平成 27 年度補正予算中小企業等の省エネ 生産性革命投資促進事業費補助金 平成 28 年 2 月 1.0 版
の省エネルギー効果計算について説明します
この章では の導入を例に作業の流れ 方法を説明します 当該設備と異なる設備の導入についての詳細は別冊 をご覧ください エネルギー使用量の計算 計算方法の検討 更新範囲の登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度の設定 指定 簡易 独自から選択 設備の更新前後で共通の情報を登録 既存設備 / 導入予定設備それぞれの仕様情報等の登録 の指定計算に関する基本的な考え方について 計算方法の選び方下表の選択基準の欄の内容を参考に どの計算方法を用いるかを決定してください 設備の更新前後のエネルギー計算結果に対する裕度の登録量を差し引いた省エネ量の確認 既存設備のエネルギー使用量既存設備の無負荷損 負荷損 基準負荷率から全損失を算出した後 稼働時間 (24h 365 日 =8,760h) を乗じることで電力損失量を推計 導入予定設備のエネルギー使用量導入予定設備の無負荷損 負荷損 基準負荷率から全損失を算出した後 稼働時間 (24h 365 日 =8,760h) を乗じることで電力損失量を推計 区分計算方法計算方法省エネルギー効果計算入力項目 既存設備 指定計算 無負荷損 負荷損 基準負荷率を利用して年間電力損失量を計算する方法 相数 ( 既存 ) 周波数 ( 既存 ) 容量 ( 既存 ) 2 次電圧 ( 既存 ) 無負荷損 ( 既存 ) 負荷損 ( 既存 ) 独自計算 上記以外の方法で計算を行う場合 エネルギー使用量 ( 月別電力損失量 ) 導入予定設備 指定計算 無負荷損 負荷損 基準負荷率を利用して年間電力損失量を計算する方法 容量 ( 導入予定 ) 無負荷損 ( 導入予定 ) 負荷損 ( 導入予定 ) 独自計算 上記以外の方法で計算を行う場合 エネルギー使用量 ( 月別電力損失量 ) 3
既存 導入予定設備の計算方法について の省エネルギー量計算において 設備の更新前後で異なる計算方法を用いることはできません 既存設備の計算に 指定計算 を用いた場合は 導入予定設備の計算にも 指定計算 を 既存設備の計算に 独自計算 を用いた場合は 導入予定設備の計算にも 独自計算 を用いることとします 既存設備の計算 指定計算 導入予定設備の計算 指定計算 独自計算 独自計算 計算時の注意事項 独自計算を行った場合でも既存 導入予定設備で稼働時間は ((24h 365 日 =8,760h)) として計算してください 4
エネルギー使用量の計算 計算方法の検討 更新範囲の登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度の設定 更新範囲登録画面の表示 省エネルギー効果計算を行うために 更新範囲を登録します 省エネルギー効果計算は 補助事業者情報 導入設備情報等を登録した後で 省エネルギー効果計算 ( 総括 ) 欄から画面を開きます 計算を行う設備区分の 詳細 をクリックして 設備情報一覧 画面に進み そこから更新範囲の登録画面に進みます < 申請書詳細画面 > < 設備情報一覧画面 > 更新範囲追加 更新範囲追加 をクリック 申請書詳細画面 を下部までスクロールし 計算を行う設備区分の 詳細 をクリック 5
更新範囲登録画面イメージと項目説明計算時に使用する統一条件 ( 設備情報 更新範囲名 稼働時間等 ) を登録します < 更新範囲登録画面 > 1 2 3 4 5 6 更新範囲 入力画面イメージ画像 1 ~ 5 までを登録し 6 確定 をクリックします 続けて更新範囲 ( グループ ) を登録します グループ情報 が表示されます 更新範囲 7 更新範囲 8 9 10 7 ~ 9 までを登録し 10 保存する をクリックします 入力した条件で更新範囲が登録されます 以下の説明を参考に 更新範囲情報をポータルへ入力してください No. 項目名入力方法説明備考 1 計算方法 プルダウン 計算方法の選び方 を参考に 指定計算 又は 独自計算 を選択 独自計算 を選択した場合は エネルギー使用量 欄に計算後の値を入力する 2 更新範囲 手入力 更新範囲の名称を登録する例 ) フロア 1 オフィスフロア 店舗フロア等 提出書類 2-10 既存設備の撤去範囲 及び 2-11 導入予定設備の配置図 の記載と整合性をとること 3 相数プルダウン更新するの相数を選択する製品カタログ 仕様書 銘板等参照 4 周波数 (Hz) プルダウン更新するの周波数を選択する製品カタログ 仕様書 銘板等参照 5 2 次電圧 (V) プルダウン更新するの 2 次電圧を選択する製品カタログ 仕様書 銘板等参照 6
エネルギー使用量の計算 計算方法の検討指定 簡易 独自 更新範囲の登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度の設定 既存設備情報の登録 ( 指定計算 ) 省エネルギー効果計算を行う既存設備の基本情報や稼働台数等の情報を登録します 2-7 エネルギー使用量計算書 ( 設備毎 / 既存設備 ) 基本情報 1 計算方法 指定計算 2 既存 / 導入予定 既存設備 3 設備情報 設備情報 7 原油換算使用量 電気 更新範囲フロア1 4 台数 1 台 6 8 9 基準要件 10 相数三相 11 その他仕様 12 容量 300kVA 13 14 設備区分 5 種別 製造メーカー 電機株式会社 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 合計 製品名 型番 設置年 性能区分 基準値 1 備考 オールドトランス OLD-trans 1995 年 - - - (h) 基準負荷率 17 18 全損失 電力損失量 原油換算使用量 (%) (W) (kwh) (kl) 672 40% 性能値 1 - 基準値 2 - 性能値 2 - 無負荷損 16 920W 稼働時間 15 ポータル入力画面へ差し替え予定 周波数 負荷損 油入 50Hz 2 次電圧 210V( 三相 ) 4890W 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 1,702 1,144.0 0.294 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 720 40% 1,702 1,225.7 0.315 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 720 40% 1,702 1,225.7 0.315 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 720 40% 1,702 1,225.7 0.315 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 720 40% 1,702 1,225.7 0.315 744 40% 1,702 1,266.5 0.325 8,760 - - 14,912.3 3.829 原油換算使用量合計 (kl/ 年 ) 3.829 kl 7
既存設備情報の入力 ( 指定計算 ) 以下の説明を参考に 既存設備情報をポータルへ入力します No. 項目名入力方法説明備考 1 計算方法プルダウン 事前に登録した更新範囲から該当の範囲を選択する 2 既存 / 導入予定プルダウン 既存設備 を選択する 3 更新範囲プルダウン 4 台数手入力 5 種別プルダウン 事前に登録した更新範囲から該当の範囲を選択する 3 で選択した更新範囲内の 既存設備の台数を入力する モールド 油入 その他 から選択する 6 製造メーカー手入力既存設備の製造メーカー名を入力する設備銘板等参照 7 製品名手入力既存設備の製品名を入力する設備銘板等参照 8 型番 ( 品番 ) 手入力既存設備の製品型番を入力する設備銘板等参照 9 設置年プルダウン 10 相数自動表示 11 周波数 (Hz) 自動表示 固定資産台帳に記載されている 既存設備の設置年 ( 取得年 ) を選択する 事前に 更新範囲 で登録した情報が反映される 事前に 更新範囲 で登録した情報が反映される 12 容量 (kva) 手入力既存設備の容量を入力する製品カタログ 仕様書 設備銘板等参照 13 2 次電圧 (V) 自動表示 事前に 更新範囲 で登録した情報が反映される 14 無負荷損 (W) 手入力既存設備の無負荷損を入力する製品カタログ 仕様書 設備銘板等参照 15 負荷損 (W) 手入力既存設備の負荷損を入力する製品カタログ 仕様書 設備銘板等参照 16 月間想定稼働時間 (h) 自動表示 1 年間稼働している前提で表示 17 基準負荷率 (%) 自動計算 12 の容量によって自動計算される 18 全損失 (W) 自動計算 無負荷損 負荷損 基準負荷率から自動計算される 500kVA 以下は 40% 500kVA 超過は 8
エネルギー使用量の計算 計算方法の検討指定 簡易 独自 更新範囲の登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度の設定 導入予定設備情報の登録 ( 指定計算 ) 省エネルギー効果計算を行う導入予定設備の基本情報や導入台数等の情報を登録します 2-7 エネルギー使用量計算書 ( 設備毎 / 導入予定設備 ) 基本情報計算方法指定計算 1 既存 / 導入予定導入予定設備 設備情報 設備情報 6 10 基準値 1 4540W 11 性能値 1 890W 基準要件基準値 2 - 性能値 2 - 原油換算使用量 電気 更新範囲 2 フロア1 3 台数 1 台 5 7 8 9 12 13 その他仕様 15 17 設備区分 4 種別モールド 製造メーカー 株式会社 性能区分 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 製品名 型番 設置年 備考 標準 / 準標準 7 月 8 月 10 月 スーパートランス super-trans 2016 年 - 相数三相 14 周波数 50Hz 容量 1500kVA 16 2 次電圧 9 月 720 11 月 12 月 合計 油入 / 単相 /50/500kVA 以下 準標準仕様 無負荷損 470W 18 負荷損 2490W 稼働時間 (h) 19 (%) 20 744 672 744 720 744 720 744 744 744 720 744 8,760 基準負荷率 - ポータル入力画面へ差し替え予定 全損失 (W) - 210V( 三相 ) 電力損失量 (kwh) 812.8 734.1 812.8 786.6 812.8 786.6 812.8 812.8 786.6 812.8 786.6 812.8 9,570.1 原油換算使用量 (kl) 0.209 0.188 0.209 0.202 0.209 0.202 0.209 0.209 0.202 0.209 0.202 0.209 2.459 原油換算使用量合計 (kl/ 年 ) 2.459 kl 9
導入予定設備情報の入力 ( 指定計算 ) 以下の説明を参考に 導入予定設備情報をポータルへ入力します No. 項目名入力方法説明備考 1 既存 / 導入予定プルダウン 導入予定設備 を選択する 2 更新範囲プルダウン 3 台数手入力 4 種別プルダウン 5 製造メーカー手入力 事前に登録した更新範囲から該当の範囲を選択する 2 で選択した更新範囲内の 既存設備の台数を入力する モールド 又は 油入 を選択する 導入予定設備の製造メーカー名を入力する 6 製品名手入力導入予定設備の製品名を入力する製品カタログ 仕様書から転記する 7 型番 ( 品番 ) 手入力導入予定設備の製品型番を入力する製品カタログ 仕様書から転記する 8 設置年プルダウン導入予定設備の設置年を選択する 2016 年 又は 2017 年 を選択する 9 性能区分プルダウン 別表 1 で定められた性能基準指標を選択する 10 基準値 1 自動表示 別表 1 で定められた基準値が表示される 不明な場合は製造メーカー等に確認し 正しい性能区分を選択する 11 性能値 1 手入力基準値 1 に示された基準値を満たすこと製品カタログ 仕様書から転記する 12 標準 / 準標準プルダウン 標準仕様 準標準仕様 から選択する 13 相数自動表示 14 周波数 (Hz) 自動表示 事前に 更新範囲 で登録した情報が反映される 事前に 更新範囲 で登録した情報が反映される 15 容量 (kva) プルダウン導入予定設備の容量を入力する製品カタログ 仕様書から転記する 16 2 次電圧 (V) 自動表示 事前に 更新範囲 で登録した情報が反映される 17 無負荷損 (W) 手入力導入予定設備の無負荷損を入力する製品カタログ 仕様書から転記する 18 負荷損 (W) 手入力導入予定設備の負荷損を入力する製品カタログ 仕様書から転記する 19 基準負荷率 (%) 自動計算 15 の容量によって自動計算される 20 全損失 (W) 自動計算 無負荷損 負荷損 基準負荷率から自動計算される 500kVA 以下は 40% 500kVA 超過は 10
エネルギー使用量の計算 計算方法の検討 更新範囲の登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度の設定 登録情報の確認 申請者詳細画面 の [ 設備情報一覧 ] で 設備の計算漏れが無いか確認をしてください < 申請者詳細画面 >-< 導入設備一覧 > < 申請者詳細画面 > 事業全体での省エネルギー量の確認 計算された省エネルギー量の算出結果を確認します 申請する補助事業の省エネルギー効果を必ずご確認ください < 申請者詳細画面 >-< 省エネルギー効果計算 ( 総括 )> 裕度 合計 ( 裕度加味 ) % % % % % % % % マイナスの値でも可 マイナスの値は不可 裕度が加味された 合計値が表示される < 省エネルギー効果計算 ( 総括 ) 表でのマイナス表記について > 既存設備と導入予定設備で使用するエネルギー種別が異なる場合 エネルギー種別ごとの合計値にマイナスの値が表示される場合がありますが問題はありません ただし 事業全体の省エネルギー量の合計が 0 またはマイナスとなる場合は 事業を通じて省エネルギー効果を得られていないため 交付申請を行うことが出来ませんのでご注意ください 例 ) 既存設備のエネルギー種別 : 油 ( 原油換算での年間エネルギー使用量 :1,000kl) 導入予定設備のエネルギー種別 : ガス ( 原油換算での年間エネルギー使用量 :-700kl) このケースの場合 油の省エネルギー量が 1000kl になる一方 ガスは 700kl 増えるため ガスだけを見た場合はエネルギー使用量が増加したことになります (= 省エネルギー量がマイナス表示になる ) ただし 事業全体 ( 油やガスも含めた全体のエネルギー使用量 ) を見た場合は 300kl の省エネルギー量を得たことになります 11
エネルギー使用量の計算 計算方法の検討 更新範囲の登録 既存設備 導入予定設備 省エネ量の確認 計算裕度の設定 計算裕度設定画面の表示 計算裕度 を設定する場合は 以下 裕度設定 画面にて登録を行います < 申請書詳細画面 > 1 計算裕度登録 同意確認 計算裕度登録 申請書詳細 1 計算裕度登録クリックし 計算裕度登録画面表示 裕度選択 計算裕度登録 2 裕度 % 2 裕度選択 ( プルダウン ) 設備区分ごとに 10~20% の裕度を選択する最低でも 10% の裕度設定は必須 % % % % 裕度登録 3 保存内容を確認し 問題がなければ [ 保存 ] をクリック % % % 3 保存 登録が完了すると 申請者詳細画面 に戻ります これで すべての必要情報の登録 及び省エネルギー量計算は完了です 12
独自計算 を用いた場合の情報の登録について 独自計算 で既存設備 導入予定設備のエネルギー使用量を算出した場合は その結果を補助事業ポータルに登録する必要があります 補助事業ポータルでは 入力されたエネルギー使用量を原油換算し 事業全体の省エネルギー効果を算出します 更新範囲の登録 独自計算 を用いる際には 更新範囲登録画面の計算方法の欄で必ず 独自計算 を選択し 確定ボタンをクリックしてください その後 更新範囲の名称を入力のうえ 登録してください 独自計算 を選択した場合は 稼働条件 ( 稼働時間や必要熱量等 ) の登録は行いません 既存設備 導入予定設備の原油換算使用量の計算 エネルギー使用量算出画面 を開き 以下の手順に沿って各情報を登録し 設備の原油換算使用量を算出します 2-6 省エネルギー効果計算書 ( 設備毎 / 既存設備 ) 計算方法 更新範囲 台数 設備情報 設備情報 基準要件 エネルギー種別情報 エネルギー使用量 電気 計算方法独自計算既存 / 導入予定既存設備 更新範囲フロア 1 台数 1 台 設備区分高効率空調種別 ( 空調 ) ガスヒートポンプエアコン 製造メーカー 株式会社 製品名 カクメイエアコン G 型番 ( 品番 ) H7-TMAK 設置年 性能区分 - 1995 年 基準値 1 - 性能値 1 - 基準値 2 - 性能値 2 - 備考 - 種別 1 種別 2 月 昼間買電 その他の燃料等 熱量換算係数 1 熱量換算係数 2 エネルギー使用量 kwh 9.97 千 kwh 21 千m3 原油換算使用量 1 月 69.600 0.018 2 月 67.700 0.017 3 月 51.600 0.013 4 月 9.100 0.002 5 月 22.700 0.006 6 月 53.400 0.014 7 月 123.300 0.032 8 月 124.000 0.032 9 月 94.100 0.024 10 月 20.200 0.005 11 月 10.100 0.003 12 月 49.700 0.013 合計 695.500 0.179 月 様式サンプル エネルギー使用量 千m3 (kl) 原油換算使用量 1 月 0.597 0.324 2 月 0.583 0.316 (kl) 1. 更新範囲を選択する 独自計算 の結果を登録するために作成した更新範囲を選択し 確定ボタンをクリックしてください 2. 設備の基本情報を入力する < 登録する設備が既存設備の場合 > 製品名や型番等の情報を登録します < 登録する設備が導入予定設備の場合 > 予め登録をした該当設備をプルダウンから選択してください 3. エネルギー種別情報を入力する該当の設備が使用するエネルギー種別を選択してください 選択した種別に応じ 原油換算を行います 4. エネルギー使用量を入力する 独自計算 で算出した設備の月別のエネルギー使用量を登録してください 原油換算する前のエネルギー使用量を登録します ガス 3 月 0.445 0.241 4 月 0.078 0.042 5 月 0.196 0.106 6 月 0.460 0.249 7 月 1.063 0.576 8 月 1.069 0.579 9 月 0.811 0.439 10 月 0.174 0.094 11 月 0.087 0.047 12 月 0.428 0.232 合計 5.991 3.246 5. 原油換算量等計算ボタンをクリック入力したエネルギー使用量の値を基に 各月の原油換算を行います 原油換算使用量合計 (kl) 3.425 kl 13
参考 の指定計算の計算手順と計算式 の指定計算については以下の考えに基づき 補助事業ポータルで計算を行っています 凡 例 製品カタログ等から転記する値実績又は計画に基づき入力する値使用データや計算ロジックによって自動入力される値 1. 既存設備のエネルギー使用量算出の計算 以下の情報を用いて 既存設備の電力使用量を求める 2 無負荷損 [W] 負荷損 [W] 基準負荷率 [%] + 100 = 500kVA 以下 :40% 500kVA 超過 : 全損失 [W] 全損失 [W] 想定稼働時間 [h] 単位変更 1/1,000 [Wh kwh] 既存設備台数 [ 台 ] = 電力損失量 [kwh/ 年 ] 電力損失量 [kwh/ 年 ] 単位変更 熱量換算係数 9.97 [GJ/ 千 kwh] 1/1,000 [kwh 千 kwh] 原油換算係数 0.0258 [kl/gj] = 既存設備電力損失量 [kl/ 年 ] 2. 導入予定設備のエネルギー使用量算出の計算 以下の情報を用いて 導入予定設備の電力使用量を求める 既存設備と同じ計算式 無負荷損 [W] 負荷損 [W] 基準負荷率 [%] + 100 = 全損失 [W] 全損失 [W] 想定稼働時間 [h] 単位変更 1/1,000 [Wh kwh] 既存設備台数 [ 台 ] = 電力損失量 [kwh/ 年 ] 電力損失量 [kwh/ 年 ] 単位変更 熱量換算係数 9.97 [GJ/ 千 kwh] 1/1,000 [kwh 千 kwh] 原油換算係数 0.0258 [kl/gj] = 導入予定設備電力損失量 [kl/ 年 ] 3. 省エネルギー量算出の計算 1~2. までの計算を実施し 各々の原油換算使用量を求める 既存 導入予定設備の差分を省エネルギー量とする 既存設備電力損失量 [kl/ 年 ] 導入予定設備電力損失量 [kl/ 年 ] - = 省エネルギー量 [kl/ 年 ] 14
必要添付書類 交付申請書には選択した計算種別に応じて下記の書類を添付してください No. 計算パターン 指定簡易独自 必要証憑 証憑例 1 導入予定設備の仕様 ( 相数 周波数 容量 2 次電圧 無負荷損 負荷損 ) の根拠 導入予定設備製品カタログ 仕様書 該当する箇所に蛍光マーカー等で印をつけ 転記した箇所が判るようにする 2 独自計算の計算過程および使用した値の証憑 計算過程説明書 ( 計算式含む ) 計算内したデータの根拠資料 独自計算の場合 上記必要証憑をすべて添付してください 既存設備の場合 添付する必要はないが SII の求めに応じ 迅速に対応できるよう準備してください 上記は 交付申請時の提出書類添付 4( 設備の製品カタログ / 設備の仕様書 ) 又は添付 8( 省エネルギー効果独自計算書 ) にあたります ( [ 別冊 ] 交付申請の手引き 参照 ) 15
対象設備導入予定設備の基準要件 (P.16) の区分は以下の通り トップランナー 2014 < 表 1> 特定設備の対象適用範囲 油入 モールド単相 10~500kVA 三相 20~2000kVA 高圧 6kV 3kV 低圧 100V~600V 除外機種ガス絶縁 H 種乾式スコット結線モールド灯動水冷又は風冷 3 巻線以上の多巻線柱上 < 表 2> 対象品の機種と適用規格の関係 標準仕様 準標準仕様 容量 単相 10~500kVA の標準容量 5を超え500kVA 以下三相 20~2000kVA の標準容量 10を超え2000kVA 以下 一次電圧 6.6kV 6kV 級及び3kV 級 ただし 6kV 級及び3kV 級共用のものを含む 210V-105V( 単相 ) 210V( 三相 ) 二次電圧 420V(1500,2000KVA 100V 以上 600V 以下 50Hz) 440V(1500,2000KVA 60Hz) 油入 JIS C 4304:2013 JEM1500:2014 適用規格モールト JIS C 4306:2013 JEM1501:2014 16
種別性能区分基準値 油入 1 単相 50Hz 500kVA 以下 全損失 11.2 S 0.732 以下 60Hz 500kVA 以下 全損失 11.1 S 0.725 以下 三相 50Hz 500kVA 以下 全損失 16.6 S 0.696 以下 500kVA 超 全損失 11.1 S 0.809 以下 60Hz 500kVA 以下 全損失 17.3 S 0.678 以下 500kVA 超 全損失 11.7 S 0.790 以下 モールド 2 単相 50Hz 500kVA 以下 全損失 16.9 S 0.674 以下 60Hz 500kVA 以下 全損失 15.2 S 0.691 以下 三相 50Hz 500kVA 以下 全損失 23.9 S 0.659 以下 500kVA 超 全損失 22.7 S 0.718 以下 60Hz 500kVA 以下 全損失 22.3 S 0.674 以下 500kVA 超 全損失 19.4 S 0.737 以下 対象範囲 備考 本体 1. 定格一次電圧が 600V を超え 7,000V 以下のものであって かつ 交流の電路を使用する ただし 以下のものを除く 1 絶縁材料としてガスを使用するもの 2H 種絶縁材料を使用するもの 3 スコット結線 43 以上の巻線を有するもの 5 柱上 6 単相であって定格容量が 5kVA 以下のもの又は 500kVA を超えるもの 7 三相であって定格容量が 10kVA 以下のもの又は 2,000kVA を超えるもの 8 樹脂製の絶縁材料を使用する三相であって 三相交流を単相交流及び三相交流に変成するためのもの 9 定格二次電圧が 100V 未満のもの又は 600V を超えるもの 10 風冷式又は水冷式のもの 2. エネルギー消費効率については JIS C 4304 及び JIS C 4306 に規定する測定方法により測定した無負荷損 (W) 及び負荷損 (W) から得られる全損失 (W) とする 3. JIS C 4304 及び JIS C 4306 並びに日本電機工業会規格 1482 及び 1483 に規定する標準仕様状態で使用しないについては 上記区分ごとに油入は 1.10 を モールドは 1.05 を それぞれ算定式に乗じた値を目標基準値とする 4. S は定格容量 ( 単位キロボルトアンペア ) を表す 1 油入 とは 絶縁材料として絶縁油を使用するものをいう 2 モールド とは 樹脂製の絶縁材料を使用するものをいう その他 詳細はトップランナー制度 目標年度が 2014 年度以降の各年度のもの に準ずる