調査の概要 1 調査方法 217 年度民間住宅ローン借換の実態調査 インターネット調査インターネット調査会社のモニター 23 万件のうち 2 の調査対象の要件を満たす方に対し インターネットによるアンケート調査を実施し 先着順に回答があった民間住宅ローン借換者 945 件を調査対象とした 2 調査対象 現在 民間住宅ローンを借入されている方で 217 年 4 月から 218 年 3 月までに借換された方 n=945 全国の 2 歳以上 7 歳未満の方 ( 学生の方及び無職の方を除く ) 居住用の民間住宅ローンの借換 ( 住宅取得に伴う新規の住宅ローン リフォームローン 土地のみのローン又はアパート若しくは投資用のローンを除き フラット 35 を含む ) を対象 3 調査時期 218 年 4 月 1 日 ~4 月 16 日 4 調査項目民間住宅ローンを借入されている方の借換による金利タイプの変化など 218 年 8 月 3 日独立行政法人住宅金融支援機構国際 調査部 1
1-1. 借換による金利タイプの変化 ( 構成比 ) 今回調査において借換前後における金利タイプの変化をみると 借換後は 変動型 と 固定期間選択型 が増え 全期間固定型 が減っている 6 5 42. 43.9 46.3 n = 945 借換前借換後借換後 - 借換前 4 36.2 3 2 19.9 11.6 1 5.8 2.4-1 -8.3 変動型固定期間選択型全期間固定型 2
1-2. 借換による金利タイプの変化 ( 全体に占める割合 ) 借換前後の金利タイプの変化の組合せが全体に占める割合は 固定期間選択型 固定期間選択型 が最も多く 31.3% となっている n = 945 ( 図の見方 ) 左上の数値は 借換前 : 変動型 借換後 : 変動型 となった方の借換全体 (n = 945) に占める割合を その右の数値は 借換前 : 変動型 借換後 : 固定期間選択型 となった方の借換全体に占める割合を それぞれ示している 以下同じ 3
1-3. 借換後の金利タイプ ( 前回調査との比較 ) 借換後の金利タイプの構成比が最も大きいのは固定金利選択型の 46.3% であるが 前回 (216 年度 ) 調査と比較すると 今回調査では 変動型 が増え 固定期間選択型 と 全期間固定型 が減っている 6 58.9 46.3 前回調査 n = 136 今回調査 n = 945 今回 - 前回 42. 4 28. 2 14. 13.1 11.6-1.4-12.5 変動型固定期間選択型全期間固定型 4
1-4. 借換による金利タイプの変化 ( 借換後の固定期間選択型内訳 ) 借換後の 固定期間選択型 では 固定期間 1 年への借換が最も多くなっている.5 図中の詳細数値は 参考 1 を参照..7 5
1-5. 借換による金利タイプの変化 ( 借換後の全期間固定型内訳 ) 借換前に 全期間固定型 であったものでは 借換後も 全期間固定型 となるものが比較的多い.4.4 6
1-6. 借換による金利タイプの変化 ( 純増減件数 ) 借換前後における金利タイプ ( 詳細内訳 ) ごとの純増減件数 ( 借換後件数 - 借換前件数 ) をみると 変動型 が大幅な純増となっている一方で フラット 35 が大幅な純減となっている ( 単位 : 増減件数 ) 1 5 55 31 14 14 5-5 -13-2 -21-15 -5-63 -1 変動型 2 年 3 年 5 年 その他 1 年未満 1年 15 年以内 2 年以内 2年超フラット 35 フラット以外 固定期間選択型 全期間固定型 7
2-1. 借換による金融機関業態の変化 ( 構成比変化 ) 借換前後における金融機関業態ごとの構成比の変化をみると その他銀行 ( ネット銀行を含む ) と 信用金庫等 がプラスとなり 他の業態はマイナスとなっている 4 3 36.1 3.2 27.7 37.5 n = 945 借換前借換後借換後 - 借換前 23.8 2 15.2 18.5 1 8.6 9.7 5.3 2.4. -2.4-1 -6.7 機構 / 公庫フラット 35 都銀 信託その他銀行信用金庫等 -5.9 8
2-2. 借換による金融機関業態の変化 ( 全体 ) 借換前後の金融機関業態の変化の組合せが全体に占める割合は 都銀 信託 都銀 信託 と その他銀行 ( ネット銀行を含む ) その他銀行 ( ネット銀行を含む ) が多い 9
3. 借換までの経過年数 借換までの経過年数は すべての金利タイプで 5 年以下 と比較的早期の借換が 5 割以上を占めている 63.2 借換前の金利タイプ : 変動型 :n = 342 19.3 1.5 7. 借換前の金利タイプ : 固定期間選択型 :n = 415 53. 26. 8.9 12. 借換前の金利タイプ : 全期間固定型 :n = 188 55.3 25.5 12.2 5 1 15 借換までの経過年数 6.9 15 年超 1
4. 借換後の金利タイプ別の年齢層の分布 年齢層別にみると 変動型と固定期間選択型で 4 歳代 の割合が最も多く 全期間固定型 の場合は 3 歳代 と 4 歳代 がほぼ同水準となっている 借換後の金利タイプ : 変動型 :n = 397 44.6 26.4 19.9 7.6 借換後の金利タイプ : 固定期間選択型 :n = 438 47.5 1.5 28.8 17.6 4.6 借換後の金利タイプ : 全期間固定型 :n = 11 1.6 36.4 34.5 21.8 5.5 1.8 2 歳代 3 歳代 4 歳代 5 歳代 6 歳代 年齢層 11
5. 借換後の金利タイプ別の世帯年収層の分布 世帯年収層別にみると 変動型 と 固定期間選択型 は 6 万円超 8 万円以下 が最も多く 全期間固定型 は 4 万円超 6 万円以下 が最多となっている 各金利タイプでも 4 万円超 6 万円以下 と 6 万円超 8 万円以下 で 5 割以上を占めている 借換後の金利タイプ : 変動型 :n = 397 26.7 28. 19.9 16.9 4.5 4. 借換後の金利タイプ : 固定期間選択型 :n = 438 7.1 26.7 29.5 17.6 15.1 4.1 借換後の金利タイプ : 全期間固定型 :n = 11 29.1 28.2 18.2 15.5 7.3 1.8 4 万円以下 6 万円以下 8 万円以下 世帯年収層 1, 万円以下 1,5 万円以下 1,5 万円超 12
6. 借換後の金利タイプ別の融資額の分布 借換後の融資額をみると 各金利タイプとも 2, 万円超 3, 万円以下 の割合が最も多くなっている 借換後の金利タイプ : 変動型 :n = 397 23.7 35.5 12.3 11.8 8.8 7.8 借換後の金利タイプ : 固定期間選択型 :n = 438 15.5 12.3 22.8 28.5 1.7 1. 借換後の金利タイプ : 全期間固定型 :n = 11 32.7 9.1 1. 21.8 12.7 13.6 1, 万円以下 1,5 万円以下 2, 万円以下 3, 万円以下 借換後融資額 4, 万円以下 4, 万円超 13
7. 借換による適用金利の変化 借換によって金利が低下した方は全体の 88.1% であり.5% 超 1.% 以下 と回答した方が 24.% と最も多い 3 n = 945 金利が低下した方の構成比の合計 = 88.1 % 25 24. 2 2.7 21. 15 16.1 1 5 6.3 5.5 6.3 金利は上昇金利変化無し ~.2 % 低下 ~.5 % 低下 ~ 1. % 低下 ~ 2. % 低下 2.% 超低下 14
8. 借換による返済期間の変化 借換によって返済期間が短期化した方は全体の 72.1% であり 年超 5 年以下短期化 と回答した方が 31.5% と最も多い 35 3 n = 945 31.5 返済期間が短期化した方の構成比の合計 = 72.1 % 25 2 21.6 2. 15 1 1.4 1.2 6.3 5 返済期間長期化 返済期間変化無し ~ 5 年以下短期化 ~ 1 年以下短期化 ~ 15 年以下短期化 15 年超短期化 15
9. 借換による毎月返済額の変化 借換によって毎月返済額が減少した方は全体の 64.7% であり 5 千円超 1 万円以下減少 と回答した方が 26.1% と最も多い 3 25 n = 945 毎月返済額が減少した方の構成比の合計 = 64.7 % 26.1 2 2.1 15 15.2 13.3 15. 1 1.2 5 返済額増加 返済額変化無し ~ 5 千円以下減少 ~ 1 万円以下減少 ~ 2 万円以下減少 2 万円超減少 16
1. 毎月返済額減少分の使途 借換による毎月返済額減少分の使途は 生活費 に充てる割合が最も多く 次いで 貯蓄 教育資金 が多くなっている 5 4 3 45. 3. 26.8 具体的な選択肢 < 複数回答可 > 生活費に充てた貯蓄 ( 特に目的はない ) 教育資金に充てた貯蓄 ( 住宅のリフォーム資金に充てる予定 ) 自動車等の住宅関連以外の購入等に充てた株等で資産運用に充てている家具等の住宅関連の商品購入に充てたその他 n = 611 ( 借換により毎月返済額が減少した方 ) 2 12.9 1 4.9 4.4 3.3 2. 生活費貯蓄教育資金 貯蓄 ( リフォーム資金 ) 自動車等 資産運用 家具等 その他 17
参考 1 借換後の固定期間選択型の詳細内訳 借換前 変動型 固定期間選択型 全期間固定型 択固型定期間選 2 年 3 年 借換後 5 年 満 1 そ 1 の年他 年 未 79 8 5 14 11 32 1 4 4 8.4.8.5 1.5 1.2 3.4.1.4.4 296 9 39 47 31 125 11 11 23 31.3 1. 4.1 5. 3.3 13.2 1.2 1.2 2.4 63 7 3 34 6 6 7 6.7...7.3 3.6.6.6.7 以内 5 年 1 年超~1 以内 年 1 5 年超~2 2 年超 ( 注 ) 表の各欄の数値は 上段はサンプル数 下段は借換全体 (n=945) に対する 18
参考 2 回答者の基本属性 住宅ローン借換者 n=945 年齢世帯年収 地域 ( 注 ) 住宅の種類 項目 サンフ ル数 構成比 % 2 歳代 56 5.9 3 歳代 271 28.7 4 歳代 423 44.8 5 歳代 18 19. 6 歳代 15 1.6 4 万円以下 57 6. 4 万円超 ~6 万円以下 255 27. 6 万円超 ~8 万円以下 271 28.7 8 万円超 ~1, 万円以下 176 18.6 1, 万円超 ~1,5 万円以下 15 15.9 1,5 万円超 36 3.8 首都圏 29 3.7 東海圏 126 13.3 近畿圏 186 19.7 その他 343 36.3 注文新築 517 54.7 ( うち敷地同時取得 ) (236) (45.6) 注文建替え 74 7.8 新築建売 65 6.9 新築マンション 165 17.5 中古戸建 73 7.7 中古マンション 51 5.4 時系列推移をみる場合の留意点 本調査は インターネット調査の手法を採用している 本調査は インターネット調査会社に委託して実施されたものである 調査結果は 委託先のインターネット調査会社が有するモニターの属性によって左右される 委託先の調査会社は 214 年度 215 年度及び 216~217 年度のそれぞれについて 別の調査会社となっており 回答結果もそれぞれの調査会社のモニター属性の相違による影響を受けていることが想定される したがって 本調査の回答結果の時系列推移を見るときは その点を勘案してある程度の幅をもって見る必要がある 注 : 首都圏 : 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県東海圏 : 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県近畿圏 : 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県その他 : 首都圏 東海圏 近畿圏以外 19