医療療系 URA に求められる役割と medu- net の取組み 医学系 大学産学連携ネットワーク協議会 国 立立 大学法 人東京医科 歯科 大学 (TMDU) 飯 田 香緒 里里
医学系産学連携ネットワーク協議会 =medu- net とは ー医療療系産学連携の機能強化 人材育成により 医療療イノベーションの加速を 目指す ー各種リソースの共有 産学官による対話と連携を核にしたネットワーク活動 ー 2010 年年 6 月発 足 (MEXT 自 立立化促進事業) 2013 年年度度から 自 立立的活動開始 情報 ( 発信 / 収集 ) の共有 medu- net 通信の掲載 発信 2014 年年度度 : 通 / 年年 国際技術展 示会へ合同出展 2014 年年度度 :11 機関での出展 医学系産学連携ハブ機能 人材 教育の場の共有 セミナー等の開催 * 薬事 (RS) セミナー * バイオ 入 門講座 * ライセンス契約セミナー 会員構成 医学系産学連携の 産 学 官関係者 ( 実務者 研究者 ) 経験の共有 : 課題の解決 ワーキング活動 知財管理理 WG 事業推進 WG 事例例検討会 実務者の抱える課題を共有する場 2 企業 大学 行行政 知の集約 : 政策提 言活動 産学官の対話と連携 文 経 厚省省等との意 見見交換 パブコメ発信 医学系産学連携の意 見見を集約
医療療系研究の特殊性と 支援体制の課題 イノベーション創出 研究成果の保護 成果の活 用 ー研究コストと期間 ー 一製品 一特許 ーライセンスの難しさ ーガバナンス ー特許の完成度度 ー TR 臨臨床研究 ー出願戦略略 ( 外国 ) ー薬事戦略略 medu- net 設 立立背景 : 医療療系研究の特徴と 支援体制の課題 ライフサイエンス分野のプロジェクトは 大型傾向 ー研究開始時点から 産業界との結びつきが求められる傾向 ー医療療イノベーション創出の過程には 臨臨床現場のニーズや 臨臨床研究 力力が 大きな役割を果たす= 産学連携の必要性が特に 高い ー医学系産学連携専 門 人材を配置できる組織は多くない?! ー産学連携 支援組織がない 大学等にも優れた研究成果は沢 山ある?!
medu-net404(2821) 136 161 27 48 372 103 93 12 41 249 8 24 0 0 32 企業 アカデミア 行行政 その他 その他 官 学 medu-net 会員所属先 大学 産 研究機関
medu- net アカデミア会員分布図 東北 北海道地方 関東地方 北陸 東海地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州 沖縄地方 アカデミア法人会員 24 機関 個人会員数 372 人 総アカデミア機関数 85 機関 TLO 印はアカデミア法人会員
医療療系 URA ワーキングの設 立立の背景 医学研究の特殊性 基礎研究から実 用化までにかかる時間の 長さ 医学研究にかかるコストの 大きさ 極めて 高い安全性と研究倫倫理理が要求される 産学連携に基づく医学研究が期待される ( 政策 ) 医学研究 支援内容 産学連携 知財 支援に医療療特有の知識識が要求 URA 業務と産学連携 支援業務の連携必須 線引き困難 医学研究 支援 人材 2013.6 日本再興戦略略 健康 医療療戦略略 2014.5 健康 医療療戦略略推進法成 立立 2015.4 日本医療療研究開発機構 (AMED) medu へ医療療系 大学の URA の参加が増加 URA と産学連携担当者が 一体化
医療療系 URA ワーキング 活動概要 : 医療療分野の研究は 研究規模 臨臨床研究の必要性及びそれに伴い要求される 極めて 高い安全性と研究倫倫理理等 他の分野と 比較して独 自性が強く また産 学連携の形態も特殊であることから 研究 支援を 行行う医療療系 URAもまた独特の 知識識 経験 スキルが求められる そこで 医学系 URA 制度度のあり 方や今後の展望について忌憚なく議論論できる機会 としてワーキングを設置 有識識者や産官学ステークホルダーとの意 見見交換の場を設定するなど 多くの機 関が連携すればこそ可能な活動を展開予定 活動 目標 : 医療療系 URAの 日本版モデルの確 立立 メンバー : 順天堂 大学 長崎 大学 慶応義塾 大学 琉琉球 大学 名古屋 大学 東北北 大学 宮崎 大学 横浜市 立立 大学 滋賀医科 大学 聖マリアンナ 大学 東京医科 歯科 大学 設 立立時期 :2015 年年 3 月2 日 ~ これまでの主な議論論 論論点 1 医療療系 URAの機能 役割 論論点 2 医療療系 URAに最適な 人物像 論論点 3 医療療系 URAのポジション論論点 4 医療療系 URAのスキル強化
論論点 1 医療療系 URAの機能 役割 所属機関のURA 業務内容 広報 支援 論論 文作成 支援 その他 医学系特有の業務 知財の管理理 活 用 ポストアワード プレアワード 所属機関の医学系 URA の役割 その他 先進医療療への展開 実 用化 支援 医学系知財の管理理 活 用 医学系ポストアワード 医学系プレアワード 広報 支援 論論 文作成 支援 * 医療療分野の研究は 他の分野と異異なる独特な研究スタイル プレアワード 研究戦略略 立立案においても 他の分野と異異なる URA 業務 * 医師主導臨臨床研究周辺のサポート 適正な臨臨床研究 ( 研究倫倫理理 ) 効率率率化 ( 薬事含めた研究戦略略 ) 等 * 大型プロジェクト ( 大型外部資 金金 ) の運営 推進 研究遂 行行 支援 ( ポストアワード ) の必要性が 高い分野 機関毎に URA に関する役割等は異異なる 他の分野の URA とは異異なる URA 業務が求められている
論論点 2 医療療系 URA に最適な 人材像 その他 MD 資格を有する基礎医学 臨臨床医学ともに 長けたUR Aの登 用 製薬企業や検査 診断薬企業の内情 ( 産業界のニーズ ) に明るい 人材の登 用 教育 ( セミナー 講習会の実施等 ) 目的 目標を明確にし その達成に必要な能 力力を持った 人材を相応の待遇で雇 用すること 大学および教員による URA の認知と 戦略略的な活 用 医学系の研究内容を 十分に把握 分析し 複数の研究テーマを設定した上で テーマに沿った研究ユニットを構築すること URA には所属していないが 臨臨床研究中核病院の PJ で MD が URA 的な仕事をしている 方はいる * 即戦 力力となりうる 人材の獲得のみならず 育成も重要 * 臨臨床研究に対する 支援ニーズから 臨臨床研究に明るい医師を積極的に 登 用する必要性 大 * 産学連携の重要性 緊密性から 産業ニーズに深い理理解を有する 人材の登 用が求められる ( 産学連携部 門との密接な連携により対応する 方法も ) 高度度専 門 人材の獲得と 人材育成の両輪輪 ( 多様な業務へ対応 )
論論点 3 医療療系 URA のスキル強化 *URA 人材の育成 特に医療療系 URA スキル向上に役 立立つ会合が少ない * 必要な情報が散逸している ( 学会 行行政の HP 等 ) 医療療系 URA 教育プログラム ネットワーキングが求められる 論論点 4 医療療系 URA のポジション * 臨臨床研究 薬事対応等の責任の思い仕事を任されるが 正規職員ではない ため正式な権限がない * 医学系 URA では 他の分野より中 長期の研究 支援が求められるが URA は 事実上単年年度度契約であり 高年年齢者も多い現状 * 学内で URA の認知度度が低い 医療療系 URA 業務は 中 長期プロジェクトに対応するため 安定した雇 用の確保により 堅実な対応が可能に 重責な業務には 一定の権限 ポジションが必要
今後のワーキングの展望 医療療系 URA の 日本版モデルの確 立立 医療療系 URA の役割 機能に関するコンセンサス形成 医療療系 URA の育成 確保のための環境作り ー医療療系 URA の現状把握 ( 意 見見交換の場作り ) ー医療療系 URA に必要な情報の集約 共有 ー医療療系 URA の業務 体制等に関する課題の抽出と解決に向けた検討
ご清聴ありがとうございました iida.tlo@tmd.ac.jp http://www.tmd.ac.jp/tlo/ http://www.medu- net.jp <http://www.medu- net.jp/>