SDC_SDIO_STM32F4 の説明 2013/09/17 SDIO インターフェースで SD カードをアクセスするプログラムのプロジェクトサンプルです FAT でファイルアクセスするために FatFs( 汎用 FAT ファイルシステム モジュール ) を使用しています VCP(USB 仮想 C

Similar documents
RTC_STM32F4 の説明 2013/10/20 STM32F4 内蔵 RTC の日付 時刻の設定および読み込みを行うプログラムです UART2( 非同期シリアル通信ポート 2) を使用して RTC の設定および読み込みを行います 無料の開発ツール Atollic TrueSTUDIO for

1. USB の VCP( 仮想 COM ポート ) について USB の VCP( 仮想 COM ポート ) は USB を非同期シリアル通信として使用するための USB のドライバです PC には VCP ドライバをインストールする必要があります USB の VCP( 仮想 COM ポート )

1. 概念 STM32F4 Discovery 基板は Mini USB を接続して デバッグやプログラムの書き込みができるようになっています 通常は CPU の 0x 番地からプログラムを実行します では なぜわざわざこのプロジェクトの雛形を使用して CPU の 0x

CoIDE 用 F4D_VCP の説明 V /07/05 USB の VCP( 仮想 COM ポート ) による非同期シリアル通信を行うプログラムです Free の開発ツール CoIDE で作成した STM32F4 Discovery 用のプロジェクトです プログラムの開始番地は 0x

1. UART について UART は Universal Asynchronous Receiver Transmitter の頭文字をとったもので 非同期シリアル通信と呼ばれます シリアル通信とは 一本の信号線でデータをやりとりするために 1bit ずつデータを送出することをいいます データを受

tri_s_tg12864_vcp の説明 2014/02/05 飛石伝ひ CPU 基板 の LCD TG12864 の表示プログラムです 漢字表示 (JIS208) を行うことができます USB の VCP ( 仮想 COM ポート ) を使用して非同期シリアル通信により 表示試験を行うことができ

1. A/D 入力について分解能 12bit の A/D コンバータ入力です A/D 入力電圧とディジタル値との対応は理論上 入力電圧 0V : 0 入力電圧 +3V : 4095 です 実際はオフセットと傾きがあり ぴったりこの数値にはなりません 2. A/D 入力に使用する信号 STM32L_A

1. LCD LS027B4DH01 について LS027B4DH01 は 400dot x 240dot のグラフィック LCD です 秋月電子通商で購入できます 外形サイズ : 62.8 x x 1.53mm LCD のフレキシブルケーブルの根元の部分はちょっと力を加えただけで表示が

1. 使用する信号 1.1. UART 信号 UART 通信に使用する信号と接続相手との接続は以下の通りです UART 信号表 番号 CPU 機能名 CPU 信号名 基板コネクタピン番号 方向 接続相手の信号名 1 USART1_TX PA9 CN > RxD 2 USART1_R

CoIDE 用 STM32F4_UART2 の説明 V /03/30 STM32F4 Discovery の非同期シリアル通信ポート UART2 の送受信を行うプログラムです Free の開発ツール CoIDE で作成したプロジェクトサンプルです プログラムの開始番地は 0x08000

1. 新規プロジェクト作成の準備新規プロジェクトのためのフォルダを用意して そこにプロジェクトを作成します [ 新しいフォルダー ] をクリックして希望のフォルダに新しいフォルダを作成します この例では TrST_F401N_BlinkLD2 というフォルダを作成しました TrST_F401N_Bl

ST-LINK/V2-1 への Upgrade V /10/07 ST-LINK/V2-1 USB driver のインストールおよび ST-LINK/V2-1 の Upgrade について説明します ST-LINK/V2-1 USB driver をインストールしてから ST-LIN

TCP_BP3591 の説明 V /03/28 ROHM 社製 WIFi モジュール BP3591 を使用して 無線 LAN により TCP/IP 通信を行うプログラムです 簡単な文字列によるコマンド ( 例 : LED0 ON ) を受信して LED の ON/OFF を行います 受

1. ST-LINK Utility のダウンロード Windows7 PC にインストールする場合について説明します 1.1. STMicroelectronics のサイト STMicroelectronics のサイトを開きます ここに ST-LINK と入力して検索します ( 右側の虫眼鏡を

STM32F405VG 搭載 CPU 基板の仕様 V /10/14 STMicroelectronics 社製の Cortex-M4 ARM CPU STM32F405VGT6 を搭載した CPU 基板です 目次 1. 概要 CPU 基板のブロック図 C

1. プログラム実行時の動作プログラムを実行すると以下のように動作します 1) NUCLEO-F401RE 上の LED LD2( 緑 ) が 200mSec 間隔で点滅します 2. プロジェクトの構成 2.1. プロジェクト F401N_BlinkLD2 の起動画面 TrueSTUDIO で作成し

プログラマブル LED 制御モジュール アプリ操作説明書 プログラマブル LED 制御モジュール設定アプリ操作説明書 適用モジュール 改訂番号 エレラボドットコム 1

AP-RZA-1A シリアルFlashROMの書き込み方法

(6) コンボドライブのドライブ文字の変更 コンピュータの管理 ウィンドウの右下側フレームの CD-ROM 0 DVD (E:) と書かれた箱 ( 図 02-2) にマウスのポインタを合わせ, 右ボタンをクリックしてメニューを表示する メニューから ドライブ文字とパスの変更 (C)... を選択する

9. デバッグ デバッグの準備 ) ST-Link/V2 と tri-s CPU 基板との接続の様子 ) ST-Link/V2 と tri-s CPU 基板との接続信号 デバッグ ) プログラムの実行

1. プロジェクトサンプルのダウンロードと 解 凍 1.1. プロジェクトサンプルのダウンロード 当 サイトのプロジェクトサンプルの 圧 縮 ファイルBlink_LED_Status_10K.zipをダウンロードしてください ダウンロードが 終 了 したら [フォルダーを 開 く] ボタンをくりっく

CommCheckerManual_Ver.1.0_.doc

manual_ezcap_edit

RW-5100 導入説明書 Windows7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

本書は INpMac v2.20(intime 5.2 INplc 3 Windows7/8/8.1に対応 ) の内容を元に記載しています Microsoft Windows Visual Studio は 米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標です

Windows10 における Ac6 System Workbench for STM32 のダウンロードとインストール V /06/01 Windows10 の PC で Ac6 System Workbench for STM32 のダウンロードとインストールの方法について説明しま

RW-4040 導入説明書 Windows 7 用 2017 年 7 月 シャープ株式会社

AN1526 RX開発環境の使用方法(CS+、Renesas Flash Programmer)

TWE-Lite R 取扱説明書

AKI-PIC16F877A開発キット (Ver1

monologue Sound Librarian 取扱説明書

目次 1. HLA Fusion 3.0 がインストール可能な環境 HLA Fusion 3.0 のインストール HLA Fusion 3.4 のインストール 初期設定用データベース接続 ( 初めての方のみ ) 既存データベースのUpg

DSカメラコントロールユニット DS-L3 アップデート操作手順書

Maser - User Operation Manual

MINI2440マニュアル

1 1 Arduino とは Arduino アルドゥイーノ は ワンボードマイコンの一種で オープンソースハードウェアであ り 組み立て済みの基板を購入することもできるほか 誰でも自分の手で Arduino を組み立てる ことができます USBコネクタでPCと接続して利用します デジタルポートとア

MINI2440マニュアル

おことわり 本書の内容の一部又は全部を無断転載することは禁止されています 本機の外観及び仕様は改良のため 将来予告無しに変更することがあります 本書の内容について万一不審な点や誤りなどのお気付きの点がありましたらご連絡ください 本書に記載されている会社名 商品名などは 一般に各社の商標又は登録商標で

PN-T321

Windows2000/XPインストール手順

PIC

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのインストール ユーティリティインストール CD-ROM をお持ちでない場合... 4

2. インストールの方法 インストールの手順は まずインストーラーをサイトからダウンロードし イールドブック カリキュレーターと Java Web Start をインストールします 次にイールドブック カリキュレーターを起動してサーバー接続し Java のファイルをダウンロードします 以下の手順に従

目次 1. ソフトウェアのインストール 対応 OSについて インストール手順 アンインストール手順 USB ドライバのインストール 操作の流れ 接続の準備 ソフトウ

RY_R8C38ボード RY-WRITER基板 自動書き込み・実行解説マニュアル

アスラテック株式会社 会社案内

AN178 USB仮想シリアルドライバ インストールガイド

第一章 LPC2478 ボードの概要...3 第二章 uclinux の初体験 SD カードのテスト USB メモリのテスト USB Devices のテスト network のテスト...6 第三章 uclinux のコンパイル...

KEW Smart for KEW3552BT 取扱説明書

arduino プログラミング課題集 ( Ver /06/01 ) arduino と各種ボードを組み合わせ 制御するためのプログラミングを学 ぼう! 1 入出力ポートの設定と利用方法 (1) 制御( コントロール ) する とは 外部装置( ペリフェラル ) が必要とする信号をマイ

AN5101 SA-Cy500S (Cyclone V SoC CPU BOARD) スタートガイド

Microsoft Word PXシリーズプリンタドライバインストール説明書(Win8・10-32・64bit)

WAGO PROFIBUS バスカプラ/コントローラと、QJ71PB92Dとのコンフィグレーションマニュアル

開発環境構築ガイド

ライカ D-LUX 4 ファームウェア 2.20 ファームウェアをインストールすることで ライカ D-LUX 4 の機能を下記のようにアップデートできます アップデート情報 対象機種 LEICA D-LUX 4 アップデートバージョン Ver 2.20 アップデートファイル名 / サイズ 更新日 D

開発環境構築ガイド

株式会社日新テクニカ USB シリアル CAN 変換器 /8/22 ホームページ : メール

改訂履歴 改訂日付 改訂内容 2014/11/01 初版発行 2017/01/16 Studuino web サイトリニューアルに伴う改訂 2017/04/14 Studuino web サイトリニューアルに伴うアクセス方法の説明変更 2018/01/22 Mac 版インストール手順変更に伴う改訂

目次 目次 ターミナルアダプタの接続イメージ INS 回線とターミナルアダプタの接続 ターミナルアダプタの設定とパソコン接続 ドライバのインストール ユーティリティインストール CD-ROM をお持ちでない場合... 4

RP-VL-S-01, RP-VL-R-01

インストレーションガイド_WME

現行のICカードリーダRW4040インストーラの課題

Microsoft PowerPoint - install_NGSsokushu_windows(ver2.1).pptx

Microsoft Word - (171118_v4250)ACS_インストールマニュアル.doc

CX6_firmup

CR-USB 仕様書 株式会社測商技研 JS カード用データ転送用カードリーダー CR-USB 仕様書 取扱説明書 2012 年 07 月 31 日版 株式会社測商技研 1. 概要 本器は当社製自動観測装置で記録した JS カードデータ

エンドポイント濁度測定装置 LT-16 取扱説明書

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル ファイルサーバー管理機能 第 1.1 版 2017/01/24 富士通株式会社

準備完了後 下記手順でオフセット設定および車種別設定データの読み込みを実施して下さい 1. アクセス 車種別設定データ ( 車種別キャリブレーションデータ ) のダウンロードサイトにアクセスします ダウンロードサイト

製品仕様書 製品名 インターフェース基板 製品型番 TR3-IF-U1A 発行日 2016/4/1 仕様書番号 TDR-SPC-IF-U1A-102 Rev 1.02

KEW Smart for KEW3441BT 取扱説明書

3 アドレスバーに URL を入力し ( 移動ボタン ) をタップします 入力した URL のホームページに移動します ネットワークへのログオン 画面が表示された場合は ユーザー名 を確 認し パスワード を入力して OK をタップしてください ホームページがうまく表示されないときは Opera B

GR Firmware Update JP

Microsoft Word - HOBO雨量専用説明書_v1.1.doc

Taro-ラズパイのインストールと設定

プロッタドライバインストールガイド プロッタドライバインストールガイド <OPS628>-Windows 7- <OPS628> Windows 7 環境 本説明書は グラフテックのホームページよりドライバをダウンロードして コンピュータにインストールする手順を説明したものです 内容をご確認のうえ

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル 利用者機能 第 1.2 版 2019/04/01 富士通株式会社

リコーイメージング株式会社 RICOH GR III ファームウェアアップデート手順説明書 本説明書では ホームページからダウンロードしたファームウェアを利用し アップデートを行う方法を説明しています 用意するもの RICOH GR III 本体 RICOH GR III でフォーマットされた SD

インテル(R) Visual Fortran コンパイラ 10.0

LANdeVOICE PBSP-SIO (I/O接点付き)

1. はじめに 本書は スプリット演算器 MFS2 用コンフィギュレータソフトウェア の取扱方法 操作手順 注意事項などを説明したものです Windows の操作や用語を理解している方を前提にしています Windows の操作や用語については それぞれのマニュアルを参照してください 1.1. MFS

MINI2440マニュアル

PA-S500 取扱説明書

, 0 ピンコネクタ (JTAG 接続 ) ピン配列コネクタ型番 SAMTEC 製 SHF-1-01-L-D-TH 表 0 ピンコネクタ (JTAG 接続 ) ピン配列 コネクタピン番号 CPU 信号名 備考 1 VTRef IO 電源 TMS 3 GND 4 TCLK 5 GND 6 TDO 7

Taro-82ADAカ.jtd

仮想 COM ポートドライバ Windows 10 編 インストールマニュアル

Webhard_Users manual

第 7.0 版 利用履歴管理 ETCPRO5 セットアップマニュアル (Ver5.002) カードリーダモデル変更 ( 表示付き 表示なし ) に伴い 改訂 Windows10 対応に伴い 改訂 参考ホームページサイト :

Transcription:

SDC_SDIO_STM32F4 の説明 2013/09/17 SDIO インターフェースで SD カードをアクセスするプログラムのプロジェクトサンプルです FAT でファイルアクセスするために FatFs( 汎用 FAT ファイルシステム モジュール ) を使用しています VCP(USB 仮想 COM ポート : 非同期シリアル通信 ) を使用して SD カードのアクセスを試験することができます 目次 1. 概要... 2 2. SD カードの接続... 2 3. STM32F4 Discovery 基板と PC との接続... 3 4. SDC_SDIO_STM32F4 プログラムの書き込み... 4 5. SD カードアクセス試験... 5 5.1. SD カードの書き込み... 5 5.2. SD カードの読み込み... 5 5.3. SD カードアクセス試験のためのモジュール... 6 6. 飛石伝ひアプリケーション の使い方... 10 6.1. RTC への時刻の設定... 10 6.2. RTC の時刻の読み込み... 12 6.3. SD カードの容量の取得... 14 6.4. フォルダ一覧... 16 6.5. ファイル一覧... 18 6.6. ファイル読み込み... 20 7. 試験用の受信コマンド処理をビルドからはずす... 23 1

1. 概要 SDC_SDIO_STM32F4 は STM32F4 Discovery 基板用の SDIO インターフェースで SD カードをアクセスするプログラムのプロジェクトサンプルです VCP(USB 仮想 COM ポート : 非同期シリアル通信 ) を使用して SD カードのアクセスを試験することができます 飛石伝ひアプリケーション を使用します なお 本プロジェクトは プログラムサイズが大きいため Build Setting が Debug では制限の 32Kbyte を超えてしまうためビルドできません Build Setting を Release で使用してください 2. SD カードの接続 STM32F4 Discovery 基板と SD カードとの信号の接続は以下の通りです Micro SD カードのソケットの一例です Pin SD カード信号名 CPU 信号名 CPU 機能名 基板コネクタピン番号 備考 1 DAT2 PC10 SDIO_D2 P2-37 2 DAT3 PC11 SDIO_D3 P2-38 3 CMD PD2 SDIO_CMD P2-34 4 VDD ----- +3.3V 5 CLK PC12 SDIO_CK P2-35 6 VSS ----- GND 7 DAT0 PC8 SDIO_D0 P2-46 8 DAT1 PC9 SDIO_D1 P2-47 9 B( ソケットの信号 ) PE14 I/O P1-32 カード検出 (Detect SDC) 10 A( ソケットの信号 ) GND カード検出 (GND) 基板のコネクタと SD カードとの配線はできる限り短くしてください また 直列にダンピング抵抗 22Ω を入れるとより安定して動作します 飛石伝ひ CPU 基板 のページの回路図を参考にしてください 2

3. STM32F4 Discovery 基板と PC との接続 STM32F4 Discovery 基板と PC とは USB ケーブルで以下のように接続します USB ケーブル : 電源供給またはプログラム書き込みのため Mini B PC A USB ポート A STM32F4 Discovery SD カード Micro B 図 3. USB ケーブル : VCP( 仮想 COM ポート : 非同期シリアル通信 ) のため 3

4. SDC_SDIO_STM32F4 プログラムの書き込み Work space に Work_SDC_SDIO_STM32F4 を選択してプロジェクトを開くと以下の画面になります Build Setting が Release であることを確認してください プロジェクトの開き方や設定については ホームページの Atollic TrueSTUDIO for ARM Lite のプロジェクトサンプルの利用方法 の中の 4. プロジェクトサンプルを開く方法 をご覧ください PC と STM32F4 Discovery の Mini USB コネクタ CN1 を USB ケーブルで接続した状態で この虫のアイコンをクリックします マウスポインタをアイコンの上に重ねると Debug SDC_SDIO_STM32F4.elf と表示されます 書き込みが終了すると 以下の画面になります Build Setting が Release なので デバッグ情報がないため No source available と表示されています 赤い四角のアイコンをクリックすると エディタ画面にもどり プログラムが実行されます 4

No source available と書かれた画面が残ったままになっているので タブの x をクリックして閉じておきましょう プログラムが動作していれば 基板上の LED LD5( 緑 ) が 1 秒点灯 2 秒消灯を繰り返し点滅します 5. SD カードアクセス試験 5.1. SD カードの書き込み User スイッチを一回押すと CPU の RTC に設定された時刻が ファイルに書き込まれます TRI_S という名称のディレクトリが作成されて そのディレクトリの中に RTC という名前のディレクトリを作成して その中にファイル RTC_D.TXT が作成されます パスは TRI_S\RTC\RTC_D.TXT となります 時刻データはファイルに追加書き込みされます RTC の時刻の設定は 飛石伝ひアプリケーション で行うことができます 5.2. SD カードの読み込み 飛石伝ひアプリケーション を使用して SD カードの読み込みを行うことができます 容量の取得 フォルダの参照 ファイル名の参照 ファイルデータの読み込みを行うことができます 飛石伝ひアプリケーション の使い方については [ 6. 飛石伝ひアプリケーション の使い方 ] で説明します 5

5.3. SD カードアクセス試験のためのモジュール SD カードアクセス試験のために作成したモジュールについて説明します 作成したモジュールは全て 内部で FatFs のモジュールを呼び出して SD カードにアクセスしています 1) 容量取得 SD カードの全容量と空き容量を取得します //-------------------------------------------------------------------- //SD Card 容量取得 //-------------------------------------------------------------------- // 引数 //uint32_t *ulngtotal : SD カードの全容量をセットする変数のポインタ //uint32_t *ulngfree : SD カードの空き容量をセットする変数のポインタ // 戻り値 : // 0 : OK // 1 : NG //-------------------------------------------------------------------- int16_t GetSpaceSDC(uint32_t *ulngtotal, uint32_t *ulngfree); 2) ディレクトリ Open 指定したパスのディレクトリを Open して内部のディレクトリ名またはファイル名を取得します //Read Directory First SD Card // ディレクトリを OPEN して 最初のファイル名またはディレクトリ名を読み込む // 引数 : //char *chrpath : パス名がセットされている Buffer のポインタ //char *chrfilename : 読み込んだファイル名またはディレクトリ名をセットする Buffer のポインタ // 読み込んだものがディレクトリ名の場合 D. ディレクトリ名 // ファイル名の場合 F. ファイル名をセットします // 戻り値 : ファイルのサイズ uint32_t ReadDirectoryFirstSDC(char *chrpath, char *chrfilename); 6

3) ディレクトリ内部の項目取得ディレクトリ内部の項目 ( ディレクトリ名またはファイル名 ) を順次取得します //Read Directory Next SD Card : ディレクトリ内の項目を順次読みだす // 引数 : //char *chrfilename : 項目名を返す Buffer のポインタ // 戻り値 : ファイルサイズ uint32_t ReadDirectoryNextSDC(char *chrfilename); 4) ディレクトリ内部の項目取得の終了 f_mount(0, defnull); を呼び出して Work エリアの削除を行います //Read Directory End SD Card : ディレクトリ読み込み処理終了 // 引数 : なし // 戻り値 : 0 固定 int16_t ReadDirectoryEndSDC(void); 5) File Open データを読み込むファイルを Open します //Open File SD Card : ファイルの OPEN // 引数 : //char *chrpath : パス名が入っている Buffer のポインタ // 戻り値 : // 0 : OK // 1 : NG int16_t OpenFileSDC(char *chrpath); 7

6) ファイルデータの読み込み Open したファイルのデータを読み込みます //Read File SD Card : ファイルのデータ読み込み // 引数 : //char *chrbuffer : ファイルから読み込んだデータをセットする Buffer のポインタ //unsigned int uintlength : 読み込む byte 数 //unsigned long ulngposition : ファイルの読み込み位置 // 戻り値 : // NGのとき : -1 // OKのとき : 読み込み byte 数 int16_t ReadFileSDC(char *chrbuffer, unsigned int uintlength, unsigned long ulngposition); 7) ファイルの Close ファイルの Close を行い 使用していた Work エリアの削除を行います //Close File SD Card // 引数 : なし // 戻り値 : // -1 : NG // 0 : OK int16_t CloseFileSDC(void); 8) ファイルのポインタの移動ファイルのポインタを指定の位置にする //seek : ファイルのポインタを指定した位置にする // 引数 : //uint32_t ulngposition : ファイルの指定位置 // 戻り値 : // -1 : NG // 0 : OK int16_t SeekFile(uint32_t ulngposition) 8

9) ディレクトリ作成指定したパスにディレクトリを作成する // ディレクトリ作成 // 引数 : //uint8_t *uchrdirectory : パス名が入った Buffer のポインタ // 戻り値 : // 0 : OK // 1 : NG int16_t MakeDirectorySDC(uint8_t *uchrdirectory) 10) ファイル削除指定したファイルを削除する //Delete File in SDC : 指定したパス名のファイルまたはディレクトリを削除する // 引数 : //char *chrpath : パス名が入った Buffer のポインタ // 戻り値 : // 0 : OK // 1 : NG int16_t DeleteFileSDC(char *chrpath); 11) ファイル書き込み試験 User スイッチが押されたときファイルに時刻データを追加書き込みする //SD カード書き込み試験 : User スイッチが押されたときファイルに時刻データを書き込む // 引数 : なし // 戻り値 : // -1 : 処理なし // 0 : OK // 1 : NG int16_t DebugWriteSDC(void); 9

6. 飛石伝ひアプリケーション の使い方 飛石伝ひアプリケーション のインストールについては 飛石伝ひ のホームページの インストール のページをご覧ください STM32F4 Discovery 基板に電源が供給されている状態で 基板の Micro USB コネクタ CN5 と PC とを USB ケーブルで接続して 飛石伝ひアプリケーション を使用します COM ポートの選択についてはホームページ上の STM32F4 Discovery 基板と PC との接続方法 をご覧ください 6.1. RTC への時刻の設定 SD カードにファイルを書き込むとき CPU の RTC の時刻を参照してファイルのタイムスタンプを付けます そのため RTC に時刻を設定する必要があります ここでは 飛石伝いアプリケーション を利用して RTC の時刻設定を行います 時刻設定を実行すると PC の時刻が RTC に設定されます SDC_SDIO_STM32F4 のプログラムでは CPU の内部 RTC クロックを使用して RTC を動作させています 電源投入時 時刻は 2000/01/01 00:00:00 に設定されます 時刻設定 メニューの { 基板 } -> { 時刻 } -> { 時刻設定 } をクリックすると 次のメッセージが表示されます 10

[ はい (Y)] ボタンをクリックすると CPU の RTC に PC の時刻が設定されます 時刻を設定しました とメッセージが表示されます 11

6.2. RTC の時刻の読み込み メニューの { 基板 } -> { 時刻 } -> { 時刻取得 } をクリックすると CPU の RTC の時刻を取得して次ページのように表示します 12

日付時刻 : 2013/08/27 13:27:38 が表示されています 13

6.3. SD カードの容量の取得 メニューの { 基板 } -> {SD カード } -> { 容量取得 } をクリックします 14

SD カードの容量が取得されて表示されます 15

6.4. フォルダ一覧 メニューの { 基板 } -> {SD カード } -> { フォルダ一覧 } をクリックします 16

フォルダがある場合 フォルダ名が表示されます 飛石伝ひアプリケーション では ルートディレクトリにある TRI_S という名前のディレクトリの中身を参照するようになっています TRI_S というディレクトリがないと フォルダがありません と表示されます 17

6.5. ファイル一覧 フォルダを一個選択した状態で メニューの { 基板 } -> {SD カード } -> { ファイル一覧 } をクリックします 18

ファイルが存在する場合 ファイル名が表示されます 19

6.6. ファイル読み込み ファイルを一個選択した状態で メニューの { 基板 } -> {SD カード } -> { ファイルデータ読み込み } -> { 開始 } をクリックします このメッセージが表示されます [ はい (Y)] ボタンをクリックします 20

ファイルから読み込んだデータをセーブするフォルダの選択画面が表示されます フォルダを選択して [OK] ボタンをクリックします ファイルデータの読み込みが開始され 読み込みが終了すると次のメッセージが表示されます [OK] ボタンをクリックします 次ページに続く 21

選択したフォルダを見てみると 選択したファイル名の後ろに読み込みを実行した時刻を付加したファイルができています このファイルに読み込んだファイルデータがセーブされています 22

7. 試験用の受信コマンド処理をビルドからはずす以下は ソースフォルダ src の中の stm32f4xx_conf.h を表示した画面です //-------------------------------------------------------------------- //SD カード読み書き試験 : VCP(USB 仮想 COM ポート ) を使用して SD カードにアクセスします // また User スイッチを押したとき RTC の時刻をファイルに書き込みます //-------------------------------------------------------------------- // コメントアウトしてビルドすると VCP の受信コマンド処理と User スイッチの処理部分はなくなります //-------------------------------------------------------------------- #define defdebugsdc //-------------------------------------------------------------------- 試験用の受信コマンド処理が必要ない場合は 上記の #define defdebugsdc の部分を //#define defdebugsdc のようにコメントアウトしてビルドしてください 23