Microsoft PowerPoint - pc11.ppt

Similar documents
コンピュータのしくみ

Operating System 仮想記憶

PowerPoint Presentation

OS

OS

Microsoft PowerPoint - OS07.pptx

Microsoft PowerPoint - OS12.pptx

Microsoft PowerPoint - No6note.ppt

書式に示すように表示したい文字列をダブルクォーテーション (") の間に書けば良い ダブルクォーテーションで囲まれた文字列は 文字列リテラル と呼ばれる プログラム中では以下のように用いる プログラム例 1 printf(" 情報処理基礎 "); printf("c 言語の練習 "); printf

Microsoft PowerPoint - No7note.ppt

10-vm1.ppt

Microsoft PowerPoint - OS11.pptx

Microsoft PowerPoint - os ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - No3.ppt

Microsoft PowerPoint - OS09.pptx

Microsoft PowerPoint - sp ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - OS12.pptx

Microsoft PowerPoint - OS02.pptx

ic3_cf_p1-70_1018.indd

Microsoft PowerPoint - sp ppt [互換モード]

Wordの学習

OS

PowerPoint プレゼンテーション

プログラミング基礎

スクールCOBOL2002

計算機アーキテクチャ

Microsoft PowerPoint - OS02.ppt

目次 第 1 章はじめに 本ソフトの概要... 2 第 2 章インストール編 ソフトの動作環境を確認しましょう ソフトをコンピュータにセットアップしましょう 動作を確認しましょう コンピュータからアンインストー

01-introduction.ppt

Microsoft PowerPoint - OS02.pptx

第 1 回 C 言語講座 1. コンピュータって? だいたいは 演算装置 制御装置 記憶装置 入出力装置から構成されている 演算装置 CPU の一部で実際に計算を行う装置 制御装置 CPU の一部で演算装置や入出力装置 記憶装置の読み書きなどを制御する装置 記憶装置プログラムや情報 データを一時的

計算機システム概論

目次 第 1 章はじめに 本ソフトの概要... 2 第 2 章インストール編 ソフトの動作環境を確認しましょう ソフトをコンピュータにセットアップしましょう 動作を確認しましょう コンピュータからアンインストー

Microsoft PowerPoint - No15›¼‚z‰L›¯.ppt

Microsoft PowerPoint - 09_2008_0619.pptx

OS

ENI ファーマシー受信プログラム ユーザーズマニュアル Chapter1 受信プログラムのインストール方法 P.1-1 受信プログラムのシステム動作環境 P.1-2 受信プログラムをインストールする P.1-9 受信プログラムを起動してログインする P.1-11 ログインパスワードを変更する

出 アーキテクチャ 誰が 出 装置を制御するのか 1

C に必要なコンピュータ知識 C はコンピュータの力を引き出せるように設計 コンピュータの知識が必要

CPUスケジューリング

マニュアル訂正連絡票

Microsoft PowerPoint - chap4_slide a.ppt

PowerPoint Presentation

2 Web ページの文字のサイズを変更するには 以下を実行します Alt + P キーを押して [ ページ ] メニューを選択します X キーを押して [ 文字のサイズ ] を選択します 方向キーを押して 文字のサイズを [ 最大 ] [ 大 ] [ 中 ] [ 小 ] [ 最小 ] から選択します

Windows用タブレットドライバー簡易ガイド

UNIX 初級講習会 (第一日目)

05-scheduling.ppt

Microsoft PowerPoint - 11.pptx

内容 1 はじめに インストールの手順 起動の手順 Enterprise Architect のプロジェクトファイルを開く 内容を参照する プロジェクトブラウザを利用する ダイアグラムを開く 便利な機能.

cmpsys15w07_os.ppt

目次 1. ログイン ログアウト デスクトップ ( 例 :Word Excel 起動中 ) Dock( 例 :Word Excel 起動中 ) Finder ウィンドウ メニューバー ( 例 :Word 起動中 )...

Microsoft PowerPoint - sp ppt [互換モード]

カルテダウンロード 操作マニュアル

情報処理概論(第二日目)

演算増幅器

コンピュータ中級B ~Javaプログラミング~ 第3回 コンピュータと情報をやりとりするには?

インストールの前に

uCosminexus EUR 08-20新機能のご紹介

ご利用になる前に ここでは しんきん電子記録債権システム をご利用になる前に知っておいていただきたいことがらについて説明します 1 ご利用環境と動作条件の確認 2 2 初期設定とは 4 3 ソフトウェアキーボードの使いかた 6

2006年10月5日(木)実施

iStorage NSシリーズ管理者ガイド(詳細編)

Windows2000/XPインストール手順

Windows 10の注意点

Choose an operating system Windows Linux

ファクス送信用変換ソフト 操作説明書_UA

Microsoft Word - macマニュアル【 】.doc

EPSON PM-D600 活用ガイド

PowerPoint プレゼンテーション

PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP が被るとローカル環境内接続が行えなくな

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ

メモリ管理

スライド 1

020105.メモリの高機能化

Prog1_12th

計算機概論

Windows用タブレットドライバー簡易ガイド Ver.5.06版

Microsoft PowerPoint ppt

Microsoft PowerPoint - OS1.ppt [互換モード]

PC-FAX.xls

Microsoft Word - FORMAT.EXE使用説明.doc

COMET II のプログラミング ここでは機械語レベルプログラミングを学びます 1

情報処理演習 B8クラス

Microsoft PowerPoint - OS08.pptx

Microsoft Word - プリンター登録_Windows XP Professional.doc

やさしくPDFへ文字入力 v.2.0

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - no01.docx

コンピュータ工学講義プリント (7 月 17 日 ) 今回の講義では フローチャートについて学ぶ フローチャートとはフローチャートは コンピュータプログラムの処理の流れを視覚的に表し 処理の全体像を把握しやすくするために書く図である 日本語では流れ図という 図 1 は ユーザーに 0 以上の整数 n

PowerPoint プレゼンテーション

ComputerArchitecture.ppt

Microsoft Word - Word1.doc

目次 *.PRO という拡張子のバックアップデータがある... 3 *.MEM という拡張子のバックアップデータがある... 6 *.DXX という最初に D がある拡張子のバックアップデータがある... 9 *.GPM という拡張子のバックアップデータがある LXX という最初に L

ガイダンス

TRENDフォトビューアの起動方法と使い方

1. はじめに 本書は スプリット演算器 MFS2 用コンフィギュレータソフトウェア の取扱方法 操作手順 注意事項などを説明したものです Windows の操作や用語を理解している方を前提にしています Windows の操作や用語については それぞれのマニュアルを参照してください 1.1. MFS

FileZen(めるあど便) 利用マニュアル

EDITOR を起動する 1. MS-3 をパソコンと USB ケーブルで接続し MS-3 の電源を入れます MS-3 とパソコンを USB ケーブルで接続しなくても ライブセットの編集はできます ただし パッチをエディットした結果を保存することはできません 保存にはパソコンとの接続が必要です パッ

ユーザーズマニュアル

カルテダウンロード 操作マニュアル

Transcription:

本日の内容 コンピュータのしくみ ( 第 11 回 ) 9 章 オペレーティングシステム (OS) 中田明夫 ( 情報科学研究科 ) ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 1 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 2 復習 : コンピュータの構成 ソフトウェアとハードウェア 復習 : ハードウェアの構成 複数の構成要素からなる コンピュータ ハードウェア ソフトウェア ハードウェア ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 3 PU 入出力装置 データの格納 データの格納計算 データの格納表示... ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 4 ソフトウェアの構成 プログラムは 2 つのカテゴリに分けられる ソフトウェア システムアプリケーションプログラムプログラム OS の位置付け 図 9.1 アプリケーションプログラム ワープロ 表計算 組み込みシステムプログラム Web ブラウザ コンパイラ エディタなど システムプログラム コマンドインタプリタ ウィンドウシステム オペレーティングシステム (OS) ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 5 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 6 1

もし OS がなかったら プログラム作成する際 ハードウェアについての詳細な知識が必要 キーボード マウスからの入力 ディスプレイへの出力 ディスクへの読み書き 接続している機種に応じた使い方を知る必要 プログラム作成が困難に 1.( プログラマにとって ) ハードウェアをプログラムから使いやすくする ( プログラムの中で ) ディスプレイに 1 文字出力したい OS に対して ディスプレイに 1 文字出力してくれ と命令 機能の 仮想化 実際にハードウェアを使う部分は OSの中で デバイスドライバ と呼ばれるプログラムが担当 異なるハードウェアで同じプログラムが利用可能 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 7 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 8 2.( 一般利用者に対して ) プログラムとデータ ( ファイル ) を操作する手段を与える というプログラムを実行せよ というファイルを入力としてというプログラムを実行し 結果をというファイルに出力せよ などの命令を受け付ける 命令の方法 :OSの種類によって異なる キーボードからコマンド文字列を打ち込む (MSOS) マウスでアイコンをクリックする (Windows) など 3.( 一般に複数の利用者に対して ) 同時に計算機資源を分け与え 適切に管理する 資源 (resource): 計算能力 計算時間 記憶装置 各種入出力機器など プログラムがプリンタで印刷している間 プログラム は円周率を計算 プログラムがプリンタを使い終わるまで プログラムはプリンタを使えない 資源の排他制御 プログラムがプリンタを使っている間 PUは暇なのでプログラムがPUを使って計算できる スケジューリング ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 9 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 10 アプリケーションプログラムの例 言語による例 機械に依存しない main() { int i, a; /* i と a は整数を格納する. */ i = 10; /* 10 が i へ格納される.*/ a= 0; /* 0 が a へ格納される.*/ while (i 0) { /* { 内を i 0 である限り繰り返す */ a = a + i; /* a 中のデータを a+i で置き換える */ i = i 1; /* i 中のデータを i 1 で置き換える. */ printf( %d n,a); /* a 中のデータを出力 */ ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 11 アプリケーションプログラムの例 Pascal 言語による例 Program Heron(input, output); var a,b,c,s,ss: real; begin writeln( 3 辺の長さを入力してください ); write( a= ); readln(a); write( b= ); readln(b); write( c= ); readln(c); s:=(a+b+c)/2; ss:=sqrt(s*(sa)*(sb)*(sc)); writeln( 面積 =, ss:5:3); end ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 12 2

アプリケーションプログラムの実行 最終的には 0 1 の列に変換 main() { int i, a; i = 10; a= 0; while (i 0) { a = a + i; i = i 1; printf( %d n,a); 高級言語 () コンパイラ MOV #10 R0 MOV #0 R1 : R0 R1 R0 N... アセンブリ言語 アセンブラ 0001010111000000 0000000000001010 0001010111000001 0000000000000000 0110000000000001 0000101011000000 0000001011111101... 機械語 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 13 OS のサービス OS が提供するサービス 入出力 ファイル管理 管理 プロセス管理など プロセス (process): プログラムの実行 同じプログラムに対して異なる実行 : ファイルを編集中のワープロプログラムW プロセス2: ファイルを編集中のワープロプログラムW ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 14 OS のサービス ( 続き ) プログラムに対して ユーザによるデータの入出力 キーボードからの入力 エンターキーを押すまでの一行が取り込まれる 訂正操作 ディスプレイへの出力 文字列の表示 システムコール ( プログラムから OS に対するリクエスト ) によって利用可能 OS のサービス ( 続き ) OS へのリクエスト システムコールと呼ばれる特別な命令による プログラム中から呼び出せる write, readln, printf もシステムコールを使って実現される ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 15 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 16 OS のサービス ( 続き ) ユーザに対して ユーザの指示によるアプリケーションプログラムの起動 アイコンのクリック マウス等のポインティングデバイスにより指示を与える UI:raphical User Interface UI:haracter User Interface 決められた手続きによる各種プログラムの起動 ログイン用プログラムなど 使用形態 スピードの差 人間の動作 周辺機器の動作 計算機内部の動作の速度の差は非常に大きい これをどう埋めるかが大問題 図 9.2 参照 人間のキーイン :100 ミリ秒 / 文字 プリンタなど :100ミリ秒/ 文字 磁気ディスク :1ミリ秒/ 文字 1 命令の実行 :1ナノ秒/ 命令 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 17 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 18 3

一括処理 ( バッチ処理 ) 順番にプログラムを実行 ジョブ : プログラム実行に必要な一連の処理 遊休時間が非常に多くなる 入出力を行っている間 PUは遊んでいる マルチプログラミング方式の採用 多数のプログラムをに配置して切替えて実行 1 つのプログラムの入出力中に 他のプログラムが PU を利用する ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 19 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 20 バッチ処理 : ユーザからみるとサービスは悪い TSS(Time Sharing System) 多数のユーザが (1 台の ) 計算機と会話的に仕事ができるようにした 基本的なアイデア あるジョブを q 時間 ( タイムスライス ) 実行すると いったん実行を中断して他のジョブを実行する 実行中断 タイムスライスを使ってしまったとき 入出力が必要になってその完了を待たなければならないとき より緊急度の高いジョブが発生したとき 現在では複数のタスクを 並行して実行するために 同様の技術を利用 ( マルチタスク OS) 一つしかない PU を 仮想的に複数あるように見せる技術 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 21 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 22 実時間システム ジョブの処理に時間制約があるようなシステム オンライン システム 多くの端末が通信回線で接続された状態で動作するシステム ( 中央集権的 ) TM, 座席予約システムなど 計算機ネットワーク 分散的 オンラインシステムとは異なる 組み込み使用 家電製品 自動車などに組み込まれて表面からは見えない形で用いられる ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 23 主記憶 ( ) 管理 OS の重要な機能の一つ 割り当て 各プロセスに対して プログラムとデータが入るだけの十分なを割り当てる 保護 OS 自身や他のプロセスが使っているを破壊しないように保護する 利用性の確保 のどの部分も自由に割り当て可能に 使い終わったは再利用可能な状態に ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 24 4

のどの番地がプログラムに割り当てられるか分からない プログラムのコンパイルには番地の情報が必要 プログラムが想定する番地 ( プログラム番地 ) から実際の上の番地 ( 番地 ) へ変換 一つの方法 : 基底レジスタを用いる ( 番地 )=( 基底レジスタ )+( プログラム番地 ) ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 25 基底レジスタだけでは 他のプロセスからの保護ができない 右図でプロセス がプログラム番地 3500 を使おうとすると 上限レジスタの導入 例 ) 上限レジスタを 1200 にする = プロセス はプログラム番地 1199 までしか使えない ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 26 TSS ではプロセスの実行を中断して他のプロセスを実行 実行中のプロセスに合わせて 基底レジスタ 上限レジスタの値を変更 基底レジスタ 上限レジスタによる方式の欠点 プログラムとデータのサイズの総和が容量を越える場合は実行不可能 プロセスの実行中はの一部のみ利用 未使用部分を補助記憶 ( ディスク ) に退避すれば プログラム データサイズが容量を越えても実行可能 仮想記憶方式 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 27 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 28 見かけ 仮想記憶方式 ( 本来存在しないはずの ) 非常に大きな主記憶があるように見せる方式 内容の一部は補助記憶 ( ハードディスク ) におき OS が主記憶へアクセスしているかのように見せかける この機能を利用すると非常に大きな主記憶を使えるが 非常に遅くなることも多い 仮想 :virtual( 実質的な ) の訳 プロセスの使用領域 主記憶上補助記憶上 実体 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 29 ページング 各プロセスのプログラムおよびデータを同じ大きさのページに分割 を同じ大きさのページフレームに分割 ページフレームは任意のプロセスの1ページを保持可能 ページフレームにないページは補助記憶上に置く 補助記憶ページ テーブル プロセス2 ページ H H テーブル ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 30 5

ページング ( 続き ) プログラム番地から番地への変換 を用いる ページング ( 続き ) プロセスが上にないページを参照したいとき ページフォールト (page fault) と呼ばれる割り込みが発生し プロセスの実行は中断 OSは 必要なページをに読み込む もしページフレームが満杯なら 今上にあるどれかのページフレームの内容を 補助記憶に追放し 必要なページの内容と交換 次にページ を参照したい 上にない ページフォールト 補助記憶 H ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 31 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 32 ページング ( 続き ) どのページをに置き どのページを補助記憶に追い出すか? プロセスが現在参照中のページは当然に置く必要 これから最も長い間参照されないページを追い出すのが理想 プロセスの将来の動作は予測不能なので困難 3つの良く使われる戦略 : 最初にに置いたページから追い出す ( 先入れ先出し :irst In irst Out) IO 方式 最近最も長く未使用だったページを追い出す ( 最長未使用 :Least Recently Used) LRU 方式 直前に最も使用頻度が小さかったページを追い出す ( 最小利用頻度 :Least requently Used) LU 方式 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 33 演習問題 下図において が の順でページを参照するとき ページの追い出しの戦略をIO/LRU/LU 方式でそれぞれ行うとき のページフレームの内容はそれぞれどのように変化するか? 補助記憶 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 34 H H 演習問題の解答 ( 一部 ) 下図において プロセス 1 が の順でページを参照するとき ページの追い出しの戦略を IO 方式で行うとき のページフレームの内容はどのように変化するか? ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 35 演習問題の解答 ( 続き ) 下図において プロセス 1 が の順でページを参照するとき ページの追い出しの戦略を LRU 方式で行うとき のページフレームの内容はどのように変化するか? ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 36 6

演習問題の解答 ( 続き ) 下図において プロセス 1 が の順でページを参照するとき ページの追い出しの戦略を LU 方式で行うとき のページフレームの内容はどのように変化するか? ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 37 ファイルシステム プログラムやデータ ファイル (file) という形で補助記憶 ( ディスク ) に保持 ファイルシステム (file system): OS がファイルを管理するしくみ ファイルの作成 削除 ファイルを整理 検索する手段の提供 ディスク空間の管理 権限のないユーザからのファイルの保護 ハードウェアやソフトウェアの障害によるファイルの破損からの保護 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 38 ファイルシステム ( 続き ) 利用者によってファイルには名前がつけられる ファイルの名前のリスト : ディレクトリ (directory) に保持 Windowsなどではフォルダ (folder) と呼ばれる 利用者のためのディレクトリ : ユーザディレクトリ (user directory ディレクトリのリスト : 親ディレクトリに保持 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 39 ファイルシステム ( 続き ) 一般にディレクトリの親子関係は木構造で表現できる ディレクトリもファイルの一種とみなす ディレクトリの中には 通常ファイルと子ディレクトリを共に含むことが可能 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 40 その他の機能 OSに対する要求 計算機資源の効率的使用のための管理 仮想化 データの管理 通信管理 例外 異常処理 次回予告 次回の内容 10 章コンピュータとソフトウェア 高水準プログラム言語 コンパイラ インタプリタ デバッガ プログラムの実行 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 41 ( コンピュータのしくみ H17 第 11 回 ) 42 7