6. 引用文献 参考資料 1) 日本臨床腫瘍学会. 腫瘍崩壊症候群 (TLS) 診療ガイダンス. 金原出版 ) Cairo, M. S., et al. Tumour lysis syndrome: new therapeutic strategies and classificat

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7. 引用文献 参考資料 1) Gao Y, Zhao MH.: Drug-induced anti-neutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis. Nephrology (Carlton). 14:33-41, ) Merk

参考表 ARONJ を発症するリスクを有する代表的な骨吸収抑制薬 一般名主な商品名効能 効果 注射薬 ゾレドロン酸水和物注射液 (1) パミドロン酸 デノスマブ アレンドロン酸 ゾメタ パミドロン酸二 Na ランマーク ボナロン 高用量 ( 主に悪性腫瘍 ) 悪性腫瘍による高カルシウム血症多発性骨髄

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17)Dumitrescu G, Dahan K, Treton X, Corcos O, Bouhnik Y, Stefanescu C. Nephrotic syndrome after infliximab treatment in a patient with ulcerative coli

医療費 医療手当を請求することができる方 昭和 55 年 5 月 1 日以後に医薬品を適正に使用したにもかかわらず その医薬品の副作用 によるものとみられる疾病 ( 入院治療を必要とする程度 ) について医療を受けた方は医療費 と医療手当を請求することができます 請求の手続 医療費 医療手当を請求し

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本マニュアルの作成に当たっては 学術論文 各種ガイドライン 厚生労働科学研究事業報告書 独立行政法人医薬品医療機器総合機構の保健福祉事業報告書等を参考に 厚生労働省の委託により 関係学会においてマニュアル作成委員会を組織し 一般社団法人日本病院薬剤師会とともに議論を重ねて作成されたマニュアル案をもと

( 注意 ) 1 用紙の規格は 日本工業規格 A 列 4 番とする 2 1~3 の欄は 申請に係る疾病について医療を受けた者の氏名 性別 生 現住所及び電話番号を記入する 3 4~11 の欄は PMDA( 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ) から障害児養育年金 障害年金の認定において疾病に係る医

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

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医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

( 救済給付の要件 ) 第 3 条この要綱による救済給付の要件とする県単独補助事業は 次の各号に掲げる要綱に基づく事業とする 一山梨県子宮頸がん予防ワクチン接種促進事業費補助金交付要綱 ( 平成 22 年 6 月 16 日から平成 23 年 3 月 31 日まで ) 二平成 23 年度山梨県子宮頸が

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を追加する (2) 実施要領通知の報告様式別紙 1 医薬品安全性情報報告書 及び同報告様式別紙 2 医療機器安全性情報報告書 を別添のとおり変更する

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診療科 17 診療科 病床数 494 床 (ICU3 床 HCU5 床 無菌病室 1 床含む ) 病棟数 9 病棟 ( 一般病棟入院基本料 7:1) 外来患者数 1302 人 / 日 入院患者 437 人 / 日 地域がん診療連携拠点病院 病院機能評価認定病院 (Ver5.0) 平成 22 年度実績

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

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医師主導治験取扱要覧

図 7:AGEP の臨床像 ( 入院時検査所見 ): 白血球 15500/μL( 好中球 86.0% 好酸球 5.0% 単球 3.5% リンパ球 4.5% 異型リンパ球 1%) 赤血球 /μl Hg 14.4g/dL Ht 42.0% 血小板 /μl 血沈 83

第169・218回関東支部-9indd.indd

1. 補償の原則 1-1 治験依頼者は 治験に起因して被験者に健康被害があった場合は 治験依頼者に賠償責任が無くとも自ら定めた補償制度にしたがって補償する いう ) における定義と同一とする ( 表 1 を参照 ) 2-2 補償規程 とは GCP 省令第 14 条に従い また本ガイドラインを参考にし

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

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一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

01_告示(本文)案文_171121

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Microsoft Word - ARDS引用文献等.doc

8. 引用文献 参考資料 引用文献 : 1. 工藤翔二 : 日本人にとっての薬剤性肺障害. 日内会誌 2006; 95: IV 章. 薬剤性肺障害の臨床病型と主な原因薬剤.A. 間質性肺炎. 薬剤性肺障害の診断 治療の手引き ( 第 2 版 ). 編 : 日本呼吸器学会 薬剤

スライド 1

症例 2 40 歳代 女性絨毛癌 メトトレキサートによる化学療法中図 2 Grade2 症例 3 40 歳代 女性乳がん術後多臓器転移 パクリタキセルによる外来化学療法中 図 3 症例 4 30 歳代 女性頸管妊娠 メトトレキサートによる化学療法中 図 4-1 図

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

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別紙 医薬関係者の副作用報告ガイダンス骨子 本ガイダンス骨子は 薬局 薬剤部の機能を活用した副作用報告の推進に関する研究 ( 平成 28 年度厚生労働科学特別研究事業研究代表者益山光一 ) において 医療機関等からの副作用報告を促進するため 医療機関等における医薬関係者による副作用報告業務の参考とな

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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Taro-01_告示(本文)案分

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入院 3 日目同院皮膚科で SJS と診断され プレドニゾロン 60 mg/ 日 γ- グロブリン 2.5 g/ 日の点滴治療を開始 入院 4 日目家族の希望で当科に転院 ( 現症 ): 顔面 頸部に米粒大までの暗紅色斑が多発 融合し 眼瞼 鼻孔部 口唇粘膜には発赤 びらんを伴っていた 躯幹でも同様

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7. 引用文献 参考資料 NSAIDs ACE 阻害薬 1) 富野康日己 : 腎不全, 図解腎臓内科学テキスト (2004) 2) 清水直容 : 急性腎不全, 有害事象の診断学 (2003) 3) 日本病院薬剤師会 : 急性腎不全, 重大な副作用回避のための服薬指導情

薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

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補償金テーブル表について

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年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

2. 検討 ~ 医療に関する事故の特殊性など (1) 医師等による医療行為における事故 医師等が患者に対してどのような医療行為を施すべきかという判断は 医師等の医学的な専門知識 技能に加え 医師等の経験 患者の体質 その時の患者の容態 使用可能な医療機器等の設備等に基づきなされるものである ( 個別

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

重篤副作用疾患別対応マニュアル 腎性尿崩症 平成 23 年 3 月 ( 平成 30 年 6 月改定 ) 厚生労働省

機器承認

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保険薬局におけるハイリスク薬取り扱い時の注意点

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

規制改革会議公開討論資料

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Microsoft PowerPoint - ⑨140925,30日薬連講習会(後発RMP)930.ppt [互換モード]

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

< 追補 > ココデル虎の巻 平成 27 年度版 過去問題集 解説 2016 年 3 月 試験問題作成に関する手引き 正誤表対応 ここでは 2016 年 3 月に発表された正誤表による 手引き 修正で 影響のある過去問の 解説をまとめています 手引き 正誤表で影響のある( あるいは関連する ) 問題

( 保 8) 平成 31 年 4 月 3 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 出産育児一時金等の受取代理制度の届出について ( 平成 31 年度 ) 出産育児一時金等の受取代理制度の届出につきましては 平成 23 年 2 月 7 日付け日医発第 1009 号 ( 保

国立病院機構大阪医療センター受託研究取扱細則

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サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

過去の医薬品等の健康被害から学ぶもの

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

薬機安一発第 号 薬機安二発第 号平成 26 年 10 月 31 日 ( 別記 ) 殿 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第一部長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第二部長 添付文書等記載事項の改訂等に伴う相談に関する留意点等について 薬事法等の一部を改正す

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

事務連絡 平成 26 年 3 月 26 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬食品局安全対策課 医薬部外品及び化粧品に関する副作用等報告に関する Q&A について 医薬部外品及び化粧品に関する副作用等報告については 薬事法施行規則及び医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機

GVPの基礎

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

ICH Q4B Annex12

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

事務連絡 平成 3 0 年 6 月 1 5 日 厚生労働省医薬 生活衛生局 医薬安全対策課 総務課 御中 公益社団法人日本薬剤師会 医薬情報管理部 薬局における医薬品 医療機器等安全性情報報告制度への取組みについて 平素より本会会務にご高配を賜り厚くお礼申し上げます この度 本会では 医薬品 医療機

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

【押印あり】日本医学会宛

はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

Transcription:

6. 引用文献 参考資料 1) 日本臨床腫瘍学会. 腫瘍崩壊症候群 (TLS) 診療ガイダンス. 金原出版. 01. ) Cairo, M. S., et al. Tumour lysis syndrome: new therapeutic strategies and classification. British Journal of Haematology, 17(1), 11, 004. ) Cortes, J., et al. Control of Plasma Uric Acid in Adults at Risk for Tumor Lysis Syndrome: Efficacy and Safety of Rasburicase Alone and Rasburicase Followed by Allopurinol Compared with Allopurinol Alone Results of a Multicenter Phase III Study. Journal of Clinical Oncology, 8(7), 407 41, 010. 4) Coiffier, B., et al. Guidelines for the Management of Pediatric and Adult Tumor Lysis Syndrome: An Evidence-Based Review. Journal of Clinical Oncology, 6(16), 767 778, 008. 5) Cairo, M. S., et al. on behalf of the TLS Expert Panel. Recommendations for the evaluation of risk and prophylaxis of tumour lysis syndrome (TLS) in adults and children with malignant diseases: an expert TLS panel consensus. British Journal of Haematology, 149(4), 578 586, 010. 6) Howard, S. C., et al. The tumor lysis syndrome. New England Journal of Medicine, 64(19), 1844 1854, 011. 18

参考 1 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 以下 医薬 品医療機器等法 ) 第 68 条の 10 に基づく副作用報告件数 ( 医薬品別 ) 注意事項 1) 医薬品医療機器等法第 77 条の 4 の の規定に基づき報告があったもののうち PMDA の医薬品副作用データベース ( 英名 :Japanese Adverse Drug Event Report database 略称 ;JADER) を利用し 報告の多い推定原因医薬品 ( 原則として上位 10 位 ) を列記したもの 注 ) 件数 とは 報告された副作用の延べ数を集計したもの 例えば 1 症例で肝障害及び肺障害が報告された場合には 肝障害 1 件 肺障害 1 件として集計 ) 医薬品医療機器等法に基づく副作用報告は 医薬品の副作用によるものと疑われる症例を報告するものであるが 医薬品との因果関係が認められないものや情報不足等により評価できないものも幅広く報告されている ) 報告件数の順位については 各医薬品の販売量が異なること また使用法 使用頻度 併用医薬品 原疾患 合併症等が症例により異なるため 単純に比較できないことに留意すること 4) 副作用名は 用語の統一のため ICH 国際医薬用語集日本語版 (MedDRA/J)ver. 1.0 に収載されている用語 (Preferred Term: 基本語 ) で表示している 年度副作用名医薬品名件数 平成 7 年度 腫瘍崩壊症候群 ポマリドミド 11 レナリドミド水和物 6 リツキシマブ ( 遺伝子組換え ) 6 スニチニブリンゴ酸塩 4 ボルテゾミブ シスプラチン デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム テガフール ギメラシル オテラシルカリウム配合剤 ベンダムスチン塩酸塩 エトポシド パゾパニブ塩酸塩 カペシタビン その他 8 合計 7 ボルテゾミブ 9 プレドニゾロン 8 レナリドミド水和物 7 平成 8 年度 腫瘍崩壊症候群 スニチニブリンゴ酸塩カルフィルゾミブ 7 5 シスプラチン 5 ゲムシタビン塩酸塩 4 パノビノスタット乳酸塩 4 19

メルファラン パクリタキセル ( アルブミン懸濁型 ) テガフール ギメラシル オテラシルカリウム配合剤 パクリタキセル ペメトレキセドナトリウム水和物 ベバシズマブ ( 遺伝子組換え ) その他 48 合計 115 医薬品の販売名 添付文書の内容等を知りたい時は このホームページにリンクしている独立行政法人医薬品医療機器総合機構の 医療用医薬品情報検索 から確認することができます http://www.pmda.go.jp/pmdasearch/iyakusearch/ 参考 ICH 国際医薬用語集日本語版 (MedDRA/J)ver.1.0 における主な関連用語一覧 日米 EU 医薬品規制調和国際会議 (ICH) において検討され 取りまとめられた ICH 国際医薬用語集 (MedDRA) は 医薬品規制等に使用される医学用語( 副作用 効能 使用目的 医学的状態等 ) についての標準化を図ることを目的としたものであり 平成 16 年 月 5 日付薬食安発第 05001 号 薬食審査発第 050 号厚生労働省医薬食品局安全対策課長 審査管理課長通知 ICH 国際医薬用語集日本語版 (MedDRA/J) の使用について により 薬事法に基づく副作用等報告において その使用を推奨しているところである 下記にMedDRAのPT( 基本語 ) である 腫瘍崩壊症候群 を示す また MedDRAでコーディングされたデータを検索するために開発されたMedDRA 標準検索式 (SMQ) では 腫瘍崩壊症候群 に相当するSMQが 提供されており これを用いるとMedDRAでコーディングされたデータから包括的に該当する症例を検索することができる 名称 PT: 基本語 (Preferred Term) 腫瘍崩壊症候群 LLT: 下層語 (Lowest Level Term) 検査学的腫瘍崩壊症候群臨床的腫瘍崩壊症候群 英語名 Tumour lysis syndrome Laboratory tumour lysis syndrome Clinical tumour lysis syndrome 0

参考 医薬品副作用被害救済制度の給付決定件数 注意事項 1) 平成 4 年度 ~ 平成 8 年度の5 年間に給付が決定された請求事例について原因医薬品の薬効小分類 ( 原則として上位 5 位 ) を列記したもの ) 一般的な副作用の傾向を示した内訳ではなく 救済事例に対する集計であり 単純に医薬品等の安全性を評価又は比較することはできないことに留意すること )1つの健康被害に対して複数の原因医薬品があるので 請求事例数とは合致しない 4) 副作用による健康被害名は 用語の統一のため ICH 国際医薬用語集日本語版 (MedDRA/J)ver. 0.0に収載されている用語 (Preferred Term: 基本語 ) で表示している 5) 薬効小分類とは日本標準商品分類の医薬品及び関連製品 ( 中分類 87) における分類で 桁の分類番号で示され 医薬品の薬効又は性質を表すものである 年度平成 4~ 8 年度 ( 平成 9 年 5 月集計 ) 副作用による原因医薬品の薬効小分類健康被害名 ( 分類番号 ) 件数 腫瘍崩壊症候群 0 副作用救済給付の決定に関する情報は独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページに おいて公表されている (https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/004.html) 1

参考 4 医薬品副作用被害救済制度について 医薬品副作用被害救済制度 とは病院 診療所で処方された医薬品 薬局などで購入した医薬品 又は再生医療等製品 ( 医薬品等 ) を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による入院治療が必要な程度の疾病や日常生活が著しく制限される程度の障害などの健康被害について救済給付を行う制度です 昭和 55 年 5 月 1 日以降 ( 再生医療等製品については 平成 6 年 11 月 5 日以降 ) に使用された医薬品等が原因となって発生した副作用による健康被害が救済の対象となります 救済の対象とならない場合次のような場合は 医薬品副作用被害救済制度の救済給付の対象にはなりません 1) 医薬品等の使用目的 方法が適正であったとは認められない場合 ) 医薬品等の副作用において 健康被害が入院治療を要する程度ではなかった場合などや請求期限が経過した場合 ) 対象除外医薬品による健康被害の場合 ( 抗がん剤 免疫抑制剤などの一部に対象除外医薬品があります ) 4) 医薬品等の製造販売業者などに明らかに損害賠償責任がある場合 5) 救命のためにやむを得ず通常の使用量を超えて医薬品等を使用し 健康被害の発生があらかじめ認識されていたなどの場合 6) 法定予防接種を受けたことによるものである場合 ( 予防接種健康被害救済制度があります ) なお 任意に予防接種を受けた場合は対象となります 生物由来製品感染等被害救済制度 とは平成 16 年 4 月 1 日に生物由来製品感染等被害救済制度が創設されました 創設日以降 ( 再生医療等製品については 平成 6 年 11 月 5 日以降 ) に生物由来製品 又は再生医療等製品 ( 生物由来製品等 ) を適正に使用したにもかかわらず その製品を介して感染などが発生した場合に 入院治療が必要な程度の疾病や日常生活が著しく制限される程度の障害などの健康被害について救済給付を行う制度です 感染後の発症を予防するための治療や二次感染者なども救済の対象となります 制度のしくみについては 医薬品副作用被害救済制度 と同様です

7 種類の給付 給付の種類は 疾病に対する医療費 医療手当 障害に対する障害年金 障害児養育年金 死亡に 対する遺族年金 遺族一時金 葬祭料の 7 種類があります 給付の種類と請求期限 疾病( 入院治療を必要とする程度 ) について医療を受けた場合副作用による疾病の治療に要した費用 ( ただし 健康保険などによる給付医療費の額を差し引いた自己負担分 ) について実費償還として給付 医療手当副作用による疾病の治療に伴う医療費以外の費用の負担に着目して給付 医療費 医療費の支給の対象となる費用の支払いが行われたときから 5 年以内 請求期限医療手当 請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から 5 年以内 障害( 日常生活が著しく制限される程度以上のもの ) の場合 ( 機構法で定める等級で 1 級 級の場合 ) 副作用により一定程度の障害の状態にある 18 歳以上の人の生活補償など障害年金を目的として給付 障害児副作用により一定程度の障害の状態にある 18 歳未満の人を養育する人に養育年金対して給付 請求期限なし 死亡した場合 遺族年金 生計維持者が副作用により死亡した場合に その遺族の生活の立て直しなどを目的として給付 遺族一時金 生計維持者以外の人が副作用により死亡した場合に その遺族に対する見舞等を目的として給付 葬祭料 副作用により死亡した人の葬祭を行うことに伴う出費に着目して給付 請求期限 死亡の時から 5 年以内 ただし 医療費 医療手当 障害年金または障害児養育年金の支給の決定があった場合には その死亡のときから 年以内 救済給付の請求 給付の請求は 副作用によって重篤な健康被害を受けた本人またはその遺族が直接 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 ( 以下 PMDA) に対して行います

必要な書類 ( 医師の診断書 投薬 使用証明書 受診証明書等 ) 救済給付を請求する場合は 発現した症状及び経過と それが医薬品を使用したことによるものだという関係を証明しなければなりません そのためには 副作用の治療を行った医師の診断書や処方を行った医師の投薬 使用証明書 あるいは薬局等で医薬品を購入した場合は販売証明書が必要となりますので 請求者はそれらの書類の作成を医師等に依頼し 請求者が記入した請求書とともに PMDA に提出します また 医療費 医療手当を請求する場合は 副作用の治療に要した費用の額を証明する受診証明書も必要となります 請求書 診断書などの用紙は PMDA のホームページからダウンロードすることができます (http://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0004.html) 4