インドネシアにおけるエネルギープロジェクト事例およびクリーンコールテクノロジーの進展 Montty Girianna( モンティ ギリアンナ ) 博士 インドネシア政府国家開発計画庁 (BAPPENAS) エネルギー 鉱物資源省局長 2012 年 6 月東京
インドネシアのエネルギー および電力 Montty( モンティ ) - 2012 年 2
経済成長とエネルギー需要成長がエネルギーの必要性を誘発 その大部分が電力 経済成長 / 人口増加 エネルギー / 電力需要の増加 インドネシア経済は年間 6~6.5% の割合で着実に成長し 2020 年頃には 4,000 兆ルピア規模に到達する見通し 現在の人口は 2 億 3,100 万人であるが 今後は 1.1% の割合で成長し 2020 年には 2 億 5,600 万人に達する見込み エネルギー需要は年間 7.1% のペースで拡大しており 2010 年の 7 億 1,200 万 BOE から 2020 年には 13 億 1,600 万 BOE になる見込み 電力需要も年間 9.4% の割合で拡大しており 2020 年の電力販売量が現在の 136.6TWh から 145% の増加となる 334.4TWh に到達する見通し 電力使用量も 3.4% の割合で増加しており その増加率は 2010 年の 65~70% から 2020 年には 91% に上昇する見込み Montty( モンティ ) - 2012 年 3
過去 20 年間におけるエネルギーの供給と需要主なエネルギー源は石油 619 669 790 住宅 10,24 % 商業 3,87 % 需要 ( 単位 :100 万 BOE) 22,88 % 37,53 % 210 227 242 261 276 299 323 360 348 371 439 454 451 491 509 511 513 552 輸送 47,80% 工業 38,05 % 39,60% 62,61 % 7,82 % 22,06 % 7,52 % 335 363 386 414 438 467 507 548 568 618 石油 46,93 %` 石炭 供給 ( 単位 :100 万 BOE) 727 772 800 859 873 896 897 956 906 1002 1066 ガス 21,90 % NRE 4,79 % 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 4
石油以外のエネルギー源の利用増加に向けた取り組み 2 つの政策イニシアチブ 多様化と保全 21,9 % ガス 26,4 % 石炭 4,8% NRE 46,9 % 石油 BAU ガス 21% 石炭 34% NRE 3% 石油 42% 大統領令 2006 年第 5 号 VISION 25/25 NRE 17% ガス 30% 石油 20% 石炭 33% 25% NRE 20% ガス 23% 石油 32% 石炭 32 億 9,800 万 BOE 32 億 BOE 27 億 8,500 万 BOE 一次エネルギーの保全 (15.6%) NRE 石炭 ガス 石油 10 億 6,600 万 BOE 4,8 % 26,4 % 21,9% 46,9% 16 億 4,900 万 BOE 24 億 1,900 万 BOE 2010 2015 2020 出典 :DGNREEC 注 :1TOE = 7.33BOE 5 3,1% 34.6% 20,6% 41.7% 17% 33% 30% 20% 2025 25 % NRE 32% 石炭 20% ガス 23% 石油 エネルギーの多様化
インドネシアのエネルギー需要の長期予測 (2050 年 ) 2025 年の全国的なエネルギー需要は 現在の 4 倍となる 4 億 TOE に到達する見通し 対象単位 2025 年 2050 年 一次エネルギー MTOE 400 1.000 1 人当たりエネルギー消費量 TOE 1.4 3.2 発電量 GW 115 430 1 人当たり電力消費量 KWh 2,500 7,000 Montty( モンティ ) - 2012 年 6
インドネシアの 2010 年 2025 年 2030 年 2050 年の推定エネルギー比 (%) インドネシアの 2025 年のエネルギー需要は 現在の 4 倍となる 4 億 TOE に到達する見通し 石油石炭 2010 年 2025 年 石油 : 49.7 ガス 20.1 石炭 : 24.5 % ガス 60.0 50.0 40.0 EBT 40 石油 :25 ガス : 20 EBT 25 石炭 :30 EBT 5.7 30.0 25 30.9 2030 年 石油 : 19.4 ガス : 18.8 石炭 :31 20.0 10.0 0.0 5.7 15.0 2010 2020 2025 2030 2050 石油 :20 ガス : 15 2050 年 石炭 :25 EBT 30.9 EBT: 新 再生可能エネルギー ( 水力 地熱 バイオマス バイオエネルギー 太陽光 風力 海洋 原子力 ) EBT 40
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 排出率 (Gt-CO2) 2020 年に排出量 26% を削減する公約排出量 26% 削減シナリオ : ピッツバーグ G-20 および COP15 での大統領公約 - 単独支援 (26%) 単独 国際支援 (41%) により 2020 年の排出量を系統的に削減 3.5 BAU Skenario シナリオ 26% 3.0 2.5 2.0 シナリオ 26% 1.5 1.0
REFF Burn( 化石燃料燃焼による排出量の削減 ) 技術革新と資金調達が要求されるイニチアチブ A. 化石燃焼前 : 化石燃料の使用量増加を回避 1. 効率の高いエネルギー技術 ( 高効率光源 効率的な器具など ) 2. 再生可能エネルギー技術 ( 地熱 水力 太陽光 風力など ) 3. 化石の前処理 ( 石炭の改質 ) B. 化石燃焼中 : 化石燃料の燃焼によって排出される温室効果ガスを削減 1. 高効率技術 ( コージェネレーション ) 2. 低炭素発電 ( 高効率低排出 IGCC( 石炭ガス化複合発電 ) など ) 3. クリーン燃料技術 ( 燃料の変更 ) C. 化石燃焼後 : 化石燃料の燃焼によって排出される温室効果ガスを回収および貯蔵 1. 炭素回収 貯蔵技術 (CCS( 二酸化炭素の回収 貯蔵 ) 海藻) 2. CO2の活用
石炭火力発電 Montty( モンティ ) - 2012 年 10
インドネシアの発電量 ( 種類および所有者 ) 現在の総発電量は 29,400MW(2011 年 ) その内 84% を PLN が所有 HEPP Diesel PP ディーゼル PP GTPP PLN (State-Owned Electriciy Enterprise) PLN( 国有電力会社 ) IPP (Independent Power Producers) IPP( 独立系発電事業者 ) CCPP マイクロ HEPP Micro HEPP 地熱 Geothermal 石炭 STPP Coal STPP 0 2000 4000 6000 8000 10000 MW HEPP( 水力発電所 ) GTPP( ガスタービン発電所 ) CCPP( 複合サイクル発電所 ) STPP( 太陽熱発電所 ) Montty( モンティ ) - 2012 年 11
電力エネルギー比率 (2010 年 ~2020 年 ) 最終エネルギーにおける石炭の役割は 今後 10 年間でますます重要に 現在の比率 現在 (2010 年 ) の電気エネルギー比率での主な発電源は石油 エネルギー源の内訳は 石油 (36%) 天然ガス (17%) 石炭 (35%) バイオ燃料 地熱 太陽電池 風力などの新 再生可能エネルギー源 (12%) 2010 年 石炭 35% 再生 12% 石油 36% 目標比率 今後 10 年間 (2020 年 ) で 石炭は発電の主要供給源となり 必要エネルギー源の全体の 58% を占める見通し これは 同期間内に 10,000MW の石炭火力発電所を創設するというファスト トラックのイニシアチブによるもの 2020 年 再生 22% ガス 17% 石油 2% ガス 18% 石炭 58% Montty( モンティ ) - 2012 年 12
石炭火力発電における現在の石炭使用量 (2011 年 ) 石炭発電所向けの主な石炭は低品位炭 (81%) ( 単位 :100 万トン ) 35 30 25 20 15 10 5 0 Low 低品位炭 Rank Coal (<5100 (5,100kcal/kg kcal/kg) 未満 ) Medium 中品位炭 Rank (5,100~ Coal (5100-6,100kcal/kg) 6100 kcal/kg) High 高品位炭 Rank Coal (>6100 (6,100kcal/kg kcal/kg) 超 ) Montty( モンティ ) - 2012 年 13
石炭火力発電における推定石炭使用量 (2020 年 ) 石炭火力発電所 (CFPP) では 300~400MW 規模が中心 ジャワ バリ連携電力系統 最小設備の規模は 300MW で 現在稼働中の設備の大半が 400MW および 600MW 規模 これらより大型となる 815MW の設備はまもなく運転開始予定であり 1,000MW 規模の設備も 2016 年より稼働予定 スマトラ連携電力系統 50MW から 200MW まで さまざまな規模の設備を建設中 300MW 400MW 600MW 規模の坑口 CFPP も計画中 これらの 600MW 設備は スマトラとジャワに連絡する HVDC( 高圧直流 ) 送電に利用される カリマンタン スラウェシ電力系統 大半の CFPP が建設中 設備規模は 50MW および 100MW 小規模 CFPP(25MW 未満 ) 多くは小規模な単独電力系統で計画され 現在建設中 ほとんどの場合 現地の再生可能エネルギーは利用不可能 Montty( モンティ ) - 2012 年 14
発電向け石炭消費量 (2001 年 ~2020 年 ) 石炭消費の高成長レジームが予測され その 90% は低品位炭 ( トン ) 140 低成長レジーム 高成長レジーム 120 100 80 60 40 20 0 Montty( モンティ ) - 2012 年 15
電力部門における CO2 排出量 (2011 年 ~2010 年 ) 排出量は 125Mt-CO2 から 275Mt-CO2 に増加する見込みであるが そのほとんどは石炭燃焼によるもの ( ほぼ 90%) これは発電の大半に低品位炭 (85%) が使用されるためである 300 250 200 150 100 50 0 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 石炭総使用量 低品位炭 総排出量 (Mt-CO2) Total Coal Consumption Low Rank Coal Coal 石炭による排出量 Emission, mt CO2 Total Emission, mt CO2 (Mt-CO2) Montty( モンティ ) - 2012 年 16
発電向け石炭使用量増加についての課題技術革新の必要性 : クリーンコールテクノロジー 石炭を利用する理由 石炭利用の課題 石油とガスは枯渇へ 他の一次エネルギー源と比較して 石炭が排出する CO2 量は最も多い これは 2020 年に BAU に対して排出量を 26% 削減するという国家目標と相いれない 石炭は豊富に存在する上 最も低コストな発電エネルギー源 石炭の大部分が低品位であるため 低排出率で発電を実現する新たな技術が要求される Montty( モンティ ) - 2012 年 17
CCT による石炭火力発電のロードマップ高効率性の実現と CO2 排出量の削減を目的に ジャワでは USC( 超々臨界圧 ) および IGCC ( 石炭ガス化複合サイクル ) 石炭火力発電のみを開発予定 SC(2011 年 ) 効率 :30~40% ジャワ バリ連携電力系統パイトンIII(1 X 815 MW) 2012 年 3 月 18 日より稼働 USC(2015 年 ) 効率 :43% 多くの国で商業的に成熟し 技術的な実績を上げながら順調に機能 灰融点が平均値よりも高い低品位炭にも活用可能 CO2 排出量が少ないため Sub-C および SC に経済的メリットがあり 2016 年には国有発電所に導入予定 (1,000MW 規模 ) 年間 2,000~3,000MW IGCC(2025 年 ) 効率 :45~48% 商業的に成熟してはいないものの有望視される技術であり 灰融点が低い低品位炭の使用が可能 ( 日本で研究開発が進行中 ) 他国での商業運転開始後 2025 年に国有システムに導入予定 (1,000MW 規模 ) Montty( モンティ ) - 2012 年 18
CCT による石炭火力発電のロードマップ高効率性の実現と CO2 排出量の削減を目的に ジャワでは USC( 超々臨界圧 ) および IGCC ( 石炭ガス化複合サイクル ) 石炭火力発電のみを開発予定 ブカシ 2017 年 /2020 年 インドラマユに 1 号機および 2 号機 (2 X 1,000 MW)(COD 推定 ) 現況 : エンジニアリング サービス (1 号機 ) 計画中 (2 号機 ) 2016 年 /2017 年 中部ジャワに 2 X 1,000MW(COD 推定 ) 現況 : 立地許可 環境影響評価 (EIA) 土地取得が進行中 インドラマユ 2 号機 (USC/1,000 MW) インドラマユ 1 号機 (USC/1,000 MW) 中部ジャワ IPP (USC/2 X 1,000MW) 年間 2,000~3,000MW *) 出典 : インドネシア共和国クリーンコールテクノロジー (CCT) 導入促進プロジェクト中間報告書 (2011 年 10 月 ジャカルタ JICA 研究チーム 修正版 ) IGCC/1,000MW 規模 Montty( モンティ ) - 2012 年 19
CCT による石炭火力発電のロードマップ : ジャワ バリ 11 の既存の石炭火力発電所が CCT 開発の対象として選定されている また 1,000MW 規模設備の開発に向けて 3 地区 ( ブカシ インドラマユ 中部ジャワ州ペマラン ) で USC 技術の実装を予定 スララヤ ボジョネガラ ムアラカラン ムアラゲンボン タンジュン パキス タンジュン プユト "* "* "* バンテン州 タンジュン セダリ "* "* "* "* ジャカルタ首都特別州 "* "* USC:2 X1,000MW インドラマユ タンジュン ジャティ B "* グレシック タンジュン ペラク 西ジャワ州 "* "* "* ブカシ USC:2 X 600MW 中部ジャワ州 ジョグジャカルタ特別州 東ジャワ州 "* パイトン IPP( ペマラン バタン ) USC: 2 X1,000MW
ジャワ バリ電力系統 2020 年までの予測発電量は 50,000MW 超 大半が石炭火力発電となる予定 中部ジャワの IPP (USC/2 X 1,000MW) 供給予備率 PS 水力 GS 予測ピーク需要 現在の発電量通常の供給予備率 ガス GTCC 石炭 PLN 石炭 PLN(FTP1) ピーク需要 石炭 IPP 地熱 現在の発電量 Montty( モンティ ) - 2012 年 21
IPP の超々臨界圧石炭火力発電所 (2016 年 ) 中部ジャワに立地 (2 X 1,000MW) 官民パートナーシップ (PPP) 方式による計画 投資額 30 億米ドル超の PPP 方式による初の大型 USC プロジェクト出資者 2011 年 6 月 17 日 電源開発 (34%) 伊藤忠(32%) Adaro(34%) のコンソーシアムが 中部ジャワでの発電所プロジェクト (2 X 1,000 MW) を落札し プロジェクトの運営にあたる事業体としてPT. BHIMASENA POWER INDONESIAを設立 PPP 方式と COD 技術 BOOT( 建設 所有 運営 譲渡 ) 方式で営業権は25 年間 2016 年末 (COD: 商業運転開始日 ) に商業運転を開始 利用される技術は 最も効率が高く 現時点でPLNが所有する石炭発電所よりも炭素排出量が少ない超々臨界圧であるため 環境に配慮した発電所となる Montty( モンティ ) - 2012 年 22
石炭の生産および輸出 Montty( モンティ ) - 2012 年 23
石炭の大半は輸出向け低コストエネルギー源への世界ニーズを満たす 70% 超の石炭 インドネシアは世界第 2 位の石炭輸出国 石炭生産は 2009 年の 2 億 8,300 万トンから 2011 年にはおよそ 3 億 3,200 万トンに増加 2012 年には 3 億 3,700 万 ~3 億 4,000 万トンに到達する見込み そのうち 70% を超える石炭が輸出されている 主な輸出先は インド (16.7%) 中国 ( 16.5%) 韓国 (14.3%) 日本 (13.8%) 台湾 (10.6%) その他 28% 台湾 11% 日本 14% インド 17% 韓国 14% 中国 17% Montty( モンティ ) - 2012 年 24
石炭の推定資源量 / 埋蔵量および生産量 (2014 年 ) 資源量は 1,049 億トン 埋蔵量は 211 億トン 等級 (Kcal/kg) - ADB 資源量埋蔵量生産量 ( 単位 :100 万トン ) ( 単位 : 10 億トン ) (%) ( 単位 : 10 億トン ) 超高 7,100 超 1.6 2% 0.2 1% 高 中 6,100~ 7,100 5,100~ 6,100 (%) 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 13.1 12% 2.6 12% 94 111.1 112.8 114.4 69.2 66% 9.4 45% 198 191.6 194.5 197.4 低 5,100 未満 21 20% 8.9 42% 35 29.3 29.3 30.2 104.9 21.1 327 332 336.6 342 Montty( モンティ ) - 2012 年 25
石炭の資源量および埋蔵量 (2010 年 ) 石炭埋蔵量は 211 億トンで そのうちの 87% の発熱量は 5,700 kcal/kg 未満 資源量 1,051 億 8,700 万トン 埋蔵量 211 億 3,100 万トン Montty( モンティ ) - 2012 年 26
発電所 石炭ガス化 ニッケル製錬 混炭施設 工業団地 1. 発電所の目的は エネルギーや電力に対する産業需要 ( 銅 ニッケル ボーキサイト / アルミナの製錬工場 ) を満たすこと 2. 石炭ガス発電所 / 石炭ガス化工場 : 化学工業 肥料産業に燃料 地域内に都市ガスを供給 3. 混炭施設プロバイダー 4. 坑口発電所に供給するための石炭の改質や乾燥施設 Montty( モンティ ) - 2012 年 27
石炭に関する進行中の調査および利用開発 Montty( モンティ ) - 2012 年 28
石炭の改質およびガス化研究開発の継続に求められる協力 石炭改質 経済的な輸送 / 輸出が可能になるよう低品位炭の発熱量を上昇 実証プラントでの UBC( 改質褐炭 ) の実証が完全に終了し 商業化の準備が完了 次のステップ : 南スマトラでの UBC 商業プラント建設計画 (B2B) 石炭ガス化 2006 年 10 月 18 日 :ARDEMR( 鉱物資源省研究開発庁 ) PT. Pupuk Sriwijaya IHI 双日が 肥料プラントへの褐炭ガス化装置の組み入れに関する調査 に関し 2007 年 5 月までの覚書を締結 2006 年 10 月 ~2007 年 3 月 :TIGAR( 二塔式循環流動層ガス化炉 ) 技術を利用して調査実施 調査結果 : 現存する肥料プラントへの褐炭ガス化装置の組み入れは実現可能 インドネシアに 1 日当たり 50 トンの生産力を持つプロトタイププラントを建設する必要あり ( チカンペック PT. Pupuk Kujang) Montty( モンティ ) - 2012 年 29
石炭スラリーおよび ( コークス ) 製造研究開発の継続に求められる協力 石炭スラリー 年間 10,000 トンの生産力を持つ石炭スラリー (CS) 実証プラントの建設 ( 西ジャワ州カラワン ) 実証プラントでは熱水改質 (HWT) 法によって低品位炭から CS を製造し 商業用 CS プラントの基本設計としてのプラントの性能とスラリー燃料の特性を検証 石炭 ( コークス ) 製造 目的 :(a) tekmira( 鉱物石炭技術研究開発センター ) の鋳物用コークス製造プロセスの改善 (b) インドネシア産石炭を原料とするコークス用人造炭の開発 (c) コークス製造の新手法の開発 進行中 :(a) 新日本製鐵のバインダーを使用した tekmira の鋳物用コークス製造プロセスに関する調査 (b) 日本の手法を利用した添加物あるいはインドネシア産石炭を原料とする人造粘結炭 (ACC) の合成に関する調査 (c) 覚書に関する検討および最終決定 次なる計画 :(a) 鋳物用コークスの品質改善 (b) 人造粘結炭製造の簡便なプロセスの開発 (c)acc/ 添加物パイロットプラントの建設 Montty( モンティ ) - 2012 年 30
石炭スラリーに関する協力計画研究開発の継続に求められる協力 日本経済産業省 (METI) インドネシア共和国エネルギー鉱物資源省 (MEMR) 新エネルギー 産業技術 総合開発機構 (NEDO) 覚書 エネルギー鉱物資源省研究開発庁 (ARDEMR) 履行契約 受託会社 : PT JGC COAL FUEL(JCF) Montty( モンティ ) - 2012 年 鉱物石炭技術研究開発センター (tekmira) 31
要約とまとめ クリーンコールテクノロジー 協力 Montty( モンティ ) - 2012 年 32
ご清聴ありがとうございました Montty Girianna( モンティ ギリアンナ ) girianna@bappenas.go.id Apakah akan jelek dampaknya? Wait and see. It is not the time to judge. Montty( モンティ ) - 2012 年 33