Microsoft Word - 中国最高人民法院による司法解釈の改正ニュース

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中華人民共和国専利法 ( 改正 ) 2009 年 10 月 1 日施行 独立行政法人日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) 北京センター知的財産権部編 本資料は仮訳の部分を含みます ジェトロでは情報 データ 解釈などをできる限り正確に記す るよう努力しておりますが 本資料で提供した情報などの正確性につい

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ことができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している さらに 台湾専利法第 76 条は 特許主務官庁は 無効審判を審理する際 請求によりまたは職権で 期限を指定して次の各号の事項を行うよう特許権者に通知することができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している なお

目次 1. ライセンスの概要 2. 技術ライセンスの留意点 2.1 全体の留意点 2.2 特許ライセンス契約作成時の留意点 2.3 ノウハウライセンス契約作成時の留意点 3. 商標ライセンスの留意点 4. まとめ 2

( 仮訳 ) 中華人民共和国専利法改正草案稿 ( 意見募集 2019 年 1 月 4 日公示 ) 中華人民共和国専利法 (2008 年 ) 現行法 第 1 章総則 第 6 条当該単位の任務を遂行し 或いは主に当該単 位の物質的 技術的条件を利用して完成した発明創造 は職務発明とする 職務発明の特許を

イ特許専門業務特許戦略 法務 情報 調査 特許戦略に関し 次に掲げる事項について専門的な知識を有すること (1) 特許出願戦略 ( ポートフォリオ戦略等 ) (2) 研究開発戦略と特許戦略の関係 (3) 事業戦略と特許戦略の関係 (4) 標準化戦略 法務に関し 次に掲げる事項について専門的な知識を有

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き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

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松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

2.2 中国 審判部 35 の体制 (1) 専利復審委員会の体制 中国では 特許 実用新案及び意匠は 国家知識産権局の管轄である 国家知識産権局により 1984 年 11 月に専利復審委員会が設立された ( 専利法第 41 条第 1 項 ) 専利法実施細則第 59 条により 専利復審委員

仮訳 / JICA 2012 [ 国章 ] インドネシア共和国最高裁判所 仮処分決定に関する インドネシア共和国最高裁判所規則 2012 年第 5 号 インドネシア共和国最高裁判所は a. 意匠に関する法律 2000 年第 31 号第 49 条から第 52 条 特許に関する法律 2001 年第 14

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日商協規程集

第 1 条 ( 規約の適用 ) セキュリティ 360 powered by Symantec サービス利用規約 ( 以下 本規約 といいます ) は 株式会社つなぐネットコミュニケーションズ ( 以下 当社 といいます ) が株式会社シマンテック ( 以下 シマンテック といいます ) のソフトウェ

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北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資

保険給付に関する決定についての審査請求に係る労働者災害補償保険審査官の決定に対して不服のある者は 再審査請求をした日から 3 か月を経過しても裁決がないときであっても 再審査請求に対する労働保険審査会の裁決を経ずに 処分の取消しの訴えを提起することはできない (H23-4B)

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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( 事案の全体像は複数当事者による複数事件で ついての慰謝料 30 万円 あり非常に複雑であるため 仮差押えに関する部 3 本件損害賠償請求訴訟の弁護士報酬 分を抜粋した なお 仮差押えの被保全債権の額 70 万円 は 1 億円程度と思われるが 担保の額は不明であ を認容した る ) なお 仮差押え

平成11年6月8日

法第 20 条は, 有期契約労働者の労働条件が期間の定めがあることにより無期契約労働者の労働条件と相違する場合, その相違は, 職務の内容 ( 労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度をいう 以下同じ ), 当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して, 有期契約労働者にとって不合

第26回 知的財産権審判部☆インド特許法の基礎☆

第八章 台湾知的財産権訴訟に公証制度が使用された判決の紹介 第一節概論 現在実務上の知的財産権に関する訴訟の中で 智慧財産裁判所の公告した判決を整 理した結果 公証制度が使用された態様には以下のものがあった ( 本報告注 : 先使 用権の争議があった判決に限らない ): 証拠保全のため 公証人に公開

平成 29 年 2 月 20 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 28 年 ( ワ ) 第 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 29 年 2 月 7 日 判 決 原 告 マイクロソフトコーポレーション 同訴訟代理人弁護士 村 本 武 志 同 櫛 田 博 之 被 告 P1 主 文

市町村合併の推進状況について

きる ( 改正前民法 436 条 ) 1 改正法と同じ 2 前項の債権を有する連帯債務者が相殺を援用しない間は その連帯債務者の負担部分についてのみ他の連帯債務者が相殺を援用することができる 本条は 負担部分の限度で 他の連帯債務者が債権者に対して債務の履行を拒むことができると規定したものであり 判

2012 3

弁護士等の業務広告に関する規程

件 復審 件数無効 請求件数復審審 復審 審件数無効 請求 審件数無効 請求審 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 復審 件数

☆ソフトウェア特許判例紹介☆ -第31号-

目次 1. 中国における商業秘密の定義およびその要件について 商業秘密保護について 商業秘密保護の具体的な管理方法について 法的責任... 4

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

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第 6 講更正の請求 Q1 更正の請求と修正申告は どのような点で違いがあるか? Q2 通常の更正の請求 ( 通則法 23 条 1 項 ) はどのような場合に認められるか? Q3 特別の更正の請求 ( 通則法 23 条 2 項 ) はどのような場合に認められるか? Q4 通常の更正の請求と特別の更正

 

2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆

Ⅰ. 規程の例 ここでは 職務発明に係る権利の承継等及びその対価について定める 規程 ( 一般的には 職務発明取扱規程 職務発明報償規程 等と呼ばれています ) において規定されていることが多い事項や規定されることが想定される事項について 参考としていただけるよう必要最小限の範囲で具体的な条項を例示

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

経済産業省産業技術環境局産業技術政策課 パブリックコメント担当 御中

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

补正委托书转达函(JP)

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

2 センターは 前項の届出を受理したときは 当該利用者の設定を解除するものとする ( 設定票等の再発行 ) 第 7 条利用者は センターが交付した Web-EDI 機能利用情報の書類の再交付を申請するときは 様式 WE-04 号 Web-EDI 機能利用証等再交付申込書 に必要事項を記載して センタ

(9) 商法 会社法 (10) 民事執行法 (11) 民事保全法 5 前各号に掲げる科目のほか次に掲げる科目のうち 受検者が選択するいずれか一の科目イ特許専門業務 A 戦略 A-1 知的財産戦略 B 管理 B-1 法務 C 創造 ( 調達 ) C-1 情報 調査 知的財産戦略に関し 次に掲げる事項に

CAFC Update(135)

に含まれるノウハウ コンセプト アイディアその他の知的財産権は すべて乙に帰属するに同意する 2 乙は 本契約第 5 条の秘密保持契約および第 6 条の競業避止義務に違反しない限度で 本件成果物 自他およびこれに含まれるノウハウ コンセプトまたはアイディア等を 甲以外の第三者に対する本件業務と同一ま

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札幌市総合設計制度許可取扱要綱

た損害賠償金 2 0 万円及びこれに対する遅延損害金 6 3 万 9 円の合計 3 3 万 9 6 円 ( 以下 本件損害賠償金 J という ) を支払 った エなお, 明和地所は, 平成 2 0 年 5 月 1 6 日, 国立市に対し, 本件損害賠償 金と同額の 3 3 万 9 6 円の寄附 (

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最高裁○○第000100号

害者等のために情報を提供する事業を行う者 ( 非営利目的の法人に限る ) を一般的に定める 上記のほか 聴覚障害者等のために情報を提供する事業を行う法人 ( 法人格を有しない社団又は財団で代表者又は管理人の定めがあるものを含む ) のうち 聴覚障害者等のための複製又は自動公衆送信を的確かつ円滑に行う

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

問 2 戦略的な知的財産管理を適切に行っていくためには, 組織体制と同様に知的財産関連予算の取扱も重要である その負担部署としては知的財産部門と事業部門に分けることができる この予算負担部署について述べた (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ )

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

点で 本規約の内容とおりに成立するものとします 3. 当社は OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用申込みがあった場合でも 任意の判断により OCN ID( メールアドレス ) でログインする機能 の利用をお断りする場合があります この場合 申込者と当社の間に利用契約は成立し

中国ニューズレター

訂正情報書籍 170 頁 173 頁中の 特許電子図書館 が, 刊行後の 2015 年 3 月 20 日にサービスを終了し, 特許情報プラットフォーム ( BTmTopPage) へと模様替えされた よって,

北京尚誠知識産権代理有限公司 SHANGCHENG & PARTNERS Newsletter November 2017 Vol. 10 CONTENTS Shangcheng 2017 <SHANGCHENG ニュース> 尚誠が本年度最優秀代理機構に選出される 弊所パートナー弁理士伊藤貴子が日本

第 5 無効及び取消し 1 法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果法律行為が無効である場合又は取り消された場合の効果について 次のような規律を設けるものとする (1) 無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は 相手方を原状に復させる義務を負う (2) (1) の規定にかかわらず

国家版権局の公告 2007 年第一号 2007 年 6 月 24 日公布 独立行政法人日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) 北京センター知的財産権部編 本資料は仮訳の部分を含みます ジェトロでは情報 データ 解釈などをできる限り正確に記するよう努力しておりますが 本資料で提供した情報などの正確性につい

- 2 - 二一の遺言書は 法務省令で定める様式に従って作成した無封のものでなければならないものとすること (第四条第二項関係)三一の申請は 遺言者の住所地若しくは本籍地又は遺言者が所有する不動産の所在地を管轄する遺言書保管所(遺言者の作成した他の遺言書が現に遺言書保管所に保管されている場合にあって

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船橋市住宅改修支援事業実施要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 住宅改修支援事業の実施に関し 必要なことを定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この要綱において 住宅改修支援事業 とは 介護保険法施行規則 ( 平成 11 年厚生省令第 36 号 以下 施行規則 という ) 第 75 条第 1

( 措置完了報告 ) 第 13 条法第 14 条第 1 項から第 3 項までの規定による助言等及び行政代執行法第 3 条第 1 項の規定による戒告に対し措置を行った場合は 措置完了報告書 ( 様式第 14 ) により報告するものとする ( 標識 ) 第 14 条法第 14 条第 11 項の規定による

茨木市子育てマスコットキャラクター いばらっきーちゃん の使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 この要綱は 茨木市子育てマスコットキャラクター いばらっきーちゃん ( 以下 キャラクター という ) の使用の承認等について必要な事項を定めることにより キャラクターの適切な活用を図り もって子育てを

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第 4 条以下の条文を 仏暦 2537 年の著作権法第 32/1 条第 32/2 条及び第 32 /3 条として追加する 第 32/1 条著作権がある作品の原版あるいは複製物の取得者による販売は 当該著作 権がある作品の原版あるいは複製物の所有権が合法であれば 著作権の侵害とはみなさな い 第 32

事実 ) ⑴ 当事者原告は, 昭和 9 年 4 月から昭和 63 年 6 月までの間, 被告に雇用されていた ⑵ 本件特許 被告は, 次の内容により特定される本件特許の出願人であり, 特許権者であった ( 甲 1ないし4, 弁論の全趣旨 ) 特許番号特許第 号登録日平成 11 年 1

ETCスルーカード規定

Transcription:

中国最高人民法院による司法解釈の改正 ~ 最高人民法院による特許紛争案件適用法律問題の審理に関する若干規定 ~ 2015 年 2 月 2 日河野特許事務所弁理士河野英仁 1. 概要最高人民法院は 2015 年 1 月 19 日最高人民法院審判委員会第 1641 回会議にて 2001 年に公布した司法解釈 ( 法釈 [2001]21 号 ) を改正する決定をなした 新たな 最高人民法院による特許紛争案件適用法律問題の審理に関する若干規定 は主に 2009 年の第 3 次専利法改正に適合させ また特許権者の保護を損害賠償面でより手厚く保護すべく改正が行われている 本稿では 日本企業にとって影響の大きい改正点を解説する 本司法解釈は 2015 年 2 月 1 日より施行される 2. 改正点 (1) 外観設計 ( 意匠 ) 特許の販売の申出第 3 次専利法改正により デザインを模倣した商品を展示会等に出品する行為を防止すべく 販売の申し出を行う行為も外観設計特許の実施行為の一つとして追加された そのため 本司法解釈においても権利侵害行為地として 外観設計特許製品の販売の申し出を行った地点をも含めることとした 民事訴訟の管轄は被告所在地または侵害行為地であるので 展示を行う実施地に管轄 権を有する人民法院を選択することが可能となる なお 発明特許及び実用新型特許については従前から販売の申し出行為は実施行為の 一つに含まれている 第 5 条特許権侵害行為による訴訟は 権利侵害行為地又は被告住所所在地の人民法院 が管轄する 権利侵害行為地には 発明特許権 実用新型特許権の侵害を訴えられる製品の製造 使用 販売許諾 販売 輸入などの行為の実施地 特許方法使用行為の実施地 当該特許方法により直接取得した製品の使用 販売許諾 販売 輸入などの行為の実施地 外観設計特許権製品の製造 販売の申出 販売 輸入などの行為の実施地 他人特許の詐 1

称行為の実施地 上記権利侵害行為の権利侵害による結果の発生地が含まれる (2) 基層人民法院による管轄特許訴訟は事件の難易度が高いため 専門性の高い中級人民法院が管轄権を有する ただし 特定の地域における国内企業同士の訴訟についてはさらに下位の基層人民法院が管轄権を有し 審理を行う事がある そのため本改正により 基層人民法院が第 1 審となる場合がある旨規定したものである なお 日本企業が原告または被告となる渉外事件については従前通り 中級人民法院が管轄権を有する 第 2 条特許紛争に係る第一審の案件は 各省 自治区 直轄市人民政府所在地の中級 人民法院及び最高人民法院の指定する中級人民法院が管轄する 最高人民法院は実際の状況に基づき, 基層人民法院を第一審特許紛争案件の管轄として 指定することができる (3) 検索報告書または特許権評価報告書の提出 2009 年の第 3 次専利法改正に伴い 実用新型特許権または外観設計特許権訴訟を提起する場合 権利の有効性を示す特許権評価報告書を提出することができる旨規定された また 2009 年の専利法改正前は 従来実用新型特許に対してのみ特許権評価報告書の前身である検索報告書の提出が要求されていた 本司法解釈の改正により 2009 年の専利法改正以前の出願日を有する実用新型特許については検索報告を 2009 年以降の出願日を有する実用新型特許及び外観設計特許については特許権評価報告書を提出することができると改められた なお 訴訟または警告時において特許権評価報告書及び検索報告の提示は義務付けられていない 第 8 条出願日が 2009 年 10 月 1 日以前 ( 当該日は含まない ) の実用新型について特許権侵害訴訟を提起する場合 原告は起訴時に 国務院特許行政部門が作成した検索報告書を提示することができる 出願日が 2009 年 10 月 1 日以降の実用新型又は外観設計について特許権侵害訴訟を提起する場合 原告は起訴時に 国務院特許行政部門が作成した特許権評価報告書を提示することができる 人民法院は 案件の審理の必要性に基づき 検索報告書又は特許権評価報告書を提示するよう原告に要求することができる 原告が正当な理由なく提示しない場合 人民法院は訴訟の中止を裁定することができる 実用新型特許権 外観設計特許権侵害紛争案件の被告は 訴訟の中止を請求する場合 2

答弁期間内に原告の権利につき無効宣告を請求しなければならない (4) 均等論における置換容易の判断時中国における均等論は司法解釈により定義されており 米国と類似の判断手法をとる 具体的には 実質的に同一の手段 機能 効果を有し かつ 容易に置換可能であることが要件とされている 本司法解釈の改正により 置換容易の判断時は侵害行為の発生日であることが明確化された 第 17 条専利法第 59 条第 1 項にいう 発明又は実用新型権の保護範囲はその請求項の内容を基準とし 明細書及び図面は請求項の内容の解釈に用いることができる とは 特許権の保護範囲は請求項に記載するすべての技術特徴によって確定された範囲を基準とすべき ことを指し それには当該技術特徴と均等の特徴により確定された範囲も含むものとする 均等な特徴とは 記載された技術的特徴と基本的に相同する手段により 基本的に相同する機能を実現し 基本的に相同する効果をもたらし かつ 当業者が侵害と訴えられた行為の発生日に創造的な労働を経なくても連想できる特徴を指す (5) 損害賠償額の認定改正前の司法解釈では所謂実施料相当額に基づき損害賠償については 実施料相当額の 1~3 倍とされていたが 単に倍数と改められた 従って 場合によっては 3 倍を超える損害賠償となる可能性もある また所謂法定賠償については最大 50 万元と規定されていたが 第 3 次改正専利法第 65 条の規定に合わせて 100 万元 ( 約 1900 万円 ) と改められた 第 21 条権利者の損害又は侵害者の利益を確定することが難しく 特許許諾使用料を参照できる場合は 人民法院は特許権の種類 権利侵害者の権利侵害の性質及び情状 特許許諾の性質 範囲 時間などの要素を考慮し 当該特許許諾使用料の倍数を参照して合理的に賠償金額を確定することができる 特許許諾使用料の参考ができない場合 又は特許許諾使用料が明かに合理的でない場合 人民法院は特許権の種類 権利侵害行為の性質及び情状などの要素に基づいて 専利法第 65 条第 2 項の規定に従って賠償金額を確定することができる (6) 弁護士費用等の合理的支出の加算改正前は法定賠償額を人民法院が認定する場合 弁護士費用 公証取得費用等の合理的支出費用を 当該法定賠償額に含んで算出していた そのため 相対的に損害賠償額が低くなるという問題があった 3

そのため本司法解釈の改正により 法定賠償額とは別に 弁護士費用等の合理的支出 を加算して損害賠償額を認定することとした 第 22 条権利者が権利侵害行為を制止するために支払った合理的支出を主張した場合 人民法院は専利法第 65 条に定める賠償金額以外に別途計算することができる 改正司法解釈条文 特許紛争案件の正確な審理のため 中華人民共和国民法通則 ( 以下 民法通則 ) 中華人民共和国専利法 ( 以下 専利法 ) 中華人民共和国民事訴訟法 及び 中華人 民共和国行政訴訟法 等の法律規定に基づき 以下の通り規定する 第 1 条人民法院は次に掲げる特許紛争案件を受理する 1. 特許出願権に係る紛争案件 2. 特許権の帰属に係る紛争案件 3. 特許権 特許出願権譲渡契約に係る紛争案件 4. 特許権の侵害に係る紛争案件 5. 他人特許の詐称に係る紛争案件 6. 発明特許の出願が公布された後 特許権が与えられる前の使用料に係る紛争案件 7. 職務発明創造の発明者又は考案者の奨励 報酬に係る紛争案件 8. 訴訟前に権利侵害の停止及び財産保全を申立てる案件 9. 発明者又は考案者の資格に係る紛争案件 10. 特許復審委員会による出願拒否を維持する再審決定に不服がある案件 11. 特許復審委員会による特許権無効宣告の請求についての決定に不服がある案件 12. 国務院特許行政部門による強制許諾実施の決定に不服がある案件 13. 国務院特許行政部門による強制許諾実施の使用料の裁決に不服がある案件 14. 国務院特許行政部門による行政再議の決定に不服がある案件 15. 特許業務管理部門の行政決定に不服がある案件 16. その他の特許紛争案件 第 2 条特許紛争に係る第一審の案件は 各省 自治区 直轄市人民政府所在地の中級 人民法院及び最高人民法院の指定する中級人民法院が管轄する 最高人民法院は実際の状況に基づき, 基層人民法院を第一審特許紛争案件の管轄として 指定することができる 4

第 3 条当事者が特許復審委員会により 2001 年 7 月 1 日以降に下された実用新型特許 権若しくは外観設計特許権取消の請求についての復審決定に不服があり 人民法院に対 し訴える場合 人民法院はそれを受理しない 第 4 条当事者が特許復審委員会により 2001 年 7 月 1 日以降に下された実用新型特許権若しくは外観設計特許権の出願拒否を維持する復審決定に不服があるか 又は実用新型特許権若しくは外観設計特許権無効宣告の請求についての決定に不服があり 人民法院に対し訴えた場合 人民法院はそれを受理するものとする 第 5 条特許権侵害行為による訴訟は 権利侵害行為地又は被告住所所在地の人民法院 が管轄する 権利侵害行為地には 発明特許権 実用新型特許権の侵害を訴えられる製品の製造 使用 販売許諾 販売 輸入などの行為の実施地 特許方法使用行為の実施地 当該特許方法により直接取得した製品の使用 販売許諾 販売 輸入などの行為の実施地 外観設計特許権製品の製造 販売の申出 販売 輸入などの行為の実施地 他人特許の詐称行為の実施地 上記権利侵害行為の権利侵害による結果の発生地が含まれる 第 6 条原告が権利侵害製品の製造者のみに対して訴えを起こし 販売者を訴えず 権利侵害製品の製造地と販売地が一致しない場合 製造地の人民法院が管轄権を有するものとする 製造者と販売者を共同被告として訴える場合 販売地の人民法院が管轄権を有するものとする 販売者が製造者の分化機関であり 原告が販売地で権利侵害製品の製造者の製造若し くは販売行為を訴える場合 販売地の人民法院が管轄権を有するものとする 第 7 条原告が 1993 年 1 月 1 日以前に提出した特許出願及び当該出願により与えられた方法発明特許権により提起する権利侵害訴訟は 本規定第 5 条 第 6 条の規定に準じて管轄を確定する 人民法院は上述案件の実体審理において 方法発明特許権が製品に及ばないという規定を法により適用することとする 第 8 条出願日が 2009 年 10 月 1 日以前 ( 当該日は含まない ) の実用新型について特許権侵害訴訟を提起する場合 原告は起訴時に 国務院特許行政部門が作成した検索報告書を提示することができる 出願日が 2009 年 10 月 1 日以降の実用新型又は外観設計について特許権侵害訴訟を提起する場合 原告は起訴時に 国務院特許行政部門 5

が作成した特許権評価報告書を提示することができる 人民法院は 案件の審理の必要性に基づき 検索報告書又は特許権評価報告書を提示するよう原告に要求することができる 原告が正当な理由なく提示しない場合 人民法院は訴訟の中止を裁定することができる 実用新型特許権 外観設計特許権侵害紛争案件の被告は 訴訟の中止を請求する場合 答弁期間内に原告の権利につき無効宣告を請求しなければならない 第 9 条人民法院が受理する実用新型特許権 外観設計特許権侵害紛争案件において 被告が答弁期間内に当該権利の無効宣告を請求する場合 人民法院は訴訟を中止するものとする 但し 次の各号のいずれかに該当する場合は 訴訟を中止しなくても良い ( 一 ) 原告が提示した検索報告書又は特許権評価報告書には実用新型と外観設計権を無効化する原因となる事由が見られない場合 ( 二 ) 被告が提供した証拠により その使用する技術がすでに周知されていると証明するに足りる ( 三 ) 被告が当該特許権の無効宣告を請求する際に提供した証拠又はその依拠となる理由が明らかに不十分である ( 四 ) 人民法院が訴訟を中止してはならないと認めるその他の事情 第 10 条人民法院が受理した実用新型特許権 外観設計特許権侵害案件において 被告 が答弁期間満了後 当該権利の無効宣告を請求する場合 人民法院は訴訟を中止しては ならない 但し 審査を経て訴訟を中止する必要があると認められる場合を除く 第 11 条人民法院が受理した特許権侵害紛争案件又は特許復審委員会の審査を経て権 利を維持した実用新型特許権 外観設計特許権侵害紛争案件において 被告が答弁期間 内に当該権利の無効宣告を請求した場合 人民法院は訴訟を中止しなくても良い 第 12 条人民法院は訴訟の中止を決定する際に 特許権者又は利害関係者が被告に対し関連行為の停止を命じたり 又は権利侵害による損失の拡大の継続を制止するその他の措置の採用を請求し 且つそれに対し担保を提供している場合 人民法院は関連法律規定に適合するという審査を経て 訴訟を中止する裁定を下すと同時に一括して関連裁定を下すことができる 第 13 条人民法院が特許権に対し財産保全措置を執る場合 国務院特許行政部門に執 行協力通知書を出し 執行協力事項及び特許権保全の期間を明記し 且つそれに人民法 院の裁定書を添付しなければならない 6

特許権保全期間は一回につき 6ヶ月を超えてはならず 国務院特許行政部門が執行協力通知書を受けた日から計算することとする 依然として当該特許権に対し引き続き保全措置を執る必要がある場合 人民法院は保全期間満了前に 国務院特許行政部門に保全措置を継続するという執行協力通知書を別途送達しなければならない 保全期間満了前に送達しない場合 当該特許権に対する財産保全は自動的に解除されたものとみなす 人民法院は 抵当が設定されている特許権に対して財産保全措置を執ることができる 抵当権者の優先弁済権は保全措置の影響を受けない 特許権者と被許諾者の間で締結された独占許諾実施契約は 人民法院の当該特許権に対する財産保全措置の執行に影響を及ぼさない 人民法院は既に保全を行った特許権に対し 重複して保全してはならない 第 14 条 2001 年 7 月 1 日以前に 職場の物質的 技術的条件を利用して完成した発明 創造について 同職場と発明者又は考案者が契約を締結し 特許出願権及び特許権の帰 属につき約定している場合は その約定に従う 第 15 条人民法院が受理した特許権侵害紛争案件が 権利抵触に係る場合 事前に法に より権利を享有する当事者の合法的権利を保護しなければならない 第 16 条専利法第 23 条にいう事前に取得した合法的権利とは 商標権 著作権 企業 名称権 肖像権 著名商品の特有包装又は装飾の使用権等を含むものとする 第 17 条専利法第 59 条第 1 項にいう 発明又は実用新型権の保護範囲はその請求項の内容を基準とし 明細書及び図面は請求項の内容の解釈に用いることができる とは 特許権の保護範囲は請求項に記載するすべての技術特徴によって確定された範囲を基準とすべき ことを指し それには当該技術特徴と均等の特徴により確定された範囲も含むものとする 均等な特徴とは 記載された技術的特徴と基本的に相同する手段により 基本的に相同する機能を実現し 基本的に相同する効果をもたらし かつ 当業者が侵害と訴えられた行為の発生日に創造的な労働を経なくても連想できる特徴を指す 第 18 条特許権侵害行為が 2001 年 7 月 1 日以前に発生した場合 修正前の専利法の規 定を適用し民事責任を追及するものとする 2001 年 7 月 1 日以降に発生した場合 修 正後の専利法の規定を適用し民事責任を追及する 第 19 条他人の特許を詐称した場合 人民法院は専利法第 63 条の規定に基づいて民 事責任を追及することができる 特許業務を管理する部門が行政処罰を科さなかった場 7

合 人民法院は民法通則第 134 条第 2 項の規定に基づいて民事制裁を科することがで きる 民事罰金の金額は専利法第 63 条の規定を参照して確定することができる 第 20 条専利法第 65 条に規定する権利者が侵害により受けた実際の損失は 特許権者の特許製品が侵害によりもたらされた販売数量減少の総数に 特許製品 1 個あたりの合理的利潤を乗じて計算することができる 権利者の減少した販売総数の確定が難しい場合 権利侵害製品の市場販売総数と特許製品の 1 個あたりの合理的利潤との積を 権利者の権利が侵害されて受けた実際の損害とみなすことができる 専利法第 65 条に規定する権利侵害者が権利侵害によって取得した利益は 当該権利侵害製品の市場販売総数と権利侵害製品の1 個あたりの合理的な利潤との積により計算する 権利侵害者が権利侵害により取得した利益は 一般に権利侵害者の営業利潤により計算し 完全に権利侵害を業とする権利侵害者に対しては 販売利潤により計算することができる 第 21 条権利者の損害又は侵害者の利益を確定することが難しく 特許許諾使用料を参照できる場合は 人民法院は特許権の種類 権利侵害者の権利侵害の性質及び情状 特許許諾の性質 範囲 時間などの要素を考慮し 当該特許許諾使用料の倍数を参照して合理的に賠償金額を確定することができる 特許許諾使用料の参考ができない場合 又は特許許諾使用料が明かに合理的でない場合 人民法院は特許権の種類 権利侵害行為の性質及び情状などの要素に基づいて 専利法第 65 条第 2 項の規定に従って賠償金額を確定することができる 第 22 条権利者が権利侵害行為を制止するために支払った合理的支出を主張した場合 人民法院は専利法第 65 条に定める賠償金額以外に別途計算することができる 第 23 条特許権侵害の訴訟時効は 2 年とし 特許権者又は利害関係人が権利侵害を知り得た日又は知る得るべき日より起算する 権利者が 2 年を超えて提訴している場合で 権利侵害行為が提訴する時点でも依然として継続しており 当該特許権が有効期間内にあるときは 人民法院は被告に対し権利侵害行為を停止する判決を下さなければならない 権利侵害に対する損害賠償の金額は 権利者が人民法院に提訴した日から 2 年前までを推算する 第 24 条専利法第 11 条 第 69 条にいう販売の申出とは 広告 店のショーウイン ドー内の陳列 展示会での展示などの方式を通じて商品販売の意思表示を行うことをい う 8

第 25 条人民法院が受理した特許権侵害紛争案件が 既に特許業務管理部門より権利 侵害或いは非権利侵害の認定を受けている場合でも 人民法院は依然として当事者の訴 訟請求に対し全面的な審査を行わなければならない 第 26 条以前の司法解釈が本規定に合致しない場合 本規定を基準とする 以上 9