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Transcription:

UNIVERGE SG3000 から SG3600 Ver.6.2(2012 年モデル ) への 移行手順 2017 年 11 月 4 版

目次 1. はじめに... 1 2. 事前準備... 2 2.1 バックアップデータの移行に必要なもの... 2 2.2 事前準備... 3 3. 移行手順... 5 3.1 初期設定の実行... 5 3.2 バックアップデータのリストア... 5 4. 注意制限事項... 9 4.1 注意事項... 9 4.2 制限事項... 9 5. SG3600 Ver.6.2.0 の主な変更点... 10

1. はじめに 本ガイドでは SG3000LJ,SG3000LG( 以降 SG3000 と記載 ) 上に設定されているシステム基本情報 およびセキュリティポリシー ( 以降 バックアップデータと記載 ) を SG3600LJ,SG3600LG ( 以降 SG3600 と記載 ) へ移行するための手順を記載しています バックアップデータには Management Console の下記画面上の設定が含まれます 基本設定 ファイアウォール配下の全画面 サービス配下の全画面 システム > バックアップ / リストア一覧 システム > ログ管理 リモートメンテナンス 本ガイドの対象バージョンは下記となります 移行元 UNIVERGE SG3000LJ/LG Ver1.2.* UNIVERGE SG3000LJ/LG Ver3.0.* 移行先 SG3600LJ/LG Ver6.2.*(2012 年モデル ) SG3600 にはアップデートパッケージがリリースされています 移行作業開始前にアップデートパッケージを適用しアップデートしてください SG3600 リリースパッチ一覧 https://www.support.nec.co.jp/view.aspx?id=3140101621 [ 備考 ] アップデートには正式なサポートキーが必要です 以下のサイトに従って サポートキーを申請してください http://www.support.nec.co.jp/view.aspx?id=3010100467 1

2. 事前準備 バックアップデータを移行する前に準備する事柄を記載します < 注意 > 本ガイドの 4. 注意制限事項 に SG3600 Ver.6.2 の注意制限事項を記載していますので 内容を必ずご確認ください 2.1 バックアップデータの移行に必要なもの バックアップデータの移行に必要なものを記載します (1) 管理クライアント (SG の内側 IP アドレス / 内側ネットマスクに接続できる Windows マシン ) Management Console へ接続する際には Internet Explorer を以下のように設定しておく必要があります JavaScript が有効なこと Cookie を受け入れること ページの自動読み込みが有効なこと Internet Explorer 8 を使用する場合は互換表示モードであること [ インターネットオプション ] [ 詳細設定 ] [ 暗号化されたページをディスクに保存しない ] のチェックが外れていること (2) バックアップデータを格納する USB メモリ ( 以降 USB メモリと記載 ) SG3000LG からのメールスプールの移行方法として USB メモリによる移行を選択される場合に必要となります 詳細は 2.2 事前準備 (1) メールスプールのバックアップ を参照ください 2

2.2 事前準備 Management Console よりバックアップデータ移行元となる SG3000 へログインし 下記流れでバックアップデータを取得します メールスプールのバックアップ SG3000LG からの移行時に必要 所要時間 : 約 10 分 システム基本情報のバックアップ 所要時間 : 約 5 分 セキュリティポリシーのバックアップ 所要時間 : 約 5 分 (1) メールスプールのバックアップ SG3000LG よりメールスプールの移行を行う場合に必要となります メールスプールのバックアップ方法は 下記 2 種類となります USB へのバックアップ Samba を使用して Windows 共有フォルダへのバックアップ バックアップ対象は下記テキストファイルとなります /var/spool/mqueue/* /var/spool/mail/* 必要に応じて移行元の SG3000LG にてバックアップ対象のファイルサイズを確認し バックアップ方法を検討ください バックアップデータは gzip で圧縮を行います ファイル内容により増減がありますが 一般的にテキストファイルを圧縮する場合は 圧縮前の 10%~40% の大きさになります ファイルサイズ確認例 ) du sk /var/spool/mqueue du sk /var/spool/mail 1 USB へのバックアップを行う場合は SG3000 に USB メモリを接続します 2 管理クライアントから SG3000 の Management Console へログインします 3 [ サービス ] 画面を開きます 4 SMTP サーバ および POP サーバの [ 停止 ] をクリックしサービスを停止します 5 Management Console の [ システム > バックアップ / リストア一覧 ] 画面を開きます 6 メールスプールの [ 設定 ] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > 設定 ( メールスプール )] 画面を開きます 3

7 Samba または USB デバイスを選択後 必要な情報を入力し [ 設定 ] をクリックします 8 メールスプールの [ バックアップ ] をクリックします 9 [ サービス ] 画面を開きます 10 SMTP サーバ および POP サーバの [ 起動 ] をクリックしサービスを起動します (2) システム基本情報のバックアップ 1 管理クライアントから SG3000 の Management Console へログインします 2 Management Console の [ システム > バックアップ / リストア一覧 ] 画面を開きます SG3000LJ の場合は [ システム > バックアップ / リストア ] 画面を開き 4 に進みます 3 システム基本情報の [ バックアップ ] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > バックアップ ] 画面を開きます 4 [PC へのバックアップ ( ダウンロード )] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > バックアップ > PC へのバックアップ ] 画面を開きます 5 [ バックアップ ] をクリックし ファイルのダウンロード画面を開きます 6 [ 保存 ] をクリックし 名前を付けて保存画面を開きます 7 任意のフォルダを指定し [ 保存 ] をクリックします (3) セキュリティポリシーのバックアップ 1 管理クライアントから SG3000 の Management Console へログインします 2 Management Console の [ ファイアウォール > バックアップ リストア ] 画面を開きます 3 バックアップ対象は データと設定 を選択します 4 [ バックアップ ] をクリックし ファイルのダウンロード画面を開きます 5 [ 保存 ] をクリックし 名前を付けて保存画面を開きます 6 任意のフォルダを指定し [ 保存 ] をクリックします [ 重要 ] 3 では 必ず データと設定 を選択してください ファイアウォール機能全体 を選択し取得したバックアップデータを SG3600 へ移行した場合 SG3000 のモジュールが移行されるため 障害の原因となります 4

3. 移行手順 バックアップデータを SG3600 へ移行する手順は 下記流れとなります 初期設定の実行 所要時間 : 約 10 分 システム基本情報のリストア 所要時間 : 約 5 分 ネームサーバの設定編集 SG3000LG からの移行時に必要 所要時間 : 約 10 分 セキュリティポリシーのリストア 所要時間 : 約 5 分 メールスプールのリストア SG3000LG からの移行時に必要 所要時間 : 約 10 分 3.1 初期設定の実行 SG3600 に添付されているセットアップ手順説明書に従い初期設定を実行します 3.2 バックアップデータのリストア 管理クライアントから バックアップデータ移行先となる SG3600 の Management Console へログインし システム基本情報 セキュリティポリシー およびメールスプールのバックアップデータをリストアします (1) システム基本情報のリストア 1 管理クライアントから SG3600 の Management Console へログインします 2 Management Console の [ システム > バックアップ / リストア一覧 ] 画面を開きます 3 システム基本情報の [ リストア ] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > リストア ] 画面を開きます 4 [ ファイルを指定してリストア ] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > リストア > ファイルを指定してリストア ] 画面を開きます 5 [ 参照 ] をクリックし アップロードするファイルの選択画面を開きます 6 システム基本情報のバックアップデータを選択し [ 開く ] をクリックします 7 [ リストア ] をクリックします 8 操作結果画面で 操作は成功しました が表示されることを確認します 9 操作結果画面の指示に従い [ 基本設定 ] 画面でリストア内容を確認し [ 設定 ] をクリックします 5

下記すべての条件に該当する場合は SMTP サーバの起動に数十秒 ~ 数分以上 ( 冗長化機能 またはサーバ公開ルールで使用する仮想 IP アドレス * 数十秒 ) かかります 移行先が SG3600LG である 移行元で二重化機能 またはサーバ公開ルールを使用している 移行作業中も含め 移行先で 基本設定 画面に設定しているネームサーバにアクセスできない SMTP サーバの起動に時間がかかる事象を回避するには 基本設定 画面のネームサーバの設定をアクセス可能なネームサーバに変更するか またはネームサーバの設定を削除します 削除を行う場合は アクセス可能となる時点で再設定します 10 移行元の SG3000 上で二重化機能を使用されている場合は [ サービス > 冗長化機能 > 設定 ] 画面にて下記を確認します 設定変更が必要な場合は 設定変更後 [ 設定 ] をクリックします 仮想 IP アドレス が内側 および外側に設定されていること 広告パケット送信間隔 ( 秒 ) の値が 3 秒以上であること 11 リストアによりホスト名 または IP アドレスが変更となった場合は システムを再起動します 6

(2) ネームサーバの設定編集 SG3600 Ver6.2 では DNS サーバの仕様変更を行っております その結果 下記について従来版と動作が異なります オープンリゾルバ対策として 再起問い合わせを許可する範囲のデフォルトをローカルネットワークのみに限定したため ローカルネットワーク以外からの再起問い合わせができない場合があります 従来版と同じ動作とするためには 下記手順に従い設定変更を行ってください 1 管理クライアントから SG3600LG の Management Console へログインします 2 [ サービス > ネームサーバ ] 画面を開きます 3 [Option 設定 ] ボタンを押下し [ サービス > ネームサーバ > Option 設定 ] 画面を開きます 4 allow-recursion に値が設定されていない かつ その他の Option に allow-query が設定されていないことを確認します いずれも設定されていない場合は allow-recursion に any; を追加し [ 設定 ] ボタンを押下します いずれかが設定されている場合は ここでの作業は不要です 5 [ サービス > ネームサーバ ] 画面を開きます 6 [ 編集結果を反映 ] ボタンを押下します [ 重要 ] 4 では any; を設定する手順となっておりますが これは従来版と同じ動作とするための設定となります DNS サーバを外部公開されるような場合は オープンリゾルバ対策として再起問い合わせを許可する範囲を必要最小限に変更されることを推奨します 参考サイト :https://www.jpcert.or.jp/at/2013/at130022.html 7

(3) セキュリティポリシーのリストア 1 管理クライアントから SG3600 の Management Console へログインします 2 Management Console の [ ファイアウォール > バックアップ リストア ] 画面を開きます 3 アップロード を選択し [ 参照 ] ボタンを押下します 4 アップロードするファイルの選択画面でセキュリティポリシーのバックアップデータを選択し [ 開く ] をクリックします 5 [ 実行 ] をクリックします (4) メールスプールのリストア SG3000LG より SG3600LG へメールスプールの移行を行う場合に必要となります 1 USB メモリへのバックアップを行われた場合は SG3600 に USB メモリを接続します 2 管理クライアントから SG3600 の Management Console へログインします 3 [ サービス ] 画面を開きます 4 SMTP サーバ および POP サーバの [ 停止 ] をクリックしサービスを停止します 5 Management Console の [ システム > バックアップ / リストア一覧 ] 画面を開きます 6 メールスプールの [ 設定 ] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > 設定 ( メールスプール )] 画面を開きます 7 [ バックアップ方式 ] で Samba, または USB デバイスを選択後 必要な情報を入力し [ 設定 ] をクリックします 8 メールスプールの [ リストア ] をクリックし [ システム > バックアップ / リストア一覧 > リストア ( メールスプール )] 画面を開きます 9 バックアップのリストア先 リストアするバックアップファイルを選択し [ 実行 ] をクリックします 10 [ サービス ] 画面を開きます 11 SMTP サーバ および POP サーバの [ 起動 ] をクリックしサービスを起動します 8

4. 注意制限事項 4.1 注意事項 (1) バックアップデータ移行時は全ての機能が停止するため 業務時間外に実施することをお勧めします 移行に要する時間は お客様環境によって前後しますが 単体構成でおよそ 1 時間 冗長化構成でおよそ 2 時間が目安となります 4.2 制限事項 (1) SG3000 でプリインストールしていました P2P 通信制御 (OnePointWall) 機能 ( 別途オプションライセンスの購入が必要な機能 ) は 本製品に同梱しておりません 本製品で P2P 通信制御機能をご使用になりたい場合は 以下のサイトを参照し アップデートパッケージを適用してください https://www.support.nec.co.jp/view.aspx?id=9010102570 9

5. SG3600 Ver.6.2.0 の主な変更点 SG3600 Ver.6.2.0 で変更された主な機能を記載します (1) Management Console の IPv6 対応 Management Console(Web 管理画面 ) からネットワークインタフェースに IPv6 アドレスを指定できるようにしました 操作可能ホストに IPv6 アドレスを指定できるようにしました (2) ネームサーバ機能の強化 (SG3600LG のみ ) IPv6 アドレスでのクエリを可能にしました IPv4 アドレスが指定可能な全オプションについて IPv6 アドレスを設定できるようにしました forward タイプの Zone を作成できるようにしました View の追加 / 削除 / プロパティ設定をできるようにしました AAAA フィルタリング機能を追加しました AAAA, TXT レコードを編集できるようにしました (3) SMTP サーバ機能の強化 (SG3600LG のみ ) IPv6 アドレスでのリクエストを受け付けるようにしました GUI 上でメールキュー メールボックス 受信キューサイズを確認できるようにしました スマートホスト先を GUI から 2 つ以上設定できるようにしました 静的配送先の設定 およびアドレス変換一括登録で転送先を 2 つまで設定できるようにしました 静的配送の表示を mailertable に登録される順番で表示できるようにしました 冗長構成でメールデータを同期するコマンドを用意しました (4) POP サーバ機能の強化 (SG3600LG のみ ) IPv6 アドレスでのアクセスをできるようにしました 冗長構成でメールデータを同期するコマンドを用意しました (5) Web キャッシュサーバ機能の強化 IPv6 アドレスでの Web リクエストを受け付けるようにしました 上位プロキシの設定で IPv6 アドレスを指定できるようにしました URL フィルタの設定で IPv6 アドレスを指定できるようにしました (6) システムリソース表示機能 定期的にシステムリソース (CPU 使用率 通信量 攻撃アラート数など ) を収集し 時系列変化をグラフ表示できるようにしました システムリソースの使用状況が閾値を超えた場合に管理者へアラート通知ができるようにしました (7) ログスケジュール転送機能の強化 転送方法に samba および usb を追加しました 10

(8) スケジュールバックアップ機能の強化 メールスプールバックアップをスケジュール設定できるようにしました (SG3600LG のみ ) 転送方法に ftp を追加しました (9) 自動リカバリ機能の強化 システム起動時に USB 内からアップデートパッケージを自動適用できるようにしました /sg/update フォルダ下に適用したいアップデートパッケージを格納した USB メモリを接続した状態でシステムを起動すると アップデートパッケージを自動適用します (10) GRE 機能の冗長化対応 冗長化機能動作時に GRE のトンネルのローカルアドレスで仮想 IP アドレスを選択できるようにしました 以上 11