アカマイCDNを統合した FUJITSU Cloud Service K5の魅力

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1 アカマイ CDN を統合した FUJITSU Cloud Service K5 の魅力 2016 年 11 月 15 日富士通株式会社デジタルビジネスプラットフォーム事業本部本部長代理木野亨

2 自己紹介 1984 年富士通 ( 株 ) 入社光 LAN など伝送通信シテムの開発を経て英国 ICL 社 ( 現 Fujitsu Services Limited) 勤務 VoD, WebTV, ASP など各種インターネットサービスの企画 開発 運営 2008 年クラウド黎明期より富士通クラウドサービスの事業展開に参画 2014 年 FUJITSU Cloud Service K5 の事業責任者として サービスの企画 開発 運用およびグローバル展開を推進 1

3 本日お話しする内容 1. デジタル革新の時代 2. 富士通の取り組み ~ MetaArc と K5 ~ 3. K5 コンテンツ配信サービス (CDN) 4. まとめ 2

4 1. デジタル革新の時代 3

5 デジタル革新の時代 商品 サービスやビジネスモデルにクラウド Mobile IoT Big Data AI 等の先進デジタルテクノロジーを組み込むことにより 商品競争力 顧客との関係強化 事業の効率化などを実現する デジタル革新 が進展 競争社会を生き抜くには デジタル革新 の取り組みが重要 4

6 デジタル化がもたらす変化 既存ビジネスの破壊 米 Borders 社 ( 書店 ) の経営破綻 (Amazon.com 等の台頭 ) IoT による産業や社会のあり方の変化 ハードウェアとソフトウェアの融合へ 米 General Electric 社のサービス化 ( 航空機エンジン稼動サービス インターネット化等 ) 新たなビジネスモデル ( シェアリングビジネス ) の出現 Uber( プライベートタクシー ): タクシー業界を変革 Air BnB( 民泊 ): ホテル ( 宿泊 ) 業界を変革 5

7 デジタル革新 3 つの方向性 社会 産業 ICT は 情シスに加えて現場で活用する時代へ IoT/M2M スマートシティ / スマートグリッド モバイルペイメント 顧客との関係のデジタル化が進む 顧客との関係 デジタル コンシューマ デジタル マーケティング オープン サービス イノベーション 個人のモバイル活用からチームでの情報共有へ 組織運営 働き方 ワークスタイル変革 組織 人材のトライブ化 意思決定プロセス変革 6

8 デジタル革新は始まっている 約 75% の企業がすでにデジタルビジネスの準備を進めている 約 20% の企業では全社的に推進 日本企業のデジタル ビジネスに向けた準備状況 全社的に進めている 25.1% 20.1% IT 部門とビジネス部門が進めている 75 % 4.2% 11.1% 16.5% 23.1% IT 部門のみが進めている ビジネス部門のみが進めている その他 ( 出典 : ガートナープレスリリース ガートナー 日本企業のデジタル ビジネスに向けた準備状況 について調査結果を発表 7 割超が 準備を進めている と回答するも 全社的な活動と位置付けているのは 2 割 2015 年 10 月 2 日 ガートナー / 調査 2015 年 7~8 月 n=334) 7 どの部門も進めていない 1 丸め誤差により数値を合計しても 100% にはならない 2 当該グラフはガートナー リサーチに基づき当社で作成

9 2. 富士通の取り組み MetaArc Cloud Service K5 8

10 当社の方針 富士通は つながる サービスの提供により お客様の デジタル革新 を支えるビジネスを展開していく 9

11 富士通デジタルサービス部門のビジョン 人 モノ 環境のすべてが繋がる社会の到来に先立ち 利用者と各種プレーヤーが安心安全 便利快適に生活や仕事ができる 場と価値 を実現 企業の経営資源の組み合わせと活用 デジタル革新による場と価値を提供 Human- Centric Innovation 個人をエンパワー 10

12 富士通の次世代クラウド基盤デジタルビジネス プラットフォーム MetaArc お客様のデジタル革新を実現する当社プラットフォームのコンセプトブランド クラウド Mobile IoT Big Data AI 等の最先端 ICT を提供 従来の情報システム (SoR) SoE と SoR の連携 ビジネスのデジタル革新 (SoE) Mobile IoT Big Data クラウド (IaaS & PaaS) データセンターネットワーク AI 他社クラウド セキュリティ エコシステム デジタルビジネス プラットフォーム MetaArc AI :Artificial intelligence ( 人工知能 ) SoE :Systems of Engagement ( 人 モノなどに関与するシステム ) SoR :Systems of Record ( 業務処理や記録をするシステム ) 11

13 核となるクラウド基盤 K5 K5 K = Knowledge 5 = 5 大陸 OpenStack をベースとした MetaArc の中核クラウド OSS を活用し 他社の戦略に左右されないサービス SDx 等の当社技術を結集し 収益力 コスト競争力を高めるクラウド基盤 SoR(CRM,ERP, メール等 ) 品質 / 生産性 / 既存環境との連携 SoE(Big Data,SNS, モバイル等 ) スピード / 柔軟性 / 技術先進性 富士通のノウハウ オープン技術 SE 開発 運用ノウハウ FUJITSU Cloud Service K5 OpenStack 全社システム適用 IaaS PaaS CloudFoundry 12

14 お客様の価値向上をもたらす 5 つの特長 富士通の強み クラウド構築 運用で培ってきたノウハウ ナレッジ SI で培ってきたノウハウ ナレッジ 技術革新への迅速対応 特長 1 オープン技術を採用したクラウド基盤 業務システム ~ 社会インフラまでを担う富士通の 知 を結集 2 SE の知見 ノウハウを活用 既存 ICT 資産の TCO 削減とビジネス価値向上 3 SoR への対応強化 ( スピード 品質 コスト耐性 ) 新事業領域へのタイムリーな参入 4 SoE への新規対応 ( スケーラブル アジャイル対応 ) 自社開発 自社運用 透明性の高いクラウドによる安心運用 5 トータルサポート ( インフラ 運用 ) 13

15 IaaS PaaS K5 の主な機能 システムリソースの IaaS 機能に加えて SoR と SoE の両方に適用できるナレッジを搭載した PaaS 機能を提供 テクノロジーコンポーネントサービス テ IoT Platform 音声操作データ連携 等 シェアリングビジネス基盤サービスマッチング基盤 / パーソナル管理 ビジネス共通レイヤ ビジネス基盤サービス 認証 / 顧客管理 / 契約管理 / 課金 / 帳票管理等認証ビジネスサポート ( 顧客管理 / 契約管理 / 料金計算 ) 帳票 等 アプリケーション開発 基盤レイヤ インフラ / 運用レイヤ SoR PF ( 基幹業務基盤サービス ) 疎結合化 / データ仮想化 /Anti-aging SF ( システム自動構築サービス ) 構成 / ソフトを PKG 化し 配備 / 再利用 API Management 安全な API 公開 / 利用状況分析 SoE 汎用コンポーネント RDB/ メール /CDN 等 システムリソース Openstack ベースのインフラ環境 /SAP 基盤 CF ( クラウドネイティブ基盤サービス ) Cloud Foundry ベースの開発 / 実行環境 IaaS 汎用コンポーネントの 1 つ SoR :Systems of Record ( 業務処理や記録をするシステム ) / SoE:Systems of Engagement ( 人 モノなどに関与するシステム ) 14

16 MetaArc/K5 のグローバル展開 2017 年度予定 2017 年度予定 2017 年度予定 15

17 社内実践で磨きあげたサービスを継続的に提供 社内実践 (2015 年 2 月の発表 ) グループ国内外すべての社内システムを 次世代クラウド基盤 へ刷新 FUJITSU Cloud Service K5 約 640 システム ( サーバ 13,000 台 ) を移行 社内実践で培ったノウハウを ツール 環境等を含めてリファレンス化 し お客様へ提供 移行プロセス 移行先の構成などを型化して提供 社内実践の成果をリファレンスとしてお客様へ 16

18 社内実践例 : 予算管理システム 予算管理システム2015 年 9 月本稼動 同時に社内システムの要となる統合運用監視システム データ連携システムを稼動 ハードからソフトへシフト投資抑制 運用標準化 全社システムを横串にした監視標準化と自動運用によりアベイラビリティゾーン 共通プロジェクト 統合運用監視システム 管理サーバ 監視サーバ FWaaS DNS NTP Systemwalker 運用工数 30% 削減 データ連携システム 全社 ESB ESB 他の業務プロジェクト 業務プロジェクト LB Web/AP (Interstage) 予算管理システム 負荷分散 DB (Symfoware) インターネット 順次本稼働 仮想コネクタ 仮想ルータ 社内 LAN FWaaS FWaaS FWaaS オートスケール マルチテナント 活用により VM 数を半減 富士通製ミドルウェアの Consolidation Option を活用 バーチャルプライベートホステッドモデルにより 強固なセキュリティ環境で運用開始 サイジング 調達作業から解放され 導入期間を 1/8(4 ヵ月 2 週間 ) に短縮 17

19 PaaS 活用事例 : オプテックス様 実証環境で 短期間にお客様センサー機器のクラウド接続 アプリ開発を実現 商用の水質測定システム WATER it に富士通の IoT Platform を適用 従来のビジネス 各エリアで採取した水質データを自動でネットワークを介して IoT Platform に収集し 簡単かつ迅速に測定情報を管理 分析 現在のビジネス 工場 河川の水質を検査検査結果を収集 蓄積統計情報を可視化 水質測定現場 水質管理者 GATEWAY IoT Platform 簡易水質計測器 オプテックス様水質測定システム WATER it 可視化アプリケーション 試薬の提供 利用者や利用状況のデータ 18

20 PaaS 活用事例 : 静岡新聞社様 従来の記者専用ノートパソコンよりも さらに場所を選ばず 写真を撮ってすぐに入稿可能なスマートフォンからの入稿システムを実現 Web API インターフェース 新聞 CTS( 電子組版システム ) 開発 実行環境として K5 PaaS および Mobile Suite ( 認証 コンテンツ管理等 ) を活用し 短期での構築を実現 MobileSUITE API Gateway(ID 連携 データ定義 認証など ) アプリ管理コンテンツ管理端末管理 アプリ配信 ID 管理 認証基盤 ワークスタイルを変革 スマホ入稿アプリ 19

21 3. K5 コンテンツ配信サービス (CDN) とは 20

22 アカマイとの戦略的パートナーシップ (1) 契約 クラウドと CDN は別契約で 請求も別々に来るため 処理が煩雑 課金 クラウドは従量課金なのに CDN は年間固定契約 従来 : クラウド と CDN をセット販売 Cloud Service S5+FENICS Web 高速配信サービス 設定 コンテンツ配信するには仮想 Web サーバ DNS エッジサーバの設定が必要で アカウントとアクセス権管理はそれぞれに必要 21

23 アカマイとの戦略的パートナーシップ (2) 当社新クラウド K5 のメニューに統合された CDN を提供するため 2014 年からアカマイと協議を開始 アカマイから クラウドベンダ向け Wholesale Delivery サービスが提案 Wholesale Delivery の採用により 魅力的なサービスを開発可能 富士通とアカマイのグローバル包括契約 他クラウド CDN サービスと比べて同等以上の機能セット API First のインターフェイス お客様毎の課金情報の提供 従量課金を可能とする戦略的プライシング 22

24 アカマイとの戦略的パートナーシップ (3) 2016 年 8 月 国内ベンダーで初となる クラウドサービスとアカマイ CDN を統合した K5 コンテンツ配信サービス をリリース K5 コンテンツ配信サービスの特徴 アカマイとお客様は個別契約が不要 お客様はセルフサービスで CDN 設定が可能 K5 他サービスと合わせた合算請求 初期費用なしの従量課金で 期間拘束なし 低価格 米国 9.63 円 /GB/ 月 日本 円から K5 料金表 23

25 K5 コンテンツ配信サービスサービスメニュー K5 紹介資料 世界中に配置されているアカマイのエッジサーバを利用して Web サーバの静的なコンテンツのアクセスを高速化します K5 上のWebサーバ ( オリジンサーバ ) のコンテンツはエッジサーバにキャッシュされ 利用者からのWebサーバへのアクセスは最寄のエッジサーバが自動的に選択されます エッジサーバ キャッシュ K5 Webサーバ ( オリジンサーバ ) コンテンツ エッジサーバ キャッシュ エッジサーバ Web アクセスの高速化 キャッシュ エッジサーバ設置場所 米国 欧州 日本 インド オーストラリア 南米 アジア太平洋( 日本 インド オーストラリア ニュージーランドを除く ) 本サービスは エッジサーバからのデータ転送量およびエッジサーバへのリクエスト数に応じて費用が発生します 24

26 クラウドと CDN の統合 K5 マニュアル Web システムの構築や本番移行時に Web の設定 DNS 切替え エッジサーバの設定変更 を API によってセルフサービスで一括して行える 特定の作業者に仮想サーバ DNS エッジサーバの設定変更のアクセス権を付与できるなど アクセス権管理が統一的に行える エッジサーバのアクセスログを K5 のオブジェクトストレージに自動格納するため お客様自身によるログサーバの構築が不要 K5 ユーザー ( 利用者 ) 利用者管理 API CDN 配信設定パラメタ変更コンテンツ配信サービス作成アクセスログ取得 作成 K5 オブジェクトストレージサービス DNS サービス アクセスログ格納 アカマイエッジサーバ エンドユーザー 仮想サーバ (Web Server) ロードバランサー 25

27 K5 コンテンツ配信サービスの利用シーン (1) 突発的なアクセス増 例えば重大ニュース発生による閲覧増には クラウドのオートスケールよりも CDN が有効 オンプレ初期投資 大 維持費 大 クラウド化負荷に応じたスケーリング ( 従量課金 ) で コストを低減 +CDN 静的コンテンツへの突発的なアクセス増に対応 通常時 / ピーク時 オートスケールアウト ( 数分程度 ) 通常時ピーク時 キャッシュミス時のみアクセス負荷が発生 アクセス分のみ課金 通常時 20% 20% 20% 20% 60% 60% 90% 90% 90% 90% ピーク時 90% 90% 90% 90% 90% 90% アカマイエッジサーバ ( 世界 20 万台 ) 海外ユーザー エンドユーザー オートスケールイン 26

28 K5 コンテンツ配信サービスの利用シーン (2) 特定地域が被災しても 同一ドメイン名で業務継続が可能 マルチリージョンにオリジンサーバを構築することで 簡単 安価にDR 対策 被災時も最寄りのエッジサーバが応答するため レスポンス時間は通常時と同等 東日本リージョン 仮想サーバ (Web Server) ロードバランサー 通常時 UK リージョン DR 時 同一ドメイン名 仮想サーバ (Web Server) ロードバランサー site-failover アカマイエッジサーバ エンドユーザー 27

29 富士通の Web 配信ソリューション WAF など高度なソリューションを希望されるお客様に向け FENICS Web 高速配信サービス powered by Akamai を組み合わせ アカマイパートナーとしてフルサービスを提供 パターン 1 パターン 2 パターン 3 WAF, DDoS 対策, DNS セキュリティなどのソリューション (Kona 等 ) クラウドサービス K5 FENICS サービス K5 コンテンツ配信サービス高度な CDN ソリューション (Ion 等 ) K5 IaaS( 仮想サーバ ロードバランサー等 ) 28

30 29 Copyright Copyright 2016 FUJITSU FUJITSU LIMITED

31 お問い合わせ先 富士通コンタクトライン ( 総合窓口 ) 電話 : 受付時間 9 時 ~17 時 30 分 ( 土曜 日曜 祝日 当社指定の休業日を除く ) FUJITSU Cloud Service K5 コンテンツ配信サービス K5 FENICS Web 高速配信サービス powered by Akamai 富士通 FENICS CDN 30

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