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手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

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このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

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平成 29 年度第 1 回徳島県医療審議会 質疑 調整会議での議論を待たずしてかなりの病床の移動が起こりつつある それをコントロールできないと 調整会議そのものが意味をなさなくなるのではないか 1 当会議の運営要領を定めてはどうか 2 病床機能分化 連携推進体制整備事業について当会議の審議事項として

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子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

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参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

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Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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浜田市事務事業の外部化 ( 民間委託等 ) に関する指針 の 策定について 平成 25 年 5 月浜田市行財政改革推進本部 浜田市では 平成 17 年 10 月に市町村合併を行い 平成 18 年 2 月に 浜田市行財政改革大綱 を策定して 平成 22 年度までの 5 年間で改革に取り組んできました

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別添 2 地域医療再生計画作成指針 第 1 地域医療再生計画作成の趣旨 国としては 円高 デフレ対応のための緊急経済対策 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 ) において 都道府県に設置されている地域医療再生基金を拡充し 高度 専門医療や救命救急センターなど都道府県 ( 三次医療圏 ) の

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当省の考え方 ( 論点 1) 水道事業の広域化の進め方について 水道事業は 水道法第 6 条第 2 項により 市町村経営が原則 であるとともに 地方財政法第 6 条により 独立採算が原則 となっている よって まずは水道事業者が今後維持管理 更新に必要となる費用とそのための財源の検討を行うものである

1 はじめに

平成18年度標準調査票

Transcription:

第8回新水道ビジョン策定検討会 水道事業の広域化に向けた 広域 都道府県の役割に関するアンケート 調査結果とそ 考察 調査結果とその考察 新水道 新水道ビジョン策定 ビジョン策定検討会 構成員 検討会 構成員 株式会社 株式 会社浜銀総合研究所地域経営研究室長 佐 藤 裕 弥 1

はじめに アンケート調査の概要 はじめに アンケ ト調査の概要 調査名 水道事業の広域化に向けた都道府県の役割 に関するアンケート調査 調査対象 47都道府県の水道行政担当部署 47 都道府県の水道行政担当部署 実施 株 浜銀総合研究所地域経営研究室 自主研究 株 浜銀総合研究所地域経営研究室 自主研究 調査期間 平成24年 平成24 年8月10 10日 平成 日 平成24 24年 年8月24 24日 日 実施方法 電子メール又はFAX 電子メール又は FAXによる送信 回答方式 による送信 回答方式 回収状況 36団体 36 団体 47 47団体 回収率 団体 回収率76.6 76.6 2

1. 広域化の取組状況など 3

問1 1 問1 1 広域化の必要性 貴団体では 域内水道事業の広域化の必要性について どのようにお考えですか 当てはまるもの1つに 3 あま り必要性 を感じな い (0) 問1 1 広域化の必要性 SA 1 早急 に進める 必要があ る (3) 2 状況 2 状況 をみて 段階的に 推進して いく必要 がある (32) 回答のあったすべて 回答のあ たすべて の団体が 広域化を 推進していく必要が あると感じている あると感じて る 4

問1 2 問1 2 広域化に向けた具体的な取組 現在貴団体では 域内水道事業の広域化に向けて取り組んでいることはあります か 当てはまるものすべてに 問1 2 広域化に向けた具体的な取組 MA 件 0 10 20 30 1 計画の策定 水道整備 基本構想内で記述 広域的 水道整備計画を策定等 2 有識者による委員会等 の開催 24 5 3 市町村との検討会 意 見交換会等の開催 11 4 個別の市町村に対する 助言 指導 11 5 その他 広域化に向けては 広 向 各種 計画の策定 に取り組んでいる団 体が多い 6 5

問2 1 問2 1 広域化の阻害要因 域内市町村において広域化が進まない要因として どのようなものが考えられます か 当てはまるものすべてに 問2 1 広域化の阻害要因 MA 0 10 20 1 広域化の具体的なメリット が実感されていない 19 3 市町村間の料金の統一が難 3 市町村間の料金の統一が難 しい 26 5 15 15 7 推進役となる市町村がいな い 8 市町村の政治的な抵抗が大 きい 11 その他 広域化の具体的なメリット とは 次ページ 財政面の不均衡是正 市町村間の料金の統一 本質的には 経営の問題 本質的には 経営の問題 18 5 6 9 統合時に必要な財源がない 10 地勢 文化等の違いがあ 10 地勢 文化等の違いがあ り 広域化圏域を定めるのが難 しい 30 24 2 財政面の不均衡の是正が難 しい 4 統合後の職員の処遇が定ま らない 5 市町村間の業務 会計処 理 情報システム 運用 維持 理 情報システム 運用 維持 管理手法等 の統一が難しい 6 施設整備水準の不均衡の是 正が難しい 件 4 6 推進役 とは 地勢的に難しい 検討する余裕がない 上下水道の統合が進んで いる 母体事業体にメリットがない など 6

問2 2 問2 2 具体化す 具体化すべき広域化のメリット き広域化のメリット 広域化を推進するために 域内市町村に対してより積極的に示したほうがよい広域 化のメリットとして どのようなものが考えられますか 当てはまるものすべてに 問2 2 具体化すべき広域化のメ リット MA 0 10 1 水需給の不均衡が解消 される 2 複数水源により供給安 定性が向上する 3 施設の整備 更新が効 率化できる 4 人材や技術力が確保で きる 5 水質等の管理体制が強 化される 6 緊急時の対応体制が強 化される 7 事業運営が効率化でき 事業運営が効率化でき る 8 支払方法等の利用者の 利便性が向上する 1 9 未普及地域対策が進む 1 10 その他 件 20 30 8 15 26 22 施設の整備 更新 アセットマネジメント ア ット ネジ ント 事業運営 財政計画 以前から指摘されて る と 以前から指摘されていること これも 経営の問題 これも 経営の問題 20 21 26 3 いつまでも指摘されているのは 利害関係者の水道経営に対す る理解が進んでいないため ではないか 7

問2 4 問2 4 重要な利害関係者 今後 域内市町村の広域化を進める際に 特に影響を与えると考えられる利害関 係者として どのような主体が想定されますか 当てはまるものすべてに 問2 4 広域化の推進に当たって重要な利害関 係者 MA 件 0 10 20 30 24 1 末端給水事業体 19 2 用水供給事業体 28 3 議会又は首長 8 4 一般会計部門 5 5 民間企業 重要な利害関係者は 議会又は首長 議会又は首長 広域化の推進において は 議会や首長の経営 に対する正しい理解が 不可欠 23 6 住民 7 その他 都道府県が考える最も 1 8

1 のまとめ 阻害要因 阻害要因1 財政面の不均衡 料金格差 財政面 不均衡 料金格差 重要なのは 差をなくすこと ではなく 適正料金 の確保と健全財政 提言① 提言① 料金規制と経営監視の強化 料金規制と経営監視の強化 阻害要因2 メリットが実感できない 最も求められているのは 経営面のメリット 提言② 当事者の経営管理能力の強化 提言② ② 当事者の経営管理能力の強化 提言③ 提言③ 利害関係者 特に議会や首長 への 利害関係者 特に議会や首長 への 説明能力の強化 阻害要因3 推進役が不在 そもそも広域化の 推進役 とは誰か 国 都道府県 市町村 9

2. 広域化推進に向けた 都道府県の役割について 10

問3 1 問3 1 都道府県の役割の評価 域内市町村の広域化において 都道府県の果たす役割はどの程度重要と考えます か 当てはまるもの一つに 問3 1 都道府県の役割の評価 SA 4 重要 でない (0) 3 あま 5 わか らない り重要で (2) ない な (3) 中立派 2 やや 重要 (21) 積極派 1 非常 に重要 (10) 非常に重要 と考える 非常 重要 考 る 都道府県 積極派 と やや重要 あまり重要 要 あまり 要 でない と考える都道府 県 中立派 に分かれる 割合は 中立派 のほう が多い 都道府県の関与の強化 が必要ではないか が必要 ではないか 11

問3 4 今後都道府県が担 問 今後都道府県が担っていくべき役割 て く き役割 今後 都道府県の水道行政が果たしていくべき役割として どのようなものが考えら れますか 当てはまるものすべてに 問3 4 今後 都道府県が担ってい 件 くべき役割 MA 0 10 20 30 7 1 水源の開発 保全 2 市町村事業経営の監督 指導 18 28 3 市町村間の総合調整 4 広域的な水質管理体制の 構築 18 5 広域的な危機管理体制の 構築 23 8 6 未普及地域対策の推進 7 エネルギー 環境関連の 取組の推進 3 8 市町村の人材育成 技術 継承の支援 15 9 利用者への情報提供の推 情 推 進 10 その他 今後の都道府県の役 割としては 市町村間 の総合調整 が最も多 い 市町村に対しては 監 市町村に対しては 市町村に対しては 監 督 指導 よりも 総合 調整 的に関わる意識 の都道府県が多い 9 0 12

問3 2 広域化推進 問 広域化推進における都道府県の課題 おける都道府県 課題 今後 貴団体が域内市町村の広域化を推進する役割を担っていく場合の課題とし て どのようなものが考えられますか 当てはまるものすべてに 問3 2 件 都道府県の課題 MA 0 10 1 域内広域化の具体的なビ 1 域内広域化の具体的なビ ジョンが描けない 7 4 2 域内の現状が十分に把握 できていない 8 3 3 利害関係者の合意形成が 3 利害関係者の合意形成が 難しい 18 4 政治的な抵抗が大きい 31 5 水道行政における都道府 県の役割が明確でない 6 6 市町村に対する都道府県 の権限が弱い 5 3 7 水道事業経営の知識 ノ ウハウが不足している 11 9 9 具体的なビジョン 域内の現状把握 利害関係者の合意形成 利害関係者の合意形成 広域化計画の策定が これらの課 題の解決手段のはずでは 計画策定済みの都道府県でも 課 題として挙げているのはなぜか 権限がない という回答は少ない 7 14 9 推進活動の財源が不足し ている 30 4 8 水道行政に携わる人材が 不足している 10 その他 20 4 ノウハウや人材の不足は 都道府 県においても共通の課題 4 11 問1 2 計画の策定 済 未策定 13

問3 3 問3 3 都道府県の権限見直しのあり方 域内市町村の広域化を推進するに当たって 重要と考えられる権限見直しのあり方 をお聞かせ下さい 当てはまるものすべてに 問3 3 都道府県の権限見直しのあり方 MA 0 5 1 都道府県に広域的水道整 備計画の主導的な策定権限を 付与 件 10 12 3 水道料金に対する規制の 3 水道料金に対する規制の 強化 5 指導 監督権限の強化 消極派 6 その他 9 2 事業認可権限の見直し 4 監視 検査権限の強化 15 事業認可権限の見直し 2 積極派 1 10 と その他 が最も多い その他 の内訳としては 権限の見直しは不要 重 要ではない という回答が 要ではない という回答が 多い 7件 都道府県の権限見直しは 積極派 と 消極派 に分 積極派 と 消極派 に分 かれる こうした違いがある理由 は何か 12 14

問4 広域化 問 広域化の推進に向けたご意見 ご要望 推進 向けた 意見 要望 今後 貴団体が広域化を推進していくにあたり ご要望や感じていること等があれ ば ご自由にお聞かせください 広域化 都道府県の役割 について積極的な意見① 当都道府県では 地域水道ビジョン の中で各水道事業体に取組の基本として 当都道府県では 地域水道 ジョン の中で各水道事業体に取組の基本として ①地域水道ビジョンの策定 ②アセットマネジメントへの取組 ③更新 耐震化 計画の策定 を求めている 自らの現状 将来像を把握することにより 自らの現状 将来像を把握することにより 事業の存続に必要な事柄 広域化 事業の存続に必要な事柄 広域化 官民連携等 が見えてくる 各水道事業体へは 早急に取り組むよう期待してい る 都道府県域内を広く捉えた広域化を考えたとき 計画給水人口5万人超の水 都道府 域 を広く捉 た広域 を考 た き 計 給水人 人超 水 道事業体との連携は重要である しかし 当該水道事業体に対しては国が直 接指導監督を行っており 都道府県において当該水道事業体への関与が無い なかでは広域化も進まない 都道府県域内の水道事業体について 日頃より都道府県において指導監督を 行うことが 地域としての水道事業の連携に対する認識を高めることができ 広 域化を推進するためにも必要であると感じている 15

問4 広域化 問 広域化の推進に向けたご意見 ご要望 推進 向けた 意見 要望 広域化 都道府県の役割 について積極的な意見② もともと水道事業は地域由来の特産品のような扱いをされ 料金や品質に差異が認められ もともと水道事業は地域由来の特産品のような扱いをされ 料金や品質に差異が認められ てきた その差は大きく 複数の水道事業が統合 広域化を行う場合 得をする側と損をする 側がはっきりと分かれ 統合 広域化による効率化のメリットが霞んでしまい 結果として統合 広域化には至らない事例がほとんどである 大規模事業者にとって統合 広域化のメリットはほとんどない そのため現行の首長 議会の 同意を得なければ統合 広域化できない現行の法制度のままでは 統合 広域化に至ることは 難しいと感じている 現在の都道府県行政が行える 広域化に関する情報提供 市町村間の調整等は非常に限 定的な内容であり時間ばかり掛かり効果が乏しい 広域化を本当に推進するためには水道法改正により時限を設けて1都道府県1水道等への 移行を検討する必要があると感じている 移行を検討する必要があると感じている 当都道府県では H23年12月に都道府県域水道ビジョンを策定し その後広域化の推進に 向けて 市町村との協議を進めている 他都道府県においても 広域化の取り組みは行われていると思うが 実際に実現した例 そ 他都道府県においても 広域化の取り組みは行われていると思うが 実際に実現した例 そ れも うまくいっている例というのは少ないと認識している 当都道府県でも 広域化を進めるにあたって 様々な知識やノウハウ 知恵を生み出すための 経験を持つ人材が不足している また 現状分析や課題整理するための調査検討業務を行 経験を持つ人材が不足している また 現状分析や課題整理するための調査検討業務を行 うための人材と予算が十分でない これらを補足 サポートする あるいは実践部隊として参 加するような 民間団体が成熟していくことを期待する 16

問4 広域化 問 広域化の推進に向けたご意見 ご要望 推進 向けた 意見 要望 広域化 都道府県の役割 について消極的な意見① 当都道府県では峠等で集落が分断され 小規模な簡易水道等の数も多いた め 地勢上及び財源上 施設の広域化は難しい ただし 小規模な簡易水道 等において施設更新の必要性が高ま ていることから 経営を統合して財政 等において施設更新の必要性が高まっていることから 経営を統合して財政 基盤と人材を強化し 安定した水道事業経営を行っていくことは必要である 都道府県版地域水道ビジョンの策定見通しが立っていない 都道府県版地域水道ビジョンの策定見通しが立っていない 都道府県財政が厳しい中 都道府県版地域水道ビジョン策定に要する経費 等 広域化を推進していくための予算を確保することが困難である 当都道府県では市町村合併が進んでおり 市町村を越えた水道事業の広域 当都道府県では市町村合併が進んでおり 市町村を越えた水道事業の広域 化の必要性は低い 簡易水道や飲料水供給施設等の経営基盤が脆弱な水 道事業の統合を推進し 経営基盤を安定化させる必要があると感じている 当都道府県は弱小事業体がほとんどであるが 弱小事業体が直面している 課題に対してどのようなメリットがあるのかがわからない 都道府県の立場が不明確なため 都道府県の果たす役割がわからない 都道府県の立場が不明確なため 都道府県の果たす役割がわからない 17

問4 広域化 問 広域化の推進に向けたご意見 ご要望 推進 向けた 意見 要望 広域化 都道府県の役割 について消極的な意見② 広域化の議論をするに当たっては 広域化によるデメリットも明確にすべき 広域化の議論をするに当た ては 広域化によるデメリットも明確にすべき 例 水源をすべて地下水としている市町村と水源を表流水としている市町村が 広域化すると水源を地 水と る市町村 料金は引き上げられる 能 広域化すると水源を地下水としている市町村の料金は引き上げられる可能 性が高い 広域化を行った場合 最も人口が多い地域 市町村 の声が優先され 中 山間地域の声が届きにくいことがある 水道法では 都道府県の広域的水道整備計画に係る規定があるが ①水道事業は市町村が経営することが原則とされていること ①水道事業は市町村が経営することが原則とされている と ②地方分権 地域主権の趣旨を踏まえ市町村へ権限移譲等が進められるべ きであること 県の関与は少なくなっていくべきであること ③現に水道企業団 部事務組合 方式により広域行政の体制を確保し水 ③現に水道企業団 一部事務組合 方式により広域行政の体制を確保し水 道事業を実施している市町村も多数あること ④都道府県と市町村は対等であること 等を踏まえれば 都道府県が水道事業又は水道用水供給事業を経営してい 等を踏まえれば 都道府県が水道事業又は水道用水供給事業を経営してい る場合又は都道府県域を超えて広域化をしたい市町村がある場合を除き 広域化に対し 都道府県の関与はなくすべき との考え方もできるのでは 18 18

問4 広域化 問 広域化の推進に向けたご意見 ご要望 推進 向けた 意見 要望 要望など 水道事業体自らが統合 広域化を進めていくためのきっかけとなるような 国による補助金などの財政支援メニューの一層の充実が必要と感じている 水道施設整備 係る国庫補助 充実 水道施設整備に係る国庫補助の充実 既に 行政区域を越えてある程度の規模で広域化をした事業において メ リット デメリットを情報発信していただきたい リット デメリットを情報発信していただきたい 現在各市町村内の統合を進めることで手一杯の状況のようで 各市町村に おいては広域化についての検討が進んでいないようである 広域化を推進するためには 国のさらなる支援制度の充実が必要と感じて いる 要望 広域化に関する先進地事例等の各種情報提供を希望する 19

問4 広域化の推進に向けたご意見 ご要望 まとめ 域 今後 貴団体が広域化を推進していくにあたり ご要望や感じていること等があれ ば ご自由にお聞かせください 広域化のメリット デメリットに関するもの メリットだけでなく デメリットも明確にすべき 特に 母体となる大規模事業者にメリットがな 特に 母体となる大規模事業者にメリ トがな い 支援 要望に関するもの 国による財政面の支援を充実させて欲しい 先進事例を提供して欲しい 広域化推進の役割に関するもの 都道府県が域内事業体に対して指導監督を 行うことが必要 広域化を進 現行の法制度のままでは 統合 現行の法制度のままでは 統合 広域化を進 めることは難しい 都道府県の立場が不明確で 果たすべき役 割がわからない 市町村経営原則や地域主権の趣旨を鑑みる と 都道府県の関与はなくすべきではないか 都道府県の果たす べき役割が不明確 で 団体によって理 解が異なっている 権限見直しと都道 府県の役割明確化 20

2 のまとめ 課題1 ビジョンが描けない 現状が把握できてな い 合意形成が難しい 広域化計画の策定がこうした課題の解決に役立っていな い可能性が高い とりあえず作って終わり とりあえず作って終わり い可能性が高い とりあえず作って終わり とりあえず作って終わり 提言④ 提言④ 広域化計画の機能及び策定 運用プロセス 広域化計画の機能及び策定 運用プロセス の見直し 強化 課題2 都道府県の権限が弱い 課題2 都道府県の権限が弱い 権限が弱い とする回答は少ない 権限の見直し は 積極派と消極派に分かれる 権限の見直し は 積極派と消極派に分かれる 広域化において都道府県の果たすべき役割の 理解が 団体によって異なっているため 提言⑤ 提言⑤ 都道府県の果たすべき役割を明確化 都道府県の果たすべき役割を明確化 提言⑥ 提言⑥ 役割に応じた制度改正 支援制度を創設 役割に応じた制度改正 支援制度を創設 課題3 ノウハウ 人材の不足 ノウハウ 人材の不足は 規制行政を担う都道府県にお いても共通の課題 21

3. 総括 22

総括 広域化が進まない背景には 経営管理の問題 市町村の自主的な対応のみに任せるのは難しい 経営面においても 都道府県が積極的に関与することが 必要ではないか 要 都道府県が果たすべき役割の明確化 現行制度では 都道府県が果たすべき役割が不明確 ビジョンにおいて役割を明確にした上で 国において法律 や支援制度の見直し 創設を求めていくことが必要ではな いか 広域化計画の積極的活用 各種広域化計画が十分に機能していない可能性が高い 計画の機能のほか 策定 運用プロセスを見直し 強化 する必要があるのではないか 残された課題 人材不足の問題は未解決 23