このテキストの中で使用しているアイコンの意味は以下のとおりです (OnePoint) 補足情報 ( 実習 ) 実習タイトル 著作権このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む ) は 将来予告なしに変更することがあります 別途記載されていない場合 このソフトウェアおよび関連するドキュメントで使用している会社 組織 製品 ドメイン名 電子メールアドレス ロゴ 人物 場所 出来事などの名称は架空のものです 実在する名称とは一切関係ありません お客様ご自身の責任において 適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います マイクロソフトは このドキュメントに記載されている内容に関し 特許 特許申請 商標 著作権 またはその他の無体財産権を有する場合があります 別途マイクロソフトのライセンス契約上に明示の規定のない限り このドキュメントはこれらの特許 商標 著作権 またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません 2004 Microsoft Corporation.All rights reserved. Microsoft Active Directory ActiveSync Microsoft Press MSDN Outlook Windows Windows Mobile Windows NT および Windows Server は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です 記載されている会社名 製品名には 各社の商標のものもあります
はじめに 本書では Microsoft Office Outlook 2007 を使用して TryExchange 環境の Exchange Server 2007 へアクセスする方法についてステップバイステップで説明しています 本書の内容を理解し 説明している手順を行うことにより Microsoft Office Outlook 2007 により Exchange Server 2007 へアクセスが可能となります Office Outlook 2007 は 時間と情報の管理 境界を越えた接続 および受け取った情報の管理のための統合ソリューションです Office Outlook 2007 に導入された最新技術により 通信内容の迅速な検索 作業の整理 および他のユーザーとの情報の共有をすべて一ヶ所で行うことができます Office Outlook 2007 を使用すると 電子メールメッセージ 予定表 連絡先 および仕事を整理したり すばやく検索したりできます Office Outlook 2007 では次の作業が可能です 社外と社内のユーザーとやり取りする Office Outlook 2007 の情報をすばやく検索する 仕事とフラグ付きのメールを整理する 予定表や連絡先の情報を共有する Windows SharePoint Services テクノロジのデータに接続してそのデータを使用する 機密情報や悪意のある情報を簡単に追跡する さらに Office Outlook 2007 と Exchange Server 2007 を併用すると コラボレーション機能とセキュリティ機能を強化できます Exchange Server 2007 は 最新の迷惑メール対策機能 動的なメールボックスの接続 および統一されたメッセージ機能を提供します Office Outlook 2007 と Exchange Server 2007 は 連携して通信や情報の共有を容易にします また 他のユーザーとのやり取りに使用できるメッセージセキュリティとコンプライアンスのオプションを提供します Exchange Server 2007 については 下記の URL を参照してください http://www.microsoft.com/japan/exchange/preview/default.mspx Exchange Server 2007 Beta 2 の製品概要 http://www.microsoft.com/japan/exchange/preview/evaluation/overview.mspx Microsoft Office Outlook 2007 については 下記の URL を参照してください http://www.microsoft.com/japan/office/preview/programs/outlook/highlights.mspx 2007 Microsoft Office system Beta 2 版およびテクニカルリフレッシュについては 下記の URL を参照してください http://www.microsoft.com/japan/office/preview/beta/getthebeta.mspx
本書では 2 部構成で説明しています 各部の内容は下記のとおりです 第 1 部 Office Outlook 2007 の接続設定 Office Outlook 2007 クライアントから Exchange Server 2007 へ接続するための設定について説明しています 第 2 部 Office Outlook 2007 からの Exchange Server 2007 利用方法 電子メール送受信や スケジュール共有などを効率よく行う手順や設定方法について説明しています また コンプライアンス機能についても説明しています 本書のスナップショットは The Office 2007 Microsoft System Beta 2 テクニカルリフレッシュ版を使用しています
目次 第 1 部 Office Outlook 2007 設定編... 1 1.1 Office Outlook 2007 設定方法... 2 第 2 部 Office Outlook 2007 活用編... 12 2.1 電子メールの送信と受信... 13 2.2 予定表の活用... 18 2.3 フラグと仕事の連携... 25 2.4 コンプライアンス機能... 28
第 1 部 Office Outlook 2007 設定編 第 1 部で理解できること Office Outlook 2007 を Exchange Server 2007 に接続するための設定手順を説明しています Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 1
1.1 Office Outlook 2007 設定方法 Office Outlook 2007 を使用して Exchange Server 2007 に接続する方法について説明します Outlook Anywhere (RPC over HTTP) で接続をしよう この機能を使用すると 組織のファイアウォールの外側で仕事をしているユーザーが 高度なセキュリティによって保護された状態でインターネットを経由して自分の Exchange Server アカウントにアクセスすることができます このとき スマートカードやセキュリティトークンなどの特別な接続やハードウェアは必要なく ファイアウォールに隔てられた Exchange Server とクライアントコンピュータが異なるネットワーク上にある場合でも Exchange アカウントへのアクセスが可能です 1. [ スタート ] - [ コントロールパネル ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 2
2. コントロールパネルがカテゴリー表示されている場合は [ クラシック表示に切り替える ] をクリックします 3. [ メール ] をダブルクリックし 開きます Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 3
4. [ メール設定 ] 画面が表示されるので [ プロファイル ] をクリックします 5. [ メール ] 画面が表示されるので [ 使用するプロファイルを選択する ] にチェックをつけて [ 追加 ] をクリックします 6. [ 新しいプロファイル ] の入力画面が表示されるので 以下の値を入力し [OK] をクリックします プロファイル名 : TryExchange Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 4
7. [ 自動アカウントセットアップ ] 画面が表示されるので [ サーバー設定または追加のサーバーの種類を手動で構成する ] にチェックをつけて [ 次へ ] をクリックします 8. [ 電子メールサービスの選択 ] 画面が表示されるので [Microsoft Exchange] を選択して [ 次へ ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 5
9. [Exchange Server 設定 ] 画面が表示されるので 以下の情報を入力します 入力が終わりましたら [ 詳細設定 ] をクリックします Microsoft Exchange サーバー : exchsrv.tryexchange.local ユーザー名 : あなたの TryExchange のユーザー名 例 > UserAccount [Exchange キャッシュモードを使う ] は チェックがついていることを確認 10. 以下のダイアログが表示されるので [OK] をクリックします 11. 以下の画面が表示されるので [ キャンセル ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 6
12. 以下の画面が表示されるので [ 接続 ] タブをクリックします 13. [HTTP を使用して Exchange のメールボックスに接続する ] にチェックをつけて [Exchange プロキシ設定 ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 7
14. [Exchange のプロキシ設定 ] 画面が表示されましたら [ 接続設定 ] と [ プロキシの認証設定 ] を以下の値に設定します 設定が終わりましたら [OK] をクリックします 接続設定 : ex.tryexchange.jp プロキシの認証設定 : 基本認証 15. 以下の画面が表示されるので [OK] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 8
16. 以下の画面が表示されるので [ 次へ ] をクリックします 17. 以下の画面が表示されるので [ 完了 ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 9
18. [ メール ] 画面が表示されるので [OK] をクリックします 19. [ スタート ] メニューより [ 電子メール ] をクリックして Office Outlook 2007 を起動します 20. [ プロファイルの選択 ] 画面が表示されるので TryExchange を選択し [OK] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 10
21. 認証ダイアログが表示されるので あなたの TryExchange のユーザー名とパスワードを入力し [OK] をクリックします ユーザー名 : あなたの TryExchange のユーザー名 例 > tryexchange useraccount パスワード : あなたの TryExchange のパスワード 22. Office Outlook 2007 が起動すると以下のような画面が表示されます Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 11
第 2 部 Office Outlook 2007 活用編 第 2 部で理解できること Office Outlook 2007 から Exchange Server 2007 を利用した機能の操作手順を説明します Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 12
2.1 電子メールの送信と受信 Office Outlook 2007 を使用してメールの送信と受信の方法について説明します ここでは 実際にあなたが TryExchange のデモアカウントにメールを送信して 受信の確認を行ないます メールを送信しよう 1. [ スタート ] メニューより [ 電子メール ] をクリックして Office Outlook 2007 を起動します 2. [ プロファイルの選択 ] 画面が表示されるので TryExchange を選択し [OK] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 13
3. 認証ダイアログが表示されるので あなたの TryExchange のユーザー名とパスワードを入力し [OK] をクリックします ユーザー名 : あなたの TryExchange のユーザー名 例 > tryexchange useraccount パスワード : あなたの TryExchange のパスワード 4. Office Outlook 2007 が起動しましたら [ 新規作成 ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 14
5. メッセージの作成画面が表示されるので 以下の値を入力し [ 送信 ] ボタンをクリックします 宛先 : DemoUser02 件名 : テストメール 本文 : テストメール Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 15
メールを確認しよう 1. DemoUser02 に送信したメッセージを確認します Internet Explorer を起動して Outlook Web Access へ接続し 以下の値を入力して [ ログオン ] をクリックします URL : https://owa.tryexchange.jp/owa ユーザー名 : tryexchange demouser02 パスワード : Password! 2. 以下の画面が表示された場合は [ 言語 ] [ 現在のタイムゾーン ] を設定し [OK] をクリックします ここでは以下の値を設定しています 言語 : 日本語 現在のタイムゾーン : (GMT+09:00) 大阪 東京 札幌 Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 16
3. 受信トレイを確認し あなたの TryExchange のメールアドレスから テストメール が届いていることを確認します これで あなたが送信したメールを確認することができました Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 17
2.2 予定表の活用 Office Outlook 2007 の予定表の操作方法について説明します 共有スケジュールを確認しようここでは 共有されたスケジュールを確認する方法について説明します 1. 画面左の [ 予定表 ] をクリックします 2. 予定表が表示されました [ 共有の予定表を開く ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 18
3. 以下のダイアログが表示されるので 以下の値を入力し [OK] をクリックします 名前 : DemoUser01 4. DemoUser01 の予定表が表示されました このように 複数の予定表を並べて表示することで スケジュールの比較や会議の予定を迅速に行うことができます Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 19
スケジュールを公開しよう ここでは あなたのスケジュールを公開する方法について説明します 1. [ 個人用の予定表 ] の [ 予定表 ] を右クリックし [ 共有アクセス権の変更 ] をクリックします 2. 予定表のアクセス権の設定画面が表示されます スケジュールを公開するユーザーを追加するために [ 追加 ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 20
3. 検索ボックスに DemoUser01 と入力します 検索結果が表示されましたら DemoUser01 を選択し [ 追加 ] をクリックしてから [OK] をクリックします 4. DemoUser01 をクリックします [ アクセス権 ] の値を変更することで DemoUser01 に対してさまざまなアクセス権の設定を行なうことができます このように 設定を行なうことで 他のメンバーに対してスケジュールの公開や編集を行なわせることができるようになります 本書では DemoUser01 からあなたの予定にアクセスする手順まで説明しません 予定 表を公開する必要はないため [ キャンセル ] をクリックしてください Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 21
会議出席依頼を送信しよう ここでは 会議出席依頼を送信する方法を説明します 1. [ 新規作成 ] 右の [ ] をクリックしてプルダウンを表示させ [ 会議出席依頼 ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 22
2. 会議出席依頼の作成画面が表示されましたら 以下の値を入力し 送信をクリックします 宛先 : DemoUser01 件名 : 会議出席依頼 場所 : 第一会議室 開始時刻 : DemoUser01 のスケジュールを確認し 空き時間に設定します 終了時刻 : 開始時刻に合わせて設定します ( 本手順では 30 分後か 60 分後を目安にして下さい ) Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 23
3. 会議出席依頼を送信してしばらくすると あなたの予定表には会議の予定が登録されます DemoUser01 の予定表には 仮の予定が登録されます このようにして会議出席依頼を送信します これで 会議出席依頼が完了しました この後 DemoUser01 が [ 承諾 ] することによって DemoUser01 の予定表にも予定として登録されます 本書では DemoUser01 の [ 承諾 ] の手順まで説明しません Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 24
2.3 フラグと仕事の連携 Office Outlook 2007 では メールアイテムにフラグをつけると メールアイテムが仕事に変わります ここでは メールアイテムにフラグをつけて 仕事として登録する方法について説明します メールアイテムにフラグをつける 1. 受信トレイを確認し 以下のメールが届いていることを確認します 送信者 : インフォメーションデスク 件名 : Outlook2007 To Do バーを体験しよう! Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 25
2. [To Do バー ] を表示します [To Do バー ] が折りたたまれている場合は 画面右 [To Do バー ] 上部の [<<] をクリックして [To Do バー ] を展開表示します 3. Outlook2007 To Do バーを体験しよう! メールを右クリックして [ フラグの設定 ] から [ 明日 ] をクリックします Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 26
4. Outlook2007 To Do バーを体験しよう! メールにフラグがつき [To Do バー ] にも仕事として追加されました これでフラグと仕事の連携が確認できました Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 27
2.4 コンプライアンス機能 Exchange Server 2007 のコンプライアンス機能について説明します コンプライアンス機能の 1 つとして Outlook の管理フォルダ ( 電子メールライフサイクル機能 ) があります 管理者は Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して メッセージ保管の管理フォルダを作成します このフォルダは ユーザー環境に ( メールボックスの中に ) 作成されますが ユーザーは 作成されたフォルダを削除したり名前を変更したりすることはできません Outlook 環境に管理フォルダを作成すると 以下のような機能が提供されます 指定された期間 メッセージを保存する 不要になったメッセージを削除する 保管されている膨大なメッセージデータから特定のメッセージをすばやく検索する 遵守違反のメッセージを特定する 不要なデータを削除して 記憶域を効率的に管理する この他 Exchange Server 2007 のコンプライアンス機能には トランスポートルールとジャーナリング機能があります 管理フォルダについて 1. TryExchange 環境では [ 管理フォルダ ] として [ 機密文書 ] フォルダを作成していることが以下の画面で確認できます Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 28
禁止キーワードを含むメールを送信してみよう ここでは 事前に Exchange Server に設定してある禁止キーワードを使って メールをデモアカウントに送信します 禁止キーワードは 機密 顧客リスト 売上データ が設定されています 禁止キーワードの含まれているメールを送信するとどのようになるか体験してみましょう 1. [ 新規作成 ] をクリックします 2. メッセージの作成画面が表示されるので 以下の値を入力し [ 送信 ] ボタンをクリックします 宛先 : demouser01 [ 件名 ] または [ 本文 ] に 機密 顧客リスト 売上データ のいずれかの語句を入力します Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 29
3. 送信が完了しましたら [ 送受信 ] をクリックします 4. 送受信が完了すると 以下のようなメールが受信されます 禁止キーワードを含むメールを送信すると Exchange Server より送信できない旨のメールが返信されます Try Exchange! アクセス手順書 Outlook 2007 編 30