マルチポイント GRE を介したレイヤ 2(L2omGRE)

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Transcription:

CHAPTER 42 マルチポイント GRE を介したレイヤ 2 (L2omGRE) L2omGRE の前提条件 (P.42-1) L2omGRE の制約事項 (P.42-2) L2omGRE について (P.42-2) L2omGRE のデフォルト設定 (P.42-3) L2omGRE の設定方法 (P.42-3) L2omGRE の設定の確認 (P.42-5) ( 注 ) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については 次の資料を参照してください http://www.cisco.com/en/us/products/ps11846/prod_command_reference_list.html Cisco IOS Release 15.1SY は イーサネットインターフェイスだけをサポートしています Cisco IOS Release 15.1SY は WAN 機能またはコマンドをサポートしていません ヒント Cisco Catalyst 6500 シリーズスイッチの詳細 ( 設定例およびトラブルシューティング情報を含む ) については 次のページに示されるドキュメントを参照してください http://www.cisco.com/en/us/products/hw/switches/ps708/tsd_products_support_series_home.html 技術マニュアルのアイデアフォーラムに参加する L2omGRE の前提条件 なし 42-1

L2omGRE の制約事項 L2omGRE の制約事項 L2omGRE 機能は VSS モードでサポートされています L2omGRE をサポートするために使用される VLAN インターフェイスは 任意のレイヤ 3 機能もサポートするようには設定できません 現在再学習されていない MAC レイヤ宛先アドレスにアドレス指定されているため VLAN でフラッディングされるレイヤ 2 トラフィックをポリシング ( レート制限 ) するように QoS を設定できます ( Traffic Classification (P.63-2) の match l2 miss を参照 ) L2omGRE について L2omGRE 機能では mgre トンネルを介してレイヤ 2 ブロードキャストドメインのトポロジを拡張することにより 複数の個別ネットワークサイト間のレイヤ 2 接続を提供します ( 図 42-1 を参照 ) 図 42-1 L2omGRE トポロジ VLAN VLAN Catalyst 6500 1 VLAN Catalyst 6500 2 VLAN mgre VLAN Catalyst 6500 3 VLAN 330528 L2omGRE 機能は VLAN インターフェイスを mgre トンネルインターフェイスに関連付けます L2omGRE 機能をサポートするように設定された mgre トンネルインターフェイスは VLAN のあらゆるタイプのトラフィックに対するレイヤ 2 スイッチング ( ブリッジング ) を提供するように レイヤ 2 LAN ポートのように機能します これにより トンネルでは この mgre トンネルを介してアクセス可能なデバイスにアドレス指定されたトラフィックだけを伝送します ( レイヤ 2 イーサネットスイッチングについて (P.20-3) を参照 ) スイッチは mgre トンネル経由でアクセスできる MAC アドレスを学習し show mac address-table コマンドは学習されたアドレスを表示します PFC および DFC は ハードウェアで ブリッジングおよび mgre トンネルのカプセル化とカプセル開放をサポートします 各トンネルは L2omGRE 接続された VLAN を複数伝送できます トンネルカプセル化には VLAN ID が含まれます トンネリングされたトラフィックがカプセル開放されると トラフィックに適した VLAN を選択するために トンネリングトラフィックに含まれている VLAN ID が使用されます 42-2

L2omGRE のデフォルト設定 L2omGRE のデフォルト設定 なし L2omGRE の設定方法 ループバックインターフェイスの設定 (P.42-3) mgre トンネルインターフェイスの設定 (P.42-3) VLAN インターフェイスの設定 (P.42-4) L2omGRE の設定例 (P.42-5) ループバックインターフェイスの設定 L2omGRE をサポートするようにループバックインターフェイスを設定するには 次の作業を行います ステップ 1 Router> enable 特権 EXEC モードをイネーブルにします パスワードを入 力します ( 要求された場合 ) ステップ 2 Router# configure terminal グローバルコンフィギュレーションモードを開始します ステップ 3 Router(config)# interface loopback number ループバックインターフェイスを作成し インターフェイ スコンフィギュレーションモードを開始します ステップ 4 Router(config-if)# ip address address mask インターフェイスの IP アドレスを設定します ( 注 ) 他のスイッチのトンネルインターフェイスは こ のスイッチのこの IP アドレスを参照します ステップ 5 Router(config-if)# end グローバルコンフィギュレーションモードに戻ります mgre トンネルインターフェイスの設定 mgre トンネルインターフェイスを設定するには 次の作業を行います ステップ 1 Router(config)# interface tunnel number トンネルインターフェイスを作成します 続いて イン ターフェイスコンフィギュレーションモードを開始しま す ( 注 ) このスイッチの VLAN インターフェイスは こ のトンネル番号を参照します ステップ 2 Router(config-if)# ip address address mask インターフェイスの IP アドレスを設定します 42-3

L2omGRE の設定方法 ステップ 3 Router(config-if)# ip nhrp map tunnel_address loopback_address L2omGRE トンネルインターフェイスを持つ他のスイッチに設定されているループバックインターフェイスの IP アドレスに対して IP/NBMA( 非ブロードキャストマルチアクセス ) アドレスマッピングを設定します 他の L2omGRE スイッチに設定されている tunnel_address loopback_address 値を入力します 他の L2omGRE スイッチごとにこのコマンドを繰り返します ステップ 4 Router(config-if)# ip nhrp network-id ID mgre トンネル用の Next Hop Resolution Protocol (NHRP) をイネーブルにします すべての L2omGRE トンネルインターフェイスで同じ ID 値を使用します ステップ 5 Router(config-if)# tunnel source loopback number このトンネルインターフェイスをループバックインター フェイスと関連付けます ステップ 6 Router(config-if)# tunnel mode gre multipoint トンネルモードとしてマルチポイント GRE を設定しま す ステップ 7 Router(config-if)# end グローバルコンフィギュレーションモードに戻ります VLAN インターフェイスの設定 L2omGRE をサポートするように VLAN インターフェイスを設定するには 次の作業を行います ステップ 1 Router(config)# interface vlan number VLAN インターフェイスを作成し インターフェイスコンフィギュレーションモードを開始します ステップ 2 Router(config-if)# no ip address インターフェイスに IP アドレスが設定されていないことを確認します ステップ 3 Router(config-if)# platform xconnect l2gre tunnel number VLAN インターフェイスを L2omGRE トンネルインターフェイスと関連付けます ステップ 4 Router(config-if)# end グローバルコンフィギュレーションモードに戻ります 42-4

L2omGRE の設定の確認 L2omGRE の設定例 L2omGRE コンフィギュレーションコマンドは次のように調整する必要があります 各スイッチの ip nhrp map コマンドは 他の各スイッチのトンネルおよびループバック IP アドレスを指します 各スイッチで tunnel source loopback コマンドは そのスイッチに設定されているループバックインターフェイスを指します 各スイッチで platform xconnect l2gre tunnel コマンドは そのスイッチの L2omGRE トンネルインターフェイスを指します スイッチの L2omGRE コンフィギュレーションに関する情報を表示するには show platform l2transport gre summary コマンドを入力します スイッチ 1 スイッチ 2 スイッチ 3 interface loopback 1 ip address 10.1.1.1 255.255.255.255 interface tunnel 10 ip address 10.10.10.1 255.255.255.0 no ip redirects ip nhrp map 10.20.20.2 10.2.2.2 ip nhrp map 10.30.30.3 10.3.3.3 ip nhrp network-id 10 tunnel source loopback 1 tunnel mode gre multipoint interface vlan 10 no ip address platform xconnect l2gre tunnel 10 interface loopback 1 ip address 10.2.2.2 255.255.255.255 interface tunnel 10 ip address 10.20.20.2 255.255.255.0 no ip redirects ip nhrp map 10.10.10.1 10.1.1.1 ip nhrp map 10.30.30.3 10.3.3.3 ip nhrp network-id 10 tunnel source loopback 1 tunnel mode gre multipoint interface vlan 10 no ip address platform xconnect l2gre tunnel 10 interface loopback 1 ip address 10.3.3.3 255.255.255.255 interface tunnel 10 ip address 10.30.30.3 255.255.255.0 no ip redirects ip nhrp map 10.10.10.1 10.1.1.1 ip nhrp map 10.20.20.2 10.2.2.2 ip nhrp network-id 10 tunnel source loopback1 tunnel mode gre multipoint interface vlan 10 no ip address platform xconnect l2gre tunnel 10 L2omGRE の設定の確認 トラフィック統計情報を含む L2omGRE に関する情報を表示するには show platform l2transport gre コマンドを入力します ヒント Cisco Catalyst 6500 シリーズスイッチの詳細 ( 設定例およびトラブルシューティング情報を含む ) については 次のページに示されるドキュメントを参照してください http://www.cisco.com/en/us/products/hw/switches/ps708/tsd_products_support_series_home.html 技術マニュアルのアイデアフォーラムに参加する 42-5

L2omGRE の設定の確認 42-6