資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

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報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

Web用-広報4月号-Vol.169.indd


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~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

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2. 歳入の状況 ( 単位 : 億円 ) 1,8 1,6 1,4 1, 1, 1, 市債 国庫 県支出金 地方交付税 地方譲与税 交付金 市税以外の自主財源 市税 自主財源総額 比率 1,384 1,525 1,529 1,539 1, ,564

H28秋_24地方税財源

資料1-2 「学校施設の長寿命化計画策定に係る手引」(案)」(事例・参考資料等)(4/5)

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

スライド 1

3.記載事例・参考事例(6)(7)

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

雲仙市公共施設等総合管理計画 概要版 平成 29 年 3 月 雲仙市

美里町学校施設長寿命化計画 ( 案 ) 検討資料編 平成 30 年 月 美里町教育委員会

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

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沖縄県の財政2015検討(最終)

Microsoft Word - 11第Ⅱ部第4章

序章 公共施設再生計画策定にあたって 1 公共施設の現状と一般的な課題 1. 公共施設の老朽化問題とは 公共施設の老朽化問題とは どの様な問題なのでしょうか これは 昭和 30 年代から 50 年代にかけての高度経済成長期に 人口増加などの環境変化を踏まえ 住民福祉の向上を目指して短期間に急速に整備

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沖縄県の財政2018


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2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

スライド 1

財 政 の 現 状

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

沖縄県の財政2017


0 事前準備 公共施設等の更新費用比較分析表作成フォーマット の作成に当たっては 地方公共団体の財政分析等に関する調査研究会報告書 公共施設及びインフラ資産の更新に係る費用を簡便に推計する方法に関する調査研究 における更新費用試算ソフト ( 以下 試算ソフト という ) を用います 試算ソフトは今回

PowerPoint プレゼンテーション

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

市税収入額(人口推移)

5 財政見通し地方交付税の減少等に伴い歳入額が大きく減少する一方で, 歳出は緩やかに減少することから, 期間を通じて収支不足が生じるものの, 財源対策 ( 財政調整基金の取崩し ) を講じることにより, 対象期間中は収支均衡を図ることができる見込みとなった しかしながら, 平成 33 年度末の財政調

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目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (

P10 第 2 章主要指標の見通し 第 2 章主要指標の見通し 1 人口 世帯 1 人口 世帯 (1) 人口 (1) 人口 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口を 国勢調査 ( 平成 7 年 ~22 年 ) による男女各歳人口をもとにコーホー 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口

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めざしたい将来像 市民ニーズに弾力的に応えられる活力に満ちた松戸市となるために 発展性のある健全な財政運営を実現します そのために 将来を見越して 社会資源の有効活用を図りつつ 柔軟かつ大胆な発想で歳入 歳出とも不断の見直しを行います 指標 21 年度 22 年度 2 年度 27 年度現状値 2 年


⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

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瑞穂市建物系公共施設個別施設計画 【概要版】

平成31年度北広島市予算案のポイント

試算の前提条件 2018( 平成 30) 年度当初予算を基本に 収支等に大きく影響のあるもの (2018 年度の新規 拡充事業など ) や 2017 年度補正予算等による影響を反映 市税を 中長期の経済財政に関する試算 (2018 年 1 月内閣府 ) で示されたベースラインケースの指標により試算し

下呂市は今後 市税の減収や地方交付税特例措置 の終了を見据え 大幅に支出をカットし 身の 丈に合った市政運営をしていかなければ なりません 広報紙 11月号参照 今月は支出をどう見直していく のか 予算規模縮減に向け たお話です 3 と 年度 は 前 下呂市の財政の弾力性を示す経 進む財政の硬直化

公共施設保有の最適化と長寿命化のための基本方針 平成 25 年 6 月 盛岡市

第 3 章用途別実態把握 1. ストック情報とコスト情報の把握 2. 対象施設一覧 3. 対象施設の配置状況 4. 実態把握の方法及び今後の課題 のまとめ方 5. 主な公共施設の実態把握 市庁舎等 集会施設 はけの森美術館 福祉施設 保健センター ( 子ども家庭支援センター ファミリー サポート セ

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

事務事業調書平成 27 年度 事業 No 647 課 総務課 係 施設係 起案者 石原久仁夫 決裁者早川雅己 事務事業名 小学校施設耐震補強事業 事業種別 施設整備 1 事業概要 総合計画体系 根拠法令 法定受託事務 公約 議会答弁 陳情 市民要望実施方法実施期間 求める成果 ( 目的 ) 4 個性

2007財政健全化判断比率を公表いたします

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

概算要求基準等の推移

1-2 立地適正化計画の役割 立地適正化計画は 都市全体の観点における居住機能や都市機能の立地 公共交通の充実に関する包括的なマスタープランであり 以下のような役割があるとされています 1 都市全体を見渡したマスタープラン 立地適正化計画は, 居住機能や医療 福祉 商業, 公共交通等のさまざまな都市

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

会 議 報 告 書



⑵ 繰越金 5 億円を当初予算で措置市では 前決算の剰余金である繰越金が2 千万円を切る決算が平成 と続き ぎりぎりの財政運営を行っていました そのため 繰越金を当初予算で市民サービスに活用することができず 平成 19 当初予算まで科目存置 1 千円としていました しかしながら 平成 1

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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おしえて!熊野市の予算の仕組み ~ー市の予算ができるまでー~

習志野市の財政状況はどうなっているの? 財政は厳しいの? こうした市民の皆様の疑問に対して億単位の数値をお示ししても 現実的ではなく 実感が わかなくなってしまいます そこで 習志野市の財政状況を一般の家計に置き換えて わかりやすいものにするとともに 10 年前と比較することで 推移が見えるように資

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

平成27年度 決算の概要

2 地方交付税のうち普通交付税は, 合併特例措置の段階的縮小や国勢調査人口の減少等により, 平成 28 年度以降大きく減少していく見通しである また, 東日本大震災復興交付金事業を平成 26 年 6 月時点の交付対象事業まで計上しているため, 震災復興特別交付税については, 平成 26 年度をピーク

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その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

栗橋西小学校管理昭和 61 年 8 月 RC 3 3,335 新耐震性あり 栗橋南小学校 ( 北校舎 ) 管理 ( 南校舎 ) ( 南校舎 ) 平成 25 年 7 月 RC 2 2,132 新 改築済 ( 耐震性あり ) 平成 9 年 3 月 RC 2 1,437 新 耐震性あり 平成 9 年 3

Microsoft PowerPoint - (資料2)控除対象財産

社会資本総合整備計画 ( 地域住宅支援 ) 計画の名称 計画の期間 計画の目標 2 群馬県地域住宅等整備計画 ( 地域住宅計画群馬地域 (3 期 ))( 防災 安全 ) 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 (5 年間 ) 地震発生時の被害の軽減を図るため住宅 建築物及び宅地の耐震化等を推進し 安

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

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青文字は、長谷川が修正したものです

2 本市の公共施設の現状と課題 (2) 公共施設の総量 1 公共施設の用途別建物延床面積本市が保有する公共施設の延床面積は, 約 19.7 万m2です そのうち, 小中学校等の学校教育系施設が全体の約 6 割 (63.%, うち小学校 35.5%, 中学校 25.5%, その他の教育施設 2.%)

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進行表 1 委嘱状交付 2 副市長あいさつ 3 委員紹介 ( 自己紹介 ) 事務局紹介 ( 自己紹介 ) 4 委員長 副委員長の選出 南足柄市行政改革推進委員会規則 の概要について説明 委員長に矢野正雄氏 副委員長に喜多村享氏が互選により選出 5 委員長あいさつ 副委員長あいさつ 南足柄市行政改革推

平成15年度小金井市一般会計決算概要

Microsoft PowerPoint - 【資料2】社会福祉充実残額について

配当割交付金株の特定配当等に課税され 府に納入される配当割収入額から一定割合を市町村の個人府民税額を基礎に按分して交付されるものです 株式等譲渡所得割交付金株の譲渡益等に課税され 府に納入される配当割収入額から一定割合を市町村の個人府民税額を基礎に按分して交付されるものです 地方消費税交付金府に納入

PrimoPDF, Job 20

各種財政分析指標の解説

Microsoft Word - あきる野市のおさいふ(H30年度版).docx

カルテ xdw

平成 29 年度版 東大和市公共施設等白書 ( 別冊 ) 施設カルテ 平成 30 年 1 月 東大和市

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資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 年以上の施設は 築 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐震基準の施設は 大規模改修を実施する 新耐震基準の施設は 老朽箇所修繕を実施する ケース2: 旧耐震基準は全て建替え 築 35 年以上は大規模改修 緊急性の高いケースを想定した場合 旧耐震基準の施設は 今後 年で全て建替える ( 築 年を経過した施設から建替え ) 築 35 年以上の施設は 築 35 年が経過した施設から大規模改修を実施する 2 試算条件 耐震安全性確保が未実施の施設は 最初の 5 年間 ( 年度 ~ 年度 ) に実施する 建替え及び大規模改修の予算は 年度ごとのばらつきを軽減させるために 建替え予算 :3 ヵ年 大規模改修予算 :2 ヵ年に振り分けて予算計上する 学校施設については 年度までは に沿った予算計上とし 年度以降は ケース 1 2 の条件に沿って試算する ケース2において 年度時点で建替え時期を経過している 6 校 ( 大久保小 谷津小 実籾小 大久保東小 鷺沼小 第 2 中 ) については 年以内 (~ 年度 ) に建替える 学校以外の施設については 年度時点で 既に建替え 改修時期を迎えている施設がある場合は 建築年度の古い施設から整備を始める 3 設定単価 用途別の単価を下表の通り設定する 建替え 学校 33 万円 / m2 ( 解体 グランド整備費含む ) 子育て 36 万円 / m2 ( 解体費含む ) 生涯学習施設 36 万円 / m2 ( 解体費含む ) 市庁舎 スポーツ 福祉 万円 / m2 ( 解体費含む ) その他 万円 / m2 ( 解体費含む ) 大規模改修 学校 17 万円 / m2 ( トイレ改修等社会的改修含む ) 子育て 17 万円 / m2 ( トイレ改修等社会的改修含む ) 生涯学習施設 25 万円 / m2 ( バリアフリー対応等社会的改修含む ) 市庁舎 スポーツ 福祉 25 万円 / m2 ( バリアフリー対応等社会的改修含む ) その他 25 万円 / m2 ( バリアフリー対応等社会的改修含む ) 老朽箇所修繕 4 万円 / m2 ( 外壁 設備更新等 ) 耐震補強 3 万円 / m2 1

4 更新コスト試算 ケース 1: 旧耐震基準のうち 築 年以上は建替え それ以外は大規模改修 < 市全体 > 新耐震基準は老朽箇所修繕 小 中学校子育て支援施設生涯学習施設市庁舎スポーツ施設福祉施設 市営住宅その他 現在 施設用途での分類 建替え大規模改修老朽箇所修繕耐震補強 建替え 改修等工事内容による分類 建替え学校........ 7.7 16.4 23.9 16.2 14. 12.7 19.3 12.8 25. 18.3 44.6 26.2 26.2.. 13.2 263.3 子育て........... 1.2 2.7 2.7 3.4 1.9 3.7 4.3 5.4 4.4 2..9. 1.6 32.5 生涯学習施設...........8.8.8.. 1.1 1.1 1.1..3.3.3..3 6.3 市庁舎 スポーツ 福祉............. 9.1 9.1 11. 2. 2...... 1.7 33.1 その他......... 8.3 8.3 14.1 5.8 5.8.3.3.3.3.3.3... 2.2 44.2 計........ 7.7 24.7 32.9 32.3 23.2.2 32.1 27.1 32. 26..3 31.3 28.5 1.1. 19. 379.4 大規模改修学校...... 12.6 12.6. 9.4 14.6 5.1 15. 15. 13.7 18.8 5....... 6.1 121.9 子育て 2.4 1.8 2.7 4.1 3.6 3.1.8 1.7 1.7.............. 1.1 21.9 生涯学習施設.... 1.9 1.9 1.4.4.7 1.8 2.5 1.5............6 12.1 市庁舎 スポーツ 福祉 4.3 5.6 1.3.. 9. 9................ 1.5 29.2 その他.1 12.5 8.2 7.5 1.7 14.5 15.7 2.5 3.1 1.8............. 3.9 77.7 計 16.8. 12.3 11.6 7.2 28.4 39.4 17.3 5.5 13. 17.1 6.6 15. 15. 13.7 18.8 5....... 13.1 262.7 老朽箇所修繕学校...... 2.6................1 2.6 子育て.4...8....2....5........ 1.2..2 3. 生涯学習施設 1.......7.6.4..7............2 3.4 市庁舎 スポーツ 福祉 1.8. 1.4 1.4....6 2.5....4..........4 8.3 その他.1 3.1 6.7 1.1. 1.4.4.1 1.6.1.. 2.1 2.5 1.9.2 1.2 2.4.... 1.2 24.9 計 2.1 42.2 耐震補強学校 ( 16.8 8.6 6.5 7. 5.8 3.6 2.4 48.3 子育て.5.5.5.5.5...................1 2.7 生涯学習施設.5.5.5.5.5...................1 2.6 市庁舎 スポーツ 福祉.6.6.6.6.6...................1 2.9 その他 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2...................3 6. 計 19.6 11.4 9.3 9.8 8.6 3.6................. 3.1 62.5 合計 36.5 31.4 21.6 21.4 15.8 32. 39.4 17.3 13.2 37.7. 38.9 38.2 45.2 45.8 45.9 37.1 26..3 31.3 28.5 1.1. 37.3 746.8 2 33 年平均 年合計 年間 37.3 億円 ( 現状投資的経費 の約 1.7 倍 )

33 33 ケース 2: 旧耐震基準は全て建替え 築 35 年以上は大規模改修 < 市全体 > 1 小 中学校子育て支援施設生涯学習施設市庁舎スポーツ施設福祉施設 市営住宅その他 現在 施設用途での分類 1 建替え大規模改修老朽箇所修繕耐震補強 建替え 改修等工事内容による分類 建替え学校...... 16.4 34..6.4 29.4 29.7 39.6.7 35.9 26.5 18.8 26. 19.4 37.2 24.3 24.3 6.5 25. 499.9 子育て. 1.2 2.7 2.7 3.4 1.9 3.7 4.3 5.4 4.4 2. 2.1 4.7 7.2 6. 3.2.7 1.9 1.2 6.7 5.6 5.6. 3.8 76.6 生涯学習施設.8.8.8.. 1.1 1.1 1.1..3 2.1 2.1 3.1 4.2 9.3 8. 5.6.4 1.1 1.7 1.7 1.. 2.3 45.9 市庁舎 スポーツ 福祉... 9.1 9.1 11. 2. 2.... 3.2 3.2 3.2 2.8 2.8 2.8.. 9.2 9.2 9.2. 3.9 78.6 その他 8.3 14.1 14.1 5.8.3.3.3.3.3.3. 6.3 8.9.3 5.6 3.1 1.8 6.2 7.6 7.6 1.5.1. 5.2 3.1 計 9. 16. 17.5 17.6 12.8 14.3 23.5 41.6 56.4 45.4 33.5 43.4 59.6 65.5 59.7 43.5 29.7 34.5 29.2 62.4 42.2.1 6.5.2 4.1 大規模改修学校...... 5..7 5.6.............. 1.1 21.3 子育て......8.8.8.8..6.6. 1.1 1.5.4........4 7.3 生涯学習施設..... 1.5 4.6 3.1........ 2.3 4.3 3.1 1.1... 1..1 市庁舎 スポーツ 福祉......4 4.4 4.1 4.4 4.4 1.7 1.7. 4.5 4.5.. 2. 9.9 8.... 2.5 49.8 その他..... 16.2 16.3 9.6.6 24.4 3.3.1 4.4 4.3 1.2 1.6 2.8 2.7 2.9 2.7... 6.1 123. 計..... 18.9 31.2 28.1 41.4 28.8 5.6 2.3 4.4 9.8 7.2 2.1 5.1 8.9 15.9 11.7... 11.1 221.5 耐震補強学校 ( 16.8 8.6 6.5 7. 5.8 3.6 2.4 48.3 子育て.5.5.5.5.5...................1 2.7 生涯学習施設.5.5.5.5.5...................1 2.6 市庁舎 スポーツ 福祉.6.6.6.6.6...................1 2.9 その他 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2...................3 6. 計 19.6 11.4 9.3 9.8 8.6 3.6................. 3.1 62.5 3 33 合計 28.7 27.5 26.9 27.4 21.4 36.8 54.7 69.8 97.7 74.2 39.1 45.8 64. 75.3 66.9 45.6 34.8 43.4 45.2 74.1 42.2.1 6.5 54.4 1,88.1 年平均 年合計 年間 54.4 億円 ( 現状投資的経費 の約 2.5 倍 )

今後かかるコスト試算 習志野市 億円 1 入間市有施設将来負担予測コスト 年間 54.4 億円 (.2 億円の約 2.7 倍 ) 現在までのストック 31.8 万m2 公共施設に関する投資的経費 5 年度投資的経費.5 億円 インフラ ( 土木費 ) 18.6 億円 1.7 億円用地取得費等 市民関連施設の投資的経費.2 億円 8.4 3.6.2 9.5 年度決算実績による 維持補修耐震改修大規模改修市民関連施設投資的経費 当初 5 年間については 現状のを優先する条件にて算定 建替え 4

1 2 3 4 5 33 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1957 1958 1959 19 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 19 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 19 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 199 1991 1992 1 2 3 4 5 資産の有効活用の必要性 習志野市の財政状況から 歳入は今後 高齢化や生産人口の減少に伴う税収の減少が見込 まれており さらにデフレ等の影響で法人市民税の減少も予測される 歳出は 義務的経 費 ( 人件費 扶助費 公債費 ) の硬直化もしくは増加が予測されている中で 財政規模が 減少するごとに圧縮されているのが投資的経費である 一方 公共施設は旧耐震基準の施設が 72% と老朽化が進行しており 耐震安全性確保が未, 実施の施設もある また これまで歳出削減等により積み残されてきた維持補修費や設備 更新費等がかかるため 今後は 現状の投資的経費以上に建替え 大規模改修等にかかる 費用が必要となる 1 財政状況 歳入 ( 百万円 ), 地方譲与税等のその他依存財源, 年 5 億円 3 年 429 億円 年 446 億円 地方譲与税等その他依存財源 県支出金 2 公共施設の老朽化状況 ( m2 ) 旧耐震基準 新耐震基準 旧耐震基準 86 建物 (27 万 6,8m2 ) 72% 新耐震基準 建物 ( 万 5,7m2 ) 28% 新耐震基準の建物のうち 供給処理施設が4 万 6,116m2と新耐震基準施設の約 44% を占める,,, 歳出,,,,,, 年 438 億円 自主財源 年 487 億円 投資的経費 消費的経費 年 431 億円 財政規模の減少による投資的経費の減少 国庫支出金 地方債 自主財源 その他 投資的経費 消費的経費 経常的繰出金 公債費 津田沼小 保有する公共施設 ケース1 野球場 浄化センター この 年間整備された約半数は供給処理施設 延約 38.2 万m2 今後 年間に建替え 大規模改修等にかかるコスト試算 年間合計 :747 億円 1 年当たり : 37 億円 東習志野こども 園 消費的経費, 25,, 15, 年 229 億円 年 271 億円 年 272 億円 補助費等 1 維持補修費 物件費 ケース 2 年間合計 :1,88 億円 1 年当たり : 54 億円, 1 年 1 億円 扶助費 5, 人件費 ( 職員給与等 ) 人件費 歳入は長引く経済不況等の影響を受け 減少傾向をたどる ( 自主財源の大半を占める市税の減少 ) 高齢化の進展等により今後社会保障費は一層増大する これまでは 投資的経費を抑制することなどにより 厳しい財政状況に対応してきた 今後 これまで先送りしてきた老朽化に伴う維持補修や設備更新等のための費用が 現状の投資的経費以上に必要となる 公共施設及びそれを取り巻く状況を多面的に把握し 施設の集約化 合同化等市全体での再編を含め 選択と集中 を実行して 資産の有効活用を図り 財源的な裏付けを見込みつつ 総合的な再編計画を策定し 順次実施していく必要がある 5