小児救急 集中治療専門医養成コース (1) コースの全体像人間性豊かで 幅広い知識と奥深い思考力を有し 的確な判断力により医療を展開できる小児科医師を育成することはもちろん さらに小児の救急医療や集中治療に特化した知識を持つ医師の育成を目標とする 研修内容は小児科専門医取得に十分な研修内容であり 小児科 General と Speciality の両方 ( 小児一般 感染 アレルギー 免疫 循環 新生児 遺伝 血液 神経 放射線 消化器 呼吸器 救急 ER など全てを網羅 ) を同時研修できる とくに, 高次救命治療センターをはじめとする施設で小児の重症疾患の集中治療管理にあたる 小児救急 集中治療専門医養成コース 日本小児科学会専門医取得 初期研修 後期研修岐阜大学医学部附属病院 ( 小児科 高度救命治療センター ) 県総合医療センター ( 新生児科 小児循環器科 ) 救急専門医等の各種専門医取得医学博士取得 卒後 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年
(2) コースの概要 大学病院 医療機関名岐阜大学医学部附属病院岐阜大学医学部附属病院岐阜県総合医療センター岐阜県総合医療センター 診療科専門分野指導養成 ( 受目的期間名名者数入 ) 人数小児科小児救急 8 1 5 年成人を含めた救急 高次救 疾患治療を研修す 命治療る 小児の外傷お救急医療 8 センタよび重症疾患の集 1 3 年 ー 中治療管理を研修 6 名 する 新生児新生児の集中治療新生児 6 科管理を研修する 1 5 年 小児の循環器疾患小児循小児循環 4 の集中治療管理を環器科器研修する 1 5 年 受入人数 6 (3) コースの実績小児科にて取得可能な専門医として 日本小児科学会専門医 新生児専門医 日本循環器学会専門医 救急専門医などがある ほぼ 希望に応じた分野の専門医取得が可能である また 大学院に入学し 学位取得をめざす研修医もいる 社会人大学院生として 専門研修しながら 学位取得をめざすこともできる (4) コースの指導状況さまざまな領域における充実した指導陣のもと 小児科疾患のすべての分野の救急疾患に対して研修医を指導している 知識やスキルアップのためにカンファレンス レクチャーを充実させており 能動的な研修をめざしている
(5) 専門医の取得等学会等名日本小児科学会資格名小児科専門医初期研修終了後 3 年間の小児科研修を修了し 専門医試験を受験す資格要件る学会の連携等の概要 岐阜大学病院 岐阜県総合医療センターは学会認定の研修施設である 学会等名日本小児循環器学会資格名日本循環器学会専門医資格要件小児科専門医をもち, 日本循環器学会の認定施設で3 年 会員歴 6 年学会の連携等の概要岐阜大学病院 岐阜県総合医療センターは学会認定の研修施設である また岐阜県総合医療センターは小児循環器科を有し 東海地区有数の先天性心疾患をはじめとする小児の心臓手術ができる施設である 学会等名日本救急医学会資格名救急専門医資格要件日本救急医学会の認定施設で3 年 会員歴 3 年学会の連携等の概要岐阜大学医学部附属病院は高次救命治療センターを有し学会認定の研修施設である 学会等名日本未熟児新生児学会資格名新生児専門医小児科専門医 日本新生児学会の認定施設で1~2 年上積み 会員歴資格要件 5 年学会の連携等の概要岐阜県総合医療センター, 新生児センタ は学会認定の研修施設である * 引き続きアンケート形式で小児科を紹介しております ご覧下さい
診療科等紹介アンケート [ 診療科名小児科 ] 1 貴診療科のおもしろいところ ( 魅力 特徴 ) はどんなところですか 小児の全分野にわたる専門医療と小児医療一般を担当しています また 3 次医療はもちろんのこと 1 次医療の救急医療も行っており 地域医療へも大いに貢献しています その領域は出生前小児科学 小児の成長発達 アレルギー 免疫 膠原病 代謝 内分泌 神経 心身症 循環器 呼吸器 腎 肝消化器 血液腫瘍 感染 新生児 言語発達 遺伝相談などに及びます 研究 アレルギー 先天性免疫不全症 先天性代謝異常 癌 ヒトの発生 分化 神経などについて 画期的 独創的な idea と strategy を駆使して 分子遺伝学的かつ構造生物学的に解析しており いくつかの分野で世界的な成果をおさめ また世界をリードしており 国際誌に多数掲載され また国際学会にも招へいされています IF の高い雑誌に掲載された業績としては 〇 Orii KE, Lee Y, Kondo N, McKinnon PJ.Selective utilization of nonhomologous end-joining and homologous recombination DNA repair pathways during nervous system development.proc Natl Acad Sci U S A.103:10017-22. 2006. や 〇 Kato Z, Jee J, Shikano H, Mishima M, Ohki I, Ohnishi H, Li A, Hashimoto K, Matsukuma E, Omoya K, Yamamoto Y, Yoneda T, Hara T, Kondo N, Shirakawa M.The structure and binding mode of interleukin-18. Nat Struct Biol.10:966-71. 2003. などがあります 近年の業績と致しましては 英語論文数 2000 年 31 編 2001 年 51 編 2002 年 31 編 2003 年 30 編 2004 年 26 編 2005 年 29 編 2006 年 31 編 2007 年 31 編 2008 年 27 編が挙げられます 尚 1984 年から現在に至る英語論文総数は 749 編となっております 教育 医学教育の原点は 保健 医療分野における多様な社会のニーズに応えられるより良い医 師と 医学の発展に寄与できる医学者を育てることにあります 小児科学は臨床 研究と
も小児の全領域を担当しています 自ら進んで科学的に医学を捉え 人間的かつ総合的医療ができ さらに専門分野 (subspeciality) をもつ医師および創造力ある医学者の育成に努め 少子化の中で 21 世紀の日本 世界を背負って立つ子供たちに 心身及び社会的に確かな未来があるように 医学教育を進めています 沿革 当教室は 2004 年に創立 60 年を迎えました 現在の同門会会員数は 270 名を越し 教室員は約 40 名おります また 岐阜県下をはじめ 愛知 静岡 滋賀 石川に約 30 の病院をかかえ 海外への留学も盛んに行っております 2 職場の雰囲気 3 女性局員からみた診療科の魅力 入局の魅力 4 後輩へのメッセージ 5 入局のメリットとデメリット 6 入局に関する決まり非入局者の後期研修入局後の後期研修については E-learning( 会員のみ閲覧可 ) に掲載する予定です