優先的 ( 継続的 ) に取り組む連携課題の成果並びに今後の課題及び予定 資料 3-2

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更新 失効講習日程表 (H28 年 6 月 ~8 月 ) 三重県 開催日 開始時間 開催地 会場 講習種別 申込締切 6 月 2 日 ( 木 ) 18:30 三重県鈴鹿市 鈴鹿市文化会館 更新 5/19( 木 ) 6 月 7 日 ( 火 ) 18:30 三重県津市 伊勢湾海洋スポーツセンター 更新

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一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

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Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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開催概要 基調講演 創造的官民連携のまちづくり 北広島市の将来と使命 宮脇淳 ( 北海道大学大学院法学研究科教授 ) 官民連携 スローブランド スポーツハブ などをキーワードとしながら これからの北広島市の発展に必要なこと また北広島市に求められる役割などについてご講演いただいた プレゼンテーション

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

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目 次 1 事業継続計画 (BCP) と位置づけ 2 東日本大震災の教訓 3 東日本大震災被災企業現地ヒアリング 4 防災の民間協力 2

30

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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P6-25

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2. 開催内容開催期間 : 平成 29 年 8 月 21 日 ( 月曜日 )~9 月 15 日 ( 金曜日 ) 開催場所 :( 出張面接審査 ) 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 ( イベント開催場所 ) 仙台市 盛岡市主催 : 特許庁 東北経済産業局共催 :( 独 ) 工業所有権情報

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3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

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ニュースリリース 平成 26 年 10 月 24 日中日信用金庫株式会社日本政策金融公庫 日本公庫 地方公共団体 地域金融機関 中間支援組織と連携し ソーシャルビジネス支援ネットワークを設立 このたび 中日信用金庫 ( 理事長 : 山田功 ) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) は 地域の

ICT-ISACにおけるIoTセキュリティの取組について

Transcription:

優先的 ( 継続的 ) に取り組む連携課題の成果並びに今後の課題及び予定 資料 3-2

1. ( 幹事機関 : 中部経済産業局 )

平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 東海地域の新たな産業防災 減災を考える研究会 地域連携 BCP を提唱 地域連携 BCP 策定ポイント集 ( 工業団地編 ) を作成 地域連携 BCP の有効性を産業防災研究会で検証 セミナー開催 ( 名古屋市 津市 計 4 回 ) 明海工業団地 ( 愛知県豊橋市 ) 霞コンビナート ( 三重県四日市市 ) 尾鷲市 地域企業群の 3 地域にて モデル事業を展開 周辺地域に普及を図るセミナー シンポジウム開催 自治体 工業集積地等を対象としたアンケート調査実施 他地域に展開するための方策を整理 他地域への横展開に向けた研修会等の開催 ( 碧南市 豊川市他 ) 地方強靱化 BCP( 仮称 ) 調査事業 ( 内閣官房国土強靱化推進室 ) の一環として 強靱な製造業サプライチェーン構築のための実態調査 ワークショップ ( 明海地区 霞地区 ) の開催 平成 28 年度 他地域への横展開に向けた研修会等の開催 ( 西尾市 伊勢市 ) 地方強靱化 BCP( 仮称 ) 調査事業 ( 内閣官房国土強靱化推進室 ) の一環として 強靱な製造業サプライチェーン構築のための連携に係る実態調査 ワークショップ ( 明海 碧南 可児 ) の開催 グローバルサプライチェーン強靭化のための地域連携 BCP 海外展開に係る調査の実施

平成 28 年度の取組 ( 概要 ) 地域連携 BCP に係る実施地域への継続的なフォローアップと他地域への横展開 モデル 3 地域への定期的な訪問による意見交換の実施 地域連携 BCP の他地域への横展開 伊勢湾岸地域を中心に 工業集積がある基礎自治体 商工会議所等の担当窓口や工業集積地の代表企業 42 者への訪問 要望があった地域において 2 か所で 地域連携 BCP のセミナーを開催 強靱なサプライチェーンの構築のための中堅 中小企業に対する BCP の取組支援 速やかな事業復旧のための情報交換 勉強会の開催 愛知 岐阜 三重各県の商工担当課 地域金融機関等をメンバー 座長は名工大 渡辺研司教授 関係者の役割を整理するとともに 行政機関等が企業の復旧支援を実施 決定する際の手法として RESAS などの既存の産業分析ツールの活用方法について検討 グローバルサプライチェーン強靭化に向けた海外調査の実施 南海トラフ地震対策中部圏戦略会議の枠組みを活用した連絡会議の開催 連携強化 内閣官房の働きかけによって整備局 経済局との連絡会を開催 これを受けた緊密な連絡体制の構築 インフラ ライフライン事業者と地域企業群との連携強化 国土強靱化 BCP ワークショップの開催 地域連携 BCP に積極的に取組む地域 ( 豊橋市明海工業団地 碧南市臨海企業集積地 可児市可児工業団地 ) において 企業と行政 インフラ ライフライン事業者との連携をコンセプトとした国土強靱化ワークショップを実施地域企業 行政 ( 市 県 ) インフラ ライフライン事業者等と連携した机上訓練等を実施 訓練実施後 振り返り会を開催し 課題の抽出 その対応策等について参加者全員で議論し 共有 インフラ ライフライン事業者として 電気 ガス 工業用水道に加え 道路管理者が参加 強靭なサプライチェーン構築のための実態調査 ( インフラ等事業者との連携について ) の実施 国土強靭化シンポジウムの開催 については詳細を次頁より説明

地域連携 BCP の他地域への横展開 伊勢湾岸地域に立地する市町村 商工会議所 工業集積地の代表企業などを訪問 ( 計 42 社 ) 地域連携 BCP についてご説明 ご要望のあった 2 地区において 地域連携 BCP の研修を含むセミナーを実施 下野工業団地協同組合平成 28 年 9 月 5 日約 20 名参加 西尾市平成 28 年 11 月 16 日約 60 名参加 下野工業団地協同区組合 BCP セミナー 西尾市 BCP セミナー

速やかな事業復旧のための情報交換 勉強会の開催 内閣官房国土強靱化推進室の 平成 28 年度地方強靱化 BCP( 仮称 ) の作成促進に向けた実態調査 の一環として実施 経済インパクトを考慮した地域企業の事業継続支援 レジリエンシー向上における行政 ( 商工部門 ) 及び地域金融機関の役割について議論 第一回目は 行政を通じた支援のあり方について議論 次回は金融市場を通じた支援のあり方 行政 金融機関連携について継続議論を合意 第一回開催日時 : 平成 29 年 2 月 28 日 参加者座長名古屋工業大学大学院渡辺研司先生ゲストプレゼンター名古屋大学福和伸夫先生 行政 愛知県 ( 産業労働部中小企業金融課 ) 岐阜県 ( 商工労働部商工政策課 ) 三重県 ( 雇用経済部総務課 ) 地域金融機関 名古屋銀行 碧海信用金庫 十六銀行 大垣共立銀行 百五銀行 地域シンクタンク 地域問題研究所 東三河総合開発センター 十六総研 大垣共立総研 百五総研

グローバルサプライチェーン強靱化に向けた海外調査の実施 2011 年にタイで発生したチャオプラヤ川の氾濫による洪水により 当地域からタイへ進出している多くの企業のグローバルサプライチェーンが寸断 洪水による被害やその対応について日系企業 工業団地管理主体等にヒアリングを行い 連携による解決可能な課題を抽出し 連携のあり方を検討 また タイ政府関係者等行政機関と対話 引き続きタイ国内に進出している当地域企業の海外展開クライシスマネジメント体制構築の支援とともに 非常時において国内のバックアップ機能の可能性について検討を継続 Area Collaborative BCP Initiative

国土強靱化ワークショップの開催 内閣官房国土強靱化推進室の 平成 28 年度地方強靱化 BCP( 仮称 ) の作成促進に向けた実態調査 の一環として実施 豊橋市 明海工業団地 碧南市 臨海地域企業集積地区 可児市 可児工業団地において 国土強靱化ワークショップ ( シナリオ非提示型シュミレーション訓練及びディスカッション ) を実施 企業間連携 企業集積地区とインフラ ライフライン事業者 行政との連携のあり方や課題等を抽出し 議論 今後の連携体制 連携ポイントを抽出 豊橋市 明海工業団地 日時 : 平成 29 年 2 月 24 日 ( 金 )13:30~17:00 内容 : 事業復旧フェーズ机上訓練及びグループ討議 団地対策本部と自治体 インフラ事業者との連携 参加者 : デンソー豊橋製作所はじめ 6 社 中部電力 中部ガス 中部地方整備局 愛知県企業庁 豊橋市役所約 90 名 碧南市 臨海地域企業集積地区 日時 : 平成 29 年 2 月 16 日 ( 木 )13:30~17:00 内容 : 初動フェーズ机上訓練及びグループ討議 個社 工業団地での初動対応プロセス 及びインフラ連携 参加者 : トヨタ自動車衣浦工場はじめ 21 社 中部電力 東邦ガス 愛知県企業庁 碧南市役所約 80 名 可児市 可児工業団地 日時 : 平成 29 年 2 月 8 日 ( 水 )13:00~17:00 内容 : 初動及び事業復旧フェーズ机上訓練グループ討議 自助及び連携に向けた課題と方策 参加者 : 鳥羽工産 はじめ 14 社 中部電力 NEXCO 中日本 岐阜県 可児市 インフラ ライフライン設備協力事業者約 90 名 5

国土強靭化シンポジウムの開催 強靭な製造業サプライチェーン構築のための実態調査 ( インフラ等事業者との連携について ) の実施 内閣官房国土強靱化推進室の 平成 28 年度地方強靱化 BCP( 仮称 ) の作成促進に向けた実態調査 の一環として実施 ( 調査目的 ) 製造業を中心に産業が集積する中部地域において 企業の強靭なサプライチェーン構築のためには インフラ ライフラインとの連携が重要 その連携のあり方を探るため 各社のインフラ ライフラインの使用 管理状況 関係事業者との連携取組を調査 ( 調査対象 ) 自動車産業中心に中部 4 県に製造拠点等を置く製造業企業 1,000 社強に アンケート調査等実施 ( 調査結果 ) 担当レベルでの情報交換はあるものの 訓練や災害時の物資や重機等の貸与に関する協定等組織的な取り組みは少なく より一層の具体的な枠組み構築を進める取り組みが必要 日時 : 平成 29 年 3 月 8 日 ( 水 )14:00~17:00 場所 : JPタワー名古屋 3 階ホール内容 : 基調講演 ( 被災経験のある製造業が目指すBCM 取組 地域型 BCMの現状と課題 ) インフラ ライフライン事業者の取り組み紹介 WS 等調査事業の取り組み紹介 パネルディスカッション ( 大規模災害発生後の早期復旧に向けた 企業 行政及びインフラ ライフライン事業者との連携のあり方について ) 登壇者 : ケーヒン春田浩二 BCM 室長名古屋工業大学大学院渡辺研司教授名古屋大学福和伸夫教授中部電力 佐川急便 豊橋市 明海地区 碧南市 可児市 可児工業団地主催 : 内閣官房国土強靱化推進室共催 : 中部経済産業局

災害の大きさ< 参考 > 地域連携 BCP について 地域連携 BCPとは 個社のBCPの策定促進を図るとともに 企業が単独ではできない取組を地域等で連携効率的かつ効果的な取組にする 具体的には 企業間 行政 インフラ関係機関等との連携によって 個社 BCPの限界を補完し 企業の事業継続力をより強化するもの 災害に強いものづくり中部の構築を目指す 広域連携 ( 工業団地内 ~ 圏域内連携 ) 企業内 (BCP) 全国 ( 業界内連携 地域間連携等 ) 点 線面 層 求められる連携の範囲