安芸市民病院事業会計

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安芸市民病院事業会計

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議案第 59 号 平成 28 年度安芸高田市水道事業会計補正予算 ( 第 1 号 ) ( 総則 ) 第 1 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計の補正予算 ( 第 1 号 ) は 次に定めるところによる ( 収益的収入及び支出 ) 第 2 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計予算 ( 以下

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平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

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Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

2. 療養型病院 (1) 機能性の状況 療養型病院 施設数 ( 施設 ) 470 病床数 ( 床 ) 利用率 90.3 在院日数 ( 日 ) 92.7 入院外来比 0.52 新患率 日平均患者数 ( 人 ) 入院 外来 床当たり医業収益 ( 千円 )

務の概要1-(1) 年度別損益計算書 科目 年度 水道事業収益 金額構成比金額構成比金額構成比 24 年度 25 年度 26 年度 円 % 円 % 円 % % % % 2,889,032, ,859,117, ,359,612,

学校法人明星学園浦和学院高等学校 さいたま市緑区代山 /Fax 平成 30 年 6 月 30 日 平成 29 年度財務状況の公開について 本学園では一年間の教育活動を通じた財務状況について生徒 保護者の皆様をはじめ関係者の方々

第3 法非適用企業の状況

学校法人加計学園平成 28 年度財務の概要 貸借対照表 ( 表 1) 資産の部 科 目 平成 29 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 本年度末前年度末増減 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 その他の有形固定資産 特 定 資 産 そ の 他 の 固 定 資 産 流動資産

21年度表紙面付け

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科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

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1-(2) 年度別損益計算書 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水道事業収益 営業収益 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,723,243,156 72,905,703 62,968,785 3,194,

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

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10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

計算書類等

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3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

21年度表紙面付け

第6期決算公告

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 資 料 2 

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財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

決算書目次 1 収支計算書 (1) 収支計算書総括表 1 (2) 一般会計収支計算書 2 (3) 基金特別会計収支計算書 4 2 正味財産増減計算書 (1) 正味財産増減計算書総括表 6 (2) 一般会計正味財産増減計算書 7 (3) 基金特別会計正味財産増減計算書 8 3 賃借対照表 (1) 賃借

Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx

平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

(2) 予算執行状況ア収益的収入及び支出平成 26 年度の予算執行状況は第 2 表のとおりである ( 収入 ) 第 2 表予算決算対照表 ( 収益的収入及び支出 ) 金 予算額 額 構成比 金 決算額 額 構成比 予算額に比べ決算額の増 減 収入率 千円 % 千円 % 千円 % 工業用水道事業収益

科目印収納科目一覧

2 収支の状況 一般病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は96.0 に占める収入の割合は69.1 同収入の割合は26.7 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 52.4 前年度比 0.1ポイント増 医療材料費率 21.5 同 0.3ポイント増 給食材料費率

12 70, , , , , , , , , , , , , ,0

1. 病院経営の鍵となる指標 病床利用率の推移 1.1 病床稼働率は平均80 強 病院報告 病床稼働率と病床数の不思議な関係 は入院収益そのものに直結します人件費や設備投資などの固定費が多い病院 全病床 6 精神病床 5 は 病床稼働率が一定の水準を下回ると一気に赤字経営に陥りますそのた

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営業報告書

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

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3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

(1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) 決算整理後残高試算表 勘定科目 金 額 勘定科目 金 額 現 金 預 金 ( ) 未払法人税等 ( ) 土 地 ( ) 租 税 公 課 ( ) 法 人 税 等 ( ) 2


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平成 29 年度下水道事業会計予算概要 収益的収入及び支出 企業の経営活動の予定であり 1 年度間に発生すると予想される営業上の収益とこれに対する費用を計上したものです 具体的には 収入には下水道使用料が主に計上され 支出にはサービスの提供に要する人件費 物件費等諸経費が計上されます 収益的収入 (

平成30年度収支予算

Microsoft Word - 公益法人会計の仕訳

科 目 貸借対照表平成 30 年 3 月 31 日現在 当年度前年度増減 ( 単位 : 円 ) Ⅰ 資産の部 1. 流動資産 現金預金 28,313,776 24,804,212 3,509,564 未 収 金 5,810,958 5,810,958 0 流動資産合計 34,124,734 30,6

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

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目   次

第 16 回ビジネス会計検定試験より抜粋 ( 平成 27 年 3 月 8 日施行 ) 次の< 資料 1>から< 資料 5>により 問 1 から 問 11 の設問に答えなさい 分析にあたって 連結貸借対照表数値 従業員数 発行済株式数および株価は期末の数値を用いることとし 純資産を自己資本とみなす は

国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3

Taro-中期計画(別紙)

平成16年度

下水道事業会計

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

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『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

(訂正・数値データ訂正)「平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について



国民健康保険志雄病院経営健全化計画 ( 改革プラン ) 実施状況 平成 26 年 11 月 国民健康保険志雄病院

収益的収支 下水道使用料 (13 か月調定 ) 5,564,491(65.7%) 下水道使用料収入及び下水道施設の維持管理 人件費等公共下水道事業管理運営経費全般の状況を示します 管渠 処理場の維持管理費 使用料の調定および収納にかかる経費 及び庁舎管理等一般事務管理費などの経常的な経費 ( 人件費

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

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添付資料の目次 1. 連結財務諸表 2 (1) 連結貸借対照表 2 (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 4 (3) 連結財務諸表に関する注記事項 6 ( セグメント情報等 ) 6 2. 個別財務諸表 7 (1) 個別貸借対照表 7 (2) 個別損益計算書

決算

第10期

東京電力エナジーパートナー

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計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

つばめ保育園サービス区分貸借対照表 平成 27 年 3 月 31 日現在 資 産 の 部 負 債 の 部 当年前年当年前年増減度末度末度末度末 流動資産 35,328,927 流動負債 8,366,092 現金預金 31,069,025 事業未払金 2,777,912 現 金 0 その他の未払金 6

2

社会福祉法人名社会福祉法人井栗福祉会 第一号第四様式 ( 第十七条第四項関係 ) ふじの木保育園拠点区分資金収支計算書 ( 自 ) 平成 29 年 4 月 1 日 ( 至 ) 平成 3 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 支出保健衛生費支出 65, 648,383 1,617 勘定科目 予算

取引先

貸借対照表 ( 平成 31 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 円 ) 科目金額科目金額 ( 資産の部 ) 流動資産 現 金 預 金 未 収 運 賃 未 収 金 商 品及び貯 蔵品 仮 払 金 その他の流動資産 ( 負債の部 ) 1,818,796,319 流動負債 1,693,668,23

第 76 期 計算書類 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 大泉物流株式会社

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( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払

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添付資料の目次 1. 連結財務諸表 2 (1) 連結貸借対照表 2 (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 4 (3) 連結財務諸表に関する注記事項 6 ( セグメント情報等 ) 6 2. 個別財務諸表 7 (1) 個別貸借対照表 7 (2) 個別損益計算書

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貝監第  号

第4期電子公告(東京)

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

高槻市水道事業経営効率化計画

2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の概要 ページ Ⅰ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の内容 1 Ⅱ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算書の概要 3

新しい地方公会計制度 これまで南阿蘇村では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 南阿蘇村がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなか

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

Transcription:

安芸市民病院事業会

1 業務の状況 (1) 診療科目数及び病床数 平成 29 年度末の診療科目数は 6 科で, 病床数は 14 床 ( 一般病床 8 床, 療養病床 6 床 ) である 資料編 P144-145 平成 29 年度末の診療科目数及び病床数は, 平成 28 年度末と同数である (2) 患者数 年間患者延数は 9 万 3,253 人で, その内訳は入院が 4 万 8,276 人, 外来 が 4 万 4,977 人となっている 資料編 P144-145 平成 29 年度の年間患者延数は, 平成 28 年度と比べて, 入院患者延数が 787 人, 外来患者延数が 496 人, いずれも増加している 入院 外来別の過去 5 年間の推移は, 第 1 図及び第 2 図のとおりであり, 入院患者延数は平成 27 年度までは減少していたが, 平成 28 年度以降は増加し, 外来患者延数は平成 28 年度を除き増加している (3) 病床利用率 病床利用率は 94.5% となっている 資料編 P144-145 平成 29 年度の病床利用率は, 平成 28 年度と比べて, 平均在院日数の増により 1.6ポイント上昇している 病床利用率の過去 5 年間の推移は, 第 3 図のとおりであり, 平成 27 年度までは減少していたが, 平成 28 年度以降は増加している 第 1 表業務の状況 診 療 科 目 数 病 床 数 年間患者延 数 入 院 外 来 1 日平均患者数 入 院 外 来 病 床 利 用 率 平 均 在 院 日 数 単位平成 29 年度平成 28 年度増 減 対前年度増減率 (%) 科 6 6. 床 14 14. 人 9 万 3,253 9 万 1,97 1,283 1.4 人 4 万 8,276 4 万 7,489 787 1.7 人 4 万 4,977 4 万 4,481 496 1.1 人 132 13 2 1.5 人 184 184. % 94.5 92.9 1.6 - 日 37.7 36.8.9 2.4-116-

第 1 図年間入院患者延数の推移 ( 万人 ) 6 5 4 万 7,851 人 4 万 7,634 人 4 万 7,142 人 4 万 7,489 人 4 万 8,276 人 4 3 2 1 第 2 図年間外来患者延数の推移 ( 万人 ) 6 5 4 4 万 671 人 4 万 4,256 人 4 万 4,518 人 4 万 4,481 人 4 万 4,977 人 3 2 1 1 (%) 第 3 図病床利用率の推移 93.6% 93.2% 92.% 92.9% 94.5% 9 8-117-

2 予算の執行状況 (1) 収益的収入及び支出 収益的収入は, 決算額 21 億 3,832 万円で, 予算額を 3,177 万円下回っている ま た, 収益的支出は, 決算額 21 億 3,758 万円で, 不用額 3,22 万円となっている ア収益的収入予算額と決算額の差は, 主として医業外収益であり, これは, 長期前受金戻入が見込みを下回ったことなどによるものである 第 2 表予算の執行状況 ( 収益的収入 ) 予算額決算額 予算額に対する決算額の増 減 (A) (B) (B-A) 億万円億万円万円 医 業 収 益 19 942 18 9796 1146 入 院 収 益 13 471 13 5741 1669 外 来 収 益 4 7411 4 4734 2676 その他医業収益 946 932 139 医 業 外 収 益 2 667 2 416 251 負担金交付金 8486 962 575 長期前受金戻入 75 676 793 そ の 他 1 8 8247 1833 特 別 利 益 2 2 21 71 21 3832 3177 ( 注 ) 金額は, 消費税及び地方消費税相当を含んだものである イ収益的支出不用額の主なものは医業費用であり, これは, 指定管理者である一般社団法人広島市医師会への診療報酬交付金が見込みを下回ったことなどによる経費の執行残等である 第 3 表予算の執行状況 ( 収益的支出 ) 医業費用 予算額決算額不用額 億万円億万円万円 21 2484 21 14 2379 給与費 1264 759 54 経費 19 9287 19 7459 1828 減価償却費 1 1882 1 1591 291 資産減耗費 5 294 244 医業外費用 3676 3415 26 支払利息及び 346 283 242 企業債取扱諸費その他 63 612 17 特別損失 予備費 3 238 61 5 5 21 6961 21 3758 322 ( 注 ) 金額は, 消費税及び地方消費税相当を含んだものである (A) (B) (A-B) -118-

(2) 資本的収入及び支出 資本的収入は, 決算額 2 億 1,82 万円で, 予算額を 5,766 万円下回って いる また, 資本的支出は, 決算額 2 億 7,124 万円で, 不用額 6,14 万円 となっている 資料編 P15-151 ア資本的収入 予算額と決算額の差は, 主として企業債であり, これは, 建設改良費の執行が予 算額を下回ったことに伴い, 起債額が見込みを下回ったことによるものである 第 4 表予算の執行状況 ( 資本的収入 ) 予算額 決算額 (A) (B) 億 万円 億 万円 企 業 債 1 719 1 164 負 担 金 1 396 1 18 2 7586 2 182 ( 注 ) 金額は, 消費税及び地方消費税相当を含んだものである 予算額に対する決算額の増 減 (B-A) 555 216 5766 万円 イ資本的支出建設改良費は, 建物及び構築物の建設改良工事や医療機器等の整備などの経費である 平成 29 年度においては, 外来 緩和ケア棟スプリンクラー設備設置その他工事等を行い, 医療用画像管理システム等の医療機器の整備を行っている 不用額の主なものは建設改良費であり, これは, 改良費の執行残 (5,947 万円 ), 資産購入費の執行残 (156 万円 ) である 第 5 表予算の執行状況 ( 資本的支出 ) 建 設 改 良 費 企業債償還金 予算額 決算額 翌年度繰越額 不用額 (A) (B) (C) (A-B-C) 億 万円 億 万円 万円 万円 1 8756 1 4473 1 2651 1 4473 - - 614 3 3229 2 7124-614 ( 注 ) 金額は, 消費税及び地方消費税相当を含んだものである -119-

ウ補塡財源及び損益勘定留保資金資本的収入の決算額 2 億 1,82 万円から資本的支出の決算額 2 億 7,124 万円を差し引いた収支不足額は,5,34 万円となる これについては, 当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額 6 万円並びに過年度損益勘定留保資金 7,626 万円のうち 5,298 万円により補塡している なお, 過年度損益勘定留保資金の残高 (2,328 万円 ) と内部留保した当年度損益勘定留保資金 5,247 万円を合わせると年度末の損益勘定留保資金は 7,575 万円となっている 第 6 表補塡財源及び損益勘定留保資金の状況 当年度 ( 平成 29 年度 ) 消費税及び地方消費税資本的収支調整額 過 年 度 ( 平成 28 年度末 ) 損 益 勘 定 留 保 資 金 うち, 補塡財源使用額 当 年 度 ( 平成 29 年度 ) 損 益 勘 定 留 保 資 金 うち, 補塡財源使用額 補 塡 財 源平成 29 年度末 損 益 勘 定 使 用 額留 保 資 金 (A) (B) (C) (D) (E) (A+C) (B-C+D) 万円万円万円万円万円万円万円 6 7626 5298 5247-534 7575 消費税及び地方消費税資本的収支調整額について資本的支出に係る消費税及び地方消費税額から資本的収入に係る消費税及び地方消費税額を差し引いた額で, 企業の内部に留保された資金をいう その発生時期により当年度と過年度にけられる 損益勘定留保資金について収益的収支のうち, 減価償却費, 固定資産除却費等の現金支出を伴わない費用の合額から長期前受金戻入額及び欠損金が生じる場合はその額を差し引いた額で, 企業の内部に留保された資金をいう その発生時期により当年度と過年度にけられる -12-

(3) 企業債の状況建設改良等の財源として企業債を 1 億 1,64 万円借り入れ, 1 億 4,473 万円を償還した結果, 年度末の企業債未償還残高は 17 億 538 万円となっている 過去 5 年間の推移を見ると, 年々減少している 平成 29 年度の借入額は, 病院施設整備事業債の増により, 平成 28 年度と比べて 4,9 万円増加している 平成 29 年度末の企業債未償還残高は, 当年度償還額が当年度借入額を上回ったことにより, 平成 28 年度末と比べて 2,833 万円減少している 第 4 図企業債未償還残高等の推移 借入額, 元金償還額及び企業債利息 ( 億円 ) 2 18 億 7,595 万円 17 億 3,372 万円 18 億 8,717 万円 18 億 372 万円 17 億 538 万円 1 億 4,55 万円 1 億 4,473 万円 1 億 2,774 万円 1 億 2,962 万円 1 億 1,622 万円 1 億 1,64 万円 1 1 億 5 万円 7,72 万円 7,55 万円 ( 億円 ) 2 15 1 年度末未償還残高 年度末未償還残高 借入額 5,74 万円 5 元金償還額 3,513 万円 3,33 万円 3,162 万円 2,981 万円 2,82 万円 企業債利息 -121-

(4) 一般会からの繰入状況繰入額の合は 2 億 446 万円で, 収益的収入へ 1 億 266 万円, 資本的収入へ 1 億 18 万円, いずれも繰り入れられている 一般会からの繰入れは負担金で, 救急医療に要する経費等, 診療収入として患者等に負担させるのは適当ではない経費, 特殊な医療に要する経費等, 能率的な経営を行っても採算をとることが困難であると認められる経費などについて, 一定の基準に基づき繰り入れられている 平成 29 年度の繰入額は, 収益的収入への繰入額が 152 万円減少したものの, 資本的収入への繰入額が 69 万円増加したことにより, 平成 28 年度と比べて 456 万円増加している 一般会からの繰入額の過去 5 年間の推移は, 第 5 図のとおりである 第 5 図一般会からの繰入額の推移 3 ( 億円 ) 2 1 億 8,444 万円 1 億 9,713 万円 1 億 9,989 万円 2 億 446 万円 繰入額合 1 億 4,95 万円 1 8,27 万円 6,877 万円 1 億 419 万円 1 億 43 万円 9,57 万円 8,937 万円 9,31 万円 9,57 万円 1 億 266 万円 1 億 18 万円 収益的収入への繰入額 資本的収入への繰入額 一般会からの繰入額の内訳 平成 29 年度平成 28 年度 増 減 収益的収入への繰入額億万円億万円万円救急医療に係る収支不足額 123 1154 49 特殊医療に係る収支不足額 577 5679 28 負担金企業債利息 282 2981 179 資本的収入への繰入額 その他 552 63 51 1 266 1 419 152 企業債元金償還金 9613 957 42 負担金建設改良 567-567 合 1 18 957 69 2 446 1 9989 456-122-

3 経営成績 (1) 収支の状況 収益は 21 億 3,183 万円, 費用は 21 億 3,115 万円で, その結果, 収支は 67 万円の純利益となっている 資料編 P 148-149 ア収益平成 29 年度の収益は, 平成 28 年度と比べて 1,311 万円,.6% 増加している これは, 主として, 入院収益の増により診療収入が増加したことによるものである イ費用平成 29 年度の費用は, 平成 28 年度と比べて 1,172 万円,.6% 増加している これは, 主として, 入院収益の増に伴う指定管理者である一般社団法人広島市医師会への診療報酬交付金の増等により経費が増加したことによるものである ウ損益平成 29 年度の収支は, 平成 28 年度が純損失 72 万円であったのに対し,67 万円の純利益に転じている 第 7 表損益算書 平成 29 年度 平成 28 年度 増 減 対前年度増減率 収 益 億 万円 億 万円 万円 % 医 業 収 益 18 9174 18 7286 1888 1. 診 療 収 入 18 454 17 8591 1863 1. 入 院 収 益 13 5722 13 3779 1943 1.5 外 来 収 益 4 4732 4 4812 79.2 一 般 会 負 担 金 123 1154 49 4.3 そ の 他 7515 7539 24.3 医業外収益 2 3989 2 3716 273 1.2 一 般 会 負 担 金 962 9264 22 2.2 長 期 前 受 金 戻 入 676 752 345 4.9 そ の 他 822 7399 821 11.1 特 別 利 益 18 868 849 97.8 (A) 21 3183 21 1871 1311.6 費 用 医 業 費 用 21 73 2 8159 1914.9 給 与 費 759 847 87 1.4 経 費 19 7428 19 5899 1529.8 減 価 償 却 費 1 1591 1 133 287 2.5 そ の 他 294 18 186 171.1 医業外費用 283 2984 181 6.1 支払利息及び企業債取扱諸費 283 2984 181 6.1 特 別 損 失 238 799 561 7.2 (B) 21 3115 21 1943 1172.6 純利益 ( 純損失 ) (A-B) 67 72 139 - ( 注 ) 診療収入 = 入院収益 + 外来収益 -123-

[ 参考 ] 第 7-2 表費用の内訳 材料費 経 対前年度平成 29 年度平成 28 年度増 減増減率億万円億万円万円 % 1 8271 1 5621 265 2.5 3 1 3 596 594 1.9 薬品費 2 1698 2 1912 213 1. 診療材料費 7615 7795 18 2.3 医療消耗備品費 687 887 2 22.6 4 7378 4 6665 713 1.5 光熱水費 519 4658 361 7.8 委託料 2 814 2 8425 32 1.1 修繕費 1291 1582 291 18.4 その他 1 2963 1 1998 964 8. 支払利息及び企業債取扱諸費その他 給与費 費 減価償却費 1 1591 1 133 287 2.5 283 2984 181 6.1 1 369 1 4772 173 11.5 21 3115 21 1943 1172.6 ( 注 ) 上表は, 第 7 表の費用について, 指定管理者である一般社団法人広島市医師会 ( 以下 医師会 という ) が, 指定管理業務に係る支出状況を広島市へ報告するために作成した収支決算書に基づき, 広島市が医師会に支出した指定管理料 ( 経費の一部 19 億 6,193 万円 ) を該当科目に配し直したものである なお, 経営成績の比較 析にあたっては, この数値により行っている -124-

(2) 収益について ア診療収入の状況 る 診療収入は 18 億 454 万円で, 過去 5 年間の推移を見ると, 年々増加してい 資料編 P 148-149 平成 29 年度の診療収入は, 平成 28 年度と比べて 1,863 万円 (1.%) 増加している これは, 外来収益が 79 万円 (.2%) 減少したものの, 入院収益が 1,943 万円 (1.5%) 増加したことによるものである 第 6 図診療収入の推移 ( 億円 ) 2 18 億 454 万円 17 億 7,972 万円 17 億 8,591 万円 17 億 1,852 万円 16 億 13 万円 4 億 3,328 万円 4 億 4,812 万円 4 億 4,732 万円 15 4 億 2,113 万円 3 億 7,25 万円 1 5 12 億 3,78 万円 12 億 9,739 万円 13 億 4,643 万円 13 億 3,779 万円 13 億 5,722 万円 外来収益 入院収益 ( 注 ) 診療収入 = 入院収益 + 外来収益 イ患者 1 人 1 日当たりの診療収入の状況 患者 1 人 1 日当たりの診療収入は, 入院患者が 2 万 8,114 円, 外来患者が 9,946 円となっている 過去 5 年間の推移を見ると, 入院患者は平成 27 年度までは増加していたが, 平成 28 年度以降は減少し, 外来患者は平成 28 年度までは増加していたが, 平成 29 年度は減少している 資料編 P 144-145 平成 29 年度の患者 1 人 1 日当たりの診療収入は, 平成 28 年度と比べて, 入院患者が 57 円 (.2%) 減少し, 外来患者が 129 円 (1.3%) 減少している 3, 25, ( 円 ) 第 7 図患者 1 人 1 日当たりの診療収入の推移 2 万 8,561 円 2 万 7,237 円 2 万 8,171 円 2 万 8,114 円 2 万 5,721 円 2, 入 院 15, 1, 9,14 円 9,516 円 9,733 円 1 万 75 円 9,946 円 外 来 5, -125-

ウ入院及び外来医療に係る医療費個人負担の収納状況等 ( ア ) 医療費個人負担の収納率等の状況入院及び外来医療に係る医療費個人負担の現年と滞納繰越を合わせた合収納率は 92.7% で, 行政改革画で定めた目標収納率 93.4% と比べて.7ポイント下回っている 医療費個人負担の未収金については, 外来受診時の納付指導, 電話による納付折衝を行うほか, 平成 21 年度からは弁護士法人に一部委託して徴収している 収納率等の過去 5 年間の推移は, 第 8 図のとおりであり, 滞納繰越収納率は, 平成 27 年度までは低下していたが, 平成 28 年度以降は上昇している 第 8 図入院及び外来医療に係る医療費個人負担の収納率等の推移 1 (%) 97.9% 98.% 98.6% 97.5% 97.9% ( 百万円 ) 2 収 納 率 9 8 7 92.1% 92.3% 92.2% 92.1% 92.7% 1,433 万円 1,358 万円 1,329 万円 1,343 万円 1,325 万円 15 未収金の額 6 5 4 3 2 312 万円 312 万円 26 万円 48 万円 354 万円 48.3% 1 43.9% 47.2% 39.4% 36.9% 1,16 万円 1,3 万円 1,118 万円 1,24 万円 1,4 万円 5 合収納率滞納繰越収納率現年収納率現年未収金 1 滞納繰越未収金 平成 29 年度入院及び外来医療に係る医療費個人負担の収納状況 入 外 合 調定額収入済額 現年 院滞納繰越 現年 来滞納繰越 現年 滞納繰越 未収金 億万円億万円万円 % % 1 258 1 1774 284 97.6 - - 1666 861 85 51.7 - - 1 3725 1 2635 19 92.1 - - 4755 4685 69 98.5 - - 236 37 199 15.8 - - 4991 4722 268 94.6 - - 1 6813 1 6459 354 97.9 - - 193 898 14 47.2 - - 1 8717 1 7358 1358 92.7 93.4.7 ( 注 )1 入院の現年は,3 月未請求額を除いた数値である 2 入院医療に係る医療費個人負担は, 室料差額を含んだものである 3 金額は, 消費税及び地方消費税相当を含んだものである 収納率 (A) 4 平成 29 年度目標収納率とは, 行政改革画で設定した数値目標である 平成 29 年度目標収納率 (B) 増 減 (A-B) -126-

( イ ) 医療費個人負担の不納欠損の状況 入院及び外来医療に係る医療費個人負担の不納欠損は 21 件,41 万円となっ ている 不納欠損の過去 5 年間の推移は, 第 9 図のとおりである 不納欠損を行った理由は, 主として時効の援用によるものである 第 9 図入院及び外来医療に係る医療費個人負担の不納欠損の推移 ( 件 ) 3 ( 万円 ) 6 件 52 万円 金 数 4 万円 5 額 2 36 万円 21 件 41 万円 4 1 15 件 1 件 48 万円 11 件 4 万円 32 万円 18 万円 16 件 3 2 外来件数入院件数合件数外来金額 7 件 6 件 12 万円 23 万円 5 件 5 件 1 万円 5 件 件 4 件 万円 11 万円 1 件 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 1 入院金額 ( 注 ) 金額は, 消費税及び地方消費税相当を含んだものである 入院及び外来医療に係る医療費個人負担の不納欠損の内訳 平成 29 年度平成 28 年度増 減件数金額件数金額件数金額 入 院 5 件 23 万円 1 件 11 万円 4 件 11 万円 外 来 16 件 18 万円 5 件 1 万円 11 件 17 万円 合 21 件 41 万円 6 件 12 万円 15 件 28 万円 -127-

(3) 費用について ア職員数及び給与費の状況 ( ア ) 職員数の状況 平成 29 年度末の職員数は, 指定管理者である一般社団法人広島市 医師会の職員数 ( 休職者等及び嘱託 臨時職員を含む ) を含めると 184 人で, 平成 28 年度末と比べて 11 人増加している 資料編 P 146-147 職員数の過去 5 年間の推移は, 第 1 図のとおりである 第 8 表職員数の状況 職 員 数 企業職員 一般社団法人広島市医師会職員 合 事務職員 1 1. 医師 1 1. 医療技術職員 22 23 1 4.3 看護師 95 8 15 18.8 事務 技術職員 11 11. 技能 業務職員 12 15 3 2. 嘱託 臨時職員 33 33. 小 183 172 11 6.4 平成 29 年度 平成 28 年度 増 減 人人人 対前年度増減率 184 173 11 6.4 % 第 1 図職員数の推移 ( 人 ) 2 184 職員数 18 16 14 12 174 173 165 173 31 29 27 33 13 16 17 15 1 1 12 12 33 12 12 嘱託 臨時職員技能 業務職員 1 事務 技術職員 8 6 87 85 84 8 95 看護師医療技術職員 4 医師 2 18 21 23 23 22 1 1 9 1 1-128 -

( イ ) 給与費の状況 給与費 ( 指定管理者である一般社団法人広島市医師会の職員の給与費を含む ) は 1 億 8,271 万円で, 平成 28 年度と比べて 2,65 万円増加している 職員 1 人当たりの平均給与費 ( 退職給与金を除く ) は 574 万円で, 平成 28 年度と比べて 26 万円減少している 給与費は, 病院事業における費用の中で最も高い割合を占め, 収支に大きく影響 する 給与費の過去 5 年間の推移は, 第 11 図のとおりである 給与費 ( A ) 第 9 表給与費の状況 平成 29 年度 平成 28 年度 増 減 対前年度増減率 億万円億万円万円 % 1 7512 1 4774 2738 2.6 給料 4 9273 4 8676 596 1.2 手当 3 5826 3 5671 155.4 賃金 8311 783 57 6.5 退職給与金 2584 1679 95 53.9 法定福利費 1 1515 1 942 573 5.2 企業職員人件費 ( B ) (A+B) 職員 1 人当たりの平均給与費 759 847 87 1.4 1 8271 1 5621 265 2.5 574 万円 6 万円 26 万円 4.4 第 11 図給与費の推移 ( 億円 ) 12 1 557 万円 55 万円 573 万円 6 万円 1.5 億円 ( 万円 ) 574 万円 6 1.8 億円 給 与 費 1 8 8 8 6 6 4 4 9.5 億円.1 1.1.2..6 3.1 9.9 億円. 1.1.1.2.5 3.2 1.1 億円.1 1.2.1.6 3.3.. 1.1 1..1.2.7.8 3.5 3.5 5 4 3 2 職員 1 人当たりの平均給与費 * 職員 1 人当たりの平均給与費 企業職員人件費 法定福利費 退職給与金 退職給付引当金 賃金 手当 2 2 4.2 4.4 4.6 4.8 4.9 1 給料 職員 1 人当たりの平均給与費 ( 注 ) 平成 27 年度から平成 29 年度においては, 退職給付引当金は上されていない - 129 -

( ウ ) 給与費対医業収益の比率等の状況 給与費対医業収益の比率 ( 指定管理者である一般社団法人広島市医師会の職員の給与費 ( 退職給与金を除く ) を含めて算出 ) は 55.9% で, 平成 28 年度と比べて.4ポイント上昇している 職員 1 人当たりの医業収益は 1,28 万円で, 平成 28 年度と比べて 54 万円減少している 資料編 P 156-157 平成 29 年度の給与費対医業収益の比率が平成 28 年度と比べて上昇したのは, 医業収益及び給与費がいずれも増加したものの, 給与費の増加率が医業収益のそれを上回ったことによるものである 給与費対医業収益の比率等の過去 5 年間の推移は, 第 12 図のとおりである 第 1 表給与費対医業収益の比率等の状況 平成 29 年度平成 28 年度増 減 給与費対給与費医業収益医業収益 1 (%) 55.9 55.5.4 職員 1 人当たり医業収益の医業収益職員数 ( 万円 ) 1,28 1,82 54 第 12 図給与費対医業収益の比率等の推移 (%) 1 1,24 万円 1,43 万円 1,71 万円 1,82 万円 1,28 万円 ( 万円 ) 1,2 給与費対医業収益 8 6 4 54.4% 52.8% 53.5% 55.5% 55.9% 1, 8 6 4 職員 1 人当たりの医業収益 給与費対医業収益 職員 1 人当たりの医業収益 2 2-13 -

イ材料費の状況 材料費は 3 億 1 万円で, 平成 28 年度と比べて 594 万円減少している 材料費対 医業収益の比率は 15.9% で, 平成 28 年度と比べて.4 ポイント低下している 材料費の主なものは薬品費である 平成 29 年度の材料費が平成 28 年度と比べて減少したのは, 薬品費及び医療消耗備品費が減少したことなどによるものである 材料費等の過去 5 年間の推移は, 第 13 図のとおりである 第 11 表材料費等の状況 対前年度増減率 億万円億万円万円 % 材料費 3 1 3 596 594 1.9 薬品費 2 1698 2 1912 213 1. 診療材料費 7615 7795 18 2.3 医療消耗備品費 687 887 2 22.6 材料費対医業収益 平成 29 年度平成 28 年度増 減 15.9% 16.3%.4 - 第 13 図材料費等の推移 ( 億円 ) (%) 2 4 17.4% 15.9% 16.6% 16.3% 15.9% 材 料 3 2 億 9,394 万円 2 億 8,756 万円 587 万円 488 万円 3 億 896 万円 3 億 596 万円 1,124 万円 887 万円 3 億 1 万円 687 万円 15 材料 材料費対医業収益 費 2 7,72 万円 8,114 万円 7,847 万円 7,795 万円 7,615 万円 1 費対医 医療消耗備品費 診療材料費 1 2 億 1,14 万円 2 億 153 万円 2 億 1,924 万円 2 億 1,912 万円 2 億 1,698 万円 5 業収益 薬品費 - 131 -

ウ経費の状況 経費は 4 億 7,378 万円で, 平成 28 年度と比べて 713 万円増加している 経費の主なものは, 委託料, 光熱水費, 修繕費であり, 平成 29 年度においては, 平成 28 年度と比べて光熱水費は増加し, 委託料及び修繕費は減少している 光熱水費が増加したのは, 主として電気使用料の増によるものである また, 委託料が減少したのは, 主としてリネン業務に係る委託料の減によるものであり, 修繕費が減少したのは, 主として施設に係る修繕費の減によるものである 経費の過去 5 年間の推移は, 第 14 図のとおりである 第 12 表経費の状況 経 平成 29 年度 平成 28 年度 増 減 対前年度増減率 費 億万円億万円万円 % 4 7378 4 6665 713 1.5 光 熱 水 費 519 4658 361 7.8 委 託 料 2 814 2 8425 32 1.1 修 繕 費 1291 1582 291 18.4 そ の 他 1 2963 1 1998 964 8. 第 14 図経費の推移 5 ( 億円 ) 4 億 3,672 万円 4 億 8,518 万円 4 億 6,86 万円 4 億 6,665 万円 4 億 7,378 万円 4 1 億 4,892 万円 1 億 3,52 万円 1 億 1,998 万円 1 億 2,963 万円 1 億 951 万円 1,628 万円 2,968 万円 1,698 万円 1,582 万円 1,291 万円 3 その他 修繕費 2 2 億 6,428 万円 2 億 5,878 万円 2 億 7,323 万円 2 億 8,425 万円 2 億 8,14 万円 委託料光熱水費 1 4,663 万円 4,779 万円 4,731 万円 4,658 万円 5,19 万円 - 132 -

(4) 損益及び医業収支比率等の状況 医業損失は 2 億 899 万円, 経常利益は 287 万円, 純利益は 67 万円となっている 医業収支比率は 9.1 %, 経常収支比率は 1.1 %, 総収支比率は 1.% となっており, 平成 28 年度と比べて, 医業収支比率及び経常収支比率はいずれも上昇し, 総収支比率は同率となっている 資料編 P 156-157 ア医業損失及び医業収支比率平成 29 年度の医業損失は 2 億 899 万円で, 平成 28 年度と比べて 26 万円増加している これは, 医業収益が診療収入の増等により 1,888 万円増加したものの, 医業費用が経費の増等により 1,914 万円増加したことによるものである また, 平成 29 年度の医業収支比率 ( 医療活動に要する費用が, 医療活動から生じる収益でどの程度賄われているかを示す指標 ) は, 平成 28 年度と比べて.1ポイント上昇している イ経常利益及び経常収支比率平成 29 年度の経常利益は 287 万円で, 平成 28 年度と比べて 428 万円増加している これは, 医業損失は 26 万円増加したものの, 医業外収益が 273 万円増加したことに加え, 医業外費用が 181 万円減少したことによるものである また, 平成 29 年度の経常収支比率 ( 通常の事業活動に要する費用が, 通常の事業活動から生じる収益でどの程度賄われているかを示す指標 ) は, 平成 28 年度と比べて.2ポイント上昇している ウ純利益及び総収支比率平成 29 年度は, 平成 28 年度が純損失 72 万円であったのに対し,67 万円の純利益に転じている これは, 平成 28 年度が 141 万円の経常損失であったのに対し, 平成 29 年度は 287 万円の経常利益に転じ, 経常利益が 428 万円増加したことに加え, 特別利益が過年度損益修正益の減により 849 万円減少したものの, 特別損失が過年度損益修正損の減により 561 万円減少したことによるものである また, 平成 29 年度の総収支比率 ( 事業活動に要する費用が, 事業活動から生じる収益でどの程度賄われているかを示す指標 ) は, 平成 28 年度と同率となっている なお, これらの指標は 1% を超えて比率が高いほど経営成績が良好とされるが, 平成 29 年度を見ると, 医業収支比率は 9.1%, 経常収支比率は 1.1%, 総収支比率は 1.% となっている - 133 -

第 13 表損益等の状況 平成 29 年度平成 28 年度増 減 億 万円 億 万円 万円 % 医 業 収 益 (A) 18 9174 18 7286 1888 1. 医 業 費 用 (B) 21 73 2 8159 1914.9 医業利益 ( 医業損失 ) (A-B) 2 899 2 873 26.1 医 業 外 収 益 (C) 2 3989 2 3716 273 1.2 医 業 外 費 用 (D) 283 2984 181 6.1 経 常 収 益 (E=A+C) 21 3164 21 12 2161 1. 経 常 費 用 (F=B+D) 21 2877 21 1143 1733.8 経常利益 ( 経常損失 ) (E-F) 287 141 428 - 特 別 利 益 (G) 18 868 849 97.8 特 別 損 失 (H) 238 799 561 7.2 総 収 益 (Ⅰ=E+G) 21 3183 21 1871 1311.6 総 費 用 (J=F+H) 21 3115 21 1943 1172.6 純利益 ( 純 損 失 ) (Ⅰ-J) 67 72 139 - 平成 29 年度 平成 28 年度 増 減 % % 医業収 支 比 率 (A/B 1) 9.1 9..1 経常収支比率 (E/F 1) 1.1 99.9.2 総 収 支 比 率 (Ⅰ/J 1) 1. 1.. 対前年度増減率 エ医業収支比率等の推移医業収支比率等の過去 5 年間の推移は, 第 15 図のとおりであり, 医業収支比率は平成 28 年度までは低下していたが, 平成 29 年度は上昇している 経常収支比率は, 平成 28 年度を除き上昇している 総収支比率は, 平成 27 年度までは上昇していたが, 平成 28 年度は低下し, 平成 29 年度は前年度と同率となっている 第 15 図医業収支比率等の推移 1 (%) 99.9% 99.8% 1.1% 1.% 1.% 99.9% 1.1% 1.% 経常収支比率 [ 経常収益 / 経常費用 1] 95.8% 総収支比率 [ 総収益 / 総費用 1] 95 95.7% 医業収支比率 [ 医業収益 / 医業費用 1] 91.% 9.6% 9.1% 9.% 9.1% 9 85 ( 注 ) 1 経常収益 = 医業収益 + 医業外収益, 経常費用 = 医業費用 + 医業外費用 2 総収益 = 経常収益 + 特別利益, 総費用 = 経常費用 + 特別損失 - 134 -

4 財政状態 (1) 資産 負債 資本の状況 平成 29 年度末の資産は 3 億 5,553 万円, 負債は 23 億 3,541 万円, 資本は 7 億 2,11 万円となっている 資料編 P152-155 平成 29 年度末の資産は, 平成 28 年度末と比べて 5,21 万円,1.7% 増加している これは, 主として未収金の増により流動資産が増加したことによるものである 平成 29 年度末の負債は, 平成 28 年度末と比べて 1,848 万円,.8% 増加している これは, 主として一時借入金の増により流動負債が増加したことによるものである 平成 29 年度末の資本は, 平成 28 年度末と比べて 3,172 万円,4.6% 増加している これは, 主として資本剰余金の増により剰余金が増加したことによるものである 第 14 表貸借対照表 対前年度増減率 資産億万円億万円万円 % 固定資産 26 5832 26 3927 194.7 合 負 資 合 平成 29 年度平成 28 年度増 減 有形固定資産 その他 流動資産 現金預金 未収金 その他 債 企業債 他会借入金 流動負債 企業債 一時借入金 未払金 その他 繰延収益 長期前受金 本 資本金 剰余金 資本剰余金 26 5752 26 3847 194.7 8 8. 3 9721 3 664 3116 8.5 2398 147 1351 129. 3 721 3 5479 1731 4.9 112 78 34 43.7 3 5553 3 532 521 1.7 15 839 16 389 4699 2.9 15 4199 15 8898 4699 3. 419 419. 5 13 4 513 4999 11.1 1 6339 1 4473 1866 12.9 1 8 1 2 6 5. 1 5535 1 8395 286 15.5 228 234 6 2.6 2 547 2 35 1547 6.6 2 547 2 35 1547 6.6 23 3541 23 1693 1848.8 4 9374 4 9374. 2 2637 1 9464 3172 16.3 7 878 7 4973 315 4.1 受贈財産評価額 6 3561 6 3561. 補助金 4122 4122. その他 1 394 7289 315 42.6 利益剰余金 ( 欠損金 ) 固定負債 5 544 5 558 67.1 7 211 6 8838 3172 4.6 3 5553 3 532 521 1.7-135 -

(2) 欠損金等の状況 平成 29 年度において純利益が 67 万円生じた結果, 年度末の欠損金は 5 億 5,44 万円となっている また, 欠損金について過去 5 年間の推移を見 ると, 平成 28 年度を除き減少している 資料編 P148-149 P154-155 第 16 図欠損金等の推移 ( 億円 ) 1 1 8,115 万円 175 万円 27 万円 72 万円 67 万円 純利益 2 純損失 3 4 5 6 7 5 億 5,644 万円 5 億 5,436 万円 5 億 5,58 万円 5 億 5,44 万円 6 億 2,96 万円 欠損金 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 第 15 表自己資本の状況 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 28 年度 (A) 平成 29 年度 (B) 増 減 (B-A) 億万円億万円億万円億万円億万円万円 自己資本 9 348 8 3573 8 5977 9 2338 9 759 472 資本金 4 9374 4 9374 4 9374 4 9374 4 9374 資本剰余金 1 766 7 6 7 249 7 4973 7 878 315 繰延収益 - 1 9782 1 9549 2 35 2 547 1547 利益剰余金 ( 欠損金 ) 6 296 5 5644 5 5436 5 558 5 544 67 ( 注 ) 平成 25 年度の資本金の額は, 自己資本金と借入資本金で構成されていたもののうち, 借入資本金を除いた額である なお, 改定会基準適用により, 借入資本金は, 平成 26 年度からは負債に上されている - 136 -

(3) 運転資金の状況 平成 29 年度末の運転資金は 1 億 382 万円の資金不足で, 平成 28 年度末と比 べて 1,883 万円減少している 資料編 P152-157 運転資金の状況は, 短期債務に対する支払能力を示すとともに, 資金運用の必要性を明らかにするものである 平成 29 年度末の運転資金が平成 28 年度末と比べて減少したのは, 一時借入金の増等による流動負債の増加が, 未収金の増等による流動資産の増加を上回ったことによるものである また, 流動比率は 79.3% となり, 平成 28 年度と比べて 1.9ポイント低下している 第 16 表運転資金の状況 平成 29 年度 平成 28 年度 増 減 億万円億万円万円 流 動 資 産 (A) 3 9721 3 664 3116 現 金 預 金 2398 147 1351 未 収 金 3 8596 3 687 1789 貸 倒 引 当 金 1386 1327 58 そ の 他 流 動 資 産 112 78 34 流 動 負 債 (B) 5 13 4 513 4999 企 業 債 1 6339 1 4473 1866 一 時 借 入 金 1 8 1 2 6 未 払 金 1 5535 1 8395 286 賞 与 引 当 金 3 37 6 そ の 他 流 動 負 債 197 197 運転資金 (A-B) 1 382 8499 1883 流動比率 (A/B 1) 79.3% 81.2% 1.9-137 -

5 キャッシュ フローの状況 平成 29 年度の資金期末残高は 2,398 万円で, 期首残高の 1,47 万円と比べて 1,351 万円増加している キャッシュ フロー算書は, 一事業年度の現金預金 ( 以下 資金 という ) の増加又は減少の状況を, 業務活動, 投資活動及び財務活動にして表示した報告書である 業務活動によるキャッシュ フローにおいて, 主として支出を伴わない減価償却費により 2,74 万円の資金が増加している 一方, 投資活動によるキャッシュ フローにおいて, 有形固定資産の取得による支出により 3,89 万円の資金が減少している また, 財務活動によるキャッシュ フローにおいて, 主として一時借入による収入により 3,166 万円の資金が増加している その結果, 平成 29 年度中に, 資金が 1,351 万円増加している 第 17 表キャッシュ フロー算書 平成 29 年度 (A) 平成 28 年度 (B) 増 減 (A-B) 1 業務活動によるキャッシュ フロー億万円億万円万円当年度純利益 ( 純損失 ) 67 72 139 減価償却費 1 1591 1 133 287 長期前受金戻入額 676 752 345 未払金の増減額 1398 5431 433 その他 1478 1311 279 (C) 274 59 215 2 投資活動によるキャッシュ フロー 有形固定資産の取得による支出 1 47 5879 8191 一般会からの繰入金による収入 1 18 957 69 (D) 389 3691 7581 3 財務活動によるキャッシュ フロー 一時借入による収入 4 2 3 6 6 一時借入金の返済による支出 3 6 3 5 1 建設改良費等の財源に充てるための企業債による収入 建設改良費等の財源に充てるための企業債の償還による支出 1 164 755 49 1 4473 1 455 77 (E) 3166 6 9167 資金増減額 ( C + D + E ) 1351 2249 361 資金期首残高 147 3297 2249 資金期末残高 2398 147 1351-138 -

6 むすび平成 29 年度の経営収支は, 平成 28 年度が 72 万円の純損失であったのに対し 67 万円の純利益に転じている これは, 収益の増加への様々な取組により, 平成 28 年度と比べて, 費用が 1,172 万円増加したものの, 収益が 1,311 万円増加したことによるものである 平成 29 年度においては, 純利益を確保したが, 平成 29 年度末での欠損金は 5 億 5,44 万円となっており, さらなる経営の健全化を図る必要がある 安芸市民病院は, 平成 13 年 12 月に公設民営方式で開設され, 平成 18 年度からは指定管理者制度を導入しており, 一般社団法人広島市医師会 ( 以下 医師会 という ) が指定管理者として, 当面, 平成 37 年度まで運営することとなっている 今後, 老朽化した施設の再整備等の課題もあることから, 引き続き医師会と連携し, 一層の経営の効率化等に取り組むとともに, 継続して純利益が確保できるよう, 経営のあり方について検討されたい また, 安芸市民病院と地方独立行政法人広島市立病院機構に属する4つの病院とが引き続き連携し,5 病院が一つの病院群として市民に信頼され, 必要とされる質の高い医療を継続的かつ安定的に提供し, 多様化 高度化する市民のニーズへの的確な対応に努められたい - 139 -