介護職員処遇改善加算に関する Q&A 平成 27 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2)( 平成 27 年 4 月 30 日 ) Vol.471 抜粋 ( 平成 27 年 4 月 30 日厚生労働省老健局高齢者支援課 振興課 老人保健課 ) 介護職員処遇改善加算 趣旨 仕組みについて問 36

Similar documents
報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

実績報告書の提出期限はいつなのか 回答 各事業年度における最終の加算の支払いがあった月の翌々月の末日までに 介護職員処遇改善実績報告書を提出する 例 : 加算を算定する最後のサービス提供月が 3 月の場合 5 月支払となるため 2 か月後の 7 月末となる QA 発出時期 文書等 38 キャリアパス

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

<4D F736F F D EE8CEC904588F58F888BF689FC915089C18E5A82CC8EE688B582A >

Microsoft PowerPoint - 処遇改善手引き

議第  号

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

事   務  連  絡

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)支援課・計画課・振興課

各都道府県知事殿 老発 0322 第 2 号 平成 30 年 3 月 22 日 厚生労働省老健局長 ( 公印省略 ) 介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について 今般 平成 29 年度の介護報酬改定においては 介護職員処遇改善加算 ( 以下 加算 と いう )

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局老人保健課 介護保険最新情報 今回の内容 2019 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2) ( 令和元年 7 月 23 日 ) の送付について 計 8 枚 ( 本紙を除く ) V

別紙様式 2 事業所等情報 介護職員処遇改善計画書 ( 平成年度届出用 ) 介護保険事業所番号 事業者 開設者 主たる事務所の所在地 フリガナ名称 都 道府 県 電話番号 FAX 番号フリガナ提供する事業所等の名称名称サービス 都 道事業所の所在地府 県電話番号 FAX 番号 事業所等情報については

別紙様式 2 事業所等情報 介護職員処遇改善計画書 ( 平成 31 年度 (2019 年度 ) 届出用 ) 介護保険事業所番号 事業者開設者 フリガナ名称 - 主たる事務所の所在地 電話番号 FAX 番号 事業所等の名称 フリガナ名称 提供するサービス - 事業所の所在地 電話番号 FAX 番号 事

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

<4D F736F F D AD8F6F A F8B5A945C81458C6F8CB182C9899E82B682BD8F888BF689FC915082CC82E682AD82A082E982B28EBF96E282C982C282A282C42E646F6378>

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

( 問 3) 福祉 介護職員の賃金改善見込額について どのように計算をすればよいのか 申請書作成段階における福祉 介護職員の賃金水準や 事業の規模等を勘案し 各事業者において見込む賃金改善の金額を推計されたい なお 実際の賃金改善額については実績報告の段階で確認することとしており 計画の策定時点にお

< F2D D8791CC817995D28F578CE B38CEB94BD8966>

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

別添★◎新設 介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について

別添★◎新設 介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について

<4D F736F F D20819C906C8E96984A96B1835A837E B C8E3693FA816A8E518D6C8E9197BF E646F63>

別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 :

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

PowerPoint プレゼンテーション

また 平成 27 年度の介護報酬改定においては 事業主が介護職員の資質向上や雇用管理の改善をより一層推進し 介護職員が積極的に資質向上やキャリア形成を行うことができる労働環境を整備するとともに 介護職員自身が研修等を積極的に活用することにより 介護職員の社会的 経済的な評価が高まっていく好循環を生み

各都道府県知事殿 老発 0309 第 5 号 平成 29 年 3 月 9 日 厚生労働省老健局長 ( 公印省略 ) 介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに 事務処理手順及び様式例の提示について 今般 平成 29 年度の介護報酬改定において 介護職員処遇改善加算 ( 以下 加算 とい う )

各都道府県知事殿 老発 0309 第 5 号 平成 29 年 3 月 9 日 厚生労働省老健局長 ( 公印省略 ) 介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに 事務処理手順及び様式例の提示について 今般 平成 29 年度の介護報酬改定において 介護職員処遇改善加算 ( 以下 加算 とい う )

01 表紙 老人保健課

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

東京都記入欄 収受番号 :30K- 共通様式 変更届 ( 加算 記入様式 ) 記入例 申請時等 各種書類を都へ提出する際 常に必ず一枚目に綴る様式です 法人基本情報 加算届出年度 平成 30 年度 フリガナ カブシキガイシャトチョウフクシサービス 法人名 株式会社都庁福祉サービス 法人所在地 ( 郵

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

Microsoft Word - 発出版QA

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

別紙様式 3 松山市長様 介護職員処遇改善実績報告書 ( 平成年度届出用 ) 記載例 事業所等情報 事業者 開設者 主たる事務所の所在地 事業所等の名称 事業所の所在地 フリガナ カブシキガイシャマツヤマ 名称株式会社松山 79- 都 道愛媛松山市 一丁目 1-1 府 県 電話番号 89-- FAX

( 平成 30 年度前期以降 ) 特定事業所集中減算に係る Q&A 制度全般に関することについて Q1 特定事業所集中減算について知りたい場合や様式をダウンロードしたい場合 どこを見ればわかりますか A1 飾区役所公式ホームページの 事業者情報 > 申請 手続き > 福祉関連 > 特定事業所集中減算

最新情報表紙

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

1 暫定ケアプランの取扱いについて 資料 5-2 (1) 暫定ケアプランを作成する場合の例ア被保険者が新規に要介護等認定の申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合イ要介護等認定者が区分変更申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合ウ要介護等認定者が更新申請を行い

01_福祉・介護職員処遇改善加算通知

< F2D D89DB92B792CA926D816E906B8DD095DB8CAF>

<4D F736F F D AD8F6F94C588C4816A89EE8CEC904588F58F888BF689FC915089C18E5A92CA926D2E646F6378>

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

01 表紙 老人保健課

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

スライド 1

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

パワポテンプレ

報酬改定(就労系サービス)

別紙 平成 25 年 (2013 年 )12 月 公益社団法人日本介護福祉士会 公益社団法人日本介護福祉士会 介護職員処遇改善に関する調査結果 ( 概要 ) Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的平成 21 年度からの処遇改善交付金と平成 24 年度の介護報酬改定が介護従事者の処遇改善にどのような影響を及ぼ

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

別添 2 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める基準を満たすものである旨の証明願平成年月日厚生労働大臣殿 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める下記の基準を満た

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

介護職員処遇改善加算実績報告チェックリスト 提出前に 次の書類が揃っているか最終の確認をお願いします このチェックリストは 提出する実績報告書類に同封してください チェック 介護職員処遇改善実績報告書 ( 別紙様式 3) 事業所一覧表 ( 別紙様式 3 添付書類 1) 必要に応じて 別紙様式 3 添

目次 1. 被保険者資格の取得要件 ( 総論 ) 問 1 被用者保険の適用拡大の実施により 厚生年金保険 健康保険の被保険者資格の取得要件はどのようになるのか 問 2 施行日以降は 4 分の 3 基準をどのように判断するのか 問 2 の 2 就業規則や雇用契約書等で定められた所定労働時間又は所定労働

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

目次 1. 制度改正に係る指定事項等変更届等の提出について 制度改正に係る利用者等への説明について 介護職員処遇改善加算について 業務管理体制の整備の届出について 指定等申請時の手数料について 介護予防 日常生活支援総合

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点

申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

大金問発第   号

延長 中山間地域等に居住する者へのサービス提供 中山間地域等に居住する者へのサービス提供 Q&A 減算 8 時間以上 9 時間未満 50 単位 9 時間以上 10 時間未満 100 単位 10 時間以上 11 時間未満 150 単位 11 時間以上 12 時間未満 200 単位 12 時間以上 13

PowerPoint プレゼンテーション

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

訪問介護にかかる適正なサービス提供及びサービス提供記録等の作成について 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課 1. 当該集団指導の趣旨 このたび 神戸市は 不正な介護報酬の請求を行ったことを理由に 指定訪問介護事業所に対して 一部効力停止処分 (6カ月

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

Microsoft Word - (厚生局医療課長事務連絡)平成30年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の取扱いについて

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

年 発 第     号

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

05-02_放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善に係るQ&A( 時点)

Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

Microsoft Word - 21教育訓練の考え方について(更新)_

柔軟で弾力的な給付設計について

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

<4D F736F F D2088EA94CA8E968BC68EE58D7393AE8C7689E E646F6378>

01 【事務連絡】疑義解釈資料(施術管理者の要件関係)

Transcription:

介護職員処遇改善加算に関する Q&A 平成 27 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2)( 平成 27 年 4 月 30 日 ) Vol.471 抜粋 ( 平成 27 年 4 月 30 日厚生労働省老健局高齢者支援課 振興課 老人保健課 ) 介護職員処遇改善加算 趣旨 仕組みについて問 36 職員 1 人当たり月額 1 万 2 千円相当の上乗せが行われることとなっており 介護職員処遇改善加算 (Ⅰ) が新設されたが 介護職員処遇改善加算 (Ⅰ) と介護職員処遇改善加算 (Ⅱ) を同時に取得することによって上乗せ分が得られるのか それとも新設の介護職員処遇改善加算 (Ⅰ) のみを取得すると上乗せ分も得られるのか 新設の介護職員処遇改善加算 ( 以下 処遇改善加算 という )(Ⅰ) に設定されているサービスごとの加算率を1 月当たりの総単位数に乗じることにより 月額 2 万 7 千円相当の加算が得られる仕組みとなっており これまでに1 万 5 千円相当の加算が得られる区分を取得していた事業所 施設は 処遇改善加算 (Ⅰ) のみを取得することにより 月額 1 万 2 千円相当の上乗せ分が得られる なお 処遇改善加算 (Ⅰ)~(Ⅳ) については いずれかの区分で取得した場合 当該区分以外の処遇改善加算は取得できないことに留意すること 問 37 新設の介護職員処遇改善加算の (Ⅰ) と (Ⅱ) の算定要件について 具体的な 違いをご教授いただきたい キャリアパス要件については 1 職位 職責 職務内容等に応じた任用等の要件と賃金体系を定めること等 ( キャリアパス要件 Ⅰ) 2 資質向上のための具体的な計画を策定し 研修の実施又は研修の機会を確保していること等 ( キャリアパス要件 Ⅱ) があり 処遇改善加算 (Ⅱ) については キャリアパス要件 Ⅰかキャリアパス要件 Ⅱのいずれかの要件を満たせば取得可能であるのに対して 処遇改善加算 (Ⅰ) については その両方の要件を満たせば取得可能となる また 職場環境等要件については 実施した処遇改善 ( 賃金改善を除く ) の内容を全ての介護職員に周知している必要があり 処遇改善加算 (Ⅱ) については 平成 20 年 10 月から実施した取組が対象であるのに対して 処遇改善加算 (Ⅰ) については 平成 27 年 4 月から実施した取組が対象となる なお 処遇改善加算 (Ⅰ) の職場環境等要件について 平成 27 年 9 月末までに届出を行う場合には 実施予定である処遇改善 ( 賃金改善を除く ) の内容を全ての介護職員に周知していることをもって 要件を満たしたものとしている

問 38 事業者が加算の算定額に相当する介護職員の賃金改善を実施する際 賃金改善 の基準点はいつなのか 賃金改善は 加算を取得していない場合の賃金水準と 加算を取得し実施される賃金水準の改善見込額との差分を用いて算定されるものであり 比較対象となる加算を取得していない場合の賃金水準とは 以下のとおりである なお 加算を取得する月の属する年度の前年度に勤務実績のない介護職員については その職員と同職であって 勤続年数等が同等の職員の賃金水準と比較する 平成 26 年度以前に加算を取得していた介護サービス事業者等の介護職員の場合 次のいずれかの賃金水準 加算を取得する直前の時期の賃金水準( 介護職員処遇改善交付金 ( 以下 交付金 という ) を取得していた場合は 交付金による賃金改善の部分を除く ) 加算を取得する月の属する年度の前年度の賃金水準( 加算の取得による賃金改善の部分を除く ) 平成 26 年度以前に加算を取得していない介護サービス事業者等の介護職員の場合加算を取得する月の属する年度の前年度の賃金水準 平成 24 年度報酬改定 Q&A(vol.1)( 平成 24 年 3 月 16 日 ) 介護職員処遇改善加算の問 223 は削除する 問 39 職場環境等要件 ( 旧定量的要件 ) で求められる 賃金改善以外の処遇改善への取組 とは 具体的にどのようなものか また 処遇改善加算 (Ⅰ) を取得するに当たって 平成 27 年 4 月以前から継続して実施している処遇改善の内容を強化 充実した場合は 算定要件を満たしたものと取り扱ってよいか 更に 過去に実施した賃金改善以外の処遇改善の取組と 平成 27 年 4 月以降に実施した賃金改善以外の取組は 届出書の中でどのように判別するのか 職場環境等要件を満たすための具体的な事例は 平成 27 年 3 月 31 日に発出された老発 0331 第 34 号の別紙様式 2の (3) を参照されたい また 処遇改善加算 (Ⅰ) を取得するに当たって平成 27 年 4 月から実施した賃金改善以外の処遇改善の取組内容を記載する際に 別紙様式 2の (3) の項目について 平成 20 年 10 月から実施した当該取組内容と重複することは差し支えないが 別の取組であることが分かるように記載すること 例えば 平成 20 年 10 月から実施した取組内容として 介護職員の腰痛対策を含む負担軽減のための介護ロボットを導入し 平成 27 年 4 月から実施した取組内容として 同様の目的でリフト等の介護機器等を導入した場合 別紙様式 2の (3) においては 同様に 介護職員の腰痛対策を含む負担軽減のための介護ロボットやリフト等の介護機器等導入 にチェックすることになるが それぞれが別の取組であり 平成 27 年 4 月から実施した新しい取組内容であることから その他の欄にその旨が分かるように記載すること等が考えられる

問 40 一時金で処遇改善を行う場合 一時金支給日まで在籍している者のみに支給 する ( 支給日前に退職した者には全く支払われない ) という取扱いは可能か 処遇改善加算の算定要件は 賃金改善に要する額が処遇改善加算による収入を上回ることであり 事業所 ( 法人 ) 全体での賃金改善が要件を満たしていれば 一部の介護職員を対象としないことは可能である ただし この場合を含め 事業者は 賃金改善の対象者 支払いの時期 要件 賃金改善額等について 計画書等に明記し 職員に周知すること また 介護職員から加算に係る賃金改善に関する照会があった場合は 当該職員についての賃金改善の内容について書面を用いるなど分かりやすく説明すること 問 41 介護予防訪問介護と介護予防通所介護については 処遇改善加算の対象サービスとなっているが 総合事業へ移行した場合 処遇改善加算の取扱いはどのようになるのか 介護予防 日常生活支援総合事業に移行した場合には 保険給付としての同加算は取得できない取扱いとなる 問 42 処遇改善加算の算定要件である 処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善 に関して 下記の取組に要した費用を賃金改善として計上して差し支えないか 1 法人で受講を認めた研修に関する参加費や教材費等について あらかじめ介護職員の賃金に上乗せして支給すること 2 研修に関する交通費について あらかじめ介護職員に賃金に上乗せして支給すること 3 介護職員の健康診断費用や 外部から講師を招いて研修を実施する際の費用を法人が肩代わりし 当該費用を介護職員の賃金改善とすること 処遇改善加算を取得した介護サービス事業者等は 処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善の実施と併せて キャリアパス要件や職場環境等要件を満たす必要があるが 当該取組に要する費用については 算定要件における賃金改善の実施に要する費用に含まれない 当該取組に要する費用以外であって 処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善を行うための具体的な方法については 労使で適切に話し合った上で決定すること

問 43 平成 26 年度以前に処遇改善加算を取得していた介護サービス事業者等の介護職員の賃金改善の基準点の1つに 加算を取得する直前の時期の賃金水準 ( 交付金を取得していた場合は 交付金による賃金改善の部分を除く ) とあるが 直前の時期とは 具体的にいつまでを指すのか 交付金を受けていた事業所については 交付金が取得可能となる前の平成 21 年 9 月以前の賃金水準を基準点とすることはできるか 平成 26 年度以前に従来の処遇改善加算を取得していた介護サービス事業者等で 交付金を受けていた事業所の介護職員の賃金改善に当たっての 直前の時期の賃金水準 とは 平成 24 年度介護報酬改定 Q&A(vol.1)( 平成 24 年 3 月 16 日 ) 処遇改善加算の問 223における取扱いと同様に 平成 23 年度の賃金水準 ( 交付金を取得していた場合は 交付金による賃金改善の部分を除く ) をいう したがって 平成 24 年度介護報酬改定における取扱いと同様に 交付金が取得可能となる前の平成 21 年 9 月以前の賃金水準を賃金改善の基準点とすることはできない 問 44 平成 26 年度以前に従来の処遇改善加算を取得した際 職場環境等要件 ( 旧定量的要件 ) について 2つ以上の取組を実施した旨を申請していた場合 今般 新しい処遇改善加算を取得するに当たって 平成 27 年 4 月から実施した処遇改善 ( 賃金改善を除く ) の内容を全ての介護職員に対して 新たに周知する必要があるのか 職場環境等要件 ( 旧定量的要件 ) について 2つ以上の取組を実施した旨を過去に申請していたとしても あくまでも従来の処遇改善加算を取得するに当たっての申請内容であることから 今般 新しい処遇改善加算を取得するに当たっては 平成 27 年 4 月から実施した処遇改善 ( 賃金改善を除く ) の内容を全ての介護職員に対して 新たに周知する必要がある なお その取組内容を記載する際に 別紙様式 2の (3) の項目の上で 平成 20 年 10 月から実施した当該取組内容と重複することは差し支えないが 別の取組であることが分かるように記載すること 問 45 職場環境等要件について 資質の向上 労働環境 処遇の改善 その他 といったカテゴリー別に例示が挙げられているが 処遇改善加算を取得するに当たっ ては 各カテゴリーにおいて 1 つ以上の取組を実施する必要があるのか あくまでも例示を分類したものであり 例示全体を参考とし 選択したキャリアパス に関する要件と明らかに重複する事項でないものを 1 つ以上実施すること

問 46 平成 27 年度に処遇改善加算を取得するに当たって 賃金改善に係る比較時点として 平成 26 年度の賃金水準と比較する場合であって 平成 26 年度中に定期昇給が行われた場合 前年度となる平成 26 年度の賃金水準については 定期昇給前の賃金水準となるのか 定期昇給後の賃金水準となるのか 又は年度平均の賃金水準になるのか 前年度の賃金水準とは 前年度に介護職員に支給した賃金総額や 前年度の介護職員 一人当たりの賃金月額である 問 47 今般 処遇改善加算を新しく取得するに当たって 処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善分について 以下の内容を充てることを労使で合意した場合 算定要件にある当該賃金改善分とすることは差し支えないか 1 過去に自主的に実施した賃金改善分 2 通常の定期昇給等によって実施された賃金改善分 答 ) 賃金改善は 加算を取得していない場合の賃金水準と 加算を取得し実施される賃金水準の改善見込額との差分を用いて算定されるものであり 比較対象となる加算を取得していない場合の賃金水準とは 平成 26 年度以前に加算を取得していた介護サービス事業者等の介護職員の場合 次のいずれかの賃金水準としている 加算を取得する直前の時期の賃金水準( 交付金を取得していた場合は 交付金による賃金改善の部分を除く ) 加算を取得する月の属する年度の前年度の賃金水準( 加算の取得による賃金改善の部分を除く ) したがって 比較対象となる加算を取得していない場合の賃金水準と比較して 賃金改善が行われていることが算定要件として必要なものであり 賃金改善の方法の一つとして 当該賃金改善分に 過去に自主的に実施した賃金改善分や 定期昇給等による賃金改善分を含むことはできる 問 48 平成 27 年度以降に処遇改善加算を取得するに当たって 賃金改善の見込額を 算定するために必要な 加算を取得していない場合の賃金の総額 の時点については どのような取扱いとなるのか 賃金改善に係る比較時点に関して 加算を取得していない場合の賃金水準とは 平成 26 年度以前に処遇改善加算を取得していた場合 以下のいずれかの賃金水準となる 処遇改善加算を取得する直前の時期の賃金水準( 交付金を取得していた場合は 交付金による賃金改善の部分を除く ) 処遇改善加算を取得する月の属する年度の前年度の賃金水準( 加算の取得による賃金改善の部分を除く ) 平成 26 年度以前に処遇改善加算を取得していない場合は 処遇改善加算を取得する

月の属する年度の前年度の賃金水準となる また 事務の簡素化の観点から 平成 27 年 3 月 31 日に発出された老発 0331 第 34 号の2(3)1ロのただし書きによる簡素な計算方法により処遇改善加算 (Ⅰ) を取得する場合の 加算を取得していない場合の賃金の総額 は 処遇改善加算 (Ⅰ) を初めて取得する月の属する年度の前年度の賃金の総額であって 従来の処遇改善加算 (Ⅰ) を取得し実施された賃金の総額となる このため 例えば 従来の処遇改善加算 (Ⅰ) を取得していた場合であって 平成 27 年度に処遇改善加算 (Ⅰ) を初めて取得し 上記のような簡素な計算方法によって 平成 28 年度も引き続き処遇改善加算 (Ⅰ) を取得するに当たっての 加算を取得していない場合の賃金の総額 の時点は 平成 26 年度の賃金の総額となる 問 49 介護職員が派遣労働者の場合であっても 処遇改善加算の対象となるのか 介護職員であれば派遣労働者であっても 処遇改善加算の対象とすることは可能であり 賃金改善を行う方法等について派遣元と相談した上で 介護職員処遇改善計画書や介護職員処遇改善実績報告書について 対象とする派遣労働者を含めて作成すること 問 50 平成 27 年度から新たに介護サービス事業所 施設を開設する場合も処遇改善 加算の取得は可能か 新規事業所 施設についても 加算の取得は可能である この場合において 介護職員処遇改善計画書には 処遇改善加算を取得していない場合の賃金水準からの賃金改善額や 賃金改善を行う方法等について明確にすることが必要である なお 方法は就業規則 雇用契約書等に記載する方法が考えられる 平成 24 年度報酬改定 Q&A(vol.1)( 平成 24 年 3 月 16 日 ) 介護職員処遇改善加算の問 244を一部改正した 申請期日 申請手続き 問 51 介護職員処遇改善加算の届出は毎年度必要か 平成 27 年度に処遇改善加算を 取得しており 平成 28 年度にも処遇改善加算を取得する場合 再度届け出る必要が あるのか 処遇改善加算を算定しようとする事業所が前年度も加算を算定している場合 介護職員処遇改善計画書は毎年度提出する必要があるが 既に提出された計画書添付書類については その内容に変更 ( 加算取得に影響のない軽微な変更を含む ) がない場合は その提出を省略させることができる 平成 24 年度報酬改定 Q&A(vol.1)( 平成 24 年 3 月 16 日 ) 介護職員処遇改善加算の問 234 を一部改正した

問 52 従来の処遇改善加算 (Ⅰ)~(Ⅲ) については 改正後には処遇改善加算 (Ⅱ) ~(Ⅳ) となるが 既存の届出内容に変更点がない場合であっても 介護給付費算定 に係る介護給付費算定等体制届出書の提出は必須か 介護給付費算定に係る体制状況一覧については その内容に変更がある場合は届出が必要になるが 各自治体の判断において対応が可能であれば 届出書は不要として差し支えない 問 53 処遇改善加算 (Ⅰ) の算定要件に 平成 27 年 4 月から (2) の届出の日の 属する月の前月までに実施した介護職員の処遇改善に要した費用を全ての職員に周知 していること とあり 処遇改善加算 (Ⅰ) は平成 27 年 4 月から算定できないのか 処遇改善加算 (Ⅰ) の職場環境等要件について 平成 27 年 9 月末までに届出を行う場合には 実施予定である処遇改善 ( 賃金改善を除く ) の内容を全ての介護職員に周知していることをもって 要件を満たしたものとしている 問 54 これまでに処遇改善加算を取得していない事業所 施設も含め 平成 27 年 4 月から処遇改善加算を取得するに当たって 介護職員処遇改善計画書や介護給付費算 定に係る体制状況一覧の必要な書類の提出期限はいつ頃までなのか 平成 27 年 4 月から処遇改善加算を取得しようとする介護サービス事業者等は 4 月 15 日までに介護職員処遇改善計画書の案や介護給付費算定に係る体制等に関する届出を都道府県知事等に提出し 4 月末までに確定した介護職員処遇改善計画書及び計画書添付書類を提出する必要がある 問 55 処遇改善加算に係る届出において 平成 26 年度まで処遇改善加算を取得して いた事業所については 一部添付書類 ( 就業規則等 ) の省略を行ってよいか 前年度に処遇改善加算を算定している場合であって 既に提出された計画書添付書類に関する事項に変更がない場合は 各自治体の判断により その提出を省略して差し支えない

特別な事情に係る届出書 問 56 基本給は改善しているが 賞与を引き下げることで あらかじめ設定した賃金 改善実施期間の介護職員の賃金が引き下げられた場合の取扱いはどうなるのか その 際には どのような資料の提出が必要となるのか 処遇改善加算を用いて賃金改善を行うために一部の賃金項目を引き上げた場合であっても 事業の継続を図るために 賃金改善実施期間の賃金が引き下げられた場合については 特別事情届出書を届け出る必要がある なお 介護職員の賃金水準を引き下げた後 その要因である特別な状況が改善した場合には 可能な限り速やかに介護職員の賃金水準を引下げ前の水準に戻す必要がある また その際の特別事情届出書は 以下の内容が把握可能となっている必要がある 処遇改善加算を取得している介護サービス事業所等の法人の収支( 介護事業による収支に限る ) について サービス利用者数の大幅な減少等により経営が悪化し 一定期間にわたって収支が赤字である 資金繰りに支障が生じる等の状況にあることを示す内容 介護職員の賃金水準の引下げの内容 当該法人の経営及び介護職員の賃金水準の改善の見込み 介護職員の賃金水準を引き下げることについて 適切に労使の合意を得ていること等の必要な手続きを行った旨 平成 24 年度報酬改定 Q&A(vol.1)( 平成 24 年 3 月 16 日 ) 介護職員処遇改善加算の問 236は削除する 問 57 賃金改善実施期間の賃金が引き下げられた場合であっても 加算の算定額以上 の賃金改善が実施されていれば 特別事情届出書は提出しなくてもよいのか 処遇改善加算は 平成 27 年 3 月 31 日に発出された老発 0331 第 34 号の2(2) 2の賃金改善に係る比較時点の考え方や 2(3)1ロのただし書きによる簡素な計算方法の比較時点の考え方に基づき 各事業所 施設が選択した 処遇改善加算を取得していない場合の賃金水準 と比較し 処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善の実施を求めるものであり 当該賃金改善が実施されない場合は 特別事情届出書の提出が必要である 問 58 一部の職員の賃金水準を引き下げたが 一部の職員の賃金水準を引き上げた結 果 事業所 施設の介護職員全体の賃金水準は低下していない場合 特別事情届出書 の提出はしなくてよいか 一部の職員の賃金水準を引き下げた場合であっても 事業所 施設の介護職員全体の 賃金水準が低下していない場合は 特別事情届出書を提出する必要はない

ただし 事業者は一部の職員の賃金水準を引き下げた合理的な理由について労働者に しっかりと説明した上で 適切に労使合意を得ること 問 59 法人の業績不振に伴い業績連動型の賞与や手当が減額された結果 賃金改善実 施期間の賃金が引き下げられた場合 特別事情届出書の提出は必要なのか 事業の継続を図るために特別事情届出書を提出した場合を除き 賃金水準を低下させてはならないため 業績連動型の賞与や手当が減額された結果 賃金改善実施期間の賃金が引き下げられた場合 特別事情届出書の提出が必要である 問 60 事業の継続が可能にもかかわらず経営の効率化を図るといった理由や 介護報 酬改定の影響のみを理由として 特別事情届出書を届け出ることが可能か 特別事情届出書による取扱いについては 事業の継続を図るために認められた例外的な取扱いであることから 事業の継続が可能にもかかわらず経営の効率化を図るといった理由で 介護職員の賃金水準を引き下げることはできない また 特別事情届出書による取扱いの可否については 介護報酬改定のみをもって一律に判断されるものではなく 法人の経営が悪化していること等の以下の内容が適切に把握可能となっている必要がある 処遇改善加算を取得している介護サービス事業所等の法人の収支( 介護事業による収支に限る ) について サービス利用者数の大幅な減少等により経営が悪化し 一定期間にわたって収支が赤字である 資金繰りに支障が生じる等の状況にあることを示す内容 介護職員の賃金水準の引下げの内容 当該法人の経営及び介護職員の賃金水準の改善の見込み 介護職員の賃金水準を引き下げることについて 適切に労使の合意を得ていることの必要な手続きを行った旨 問 61 新しい処遇改善加算を取得するに当たってあらかじめ特別事情届出書を提出 し 事業の継続を図るために 介護職員の賃金水準 ( 加算による賃金改善分を除く ) を引き下げた上で賃金改善を行う予定であっても 当該加算の取得は可能なのか 特別事情届出書を届け出ることにより 事業の継続を図るために 介護職員の賃金水準 ( 加算による賃金改善分を除く ) を引き下げた上で賃金改善を行うことが可能であるが 介護職員の賃金水準を引き下げた後 その要因である特別な状況が改善した場合には 可能な限り速やかに介護職員の賃金水準を引下げ前の水準に戻す必要があることから 本取扱いについては あくまでも一時的な対応といった位置付けのものである したがって 新しい処遇改善加算を取得するに当たってあらかじめ特別事情届出書を

提出するものではなく 特別な事情により介護職員処遇改善計画書に規定した賃金改 善を実施することが困難と判明した 又はその蓋然性が高いと見込まれた時点で 当 該届出書を提出すること 問 62 特別事情届出書を提出し 介護職員の賃金水準 ( 加算による賃金改善分を除く ) を引き下げた上で賃金改善を行う場合 賃金水準の引下げに当たっての比較時点はい つになるのか 平成 27 年 3 月 31 日に発出された老発 0331 第 34 号の2(2)2の賃金改善に係る比較時点の考え方や 2(3)1ロのただし書きによる簡素な計算方法の比較時点の考え方に基づき 各事業所 施設が選択した 処遇改善加算を取得していない場合の賃金水準 と比較すること