第三者評価結果の公表事項 ( 児童養護施設 ) 1 第三者評価機関名社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 2 施設名等 名称 : 種別 : 施設長氏名 : 定員 : 所在地 : U R L: 社会福祉法人旭が丘学園児童養護施設旭が丘学園児童養護施設小原善博 70 名宮城県

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(別紙3)

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

( 児童自立支援施設 ) 支援 () 支援の基本 子どもを理解 尊重し その思い ニーズをくみ取りながら 子どもの発達段階や課題に考慮した上で 子どもと職員との信頼関係の構築を目指している 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営みつつ 職員がモデルとなること

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

( 児童自立支援施設 ) 支援 () 支援の基本 子どもを理解 尊重し その思い ニーズをくみ取りながら 子どもの発達段階や課題に考慮した上で 子どもと職員との信頼関係の構築を目指している 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営みつつ 職員がモデルとなる

平成18年度標準調査票

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

実施年月日平成 9 年 4 月 日実施者名松崎俊法 理念 基本方針 Ⅰ 福祉サービスの基本方針 理由も解って業務を行っている だいたい理由を理解して業務を行っている 実施していない Ⅰ--()- 理念が明文化されている 法人 保育所の理念 保育理念が文書 ( 事業計画等の法人 事業所内文書や広報誌

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平成18年度標準調査票

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

4 総評 特に評価が高い点 母子が 安心して穏やかに生活できる場 を提供しています 地域には小学校 保育園 町営住宅等があり山間の緑が多く静かな住環境にあります 施設は安心して生活ができるように玄関は 1 箇所とし 利用者以外の侵入者を防いでいます 各居室は直ぐに生活できるように環境整備されています

平成18年度標準調査票

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

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第三者評価結果の公表事項 ( 児童養護施設 ) 1 第三者評価機関名 社団法人熊本県社会福祉士会福祉サービス第三者評価事業 2 施設名等 名称 : 種別 : 施設長氏名 : 定員 : 所 在 地 : T E L : 八代ナザレ園児童養護施設富田美智子 60 名 熊本県八代市通町 1

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第三者評価結果の公表事項 ( 母子生活支援施設 ) 1 第三者評価機関名 公益社団法人 福岡県社会福祉士会 2 施設名等 名 称 : 種 別 : 施設長氏名 : 定 員 : 所 在 地 : T E L : 百道寮 母子生活支援施設 施設長 岸原 晃 45 世帯 福岡県福岡市早良区百道 3 丁目 18

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第三者評価結果入力シート ( 児童養護施設 ) 種別児童養護施設 第三者評価機関名社会福祉法人佐賀県社会福祉協議会福祉サービス評価センターさが 施設名等 名 称 : 施設長氏名 : 定 員 : 所在地 ( 都道府県 ): 所在地 ( 市町村以下 ): T E L : U R L : 3 実施調査日

A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている A-2-(1)-5 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている 評価概要 1 子どもの心身の状態 生活習慣をアセスメントで把握し自立に配慮

児童養護施設運営指針

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

福祉サービス第三者評価の結果

第三者評価結果 ( 小規模住居型児童養育事業 ) 種別 : 小規模住居型児童養育事業 1 第三者評価機関名 特定非営利活動法人 あいおらいと 2 施設名等 名称 : ファミリーホーム来夢来人 施設長氏名 : 定員 : 所在地 ( 都道府県 ): 福谷 6 名 鳥取県 則枝 3 実施調査日 開始日 評

放課後等デイサービス事業所における自己評価結果 ( 公表 ) 公表 : 平成 31 年 3 月 15 日事業所名運動療育スクール jump 宇部校 環境 体制整備業務改善 1 チェック項目はいいいえ工夫している点 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で 適切である 2 職員の配置数は適切である 3

平成18年度標準調査票

2すべての子どもを社会全体で育む 社会的養護は 保護者の適切な養育を受けられない子どもを 公的責任で社会的に保護 養育するとともに 養育に困難を抱える家庭への支援を行うものである 子どもの健やかな育成は 児童福祉法第 1 条及び第 2 条に定められているとおり すべての国民の努めであるとともに 国及

はなこみち 第三者評価結果シート ( 児童養護施設 ) 種別 児童養護施設 1 第三者評価機関名株式会社シーサポート 2 施設名等名称 : 施設長氏名 : 定員 : 所在地 ( 都道府県 ): はなこみち関根隆幸 45 名埼玉県 3 理念 基本方針 (1) 理念 見る 看る 診る 視る 観る の心を

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評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

6 ( 別紙 ) ( 母子生活支援施設 ) ( 別紙 ) 支援 () 支援の基本 母親と子どもそれぞれの個別の課題に対応して 専門的支援を行っている 母親と子どもがそれぞれ抱える個別の課題に対して 目的や目標を明確にした合理的で計画的な一貫した専門的支援を行っている 母親と子どもの課題を正しく理解し

母子生活支援施設 沖縄市立母子生活支援施設レインボーハイツ

事業所自己評価 ミーティング様式実施日平成 9 年 8 月 日 ( :~ :). ~ したい の実現 ( 自己実現の尊重 ) メンハ ー 前回の課題について取り組めましたか? 人 6 人 7 人 人 6 人 個別介護計画を見直す際にはケアマネ 介護職 看護師が必ず参加し 他職種の意見を取り入れた計画

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

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6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 28 年 9 月 1 日 ( 契約日 ) ~ 平成 29 年 3 月 22 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 1 回 ( 平成 25 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 母子と職員の信頼関係が築かれています 母子のアンケートから


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(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

評価細目の第三者評価結果 評価対象 Ⅰ Ⅰ-1 福祉サービスの基本方針と組織 理念 基本方針 Ⅰ-1-(1) Ⅰ-1-(1)-1 理念 基本方針が明文化され周知が図られている 第三者評価結果 理念 基本方針が確立 周知されている b コメント 法人として理念 基本方針が中 長期計画や年度事業計画に表

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伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

SIDS 発症時の対応を含め 夜間の急変時に迅速かつ適切に対処できるよう その日ごとに役割分担 ( 心肺蘇生係 119 番通報係 連絡係 記録係 ) を決め 係名の記載されたネームホルダーを着用し 常時備品 ( 笛 携帯電話 ) を携行し業務に就いている AED を設置している また 心肺蘇生訓練用

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

 

2 評価結果総評 特に評価の高い点 〇医療機関と密接な連携に基づく治療 支援が充実しています 芙蓉会病院での毎月 1 回のカンファレンスや元三重県立小児心療センターあすなろ学園園長を招いての事例検討会を年 2 回開催する等 医療の専門家等から直接的な指導助言を受ける体制の下で 充実した治療 支援が実

( 横浜市解釈 ) 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 別添 評価表の内容を他事業所と競うことを想定したものではなく あくまで 研鑚のツールとして有効活 すること さらに質の い 援を提供していける事業所が増えていくことを期待しています

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事業所が目指していること ( 理念 ビ ジョン 基本方針など ) を明示してい る 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) について 職 員の理解が深まるような取り組みを 行っている 平成 年度組織マネジメント項目共通シート ( 経営層合議用 ) カテゴリー リーダーシップと

6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 29 年 4 月 10 日 ( 契約日 ) ~ 平成 29 年 9 月 13 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 1 回 ( 平成 26 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 1) 子どもへの係わりについて市街地から離れた静かな環境

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 施設の新築移転により全室個室化され プライバシーは確保されています 居室に私物の持ち込みができ 面会できる相談室も用意されており 過ごしやすい生活環境が整っています 園内はユニバーサルデザインであり 移動しやすいよう配慮

枠のある生活 :1 空間的な枠組み 2 時間的な枠組み 支援の三本柱 :1 生活指導 2 学習指導 3 作業指導 スポーツ 安心 安全な生活 : 全国の児童自立支援施設で唯一 安全委員会 を設置 退園後 原則 1 年間のアフターケアの実施 6 第三者評価の受審状況 平成 27 年 11 月 2 日

利用者負担額 ( 保育料 ) の他にかかる費用の概要 正色第一保育園 施設所在地 中川区下之一色町字中ノ切 631 電話番号 ( 問合せ先 ) 費目費用 対象者 実費徴収 日用品 文房具 の教育 保育に必要な物品の購入に関する費用 日用品費 文房具費 被服費 教材費 上記に該当

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

Microsoft PowerPoint - 矢庭第3日(第6章ケアマネジメントのプロセス)

福祉サービス第三者評価の結果

特に評価の高い点 ) 子どもの自立支援への充実 異なる家庭環境 生育歴を持つ一人ひとりの子どもについて 自立支援計画の目標 達成状況の検討と評価を行い 記録の整備を適切に行っている 職員は 子どもと共に生活を営みながら 日常生活のルールやマナーの習得 健康管理等を通して 健全な心身を育み 社会生活を

を生かした環境を構成することも求められます 3 安全で保健的な環境次に 施設などの環境整備を通して 保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること としています 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任です 全職員が常に心を配り 確認を怠らず 子どもが安心 安全に過ごせる保育の環境

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

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介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

( 障害者 児施設版 ) ( 別記 ) 福祉サービス第三者評価結果公表事項 1 第三者評価機関名社会福祉法人愛媛県社会福祉協議会 2 施設 事業所情報 名称 : 社会福祉法人大洲育成園 種別 : 障害者支援施設 代表者氏名 : 東谷弘子 定員 ( 利用人数 ): 施設入所支援生活介護就労継続支援短期

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

広報誌ふれあい第23号-最終.indd

福祉サービス第三者評価の結果

Microsoft Word 年度シニア 呼吸器内科 2014.docx

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6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 29 年 5 月 11 日 ( 契約日 ) ~ 平成 30 年 2 月 16 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 1 回 ( 平成 26 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 1 理念 基本方針とユニットケアについて基本理念や基本方

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 27 年 7 月 1 日 ( 契約日 ) ~ 平成 28 年 1 月 22 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 3 回 ( 平成 17 年度 平成 24 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 前回 ( 平成 24 年度 ) に引き続

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事業者の理念 方針 期待する職員像 : 認定こども園 1 理念 方針 ( 関連カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 ) 事業者が大切にしている考え ( 事業者の理念 ビジョン 使命など ) のうち 特に重要なもの ( 上位 5 つ程度 ) を簡潔に記述 ( 関連カテゴリー 1 リーダーシップと意

地域子育て支援拠点事業について

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

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1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

児童発達支援ガイドライン(本文・セット版)

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

(2) 検討の方向性 1 グループホームを本体施設の近くに設置したり 複数のグループホームを集積することで 本体施設との連携 グループホーム間の連携を強化し 職員の負担の軽減や 子どもの安全確保を強化できないか 地域小規模 FH の隣接複数設置 + 本 4 ユ 園 ニット + 本 園 4 ユ ニット

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

南陽園事業計画 南陽園は サービス理念である 笑顔でご利用者の心に寄り添うサービスを提供します 地域と繋がり助け合う 開かれた施設を目指します 専門職としての自覚を持ち 互いに成長できる職場環境を作ります に基づき ご利用者の尊厳を守り 安心してお暮らしいただけるサービスの提供を目指し サービスマナ

第3章 指導・監査等の実施

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

Transcription:

の公表事項 ( 児童養護施設 ) 第三者評価機関名社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 施設名等 名称 : 種別 : 施設長氏名 : 定員 : 所在地 : U R L: 社会福祉法人旭が丘学園児童養護施設旭が丘学園児童養護施設小原善博 70 名宮城県 http://www.shigok-gkuen.or.jp/html/index0.html#gkuen 実施調査日平成 5 年 6 月 5 日 ( 火 )~ 月 5 日 ( 金 ) 総評 特に評価が高い点 子どもの希望に合わせた様々な活動に取り組んでいます 施設として 様々な生活体験の機会を設け 自己形成に必要な支援に力を入れています 居室ごとにスキーやキャンプ 温泉 海水浴 釣り等の行事企画や月 回位の調理実習やおやつ作り等の他 子どもの希望により地域のスポーツ少年団や地域行事 イベントへの参加等を支援しています 長年にわたり手作りカレンダー作りに取り組んでいます 手作りのシルクスクリーンカレンダーは 毎年発行しており 日頃お世話になった方々への感謝の気持ちを込めて 職員と子どもたちが協力し 表紙を含め 枚を一枚一枚手作りで仕上げています カレンダー制作は 制作月を居室ごとに分担し 子どもが協働して行う機会であり 助け合い 認め合い 協力し合う態度を育む機会となっています 対外的にも高い評価を得ています 子供たちの安全確保に努めています 東日本大震災を教訓とした地震 津波マニュアルは 津波警報が発令された場合 子どもたちが施設の外にいた時の避難場所についても明記し 子どもたちが津波の被害に合わないようマニュアル化したもので 玄関や子どもたちの居室に掲示し 子どもたちの安全確保に努めています 改善が求められる点 子ども一人ひとりの居場所作りに期待します 施設は大舎制の建物ですが 小グループ単位 ( 居室制で 部屋 5~6 人位 ) でのケアを意識した生活に工夫がみられます しかし 建物の構造上もあり 個人のスペースは確保できていないと感じました 居室の活用等に工夫され プライバシーに配慮した子どもが安心できる場所としての個人の空間 ( 居場所 ) を提供されることを期待します 親子関係の再構築等に向けた積極的な取り組みを期待します 施設では 面会や週末帰省など家族とのつながりに取り組んでいますが 改善の余地があります その改善として保護者に対し 児童相談所との密接な連携のもとに電話や面接及び施設内に親子宿泊場所の確保をするなど 子どもの早期家庭復帰を可能とするための相談 指導等の支援 ( 家庭復帰支援 ) を行い 親子関係の再構築が図られるよう 施設として積極的な取り組みを期待します 職員一人ひとりの研修計画の策定を期待します 施設では 職員研修の基本方針を明文化し 研修内容も OJT OFF-JT SDS の つに組み立てられていますが 個々の研修計画の内容には至っていません また 施設へ入所する子どもたちの育ちの環境は多様化 複雑化する中で問題を抱えた子どもたちと 向き合い 養育 支援を行うには 職員一人ひとりの専門性や高い支援技術が求められます そのためには研修によって培われる部分が大きいと思われますので 施設として職員育成の観点からも一人ひとりの研修計画を策定し より質の高い職員を育てることを期待します 5 に対するコメント 今回の評価から 職員一人ひとりの研修計画は人材育成のため それぞれの能力に合わせた計画を立てたほうが良いことや 事業計画を子ども向け 保護者向けに 分かりやすく作って示すということがヒントになりました 早速 工夫を凝らし取り組んでいこうと考えております

6 ( 別紙 ) ( 児童養護施設 ) 養育 支援 () 養育 支援の基本 子どもの存在そのものを認め 子どもが表出する感情や言動をしっかり受け止め 子どもを理解している 基本的欲求の充足が 子どもと共に日常生活を構築することを通してなされるよう養育 支援している 子どもの力を信じて見守るという姿勢を大切にし 子どもが自ら判断し行動することを保障している 発達段階に応じた学びや遊びの場を保障している ( 別紙 ) 5 秩序ある生活を通して 基本的生活習慣を確立するとともに 社会常識及び社会規範 様々な生活技術が習得できるよう養育 支援している 大舎制の建物で 居室は5~6 人の相部屋になっています 集団生活の中で 子どもにとって何が一番良いかの視点を大事にし 子どもの希望による個別外出や学習時間を活用し 個別対応の時間をとるように努めています 子どもの遊びは ルール違反がなければ基本的に自由にしています 友人との交流の他 地域のスポーツ少年団参加や塾通い等 子どもの希望により対応しています 子どもとの話し合いは 休日の食事時間や新学期 学期末の集会時を利用し ルールや約束事を話したり 子どもたちの意見も聞くようにしています 施設側から子どもに伝える際は 口頭で繰り返し伝えるようにしています 今後は 子どもの心の声を聞く機会として 職員と子どもの個別的な触れ合いの時間確保に更に工夫されることを期待します () 食生活 食事は 団らんの場でもあり おいしく楽しみながら食事ができるよう工夫している () 衣生活 () 住生活 子どもの嗜好や健康状態に配慮した食事を提供している 子どもの発達段階に応じて食習慣を身につけることができるよう食育を推進している 衣服は清潔で 体に合い 季節に合ったものを提供している 子どもの衣習慣を習得し 衣服を通じて適切に自己表現できるように支援している 居室等施設全体がきれいに整美されている 子ども一人一人の居場所が確保され 安全 安心を感じる場所となるようにしている 食生活では 食堂を利用しての食事提供ですが 居室ごとに食事会や調理の機会を月 回以上設けて 楽しみながら食事ができる工夫をしています また 退所が決まった子どもに 学園での思い出のメニューをリクエストしてもらい 提供する取り組みを行っています 今後 食堂の雰囲気作りや年齢に合わせた食器等の工夫があれば更に良いと思います 衣生活では 年齢や生活場面に応じた服装ができるよう支援しています 衣類購入は 職員と一緒に出かけて子どもが選ぶようにし 自己選択 自己表現に取り組んでいます 住生活では 居室ごとの掃除当番と寝る前の片付けを習慣にしています 居室は5~6 人の相部屋ですが 今後は子どもの個人スペースの工夫による居場所作りに工夫が望まれます (5) 健康と安全 発達段階に応じ 身体の健康 ( 清潔 病気 事故等 ) について自己管理ができるよう支援している 医療機関と連携して一人一人の子どもに対する心身の健康を管理するとともに 異常がある場合は適切に対応している

(6) 性に関する教育 子どもの年齢 発達段階に応じて 異性を尊重し思いやりの心を育てるよう 性についての正しい知識を得る機会を設けている 健康面は 月 回の身長 体重の測定を行い 子どもの発達を継続的に見ています また 入浴は職員が一緒に入り 皮膚の状態や爪の伸び等の異変に気付く体制にしています 子どもの安全については 危険個所に気付いたらすぐ対応することを基本にしています また 通学路は職員が子どもと一緒に歩いてチェックしています 性に関する教育は 個別的に対応していますがプログラムはありません 現在 児童相談所や他施設と協力して性に関する研究を進めており 近々 施設としてのプログラムを作成する予定にしています (7) 自己領域の確保 でき得る限り他児との共有の物をなくし 個人所有とするようにしている 成長の記録 ( アルバム ) が整理され 成長の過程を振り返ることができるようにしている (8) 主体性 自律性を尊重した日常生活 日常生活のあり方について 子ども自身が自分たちの問題として主体的に考えるよう支援している 主体的に余暇を過ごすことができるよう支援している 子どもの発達段階に応じて 金銭の管理や使い方など経済観念が身につくよう支援している 日用品は施設で準備していますが 個人好みの物を購入できるよう 年度初めに日用品費として小遣いに上乗せして支給しています 個人のアルバムは 子どもの思い出になるよう意識して取り組んでおり 子どもにとっても卒園時の楽しみになっています 居室運営は子どもと職員がともに創る生活を基本とし 年度初めに子どもたちと話し合いの上 居室運営計画を作成しています 居室運営費を予算化しており 居室ごとに教養娯楽費や日用品費 被服費等 計画的に使用しています 小遣いは 高校生が毎月定額支給がある他は 行事や外出時に必要額をその都度 渡しています 子どもの発達段階に応じて小遣いの自己管理などを通し 経済観念や金銭感覚が身につくよう支援するための工夫が望まれます (9) 学習 進学支援 進路支援等 学習環境の整備を行い 学力等に応じた学習支援を行っている 最善の利益 にかなった進路の自己決定ができるよう支援している 職場実習や職場体験等の機会を通して 社会経験の拡大に取り組んでいる 学習指導は 担当職員が年間計画を作成し 併せて居室ごとに学習指導計画を立て取り組んでいます 基礎学力が低下している子どもには 計画的にドリルを購入し 指導しています 進路決定は 子どもの気持ちを最優先にしながら 子どもとの話し合いを行いながら進めています 社会経験( 就労体験 ) の機会として 子どもの希望によるアルバイトや 職場実習に取り組んでいる子どももいます (0) 行動上の問題及び問題状況への対応 子どもが暴力 不適応行動などの問題行動をとった場合に 行動上の問題及び問題状況に適切に対応している 施設内で子ども間の暴力 いじめ 差別などが生じないよう施設全体で取り組んでいる () 心理的ケア 虐待を受けた子ども等 保護者からの強引な引き取りの可能性がある場合 施設内で安全が確保されるよう努めている 心理的ケアが必要な子どもに対して心理的な支援を行っている

子どもに問題行動があれば 職員複数で適切な対応をするように努め 学校とも連携しています 子ども間の暴力やいじめ等が生じないように 常日頃から子どもに伝えています 特に小さい子どもに対する暴力はいけないことを話しています 被虐待児の安全確保については 子どもの情報を入所時に職員全体に回覧して情報共有し 職員が誰でも対応できる体制にしています 心理的ケアは 心理士を 名配置し 児童相談所の心理士と連携して子どものケアを行っています () 養育の継続性とアフターケア 措置変更又は受入れに当たり継続性に配慮した対応を行っている 家庭引き取りに当たって 子どもが家庭で安定した生活が送ることができるよう家庭復帰後の支援を行っている できる限り公平な社会へのスタートが切れるように 措置継続や措置延長を積極的に利用して継続して支援している 子どもが安定した社会生活を送ることができるよう退所後の支援に積極的に取り組んでいる 施設としてのアフターケアは 家庭支援専門員と児童家庭支援センター職員が連携しながら行っています 相談窓口も設置しており 相談に乗る体制ができています 今後は 子どもが安定した家庭生活や社会生活ができるよう 児童相談所と連携しながら退所後の連絡等を計画的に実施されることを期待します 家族への支援 () 家族とのつながり 児童相談所や家族の住む市町村と連携し 子どもと家族との関係調整を図ったり 家族からの相談に応じる体制づくりを行っている 子どもと家族の関係づくりのために 面会 外出 一時帰宅などを積極的に行っている () 家族に対する支援 親子関係の再構築等のために家族への支援に積極的に取り組んでいる 面会については 施設として家庭支援専門員が家族の窓口となり 面会の調整や面会時の同席 電話連絡等もあわせて情報を取りながら 児童相談所とも繋げるようにしています また 帰省については 週末帰省や月に 度 定期的に実施するなど家族とのつながりに取り組んでいます 親子関係の再構築等については 虐待による入所が多く 施設としても苦慮しながら取り組んでいるようですが 今後も家庭復帰に向けたより積極的な取り組みを期待します 自立支援計画 記録 () アセスメントの実施と自立支援計画の策定 子どもの心身の状況や 生活状況を把握するため 手順を定めてアセスメントを行い 子どもの個々の課題を具体的に明示している アセスメントに基づいて子ども一人一人の自立支援計画を策定するための体制を確立し 実際に機能させている 自立支援計画について 定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直しを行う手順を施設として定め 実施している () 子どもの養育 支援に関する適切な記録 子ども一人一人の養育 支援の実施状況を適切に記録している 子どもや保護者等に関する記録の管理について 規程を定めるなど管理体制を確立し 適切に管理を行っている 子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行っている

自立支援計画は 施設内の手順に従い 統一された様式で記載されています 多職種の職員による合議は 限られた小学校 6 年生 中学校 年生 課題のある子どもが対象となっていますので 全員対象で行われることを期待します また 自立支援計画の評価 見直しにおいては 随時行っているとのことですが アセスメントの記録は確認出来ませんでしたので アセスメントを統一した様式で記録されることを期待します 権利擁護 () 子どもの尊重と最善の利益の考慮 5 子どもを尊重した養育 支援についての基本姿勢を明示し 施設内で共通の理解を持つための取組を行っている 社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して理解し 日々の養育 支援において実践している 子どもの発達に応じて 子ども自身の出生や生い立ち 家族の状況について 子どもに適切に知らせている 子どものプライバシー保護に関する規程 マニュアル等を整備し 職員に周知するための取組を行っている 子どもや保護者の思想や信教の自由を保障している () 子どもの意向への配慮 子どもの意向を把握する具体的な仕組みを整備し その結果を踏まえて 養育 支援の内容の改善に向けた取組を行っている 職員と子どもが共生の意識を持ち 子どもの意向を尊重しながら生活全般について共に考え 生活改善に向けて積極的に取り組む 子どもを尊重した養育 支援については 基本方針に明示するとともに 虐待防止についても 施設長から職員に最新の情報を周知し 虐待防止の周知徹底を図るなど 子どもを尊重した養育 支援に努めています 子どもの意向の把握は 大舎制のメリットを活かし 全職員で把握されていますが 子どもの意向を幅広く把握する仕組みとして アンケート調査等を含めた組織としての仕組み作りを期待します プライバシー保護についてのマニュアルは 整備されていますが プライバシーについて十分でないと感じている職員がいます 生活場面でのプライバシーの保護は 建物構造上 難しいところもあると思いますが プライバシーが守られるよう生活場面での工夫を期待します () 入所時の説明等 子どもや保護者等に対して 養育 支援の内容を正しく理解できるような工夫を行い 情報の提供を行っている 入所時に 施設で定めた様式に基づき養育 支援の内容や施設での約束ごとについて子どもや保護者等にわかりやすく説明している 子どものそれまでの生活とのつながりを重視し そこから分離されることに伴う不安を理解し受けとめ 不安の解消を図っている () 権利についての説明 子どもに対し 権利について正しく理解できるよう わかりやすく説明している (5) 子どもが意見や苦情を述べやすい環境 子どもが相談したり意見を述べたりしたい時に相談方法や相談相手を選択できる環境を整備し 子どもに伝えるための取組を行っている 苦情解決の仕組みを確立し 子どもや保護者等に周知する取組を行うとともに 苦情解決の仕組みを機能させている 子ども等からの意見や苦情等に対する対応マニュアルを整備し 迅速に対応している (6) 被措置児童等虐待対応 いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わないよう徹底している 子どもに対する暴力 言葉による脅かし等の不適切なかかわりの防止と早期発見に取り組んでいる 5

被措置児童等虐待の届出 通告に対する対応を整備し 迅速かつ誠実に対応している (7) 他者の尊重 様々な生活体験や多くの人たちとのふれあいを通して 他者への心づかいや他者の立場に配慮する心が育まれるよう支援している 手作りカレンダー制作は 制作月を居室ごとに分担し 子どもが協働して行う機会であり 助け合い 認め合い 協力し合う態度を育む機会となっています 苦情解決の仕組みとして 全職員が年 回苦情受付の担当になっていますが その事が子どもたちに十分周知されているとは言い難く 苦情解決の仕組みが十分に機能しているとは言えません 苦情や意見等を養育 支援や施設運営の改善に反映させるためにも 苦情解決の仕組みの周知と理解についての工夫を望みます 5 事故防止と安全対策 事故 感染症の発生時など緊急時の子どもの安全確保のために 組織として体制を整備し 機能させている 災害時に対する子どもの安全確保のための取組を行っている 子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し 要因分析と対応策の検討を行い 子どもの安全確保のためにリスクを把握し対策を実施している 施設長は 危険な個所の点検や地震 津波マニュアル 衛生管理マニュアル 食中毒 感染症発生時の対応フローチャート等を作成し 職員に周知することで子どもの安全確保に努めています 東日本大震災を教訓とした地震 津波マニュアルは 津波警報が発令された場合 子どもが施設の外にいた時の避難場所についても明記し 子どもが津波の被害に合わないようマニュアル化したもので 玄関や子どもたちの居室に掲示し 子どもたちの安全確保に努めています 6 関係機関連携 地域支援 () 関係機関等の連携 施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし 児童相談所など関係機関 団体の機能や連絡方法を体系的に明示し その情報を職員間で共有している 児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い 定期的な連携の機会を確保し 具体的な取組や事例検討を行っている 幼稚園 小 中学校 高等学校 特別支援学校など子どもが通う学校と連携を密にしている () 地域との交流 子どもと地域との交流を大切にし 交流を広げるための地域への働きかけを行っている 施設が有する機能を地域に開放 提供する取組を積極的に行っている ボランティア受入れに対する基本姿勢を明確にし 受入れについての体制を整備している () 地域支援 地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行っている 地域の福祉ニーズに基づき 施設の機能を活かして地域の子育てを支援する事業や活動を行っている 地域との関わりは 以前から実施していた子ども祭りを東日本大震災以降 地域からの要望を受けて盆踊り大会に衣替えし 町内会と一緒に実施しています また 町内会の人たちが 施設で行う防災訓練への参加や地域の方々の訪問など多くの交流があり 地域との連携が図られています 地域の具体的なニーズの把握は 同じ建物内にある児童家庭支援センターを中心に取り組みを行っており 把握した福祉ニーズに基づいて ショートステイ事業やトワイライト事業も実施しています 6

7 職員の資質向上 組織として職員の教育 研修に関する基本姿勢が明示されている 職員一人一人について 基本姿勢に沿った教育 研修計画が策定され計画に基づいて具体的な取組が行われている 定期的に個別の教育 研修計画の評価 見直しを行い 次の研修計画に反映させている スーパービジョンの体制を確立し 施設全体として職員一人一人の援助技術の向上を支援している 施設では 福祉人 専門職としての職業倫理を確立 職場内研修の充実 共に育つという意識の涵養 を職員研修の基本方針とし それを基にOJT OFF-JTやSDSといった内容の年間研修計画が作られています しかし 研修計画は階層別 経験年数別による研修への参加計画であり 職員一人ひとりの計画には至っていません また 入所してくる子どもの育ちの環境は多様化し 複雑化している中で 問題を抱えた子どもたちへ 向き合う ためにも 職員一人ひとりの専門性や支援技術の向上が求められます そのためには 施設として 職員育成の観点からも一人ひとりの研修計画を策定して より質の高い職員を育てることを期待します 8 施設の運営 () 運営理念 基本方針の確立と周知 法人や施設の運営理念を明文化し 法人と施設の使命や役割が反映されている 法人や施設の運営理念に基づき 適切な内容の基本方針が明文化されている 運営理念や基本方針を職員に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている 運営理念や基本方針を子どもや保護者等に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている () 中 長期的なビジョンと計画の策定 施設の運営理念や基本方針の実現に向けた施設の中 長期計画が策定されている 各年度の事業計画は 中 長期計画の内容を反映して策定されている 事業計画を 職員等の参画のもとで策定されるとともに 実施状況の把握や評価 見直しが組織的に行われている 事業計画を職員に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている 5 事業計画を子ども等に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている 施設の基本方針は 夢と希望を持って楽しい生活 健康で明るい素直な子ども 学校生活及び社会生活の適応と意識的な参加 であり 法人の理念を基に作成され 事業計画書や記念文集に明文化されています また 年度の初めの職員会議で施設長より説明し 周知されています 施設では 中 長期計画として策定された文書はありませんが 事業計画書のなかに中 長期的な考えを含んだ内容がみられます しかし 社会的養護における小規模化の流れや施設の改修等 今後の事業展開や施設の運営を考えた場合に事業計画書とは別にして 中 長期計画書として策定されることを期待します 施設では 運営理念や事業計画書について 子どもへは配布していません 今後は 子どもへの理解を促すための取り組みを期待します () 施設長の責任とリーダーシップ 施設長は 自らの役割と責任を職員に対して明らかにし 専門性に裏打ちされた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮している 施設長自ら 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い 組織全体をリードしている 施設長は 養育 支援の質の向上に意欲を持ち 組織としての取組に十分な指導力を発揮している 7

施設長は 経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮している () 経営状況の把握 施設運営をとりまく環境を的確に把握するための取組を行っている 運営状況を分析して課題を発見するとともに 改善に向けた取組を行っている 外部監査 ( 外部の専門家による監査 ) を実施し その結果に基づいた運営改善が実施されている 施設長は 施設の管理運営を含めてすべての責任者であると考えており 毎朝の打合せや職員会議の場において職員に最新の情報を伝えるとともに 自らも法令等の理解や情報収集のために研修会に参加しています また 日頃から 子どもと向き合うことが大切である と話しており 居室担当者だけではなく 全職員で子どもの養育 支援にあたることが大事と考えています さらに 事業計画書や指示 命令書においても施設長が果たすべき役割と責任が明文化されています 施設では 社会福祉法人審査基準 に定めた外部監査は受けていませんが 法人監事による監査 ( 年 回 ) を受けて運営改善に努めています 第三者 (5) 人事管理の体制整備評価結果 施設が目標とする養育 支援の質を確保するため 必要な人材や人員体制に関する具体的なプランが確立しており それに基づいた人事管理が実施されている 客観的な基準に基づき 定期的な人事考課が行われている 職員の就業状況や意向を定期的に把握し 必要があれば改善に取り組む仕組みが構築されている 職員処遇の充実を図るため 福利厚生や健康を維持するための取組を積極的に行っている (6) 実習生の受入れ 実習生の受入れと育成について 基本的な姿勢を明確にした体制を整備し 効果的なプログラムを用意する等積極的な取組をしている 施設では 基幹的職員や家庭支援専門員 心理療法担当職員などを配置して 目標とする養育 支援の質を確保するための人員体制がとられています 施設では 実習生を年間に数多く受け入れて指導をしており 実習担当職員を配置し 年度の初めに実習生に対して事前説明や施設見学等のオリエンテーションが一連の流れで行われています また 実習生には 文書化された 実習心得 を渡し 説明をしています 人事考課については 法人事務局長と施設長が職員の勤務状況等により判断するという評価を行っていますので 今後は客観的な基準を作成し それを基に定期的に実施されることを期待します (7) 標準的な実施方法の確立 養育 支援について標準的な実施方法を文書化し 職員が共通の認識を持って行っている 標準的な実施方法について 定期的に検証し 必要な見直しを施設全体で実施できるよう仕組みを定め 検証 見直しを行っている (8) 評価と改善の取組 施設運営や養育 支援の内容について 自己評価 第三者評価等 定期的に評価を行う体制を整備し 機能させている 評価の結果を分析し 施設として取り組むべき課題を明確にし 改善策や改善実施計画を立て実施している 施設では 養育 支援の標準的な実施方法について 事業計画書のなかに文書化されており その内容については 朝の打合せや職員会議で説明がされ 職員への周知がされています また 見直しについては 年度末に時間をかけて反省会を行い 見直した内容等については 次年度へ生かしています 評価については 担当者を中心に自己評価 第三者評価受審など施設全体で取り組む体制が整備されています 今後は 今回の受審で明らかになった課題について 担当者を中心に職員参画のもと 改善策や改善計画を立てられ 実施することを期待します 8