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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

今までの省エネ GHG 削減努力 ーエネルギー効率の国際比較ー 化学 石油化学産業全体 また製品別にみるとエチレン製造装置 か性ソーダのエネルギー効率において 世界最高レベルを達成している 2

参考資料 1 約束草案関連資料 中央環境審議会地球環境部会 2020 年以降の地球温暖化対策検討小委員会 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会約束草案検討ワーキンググループ合同会合事務局 平成 27 年 4 月 30 日

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お知らせ

資料1 美しい星へのいざない「Invitation to 『Cool Earth 50』」~3つの提案、3つの原則~」

東洋インキグループの環境データ(2011〜2017年)

問題意識 民生部門 ( 業務部門と家庭部門 ) の温室効果ガス排出量削減が喫緊の課題 民生部門対策が進まなければ 他部門の対策強化や 海外からの排出クレジット取得に頼らざるを得ない 民生部門対策において IT の重要性が増大 ( 利用拡大に伴う排出量増加と省エネポテンシャル ) IT を有効に活用し

緒論 : 電気事業者による地球温暖化対策への考え方 産業界における地球温暖化対策については 事業実態を把握している事業者自身が 技術動向その他の経営判断の要素を総合的に勘案して 費用対効果の高い対策を自ら立案 実施する自主的取り組みが最も有効であると考えており 電気事業者としても 平成 28 年 2

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LED 照明の種類 LED 照明は主に器具と光源が一体化したシーリングライトなどの LED 照明器具 と白熱電球や蛍光灯の光源部分を LED に置き替えた LED ランプ に分類されます ( 図 2-1) 省エネ性と環境性が重視され 公共建築物で使用された LED 照明器具の採用機種数は 2010

平成 22 年度エネルギー消費統計結果概要 経済産業省資源エネルギー庁平成 24 年 4 月 エネルギー種別に見ると 最終エネルギー消費総量の 37.5% が燃料 54.8% が電力 7.4% が熱となっています 調査の対象となった非製造業 製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) 業務部

2008年度(平成21年度)温室効果ガス排出量

番号文書項目現行改定案 ( 仮 ) 1 モニタリン 別表 : 各種係 グ 算定規程 ( 排出削 数 ( 単位発熱量 排出係数 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 -

参考資料 5 ( 平成 26 年 10 月 24 日合同専門家会合第 1 回資料 4-1 より抜粋 データを最新のものに更新 ) 温室効果ガス排出量の現状等について 平成 27 年 1 月 23 日


目次 1. 奈良市域の温室効果ガス排出量 温室効果ガス排出量の推移 年度 2010 年度の温室効果ガス排出状況 部門別温室効果ガス排出状況 温室効果ガス排出量の増減要因 産業部門 民生家庭部門

平成 28 年度エネルギー消費統計における製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) のエネルギー消費量を部門別にみると 製造部門で消費されるエネルギーは 1,234PJ ( 構成比 90.7%) で 残りの 127PJ( 構成比 9.3%) は管理部門で消費されています 平成 28 年度エ

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2018年度 武蔵事業所の地球温暖化対策計画書

扉〜目次

スライド 1

4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

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[1] 最終エネルギー消費の動向

4 推進体制 経営責任者 環境管理責任者 (PSN 佐江戸 ) ( 計画管理責任者 : 事業部長 ) GM: グループマネージャー TL: チームリーダー Sa: 参事 SJ: 主事 事務局 (PSN 佐江戸 ) ( 計画推進責任者 :GM) 技術管理者 :SJ 平成 6 年 4 月 1 日時点 イ

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資料2:地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ(議論のたたき台)(案)

今日お話しすること 1. 家庭部門の温室効果ガス排出 エネルギー消費の動向 2. 環境省うちエコ診断の概要と成果から見た家庭の対策 3. 家庭部門の対策の推進のための自治体に期待すること 2

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取組概要 ( 申請書からの転記 ) 全 般 排 出 量 の 認 識 取組名称 認証取得者名取組の概要 適用したカーボン オフセット第三者認証基準のバージョン認証の有効期間オフセット主体認証ラベルの使途 認証対象活動 認証番号 :CO 有効期間満了報告書受領済み 持続可能な島嶼社会の発展に

3 地球温暖化対策の推進に関する方針及び推進体制 (1) 地球温暖化対策の推進に関する方針 [ 基本理念 ] 人類が自然と調和し 未来にわたり持続可能な発展を実現するため NTT グループ地球環境憲章に則り NTT 西日本はグループ会社と一体になって 全ての企業活動において地球環境の保全に向けて最大

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化学産業と化学技術の環境貢献 本稿は 化学装置 2010 年 3 月号に筆者が掲載した報文 化学産業 の環境経営と環境貢献 の一部を加筆 削除 修正したものである 環境企画 松村眞 はじめに 環境対策には 環境負荷物質の発生を抑制する上流の分野と やむを得ずに作られてしまう環境負荷物質を無害化する下

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総合資源エネルギー調査会基本政策分科会第 18 回会合資料 2-5 火力発電の高効率化 資源エネルギー庁 平成 27 年 11 月

れまでの交渉経緯という一連のCOP/CMP 決定が採択された こQ1. 今年のカタール ドーハでの COP18 の焦点は何ですか? 今年のカタール ドーハでの COP18 では, 昨年の COP17 で合意されたダーバン合意を着実に前に進めることが重要であり,1 ダーバンプラットフォーム特別作業部会

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新聞業界の 低炭素社会実行計画 (2030 年目標 ) 計画の内容 目標 エネルギー消費原単位を 目標年 (2030 年度 ) まで 2013 年を基準年として年平均 1% 削減する 対象とする事業領域 : 新聞 通信各社の本社 支社等のオフィス部門および印刷工場 1. 国内 将来見通し : の企業

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

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財務省貿易統計

Transcription:

低炭素社会への挑戦 - 化学産業の取組み - 住友化学株式会社河内哲 1

日本における気候変動の取組み 経団連環境自主行動計画に基づく推進 コミットベース 化学は日々の合理化及び設備投資により達成 90 年比エネルギー原単位を 10% から 20% へと削減目標の引き上げ 鉄鋼は CDM 1000 億円 法での規制省エネ法でのエネルキ ー原単位削減努力義務及び報告義務温対法での実績報告義務 2

2006 2006 年度年度 CO2 CO2 排出量 運輸 ( 自動車 船舶等 ) (6) その他エネルキ ー工業フ ロセス転換廃棄物 ( 発電所等 ) (6) 家庭 運輸 ( 自動車 船舶等 ) (14) (13) 鉄鋼 その他 6% 2006 年度 (36) 製紙 CO2 排出量 12 億 7500 万 t 6% 産業分野 業務 (18) 産業分野 化学工業 セメント 化学 20% その他 15% 鉄鋼 53% (7) 出典 :Chemical Industry of Japan 2007 3

日本の化学工業におけるエネルギー利用内訳 他製品 32% 石油化学製品 52% 他繊維製品 0% 化学繊維 4% アンモニア製品 3% ソーダ製品 9% 出典 : 資源エネルギー庁エネルギーバランス表 2006 年 4

(KT) (%) 40 60 80 100 120 140 160 180 200 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 出典 :2003 NEDO 調査資料エネルギー原単位エチレン生産量エチレン生産量エネルギー原単位指数日本のエチレン生産量と原単位推移日本のエチレン生産量と原単位推移 5

エネルギー使用量 原単位 生産指数の推移 3,100 140 3,000 130 120 2,900 110 原油換算 ( 万 kl) 2,800 2,700 エネルギー原単位指数 82% 100 90 80 2,600 70 2,500 60 2,400 1990 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 50 エネルギー使用量 ( 原油換算万 KL) 生産指数エネルギー原単位指数 出典 :Chemical Industry of Japan 2007 6

温室効果ガス削減推移 温室効果ガス排出量推移 10,000 9,000 8,000 15% % 削減 10,000t-CO2 万 t-co2 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 1990/1995 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 CO2 排出量 ( 万 t-co2) HFC HFC, 等フッ素系ガス排出量 PFCs, SF6 出典 :Chemical Industry of Japan 2007 7

省エネ投資と CO2 CO2 削減量削減量 4000 1200 3500 1000 投資累計 ( 億円 ) 3000 2500 2000 1500 1000 800 600 400 投資翌年の排出 CO2 削減量累計 ( 万 t-co2) 500 200 0 1990 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 0 投資累計 ( 億円 ) 省エネ効果 ( 投資翌年の排出 CO2 削減量 ( 企業努力分 ) 累計 ) 出典 :Chemical Industry of Japan 2007 8

2006 2006 年度温暖化対策事例 対策項目件数 設備 機器効率の改善 136 運転方法の改善 87 排出エネルギーの回収 49 プロセスの合理化 27 燃料転換 24 その他 30 合計 353 2006 年度推定省エネ投資金額 : 430 億円今後の計画 :1340 億円 出典 : 経団連環境自主行動計画 温暖化対策 2007 年フォローアップ 9

化学産業としての気候変動に対する取組み例 日本化学工業協会 ( 参加企業 200 社 ) 本社ビル 営業所等業務部門での省エネ活動開始 政府主導の省エネ国民運動を促進する 化学産業の推進する家庭部門での省エネ活動 を開始 日本の化学産業が保有するエネルギー 環境に関する技術集を作成し 必要としている国々へ提供する 住友化学 チームマイナス 6% に参加 環境家計簿活用による省エネ活動 マッチングギフト ( 植林他 ) 日化協家庭部門での省エネ活動に参加 非生産部門 ( 研究 オフィス ) での省エネ活動中期全社目標設定とフォロー 10

技術集の作成 55 の省エネ 環境技術 55 の省エネ 環境技術製造プロセスの合理化排熱エネルギーの回収水処理 排ガス 排水処理処理運転の最適化 高度制御リサイクル技術その他環境技術 11

化化学産業の特長学産業の特長 製造業の中で付加価値第 1 位 原料としても燃料としても化石資源を使用エネルギー多消費産業である 生産プロセス, プロダクツが多種 多様 上流 下流に対し 省エネ製品ほか様々な製品及び技術を供給している 将来の低炭素社会実現のための技術開発において 重要な役割を担っている 国際競争にさらされている 貿易集約度 = 輸出入額 / 国内生産額 + 輸入額 =21% 12

ポスト京都の国際枠組み構築にむけた 3 原則原則 1. 主要排出国が全て参加し 世界全体で排出削減につながること 2. 各国の実情に配慮した柔軟かつ多様性のある枠組みとすること 3. 省エネなどの技術を活かし 環境保全と経済発展とを両立すること 出典 : 経産省資料より 13

ポポスト京都に向けてスト京都に向けて (1/3) (1/3) 化学の特長に基づくアプローチの方向で検討 ICCA( 世界化学工業協会協議会 ) での取組み 日本では 積上げ方式による国別総量を検討 産業界としても目標作成 指標として エネルギー効率エネルキ ー効率コスト削減競争力向上新興経済国にとって コストの視点は様々だが 競争力を計る指標は必要 14

ICCA ICCAの Policy Policy - 気候変動とエネルギー作業部会 - 業界として一つの声を発信 1 化学業界として 自主的なエネルギー効率の削減 2 社会全体の温室効果ガス削減に寄与する革新的な技術 製品の開発 3 世界に対して 最良技術の普及 4 温室効果ガス削減と経済成長との調和 新興経済国の参加が必要 15

I I C C A 3 地域の取組み 日本 セクター別積上げ方式で動いている アメリカ 各企業が独自に省エネに努力 大統領選挙の年でもあり業界統一行動は模様眺め EU ポスト京都の新提案の対策に注力中 ベンチマーク方式での無償割当を目指し努力中 エネルギー消費を80% カバーする8 分野に注力 16

4 つのつのタスク フォース設立 ( 本年本年 4 月 ) Policy: 方針決定 LCA: 化学産業製品の川下産業 一般消費者に対する省エネ貢献の数値化 Benchmarking: 化学産業内でのエネルギー効率指標設定 Advocacy: 広報 COP15 に化学業界として提案 17

セクター別アプローチ ( ベンチマーキング ) ベンチマーキングの進め方 サブセクターの選定 バンダリーの設定 エネルギー原単位 サブセクター選定方法 エネルギーカバー率大 プロセスが類似製品 プロセス 設備 プロセスとして省エネが可能 例えば製品 ; エチレンクラッカー苛性ソーダ設備 ; 自家発電 18

化学におけるエネルギーからみた比率 ( 推定推定 ) エチレン他燃料 購入電力 自家発電 エネルギー政策が重要 プロセス改善原子力 CHP 等効率化エネルギー転換低温排熱回収再生可能エネルギー 19

暮らしと産業を支える化学工業 出典 :Chemical Industry of Japan 2007 20

製品のライフサイクルからみたエネルキ ー評価 技術開発が Key 出典 :Press Conference BASF s Carbon Balance 21

ポポスト京都に向けてスト京都に向けて (2/3) (2/3) 中期的には現状の先進技術移転が効率的国内でのエネルギー削減 行きつくところまで行っており 限界近いコスト面からは 海外の遅れた設備の改善が効果大 例えば 日中での連携 ( お互いメリットのある枠組み ) 事業がわかっているセクター別で推進 APP( アジア太平洋パートナーシップ ) 7 カ国 ( 豪州 中国 インド 日本 韓国 米国 カナダ ) 発電 鉄鋼 セメント他 22

ポポスト京都に向けてスト京都に向けて (3/3) (3/3) 長期的には技術開発が必須 2050 年 CO 2 半減に向けて Cool Earth- エネルギー革新技術計画の策定 革新的なエネルギー技術 20 を選定 国内及び国際連携での技術開発 IEA エネルギー技術展望 2008 年でも 2050 年半減のためにはすべての国が参加して達成可能 新規技術開発必須 23

Cool Cool Earth- Earth-エネルギー革新技術計画 の策定について 出典 : 経済産業省 Cool Earth- エネルキ ー革新技術計画 の策定について 24

高耐熱材料触媒技術リチウム二次電池材料 CO2 分離膜太陽電池材料キャパシタ 超電導材料 エネルキ ー革新技術開発における化学の役割 電解質膜触媒技術水素貯蔵技術 高効率 LED 有機 EL 他 電解質膜 触媒技術 バイオマス燃料製造技術 断熱材 テ ィスフ レイ ( 液晶 有機 EL) 半導体材料 バイオリファイナリー技術 水分離膜 炭素繊維複合材 排熱回収技術他 冷媒 蓄熱材 電池材料 キャパシタ材料 半導体材料 水素製造技術 水素貯蔵材料 25

低炭素社会の実現に向けて 温暖化対策 経済成長のバランス技術開発 技術移転 - 時間軸 政策支援国民の参加 - 負担の共有 ライフスタイルの変更エネルギー安全保障 26