テクノロジセッション : IoT おもてなしクラウド IoT おもてなしクラウド 富士通の取り組みについて 2016 年 12 月 16 日富士通株式会社 0 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
目次 1. システム概要 2. インフラ基盤 3. ユーザ属性情報 1 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
1. システム概要 2 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
システム概要 IoTおもてなしクラウドにおける富士通のご提供機能 おもてなしユーザ属性情報提供機能 インフラ基盤 ( クラウドサービス ) エンドユーザー スマートフォンアプリケーション エンドユーザー ウェブブラウザ サービスドメイン サービス おもてなしポータル ユーザ属性情報フロントエンド アクセス制御マネージャ サイネージレジストリレジストリ 認証マネージャ uid センター ユーザ基本属性情報マネージャ おもてなしユーザ属性情報提供 Business Intelligence おもてなしインフラ管理 サービスリポジトリ アカウントマネージャ おもてなしアイデンティティ管理 ログマネージャ サービス管理者 ウェブブラウザ 開発者サイト インフラ基盤 ( クラウドサービス ) 3 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
2. インフラ基盤 4 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
IoT おもてなしクラウドを支えるインフラ基盤 処理量の増加傾向にあるデバイストランザクションを クラウド へ システム全体の最適化を実現するクラウド 従来の情報システム 連携 ビジネスのデジタル革新 Mobile IoT Analytics AI Security Cloud 組織 企業 業界の枠を 超え 人 モノ 情報を つなぎ お客様や社会のデジタル革新を加速するプラットフォーム 5 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
お客様志向のクラウドサービス クラウド利用の留意点に挑戦し 業務運用が廻り いつまでも安心して使えるクラウドサービスをご提供 1OSS 採用により 様々なサービスが標準提供され ベンダロックインが回避可能 2 コミュニティによる継続的な成長を享受 お客様がベンダに縛られず新しいテクノロジーを使えるお客様ビジネスの成長と創造を支えるクラウド お客様の業務運用が廻る 物理 仮想とお客様の関係性を管理 見える化することで お客様の業務運用が調整可能な情報を提供 1 社内実践に専有仮想サーバを利用 自らの手で安心 安全を立証 セキュリティ, 性能, 運用, クラウド効果 2 様々なセキュリティ認証を取得 ISO27001,SOC2,FISC, PCI DSS,IL2 お客様が安全で安心して使える 6 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
オープン技術を取り込んだ自社開発クラウド オープン技術のコミュニティ貢献と取り込みにより世界中の開発者の成果を活用 IaaS 基盤用クラウド OS OpenStack 技術革新に基づく迅速な機能強化 PaaS 基盤用ソフトウェア Cloud Foundry ミドルウェア Postgres Tomcat 等 ツール (DevOps 等 ) Redmine Jenkins Git/GitHub 等 言語 Java Ruby Python 等 OpenStack コミュニティ CloudFoundry コミュニティ 各種コミュニティ 運用継続性信頼性メンテナンス性 7 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
3. ユーザ属性情報 8 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
ユーザ属性情報とは IoT おもてなしクラウドでは 氏名 性別などの基本情報を始め 言語や食の禁忌 パスポート情報などの おもてなしの根幹をなす個人を識別する属性情報をユーザから預託 様々なサービス連携が可能 性別 食の禁忌 IoT おもてなしクラウド 国籍 言語 目的地 パスポート アクセシビリティ 9 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
属性情報をクラウドで扱う価値 現状既存のICTでは各事業者 組織がそれぞれユーザ情報を管理そのデータの横断的な活用には限界新たな価値創造ユーザ自身が自身の情報を管理 コントロールすることで各事業者やシステムにおける横断的な利活用を促進 事業者 組織による管理 ユーザ自身による管理 流通 不動産 自治体 病院 ユーザ Personal Data Store (PDS) という概念の潮流 10 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
PDS というアプローチ Personal Data Store (PDS) 各事業者が管理していた個人情報を 個人が一元的に管理 コントロールする考え方 これにより VRM(Vendor Relationship Management) というユーザ中心の新しい個人情報流通の仕組みを実現 事業者による情報の流通 ユーザ中心の情報の流通 事業者 b 事業者 c 事業者 d 事業者 b 事業者 c 事業者 d Data A Data A Data A 第三者提供 Data A 提供 Data A ユーザの意思により提供しない 情報登録登録 Data A Data A PDS Data A ユーザ A ユーザ A 事業者 a 提供 Data A 事業者 a 11 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
IoT おもてなしクラウドの仕組み (1/2) エンドユーザが利用するサービス事業者からの要求に応じて ユーザ属性情報を IoT おもてなしクラウドからサービス事業者へ提供 エンドユーザー 1 サービス利用 サービス事業者 2 属性情報を要求 ( 言語 パスポート情報等 ) IoT おもてなしクラウド 4 サービス提供 3 許可されている属性情報を提供 ( 言語 パスポート情報等 ) 12 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
IoT おもてなしクラウドの仕組み (2/2) ユーザ自身が情報提供先を管理ユーザが利用したい事業者のみに提供許可を設定 Data A 拒否許可拒否 Data A 事業者 A 許可 属性情報の提供履歴を公開ユーザはいつ 誰に どの情報を提供したかチェック可能 IoT おもてなしクラウド 12/12 事業者 A 氏名提供 12/15 事業者 B 言語提供 13 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
IoT おもてなしクラウドとの連携サービス ( 事例 ) 周遊チケットを使用した入場 購入した周遊チケット ( 電子 ) を使用し 各観光施設にて チケットレスな入場 お土産受け取り 飲食店などのクーポン配信を行います チケット購入情報 入場券 美術館 サービスクラウド 認証情報 タッチポイント 認証結果 表示された結果を元に 従来どおりの入場案内 博物館 施設利用 タッチ 施設見学 お土産の贈呈 OK 3 名様ご利用可能です大人 :2 名子供 :1 名 NG 既に利用されています X 月 X 日 N 時 N 分入場 X 月 X 日 N 時 N 分贈呈 チケットの有効 / 無効情報を表示するとともに OK の場合は 入場可能人数 無効の場合は 使用履歴情報の表示を行う 利用美術館 博物館周辺の観光施設 店舗のクーポン配信 14 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
今後の展開 ( これからに向けて ) 1 属性情報を元にした ターゲッティング広告等 ( レコメンド クーポン ) のマーケティング分析への活用 2 障がい者等にとって円滑 快適なサービスの享受に向けた実証 バリアフリーマップ作成や障害者手帳との連携 3 各サービス事業者が保有する既存ユーザ情報との連携やサービサ属性情報の取り込み 15 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
今後の展開 ( 目指す方向性 ) 人のみに限定することなく現実の世界に存在する あらゆる物 あるいは場所における属性情報を IoT おもてなしクラウドで扱い 新たな価値創造を目指す Active Passive 16 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
最後に 当社クラウドサービスとのシナジーにより IoT おもてなしクラウドによる新たな価値創造に貢献 1 OpenStack をベースとしたベンダーに依存しないオープンな仕組み 2 容易でスピーディな基盤構築の実現と利用状況に合わせた柔軟なリソース管理 ( 必要な時に必要な分だけ ) 3 様々なセキュリティ認証を取得した安心 安全のシステム基盤 17 Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
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