日本型セルフケアの将来ビジョン

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Transcription:

日本一般用医薬品連合会会長兼理事長三輪芳弘 第 13 回理事会平成 30 年 6 月 21 日

マスタータイトルの書式設定 セルフケアの将来の姿はどうなるのか 2

将来の姿を見通すためのマスタータイトルの書式設定 2つの観点 国家としての 構造変化 テクノロジーの 進化 3

マスタータイトルの書式設定 国家としての構造変化 4

マスタータイトルの書式設定 人口動態 超 超高齢化社会 5

高齢化の推移と将来推計マスタータイトルの書式設定 ( 内閣府平成 29 年版高齢社会白書 ) 6

マスタータイトルの書式設定 2025 年 : 高齢化率 30.0% 2065 年 : 高齢化率 38.4% (2.6 人に1 人が65 歳以上 ) (4 人に1 人が75 歳以上 ) 7

国民医療費の推移と将来推計マスタータイトルの書式設定 ( 総務省平成 25 年版情報通信白書 ) 8

マスタータイトルの書式設定 2016 年の概算医療費 :41.3 兆円 2025 年の国民医療費 :52.3 兆円 9

医療を取り巻く環境変化 (1/2) マスタータイトルの書式設定 2025 年問題 医療制度の崩壊 生活習慣病の増加による 国民医療費の増大 高齢化 人口減少の進展による経済成長の鈍化と 医療財源の減少 10

医療を取り巻く環境変化マスタータイトルの書式設定 (2/2) 最先端医療技術の劇的な進展 ( 再生医療 遺伝子治療 ロボット ) コストの激しい上昇 11

今後の展望マスタータイトルの書式設定 人口増加を基盤にしたこれまでのモデルは通用しない 誰でも同じ医療は受けられない 低コストの選択肢を幅広く確保する必要は増大しており 医療 医薬 の枠組みを超えた健康増進が必須である 日本型の新しいセルフケアのモデルを生み出すことで 一人ひとりの健康を支えるとともに 国家的な構造変化に対応する必要がある 12

参考 : 内閣府未来投資戦略 2017 健康寿命の延伸 健康管理と病気 介護予防 自立支援に軸足を置いた 新しい健康 医療 介護システム を構築することにより 健康寿命を更に延伸し 世界に先駆けて生涯現役社会を実現させる 13

マスタータイトルの書式設定 テクノロジーの進化 14

マスタータイトルの書式設定 デジタルトランスフォーメーション 15

AI IoT ロボット 実社会のあらゆる事業 情報がデータ化 ネットワーク化を通じて自由にやりとり可能に (IoT) 集まった大量のデータを分析し 新たな価値を生む形で利用可能に ( ビッグデータ ) 機械が自ら学習し 人間を超える高度な判断が可能に ( 人工知能 AI) 多様かつ複雑な作業についても自動化が可能に ( ロボット ) 経済産業省平成 29 年新産業構造ビジョン 16

マスタータイトルの書式設定 これまで実現不可能と思われていた社会の実現が可能に これに伴い 産業構造や就業構造が劇的に変わる可能性がある 経済産業省平成 29 年新産業構造ビジョン 17

マスタータイトルの書式設定 2017 年みずほ産業調査 57 号より 18

Society 5.0 必要なもの サービスを 必要な人に 必要な時に 必要なだけ提供し, 社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき あらゆる人が質の高いサービスを受けられ 年齢 性別 地域 言語といった様々な違いを乗り越え 活き活きと快適に暮らすことのできる社会 ( 文部科学省平成 28 年科学技術白書 ) 19

今後の展望マスタータイトルの書式設定 生活者一人ひとりの健康増進を後押しする新たなサービスの登場 国民皆保険制度や介護保険制度の下で豊富にあるデータを活用した個別化 最適化の推進 上記サービスの実施や データの利活用に向けて業界 業種横断的な連携が必要 ( 新たなプラットフォームの構築 ) 20

マスタータイトルの書式設定 2 つの観点から導き出される日本型セルフケアの将来ビジョン 21

理想的な健康サイクルを生み出し 健康増進と医療制度の持続可能性に貢献する 製薬企業 適切な情報提供 薬局ドラッグストア生活者の相談窓口 ( セルフケアの支援 ) 受診勧奨 ( 重症化予防 ) 生活者 自らの健康に責任を持つ軽度な身体の不調は自分で手当て 医師 保険診療 ( 重症化予防 ) セルフケアへの誘導 保険政府 保険診療とセルフケアの整理医療費の最適化 22

生活者の現状とこれから 現状 (as is) これから (to be) 不調があればすぐに医療機関に 医薬品 健康食品のコマーシャルメッセージに圧倒 様々な情報に埋没し 選別 選択能力を持てない ヘルスリテラシーを向上する 適切な情報をもとに自らの健康に高い意識と責任を持つ 判断と選別もする消費の主体に復権する 23

薬局 ドラッグストアの現状とこれから 現状 (as is) これから (to be) 物品の販売が中心 OTC 医薬品は限定的 健康サポート機能が拡充され 情報をもとに生活者に対しセルフケアのサポート アドバイスを行う OTC 医薬品の活用が拡大 ヒアリングやデータ分析に基づく受診勧奨 ( 重症化予防 ) 24

経済産業省平成 26 年ドラッグストアの果たす社会的役割 25

医師 医療機関の現状とこれから 現状 (as is) これから (to be) 軽度な不調を訴える患者が数多く来院 人手不足 時間不足 重症化予防のための診療が中心に 自治体や地域の薬剤師と連携し セルフケアへと患者を誘導 データを活用した医療機関同士の連携促進 26

テクノロジーを活用して健康サイクルを支える データや技術革新を積極導入 フル活用し 個人 患者本位の新しい 健康 医療 介護システム を 2020 年度からの本格稼働を目指して構築し 医療機関や介護事業所による個人に最適なサービス提供や 保険者や個人による予防 健康づくりを進め 次世代ヘルスケア システムの構築と健康寿命の延伸を目指す ( 内閣府未来投資戦略 2018) 27

ビジョンの実現に向けた課題マスタータイトルの書式設定 医師 薬剤師 製薬企業 行政 生活者の信頼関係構築と連携 適切な キャッシュフロー リーダブルな医薬情報の適切な配信 業界をまたぐ ヘルスデータの相互活用 健康 医療 介護テ ータか ばらばら テ ータヘ ースこ とに縦割りで 活用できる主体も限られている 国民一人ひとりの健康 医療 介護のデータが有機的に連結され本人が経年的に把握でき ヒ ッグデータ分析により新薬等の研究開発等につなけ るためのデータ利活用基盤を構築する必要がある 28

マスタータイトルの書式設定 日本一般用医薬品連合会が目指すこと 29

国民の健康と世界に類を見ない国民皆保険制度を維持するための医療財政の健全化を目的とする戦略の策定に貢献する 30

果たすべき役割 セルフケアのビジョン実現に向けては 1 ヘルスケア業界をまたぐ視点と連携 2 生活者が見て読んで分かる情報へのフォーカス 3 製品 行政の枠組みを超える積極的イニシアティブ が不可欠である 業界をまたいだ関係性を構築し 様々な政策を共通で試算 検証し 有効なデータと議論の場を各関係者に提供するのが使命となる 31

マスタータイトルの書式設定理想的な健康サイクルを回す 32

1 健康サイクルの確立 マスタータイトルの書式設定 関連団体 ( 日本医師会 日本薬剤師会 JACDS 日薬連 製薬協等 ) との協調によるセルフケアを促進するシステムの導入 医療の最適化とシミュレーション セルフケアに利用できるツールの拡張 セルフケアを行う生活者へのインセンティブ 生活者のヘルスリテラシー向上のための適切な情報提供 各関連団体が win-win となるシステムの構築 理想的なセルフケアを実現する健康サイクル 33

2 共通課題 問題点の整理 国際化への対応 マスタータイトルの書式設定 セルフケア産業界が抱える共通課題の抽出 問題点の抽出ならびにセーフティネットの提案 国内のセルフケア産業市場の拡大 業界団体の窓口としての充実 国外のセルフケア産業市場の拡大 TPP のような環太平洋で医薬品の認可 販売が出来る体制構築 APSMI を活用したアジア太平洋地域での展開強化 WSMI とは情報交換 34

3 日本一般用医薬品連合会の組織と人事マスタータイトルの書式設定 他業界との連携 協働 製薬会社にこだわらず 幅広く会員 理事 連携団体を募集 内閣府 経済産業省 厚生労働省 消費者庁 医師 薬剤師 登録販売者協会 製薬会社 保険会社 税理士など 若い力 感覚 技術の積極的活用 次世代を担う人材の育成 理事の若返り 35

2017 年に提案した日本一般用医薬品連合会の組織案マスタータイトルの書式設定 平成 29 年 2 月 23 日理事会資料 36

マスタータイトルの書式設定 製薬メーカーからの医薬品関連情報 ビッグデータ分析 疾患の生涯リスク エビデンスに基づく治療 厚生労働省や PMDA からの情報 37