平成 25 年度福岡県自主防災組織設立促進モデル事業 地域防災ワークショップ ( 体験型学習会 ) 中間市底井野小学校区 ( 砂山 中底井野 垣生 上底井野 下大隈 ) 第 1 回目配布資料 平成 2 5 年 9 月 1 2 日 福岡県消防防災指導課

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自主防災組織をつくろう

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

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第8章 災害復旧計画

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職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

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はじめに 近年は 日本各地で地震が起こり 台風 土砂災害で毎年のように被害がでています いざという時に被害に合わないためには 日ごろから備えておくことが大切です 個人 家庭でできる備え 隣近所や自主防災会でできる備えを 関市自主防災会防災訓練メニュー としてまとめました 定期的に個人 家庭の備えを確

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5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ

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【Dig訓練とは】

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第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

基本事業評価シートA

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38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

() 港南区の防災 箇条 港南区の防災 箇条は平成 年に定められましたが 初めて言葉を聞いた が% と最も多く 認知度は低くなっています 内容を知っており 箇条をもとに災害時の備えを実施している は% にとどまっています [ 性年代別防災五箇条認知度 ] 高齢者の方が認知度が高くなる傾向にあり 男女

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Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

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(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

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目次 はじめに 1 自治会自主防災会の活動 2 1 自主防災会の役割 2 2 日常における活動 2 3 地震災害発生時の活動 5 4 風水害時の活動 8 5 その他 12

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

3) 仲宿地区 被災 共助 ) 資料 2 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 ) をまとめました 1 建物倒壊 注 1) の ) は活動内容を示し ) は活動準備を示す 木造密集市街地老朽木造住宅余震による被害激しい揺れブロック塀 電柱の


自主防災組織初動マニュアル(例)

本日のスケジュール 時間 :8 月 27 日 ( 水 )19:00~21:00 場所 : 福津市立図書館 時間項目内容 19:00~19:05 5 分あいさつ 19:05~19:15 10 分導入 1. 第 1 回目の振り返り 19:15~20: 分ワークショップ実習 発表 2. ワーク

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!


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はじめに 東日本大震災から2 年が経ちました 津波によりまちが破壊され 数多くの人命が失われたことがテレビ インターネット 新聞等で繰り返し伝えられ 震災直後には県民の防災意識は急速に高まりました しかしながら 現在では この防災意識が早くも薄れつつあります 県では 現在 平成 23 年 10 月に

よっかいちしくすちくこ みえの防災特別賞 1 団体 かいいくせいしゃれんらくきょうぎかい 四日市市 その他 四日市市楠地区子ども会育成者連絡協議会 平成 23 年度 みえの防災奨励賞 受賞団体 四日市市楠地区子ども会育成者連絡協議会 は 楠地区の子ども会の保護者等で構成される協議会で 三角州という地


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7 訓練項目 項目内容場所実施機関 1 シェイクアウト訓練 2 避難訓練 3 避難所運営訓練 4 緊急物資輸送訓練 5 患者搬送訓練 訓練参加者は 防災行政無線による放送を合図に それぞれの場所において 姿勢を低くする 体 頭を守る 揺れが収まるまでじっとする の 安全確保行動 を行う 安全確保行動


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マニュアルを活用し活動を活性化していきましょう! 活動に困ったときは 広島県自主防災アドバイザー制度 へご相談ください 活動の進め方とマニュアルの活用方法 (1) 活動初期段階活動中期段階活動成熟段階組織結成段階 活動状況の確認活動計画の作成活動の実施活動の振り返り次年度活動計画の作成活動段階の把握

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平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

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資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

安全防災小委員会活動報告 9 安全点検実施と報告 全国労働衛生週間 10 第 1プラザ安全点検パトロール 安全点検実施と報告 インフルエンザ予防に関する注意喚起 11 安全マネジメントシステム実施報告書( 第 3 四半期 ) の作成と提出 第 2プラザ安全点検パトロール 安全点検実施と報告 インフル

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

資料 2 東区まちづくり推進事業の検証結果について ( 平成 29 年度第 2 回東区まちづくり懇話会 ) 開催概要 開催日時 : 平成 29 年 9 月 15( 金 ) 午前 9 時 30 分 場 所 : 東区役所 3 階すこやかホール 熊本市東区役所

調査概要 調査目的本調査は 今後の本市の防災施策の策定を進める上での基礎資料データの取得 震災後の自助 共助の取り組みの実態の把握を行い その結果を分析し 今後の防災施策に反映させることを目的とするものである また平成 22 年度の調査結果との比較を行い 東日本大震災前後での市民の災害 防災に関する

受講生15 受講生 15名募集 名募集 参 加 無 料 申し込みが必要 2018年 下呂市では 9歳の女性防災士が 誕生しました 瑞浪市ジュニア防災リーダー養成講座 この講座では防災士の資格は取得できません じぶん 家族 友達の命を守るために 日時 2019年8月17日 土 講座の詳細 午前9時 午


会場 - 全国 9 都市で実施 地 開催 会場 北海道 8 7 ( ) 北海道庁別館 11 階第 4 研修室 8 8 ( ) 札幌市中央区北 3 条 7 丁 巨大災害に備えて 地域別総合防災研修 東北 ( ) ( ) 北陸 ( ) (

平成 30 年度コミュニティ助成事業実施要綱 第 1 趣旨一般財団法人自治総合センター ( 以下 自治総合センター という ) は 宝くじの社会貢献広報事業として この要綱の定めるところにより コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備 安全な地域づくりと共生のまちづくり 地域文化への支援や地域の

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(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

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平成 25 年度福岡県自主防災組織設立促進モデル事業 地域防災ワークショップ ( 体験型学習会 ) 中間市底井野小学校区 ( 砂山 中底井野 垣生 上底井野 下大隈 ) 第 1 回目配布資料 平成 2 5 年 9 月 1 2 日 福岡県消防防災指導課

本日のスケジュール 時間 :9 月 12 日 ( 木 )19:00~21:00 場所 : 地域交流センター 時間 項目 内容 19:00~19:05 5 分 あいさつ 19:05~19:15 10 分 導入 1. 事業の目的 2. 自主防災組織設立のながれ 19:15~20:25 70 分 講演 3. 講演 地域防災について 講師 :With Labo 貞清潔氏 20:25~20:50 25 分 講座 4. 地域の現状について 5. 自主防災組織の設立にむけて 20:50~20:55 5 分 お知らせ 6. 次回の学習会開催のお知らせ 20:55~21:00 5 分 あいさつ 1

1. 福岡県自主防災組織設立促進モデル事業 の目的 災害時において 自分たちの命は自分たちで守る 自分たちの地域は自分たちで守るといった 自助 共助の精神 が求められる 各市町村のモデル地区で 地域防災ワークショップ ( 体験型学習会 ) を実施し 自主防災組織 の設立と リーダー育成 を図ります 近年 地震や集中豪雨 台風など 被害の大きな災害が多発しています 想定外の災害がいつ発生するか分からないなかで 行政だけの対応では限界があり 度重なる災害を通して自分たちの命は自分たちで守る 自分たちの地域は自分たちで守るといった 自助 共助の精神 が求められています 本事業では 現在自主防災組織が未設立の地域等において地域を自分たちで守る自主防災組織の設立を目的として 県内各市町村のモデル地区において体験型学習会を行います また 当該地区をモデルとして 他地区への設立促進の波及を図るとともに 持続可能な自主防災組織活動のため 自主防災組織に求められる役割や活動などを理解したリーダー育成も併せて行います ( 図 1 生き埋めや閉じこめられた際の救助 ) (%) 自力で 0 10 20 30 40 34.9 家族に 31.9 隣人 友人に 28.1 通行人に 2.6 救助隊に その他 1.7 0.9 自助 共助が 9 割を占める 出典 : 日本火災学会 1995 年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書 2

2. 自主防災組織設立のながれ ( 底井野小学校区 ) 1 規約等の提出 ( 提出済み ) 自治会ごとに自主防災組織を設立し 校区内の規約を校区長が市へ提出します 2 防災講演会 ( 本日 9 月 12 日実施 ) 地域防災について と題して With Labo 貞清潔氏による講演会を行います 3 避難ルートマップづくり(10 月 16 日予定 ) 地域交流センターで 校区内のすべての自主防災組織に集まってもらい 自治会ごとの 避難ルートマップづくり を行います 1 自治会ごとに班をつくります 2 校区の二次避難所 ( 中間中学校 ) の位置を確認します 3 自治会での集合場所の位置を確認します 4 過去の経験等から よく冠水する箇所や土砂崩れが起きそうな場所を確認します 5 危険な箇所 (4) を避けながら 集合場所 (3) から二次避難所 (2) まで行く避難経路を確認します 4 避難ルートマップの校区内全世帯配布 作成したマップを市で製本し 校区の避難ルートマップとして 底井野小学校区 内に全世帯配布します 5 防災資機材の配布 各自主防災組織に資機材の一覧を提示し その中から自治会ごとに希望する資機 材を選択してもらいます 6 校区避難訓練 (2 月予定 ) 避難ルートマップと配布した防災資機材を活用して 実際に避難訓練を行います 3

3. 講演 タイトル : 地域防災について 講師 :With Labo 貞清潔氏 昭和 36 年 6 月 21 日生 北九州市小倉南区出身 4

4. 地域の現状について (1) 中間市底井野小学校区の年齢階層別人口及び高齢化率 高齢化率は 30.1% 最も多い年齢層は 60~64 歳 更なる高齢化に備え 若い世代も巻き込んだ組織づくりが求められる 底井野小学校区の人口をみると 男性 1,650 人 女性 1,743 人の計 3,393 人となっており 最も多い年齢層としては 60~64 歳 となっています ( 平成 25 年 8 月 21 日現在 ) また 高齢化率は現在 30.1% で これは中間市平均の 31.8% と比べると少し低く 福岡県の 22.5% と比べると高い値です 自主防災組織づくりに向けては 60 歳代が多いことからこの層を中心としつつも 更なる高齢化に備え 若い世代も巻き込んでいくことが求められます 5

2 底井野小学校区の災害想定 底井野小学校区の災害想定は水害であり 台風や集中豪雨などの大雨の際には 早めに避 難を開始する必要がある 遠賀川とその支流の河川の堤防が決壊した場合 校区の大半で 2.0m 以上 5.0m 未満の浸 水が起こると想定されている 底井野小学校区の災害想定は水害であり 遠賀川とその支流の河川の堤防が決壊した場 合 150 年に 1 回程度起こる大雨 2 日間で 405mm が降ったことにより氾濫した場 合 に 校区の大半で 2.0m 以上 5.0m 未満の浸水が起こると想定されています 一時避難所である各自治会の公民館からは 校区の二次避難所である 中間中学校 ま で離れているため 安全に避難できるうちに 避難を開始することが大切です 中間中学校への避難が難しい場合は 2 階建て以上の建物や小高い丘などへの避難も考 えられます 6

5. 自主防災組織の設立にむけて (1) 自主防災組織とは? 自主防災組織 = 地域の住民同士によって自主的に組織された防災組織のこと 自主防災組織は災害に対して地域で協力し合いながら活動していく組織である 自主防災組織とは 地域の住民同士が地域での防災について話し合い いざというときに避難の呼びかけ 誘導 救出 救助 初期消火 避難所の運営などを行うために 住民自身が自主的に設立する組織のことです 自主防災組織は 地域において 共助 の中核をなす組織であり 自治会等の地域で生活環境を共有している 目の届く範囲内での組織として結成 運営されることが望まれます 自主防災組織 という言葉は 昭和 34 年の伊勢湾台風の被害を契機として 昭和 36 年に公布された災害対策基本法に基づく防災計画において 初めて出てきますが その必要性が高まったのは それから 36 年後の阪神淡路大震災でした ( 参考九州の自主防災組織率 ) 100.0% 90.0% 80.0% 自主防災組織活動カバー率 (%) 大分県 91.3% 福岡県 77.4% 78.2% 鹿児島県 77.4% 全国平均 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 66.5% 59.7% 59.7% 39.2% 76.5% 宮崎県 68.8% 佐賀県 57.7% 熊本県 46.1% 長崎県 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 33.2% 28.0% 19.9% 9.3% 10.5% 4.0% 平成 14 年 平成 17 年 平成 20 年 平成 23 年 平成 24 年 沖縄県 7

(2) 自主防災組織の活動 自主防災組織は 平常時 と 災害時 で必要に応じた活動を行う 活動は 地域の行事などと合わせて行うなど 無理なく行うことで 持続的な組織づくりを目指すことが大切 自主防災活動は多種多様だが 地域の防災意識の高まりに合わせて行うことが望ましい 自主防災組織の活動には 主に平常時の活動と災害時の活動があります 平常時 避難訓練や図上訓練 地域住民の協力による災害時要援護者等の情報収集などの防災活動や 防災に関する講演やチラシの配布 掲示などによる啓発活動を行う 自主的な防災活動を通して 地域や近隣とのつながりや結びつきを再認識し 地域での活動につなげていく 自主防災組織の活動として 防災 だけではなく 防犯 や 福祉 を一体としてとらえ 顔の見える関係 のもと 地域の関係性を強化する 取り戻すことが重視されています そのため あらゆる機会を捉えて防災に視点を置いた活動を行い 地域のつながりを保つことが重要です 平常時においては 地域の行事に合わせて避難訓練 防災訓練を行う 地域の集まりの時間を使って防災について考える時間を作ってみる等の活動からはじめてみましょう 地域の防災意識の高まりに併せて 災害図上訓練や避難所運営訓練を実施することが考えられます また 災害時において 情報入手や避難行動が困難な人を 災害時要援護者 と呼びます こうした人々を把握し 支援していく体制づくりを行うことも 自主防災活動における重要な活動の一つです 中間市における 災害時要援護者 の範囲 介護保険における要介護認定者 3 以上の在宅生活者 障がい者のうち次に掲げる在宅生活者 身体障がい者 ( 身体障がい者程度等級表 1 級及び 2 級の者 ) 知的障がい者 ( 療育判定基準 A 判定の者 ) 精神障がい者 ( 精神障がい者保健福祉手帳 1 級及び 2 級の者 ) ( 中間市災害時要援護者避難支援プラン全体計画 ( 平成 22 年 3 月 ) より抜粋 ) 災害時 災害時において住民自身 ( 自助 ) と地域の力 ( 共助 ) で地域での初動活動を行う 災害時においては まず自分が助かることを考えてください そして共助の精神で 自 主防災組織として活動を行うことが肝心です 8

( 自主防災組織の活動例 ) 平常時の活動災害時の活動 ( 初動対応の一例 ) 防災計画の立案 災害対応手順の確認 各班の役割の確認 資機材の備蓄 点検 避難場所 避難場所までの避難ルートの点検 災害時要援護者の情報収集 防災訓練 防災啓発活動 災害情報の収集伝達 ( 安否確認 被害状況の確認 ) 初期消火 避難誘導 避難の手助け 被災者の救出 救護 炊き出し 給水 応急手当 避難所の開設 運営 ( 主な防災訓練の項目 ) 9

( 防災訓練について ) 防災訓練には 緊急時の行動を体験する 実働訓練 と 図上で模擬的に行う 図上訓練 があり 訓練方法は多岐にわたります ここでは 代表的な防災訓練をいくつか紹介します 実働訓練内容 地域内の被災状況 災害危険箇所の巡視結果及び避難の情報収集 処理 伝達訓練状況等の情報を収集し 地域ごとにまとめることで適切な情報を収集 伝達する訓練 消火器を使った初期消火訓練 バケツリレー消火訓練 可搬ポンプを運び出し 実際に放水する放水訓練等 模擬の家屋倒壊現場で 実際に道具を使用して生き埋めの人を救助する訓練救出 救護訓練 止血法 心肺蘇生法 AED( 自動体外式除細動器 ) の使い方などを講習で学ぶ ( 普通救命訓練 ) 避難までの経路を実際に歩くことにより 避難ルート上避難 ( 誘導 ) 訓練の障害物などを確認する 災害時要援護者と車いす等を使って一緒に避難をする 避難所の運営を想定し 実際に建物の設備やスペースを避難所開設 運営訓練みながら具体的に対応をしていく訓練図上訓練内容 最低限の状況( 災害発生日時 天候 揺れの強さ等 ) を防災グループワーク設定し 質問に対してグループで討論することで参加者 ( 討論会 ) に被害状況を予測させ 自らの対応を決定させる訓練 地図を使い 参加者が議論しながら災害時の被害想定や災害図上訓練 (DIG) 対応を考えることによって 地域の防災力を高め 被害軽減のための対策に自ら気づくことを目的とした訓練 避難所の開設 責任運営者になったとして 避難所にお避難所運営ゲーム (HUG) ける様々な事態への対応を短時間で決定することを学ぶ訓練 災害時 意志決定や対応において あちらがたてばこちらがたたぬ という状況に陥ったと仮定し 問題に対しクロスロードてイエスかノーを選んでもらうことで 想定外の事態に対して理解し対応することを学ぶ訓練 10

(3) 自主防災組織の組織体制 自主防災組織の組織体制は 地域の実情に合わせて 出来る範囲で整えていくことが大切で ある 自主防災組織の組織体制として 中間市 ( 底井野小学校区 ) の各自治会では 自主防災組 織に必要な班として 避難誘導班 情報班 給食 給水班 を編成しています この ほか 消火班 救出 救護班 を編成している自治会もあります 自主防災組織の班編成の例 自主防災組織では少なくとも 印が付いた役職が必要です 自主防災組織における各班の役割 自主防災組織における各班の役割としては 以下のような内容が考えられます 災害時に備えて 常日頃の活動が重要となります 編成班名日常の役割災害時の役割 情報班 避難誘導班 消火班 気象情報の収集方法の確認 情報の伝達方法の確認 防災ニュース発行などの広報活動 避難路などの確認 体が不自由な方などの把握と支援方法の確認 器具の点検 防火のための広報 被災状況の把握 会長 副会長への状況報告 住民の避難誘導活動 体が不自由な方の支援 初期消火活動 救出 救護班 資機材の確認や整備 負傷者等の救出 給食 給水班 炊き出し器具などの確認や点検 水や食糧の配食 避難所での食糧 炊き出し品 飲料水の給食や給水 11

(4) 自主防災組織の設立にむけて 自主防災組織は 住民が連帯感を保ち 地域の防災活動を効果的に行える規模 ( 顔のみえる 範囲 ) で設立を行うことが望ましい 自主防災組織の設立にあたっては 既存の組織 ( 自治会等 ) を活かすほか 新たに組織 を設立することも考えられます 住民が連帯感を保ち 地域の防災活動を効果的に行える 規模で設立することが望まれます ( 自主防災組織を設立している組織の規模 ( 全国 )) 町内会単位 が約 9 割 ( 組織設立のきっかけとなった出来事 ) 住民の信望を集めている自治会の役員が 防災に非常に熱心で 災害への備えに工夫を凝らし これが自治会活動を通じて地域の住民の間に拡がった コミュニティ活動が非常に盛んな地域において コミュニティ活動の一環として防災対策を取り入れるようになった 自治会活動で被災地の視察を行ったことをきっかけに防災意識が高まった ニュースなどで災害の被害を見聞きして防災意識が高まった 12

6. 次回のお知らせ次回は 災害図上訓練 をとおして 避難ルートマップ づくりを行います 災害図上訓練 は 地図を見ながら 自分たちの地域について考え 災害が起きた時に地域がどのような対応をするかを考える訓練です 自宅から避難所などへの避難経路の確認を行い いざ避難するときに役立つ地図づくりを行います 体験型学習会第 2 回 日時 :10 月 16 日 ( 水 )( 予定 ) 19 時 ~21 時 会場 : 地域交流センター 本日はご参加頂き ありがとうございました 13