検証結果報告書 Cisco UCS Server Tandberg Data LTO5 HH/ Storage Loader LTO 5 FC +Dell Softwre NetVault 動作検証 (Windows Server 2012) タンベルグデータ株式会社 営業部
目次 初めに... 1 検証構成... 1 検証 1 LTO-5 HH での検証... 2 検証項目 1 NetVault Server での動作確認... 2 1. デバイス正常認識の確認... 2 2. デバイス構成の確認... 3 2. Backup 動作確認... 5 3. Restore 動作確認... 7 検証項目 2 NetVault VaultDR ローカル型での動作確認... 9 1. iso イメージからの起動... 9 2. Backup 動作確認... 11 3. Restore 動作確認... 13 検証 2 Storage Loader LTO-5 FC での検証... 14 検証項目 1 NetVault Server での動作確認... 14 1. デバイス正常認識の確認... 14 2. デバイス構成の確認... 15 4. Backup 動作確認... 18 5. Restore 動作確認... 20 検証項目 2 NetVault VaultDR ローカル型での動作確認... 22 1. iso イメージからの起動... 22 2. Backup 動作確認... 24 3. Restore 動作確認... 27
初めに 本書では Tandberg Data 製テープ製品を CISCO 社製 UCS シリーズで使用した場合の動作につ いて検証を行っています 検証構成 Windows Server 2012 をインストールした CISCO UCS C220M3 を使用し QLE2562HBA と FC 接続のテープドライブ LTO5-HH テープドライブをケーブルで直結し接続検証を行いました 検証環境の構成は以下の通りとなります マシン OS Backup Software CISCO UCS C220M3 Windows Server 2012 NetVault Backup 9.1.1 接続構成図 Qlogic HBA UCS C220M3 LTO-5 HH FC Qlogic HBA UCS C220M3 Storage LoaerLTO-5 FC 1
検証 1 LTO-5 HH での検証 LTO-5 HH テープドライブを Windows Server 2012 を導入した UCS サーバへ接続し 以下の 試験を実施しました 検証項目 1 NetVault Server での動作確認 DELL Software 社 NetVault Backup9.1.1 によるバックアップ等の動作を確認しています # 項目 確認事項 チェック 1 デバイス正常認識の確認 OS より正常に認識されることを確認 OK 2 デバイス構成の確認 3 Backup 動作確認 NetVault よりデバイスを正常に構成出来る事を確認バックアップを正常に行うことが出来る事を確認 OK OK 4 Restore 動作確認リストアを正常に行うことが出来る事を確認 OK 1. デバイス正常認識の確認 LTO-5 HH FC ドライブを接続し OS 起動後に正常に認識されることを確認しました 注 )NetVault ではドライバの適用が必要ない為 ほかのデバイス 以下に表示されま す 2
2. デバイス構成の確認 NetVault 上にデバイスを正しく構成出来る事を確認します 1 NetVault を起動し NVBU コンソールより [ デバイス管理 ] をクリックして [ デバイス管理 ] ウィンドウを表示させます 2 [ デバイス管理 ] のウィンドウが表示されるので [ 追加 ] メミューより [ 単体ドライブの追 加 ] を選択します 3
3 [ 単体デバイスの追加 ] のウィンドウが表示されるので [ ドライブ選択 ] タブの [ ドライブ選 択 ] から接続されたデバイスを選択し 右側の [ 選択されたドライブ ] にドライブが表示さ れた状態で [ タイプ ] のプルダウンから適切なタイプ名 ( この場合 Tandberg LTO-5 HH LTO) を選択し左上の保存アイコン をクリックします 4 正常に保存されると以下のように [ デバイス管理 ] ウィンドウに追加したドライブが表示 されます 必要に応じてデバイスを右クリックして表示されるメニューよりメディアのブ ランク処理等を行います 4
5 デフォルトのブロックサイズでは 32Kbyte の為 高速な LTO-5 ドライブを使用する十分な パフォーマンスが得られません 必要に応じてブロックサイズの変更を行います ( 以下の例では 256KB に変更しています ) NetVault からデバイスを正常に構成出来る事を確認しました 2. Backup 動作確認 NVGUI から [ バックアップ ] をクリックして Backup を行います 5
[ バックアップ ] のウィンドウが表示されるので [ 選択 ] タブよりバックアップ対象となるデー タ ( 以下の例では約 40GB のファイルが存在する D: backup_source) を選択します 続いて [ ターゲット ] タブよりバックアップ先のデバイスとして Tandberg LTO-5 HH ドライ ブを選択して 実行アイコン をクリックしバックアップを行います 6
以下のように平均約 239MB/s ピーク時 308MB/s の速度で転送が行われており 高速にバ ックアップが取得出来る事を確認しました 3. Restore 動作確認 NVGUI から [ リストア ] をクリックして Restore を行います 7
[ リストア ] のウィンドウが表示されるので [ 選択 ] タブより対象となるデータ ( 以下の例では約 10GB のファイル d: back_source dummy2) を選択して実行アイコンをクリックしリストアを実行します 以下のように平均約 105MB/s ピーク時 283MB/s の速度で転送が行われており 正常にリ ストアが実施出来る事を確認しました 8
検証項目 2 NetVault VaultDR ローカル型での動作確認 DELL Software 社 NeVault VaultDR 4.3.2 によるバックアップ等の動作を確認しています # 項目 確認事項 チェック 1 iso イメージからの起動 Valut DR iso イメージより正常に起動する事を確認 OK 2 Backup 動作確認 iso イメージから起動した VaultOS から正常に LTO ドライブを認識してバックアップを行う OK ことが出来る事を確認 3 Restore 動作確認 iso イメージから起動した VaultOS から正常に LTO ドライブを認識してバックアップを行うことが出来る事を確認 OK 1. iso イメージからの起動 CISCO USC サーバの CIMC KVM コンソールから Vault OS の iso イメージをマウントし VaultOS を起動します CIMC から KVM コンソールを起動し Virtual Media タブを選択し Add Image ボタン をクリックし iso イメージを追加し Mapped をチェックして仮想 CD ドライブを UCS サ ーバにマウントします 9
UCS サーバの起動時に F6 キーを押して Boot menu を有効にします 以下の画面が表示されたらバーチャル DVD を選択して Vault OS を起動します VaultOS が起動し 自動的に NVGUI が立ち上がった状態となります 10
2. Backup 動作確認 NVGUI のウィンドウが表示されているので [Device Mangement] を選択し 通常の NetVault Backup と同様の手順でデバイスの設定を行います 検証 1 と同様にデバイスを追加しテープを認識させます 11
デバイスの追加が終了したら NVGUI より [Backup] を選択すると以下のウィンドウが表示されるので [Selections] タブより ValutDR 以下のドライブを選択します ( 以下の設定では 300GB HDD のRAID1 で構成された起動ドライブ Disk0Pattion1 および 2( システム予約域と c ドライブ ) のみを対象としています ) [Target] に先ほど追加したテープドライブを指定して実行アイコン プを実行します をクリックしてバックアッ 約 10 分で正常にバックアップが終了しました 12
3. Restore 動作確認 2 と同様に NVGUI のウィンドウが表示されているので [Device Mangement] を選択し 通常の NetVault と同様にデバイスの設定を行い テープデバイスを認識させ テープのスキャンを行い 2 で取得したバックアップを認識させます NVGUI より [Restore] を選択すると以下のウィンドウが表示されるので [Selections] タブより ValutDR APM 以下のテープに取得されたバックアップイメージを選択します [Target] に先ほど追加したテープドライブを指定して実行アイコン プを実行します をクリックしてバックアッ 約 30 分で正常にリストアが終了し リストア後再起動を行い Windows が正常に起動する事を確 認しました 13
検証 2 Storage Loader LTO-5 FC での検証 Storage Loader LTO-5 FC オートローダを Windows Server 2012 を導入した UCS サーバへ接 続し 以下の試験を実施しました 検証項目 1 NetVault Server での動作確認 DELL Software 社 NeVault Backup9.1.1 によるバックアップ等の動作を確認しています # 項目 確認事項 チェック 1 デバイス正常認識の確認 OS より正常に認識されることを確認 OK 2 デバイス構成の確認 3 Backup 動作確認 NetVault よりデバイスを正常に構成出来る事を確認バックアップを正常に行うことが出来る事を確認 OK OK 4 Restore 動作確認リストアを正常に行うことが出来る事を確認 OK 1. デバイス正常認識の確認 Storage Loader LTO-5 FC オートローダを接続し OS 起動後に正常に認識されることを 確認しました 注 )NetVault では標準のドライバを使用しないため ドライブ部は ほかのデバイス メディアチェンジャー部は 不明なメディアチェンジャー として表示されています 14
2. デバイス構成の確認 NetVault 上にデバイスを正しく構成出来る事を確認します 1 NetVault を起動し NVBU コンソールより [ デバイス管理 ] をクリックして [ デバイス 管理 ] ウィンドウを表示させます 2 [ デバイス管理 ] のウィンドウが表示されるので [ 追加 ] メミューより [ ライブラリ追加 ] を 選択します 15
3 [ ライブラリ追加 ] のウィンドウが表示されるので [ ライブラリ選択 ] タブの [ ライブラリ選択 ] から接続されたデバイスを選択し 右側の [ 選択されたドライブ ] にドライブが表示された状態で [ タイプ ] のプルダウンから適切なタイプ名 ( この場合 Tandberg Storage Loader) を選択します 4 [ ドライブ選択 ] タブの [ ドライブ選択 ] から接続されたデバイスを選択し 右側の [ 選択さ れたドライブ ] にドライブが表示された状態で [ タイプ ] のプルダウンから適切なタイプ名 ( この場合 Tandberg LTO-5 HH LTO) を選択し左上の保存アイコンをクリックします 16
5 正常に保存されると以下のように [ デバイス管理 ] ウィンドウに追加したドライブが表 示されます 必要に応じてデバイスを右クリックして表示されるメニューよりメディ アのブランク処理等を行います 6 デフォルトのブロックサイズでは 32Kbyte の為 高速な LTO-5 ドライブを使用する十分な パフォーマンスが得られません 必要に応じてブロックサイズの変更を行います ( 以下の例では 256KB に変更しています ) NetVault からデバイスを正常に構成出来る事を確認しました 17
4. Backup 動作確認 NVGUI から [ バックアップ ] をクリックして Backup を行います [ バックアップ ] のウィンドウが表示されるので [ 選択 ] タブよりバックアップ対象となるデ ータ ( 以下の例では約 40GB のファイルが存在する D: bakup_source) を選択します 18
続いて [ ターゲット ] タブよりバックアップ先のデバイスとしてストレージローダのデバイ スを選択して 実行アイコン をクリックしバックアップを行います 以下のように平均約 230MB/s ピーク時 309MB/s の速度で転送が行われており 高速にバ ックアップが取得出来る事を確認しました 19
5. Restore 動作確認 NVGUI から [ リストア ] をクリックして Restore を行います [ リストア ] のウィンドウが表示されるので [ 選択 ] タブより対象となるデータ ( 以下の例では約 10GB のファイル D: backup_sourcedummy2) を選択して実行アイコンをクリックしリストアを実行します 20
以下のように平均約 89MB/s ピーク時 151MB/s の速度で転送が行われており 正常にリ ストアが実施出来る事を確認しました 21
検証項目 2 NetVault VaultDR ローカル型での動作確認 DELL Software 社 NetVault VaultDR 4.3.2 によるバックアップ等の動作を確認していま す # 項目 確認事項 チェック 1 iso イメージからの起動 Valut DR iso イメージより正常に起動する事を確認 OK 2 Backup 動作確認 iso イメージから起動した VaultOS から正常に LTO ドライブを認識してバックアップを行う OK ことが出来る事を確認 3 Restore 動作確認 iso イメージから起動した VaultOS から正常に LTO ドライブを認識してバックアップを行うことが出来る事を確認 OK 1. iso イメージからの起動 CISCO USC サーバの CIMC KVM コンソールから Vault OS の iso イメージをマウントし VaultOS を起動します CIMC から KVM コンソールを起動し Virtual Media タブを選択し Add Image ボタン をクリックし iso イメージを追加し Mapped をチェックして仮想 CD ドライブを UCS サ ーバにマウントします 22
UCS サーバの起動時に F6 キーを押して Boot menu を有効にします 以下の画面が表示されたらバーチャル DVD を選択して Vault OS を起動します VaultOS が起動し 自動的に NVGUI が立ち上がった状態となります 23
2. Backup 動作確認 NVGUI のウィンドウが表示されているので [Device Mangement] を選択し 通常の NetVault Backup と同様の手順でデバイスの設定を行います 検証 1 と同様にデバイスを追加しテープを認識させます ライブラリの認識 24
ドライブの認識 追加されたライブラリ 25
デバイスの追加が終了したら NVGUI より [Backup] を選択すると以下のウィンドウが表示され るので [Selections] タブより ValutDR 以下のドライブを選択します ( 以下の設定では 300GB HDD の RAID1 で構成された起動ドライブ Disk 0 のみを対象としています ) [Target] に先ほど追加したテープドライブを指定して実行アイコン プを実行します をクリックしてバックアッ 約 30 分で正常にバックアップが終了しました 26
3. Restore 動作確認 2 と同様に NVGUI のウィンドウが表示されているので [Device Mangement] を選択し 通常の NetVault と同様にデバイスの設定を行い テープデバイスを認識させ テープのスキャンを行い 2 で取得したバックアップを認識させます NVGUI より [Restore] を選択すると以下のウィンドウが表示されるので [Selections] タブより ValutDR APM 以下のテープに取得されたバックアップイメージを選択します [Target] に先ほど追加したテープドライブを指定して実行アイコン プを実行します をクリックしてバックアッ 約 30 分で正常にリストアが終了し リストア後再起動を行い Windows が正常に起動する事を確 認しました 27