PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
ICTを軸にした小中連携

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

総合的な学習の時間とカリキュラム・マネジメント

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第4章 道徳

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題


愛媛県学力向上5か年計画

平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

2部.indd

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

新学習指導要領の理念と カリキュラム マネジメント 2019( 平成 31) 年 1 月 16 日 文部科学省 3 階講堂 天笠茂 ( 千葉大学特任教授 )

人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

< F2D318BB388E789DB92F682CC8AC7979D F >

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Q1: 社会に開かれた教育課程 の実現とは, どのようなことですか? A: 教育課程を編成する際には, よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念とともに, 子どもたちにどのような資質 能力を育むのかについて学校と社会が共有することが求められています さらに, 社会と連携 協働することでそ

Microsoft Word - aglo00003.学力の三要素

資料1 児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ(第1~第3回)における主な意見等

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

り込んで獲得するものではなく 探究の過程を通して 自分自身で取捨 選択し 整理し 既にもっている知識や体験と結び付けながら 構造化され 身に付けていくものである そして こうした過程を経て獲得された知識は 実社会 実生活における様々な課題の解決に活用可能な生きて働く知識 すなわち概念として形成されて

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

<4D F736F F D20906C8CA08BB388E E646F63>

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

平成29年度 中学校英語科教育 理論研究

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

小中学校表紙(新)

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

「標準的な研修プログラム《

2、協同的探究学習について

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

No_05_A4.ai

今年度の校内研究について.HP

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

PowerPoint プレゼンテーション

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

訂されている 幼稚園 小 中学校学習指導要領改訂の基本的な考え方として 次の 3つがあげられる 1. 子供たちに求められる資質 能力を明確にし それらを社会と共有していくという社会に開かれた教育課程を実現していく 2. 現行学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で 知識の理解の質を高めていく 3

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

PowerPoint プレゼンテーション

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

平成 年度言語活動の充実促進モデル校事業の研究より 豊かな表現力を培う 各教科等における言語活動の充実 伝え合う力 の育成

幼児期の教育と小学校教育との円滑な接続の在り方について ( 報告 ) ( 概要 ) 子どもの発達や学びの連続性を踏まえた幼児期の教育 ( 幼稚園 保育所 認定こども園における教育 ) と児童期の教育 ( 小学校における教育 ) の円滑な接続の在り方について検討し 以下のとおり 報告をとりまとめた 1

(2) 平成 26 年度からの研究社会の変化に対応し未来を拓くために必要な 思考力 を育成するための新教科 未来思考科 を位置付けた教育課程, 新教科の指導内容, 指導方法及び評価方法についての研究開発を行っている 本校が考える 思考力 とは, 平成 24 年度に出された国立教育政策研究所のプロジェ

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

解答類型

札幌市教育研究推進事業のあらまし Ⅰ. 札教研事業とは 1. 経緯 札幌市教育研究推進事業( 札教研事業 ) は 札幌市教育研究協議会 ( 昭和 25 年 5 月創設 ) いわゆる 札教研 の研究 研修活動部分を引き継ぐ形で 平成 19 年度より新たに教育委員会の事業として推進されて今日に至る 2.

【学習指導要領改訂】 高等学校の新教科・科目構成(案)|旺文社教育情報センター


造を重ねながら取り組んでいる 人は, このような自分の役割を果たして活動すること, つまり 働くこと を通して, 人や社会にかかわることになり, そのかかわり方の違いが 自分らしい生き方 となっていくものである このように, 人が, 生涯の中で様々な役割を果たす過程で, 自らの役割の価値や自分と役割

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

北九州市学力向上ステップアップ事業第Ⅱ期推進指定校 実施計画

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

日本・OECD共同イニシアチブプロジェクトの取組報告1 (岸学 東京学芸大学名誉教授)

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

<4D F736F F D B993BF8BB388E782C98AD682B782E98D5A93E08CA48F432E646F63>

中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会 生活・総合的な学習の時間専門部会(第7回)議事録・配付資料 [資料7]

勝ちにこだわるあまり, 他人の気持ちを考えない言動をする生徒がいたため, 全体指導を行った経緯もある 以上の事から, 中学校生活で様々な活動に一生懸命に取り組む中で, 思うようにいかず, 悔しい思いをする経験をした生徒が多いことがわかる 本学級の生徒がこの経験を生かし, さらに成長するためには, 悔

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

人権教育の推進のためのイメージ図

新しい幼稚園教育要領について

実践 報告書テンプレート

北九州市学力向上ステップアップ事業第Ⅱ期推進指定校 実施計画

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

教育研究グループ報告書

小学校におけるカリキュラム・マネジメントの在り方に関する検討会議 報告書本体

工業教育資料347号

身近な自然に親しみ, 動植物に優しい心で接すること 第 3 学年及び第 4 学年 自然のすばらしさや不思議さを感じ取り, 自然や動植物を大切にすること 第 5 学年及び第 6 学年 自然の偉大さを知り, 自然環境を大切にすること [ 感動, 畏敬の念 ] 第 1 学年及び第 2 学年 美しいものに触

Taro-小⑩道徳部会紀要

<4D F736F F D B4E88C4817A89A1956C8E738BB388E791E58D6A2E646F6378>

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

No_05_A4.ai

国語科学習指導案

各教科 科目において 基礎的 基本的な知識 技能の習得とともに 知識 技能を活用する学習活動を重視すること 各教科 科目において 義務教育と高等学校との間の系統性を重視した円滑な接続を図ること 豊かな心や健やかな体の育成のため 道徳教育の充実や健やかな心身の育成についての指導の充実を図ること 生きる

Transcription:

教師の秘伝を活用して 学校教育全体を通して資質 能力を育成する

川崎小学校の教育 新学習指導要領総則 第 2 教育課程の編成 1 各学校の教育目標と教育課程の編成 2 教科等横断的な視点に立った資質 能力の育成 (1) (2) 実現することにより 主体的 対話的で深い学びの実践を可能にして これからの時代に求められる資質 能力を育する

新学習指導要領総則 第 2 教育課程の編成 1 各学校の教育目標と教育課程の編成各学校の教育目標と教育課程の編成教育課程の編成に当たっては, 学校教育全体や各教科等における指導を通して育成を目指す資質 能力を踏まえつつ, 各学校の教育目標を明確にするとともに, 教育課程の編成についての基本的な方針が家庭や地域とも共有されるよう努めるものとする その際, 第 5 章総合的な学習の時間の第 2 の 1 に基づき定められる目標との関連を図るものとする これが成否の鍵 学校教育全体 を通して育成を目指す資質 能力

新学習指導要領総則 2 教科等横断的な視点に立った資質 能力の育成 (1) 各学校においては, 児童の発達の段階を考慮し, 言語能力, 情報活用能力 ( 情報モラルを含む ), 問題発見 解決能力等の学習の基盤となる資質 能力を育成していくことができるよう, 各教科等の特質を生かし, 教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする (2) 各学校においては, 児童や学校, 地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し, 豊かな人生の実現や災害等を乗り越えて次代の社会を形成することに向けた現代的な諸課題に対応して求められる資質 能力を, 教科等横断的な視点で育成していくことができるよう, 各学校の特色を生かした教育課程の編成を図るものとする 学校教育全体 を通して育成を目指す資質 能力

次期学習指導要領等が目指す理念の実現 次期学習指導要 領等が目指す理 念を実現するために 教科等横断的な視点から教育活動の改善を行う 学校全体としての取組を通じて 教科等や学年を越えた組織運営の改善を行う

教科の枠を越えて 汎用的な能力の育成 教科横断的な視点からの教育課程の編成

教科横断的な視点からの教育課程の編成

学校として育成 したい子供の姿 教科を超えた汎用的な能力 ( 思考力 判断力 表現力等 ) それぞれの教科において汎用的な能力を育成し活用する

川崎小学校の教育全体計画 基本目標 共生 協働自主 自立 川崎小学校の資質 能力の最終目標 学校教育全体を通して育成 したい資質 能力 キャリア在り方生き方教育の 3 つの視点 1 自分をつくる 2 みんな一緒に生きている 3 わたしたちのまち川崎

川崎市立川崎小学校 共生 協働 自主 自立 知識 技能を主体的に習得して 相互に関連付けて 自分のものとして社会や生活で活用できる力 認め合うこと 助け合うこと 教え合うことを重視しながら 多様な考え方 経験 価値観を出し合う話し合いをして 思考 判断 表現しながら 新たな知識を創造し 活用する力 主体的に学習に取り組み 学んだことを自分や生活とのかかわりで客観的に捉え捉え 自分の生活や生き方に役立てようとする態度 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 [ 自分をつくる ] 学ぶこと 働くこと 生きることの尊さを実感し 学ぶ意欲を持つ態度 [ みんな一緒に生きている ] 共生 協働の精神をもち 共生社会を実現していく態度 15 [ わたしたちのまち川崎 ] 心のよりどころとしてのふるさと川崎に愛着を持つ態度 思いやりや優しさを優先して 教え合い 助け合い 支え合い 人とかかわる良 16 さを感じ取りながら 主体的 協働的な学習ができる態度 17 18 進んで挙手して主体的に学習活動に参加して 知識や技能を確実に習得していく力 分からないこと 知らないことを恥ずかしがらず 自分から質問したり 助けを求めたりして 主体的に知識や技能を習得していく力 教え合い 助けあい 支え合いながら 人とのかかわりを通して知識や技能を習得していく力 新たに獲得した知識や技能を既存の知識や技能と関連付けたり組み合わせたりしながら 学習活動や生活の場面で積極的に活用していく力 考えを深めるために多面的 多角的 折り合いをつけながら問題解決に向けて話し合う態度 発言内容と発言内容の関連性を捉え そこから共通点や法則を見いだしたり 法則を適用したりして 論理的に思考していく力 話し合いで出された多様な発言を大きくまとめて まとまり相互の関連性を意味づけるなどして統合していく力 話し合いを通して統合されたみんなの考えを 自分の知識や経験 価値観と結びつけ 心で受け止めて 自分なりの新たな知識を構成する力 問題の発見や解決に必要な情報を収集して 整理 分析して 目的に応じたまとめ方をして 自分の考えの根拠として活用しながら表現する力 学習問題の解決や自分の目的の達成のために 思考ツールの有効性と特徴を理解し 有効に活用する態度 多様な情報や考え方をつないで 自分なりに意味づけたり新たな知識を構成したりして 創造したことを 生活や生き方に役立てられるような価値あるものにしていく態度 ( イノベーションの能力 ) ICT( 情報通信技術 ) の有効性と特徴を知り 課題追究の学習において 積極的に活用して 自分の考えを深めていく力 生活や学習では みんなでよくなることで自分もよくなることにつながるという価値観のもとに 助け合ったり教え合ったりして 自らの生活や学び方をよりよくしていく態度 学習を通して学んだ人とのよりよいかかわり方を 自分の全ての生活で実践して 自分の考え方に生かしたり 自分の生き方に取り入れたりしていく態度 知識 技能を主体的に習得して 相互に関連付けて 自分のものとして社会や生活で活用できる力 認め合うこと 助け合うこと 教え合うことを重視しながら 多様な考え方 経験 価値観を出し合う話し合いをして 思考 判断 表現しながら 新たな知識を創造し 活用する力 主体的に学習に取り組み 学んだことを自分や生活とのかかわりで客観的に捉え捉え 人とのかかわりを大切にしながら 自分の生活や生き方に役立てようとする態度

[ 川崎小学校 ] 資質 能力 知識 技能を主体的に習得して 相互に関連付けて 自分のものとして社会や生活で活用できる力 番号 1 2 3 4 資質 能力 ( 汎用的な能力 ) 進んで挙手して主体的に学習活動に参加して 知識や技能を確実に習得していく力 分からないこと 知らないことを恥ずかしがらず 自分から質問したり 助けを求めたりして 主体的に知識や技能を習得していく力 教え合い 助けあい 支え合いながら 人とのかかわりを通して知識や技能を習得していく力 新たに獲得した知識や技能を既存の知識や技能と関連付けたり組み合わせたりしながら 学習活動や生活の場面で積極的に活用していく力

認め合うこと 助け合うこと 教え合うことを重視しながら 多様な考え方 経験 価値観を出し合う話し合いをして 思考 判断 表現しながら 新たな知識を創造し 活用する力 5 6 7 8 9 10 11 12 考えを深めるために多面的 多角的 折り合いをつけながら問題解決に向けて話し合う態度 発言内容と発言内容の関連性を捉え そこから共通点や法則を見いだしたり 法則を適用したりして 論理的に思考していく力 話し合いで出された多様な発言を大きくまとめて まとまり相互の関連性を意味づけるなどして統合していく力 話し合いを通して統合されたみんなの考えを 自分の知識や経験 価値観と結びつけ 心で受け止めて 自分なりの新たな知識を構成する力 問題の発見や解決に必要な情報を収集して 整理 分析して 目的に応じたまとめ方をして 自分の考えの根拠として活用しながら表現する力 学習問題の解決や自分の目的の達成のために 思考ツールの有効性と特徴を理解し 有効に活用する態度 多様な情報や考え方をつないで 自分なりに意味づけたり新たな知識を構成したりして 創造したことを 生活や生き方に役立てられるような価値あるものにしていく態度 ( イノベーションの能力 ) ICT( 情報通信技術 ) の有効性と特徴を知り 課題追究の学習において 積極的に活用して 自分の考えを深めていく力

13 14 [ 自分をつくる ] 学ぶこと 働くこと 生きることの尊さを実感し 学ぶ意欲を持つ態度 [ みんな一緒に生きている ] 共生 協働の精神をもち 共生社会を実現していく態度 主体的に学習に取り組み 学んだことを自分や生活とのかかわりで客観的に捉え捉え 自分の生活や生き方に役立てようとする態度 15 16 17 18 [ わたしたちのまち川崎 ] 心のよりどころとしてのふるさと川崎に愛着を持つ態度 思いやりや優しさを優先して 教え合い 助け合い 支え合い 人とかかわる良さを感じ取りながら 主体的 協働的な学習ができる態度 生活や学習では みんなでよくなることで自分もよくなることにつながるという価値観のもとに 助け合ったり教え合ったりして 自らの生活や学び方をよりよくしていく態度 学習を通して学んだ人とのよりよいかかわり方を 自分の全ての生活で実践して 自分の考え方に生かしたり 自分の生き方に取り入れたりしていく態度

教師の秘伝 教師の秘伝 1 教師の秘伝 2 教師の秘伝 3 全員が挙手して主体的に学ぶ集団 話し合いで主体的に学び深めていく集団 認め合い注意し合い規範のある集団

進んで教わる進んで教える助け合う気軽に話せる 人とのかかわり方 人とかかわること の大切さを学ぶ 学習内容の 確実な習得

積極的に学習に参加する態度を養う 質問されたり反対されたりして深く考える 学習活動に参加しているかどうか確認する

挙手して発言できない子がいるとき 三つの視点で見直し 集団 発問 児童 何でも言える まちがってもバカにしない 安心して過ごせる集団になっているか全員が挙手できる 実態に合わせた発問になっているか恥ずかしがり屋 緘黙など個人の問題に対応しているか 時間をかけて 計画的に

対話 相互作用 による学習問題 の追究 多様な考えや立場 の違いを理解して 認め合う 思考力 判断力 表現力 創造力 人とかかわる力

(1) 最初に 型 を教えてから 話し合い 話し合いを主体的にするために 発言をつなげるために 発言しやすくするために 考えながら聴くために 学級や学年で独自に取り入れたり 自然発生したりする 型 (2) 型 にこだわらない 型に縛られ発言内容が広がらない子 型があると発言しやすい子 実態に応じて活用し続けるかどうか担任が判断

学習課題考えを作り出す問題を重視する ルーブリック資質 能力を育てるために 最初の考え全員が挙手できるようにして 話し合いを始める 論点何を話し合っているか明確にする 相談発言の抵抗をなくすために 人とのかかわり 教える 教わる 支 える 助け合う つなげる論理的な思考力を養うために まとめるまとめの言葉を作り上げる 振り返る自分の知識の構成する次の学び方につなげる

主体的 対話的で深い学び (AL) の実践 一人も見捨てず 人とのかかわりを活性化する 能力差はあっても 話し合いでは対等になる

話しをして気持ちよい集団は 話し手を育てる 1 目を見て聴く 2 うなずく 3 あいづちを必ず声に出す

生活上の問題はみんなの問題として話し合いで解決 相手を思ってあたたかい注意 注意されたら素直に受け入れありがとうと感謝 問題を解決して 毎日気持ちよく家に帰れる

集団の機能 集団の雰囲気は 成員の相互作用 リーダーシップ 集団の目標次第 集団独自の規範や雰囲気 ( 社会的風土 ) ができる 人 人 人 人 人 人人 対話 相互作用 人人 人 人 人 人 人 人 明文化されない規範 (NORM) が生まれる 集団の成員は その集団で生まれた規範に基づいて行動する

川崎小学校の 3 通りの授業 習得の授業 活用の授業 探究の授業 概念化された知識 を自分で作る ( 構成の授業 )

単元の導入単元の展開単元のまとめ 児童の経験や知識と教材をつなぐ 児童の実生活や実社会とのつながりを意識した学習の展開 習得の授業 全員挙手を基本にする 学習指導要領の内容 ( 単元等のまとまりを見通した学びの実現 ) 活用の授業 話し合いで考えを広げ深める 1AL は 1 単位時間の授業の中で全てが実現されるものでない 構成の授業 新たな知識の構成 話し合いで考えを広げ深める 2 単元のまとまりの中で 振り返る場面 対話する場面をどこに設定するか 3 子供が考える場面と教員が教える場面をどのように組み立てるか

自分の生活や生き方に生かす 授業 話し合い 人とのかかわりで学ぶ 生活経験につなげる価値観につなげる心につなげる 一人一人が新たな知識を構成する 実 践

対話での学び 経験 価値観 知識 意味づけ OUTPUT 情報 心 OUT IN IN OUT 情報 知識 意味づけ 心 経験 価値観

アクティブ ラーニング 育成したい汎用的な力を明確にする 学習内容を全て理解して テストが 100 点だったとしても これからの時代に必要な力を養うことは困難 学習内容 学習内容 学習内容 両輪 両輪 両輪 汎用力 汎用力 汎用力 秘 伝 見える化 1 時間ごとに 教師と児童がめざす汎用的な能力 ( ルーフ リック ) を共有する 1 時間ごとに両方達成されることで資質 能力が育成できる

本時の児童のルーブリック

一部の児童の発言だけで完結する授業 グループの一部の児童の考えに集約され 全体で発表する授業 全員が参加できる授業に 発言が多くても羅列されるだけでつながりがない授業 知識の伝達を中心にした授業 活動あって学びなしの授業 概念化された知識を獲得できる授業に 型 を取り入れただけの授業

教師の秘伝の効果 個性 個人差を受け入れる 助け合う 話し合いで問題解決する 思いやりのある言動 のびのびと過ごす 進んで物事に取り組む 自分と違う考えも認める 人とかかわりながら学べる 自分の言葉で表現

実現するために 業務の効率化 子どもと向き合う時間と授業の充実 会議は精選し 時間は 5:00 まで 反省会は当日で終わらせる 指導案は単元計画を重視 作成する文書や冊子は精選 新たに何かを入れるときは何かをやめる ( 時間と労力対効果 )

校長を中心としてのマネジメント体制の強化だけではなく みんなで 主体的 対話的で深い学び (AL) を実現 みんなで共通の 資質 能力 ( コンヒ テンシー ) を育成 共通の話題 悩み 課題 喜び 成果等の共有