平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

Similar documents
健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

<8C BB94BB926694E497A CC8A A2E786C7378>

貝監第  号

2007財政健全化判断比率を公表いたします

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

地方公共団体財政健全化法

鯖監査第  号

Ⅱ 健全化判断比率の概要 1 健全化判断比率 財政健全化法の施行に伴い 地方公共団体は 平成 19 年度から 毎年度 次の健全化判断比率 (4 指標 ) を監査委員の審査に付した上で 議会に報告し 公表しなければならないことになっています 早期健全化基準を上回ると財政健全化計画の策定が義務付けられ

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

平成20年度決算に基づく

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

田川市水道事業会計

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

<30302D B4C8ED294AD955C8E9197BF2E786C73>

<4D F736F F D20819A819A81798B4C8ED294AD955C817A30315F967B95B >

01 H30記者発表資料

各種財政分析指標の解説

<4D F736F F D208DE090AD97708CEA82CC89F090E02E646F6378>

< C8E C8E DA8E9F C95742E786C73>

<4D F736F F D E9197BF A208C BB94BB926694E497A CC8E5A92E895FB96402E646F63>

01_H28表紙

別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業


㕒◌₀㕂H29掮é•ıä¼ı訋決箊+kr喬表çfl¨ï¼›.xls

その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

はじめにこの 釧路市の財政 は 釧路市の歳入 歳出等の状況をグラフを使って経年的に表すことにより 市民の皆様に釧路市の財政状況を出来るだけわかりやすくお知らせするために作成いたしました 本資料を通じて 釧路市の財政について 一人でも多くの市民の皆様にご理解をいただき ご意見をいただきながら今後の財政

<30342D315F819A958192CA89EF8C DD8ED891CE8FC6955C816A2E786C73>

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

<4D F736F F D A6D92E8817A95BD90AC E937895EF8A87944E8E9F8DE096B195F18D908F912E646F63>

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

決算報告 574 億 1,173 万円一般会計歳出決算内訳 ( 性質別 ) 歳出 歳出決算の特徴 平成 22 年度に比べ 2 億 5,161 万円増 (0.44% 増 ) となりました 増額となっている主なものは 社会福祉や医療助成の経費である扶助費 (10 億 1,310 万円増 ) 積立金 (1

< F2D95BD90AC E93788AAE90AC8CE32E6A7464>

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

平成17年度の決算状況

市税収入額(人口推移)

<8DE096B18F9197DE90E096BE8E9197BF81798A C5817A2E786C73>

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

(Microsoft Word - 27\214\366\225\\\210\304.docx)


3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

(Microsoft Word - 24\214\366\225\\\210\304.doc)

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

平成 29 年度 浜田市健全化判断比率及び浜田市資金不足比率審査意見書 浜田市監査委員 1

(7) 一般財源等一般財源に 歳入振替えに係るもの ( 特定財源に属する収入のうち その特定目的に充当してなお剰余がある場合 剰余額を一般財源に振り替えたもの ) を含めたもの (8) 地方譲与税形式上一旦国税として徴収し そのまま地方公共団体に対して譲与する税 地方公共団体の財源とされているものに


<4D F736F F D C6F89638E CC8A B98E968BC6816A2E646F6378>

キャッシュ・フロー計算書について

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

<8C888E5A8A E786477>

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

23家計簿syuusei.xls

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

第 1 部平成 28 年度決算にみる中野区の財政 平成 28 年度普通会計決算の概要 ( 歳入 歳出 ) 歳入歳出 実質収支の推移 歳入歳出実質収支 ( 実質収支 ) 1,4 1,2 1, ,324 1,333 1,23 1,265 1,95 1,43 1,52 1,89 1,14

スライド 1

の自主財源では 分担金 負担金 使用料 手数料 寄付金 繰入金が増加しましたが 財産収入や諸収入が大幅に減少したことにより 自主財源は前年より 6,952 万円の減 (3.8% 減 ) となっております 国や県などの制度に影響を受ける依存財源は 53 億 9,090 万円で 県支出金や町の借金である

<4D F736F F D2095BD90AC E A AC8DE096B18F9197DE81698AEE8F B816A>

市債の状況 一般会計基金の状況 円 計 円 地 発基金などの定額運用基金は含んでいません 主な財政用語の説明 会計区分 一般会計市税 国や県からの補助金 交付金 手数料などの収入や 市の行う仕事に必要な支出といったお金の処理をまとめて行うために設けられた会計で 市のお金の流れの中心となっています 企

Ⅳ 地方交付税

資産の部 道路 小 中学校など公共施設の現在価値のほか 他団体に対する出資金や預金など これまで積み上げてきた金額 負債の部 借入金の残高 退職手当の引当金など 将来の世代が負担しなければならない金額 純資産の部 資産のうち税金などによって形成され これまでの世代が負担した金額 公共資産 自治体が所

(Microsoft Word - \215\340\220\255\227p\214\352\211\360\220\340\(H24\))

外部監査

平成 29 年度福岡県市町村普通会計決算及び健全化判断比率等の概要 ( 速報 ) ( 政令市以外の県内 58 市町村 ) 1 ポイント 平成 29 年度における普通会計決算 歳入 歳出は ともに平成 27 年度以来 2 年ぶりに増加し 過去最大 経常収支比率は 平成 28 年度に引き続き 2 年連続

<4D F736F F D C6F89638E CC8A BA908593B98E968BC6816A2E646F6378>

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

○ 何のために財務書類を作成するか

<81798DCF817A91E6325F958D955C D955C F1934B816A2E786C73>

H30æ…–å€±å–¬éŒ‰ã••æ³ŁäººHPçfl¨.xbd

Œ⁄Łû”s‡Ì“à’Ł”Œ‘î

○ 何のために財務書類を作成するか

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

最上町バランスシートを読むにあたって

図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定

一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

財政状況資料集

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (

財政状況資料集

平成 2 4 年度 佐賀市財務書類 基準モデル 平成 26 年 3 月佐賀市総務部財政課

地方財政分析と臨時財政対策債

OTA シティ マネジメントレポート Ⅱ 決算から区財政の状況をお示しします 日本の官庁会計制度は 明治 22 年に当時のプロイセンからカメラル式簿記 ( 単式簿記 現金主義会計 ) が導入されたことが起源とされています 現在 欧米の各国では 行財政の効率化や世代間負担の公平性などをより精緻に分析で

資料 3 平成 26 年度 神奈川県競輪組合 主要施策説明書 神奈川県

Transcription:

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報告し 公表することとなりました 高浜町の平成 27 年度の健全化判断比率及び資金不足比率は以下のとおりです 高浜町の健全化判断比率 区分 高浜町の健全化判断比率 早期健全化基準 赤字額がないため 実質赤字比率と連結実質赤字比率は 表示となっています 将来負担すべき負債に対して将来見込まれる収入額が上回っているため 将来負担比率は 表示となっています 財政再生基準 実質赤字比率 % 15.0 % 20.0 % 連結実質赤字比率 % 20.0 % 30.0 % 実質公債費比率 8.7% 25.0 % 35.0 % 将来負担比率 % 350.0 % 高浜町の資金不足比率 区分 水道事業特別会計 高浜町の資金不足比率 % 簡易水道事業特別会計 % 公共下水道事業特別会計 集落排水事業特別会計 % % 経営健全化基準 20.0 % 資金不足額がないため 資金不足比率は 表示となっています

地方公共団体の財政の健全化に関する法律の概要 この法律は 地方公共団体の財政の健全化に関する比率の公表の制度を設け 当該比率に応じて 地方公共団体が財政の早期健全化及び財政の再生並びに公営企業の経営の健全化を図るための計画を策定する制度を定めるとともに 当該計画の実施の促進を図るための行財政上の措置を講ずることにより 地方公共団体の財政の健全化に資することを目的に定められたものです 財政の健全化に関する比率として 4 つの比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) が設けられ それぞれの比率に 2 つの基準 ( 早期健全化基準 財政再生基準 ) が設けられています 平成 20 年度決算による比率からこの基準は適用され 1 つでも 早期健全化基準 を超えた場合 財政健全化計画 を議会の議決を経て定め 速やかに公表するとともに 総務大臣 県知事へ報告しなければならないこととされています さらに 将来負担比率を除く 3 つの健全化判断比率が 財政再生基準 を超えた場合には 財政再生計画 を議会の議決を経て定め 速やかに公表するとともに 総務大臣 県知事に報告し 同意を得て財政の再生を図らなければなりません また 公営企業 ( 水道や下水道等 ) の経営の健全化に関する比率として資金不足比率を公営企業ごとに算出し これが 経営健全化基準 を超えた場合には 経営健全化計画 を議会の議決を経て定め 速やかに公表するとともに 総務大臣 県知事に報告しなければならないこととされています 健全化判断比率等の対象 旧制度 財政健全化法施行後 地方公共団体 ( 高浜町 ) 一般会計 特別会計 公営企業会計 普通会計 公営事業会計 赤字比率 不良債務 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 資比金率不足 一部事務組合 広域連合 地方公社 第 3 セクター

健全化判断比率 資金不足比率の概要と算定数値 実質赤字比率 [ % ] 一般会計等の実質赤字額 [ 337,599 千円 ( 黒字 ) ] 標準財政規模 [ 3,879,874 千円 ] 実質赤字比率とは? 一般会計等 ( 高浜町では 一般会計 公有水面埋立事業特別会計 宅地分譲事業特別会計 ) の実質赤字の標準財政規模に対する比率で 実質赤字は 歳入 ( 収入 ) が足りなかったために 翌年度の歳入から借り入れた額のほか 支払いや事業を翌年度に繰り延べた額を言い 標準財政規模は その年度に通常収入が見込まれる一般財源の規模を言います この比率では 一般会計等の財政運営の深刻度を表します 一般会計等の実質赤字額 : 普通会計に相当する会計における実質赤字額 実質赤字額 : 繰上充用額 + 支払繰延額 + 事業繰越額 繰上充用額 : 歳入不足のため 翌年度歳入を繰り上げて充用した額 支払繰延額 : 実質上歳入不足のため 支払を翌年度に繰り延べした額 事業繰越額 : 実質上歳入不足のため 事業を繰り越した額 連結実質赤字比率 [ % ] 連結実質赤字額 [ 721,552 千円 ( 黒字 ) ] 標準財政規模 [ 3,879,874 千円 ] 連結実質赤字比率とは? 実質赤字比率で算出した一般会計等の実質赤字に加え それら以外の全ての会計の実質赤字を連結した連結実質赤字の標準財政規模に対する比率で 黒字より赤字が多い場合のその超えた額が連結実質赤字額となり その年度に通常収入が見込まれる一般財源と比較して 地方公共団体全体としての財政運営の深刻度を表します 連結実質赤字額 : 全会計を対象とした以下の実質赤字額 ( 又は資金の不足額 ) 一般会計等の実質赤字額 公営企業会計以外の実質赤字額 資金不足比率で求めた資金の不足額

実質公債費比率 (3 ヶ年平均 ) [ 8.7%(3 ヶ年平均 ) ] 9.47%(27 年度 ) ( 地方債の元利償還金 + 準元利償還金 )-( 特定財源 + 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) [ 311,017 千円 ] (424,861+481,597)-(0+595,441) 標準財政規模 - 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 [ 3,284,433 千円 ] 3,879,874-595,441 [ ]27 年度算定数値 実質公債費比率とは? 一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率で 言わば その年度の収入に占める返済の割合を示す指標となっています この返済部分となる分子には 一般会計等の元利償還金及び 特別会計の元利償還金 一部事務組合等の元利償還金のうち一般会計等が負担していると認められるもの ( 準元利償還金 ) を含んでいます それらの償還金等の中には 交付税算定上 基準財政需要額に算入 ( 交付税措置 ) されているものがあり その交付税措置により分母である標準財政規模にも同様に含まれているため その分子と分母の両方から基準財政需要額に算入される額を差し引くことにより 単年度の収入における返済の割合を理論的に計算しています 地方債の元利償還金 : 一般会計等の地方債の元利償還金 準元利償還金 : 一般会計等以外の特別会計の元利償還金のうち 一般会計等が負担していると認められるもの 一部事務組合等の元利償還金のうち 一般会計等が負担していると認められるもの等 特定財源 : 地方債の元利償還金に充てることができる特定の歳入 ( 収入 ) 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額 : 元利償還金 準元利償還金のうち地方交付税算定上 基準財政需要額に算入されるもの

将来負担比率 [ % ] 将来負担額 -( 充当可能基金額 + 特定財源見込額 + 地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額 ) [ 3,037,964 千円 ] 8,543,356-(5,155,886+0+6,425,434) 標準財政規模 - 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 [ 3,284,433 千円 ] 3,879,874-595,441 将来負担比率とは? 実質公債費比率がその年度の収入に占める返済割合を示すのに対し 将来負担比率は その年度の収入の何倍の将来負担 ( 債務 ) があるかを示す指標となっています 将来負担額には 一般会計等の地方債残高や一般会計等以外の地方債残高に充てる一般会計等の負担見込額に加え 全職員が退職した場合の退職金総額や一部事務組合 第 3 セクター等の負債や負担見込額をも含んでいます その将来負担額から充当可能基金 ( 貯金 ) と交付税措置される起債の残高に係る基準財政需要額算入見込額を差し引いた額が将来負担比率の分子を構成し 分母には その年度の収入を表す標準財政規模とその年度の元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額を差し引くことにより その年度の収入に対し将来負担 ( 債務 ) がどのくらいあるかを理論的に計算しています 将来負担額 : 一般会計等の地方債現在高 債務負担行為に基づく支出予定額 債務負担行為 : 将来の債務 ( 支出 ) として予算で定めたもの 一般会計等以外の特別会計の元金償還金に充てる一般会計等の負担見込額 一部事務組合等の元金償還金に充てる一般会計等の負担見込額 退職手当支給予定額 ( 全職員に対する期末要支給額 ) のうち 一般会計等の負担見込額 地方公共団体が設立した法人の負債額及びその法人等の財務状況等を勘案した負担見込額 連結実質赤字額 一部事務組合等の連結実質赤字相当額のうち 一般会計等の負担見込額等 充当可能基金額 : 将来負担額で見込まれた償還額等に充てることができる基金 地方債の現在高等に係る基準財政需要額算入見込額 : 地方債の残高等のうち地方交付税算定上 基準財政需要額に算入が見込まれる額 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額 : 元利償還金 準元利償還金のうち地方交付税算定上 基準財政需要額に算入されるもの

資金不足比率 水道事業 [ % ] 簡水事業 [ % ] 公下事業 [ % ] 集排事業 [ % ] 資金の不足額 事業の規模 水道事業簡易水道事業公共下水道事業集落排水事業水道事業簡易水道事業公共下水道事業集落排水事業 721,552 千円 ( 黒字 ) 0 千円 0 千円 0 千円 191,045 千円 5,690 千円 99,076 千円 30,877 千円 資金不足比率とは? 資金不足比率は ここまでの 4 つの比率とは異なり 公営企業ごとの資金の不足額の事業の規模に対する比率で 公営企業会計に属する会計をそれぞれの会計毎に資金不足比率を算出したものです 公営企業会計のうち官庁会計方式 ( 現金主義 ) の会計については 一般会計等と同様に資金の不足額を求めますが 企業会計方式 ( 発生主義 ) の会計では 流動負債から流動資産を差し引いた額を資金の不足額 ( 剰余額 ) を分子としています 分母については それぞれの営業収益の額とし 公営企業の経営の深刻度を表しています 資金の不足額 : 公営企業会計のうち企業会計方式 ( 発生主義 ) による会計 流動負債 + 地方債の残高 ( 建設改良費等を除く )- 流動資産 公営企業会計のうち官庁会計方式 ( 現金主義 ) による会計 繰上充用額 + 支払繰延 + 事業繰越 + 地方債の残高 ( 建設改良費等を除く ) 資金の不足があった場合は 資金の不足額から解消可能資金不足額を控除することができる 事業の規模 公営企業会計のうち企業会計方式 ( 発生主義 ) による会計 営業収益の額 - 受託工事収益の額 公営企業会計のうち官庁会計方式 ( 現金主義 ) による会計 営業収益に相当する額 - 受託工事収益に相当する額 ( 問い合わせ先 ) 高浜町総務課財政係 Tel 0770-72-7700 Mail soumu@town.takahama.fukui.jp