経営説明会資料 (2006 年 5 月 ) 2006 年 5 月 19 日 ( 金曜日 )

経営説明会資料 (2006 年 5 月 ) 2006 年 5 月 19 日 ( 金曜日 )

2006 年 5 月経営説明会の内容 目次 本資料の構成 A J-100 計画のサマリー (2003 年度 ~2007 年度 ) 当社中期経営 5 ヵ年計画の 3 年経過 並びに今 2006 年度と最終 2007 年度の経営見通しを集約 Page 1 B 印刷情報用紙の生産 内需トレンド ( 直近 5~10 年間 ) 1996 年以降の印刷情報用紙の 10 年間生産推移 輸入紙を含めた塗工紙の内需増加と塗工紙生産の軽量化が進む Page 2 Page 3 C 新抄紙機 N9 計画の説明 (2008 年度 ~) A と B の前提をふまえて 新抄紙機 N9 計画を説明 世界と対比した生産体制 一体化する世界市場と 大型化する世界の生産規模に対して見劣りする日本の設備 長期的視点に立つ当社の 選択と集中 当社のオンコーター抄紙機 20 年の生産販売をベースに N9 の設備コンセプト 高品質 世界規模 省資源 多様化するユーザー要請に対して 当社新潟工場立地の優位点と設備対応力を活かす販売の考え方 国内市場成長の見方と国内市況影響対策をふまえた販売プラン Page 4 新抄紙機 N9 の設備コンセプト Page 5 カスタマーオリエンテッドの営業販売 Page 6 営業販売プラン Page 7

J-100 計画サマリー (2007 年度経営目標 ( 見通し ) Page 1 売上高 (10 億円 ) 経常利益 ( 億円 ) 200 180 160 140 120 100 80 60 40 1,476 J-100 計画 2007 年度経営目標と見通し ( 連結 ) 売上高経常利益 125 1,512 125 1,537 72 148 148 98 1,685 170 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2007 年度 実績 見通し 98 2007 年度経営目標へのアプローチ ('06 年度 &'07 年度 2 年間 ) 増加売上高 ( セグメント別 ) 増加利益 ( 項目別 ) 紙製造関連 100 効率 + バイオ 36 紙加工関連 33 生産販売 26 その他 15 固定費 25 価格条件 他 11 合計 ( 億円 ) 148 合計 ( 億円 ) 98 主な経営目標の見通し 経営目標 見通し 売上高経常利益率 10% 以上 10.1% 売上高 EBITDA 比率 18% 以上 17.2% ROA 7% 以上 7.1%

印刷情報用紙 10 年間トレンド Page 2 14,000 12,000 10,000 10,811 1,794 印刷情報用紙の国内生産 ( 千トン ) 非塗工印刷用紙 微塗工印刷用紙 塗工印刷用紙 特殊印刷用紙 情報用紙 印刷情報用紙合計 国内生産 - 輸出 + 輸入 + 在庫増減 = 内需 ( 次葉へ ) 11,756 11,348 11,112 11,175 11,231 11,384 11,476 11,177 10,903 1,754 1,859 1,779 1,689 1,642 1,700 1,652 1,658 1,776 8,000 6,000 4,096 4,388 4,316 4,942 5,280 4,915 4,950 4,928 5,114 5,156 4,000 1,328 1,334 1,433 1,288 1,451 1,363 1,437 1,452 1,485 1,574 2,000 0 3,185 3,139 2,997 2,960 2,890 2,853 2,854 2,769 2,798 2,764 1996 年 1997 年 1998 年 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 印刷情報用紙の国内生産はマクロで見れば大きな変化がないように見える 1 2 印刷情報用紙の内需変化 ( 5 年間 ) 品種細部の生産変化 ( 10 年間 ) が 起こっている

印刷情報用紙の内需と品種構成の変化 Page 3 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 内需 =( 国内生産 - 輸出 + 輸入 + 在庫増減 ) の 5 ヵ年トレンド非塗工紙と塗工紙の品種別生産推移 10 年間トレンド 0 印刷情報用紙の内需推移 ( 千トン ) JPA 資料より作図 非塗工国内非塗工輸入塗工印刷国内塗工印刷輸入情報用紙国内情報用紙輸入内需合計 11,659 7.7% 10.7% 1,867 5.7% 5.4% 6,376 9.8% 7.7% 8.0% 7.5% 3,416 11,463 7.5% 13.9% 1,888 6,314 3,271 11,670 10.0% 15.9% 1,937 9.2% 6,538 3,195 11,982 10.4% 20.1% 1,981 9.0% 6,807 3,194 11,985 9.8% 19.3% 1,980 8.2% 6,865 7.3% 3,139 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 印刷情報用紙内需輸入紙比率 輸入紙 % 情報用紙 輸入紙 % 塗工印刷 輸入紙 % 非塗工印刷 ( 千トン ) 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 塗工紙の軽量化と非塗工紙の高級化が進む国内生産 8,609 2,397 1,339 1,843 1,957 2,068 1,328 1,242 989 9,190 9,241 2,764 2,723 9,494 2,858 1,288 1,437 1,574 1,344 1,396 1,381 693 598 602 892 862 805 735 1996 年 1999 年 2002 年 2005 年 ( 非塗工 + 塗工 ) 計 アート紙 コート紙 軽量コート紙 他塗工印刷紙 微塗工印刷用紙 上級印刷紙 中級印刷紙 下級印刷紙 薄葉印刷紙 印刷情報用紙の内需変化 ( 5 年間 ) 品種細部の生産変化 ( 10 年間 ) 1 カラービジュアル化の進展 = 非塗工 塗工化 1 非塗工紙品種の中の上級化 2 輸入紙影響の一服感 2 塗工紙品種の中の軽量化

世界と対比した生産体制 Page 4 北欧企業 中国新興企業に比べ日本は一工場で生産する品種が多い 世界と対比した生産品種会社名 StoraEnso UPM 金東紙業北越製紙 工場名 Oulu Rauma 大港新潟 従業員数 ( 名 ) 1,576 1,200 4,400 520 年産量 ( 千トン ) 980 1,200 1,500 986 上質コート紙中質コート紙上質コート紙上質紙 生産品種 中質コート紙 SC 紙中質紙更に細かな品種分類 上質紙 OfCoated2 微塗工紙 ('99 年原紙 MC2 基 ) OnCoated1 塗工紙 ('05 年 No.3OnMC) 高級白板紙 ( 単体 ) On Coated Machine 3 基 ('86 年 '90 年 '98 年 ) 大型化 最新鋭化する世界 VS 日本の設備 ( 千トン / 年 ) 2004 年日本の塗工紙設備年産規模分布 (6,605 千トン /55 台 )'05.1 月大手商社資料より作図 3,500 1,636 3,000 22 台 2,500 3,171 (40%) 2,000 24 台 1,540 1,500 (44%) 257 8 台 1,000 1 台 (15%) (1%) 500 0 100~300 300~500 500~700 700~ 日産能力 ( トン / 日 上図 ) 1 台当たりの平均年産 ( 右図 ) ( 構成比 ) 74 千トン (25%) 132 千トン (48%) 193 千トン (23%) 257 千トン (4%) 世界市場東アジア市場日本市場市場の一体化が急速に増す様相 ( 東アジア + 日本 ) 全世界市場 当社 J-100 5 ヵ年計画 (2003/4~2008/3) の基軸 長期的視点に立つ当社の 選択と集中 の設備構築 J-100 計画の骨格 品 質 コスト 収益力 国際競争力 Base は設備の競争力 日本に立地する生産拠点で国際競争力を持つ 高品位な生産体制による生産性の向上 成長余力を担保して 低コスト体制を構築

新抄紙機 Ｎ９ の設備コンセプト 当社 塗工抄紙機の経過 当社 オンコーター抄紙機の製品開発経過 ２０年の推移 新 潟 ８ 号 機 (20年間で培った蓄積) 製品品質 感動を共有できる 製紙ﾊﾟｰﾄﾅｰ 顧客指向 新 潟 ７ 号 機 新 潟 ６ 号 機 顧客とともに Page 5 On-line coated process 品種 Ａ２マット(μﾏｯﾄ) Ａ３マット(αﾏｯﾄ) 1998年 Off-line process (super calender) 品種 Ａ３コート (Hi-α) On-line coated process 品種 Ａ２コート (μｺｰﾄﾈｵｽ) 1990年 Ａ２マット(μﾏｯﾄ) Ａ３マット(αﾏｯﾄ) 1986年 On-line coated process super calender 品種 Ａ３(Hi-α) ｵﾝｺｰﾀｰ技術 新抄紙機の設備コンセプト より高品質(軽量コート紙) より速く 広く(世界規模) より省資源 活資源 Future On Coated, 4Machines, Million tones 全てOn-line (原紙 塗工 カレンダー) Wire幅１０m 生産能力３５０千 バイオマスエネルギーの活用

カスタマーオリエンテッドの営業販売 Page 6 新潟立地のバリューチェーン 国内市場 多様化するユーザー要請に応える ( 海外 ) 日本の製紙工場生産モデルと " 新潟 " 新潟立地の優位性 ( 国内 ) 6 号機 7 号機 品質条件 軽量化 高不透明度 高印刷適性 植林木 チップ輸送 一貫生産 ( パルプ 紙 ) 製品搬送 消費地用保管在庫 消費地 8 号機 9 号機 同一工場に 4 基のオンコーターマシン 柔軟な対応 納入条件 必要量 適正価格で 適時迅速に 新潟立地のバリューチェーン 海外市場 カスターマーオリンテッドで目指す基本 余力を持った供給体制の確立 ( A3;Hi-α は 無い α 状態 ) 環日本海 東アシ アへのアクセス 安定した品質を保証する生産体制 要求量に見合う生産販売体制 単一工場の利点 同一ファイバー源 同型抄紙機 立地優位性 一様でない市場成長予測 VS 提案型商品の生産販売体制 北関東にシフトする印刷事業 日本の GDP の 6 割エリア 要請納期見合う新商品開発 市場に近い = 素速いレスポンス 抄造サイクルが柔軟に対応出来るオンマシンコーター

営業販売プラン Page 7 塗工 3 品種の国内生産払出推移 [ 千トン ] 1996 年 1997 年 1998 年 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 10 年間成長年率成長 A. コート + 軽量コート + 微塗工紙 5,063 5,343 5,416 5,896 6,394 5,976 6,118 6,134 6,372 6,500 1,437 2.8% ( 対前年 ) (108.8%) (105.5%) (101.4%) (108.9%) (108.5%) (93.5%) (102.4%) (100.3%) (103.9%) (102.0%) 払 B. 内 国内払出合計 4,999 5,805 5,386 5,988 6,348 5,992 6,115 6,086 6,377 6,467 1,469 2.9% 出 ( 対前年 ) (108.0%) (116.1%) (92.8%) (111.2%) (106.0%) (94.4%) (102.0%) (99.5%) (104.8%) (101.4%) 過去最高内 C. 内 輸出合計 193 311 363 465 350 295 404 363 403 348 155 6.8% 訳 ( 対前年 ) (101.1%) (161.6%) (116.5%) (128.2%) (75.3%) (84.1%) (137.1%) (90.0%) (110.8%) (86.3%) 国内生産対する輸出比率 (C/A) 3.9% 5.4% 6.7% 7.8% 5.5% 4.9% 6.6% 6.0% 6.3% 5.4% 一様でない国内市場成長の見方 ( 10 年間の実績は上表のとおり ) 高齢化 人口減少国際化 アジア一体化非塗工紙上級化 塗工紙軽量化 ( 国内市場の捉え方 + 市況対策 ) 販売プラン 1 2 3 4 5 6 国内の市場成長の一部客先要請に応えられていないキャリーオーバー分海外市場への輸出拡大国内外企業との OEM 国内外企業とのスクラップ & ビルド段階的な設備能力対応 当社の市場の捉え方 国内市況対策 販売プラン 需要の創造 ( クリエート ) 提案型商品開発 過去 N6 で 腰の強い A3 N8 で 印刷適性の高い A3 マット + ( 高品質 + 高品位 ) な塗工紙で 受注に即した生産販売活動 提案 左記 (1,2,3,4,5,6) による販売

2006 年経営説明会 ( おわり ) Page 8 表紙挿絵の作者 ( 鈴木拓海さん ) 子供たちがみた工場 絵画コンクールより新潟市立桃山小学校 4 年 (2004 年当時 ) 恒例となった真夏の行事 民放局の 24 時間 TV における新潟市内のイベント 当社新潟 8 号機の 8m 幅の紙を提供しています 留意事項 当資料に記載されている見通し等に関する内容は 経営説明会時点における種々の前提に基づいたものであり 今後種々の要因により 将来の目標値 或いは施策が異なって行く場合があります Hokuetsu Paper Mills, Ltd.