貨物自動車運送事業のモデル三六協定およびその届 様式第 9 号 ( 第 17 条関係 ) 外労働休日労働に関する協定届 事業の種類 事業の名称 事業の所在地 ( 電話番号 ) 貨物自動車運送事業 新宿運輸株式会社 新宿区西新宿 1-6-1 (03-5323-7626) 延長することができる 外労働をさせる必労働者数 1 日 1 日を超える一定の要のある具体的事由業務の種類 ( 満 18 歳所定労働 ( 起算日 ) 以上の者 ) 1 下記 2 に該当しない労働者 2 1 年単位の変形労働制により労働する労働者 需要の季節的な増大等に対処するため ( 詳細は ) 1 週 40 1 日 8 同 上 同 上 同 上 1 週 52 1 日 10 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日まで 同上同上 休日労働をさせる必要のある具体的事由 需要の季節的な増大等に対処するため ( 詳細は ) 協定の成立年月日 業務の種類 協定の当事者である労働組合の名称又は労働者の過半数を代表する者の 労働者数 ( 満 18 歳以上の者 ) 所定休日 毎週 1 日国民の休日 職名車両課主任氏名田中花子 協定の当事者 ( 労働者の過半数を代表する者の場合 ) の選出方法 ( 投票による選挙 ) 新宿労働基準監督署長殿 使用者 職名代表取締役社長氏名山田太郎 労働させることができる休日並びに始業及び終業の時刻 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日まで 印
貨物自動車運送事業に従事する自動車運転者の 1 カ月 についての拘束の延長に関する協定書 ( 例 ) 運送株式会社代表取締役 と 運送株式会社労働者代表 は 自動 車運転者の労働等の改善のための基準 ( 厚生労働省告示 ) 第 4 条第 1 項第 1 号ただし 書きの規定に基づき 拘束に関し 下記のとおり協定する 記 1 本協定の適用対象者は 長距離運行に従事する自動車運転者とする 2 拘束は下の表のとおりとする なお 起算日は毎月 1 日とする 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月年間計 300 280 300 280 300 320 280 320 3,516 3 本協定の有効は 平成 年 4 月 1 日から平成 年 3 月 31 日までとする 4 本協定に定める事項について変更する必要が生じた場合には 1 カ月前までに協議を 行い 変更を行うものとする 運送株式会社労働者代表 印 運送株式会社代表取締役 印
( 別添 ) 外労働および休日労働に関する協定書 新宿運輸株式会社代表取締役山田太郎 ( 以下 甲 という ) と新宿運輸株式会社労働者 代表田中花子は 労働基準法第 36 条第 1 項の規定に基づき 労働基準法に定める法定労 働 (1 週 40 1 日 8 ) 並びに変形労働制の定めによる所定労働を超 えた労働で かつ 1 日 8 1 週 40 の法定労働または変形の法定労働 の総枠を超える労働 ( 以下 外労働 という ) および労働基準法に定める休日 ( 毎 週 1 日または 4 週 4 日 ) における労働 ( 以下 休日労働 という ) に関し 次のとおり協 定する 第 1 条 第 2 条 甲は 外労働および休日労働を可能な限り行わせないよう努める 甲は 就業規則第 33 条の規定に基づき 必要がある場合には 次により 外労働を行わせることができる 外労働をさせる必要のある具体的事由 業務の種類 従事する労働者数 ( 満 18 歳以上の者 ) 延長することができる 1 日 1 日を超える一定の ( 起算日 ) 2 週 (4 月 1 日 ) 1 箇月 (4 月 1 日 ) 1 年 (4 月 1 日 ) 1 下記 2 に該当しない労働者 需要の季節的な増大および突発的な発注の変更に対処するため 一時的な道路事情の変化等によって到着時刻に遅延が生ずるため 当面の人員不足に対処するため 自動車運転者 50 7 52 127 1,170 荷役作業員 10 3 25 40 360 自動車整備士 3 3 20 30 360 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日まで 毎月の精算事務のため経理事務員 2 3 20 30 360 2 1 年単位の変形労働制により労働する労働者 需要の季節的な増大および突発的な発注の変更に対処するため 一時的な道路事情の変化等によって到着時刻に遅延が生ずるため 当面の人員不足に対処するため 自動車運転者 60 7 52 127 1,150 荷役作業員 10 3 23 35 320 自動車整備士 2 3 18 25 320 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日まで 毎月の精算事務のため経理事務員 2 3 18 25 320 2 自動車運転者については 前項の規定により外労働を行わせることによって 自動車運転者の労働等の改善のための基準 ( 厚生労働省告示 以下 改善基準 という) に定める1 箇月についての拘束並びに1 日についての最大拘束の限度を超えることとなる場合においては 当該拘束の限度をもって 前項の外労働の限度とする 第 3 条甲は 就業規則第 33 条の規定に基づき 必要がある場合には 次により休日労働を行わせることができる
休日労働をさせる必要のある具体的事由 需要の季節的な 増大に対処する ため 毎月の精算事務 のため 業務の種類 従事する労働者数 ( 満 18 歳以上の者 ) 自動車運転者 110 労働させることができる休日並びに始業および終業の時刻 平成 22 年 法定休日のうち 2 週を通じ1 回 4 月 1 日 始業および終業時刻は あらかから平成じめ運行予定表で定められた 23 年 3 月始業および終業の時刻とする 31 日まで 荷役作業員 20 法定休日のうち 4 週を通じ自動車整備士 5 平成 22 年 2 回 4 月 1 日 始業時刻午前 8 時から平成経理事務員 4 終業時刻午後 5 時 23 年 3 月 31 日まで 2 自動車運転者については 前項の規定により休日労働を行わせることによって 改善基準に定める1ヵ月についての拘束および1 日についての最大拘束の限度を超えることとなる場合においては 当該拘束の限度をもって 前項の休日労働の限度とする 第 4 条前 2 条の規定に基づいて外労働または休日労働を行わせる場合においても 自動車運転者については 改善基準に定める運転の限度を超えて運転業務に従事させることはできない 第 5 条甲は 外労働を行わせる場合は 原則として 前日の終業時刻までに該当労働者に通知する また 休日労働を行わせる場合は 原則として 2 日前の終業時刻までに該当労働者に通知する 第 6 条第 2 条の表における2 週 1ヵ月および1 年の起算日並びに第 3 条の表における2 週および4 週の起算日はいずれも平成 22 年 4 月 1 日とする 2 本協定の有効は 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日までとする 平成 22 年 3 月 29 日新宿運輸株式会社労働者代表田中花子印新宿運輸株式会社代表取締役山田太郎印
1 年単位の変形労働制に関する労使協定 運送 と 運送 営業所従業員代表とは1 年単位の変形労働制に関し 次のとおり協定する 第 1 条平成 年 4 月 1 日から平成 年 3 月 31 日までの1 年間の勤務については 本協定の定めるところによるものとする 第 2 条前条の中における各日の所定労働は8 始業の時刻は午前 8 時 終業の時刻は午後 5 時とする なお 休憩は 正午から午後 1 時までとする 第 3 条第 1 条の中における休日は 国民の祝日 ( 祝日が日曜日と重複するときは翌日 ) 5 月 4 日 毎日曜日 会社の指定する日 年末年始休暇および夏季休暇とし 1 週間の所定労働が1 年を平均して 40 以下となるように別紙年間休日カレンダーで定める なお 従業員が休日として指定された日に出勤を命じられた場合には 当該出勤を命じられた日から起算して4 週間以内の日であって 会社があらかじめ指定した日を休日とする 第 4 条第 2 条の所定労働を超えて労働させた場合は 就業規則第 条に基づき外手当を支払う 第 5 条変形の途中で入社する者や退職する者に対して 1 年単位の変形労働制を適用する場合には その実勤務を平均し 週 40 を超えて勤務したに対し 外手当を支払う 第 6 条本協定の変形労働制については 就業規則第 条および第 条の規定で適用が除外されている従業員以外の全社員に適用する 第 7 条妊産婦の従業員が請求した場合 本協定の変形労働制については その従業員には適用しない 第 8 条幼児を養育する従業員 家族介護を行う従業員 職業訓練または教育を受ける従業員その他特別の配慮を要する従業員が請求した場合 本協定の適用に当たっては 会社は従業員代表と協議するものとする 第 9 条本協定の有効は 平成 年 4 月 1 日から平成 年 3 月 31 日までとする 代表取締役社長 印 営業所従業員代表 印
解説 外労働および休日労働に関する協定書 における自動車運転者の限度について自動車運転者の外労働の限度は 他の荷役作業員 自動車整備士 経理事務員等と異なり 厚生労働省告示 自動車運転者の労働等の改善のための基準 ( 以下 改善基準告示 という ) に定められた拘束の限度枠内となります 以下では 本冊子にモデル例として掲げた限度の算出方法について説明します なお モデル例として掲げた限度数は 改善基準告示に基づいて算出したほぼ限度の枠を示しており 実際には過労運転による交通労働災害や自動車運転者の健康障害の発生防止の観点に立ち 各事業者が自社に合った限度を設定することが望まれます 前提条件 : 1 日の所定労働は8 週 5 日勤務 休憩は1 とします 法定休日労働はないものとします 1 下記の2に該当しない自動車運転者の場合延長することができる算出方法 1 日 7 改善基準告示では 1 日の拘束の最大は 16 ( ただし 15 超えは 1 週 2 回以内 ) です よって 16 -( 労働 8 + 休憩 1 )=7 が外労働の限度となります 2 週 52 改善基準告示では 1 日の拘束は原則 13 とされています ただし 上記のとおり 1 週 2 回までは最大 16 まで延ばすことができます よって 2 週の拘束の合計は 16 4 日 +13 6 日 =142 となります 2 週全体の拘束から 2 週全体の労働と休憩とを引くと 142 -( 労働 80 + 休憩 10 )=52 が外労働の限度となります 1 カ月 127 ( 前提条件として 30 日の月で 月間の労働日数 21 日を想定しています ) 改善基準告示では 1 カ月の拘束は原則 293 ですが 労使協定により 1 年のうち 6 カ月までは 320 まで延ばすことができます よって 320 -(1 カ月の法定労働 171.4 + 休憩 21 )=127.6 =127 36 分 *1 カ月 (30 日 ) の法定労働は 週 40 が法定労働であることから 30 日 7 日 40 で求めることができます 1 年 1,170 ( 前提条件として 年間労働日数 260 日を想定しています ) 改善基準告示では 1 年間の拘束は 3,516 とされています よって 拘束 3,516 -(1 年間の法定労働 2085.714 + 休憩 260 ) =1,170.286 1,170 18 分 *1 年間 (365 日 ) の法定労働は 週 40 が法定労働であることから 365 日 7 日 40 で求めることができます 21 年単位の変形労働制により労働する自動車運転者の場合延長することができる算出方法 1 日 7 1と同様です 2 週 52 1 と同様です 1 カ月 127 1 と同様です 1 年 1,150 1 年単位の変形労働制では 年間の労働日数の上限が 280 日と定められています ( 労働基準法則第 12 条の 4) 改善基準告示では 1 年間の拘束は 3,516 とされています よって 拘束 3,516 -(1 年間の法定労働 2085.714 + 休憩 280 )=1,150.286 1,150 18 分 *1 年間 (365 日 ) の法定労働は 週 40 が法定労働であることから 365 日 7 日 40 で求めることができます