本資料の説明要旨では 2017 年度 (FY2017) を 前期 2018 年度 (FY2018) を 当期 2019 年度 (FY2019) を 次期 と表記します 0

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2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

プレゼン

2018年度 第3四半期累計 1-9月 実績 2017年 19月期 2018年 19月期 増減 () 9,302 9, % +4.1% 営業利益 % 0.0% % +9.7% 親会社の所有者に 帰属する四半期利

2019 年 3 月期第 3 四半期決算 ご参考資料 2019 年 1 月 31 日日本通運株式会社経営企画部

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

2018年3月期 第1四半期決算概要

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

決算概況

2017年度 決算説明会資料

通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

2011年3月期決算説明会

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

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部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

PowerPoint プレゼンテーション

プレゼン

Ⅰ. 経営状況 A.2019 年 3 月期第 1 四半期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) ( 単位 : 億円 %) 2019/3 期 1Q 実績 /3 期 1Q 実績 2 額 ( 前年比 ) 3=1-2 率 ( 前年比 ) 4=3 2 X100 上期予想 (4/27 発表 ) 5 進

2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料

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決算サマリー 2019 年 3 月期第 1 四半期業績概要 売上高 596 億円 ( 前四半期比横ばい ) 営業利益 60 億円 ( 同 34% 増 ) 自動車向けの需要が コンデンサ中心に堅調 2019 年 3 月期業績予想 上期の業績予想を上方修正 自動車 産業機器の電子化やスマートフォンの高機

2018 年度上期の振り返り 代表取締役社長 小郷三朗 2018 SUNTORY BEVERAGE & FOOD LIMITED. All Rights Reserved. 2

第 2 四半期累計として 連結の売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益とも 過去最高 上期で初の売上高 1 兆円を達成 4 月 27 日に発表した連結業績予想数値との比較でも それぞれプラス 事業環境に関する認識と確認 ( 物流業界の状況 ) 国内外ともに 景気の回復基調は続き 荷動きは おおむね

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平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

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General Presentation

2018年3月期 決算説明会

2009年3月期 第2四半期決算説明会

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

Q8: 為替変動が売上収益に与えたインパクトはどの程度か? A: 為替変動により 当第 4 四半期における売上収益は前年同期比で 49 億円増加しました また 通期では 為替変動により 売上収益は前年同期比で 565 億円増加しました HR テクノロジー事業 Q9:( 通期 ) 売上収益が米ドルベー

証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

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Ⅰ. 経営状況 A.2017 年 3 月期決算の概要 1) 概要 ( 連結 ) 2017/3 期実績 /3 期実績 2 増減額 ( 前年比 ) 3=1-2 増減率 ( 前年比 ) 4=3 2x100 通期予想 (1 月 31 日発表 ) 5 差額 6=1-5 進捗率 7=1 5 x100

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21世紀に向けての 東京ガス・経営ビジョン -中期経営計画を中心として-

2019 年 3 月期第 3 四半期連結業績概要 2019 年 3 月期通期見通しについて 常務執行役員山西哲司 2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明会 TDK 株式会社 2019 広報グループ 2019/1/30 3

2018 年 3 月期第 2 四半期 決算説明会 2017 年 12 月 5 日

プレゼン

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2016年1月期 第1四半期 決算概要

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2019年3月期 第2四半期決算報告

社団法人日本生産技能労務協会

2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

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会社概要 会社名 : 株式会社メディカルネット ( 東証マザーズ上場 ) 証券コード :3645 事業内容 : ポータルサイト運営 SEM 医療 BtoB メディアプラットフォーム販売代理 事業者向けHP 制作 メンテナンス 医療機関経営支援 所在地 :( 本社 ) 東京都渋谷区幡ヶ谷

chukankessan

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決算説明会資料

決算概要

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

決算説明会資料

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2017年3月期 決算説明会

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

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2017年度上期決算説明会

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2018(平成30)年3月期第3四半期決算プレゼンテーション資料

四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 9,245 12,311 前期比 -72.9% 6.8% 8.0% 7.

2018年度第2四半期 決算概要

当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

People s Bank 決算概要 The Bank of Okinawa,Ltd 11

第 1 四半期は好調なスタートとなり 通年でも好調を維持する見通しです 主要製品の販売量を高水準で維持しながら 他の主な指標すべてにおいても 非常に好調であった前年同期からさらに大幅に向上しました と コベストロのチーフ コマーシャル オフィサー (CCO) であり 次期最高経営責任者 (CEO)

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2017(平成29)年3月期第2四半期決算プレゼンテーション資料

決算補足説明資料 2011年3月期(10/4~11/3)

Research Report by Shared Research Inc. 四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897

決算概要

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目次 平成 25 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 平成 25 年 3 月期の課題と取組み 5 3 経営成績 6 4 業績推移 7 5 売上高四半期推移 8 6 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 10 8 業種別売上比率 (

2018 年度決算説明会 2019 年 5 月 8 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向 為替レート 市場需要

連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

2019年3月期第1四半期決算説明資料

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2020年1月期第1四半期 決算概要

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( 億円 ) 売上高 ( 億円 ) 15, 1, 金 12, 8, 額 9, 6, 営業利益 売上高営業利益率 経常利益 売上高経常利益率 当期利益 売上高当期利益 1.% 8.% 6.% 6, 4, 4.% 3, 2, 2.% '13- 上 '13- 上 '13- 上 '13- 上.% 売上高につ

目次 Ⅰ. 平成 30 年 9 月期決算概要 Ⅱ. 平成 31 年度計画 Ⅲ. 参考資料

2018 年 ( 平成 30 年 )12 期 第 3 四半期累計 ( ) 連結決算の概要 花王株式会社 2018 年 10 24

2018 年 12 月期第 3 四半期決算説明資料 2018 年 11 月 14 日 株式会社ツバキ ナカシマ ( 東証一部 6464) Copyright 2018 Tsubaki Nakashima Co, Ltd. All rights reserved.

FY16 3Q CFO Speech Slide with Script_J

2017年度第1四半期決算説明会

山西でございます 本日はご多忙のところ 当社 2018 年 3 月期通期決算説明会に多数お集まりいただき 誠にありがとうございます それでは私から連結業績概要についてご説明します

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本資料の説明要旨では 2017 年度 (FY2017) を 前期 2018 年度 (FY2018) を 当期 2019 年度 (FY2019) を 次期 と表記します 0

連結では前年同期比で増収 大幅増益で終えることができた 事業セグメント別では 自動認識ソリューション事業が好調に推移した 海外事業は全体として回復基調を維持し 日本事業は外部環境の後押しと内部施策の効果で収益性が大幅に高まる結果となった IDP 事業は期初の計画通りに研究開発が進捗した 1

連結の売上高は前年同期比で約 17 億円 3% の増収 営業利益は約 8 億円 30.8% の増益となった 自動認識ソリューション事業では 海外は為替の影響を受けながらも事業を伸長させて増収 増益で終えることができた しかし 残念ながら計画には未達の結果となった 一方 国内は増収 増益となり また計画も達成することができた IDP 事業は 既存のビジネスが伸長して増収となり また研究開発活動内容を精査することでコストを削減できたことから 営業赤字が縮小した 2

売上構成比のポイントは アジア オセアニアと欧州の増収幅が大きかったことから 海外の構成比率を前年同期比で高めることができた また 欧州販社とロシアのプライマリー専業 Okil 社の増収分が合わせて約 8 億円と大きかったことから 欧州の構成比が大きく上昇した 一方米州においては 主に前年同期の大口案件約 4 億円が剥落した影響で構成比を下げる結果となった 営業利益構成比のポイントは 増収した欧州が営業利益も約 3 億円増やして構成比を大きく高めた 米州については前述の大口案件が剥落したことや研究開発費の増加などにより 構成比を大きく落とした 全体としては海外 日本ともに好調に推移したが 特に国内において営業利益率を大きく改善することができ その結果日本の営業利益の構成比が高まった 3

海外においては食品の売上高構成比が減少しているが これは前述の米州の大口案件 ( ファストフード業界 ) 剥落が影響している 日本はロジ ( ロジスティクス ) が 0.5 ポイント減少しているが これは今年 9 月の地震や台風などの影響でサプライ商品の売上高が前年同月を大きく下回ったことが響いている 4

連結売上高は前年同期比で約 17 億円増加した 粗利は約 12 億円増加し その内訳は海外約 3 億円 日本約 8 億円 IDP 約 1 億円の増加となった その結果 営業利益と経常利益の額 率ともに伸張させることができた 当期純利益は約 5 億円の減少だが これは前年同期に計上した特別利益が影響している 5

自動認識ソリューション事業 (IDP 事業を除くベース ) は Q1 Q2 とも売上高 営業利益が前年同期比で伸長している 6

営業利益の前年との比較における売上増減要因のうち 海外は欧州とアジア オセアニアの増収効果などにより約 5 億円のプラス寄与 日本も約 5 億円のプラス寄与となった 粗利要因 その他は 日本の粗利率が 1.5 ポイント改善した効果が大きく寄与した 自動認識ソリューション事業の販管費が増加した要因は 日本は主に人件費の増加 海外は主に売上に連動するコスト増である 7

海外事業では 前年同期比で売上高は約 10 億円 約 5% 増収 営業利益は約 1 億円 11% 増益となった 粗利額については約 3 億円増加したものの粗利率が 0.5 ポイント低下した一方 営業利益率は 0.3 ポイントの改善となった 8

営業利益の前年との比較における売上増減要因では 主に欧州のドイツ販社 アジア オセアニアの主な販社が伸長 その他 プライマリー専業の Okil 社も貢献した 粗利要因 その他については業績の好不調のバラツキをならすと 微増の 9 百万円で着地した 販管費要因は 売上に連動するコスト増や前年同期の特殊要因である SGS 社 ( 北米 ) の開発費用の付替えの影響がある 9

ベース事業では 欧州およびアジア オセアニアが増収 増益となった 一方 米州は減収 減益だが 前述の SGS 社の特殊要因を除くと増益となった ベース事業の営業利益は 7 百万円だが この SGS 社の特殊要因を除くと約 2 億円の増益となった プライマリー専業では アルゼンチンの Achernar 社とブラジルの Prakolar 社がマクロや為替要因で減収 減益となった一方 ロシアの Okil 社の増収 増益により 全体では増収 増益となった 消去の 54 百万円は主に在庫の未実現利益によるものである 10

自動認識ソリューション海外の事業別構成比において 売上高はベース事業の伸びがプライマリー専業の伸びを上回り ベース事業の構成比が高まった 営業利益は ベース事業が減益 プライマリー専業が増益となったことから 構成比が大きく変わった 11

自動認識ソリューション海外の地域別構成比において 売上高および営業利益とも米州の割合が大きく変化している 売上高については 主に北米の前年同期の大口案件が剥落したことや既存の大口顧客との取引が一時的に停滞したこと さらには南米の為替やマクロ要因が影響した 営業利益は 前述の SGS 社の特殊要因が影響して米州が構成比を大きく下げている 12

当上半期のベース事業の売上高と営業利益の停滞は 主に米州に起因する プライマリー専業の伸長は 欧州に属する Okil 社の影響が大きい 13

米州は ベース事業を構成する北米の SAL 社 SGS 社 南米販社 そしてプライマリー専業を構成する Achernar 社および Prakolar 社から成る ベース事業は SAL 社において前年同期の大口案件剥落や大口顧客との一時的な取引停滞などで約 5 憶円の減収となった SGS 社は前年同期において研究開発費を日本に計上するなどの特殊要因により減益となったものの この特殊要因を除けば実質増益となる SAL 社は大口案件剥落の影響を除けば増収 増益となる 14

欧州のベース事業では Q1 は全販社で増収 フランス販社以外で増益だったが Q2 ではイギリス販社以外は増収 全販社で減益と四半期ではまちまちな結果だったが 半期では増収 増益を維持した プライマリー専業では Okil 社が増収 増益となった 増収分約 3 億円のうちおよそ 7 割が為替の好影響による 15

アジアにおいては 中国とインドが好調に推移した インドについては黒字化を達成した アジアでは全般的に商品単体の販売からソリューション販売へのシフトが進んでいる 16

日本事業における売上高は メカトロ サプライともに順調に推移した 粗利率についても メカトロ サプライともに向上し 全体では 1.5 ポイント改善して約 8 億円の粗利額増加となった その結果 営業利益率が 1.7 ポイント改善して 8.2% まで向上させることができた 17

営業利益の前年との比較における売上増減要因のうち 約 7 割が国内事業の取り組みによるもので 残りが海外販社への輸出による 粗利率 その他については 粗利率 1.5 ポイント改善が寄与した 販管費要因は主に人件費の増加による 為替影響については メカトロ商品を海外工場から輸入して海外販社へ輸出しており それをネットした結果 92 百万円のマイナスとなった 18

FA はメカトロ サプライともに順調に伸長し 特に自動車業界が好調に推移した 同業界では電装化が進み ロット単位のトレース管理から単品管理へと移行している これにより製造工程におけるソリューション商談が増加した ロジスティクスでは メカトロは前年同期に特需があったことより減収となった E コマースの拡大や人手不足を受けてソリューション商談が増加し その結果 1 件当たりの商談規模が大型化している ロジスティクスのサプライについては 天災の影響で 9 月は前年と比較すると約 96% の着地だった リテールにおいては メカトロが約 16% 伸長した これはコンビニエンスストア業界で受注が増えたことや 主にアパレルのお客さまにおいて E コマースの増大を背景とした物流センターの拡充が影響した リテールにおいてもソリューション商談が増加している 19

ヘルスケアにおいてはサプライは堅調だったものの メカトロは下期偏重の季節性が一層顕著となり 減収となった 下期に期待したい ヘルスケアは人手不足や医療の安心 安全への要請の高まりから さまざまな変化が起きている 医薬品 医療用機器 検体など多様な分野において 1 年 2 年先の大型案件が進捗している 食品については 当期 次期においてプリンタのリプレイス需要を見込んでいる また市場全体では HACCP や食品表示法の改正など規制の動向により 食品製造会社や卸 スーパーなどの小売りにおいて対策へのニーズが顕在化している その他 従来からのトレーサビリティニーズや主に飲料業界における物流センターの効率化などの案件が業績を後押ししている 公共では 前年の特需を除けば増収 増益となる 本業界は小さな案件の積み上げというよりは 2 年 3 年先の大型案件を着実に収益に結び付けることが重要だ 大型案件のフォローにより力を注いでいる 市場横断で言えることは商談のソリューション化が進み 大型化 長期化している この大型化 長期化が懸念材料だ 案件の中身を見ると当期というよりは次期以降の案件が増えている 20

IDP は既存事業の伸長により増収となった 開発案件を精査することで 費用を効率的に執行できた 研究開発自体は計画通りに進んでいることをあらためて申し上げたい 粗利率が 100.4% となっているが これは前期に在庫として計上すべきものを売上原価として計上し 当期 Q1 にその分の売上高を原価ゼロで計上したことによるもの Q2 より正常化している 21

営業利益の前年との比較内容は 資料の通り IDP 事業では 本事業の中核を担う DataLase 社に 11 月中旬よりレーザーと素材 ( 化学 ) について深い知見を有する日本人を会長職として配置した これにより経営や開発進捗の管理 本社との関係性を一層強化する 22

当上期の進捗を受けて 通期連結計画を修正した 売上高は 1,200 億円から 1,170 億円へと 30 億円下方修正した 営業利益は 73 億円から 76 億円へと 3 億円上方修正した 経常利益 当期純利益については資料の通り 売上高については国内は据え置き 海外は主に為替影響として約 16 億円を見込み その他ベース事業における案件精査を行った結果 米州を中心に見直しを行った 営業利益は 国内では当期よりグループ会社の統合など体制を新たにし 研究開発についてもこれまで以上に戦略的に進めることとしたため 下期にその費用を積み増した 売上高はもちろんのこと 営業利益においても当期に 76 億円を達成できれば 2014 年度に計上した約 74 億円を上回って過去最高を更新することとなる 23

配当に関しては 計画通り中間配当を一株当たり 35 円とし 年間では 70 円を予定している 当期は新たな体制となり 新しい経営方針や中期経営計画の浸透 いわゆる ベクトルを合わせる活動 に注力してきた 私自ら 海外の全販社を回っている これには (1) 社員の一体感を醸成して連携させ 戦力を最大化して成果につなげること (2) 販社ごとの成長戦略 施策に対して 課題認識をしっかりさせてスピード感ある打ち手を実行させること という 2 つの目的がある 今まで以上にしっかりとした成長の基盤固めを通して 社員のマインドセットが着実に変化しつつあることを実感している 24

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