UCS M シリーズ サーバでの Redhat/CentOS オペレーティング システムのインストール

Similar documents
インストールのチェックリストと前提条件

Linux のインストール

Linux ドライバのインストール

VMware vSphere ESXi のインストール

Windows Server 2003 のインストール

Linux のインストール

Linux のインストール

Windows Server 2012 および Windows Server 2008 のインストール

2016 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

PRIMERGY TX100 S3 未サポートOS動作検証確認情報

PRIMERGY TX100 S3 未サポートOS動作検証確認情報

Linux のインストール(Red Hat および SUSE)

注意 シスコ製品をご使用になる前に 安全上の注意 ( ) をご確認ください 本書は 米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です リンク情報につきましては 日本語版掲載時点で 英語版にアップデートがあり リンク先のページが移動 /

t20s3-fn09.pdf

Microsoft Word - nvsi_090198_quantum dxi7500_nvb.doc

PRIMERGY TX1310 M1 未サポートOS動作検証確認情報

LSI MegaRAID SAS Device Driver Installation Guide - 日本語

FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) SAS/Linux用

ドライバインストールガイド

Microsoft Word - 3Ware_RaidManual.doc

Dell System Services and Diagnostic Tools Version 7.0 クイックインストールガイド

PRIMERGY TX100 S3 未サポートOS動作検証確認情報

PRIMERGY CX250 S2 未サポートOS動作検証確認情報

Untitled

VMware vSphere ESX のインストール

FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編) SAS/ ETERNUS DX60 S4/DX100 S4/DX200 S4, ETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3 ハイブリッドストレージシステム 設定用

PowerPoint Presentation

Microsoft Word - nvsi_090196_r1_vaultdr_offline_rhel_dualpath.doc

Microsoft Word - nvsi_090203_r1_sanboot_vaultdr.doc

ソフトウェア & ハードウェア最適必要条件 PU: - Intel Core i7 3.2 GHz プロセッサ メモリ : - 6GB DDR3 (3x2GB) 1066 MHz メモリモジュール ストレージ : - 4 Four Solid State または 10,000 RPM SATA ディ

UCCX ソリューションの ECDSA 証明書について

PRIMEQUEST 1000 シリーズ IO 製品 版数の確認方法

WebView のハング:- java.lang.OutOfMemoryError

PRIMERGY BX924 S4 未サポートOS動作検証確認情報

SELECT Server XM (ver

NAC(CCA): ACS 5.x 以降を使用した Clean Access Manager での認証の設定

目次 初めに... 1 検証構成... 1 検証 1 LTO-5 HH での検証... 2 検証項目 ARCserve での動作確認 デバイス正常認識の確認 デバイス構成の確認 フォーマットが出来る事の確認 Backup 動作確認...

OS と Starter Pack の対応 (Express5800/R110j-1 向け ) OS と Starter Pack について Express5800/R110j-1 ( 以下サーバ本体製品 ) では Starter Pack のバージョンによってサポート可能な OS が決まります シ

PRIMERGY TX2540 M1 未サポートOS動作検証確認情報

検証結果報告書 Cisco UCS Server Tandberg Data LTO5 HH/ Storage Loader LTO 5 FC +Dell Softwre NetVault 動作検証 (Windows Server 2012) タンベルグデータ株式会社 営業部

PRIMERGY BX920S2 未サポートOS動作検証確認情報

UCS ミニの概要

EXPRESSBUILDER

Installation Guide for Linux

Microsoft Word - PS1800E-DownloadGuide_J.docx

Microsoft Word - nvsi_100208jp_bmr_for_nvbu_ibm.doc

r10s4-fn03.pdf

CUCM と VCS 間のセキュア SIP トランクの設定例

HP ProLiant Essentials Rapid Deployment Pack - Windows Editionサポート マトリックス

Cisco CallManager および Cisco Unity でのパスワード変更の設定例

Microsoft Word - WE-InstMan382J sol.doc

PRIMERGY TX1310 M3 未サポートOS動作検証確認情報

SMB スイッチ CLI に SSH を使用してアクセスするか、または Telnet で接続して下さい

Nexus 1000V による UCS の MAC アドレスのトレース

Red Hat Enterprise Linux OSの手動インストール

Z200/Z200SFF WinXP 64bit マニュアルインストール手順書

PRIMERGY RX300S6未サポートOS動作検証確認情報

発行 20XX年XX月XX日

        ALTIRIS Client Management Suite Upgrade Guide                                 Rev 年6月30日  

ServerView ESXi CIM Provider VMware vSphere ESXi 6.5 インストールガイド

自律アクセス ポイントでの Cisco IOS のアップグレード

Stratus everrun Enterprise Arcserve Unified Data Protection バックアップ / リストア手順書

PRIMEQUEST 2000シリーズ Emulex 8Gbps/16Gbps ファイバーチャネルカード ソフトウェアインストールガイド v

付録

Crucial Client SSDでのファームウェアアップデート手順

Z400/Z600 WinXP 64bitマニュアルインストール手順(SATA)ver2

PRIMERGY TX140 S1 未サポートOS動作検証確認情報

SSR2011 検証済みドライバ一覧

PRIMERGY TX1320 M2 未サポートOS動作検証確認情報

PRIMERGY Econel 100 オンボード アレイコントローラ<RAID 1> フリーOS動作確認情報

インテル® Parallel Studio XE 2019 Composer Edition for Fortran Windows 日本語版 : インストール・ガイド

Windows Server 2003 のインストール

LEAP を使用して Cisco ワイヤレス クライアントを認証するための Funk RADIUS の設定

UCCX 11.6 の Gmail の SocialMiner の統合

発行 20XX年XX月XX日

FTDI USB-Serial Converter デバイスドライバのインストール(Rev.1.01)

インテル® Parallel Studio XE 2019 Composer Edition for Fortran Windows : インストール・ガイド

miChecker導入手順書

RADIUS サーバを使用して NT のパスワード期限切れ機能をサポートするための Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータの設定

Windows GPO のスクリプトと Cisco NAC 相互運用性

PRIMERGY TX1320 M1 未サポートOS動作検証確認情報

WinXp-Rmenu

サーバのオペレーティング システムまたはハイパーバイザのインストール

RDX へのバックアップ 3 ベアメタル復旧手順書 2014 年 11 月

Microsoft Word - nvsi_100207jp_quantumi40.doc

End Users

ServerView ESXi CIM Provider VMware vSphere ESXi 6.5 インストールガイド

ServerView ESXi CIM Provider / ServerView RAID Core Provider VMware vSphere ESXi 6.5 / 6.7 インストールガイド

発行 20XX年XX月XX日

コンフィギュレーション ファイルのバックアップと復元

ロガーおよび HDS ログ保持およびパージ設定の識別および変更

目次 1. 動作環境チェック 動作必要環境 Java のインストール Java のインストール Firebird のインストール Firebird のインストール Adobe Reader のインストール

BMR for NVBU NIC bnx2.ko SVR/CLNT 上での SCSI megaraid_sas.ko 自動認識デバイス Partition 構成 (RHEL6.0 uefi/lvm 構成の場合 ) Partition1 /boot/efi EFI 200MB Partition2 /

ArtiosCADセットアップガイド

Microsoft Word - qtsi_120246jp_rhev.doc

Z800 WinXP 64bitマニュアルインストール手順(SATA)ver2

Cisco MCS を使用する冗長ディスクの設定と使用

Cisco CallManager で SQL クエリーを使用したコール詳細レコードの検索

VMディスクサイズの変更

NEC Express5800 シリーズ N /158 Fibre Channel コントローラ ドライバインストール手順書 A

Transcription:

UCS M シリーズサーバでの Redhat/CentOS オペレーティングシステムのインストール 目次 概要前提条件要件使用するコンポーネント背景説明必須のドライバ ISO バンドルのダウンロード RHEL 7.0 または CentOS 7.0 のインストール手順確認 RHEL 6.5 または CentOS 6.5 のインストール手順確認インストール後の確認関連情報 概要 このドキュメントでは ローカルストレージを使用して Redhat Enterprise Linux(RHEL) または CentOS Linux を Cisco Unified Computing System(UCS)M シリーズサーバにインストールする方法を説明します 前提条件 要件 次の項目に関する知識が推奨されます Cisco UCS Manager バージョン 2.5 または 3.1 ストレージプロファイル Linux オペレーティングシステム (OS) 使用するコンポーネント このドキュメントの情報は UCS M シリーズに基づいています 本書の情報は 特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです このドキュメントで使用するすべてのデバイスは 初期 ( デフォルト ) 設定の状態から起動しています 稼働中のネットワークで作業を行う場合 コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください

背景説明 Cisco M シリーズモジュラサーバは コンポーザブルインフラストラクチャ設計の典型となるシスコ製品の 1 つです モジュラサーバにはローカルストレージはありませんが すべてのサーバで共有できる集中型ストレージがあります 共有ストレージにアクセスするため OS には ストレージネットワークインターフェイスカード (snic) と呼ばれる Small Computer System Interface(SCSI) ドライバが必要になります また ディスクを検出するため OS のインストール中に追加する必要があります このドキュメントの後続のいくつかのセクションでは ドライバをダウンロードする方法と OS インストール時にそのドライバをインストールする方法について説明します 必須のドライバ ISO バンドルのダウンロード UCS ハードウェアとソフトウェアの相互運用マトリックスは 特定の OS デバイス ファームウェアの組み合わせに必要なドライババージョンを示しています マトリックスユーティリティツールおよびマトリックス PDF に関する次のリンクで 必要なドライババージョンを判別します UCS ハードウェアとソフトウェアの相互運用マトリックスユーティリティツール UCS ハードウェアとソフトウェアの相互運用マトリックスの PDF ドライババンドルをダウンロードするには 次の手順を実行します 1. Web ブラウザで http://www.cisco.com に移動します 2. [Support] の下で [Downloads] > [All Downloads] に移動します 3. [Servers - Unified Computing] をクリックします 4. [UCS M-Series Modular Server Software] を選択します 5. [Unified Computing System (UCS) Drivers] をクリックします 6. ダウンロードするバンドルを選択し [Download Now] をクリックします RHEL 7.0 または CentOS 7.0 のインストール手順 ユーザがサーバの電源を入れており OS インストール ISO イメージから起動するように設定されていることを想定しています ステップ 1: OS インストールウィザードの最初の画面で [Install Redhat Enterprise Linux 7.0] オプションを強調表示し Tab キーを押してインストーラの追加のブートパラメータを表示 / 追加します 図に示されているように 末尾に dd キーワードを追加して Enter キーを押します

ステップ 2: 図に示されているように インストーラはドライバディスク (dd) ファイルのソースを特定するよう求めます この手順では OS インストールイメージのマップを解除して snic ドライバディスク ISO ファイルをマップします

ステップ 3:[r] を押してメディアを再スキャンし [1] を選択します ドライバディスク ISO に含まれる snic ドライバ RPM ファイルが登録されます 図に示されているように [1] を選択してドライバを含め [c] を押してドライバをロードします ステップ 4 ドライバをメモリ領域に抽出したら ドライバディスク ISO のマップを解除し OS インストール ISO ファイルをマップします 図に示されているように [r] を押して再スキャンし [c] を押して OS インストールウィザードを先に進めます

確認 OS インストールウィザードを進めると ストレージプロファイルポリシーに従って共有集中型ストレージに作成された論理ユニット番号 (LUN) が OS(sNIC ドライバの機能を利用 ) によって検出されます RHEL 6.5 または CentOS 6.5 のインストール手順

ステップ 1: OS インストールウィザードのウェルカム画面で [Install or upgrade an existing system] オプションを強調表示し Tab キーを押してブートパラメータを表示 / 編集します 行の末尾に dd キーワードを追加して Enter キーを押します 手順 2:OS インストールウィザードによってドライバディスクの有無が尋ねられます 図に示されているように [Yes] をクリックします

ステップ 3: 図に示すように ドライバ 接続元ロケーションとして sr0 オプションを選択します 手順 4:OS インストール ISO のマップを解除し RHEL 6.5 用の snic ドライバディスク ISO をマップします 図に示されているように ドライバディスク ISO をマップしたら [OK] をクリックします

手順 5:OS によって snic ドライバが抽出され インストール中に追加のドライバをロードするかどうかを確認するプロンプトが表示されます 図に示されているように [No] をクリックして ドライバディスク ISO ファイルのマップを解除します OS インストール ISO イメージをマップし OS のインストールを続行します 確認 図に示されているように snic ドライバがロードされたら OS は共有ストレージ LUN を検出できるようになります

インストール後の確認 以下の OS コマンドによって snic ドライバの詳細を登録します カーネルに snic ドライバモジュールを表示します Linux #cat /sys/module/snic/version 0.0.1.22 snic ドライバモジュールの詳細 : Linux# modinfo snic filename: /lib/modules/3.10.0-123.el7.x86_64/extra/snic/snic.ko author: Narsimhulu Musini <nmusini@cisco.com>, Sesidhar Baddela <sebaddel@cisco.com> version: 0.0.1.22 description: Cisco SCSI NIC Driver license: GPL v2 srcversion: 8B53EC0BA66CF57E0A0CEC8 alias: pci:v00001137d00000046sv*sd*bc*sc*i* depends: vermagic: 3.10.0-123.el7.x86_64 SMP mod_unload modversions parm: snic_log_level:bitmask for snic logging levels (int)

parm: parm: snic_trace_max_pages:total allocated memory pages for snic trace buffer (uint) snic_max_qdepth:queue depth to report for each LUN (uint) snic_admin ユーティリティを使用します Linux # snic_admin SNIC HBAs: host0 SCSI States: HBA Device Mode State Busy [ DrVer ] host0 snic0 Initiator running 0 [ 0.0.1.22 ] host0 Targets snic_das_tgt:0:0-2 snic_das_tgt:0:0-3 SNIC Target SNIC Target host0 LUNs: Path Device Size Vendor Model State 0:0:0:0 sda 10 GB Cisco UCSME-MRAID12G running 0:0:1:0 sdb 21 GB Cisco UCSME-MRAID12G running 関連情報 Cisco UCS M シリーズモジュラサーバ Cisco UCS Manager(UCSM) コンフィギュレーションガイド ビデオ - Cisco UCS テックトークシリーズ テクニカルサポートとドキュメント - Cisco Systems