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Transcription:

グローバルなソフトウェア資産の最適化実現に向け 今 企業として取り組むべきこと ウチダスペクトラム株式会社 常務執行役員紀平克哉

グローバル企業の抱える経営とソフトウェア資産管理の現状と課題 経営を取り巻く.. 環境 グローバル化 IT 投資効率 IT ガバナンス 課題 グローバルなサポートが難しい ガバナンスが確立できていない コスト削減を進めてゆく必要がある ソフトウェア資産管理を取り巻く.. 環境 ベンダー監査は相変わらず コンプライアンス 課題 仕組み作りの困難さ 予算獲得の難しさ ROI に直結しない しかし できていて当たり前 ベンダー毎に異なる制度 説明責任を果たすための 最低限 の施策とは? ソフトウェア資産管理を確立することは最低限進めてゆくが これと合わせてソフトウエア資産に関してグローバルにコスト最適化を図ってゆきたい 2

グローバルなソフトウェア資産の最適化 ソフトウェア資産管理の導入と定着化 NEXT グローバルなソフトウェア資産の最適化実現に不可欠な要素 グローバル契約の最適管理 グローバル最適化と契約 マネジメントシステムの構築 ソフトウェア資産管理の完成されたモデル データの整備とマネジメント ソフトウェア製品情報提供システム 3

ソフトウェア資産管理の導入と定着は既に? ソフトウェア資産管理 (SAM) の PDCA サイクル 監査 現状認識 改善事項の評価現状の仕組みの改善 ソフトウェア廃却 CHECK - 評価 - ソフトウェア異動 改善事項を集める仕組みの構築 ACT - 改善 - DO - 導入 - ソフトウェア導入 展開 現状調査 PLAN - 計画立案 - ソフトウェア調達 管理目的の策定 仕組みの構築 スコープ決定 方針 規程 プロセスの策定 体制の確立 トレーニング 4

ソフトウェア資産管理の導入と定着は既に? ソフトウェア資産管理の導入 展開の方針の事例 ゴール? TODO ソフトウェア資産管理導入の目的 1. ソフトウェアのコスト最適化を図る 2. 現状管理業務の効率化 ( スループット向上 ) を図る ゴールと TODO 資産として管理すべきソフトウェア ( 対象 ) をグローバル ( 地域 ) に一元管理できる データの可視化と分析ルール明確化 ( 管理規程作成 ) 管理プロセスの再設計 TRY&CHECK 展開 1 展開方針 成功の為のキーポイント 展開 1-1 管理すべきソフトウェアの主要パターンを対象とし 本体会社に SAM を展開対象ソフトウェア : 社内標準クライアントソフトウェアサーバーソフトウェア (ERP) 1. まず展開 1-1 を確実に実施できるスコープ ( 対象組織対象製品 ) の適切な選定を行う 展開 1-2 1-1 の実施内容を踏まえ 展開範囲 ( 国内グループ会社 ) に拡大 2. 対象組織に対し SAM 導入のガバナンスを徹底する 展開 1-3 更に展開範囲をグローバルに拡大し展開 (1-2 の繰り返し ) 3. 専任メンバーを含む導入プロジェクトの編成する 4.SAM 支援ツールの導入による利用者の利便性向上と管理効率化を図る 5

ソフトウェア資産管理の導入と定着は既に? STEP3 ソフトウェア資産管理定期的棚卸実施 STEP4 ソフトウェア全ライフサイクル ( 購入 ~ 廃棄 ) の運用開始 インベントリ情報の収集と分析 STEP1 現状把握 ソフトウェア資産管理上のリスク評価及びソフトウェアの管理スコープの決定 STEP2 ソフトウェア資産管理ベースライン作成 管理スコープのソフトウェア製品の購入情報収集 インベントリと購入情報の照合 ( 初回棚卸 ) 四半期毎のインベントリ及びソフトウェア追加購入情報収集 四半期毎のインベントリと購入情報の照合棚卸 ソフトウェア資産管理の展開 文書発行 教育 運用リハーサル 支援ツール展開等 ソフトウェア資産管理の設計 管理規程文書化 業務プロセス設計 業務手順書文書化等 6

グローバル契約の最適管理 : ソフトウェア契約の最適化事例 事例企業概要 業種 : 電気機器の製造販売 社員数 : 22,000 人 PC 台数 : 30,000 台 最適化の目的 権利保護団体 ソフトウェアメーカーに対する説明責任の確保 自社グループにおける過不足状況の把握 現状の管理体制を移行した場合の購入コスト削減効果の把握 各社単位での個別管理 グループ全体での総数管理 7

グローバル契約の最適管理 : ソフトウェア契約の最適化事例 事例企業管理形態別過不足状況 Office Family の管理形態別過不足状況は下記の通り 過不足数 = 保有数 - 使用ソフトウェア数 製品名 過不足数 A 社 B 社 C 社 D 社 E 社 各社単位での個別管理 余剰 不足 グループ全体での総数管理 余剰 不足 Office Standard 450 700 110-20 -60 1,260-80 1,180 0 Office Professional 2,200-600 50 700-450 2,950-1,050 1,900 0 Office Professional with FrontPage Project Standard Project Professional -50-350 -100-50 -100 0-650 0-650 -10 100 0 10-20 110-30 80 0 100-100 10 0-10 110-110 0 0 Visio Standard 200 400-10 -10-100 600-120 480 0 Visio Professional -50-100 0-10 0 0-160 0-160 余剰合計 不足合計 余剰合計 不足合計 5,030-2,200 3,640-810 8

グローバル契約の最適管理 ソフトウェア契約の最適化事例 ポイント グループ全体での総数管理 がコスト的に最適な管理モデルであることを 過不足状況 所有-使用ソフトウェア に基づいて証明 購入コスト削減効果 9,540万円 53 購入対象製品の適正化 Office Std/Pro: 約2,500本 余剰 Windows CAL : 約15,000本 不足 不足数での比較 移行前 各社単位での 個別管理 Total 20,200本 不足購入金額(円換算)での比較 移行後 移行前 各社単位での 個別管理 Total 179,600,000 グループ全体での 総数管理 Total 16,650本 移行後 グループ全体での 総数管理 Total 84,200,000 16 余分な是正を 防止 3,550本 14 12 45,300,000 購入コストの 削減 9,540万円 10 SQL Server 8 50,700,000 Windows Server 6 Office 4 2 28,400,000 28,500,000 83,600,000 27,300,000 0 9

グローバル最適化と契約の課題 ロケーション A 5000 3000 コスト削減で 5000 人から 3000 人へ 2000 人分のが余剰となる ロケーション B 3000 4500 生産拠点拡充で 1500 人分のが必要となる 10

マネジメントシステムの構築 : ソフトウェア資産管理の完成されたモデル エンドユーザからのソフトウェア利用申請 ソフトウェア管理担当 ソフトウェア資産管理支援システム 製品カタログからソフトウェアを選択 使用権利あるか? Yes Yes 在庫あるか? 導入プロセスを自動的に起動 管理 DB ( 台帳 ) 更新 調整と廃棄データの削除を自動的に処理 No No 所有 DB ( ) 購入ワークフロー IT 資産管理ツールでのソフトウェアプッシュインストール 定期棚卸し ソフトウェアプロバイダー社内製品 ソフトウェアプロバイダー 11

マネジメントシステムの構築 ソフトウェア資産管理支援システムモデル 構成管理ツール IT資産管理ツール ソフトウェア資産管理 支援システム 棚卸用 ハードウェア インベントリ ファイル 抽出 インベントリ 情報 ハードウェア ソフトウェア 収集 インベントリ 収集 棚卸用 ソフトウェア インベントリ ファイル SAMの 棚卸データ エクスポート 購入情報 ファイル PC ハードウェア インポート ファイル ハードウェア データ ソフトウェア インポート ファイル 導入 ソフトウェア データ 購入情報 インポート ファイル 購入 データ データ 購入登録 関連資産登録 アップグレード元 割当 ダウングレード元 割当 ソフトウェア導入 PC個別 割当 異動 関連資材 データ 所有 製品別 所有 管理組織別 製品別 所有 購入別 関連資産 導入 ソフトウェア ハードウェア PC 廃棄 棚卸 製品マスタ ソフトウェア 辞書 12

本日のサマリ グローバル契約の最適管理 グローバル最適化と契約 マネジメントシステムの構築 ソフトウェア資産管理の完成されたモデルの導入 データの整備とマネジメント ソフトウェア製品情報提供システムの導入 13

お問い合わせ先 ウチダスペクトラム株式会社 本社東京都中央区新川 1 丁目 16 番 14 号アクロス新川ビル アネックス TEL: 03-5543-6800 FAX: 03-5543-6810 西日本ヘッドオフィス大阪市北区梅田 2 丁目 4 番 13 TEL: 06-4797-7621 FAX: 06-6347-7601 名古屋オフィス愛知県名古屋市中村区名駅 4-25-17 TEL: 052-562-1777 FAX: 052-588-9812 contact@spectrum.co.jp http://www.spectrum.co.jp