事業用定期借地権設定及び 舞洲ヘリポート用地賃貸借契約合意書 ( 案 ) 賃貸人大阪市 ( 以下 甲 という ) と賃借人 ( 以下 乙 という ) は 甲が所有する別紙物件目録記載 1(1) の土地 ( 以下 本件土地 1 という ) 及び別紙物件目録記載 1(2) 土地 ( 以下 本件土地 2 という ) について 借地借家法 ( 平成 3 年法律第 90 号 以下 法 という ) 第 23 条第 2 項に規定する事業用定期借地権の設定を目的として 別紙物件目録記載 1(3) の土地 ( 以下 本件土地 3 といい 本件土地 1 及び本件土地 2と併せて 本件各土地 という ) についてヘリポート用地としての土地賃借権の設定を目的として 次の条項を内容とする賃貸借契約 ( 以下 本契約 という ) を平成 年 月 日までに公正証書により締結するものとする ( 契約の目的 ) 第 1 条本契約は 甲が乙に対し 本件土地 1 及び本件土地 2に法第 23 条第 2 項に基づく事業用定期借地権 ( 以下 本件借地権 という ) を設定し 本件土地 3にヘリポート用地としての土地賃借権 ( 以下 本件賃借権 といい 本件借地権と併せて 本件借地権等 という ) を設定することを目的とする 2 本契約により甲が乙のために設定する本件借地権は 賃借権とする 3 甲及び乙は 本件借地権は法第 23 条第 2 項の規定に基づくものであるから 法第 3 条ないし第 8 条 第 13 条及び第 18 条の規定は適用されず 契約更新に係る権利は一切発生せず 第 4 条第 1 項に定める期間満了時において本契約の本件土地 1 及び本件土地 2 に係る部分について更新 ( 更新の請求及び土地の使用の継続によるものを含む ) は行われず 建物の築造による賃貸借期間の延長も行われないことを確認した 4 甲及び乙は 本件賃借権は建物所有を目的としないものであるから 法の適用がないことを確認したうえで 民法 ( 明治 29 年法律第 89 号 ) 第 604 条第 2 項及び第 619 条第 1 項の規定は適用せず 第 4 条第 1 項に定める期間満了時において本契約の本件土地 3に係る部分について更新 ( 更新の請求及び土地の使用の継続によるものを含む ) は行われないものとする ( 指定用途等 ) 第 2 条乙は 本件土地 1 及び本件土地 2を ヘリコプター格納庫及び油脂庫 事務所などの用に供する別紙物件目録記載 2(1) ないし (3) の各建物 ( 以下 本件各建物 という ) 及び建物以外の構造物 工作物 ( 以下 本件各建物と併せて 本件各建物等 という ) を所有するため その全部について自ら使用し 他の目的に使用しない ただし あらかじめ乙が甲の書面による承認を得た場合は この限りでない 2 乙は 本件土地 1 及び本件土地 2に本件各建物等と異なる建物又は建物以外の構造物 工作物を建築してはならない 建築された建物又は建物以外の構造物 工作物を改築又は再築する場合も同様とする ただし あらかじめ乙が甲の書面による承認を得た場合は -47-
この限りでない 3 乙は 本件各建物等を居住の用に供してはならない 4 乙は 本件土地 3 及び同地上に存する構造物 工作物 ( 以下 本件土地 3 構造物等 という ) を空港法 ( 昭和 31 年法律第 80 号 ) 第 2 条に規定する空港以外の飛行場 ( 以下 本件ヘリポート という ) 及び附帯施設としてのみ自ら使用しなければならない ただし あらかじめ乙が甲の書面による承認を得た場合は この限りでない 5 乙は 航空法 ( 昭和 27 年法律第 231 号 ) 第 42 条第 3 項に基づき 本件ヘリポートの供用開始期日を平成 31 年 4 月 1 日として国土交通大臣に届け出なければならない ただし あらかじめ乙が甲の書面による承認を得た場合は この限りでない 6 乙は 前項の規定により届け出た供用開始期日に本件ヘリポートを供用しなければならない 7 乙は 平成 31 年 4 月 1 日までに本件ヘリポートを供用開始できない場合は 乙の責めに帰することができない事由によるものと甲が認める場合を除き 同日から供用開始日までの間 本件ヘリポートを空港法第 2 条に規定する空港として 甲と小川航空株式会社が平成 26 年 3 月 31 日に締結した 舞洲ヘリポート管理運営業務基本協定書 に準じた業務を履行しなければならない 8 前項の規定による業務に要する費用は 乙が負担する 9 乙の本件土地 3の使用は建物所有を目的としない 10 本件土地 3は ヘリポート以外の用途への変更及び使用の廃止を認めない ( 禁止用途等 ) 第 3 条乙は 本件各土地 本件各建物及び本件各土地上に存する建物以外の構造物 工作物 ( 以下 総称して 本件各土地 各建物等 という ) を 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 ( 昭和 23 年法律第 122 号 ) 第 2 条第 1 項に定める風俗営業 同条第 5 項に定める性風俗関連特殊営業その他これらに類する業及びこれらの業の利便を図るための用に供してはならない 2 乙は 本件各土地 各建物等を 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 77 号 ) 第 2 条第 2 号に定める暴力団その他の反社会的団体 ( 以下 暴力団等 という ) 及びそれらの構成員がその活動のために利用するなど 公序良俗に反する用に供してはならない その他暴力団等の排除に関する取扱いについては 別紙 暴力団等の排除に関する特記仕様書 に定めるところに従う 3 乙は 本件各土地 各建物等を政治的用途又は宗教的用途に供してはならない 4 乙は 本件各土地 各建物等を地域住民等の生活を著しく脅かすような活動の用に供してはならない 5 乙は 本件各土地 各建物等を悪臭 騒音 粉塵 振動又は土壌汚染など近隣環境を損なうと予想される用途に供してはならない 6 乙は 周辺道路に自動車があふれるなど 近隣環境を損なう形態で使用してはならない 7 乙は 次の各号を遵守しなければならない -48-
(1) 乙は 本件ヘリポートの利用申請があったときは その申請を受け付け 利用可能な日時については全て利用させなければならない (2) 乙は 本件ヘリポートの利用料金の額は 別表に掲げる金額を基本とし 甲の承認を得たうえで設定する (3) 本件ヘリポートをヘリコプターの離着陸の用に供する時間は 午前 7 時から午後 7 時までとする ただし あらかじめ乙が甲に書面により届け出た場合は この限りでない 8 乙は 大地震や津波など大規模災害の発生に伴い その対応を目的として行政機関から利用の要請があった場合は 協力に努めなければならない ( 賃貸借期間 ) 第 4 条賃貸借期間は 平成 31 年 4 月 1 日から平成 51 年 3 月 31 日までの 20 年間とする ただし 第 2 条第 5 項ただし書による場合は 本件土地 2 及び本件土地 3の賃貸借期間は 本件ヘリポートの供用開始日から平成 51 年 3 月 31 日までとする 2 甲は 乙に対し 平成 31 年 4 月 1 日 本件各土地を現状有姿で引き渡す ただし 第 2 条第 5 項ただし書による場合は 甲は 乙に対し 本件ヘリポートの供用開始日に本件土地 2 及び本件土地 3を現状有姿で引き渡す ( 賃料 ) 第 5 条賃料は 月額金 円とする そのうち 本件土地 1に係る賃料は月額 円 本件土地 2に係る賃料は月額金 円 本件土地 3に係る賃料は月額 円とする 2 賃貸借期間の初日が月の初日でない場合の賃料は日割計算により算定する この場合の計算方法は 年 365 日の日割計算とし 1 円未満の端数は切り捨てる 3 甲は 乙に対し 関係法令及び大阪市財産条例の改正並びに経済情勢の変動により 又は近隣土地の賃料に比較して不相当となったときは 賃料の改定を請求することができる 4 乙は 甲に対し 賃料が 経済情勢の変動により 又は近隣土地の賃料に比較して不相当となったときは 賃料の改定を請求することができる 5 前 2 項の規定により 賃料を改定するときは 甲は改定通知書により乙にその旨を通知する 6 前項の通知があったときは 第 1 項の規定にかかわらず 甲の指定する日以降の本契約に定める賃料は 当該通知額とする 7 賃貸借期間の中途において 乙の責めに帰すべき事由 ( 第 25 条の規定により中途解約する場合を含む ) により本契約が解除されたときは 乙は 甲に対し 本契約が解除された日の属する次条で定める1 又は2の期間の賃料全額を支払う 8 賃貸借期間の中途において 乙の責めに帰することができない事由により本契約が解除されたときは 乙は 甲に対し 本契約が解除された日の属する月までの月額賃料 ( 月額賃料の改定があったときは 改定後の金額 ) を支払う なお 月の末日でない日に本契 -49-
約が解除されたときは 当該月の月額賃料は 日割計算とする この場合の計算方法は 年 365 日の日割計算とし 1 円未満の端数は切り捨てる ( 支払方法 ) 第 6 条乙は 甲に対し 前条第 1 項に定める賃料を 平成 31 年 4 月 1 日から毎年 次に定める支払期限までに別途甲の発行する納入通知書により支払う ただし 第 2 条第 5 項ただし書による場合は 平成 年 月 日から平成 年 月 日までの分合計金 円を平成 年 月 日までに別途甲の発行する納入通知書により支払う 1 4 月 1 日から 9 月 30 日までの分合計金 円当該期間内の7 月 20 日限り 2 10 月 1 日から翌年 3 月 31 日までの分合計金 円当該期間内の 12 月 20 日限り 2 支払期限が金融機関の休業日に当たるときは 金融機関の翌営業日を支払期限とする 3 甲と乙は 前条第 1 項ただし書によって賃料が変更されたとき及び前条第 3 項から第 6 項によって賃料の改定が行われたときは 第 1 項に定める賃料について変更後又は改定後の賃料に基づき精算することを約束する ( 延滞損害金 ) 第 7 条乙は 前条の支払期限までに賃料を支払わないときは 支払期限の翌日から支払日までの日数に応じ 年 8.9 パーセントの割合で計算した延滞損害金を甲に支払う この場合の計算方法は 年 365 日の日割計算とし 1 円未満の端数は切り捨てる ただし 甲と乙は 大阪市財産条例第 11 条第 1 項に定める割合が改正された場合は 義務違反当時の当該割合によって上記計算を行うことを約束する なお 大阪市財産条例第 11 条第 1 項ただし書に該当する場合は この限りでない ( 充当の順序 ) 第 8 条甲は 乙が賃料及び延滞損害金を支払うべき場合において 支払われた金額が賃料 及び延滞損害金の合計額に満たないときは 先ず延滞損害金から充当する ( 契約保証金 ) 第 9 条乙は 甲に対し 本契約に関して生じる乙の債務を負担するため 本契約締結と同時に 大阪市契約規則に基づく契約保証金として 第 5 条第 1 項に定める月額賃料金 円の6か月分に相当する金 円を差し入れる 2 甲と乙は 本契約の締結に際し 乙が甲に対し平成 年 月 日に入札保証金として支払った金 円のうち 金 円を 前項の契約保証金に充当することを合意する 3 甲と乙は 第 5 条第 1 項ただし書並びに同条第 3 項 第 5 項及び第 6 項によって賃料が増額されたとき その他甲において必要があると認めるときは 第 1 項に定める契約保証 -50-
金を増額することと 乙が甲に対し上記増額分を支払うことを約束する 4 第 1 項及び前項に定める契約保証金は 損害賠償額の予定又はその一部と解釈しない 5 甲は 第 1 項及び第 3 項に定める契約保証金をもって賃料及び延滞損害金のほか本契約に生ずる一切の損害に充当することができる この場合 契約保証金に不足が生じるときは 乙は 甲の請求により直ちに 上記充当により生じた不足額を甲に支払わなければならない 6 本契約が終了し 乙が甲に対し 第 30 条第 1 項に従い 原状回復のうえ 本件各土地を明け渡したときは 甲は 乙に対し 乙が甲指定の書式による請求書を甲に提出した後に 第 1 項に定める契約保証金の返還として金 円を支払う また 甲と乙は 賃料の増額に伴い契約保証金の増額による追加払いがあったときは 甲が乙に対し上記増額分についても返還することを合意する ただし 賃料 延滞損害金 その他本契約から生ずる乙の債務の未払額があるときは 甲は その未払額を控除した残額を返還すれば足りる 7 本契約が終了し 乙が第 30 条第 1 項に従い 原状回復のうえ 本件各土地を明け渡すまでは 乙の甲に対する契約保証金返還請求権の履行期は到達しない また 乙は 契約保証金をもって賃料及び延滞損害金等の支払いに充てることはできず 契約保証金を差し入れていることを理由として上記の支払いを拒むことはできない 8 第 1 項に定める契約保証金には 利息を付さない ( 使用料等の負担 ) 第 10 条本件各土地 各建物等にかかる電気 ガス 水道等の使用料は 乙の負担とする ( 瑕疵担保責任等 ) 第 11 条甲は 本件各土地について 瑕疵担保責任及び危険負担を負わない ただし 乙が消費者契約法 ( 平成 12 年法律第 61 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する消費者である場合にあっては 第 4 条第 1 項に定める賃貸借期間の初日から2 年間はこの限りでない 2 乙は 本件各土地に地中埋設物が埋存されている可能性及び土壌汚染対策法 ( 平成 14 年法律第 53 号 ) に規定する基準値を超える土壌の存在の可能性を承知のうえ 本契約を締結する 3 前項に規定する地中埋設物及び土壌については 乙の責任と費用において処理を行う ( 地盤沈下 ) 第 12 条乙は 本件各土地が公有水面埋立法 ( 大正 10 年法律第 57 号 ) に基づいて埋め立てられた埋立地であり 将来 地盤沈下が予想されることを承知のうえ本契約を締結する 2 甲は 本件各土地の地盤沈下による構造物 工作物の損傷等について その責を負わない ( 禁止事項 ) 第 13 条乙は あらかじめ書面による甲の承認を得なければ 次の各号のいずれかに該当 -51-
する行為 ( 本件各建物等の譲渡を伴う行為を含む ) をすることができない (1) 第 2 条に定める使用目的の変更 (2) 本件各土地の原形の変更 (3) 本件各土地の転貸 (4) 本件各建物等の用途変更 (5) 本件各建物等の賃貸 (6) 本件各建物等の担保提供 (7) 本件借地権等の譲渡 (8) 本件借地権等の担保提供 ( 承認事項 ) 第 14 条乙は 次の各号のいずれかに該当する行為をするときは 詳細な設計書及び図面を提出して甲の承認を得なければならない ただし いずれについても建物については本件土地 1 及び本件土地 2についてのみ認める (1) 本件各土地上における建物及び構造物 工作物 ( 本件各建物等を含む ) の設置 (2) 本件各土地上の建物及び構造物 工作物の増改築及び大修繕 (3) 本件各土地上の建物及び構造物 工作物の再築 ( 建物を賃貸する場合 ) 第 15 条乙が本件各建物等を第 13 条に規定する甲の承認を受けて第三者に賃貸する場合 又は本件各建物等に賃借権その他使用収益を目的とする権利を設定する場合には 当該第三者との間で締結する契約において 建物の敷地が法第 23 条第 2 項に規定する事業用定期借地権に基づくものであり 第 4 条第 1 項に定める賃貸借期間の満了により借地権が消滅し 建物を取り壊すことを明示しなければならない ( 善管注意義務 ) 第 16 条乙は 善良な管理者としての注意をもって本件各土地 各建物等を使用し 土壌の汚染等により原状回復が困難となるような使用をしてはならない 2 乙は 騒音 振動 悪臭 有毒ガス又は汚水の排出等によって近隣に迷惑となるような行為を行ってはならない ( 承諾料 ) 第 17 条乙は 甲が第 2 条第 5 項ただし書の承認をしたときは 甲に対し 承諾料を別途甲の発行する納入通知書により支払わなければならない ただし 乙の責めに帰することができない事由によるものと甲が認める場合は この限りでない 2 前項に規定する承諾料は 平成 31 年 4 月 1 日から本件ヘリポートの供用開始日までの間の第 5 条第 1 項に規定する賃料のうち 本件土地 2 及び本件土地 3に係る賃料と同額とし 本件ヘリポートの供用開始日が月の初日でないときの承諾料は日割り計算により -52-
算定する この場合の計算方法は 年 365 日の日割計算とし 1 円未満の端数は切り捨てる 3 甲は 第 13 条及び第 14 条 ( 第 1 号中 本件各建物等の設置についての承認を除く ) の承認を行う場合は 承諾料を徴収することができる ( 滅失又は毀損等 ) 第 18 条乙は 本件各土地 各建物等が滅失又は毀損し 若しくは第三者に占拠されたときは 直ちにその状況を甲に報告しなければならない 2 乙は 乙の責めに帰すべき事由により 本件各土地 各建物等が滅失又は毀損し 若しくは第三者に占拠されたときは 甲の指示に従い 乙の負担において これを原状に復旧しなければならない ( 連帯保証人 ) 第 19 条連帯保証人 ( 以下 丙 という ) は 乙と連帯して本契約から生ずる乙の甲に対する一切の債務履行の責任を負い 甲に対し 乙と連帯して支払う 2 丙が次の各号に掲げる資格を一つでも失ったとき 又は死亡 解散したとき若しくは甲が変更の必要があると認めたときは 乙は速やかに次の各号の資格を有し かつ 甲が承認する者を 新たに連帯保証人として立てなければならない (1) 大阪市内又は近隣市町村に住所又は事務所を有すること (2) 賃料年額の5 倍以上の年間所得又は固定資産を有すること ( 届出義務 ) 第 20 条乙又はその包括承継人は 次の各号のいずれかに該当するときは 直ちにこれを甲に届け出なければならない (1) 乙又は丙の住所 名称に変更があったとき (2) 会社の合併若しくは分割により本件借地権等の承継があったとき (3) 本件各建物等が滅失したとき (4) 第 14 条第 1 項の工事に着手するとき及び工事が竣工したとき (5) 賃貸借期間中にその使用を廃止したとき (6) 破産手続開始 民事再生手続開始 特別清算開始若しくは会社更生手続開始の申立てを受け 又はこれを自ら申し立てたとき ( 実地調査等 ) 第 21 条甲は 本件各土地 各建物等について随時その状況を実地に調査し 乙に対して必要な報告又は資料の提出を求めることができる この場合において 乙は その調査を拒み 妨げ 又は報告若しくは資料の提出を怠ってはならない ( 使用の制限 立入り等 ) -53-
第 22 条乙は 甲が本件各土地 各建物等又はその付近の公益的施設に必要な工事を施工するため 本件各土地 各建物等の乙による使用を制限し 又は本件各土地 各建物等への立入り等を請求したときは これを承諾しなければならない ただし 詳細については甲乙協議により 対応を決定する ( 土壌汚染対策 ) 第 23 条乙は 本件各土地において 本件各土地の使用者として 土壌汚染状況の把握に努め 土壌汚染が判明した場合は 人に健康の被害が生じないように措置を講じなければならない その他土壌汚染等に関する取扱いについては 別紙 土壌汚染等に関する特記仕様書 に定めるところに従う ( 契約解除 ) 第 24 条甲は 国 地方公共団体その他公共団体において 公用又は公共用に供するため本件各土地 各建物等を必要とするときは 賃貸借期間中といえども本契約を解除することができる 2 甲は 次の各号のいずれかに該当するときは 賃貸借期間中といえども本契約を直ちに解除することができる (1) 乙が 賃料を支払期限後 3か月以上経過してなお支払わないとき (2) 乙が 本件各土地に対して 管理有害物質による土壌汚染の原因を生じさせ 対策を講じないとき (3) 乙が 監督官庁により営業取消し若しくは停止等の処分を受け 又は自ら営業を休止若しくは停止したとき (4) 乙の株主総会が解散決議をしたとき (5) 乙が 本契約の条項に違反したとき (6) 乙が 建築基準法その他本契約に関する法令等に違反したとき (7) その他 乙に本契約を継続し難い重大な背信行為があったとき 3 乙が 第 2 条第 6 項の規定による本件ヘリポートの供用開始期日までに本件ヘリポートを供用できないときは 甲は 賃貸借期間中といえども本契約を直ちに解除することができる 4 前項の規定により解除した場合は 第 2 条第 7 項及び同条第 8 項の効力は解除後も存続し 存続期間は甲乙協議のうえ決定する 5 甲は 前各項に定めるもののほか 大阪市暴力団排除条例 ( 平成 23 年大阪市条例 10 号 以下 暴力団排除条例 という ) 第 8 条第 1 項第 6 号に基づき 乙が暴力団排除条例第 2 条第 2 号に規定する暴力団員又は同条第 3 号に規定する暴力団密接関係者に該当すると認められた場合には 直ちに本契約を解除することができる ( 中途解約 ) 第 25 条乙は 本契約の賃貸借期間中であっても 中途解約をしようとするときは 本契 -54-
約を終了しようとする日の1 年前までに 甲に対し書面で申し出て 甲の承認を得なければならない 2 乙は 前項により本契約を解除する場合 第 5 条第 1 項に定める月額賃料の 12 カ月分である金 円 ( 月額賃料の改定があったときは 改定後の金額の 12 か月分 ) を中途解約違約金として 甲の指定する期間内に支払う ( 契約保証金の帰属 ) 第 26 条甲が第 24 条第 2 項の各号ないし第 4 項の規定により本契約を解除したときは 第 9 条第 1 項及び第 3 項に定める契約保証金は 甲に帰属する ( 違約金 ) 第 27 条乙は 甲に対し 乙が第 2 条第 1 項若しくは第 4 項 第 3 条第 1 項ないし第 5 項 第 13 条 第 14 条第 1 項第 1 号若しくは第 3 号に定める義務に違反したとき 又は甲が第 24 条第 2 項若しくは第 4 項の定めにより本契約を解除したときは 第 5 条第 1 項に定める月額賃料の 12 か月分である金 円 ( 月額賃料の改定があったときは 改定後の金額の 12 か月分 ) を 第 14 条第 1 項第 2 号又は第 21 条に定める義務に違反したときは 第 5 条第 1 項に定める月額賃料 ( 月額賃料の改定があったときは 改定後の金額 ) の4か月分である金 円 ( 月額賃料の改定があったときは 改定後の金額の4か月分 ) をそれぞれ違約金として 甲の指定する期間内に支払う 2 前項に定める違約金は 次条に定める損害賠償額の予定又はその一部と解釈しない ( 損害賠償請求 ) 第 28 条甲が 第 24 条の規定により本契約を解除した場合において 甲に損害があると きは 甲は 乙に対し その賠償を請求することができる ( 既納金の損害金への充当等 ) 第 29 条第 24 条第 1 項の規定により本契約を解除した場合において 第 9 条第 4 項から 第 6 項までの規定は賃料についても準用する ( 原状回復義務 ) 第 30 条乙は 賃貸借期間満了のときはその満了の期日に 中途解約の場合は解約の日までに 又は契約解除の通知を受けたときは甲の指定する期日までに 甲が承認する場合を除き 乙の負担において本件各建物等及び本件土地 3 構造物等を撤去し 本件各土地を更地に回復のうえ 甲乙立会いのもとに甲に明け渡さなければならない 2 第 24 条第 3 項に基づく契約解除の場合は 前項の規定にかかわらず別紙物件目録記載 2(1) の建物を撤去してはならない 3 第 1 項における原状回復には 本件各建物等及び本件土地 2 構造物等の設置のため 甲の承諾を得て撤去した構造物 工作物の復旧並びに本契約の賃貸借期間中に本件各土地 -55-
に生じた土壌汚染の調査及び除去等を含むものとする 4 賃貸借期間の満了 中途解約及び契約解除等により本契約が終了した場合において 乙が本件各土地の明渡しを遅延したときは 乙は 甲に対し 本件各土地を甲に明け渡すに至るまで その日数に応じ 第 5 条第 1 項に規定する賃料及び年 8.9 パーセントの割合により計算した延滞損害金を支払う この場合の計算方法は 年 365 日の日割計算とし 1 円未満の端数は切り捨てる ただし 甲と乙は 賃料の改定があった場合は 義務違反時の賃料の額によって上記計算を行うこと また 上記延滞損害金に関する大阪市財産条例第 11 条第 1 項本文に定める割合が改正された場合は 義務違反当時の当該割合によって上記計算を行うことを約束する なお 大阪市財産条例第 11 条第 1 項ただし書に該当する場合は この限りでない 5 乙は 本件各土地の明渡しの遅延により甲に損害があるときは これを賠償しなければならない 6 乙は 本契約の賃貸借期間が満了する1 年前までに 甲に対して 本件建物等の取壊し及び本件建物等の賃借人の明渡し等 本件各土地等の明渡しに必要な事項について書面により通知する ( 有益費等償還請求権の放棄 ) 第 31 条乙は 本件各土地 各建物等に生じた有益費 必要費及びその他の費用があって も その償還を甲に請求することができない ( 公正証書の作成費用 ) 第 32 条本契約の締結にかかる公正証書作成に要する費用は 乙が負担する ( 公租公課の負担 ) 第 33 条本契約の締結に要する公租公課は 乙が負担する ( 疑義の決定 ) 第 34 条本契約に定めのない事項については 大阪市財産条例 大阪市財産規則 大阪市契約規則及び大阪市会計規則に従うものとし その他本契約に関し疑義のあるときは 甲乙協議のうえ決定する ( 裁判管轄 ) 第 35 条本契約に関する訴えの管轄裁判所は 甲の事務所の所在地を管轄する大阪地方 裁判所とする ( 強制執行の認諾 ) 第 36 条甲 乙及び丙は それぞれ本契約に基づく金銭債務を履行しないときは 直ちに 強制執行に服する旨を陳述した -56-
上記契約の締結を証するため 本合意書 3 通を作成し 甲 乙並びに丙の記名押印のうえ 各自その 1 通を保有する 平成 年 月 日甲 ( 賃貸人 ) 大阪市契約担当者大阪市港湾局長 乙 ( 賃借人 ) 住所 氏名 丙 ( 連帯保証人 ) 住所 氏名 -57-
物件目録 1 (1) 所在大阪市此花区北港緑地二丁目 地番 1 番 42 地目雑種地 地積 39,735 m2のうち 5,277.40 m2 詳細は別図のとおり (2) 所在大阪市此花区北港緑地二丁目 地番 1 番 42 地目雑種地 地積 39,735 m2のうち 2,863.15 m2 詳細は別図のとおり (3) 所在大阪市此花区北港緑地二丁目 地番 1 番 42 地目雑種地 地積 39,735 m2のうち 25,177.08 m2 詳細は別図のとおり 2 上記土地上の下記建物 (1) ( 主である建物 ) 建物の種類 事務所 建物の構造 鉄骨造 2 階建 床面積 1 階 112.70 m2 2 階 109.03 m2 ( 附属建物 ) 建物の種類 物置 建物の構造 鉄骨造平屋建 床面積 1 階 18.59 m2 (2) 建物の種類建物の構造床面積 (3) 建物の種類建物の構造床面積 設備 物品は別添リストのとおり -58-