三島市議会基本条例 平成 31 年 3 月 22 日 条例第 15 号 目次 前文 第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章議会及び議員の活動の原則等 ( 第 3 条 第 7 条 ) 第 3 章市民と議会との関係 ( 第 8 条 第 10 条 ) 第 4 章市長等と議会との関係 (

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メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

議会改革に関する 最終報告書 平成 26 年 11 月 十和田市議会

基本理念 1 市民参加及び協働は 市民の豊かな知識及び社会経験並びに創造的な活動を尊重して推進されなければならない まちづくりの基本理念 変更 まちづくりは 市民一人一人が市民参加を行い 協働を行うとともに できるところから自立的に活動して地域の実情に合わせて取り組むことを基本とし 次のことを考慮し

公表用 平成 31 年 4 月 10 日 評価の見方 A: 達成できたもの B: できている ( ただし 更なる努力を要する ) C: できていない ( 検討を要する ) D: 条文を改正する E: その他 -: 評価の対象としない 条文評価取組状況 課題 問題点今後の対策等 目的第 1 条 - 取

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

9川総行推第29号

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長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後

1

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スライド 1

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

寒川町自治基本条例

Taro-議案第13号 行政手続条例の

大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

全国自治体議会の運営に関する実態調査 2015 自治体議会改革フォーラム 法政大学ボアソナード記念現代法研究所自治体議会プロジェクト 議会改革および議会の状況について 議会改革について 現在 特段の態勢をとっていますか? 1/16

も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

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資料 4 議会改革の取り組み経過等 平成 19 年度以降の主な議会改革の動き 年度主な出来事組織設置等具体的事例等 平成 19 年度市議会議員選挙 ( ) 議会制度検討委員会の設置 ( ~ ) 日額費用弁償を廃止 (19.4.1) 会議録検索システムの導入 (19

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

都市監査基準第 1 章総則 ( 本基準の目的 ) 第 1 条都市監査基準 ( 以下 本基準 という ) は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 地方公営企業法( 昭和 27 年法律第 292 号 以下 公企法 という ) 及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律

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⑴ ⑵ ⑶

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⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

前文 す 私たちの妙高市は 秀峰妙高山の麓に広がる豊かな自然環境の中で 全ての生命が輝くまちで 先人は 妙高連峰の大いなる自然の恵みに畏敬の念を持ちながら それぞれの時代背景を要因とした幾多の困難を乗り越え 脈々と生命を育んできました 21 世紀を迎えた今日 私たちは 先人が守ってきた自然 積み重ね

弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

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2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

かにするとともに 県の施策の基本となる事項を定めることにより 食の安全 安心の確保に関する施策を総合的かつ計画的に推進し もって県民の健康の保護並びに消費者に信頼される安全 安心な食品の生産及び供給の拡大に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 食品 とは 全ての飲食物

(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

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個人情報保護規定

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

イ受注者又は受注関係者との請負の契約により公契約に係る業務に 従事する者 ⑸ 社会的価値公契約に係る施策の実施にあたり 確保されるべき公正労働基準その他規則で定めるものをいう ( 基本方針 ) 第 3 条市は 次に掲げる事項を公契約の実施に係る基本方針とする ⑴ 公契約における法令遵守の徹底を図り

 


(4) 予算 決算について適正な会計処理が行われていること 2 前項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当するものは対象外とする (1) 市が事務局に参加している団体 (2) 営利を目的としている団体 (3) 宗教の教義を広め 儀式行事を行い 及び信者を教化育成することを主たる目的とする団体

1 号 ) の規定によりなされた処分 手続その他の行為は それぞれこの規則の相当規定によりなされたものとみなす 附則 ( 平成 24 年 3 月 22 日規則第 16 号 ) ( 施行期日 ) 1 この規則は 平成 24 年 4 月 1 日から施行する ( 経過措置 ) 2 改正後の村上市議会政務調


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山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

< 目的 > 専ら被保険者の利益 にはそぐわない目的で運用が行われるとの懸念を払拭し 運用に対する国民の信頼を高める 運用の多様化 高度化が進む中で 適切にリスクを管理しつつ 機動的な対応を可能に GPIF ガバナンス強化のイメージ ( 案 ) < 方向性 > 1 独任制から合議制への転換基本ポート

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( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

笠縫東学区まちづくり協議会会則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 笠縫東学区まちづくり協議会 ( 以下 協議会 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条協議会の事務所は 滋賀県草津市集町 58 番地の8に置く ( 目的 ) 第 3 条協議会は 地域住民が主体となって地域共通の願いの実現ならびに

施策名平成 30 年度施策マネジメントシート2 ( 平成 29 年度目標達成度評価 ) 7 4 開かれた議会運営の推進 3 基本計画期間で解決すべき施策の課題 ( 総合計画書より ) 市民への議会広報活動の充実を図るため 分かりやすい議会だよりの作成を行う必要がある インターネットを利用した本会議の

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

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第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

さぬき市職員の勤務時間 休暇等に関する条例等の一部を改正する条例 ( さぬき市職員の勤務時間 休暇等に関する条例の一部改正 ) 第 1 条さぬき市職員の勤務時間 休暇等に関する条例 ( 平成 14 年さぬき市条例第 34 号 ) の一部を次のように改正する 第 16 条第 1 項に次のただし書を加え

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

イ類似団体の状況 法定上限数 抜粋 30 人 ( 人口 8~ 10 万人 ) 34 人 ( 人口 10~ 14 万人 ) 定数が定数を減員の状況法定市数法定上限人2人3人4人5人6人7人8人9人上限数数より減員1と同じ (14.8%) 9 (23.1%) 10 人11 人以上 23

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

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- 2 - 項五その他本会の目的を達成するために必要な事項(役員)第五条本会に次の役員を置く 会長一名副会長七名以内理事七名監事三名(役員の任期)第六条役員の任期は 二年とする ただし 任期満了後も 新役員が選任されるまでの間は 引き続きその職務を行うものとする 2補欠により選任された役員の任期は

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参考資料1 委員会規約

【最終】給与条例改正文

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

示して, 理事会の招集を請求することができる ( 同条第 2 項 ) この請求のあった日から 5 日以内に, 当該請求があった日から 2 週間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合には, 当該請求をした理事は, 理事会を招集することができる ( 同条第 3 項 ) 監事は,

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

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5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

序文 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会 ( 以下 協議会 という ) は キャリアコンサルタントの養成等に関わる団体を会員とし キャリアコンサルティング技能検定の実施 キャリアコンサルタントの能力の維持 向上 キャリアコンサルティングの普及啓発等の事業に取り組んでいます この度 勤労

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三島市議会基本条例 平成 31 年 3 月 22 日 条例第 15 号 目次 前文 第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章議会及び議員の活動の原則等 ( 第 3 条 第 7 条 ) 第 3 章市民と議会との関係 ( 第 8 条 第 10 条 ) 第 4 章市長等と議会との関係 ( 第 11 条 第 12 条 ) 第 5 章政策立案等の推進 ( 第 13 条 第 15 条 ) 第 6 章政治倫理 議員報酬等 ( 第 16 条 第 19 条 ) 第 7 章議会事務局の充実等 ( 第 20 条 第 22 条 ) 第 8 章他の条例等との関係及び見直し手続 ( 第 23 条 第 24 条 ) 附則 朝な夕なに秀麗富士を仰ぎ 富士箱根伊豆国立公園に抱かれた三島市は 恵まれ た自然環境と歴史文化が調和しながら未来に向かって絶えず躍動していくまちであ る 三島市議会 ( 以下 議会 という ) は 日本国憲法に定める二元代表制の下 地方自治体における最高の意思決定を行う議事機関として 市民福祉の向上及び市 政の発展のために活動していかなくてはならない 地方分権一括法の施行により 地方自治体は自治事務の全てを自ら決定すること となり 議会の役割と責任の重要性は増している 議会は 日本国憲法に定める地方自治の本旨実現を目指し 地方自治体の事務執 かっ行の監視機能及び立法機能を発揮し 自由で闊達な討議を通じて 政策立案及び政 策提言を行う責務を有する 議会は 市民の意思を代弁する合議制の機関として 市民参加と協働の下 公平 性及び透明性を確保しながら 論点や争点を広く市民に明らかにし 市民との情報 共有を進めるなど 開かれた議会としての使命を負うものである ここに 継続的な改革と資質の向上に努め 市民の負託にこたえていくことを決

意し 議会の最高規範としてこの条例を制定する 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この条例は 二元代表制の下 議事機関である議会の役割と責務を明らかにするとともに 議会に関する基本的な事項を定めることにより 市民の負託にこたえ もって市民福祉の向上及び市政の発展に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 次の各号に掲げる用語の意義は 当該各号に定めるところによる ⑴ 市民市内に居住する者をいう ⑵ 市民等市民及び市内に通勤し 又は通学する者をいう ⑶ 市長等市長その他の市の執行機関をいう 第 2 章議会及び議員の活動の原則等 ( 議会活動の原則 ) 第 3 条議会は 議事機関として 公平性及び透明性を確保するとともに 次に掲げる原則に基づき活動しなければならない ⑴ 市民等の多様な意見を的確に把握し 市政に反映させることができるように努めること ⑵ 市長等による市政の運営状況についての監視機能を果たすこと ⑶ 立法機能の強化に向けて 政策立案及び政策提言に努めること ⑷ 議員間の討議を尊重し 合意形成に努めること ⑸ 市民等にわかりやすい言葉で説明責任を果たすこと ⑹ 継続的に議会改革に取り組むこと ( 議員活動の原則 ) 第 4 条議員は 主権を有する市民の負託にこたえるため 誠実かつ公正に 次に掲げる原則に基づき活動しなければならない ⑴ 市民等の多様な意見を的確に把握し その全体の福祉の向上を目指すこと ⑵ 議員間の討議を積極的に行い 政策立案 政策提言及び市長等による市政の運営状況についての監視 ( 以下 政策立案等 という ) に努めること

⑶ 自己研さんによる資質の向上に努めること ( 議長の権限及び役割 ) 第 5 条議長の権限については 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) の規定によるものとし その役割については 法 条例及び会議規則の規定その他議長が別に定めるところによるものとする 2 議長は 中立公正な立場において 民主的かつ効率的な議会運営を行わなければならない ( 会派 ) 第 6 条議員は 議会における活動を円滑に行うため 会派を結成することができる 2 会派は 政策その他政治的理念を共有する議員により構成するものとする 3 会派は 政策立案等を行うため 調査研究に努めなければならない ( 災害発生時等の行動 ) 第 7 条議員は 天災その他の災害が発生したとき又は発生のおそれがあるときは 市長等と協力するとともに 議長が別に定めるところに従い 適切に行動しなければならない 第 3 章市民と議会との関係 ( 市民参加及び協働の推進 ) 第 8 条議会は 議会に関する情報を積極的に市民等に発信し 当該情報の共有に努めなければならない 2 議会の会議 ( 以下 本会議 という ) は 法第 115 条第 1 項本文の規定により公開とし その傍聴に関し必要な事項は 法第 130 条第 3 項の規定により議長が規則で定める 3 委員会の会議は 公開とし その傍聴に関し必要な事項は 別に条例で定める 4 議会は 市民等の意見を把握し かつ 当該意見を議会の活動に反映させるため 市民等との多様な意見交換の場を設けるものとする 5 議会は 法第 115 条の2 第 2 項に規定する参考人の制度による市民等 学識経験者等の専門的知見等の活用に努めるものとする 6 議会は 請願又は陳情の審査に際し その趣旨を十分に理解するため 請願者

又は陳情者から意見を聴取する場を設けることができる ( 議会報告会 ) 第 9 条議会は 市民等への説明責任を果たすとともに 市民等の多様な意見を的確に把握し かつ 当該意見を議会の活動に反映させるため 議会報告会を実施しなければならない 2 議会報告会の実施に関し必要な事項は 議長が別に定める ( 議会広報の充実 ) 第 10 条議会は 議会に対する市民等の関心が高まるよう 情報通信技術の活用その他多様な広報手段を講ずることにより 議会に関する情報の積極的な発信に努めなければならない 2 前項に規定する議会に関する情報の発信を推進するため 議会だより編集委員会を置く 第 4 章市長等と議会との関係 ( 市長等と議会及び議員との関係 ) 第 11 条議員は 二元代表制の趣旨を尊重し 市長等との関係においては 緊張感の保持に努めなければならない 2 議会は 議案の審議 議決等を通じて 市長等による市政の運営状況について 監視機能を果たすとともにその評価を明らかにするよう努めるものとする 3 議員は 本会議又は委員会の会議において質問又は質疑を行う際には 論点又は争点を明確にしなければならない 4 本会議又は委員会の会議において答弁をしようとする者は 質問又は質疑の趣旨を確認するため 議長又は委員長の許可を得て 発言することができる ( 議決事件の拡大等 ) 第 12 条議会は 法第 96 条第 2 項に規定する議会の議決すべき事件の拡大に努めるものとする 2 前項の議会の議決すべき事件については 別に条例で定める 3 議長は 必要があると認めるときは 特に重要な市の計画 施策等について 市長等に説明を求めることができる 4 議員は 法令に特別の定めがある場合を除き 原則として市長等の附属機関等

の委員その他の構成員に就任しないものとする 第 5 章政策立案等の推進 ( 委員会における政策立案等 ) 第 13 条委員会は その所管に属する事項についての専門的な調査研究を積極的に行い 政策立案等に努めるものとする ( 自由討議の推進 ) 第 14 条議会は 合議制の機関として 合意形成を図るため 委員会の会議において委員間の自由討議を積極的に行うものとする ( 議員研修の充実 ) 第 15 条議会は 議員の政策立案等の能力の向上を図るため 研修の充実に努めなければならない 2 議会は 前項に規定する研修の実施に当たっては 広く各分野における議員の専門的な知識の向上が図られるよう努めるものとする 第 6 章政治倫理 議員報酬等 ( 政治倫理 ) 第 16 条議員は 選挙により負託を受けた主権を有する市民の代表であるとの自覚の下 高い倫理観を備え 品位の保持に努めなければならない ( 議員定数 ) 第 17 条議員定数は 法第 91 条第 1 項の規定により 別に条例で定める ( 議員報酬 ) 第 18 条議員報酬の額及び支給方法は 別に条例で定める 2 議員報酬の額の改定に際しては 三島市特別職報酬等審議会条例 ( 昭和 39 年三島市条例第 3 号 ) 第 1 条に規定する三島市特別職報酬等審議会の意見を聴くものとする ( 政務活動費 ) 第 19 条会派及び議員は 政務活動費の活用に際しては 政策立案等のための調査研究その他の活動に資するよう これを有効かつ適正に執行しなければならない 2 会派及び議員は 政務活動費の使途について 透明性を確保するとともに 市民等に対する説明責任を果たさなければならない

3 政務活動費に関し必要な事項は 別に条例で定める 第 7 章議会事務局の充実等 ( 議会事務局の充実 ) 第 20 条議会は 立法機能及び市長等による市政の運営状況についての監視機能の強化を図るとともに その活動を円滑かつ効率的に行うため 事務局の調査機能及び法務に関する能力の充実並びに組織の整備に努めるものとする ( 議会図書室の充実 ) 第 21 条議会は 議員の調査研究に資するため 議会図書室の充実に努めるものとする ( 予算の確保 ) 第 22 条議会は 二元代表制の趣旨を踏まえ 議事機関としての機能の強化を図るため 必要な予算の確保に努めるものとする 第 8 章他の条例等との関係及び見直し手続 ( 他の条例等との関係 ) 第 23 条この条例のほか 議会に関する条例等を制定し 又は改廃する場合においては この条例の規定との整合性を確保しなければならない ( 見直し手続 ) 第 24 条議会は 一般選挙により選挙された議員の任期ごとに 議会運営委員会において この条例の施行の状況について 市民の意見等を勘案し検証するとともに その結果を積極的に市民等に公表しなければならない 2 議会は 前項の規定による検証に基づき この条例の改正その他の適切な措置を講じなければならない 附 則 この条例は 平成 31 年 4 月 1 日から施行する