希望している場合等は 利用者の同意を得て主事の医師等の意見を求めることとされているが この意見を求めた主事の医師等に対してケアプランを交付することを義務付ける ロ. 訪問介護事業所等から伝達された利用者の口腔に関する問題や服薬状況 モニタリング等の際にケアマネジャー自身が把握した利用者の状態等について ケアマネジャーから主治の医師や歯科医師 薬剤師に必要な情報伝達を行うことを義務づける 当該加算は 平成 31 年度から施行 P3~P4 必要
2 人員基準及び運営基準関係 < 居宅介護支援 > 目的 内容 省令 通知等 人材育成の取り組みの促進 管理者要件の変更 事業所内の介護支援専門員 事業所内の主任介護支援専門員 ( 平成 33 年 3 月 31 日まで経過措置期間が設けられる ) 訪問回数の多いケアプランについては 利用者の自立支援 重度化防止や地域資源の有効活用等の観点から 市町村が確認し 必要に応じて是正を促していくことが適当であり ケアマネジャーが 統計的に見て通常のケアプランよりかけ離れた回数 ( ) の訪問介護 ( 生活援助中心型 ) を位置付ける場合には 市町村にケアプランを届け出ることとする 訪問回数の多い ( ) 全国平均利用回数 +2 標準偏差 を基準として平成 30 年 4 月に国が定め 6ヶ月の周知期間を設けて10 月から施行する 利用者への対応 地域ケア会議の機能として 届け出られたケアプランの検証を位置付け 市町村は地域ケア会議の開催等により 届け出られたケアプランの検証を行うこととする また市町村は 必要に応じ ケアマネジャーに対し 利用者の自立支援 重度化防止や地域資源の有効活用等の観点から サービス内容の是正を促す < 居宅介護支援 介護予防支援 > 入院時における医療機関との連携促進居宅介護支援 介護予防支援の提供の開始に当たり 利用者等に対して 入院時に担当ケアマネジャーの氏名等を入院先医療機関に提供するよう依頼することを義務付け 医療と介護の連携の強化 平時からの医療機関との連携促進 ⅰ 利用者が医療系サービスの利用を希望している場合等は 利用者の同意を得て主治の医師等の意見を求めることとされているが この意見を求めた主治の医師等に対してケアプランを交付することを義務付け ⅱ 訪問介護事業所等から伝達された利用者の口腔に関する問題や服薬状況 モニタリング等の際にケアマネジャー自身が把握した利用者の状態等について ケアマネジャーから主治の医師や歯科医師 薬剤師に必要な情報伝達を行うことを義務付け 公平中立のケアマネジメントの確保 利用者の意思に基づいた契約であることを確保するため 利用者やその家族に対して 利用者はケアプランに位置付ける居宅サービス事業所について 複数の事業所の紹介を求めることが可能であることや当該事業所をケアプランに位置付けた理由を求めることが可能であることを説明することを義務付け なお 例えば 集合住宅居住者において 特定の事業者のサービス利用が入居条件とされ 利用者の意思 アセスメント等を勘案せずに 利用者にとって適切なケアプランの作成が行われていない実態があるとの指摘も踏まえ 利用者の意思に反して 集合住宅と同一敷地内等の居宅サービス事業所のみをケアプランに位置付けることは適切ではないことを明確化 障害福祉制度の 障害福祉サービスを利用してきた障害者が介護保険サービスを利用する場合等における ケアマネジャーと障害福祉制度の相談支援専門員との密接な連携を促進するため 指定居宅介相談支援専門員護支援事業者が特定相談支援事業者との連携に努める必要がある旨を明確にするとの密接な連携
Ⅱ 指定居宅介護支援介護給付費単位数の算定構造 居宅介護支援費 基本部分 注 注 注 注 注 運営基準減算 特別地域居宅介 護支援加算 中山間地域等における小規模事業所加算 中山間地域等に居住する者へのサービス提供加算 特定事業所集中減算 要介護 1 2 ( 527 単位 ) イ居宅介護支援費 (1 月につき ) (1) 居宅介護支援費 (Ⅰ) 要介護 1 2 (1,053 単位 ) 要介護 3 4 5 (1,368 単位 ) (2) 居宅介護支援費 (Ⅱ) ( ) 要介護 3 4 5 ( 684 単位 ) 要介護 1 2 ( 316 単位 ) ( 運営基準減算の場合 ) 50/100 ( 運営基準減算が 2 月以上継続している場合 ) 算定しない +15/100 +10/100 +5/100 1 月につき -200 単位 (3) 居宅介護支援費 (Ⅲ) ( ) 要介護 3 4 5 ( 410 単位 ) ロ初回加算 (1 月につき +300 単位 ) ハ特定事業所加算 ニ入院時情報連携加算 (1) 特定事業所加算 (Ⅰ) (2) 特定事業所加算 (Ⅱ) (3) 特定事業所加算 (Ⅲ) (4) 特定事業所加算 (Ⅳ) (1) 入院時情報連携加算 (Ⅰ) (2) 入院時情報連携加算 (Ⅱ) (1 月につき +500 単位 ) (1 月につき +400 単位 ) (1 月につき +300 単位 ) (1 月につき +125 単位 ) (1 月につき +200 単位 ) (1 月につき +100 単位 ) ホ退院 退所加算 ( 入院または入所期間中 1 回を限度に算定 ) (1) 退院 退所加算 (Ⅰ) イ (2) 退院 退所加算 (Ⅰ) ロ (3) 退院 退所加算 (Ⅱ) イ (4) 退院 退所加算 (Ⅱ) ロ (5) 退院 退所加算 (Ⅲ) (+450 単位 ) (+600 単位 ) (+600 単位 ) (+750 単位 ) (+900 単位 ) ヘ小規模多機能型居宅介護事業所連携加算 (+300 単位 ) ト看護小規模多機能型居宅介護事業所連携加算 (+300 単位 ) チ緊急時等居宅カンファレンス加算 (1 月に 2 回を限度に +200 単位 ) リターミナルケアマネジメント加算 死亡日及び死亡日前 14 日以内に 2 日以上在宅の訪問等を行った場合 (+400 単位 ) 居宅介護支援費 (Ⅱ) (Ⅲ) については 介護支援専門員 1 人当たりの取扱件数が 40 件以上である場合 40 件以上 60 件未満の部分については (Ⅱ) を 60 件以上の部分については (Ⅲ) を算定する ハ (4) については 平成 31 年 4 月 1 日から算定できるものとする 介護 15
Ⅱ 指定介護予防支援介護給付費単位数の算定構造 介護予防支援費 基本部分 イ介護予防支援費 (1 月につき ) (430 単位 ) ロ初回加算 (+300 単位 ) ハ介護予防小規模多機能型居宅介護事業所連携加算 (+300 単位 ) 予防 12
介護報酬改定資料 ~ 居宅介護支援及び介護予防支援に係る告示 通知 ( 抜粋 )~ ページは H30 厚生労働省社会保障審議会第 158 回介護給付費分科会資料 別紙 のページ ページ 1 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 P1~8 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 当該資料は 平成 30 年 1 月 26 日時点での厚生労働省社会保障審議会介護給付費分科会資料等を抜粋して作成したものであり 改正後の省令 関係通知により変更がある場 合がありますので ご留意ください また 告示に係る留意事項通知が 後日厚生労働省より示されますので 県のホームページ掲載後 確認してください