S28-1C1000Technical Information

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高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局

コンクリート工学年次論文集 Vol.33

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着

3. 第 1 回コンクリート実験 3.1 概要下記の示方配合から設計した現場配合でコンクリートを練り混ぜ, スランプ試験と空気量試験を行う. その後, 圧縮強度試験用としてφ10 20 cm の円柱供試体を 4 本 ( うち 1 本は予備 ), 割裂引張強度試験用としてφ15 15 cm の円柱供試

コンクリート工学年次論文集 Vol.32

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生コンクリートに関する基本情報 ここでは 生コンクリートの製造 供給態勢 生コンを注文する際に必要となる基礎的知識 コンクリート施工の要点について概説します 白鳥生コン株式会社 記事の無断転載を禁じます Copyright SHIRATORI NAMAKON CORPORATION.

目次 1. はじめに 実施工程

ダイアボンド DE1108

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コンクリート工学年次論文集 Vol.33

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生コンクリート価格表 ( 消費税別 ) 2016 年 4 月 1 日 大津生コンクリート協同組合大津支部 滋賀県大津市浜町 9-32 電話 FAX

2. スランプフロー試験 3. 振動台式コンシステンシー試験 試験方法 対象 振動数 (rpm) 振動台式コンシステンシー試験 (JSCE-F501) VC 試験 ( 国土開発技術研究センター 道路協会 ) 供試体成形機による超硬練りコンクリートのコンシステンシー試験 ( 全国土木コンクリートブロッ

16 コンクリートの配合設計と品質管理コンクリートの順に小さくなっていく よって, 強度が大きいからといってセメントペーストやモルタルで大きい構造物を作ろうとしても, 収縮クラックが発生するために健全な構造物を作ることはできない 骨材は, コンクリートの収縮を低減させ, クラックの少ない構造物を造る

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改定対照表(標準単価)

コンクリート工学年次論文集 Vol.31

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デイトンの J シリーズ VOC 対応品 J-74 J-74 アクアフィルム コンクリート乾燥遅延剤 ( 濃縮液 ) 施工手順 簡単施工で優れた効果! ➊ 木ゴテ均しの後直ちに J-74 アクアフィルム 散布を行います ➊ まず 水で希釈する前に J-74 アクアフィルム を攪拌しておきます ➊ 希

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コンクリート工学年次論文集 Vol.26

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A 下E A E プ地処理A E 舗ライマー塗布A E 舗設材の混合A E 仕設上材げの 敷養設生下プ地処理A E 舗ライマー塗布A E 舗設材の混合A E 仕設上材げの 敷養設A E A 生E 11 薄層カラー舗装工 1. 適用範囲 本資料は 市場単価方式による 薄層カラー舗装工に適用する 1-1

京都大学博士 ( 工学 ) 氏名宮口克一 論文題目 塩素固定化材を用いた断面修復材と犠牲陽極材を併用した断面修復工法の鉄筋防食性能に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 本論文は, 塩害を受けたコンクリート構造物の対策として一般的な対策のひとつである, 断面修復工法を検討の対象とし, その耐久性をより

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大成建設技術センター報第 42 号 (2009) コンクリートの乾燥収縮ひび割れ対策に関する検討 黒岩秀介 *1 並木哲 *1 *2 飯島眞人 Keywords : drying shrinkage, aggregate, unit water content, shrinkage-reductio

コンクリート工学年次論文集 Vol.30

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コンクリート工学年次論文集 Vol.29

積雪寒冷地におけるポーラスコンクリートの排水性舗装への適用性について 寒地土木研究所耐寒材料チーム 草間祥吾吉田行田口史雄 道路交通騒音の軽減策としてアスファルトを用いた排水性舗装が広く普及しているが 積雪寒冷地のような過酷環境下では摩耗や骨材飛散等の早期機能低下が問題となっている このため より高

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半たわみ性舗装用 プレミックス注入材 保水性舗装用プレミックス注入材

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メンテナンスおよび作業方法 初期洗浄 ワックス塗布作業 床材施工後の期間を置いてから 本作業を行います 床材表面に床材施工に用いた接着剤跡がある場合は きちんと除去します 引き渡し清掃などで既にワックスが塗布されている場合は 密着テストを行い もし密着していない場合は ハクリ作業を行ってからワックス

コンクリート工学年次論文集 Vol.32

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00~33.換気マニュアル

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法から 打継ぎ面の凹凸における接着面積を大きくすることや, 新コンクリート打設後一定時間をおいて再振動締固めを行うことで, 新旧コンクリートの一体性をもたせることに有効であることが知られている 6 )7) しかしながら, 建設工事における打継ぎ面積は非常に大きく, 旧コンクリートを完全な湿潤状態に保

JIS A 622 コンクリート用膨張材 適合品 ( 構造用 ) 区分 : 膨張材 2 型 太平洋ハイパーエクスパン 太平洋ハイパーエクスパン はコンクリートのひび割れを大幅に低減いたします コンクリート構造物に発生するひび割


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平成 28 年度 マスコンクリートにおける強度発現に注目した打設方法 札幌開発建設部千歳道路事務所工務課 梅津宏志札幌開発建設部千歳道路事務所大野崇株式会社砂子組名和紀貴 マスコンクリートの打設におけるひび割れ制御には 主にひび割れ指数が用いられるが 同指数は必ずしも実施工結果と一致しないのことが多

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骨材体積比 水セメント比 空気量 表 -2 調合絶対容積単位 (l/m 3 ) 水量 (kg/m 3 セメ ) 骨材ント 増粘剤 消泡剤.3.5 セメント : 普通ポルトランドセメント ( 密度 3.16g/cm 3 ) 骨材 : 硬質砂岩砕砂

目次 1. 適用範囲 P-2 2. 使用材料 P-2 3. 施工計画 P-2~3 1) 準備 2) 事前処理 4. モルタル防水の施工 P-3 1) 下塗 2) 中塗 上塗モルタル防水 3) 調合 5. ポリマーセメントモルタルの施工 P-4 1) 壁面 2) 床面 3) 調合 6. 寒冷時の施工

コンクリート工学年次論文集Vol.35

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農業水利施設の改修 補強 補修における施設の長寿命化 ライフサイクルコスト縮減技術 ハイパーモルタル工法 ( 高性能モルタルによる水路補修工法 ) ライト工業株式会社

の基準規制値などを参考に コンクリート構造物の長期的な耐久性を確保するために必要なフレッシュコンクリート中の塩化物量の規制値を主要な場合に対して示したものである 従って ここに示していない構造部材や製品に対する塩化物量規制値についてもここで示した値を参考に別途定めることが望ましい 第 3 測定 1.

コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,2015 論文 HPFRCC による ASR 膨張抑制効果に関する検討 甲把浩基 * 1 上田隆雄 * 2 大西史哲 * 3 塚越雅幸 * 4 要旨 : セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで, 高い引張じん性が実現できる複数微細ひび割

高浸透タイプ

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飛散性アスベスト廃棄物の処理の手引き

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国土交通省新技術情報提供システム NETIS 登録番号 KT VE

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Transcription:

Technical Information コンクリート用膜養生剤 リポテックス C-1000 < ご注意 > お取扱に際しては 弊社 SDS をご参照頂くようお願い申し上げます 機能化学品第 1 事業部 130-8644 東京都墨田区本所 1-3-7 TEL 03-3621-6671 FAX 03-3621-6557

1. はじめにリポテックスC-1000は アクリル樹脂を主成分とする樹脂膜系のコンクリート養生剤です コンクリート表面に散布することにより 水分の蒸発を抑制し 初期 ~ 中期材齢での乾燥収縮を低減するとともに 保水効果により 気中養生下における強度の増進効果を有しています また プライマー効果を有しているためセメント系仕上げ材料の接着性状に悪影響を及ぼしません 2. リポテックスC-1000 の養生効果コンクリート表面に散布されたリポテックス C-1000は時間の経過により乾燥固化して水不溶性で透明なアクリル樹脂の膜を生成します この膜がコンクリート内部の水分蒸発を抑制し 乾燥収縮の低減効果を示すと共に 保水効果を高め 乾燥に伴う強度低下を低減する働きをしています 無処理 水分蒸発量大 水分 リポテックス C-1000 処理 水分蒸発量少 リポテックス C-1000 生成膜 コンクリート 3. リポテックス C-1000 の用途 リポテックス C-1000 の主な用途と標準使用量は以下の通りです 用途 標準使用量 散布時期 スラブ面 - 2 倍希釈液 200g/m 2 レイキ前 壁面 ( 現場打設 ) 壁面 ( 湿潤状態 ) トンネル二次製品 3 倍希釈液 200g/m 2 脱型直後 壁面 ( 乾燥状態 ) 二次製品 ( 蒸気養生 ) 消波ブロック 5 倍希釈液 300g/m 2 脱型後 各用途におけるリポテックス C-1000 の性能試験結果を以下に示します 4. スラブ面での適用性 4-1. 基本性能リポテックスC-1000をスラブ面に使用した場合を想定し 下記に示すコンクリート配合 (27-18-20N 相当 ) を用い リポテックス C-1000 2 倍希釈液を表層に練りこんで以下の試験を行った W/C S/a 単位量 (kg/m 3 ) (%) (%) セメント 水 細骨材 粗骨材 混和剤 53.5 48.3 339 181 873 935 3.39

養生効果の確認としては 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 2 コンクリートの長さ変化 ( 表面ひずみ ) 3 コンクリート圧縮強度について測定した また 実際の現場における適用性評価として 4 コンクリート表面強度への影響 5 仕上げ材料への影響についての確認を行った それぞれの試験方法を以下に示す 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 (ASTM C156 参考 ) ASTM C156( コンクリート用膜生成液体養生剤の水分保持力の標準試験方法 ) を参考とし 調整したコンクリートを5mm 篩により粗骨材を除去した後 得られたモルタルを φ200mm 高さ110mm の型枠中に打設し 表面をリポテックスC-1000で処理した その後温度 20 湿度 40% の室内において5m/sec の風が表層に当たるようにして静置し 経過時間毎に重量を測定し その変化分を水分蒸発量とした 2 コンクリートの長さ変化 JIS A 1129( コンクリートの長さ変化試験方法 ) に準拠して測定を行った 打設面 ( 上部の型枠が無い部分 ) について所定のリポテックス処理を行った後室内で静置した 翌日脱型後 仕上げ面以外の面にリポテックスを塗布したのち基長を測定した また 同時にひずみゲージを用いて表面のひずみを測定した 3 コンクリート圧縮強度 JIS A 1108に準拠して測定を行った 尚 養生剤処理および養生についてはコンクリートを型枠に打設した直後に表層 1~2cm 程度に養生剤を練りこみ仕上げを行った後 型枠内で所定の期間 20 室内で気中養生を行った 4 表面強度リポテックスC-1000 で処理したモルタル ( 調整したコンクリートを 5mm 篩で篩分けしたもの ) を4 週間気中養生を行い 奥田式 ( ロット式 ) スリヘリ試験により表面強度を測定した 5 仕上げ材料への影響 (SL 材 ) スラブ打設時に表面をリポテックス C-1000で処理したコンクリートを気中で 2 週間養生後 表面を市販のプライマーおよびSL 材で仕上げを行った SL 材施工後 4 週間気中養生を行った後 建研式接着強さ試験で付着強度を測定した 水分蒸発量 長さ変化

表面ひずみ 圧縮強度 表面強度仕上げ材料への影響 (SL 材付着強度 ) 100% 4 破断面分布 80% 60% 40% 20% 0% SL 材界面下地接着強度 フ ライマー無フ ライマー有フ ライマ無 無処理 フ ライマ有 リホ テックス 3 2 1 0 接着強度 (N/mm 2 ) 4-2. 散水養生との比較コンクリート標準示方書 ( 日平均気温 15 以上 ) およびJASS5( 普通ポルトランドセメント : 計画供用期間標準 ) に定められている5 日間の湿潤養生を行う場合 散水養生と リポテックス C-1000 養生および両者の併用による散水期間の短縮 (3 日 ) について性能を比較した 尚 比較項目は水分蒸発量 長さ変化 圧縮強度とした 結果を以下に示す 水分蒸発量長さ変化 長さ変化率 ( 10-4 ) 0-1 -2-3 -4-5 -6-7 無塗布散水養生リホ テックス 0 10 20 30 経過時間 ( 週 )

圧縮強度 圧縮強度 (N/mm 2 ) 50 40 30 20 4 週 1 週 10 無処理 散水養生 リホ テックス散水 + リホ テックス 5. 壁面 ( 脱型後表面含水状態 ) への適用性リポテックスC-1000を脱型後の壁面に使用した場合を想定し リポテックス C-1000 3 倍希釈液を表面に散布して以下の試験を行った W/C S/a 単位量 (kg/m 3 ) (%) (%) セメント水細骨材粗骨材混和剤 53.5 48.3 339 181 873 935 3.39 養生効果の確認としては 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 2 コンクリートの長さ変化 3 コンクリート圧縮強度について測定した また 使用性の評価として 4 仕上げ材料への影響についての確認を行った 1~3については 基本的に 4-1と同様の試験を行った また 4の試験方法は以下の通り 600mm 600mm 150mm の模擬試験壁を打設し 翌日脱型を行った 脱型直後に散布器を用いて 表面にリポテックスを散布し 2 週間気中養生を行った 養生終了後 市販のタイルモルタルを施工し タイル (95mm 45mm) 貼付けを行い 引き続き 14 日間気中養生を行った後 タイル引っ張り試験を行った 各試験結果を以下に示す 水分蒸発量長さ変化

圧縮強度仕上げ材料への影響 ( タイル ) 6. 消波ブロック ( 脱型後表面乾燥状態 ) への適用 リポテックスC-1000を脱型後表面がやや乾燥した壁面に使用した場合を想定し リポテックス C-1000 5 倍希釈液を 表面に散布して以下の試験を行った W/C S/a 単位量 (kg/m 3 ) (%) (%) セメント 水 細骨材 粗骨材 混和剤 49.5 45.5 350 173 788 962 3.850 養生効果の確認としては 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 2 コンクリート圧縮強度についての確認を行った 試験方法は 基本的に 4-1と同様で行った 各試験結果を以下に示す 水分蒸発量 圧縮強度 S28-1.15.07