都市景観における 屋外広告物に関する ガイドプラン 2017 大阪市

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第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

2-1-5 屋外広告物の制限

Microsoft Word - 09池町通り.doc

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地区計画の届出とは

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位


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Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

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金沢都市計画地区計画の変更

地区の細区分 1 流通 業務地区 2 都市型居住地区 地区 建築物 建築物等の高さの最高限度 建築物等の高さの最高限度は 15mとする ただし 敷地面積が1,000m2以上あり かつ金沢市景観審議会において都市景観上支障がないと認められた場合は 25mとする 整備計画 等に関する事項 建築物等の形態

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

第2章

南部地区 地区の名称 南部地区建築物の用途の制限 ( ほなみ町 桜新町 ) 敷地面積の最低限度 ( 東原町 苗津町 長者町の各一部 ) 22.5ha 沿道業務地区 17.6ha 合計 40.1ha 建築物等の形態又は意匠の制限 沿道業務地区には 次に掲げる建物は建築してはならない マージャン屋 ぱち

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

上野原市規則第××号

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大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

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甲府市では 風致地区条例の運用基準や地区別景観計画の中でマンセル値により色彩の基準を設けています これは まちなみにおける色彩が景観形成の上で重要な要素になっており 美しいまちなみをつくるためには 個々の建築物や工作物の色彩が互いに秩序を持った関係で構成されていることが大切だからです この解説は 用

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

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大阪市再開発地区計画にかかる

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(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

屋外広告物にかかる 申請書等の記載例 大阪市建設局

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

新曽中央地区 地区まちづくり協定 & 地区計画 ~ 水に親しみ緑あふれる 歩いて楽しいまち ~ の実現に向けて 新曽中央地区 このパンフレットについて 戸田市は 新曽中央地区のまちづくりを推進するため 新曽中央東部 西部地区まちづくり協議会との協働による検討を進め 平成 24 年 3 月に 戸田市都

都市計画図 外神田二・三丁目地区(PDF)

新千里西町B団地地区地区計画

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

(案)

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

1 届出について Q1: 地区計画の届出が必要な行為にはどのようなものがありますか 地区整備計画が定められている区域において 下記の行為を行う場合は届出が必要になります 行為の種類内容 土地の区画形質の変更 ( 開発行為の許可申請を行うものは届出不要です ) 建築物の建築又は工作物の建設 建築物等の

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

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区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分


(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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地区計画パンフレットP.1

住宅地区 A 約 41.1 ha (1) 長屋 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) (2) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 建基法 という ) 別表第 2( い ) 項第 3 号に掲げる共同住宅 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) 寄宿舎又は下宿 (3) 建基法別表第

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

1 調査背景 目的京都市では平成 19 年 9 月から景観政策を抜本的に見直した新景観政策を実施しており, 屋外広告物についても歴史都市 京都の景観を形づくる重要な要素として位置付け, 市内を 21 の地域に分類するなどきめ細やかな基準を設けている 特に屋上広告物や点滅式照明 可動式照明を使用した屋

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

地区整備計画書地区整備計画建築物等に関する事項地区の区分 地区の名称地区の面積 建築物等の用途の制限 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合の最高限度建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度 壁面の位置の制限 独立住宅地区 A 約 21.9 ha (1) 長屋

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第 43 回四日市市都市計画審議会 第 80 号議案関連資料 1. 四日市都市計画地区計画の変更 ( 小古曽地区地区計画の決定 ) に関する地権者からの都市計画提案書について ( 関連資料 -1) 2. 小古曽地区地区計画比較表 ( 都市計画提案と地区計画決定 ) ( 関連資料 2) 1

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目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

三郷市景観計画の届出等について ( 概略版 ) 平成 30 年 1 月 4 三郷市都市デザイン課計画景観係 概要 三郷市は 地域で育まれ まちづくりで形成された良好な景観とともに 課題となる景観も有しております さらには 近年 駅及び三郷インター周辺において新

日本橋・東京駅前地区

計画書

建築地区整60m 50m 物等に関する事地区の細区分 地区 都心商業業務地区 B 地区 地区 商業業務地区 B 地区 備計画都市計画道路金沢駅港線 ( 駅西広場を含む ) 項建築物の延べ 屋根の色は黒 グレー 茶などを基調とした落ち着いた色調とするとともに形態及び意匠は都市景 面積の敷地面 に面する

第1号様式(第9条第1項関係)

多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

草 津 市 景 観 形 成 ガイドライン 71

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整


届出の手引き

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参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

目次 はじめに 1 1. まちづくりの理念 2 2. 地区計画の目標 3 3. 対象エリア 3 4. 工事計画等の届出 4 5. まちづくりガイドライン 5 < 届出書類様式 > 様式 1 号 : 届出書 9 様式 2 号 : 適合チェック表 10 様式 3 号 : 誓約書 11

区域の整備開発及び保全に関する方針津門大塚地区地区計画 ( 原案 ) 平成 27 年 月 日決定 名称津門大塚地区地区計画 位置西宮市津門大塚町の一部 区域計画図表示のとおり 面積約 10.1ha 地区計画の目標 公共施設等 の整備方針 当該地区は 西宮市南部市街地の中心部に位置する交通至便な立地に

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多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

地建築区物等整に関備する計事項画地区の細区分 1. 低層住宅地区 2. 一般住宅地区 3. 沿道サービス地区 4. 流通 業務地区 5. 工業地区 建築物等の用途の制限 ー ー ぱちんこ屋 まあじゃん屋 射的場 勝馬投票券発売所 場外車券売場その他これらに類する施設 風俗営業等の規制及び業務の適性化

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

その他当該区域の整備 開発及び保全に関する方針 近隣商業地区では 周辺地域との調和のとれた緑のネットワークの形成を図るため 敷地内の緑化や屋上緑化 壁面緑化を推進し その他の地区においても 緑豊かで潤いのある環境を創出するため 敷地内の緑化を推進する 位置東久留米市南沢五丁目地内 面積約 6.3ha

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資料 2 立川市景観計画の一部改定 ( 案 ) ( 現計画 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4) 大規模建築物等にかかる事前協議の部分 ( 改定案 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4)

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拝島駅南口地区でたてものを建てられる方へのお願い(案)

地区計画の目標 方針 名称下連雀五丁目第二地区地区計画 位置三鷹市下連雀五丁目地内 面積約 6.5ha 地区計画の 目 区域の整備 開発及び保全に関する方針 整備の方針 標 土地利用の方針 地区施設の整備の方針 建築物等の 本地区は 市の中心部に位置し 住宅や工場などが混在する地域にあり 日本無線株

区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

福知山都市計画地区計画の変更(福知山市決定)

交野市景観まちづくり計画 届出のてびき 平成 26 年 4 月交野市都市整備部都市計画課

地区区分とまちづくり方針 D

延岡市景観計画 ( 届出の手引き ) 延岡市は 海 山 川などの豊かな自然の恩恵を受けながら 時代時代の人々の営みによってその歴史を刻んできました それらが蓄積し 現在の延岡の風土が形成されております 延岡に住む人にとっても 延岡を訪れる人にとっても 心地よいまちを形成していくために 延岡の風土や歴

地区整備築計画建物等に関する事項地区の 細区分 建築物の 敷地面積の 最低限度 壁面の位置の 制 限 建築物等の高さの最高限度 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限 垣又は柵の構造の制限 拠点サービス地区沿道サービス地区 A 沿道サービス地区 B 沿道サービス地区 C 一般住宅地区 160 m2

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

良好な景観の形成に関する方針 章周辺環境との調和及び建築物等の配置 規模 建築物等の形態 意匠 建築物等の外観の色彩 素材 建築附帯設備 敷地境界部及び敷地内の外構 駐車場 ゴミ置場 その他の外構附帯工作物 屋外照明 屋外広告物 工業 物流系 1 臨海部では 周辺の公園や緑地 水際のオープンスペース

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

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都市景観における 屋外広告物に関する ガイドプラン 2017 大阪市

屋外広告物規制の現状 大阪市ではまちの景観 風致を守り 市民の皆さんへの危害を防ぐために大阪市屋外広告物条例によって 屋外広告物の規制及び指導を行っています 近年 都市はますます高密度化し また経済活動も活発化 多様化してきていることから このような社会情勢の変化に伴う効果的な屋外広告規制が必要となってきました これからの屋外広告物 まちづくりを進めていくためには 良好な景観の形成がこれまで以上に必要とされています 中でも 屋外広告物は都市景観に与える影響の大きさから より適正な規制が求められています このため それぞれの地域の景観の特色を考慮し 調和のとれたよりよい方向へ屋外広告物を誘導しようとするのが この 屋外広告物に関するガイドプラン です

ガイドプラン指定地区位置図 1 本町通地区 GUIDE PLAN 2 上町台地地区 3 西淀川地区 4 道頓堀地区 5 平野地区 6 此花地区 出典 : 地図情報サイトマップナビおおさか

指定地区 本町通地区 ( 中央区 ) 上町台地地区 ( 天王寺区 中央区 ) 平野地区 ( 平野区 ) 西淀川地区 ( 西淀川区 ) 此花地区 ( 此花区 ) 道頓堀地区 ( 中央区 ) 対象 上記指定地区に面する敷地内に掲出され かつ当該地区から展望できる屋外広告物 基準 都市景観との調和を図り 地域の特性を生かすための具体的な基準を一覧表のとお り定めています 申請手続 事前に協議の上 屋外広告物許可申請書に必要図面 ( 付近見取り図 意匠図 構造 図 平面図 立面図 ) を添付して建設局路政課に申請してください 経過措置 この基準は昭和 62 年 4 月 1 日以降に設置される広告物に適用し それ以前に設置さ れた広告物でこの基準に適合しないものは この基準を尊重し適合するよう努めます

ガイドプラン基準一覧表 種類 屋上広告塔 屋上広告板 壁面利用壁面板 書いたもの 地上塔 地区名称 / イメージ 現行許可基準等 建築物の高さの 2/3 以下 建築物の高さの 2/3 以下 (1) 表示面積は取り付け壁面の 1/3 以下 (2) 窓または開口部をふさがない (3) 壁面の端からはみださない (1) 高さ 20m 以下 ( 商工業 ) (2) 高さ 10m 以下 ( 住居 ) 本町通地区 ( 中央区 ) 業務地域系 都心業務地域として整然とした気品のある街並みに 設置位置から高さ12m 以下 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 現行許可基準と同様 表示面積は取り付け壁面の 1/5 以下 3 階以上はビル名等以外つけない 縦長の広告物の長さは建築物の高さの 2/3 以下 厚さ 0.3m 以下 ただし 構造上必要なものは別途協議する 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 一壁面内に複数の広告物を設置する時は基調色を同系色とする 上町台地地区 ( 天王寺区 中央区 ) 住居地域系 大阪の歴史を感じさせる落ち着きと緑の潤いある街並みに 設置位置から高さ10m 以下 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 7m2以上の媒体広告物は設置しない 2 階建 7.5m 以下の屋上には設置しない 現行許可基準と同様 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 文字だけの広告板は設置しない 一文字分離型は設置しない( 裏面支柱等見えないよう ) 7m2以上の媒体広告物は設置しない (1) と同様 ただし 4 階建以上は取り付け壁面の1/4 以下 厚さ 0.3m 以下 ただし 構造上必要なものは別途協議する 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 一壁面内に複数の広告物を設置する時は基調色を同系色とする 平野地区 ( 平野区 ) 住居地域系 緑の潤い豊かな明るく親しみのある街並みに 設置位置から高さ10m 以下 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 7m2以上の媒体広告物は設置しない 2 階建 7.5m 以下の屋上には設置しない 現行許可基準と同様 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 文字だけの広告板は設置しない 一文字分離型は設置しない( 裏面支柱等見えないよう ) 7m2以上の媒体広告物は設置しない (1) と同様 ただし 4 階建以上は取り付け壁面の1/4 以下 厚さ 0.3m 以下 ただし 構造上必要なものは別途協議する 建築物の色彩との調和 落ち着いたものに 一壁面内に複数の広告物を設置する時は基調色を同系色とする (1) と同様 (2) と同様 (2) と同様 表示面積 7m2を超えるものは道路等の公共用地から2m 以上後置させる 色彩は周辺景観との調和を図り 落ち着いたものに 西淀川地区 ( 西淀川区 ) 工業地域系 緑の潤い豊かで明るく清潔な印象の街並みに 設置位置から高さ 10m 以下 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 明るいものに 7 m2以上の媒体広告物は設置しない 現行許可基準と同様 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 明るいものに 7m2以上の媒体広告物は設置しない (1) と同様 ただし 4 階建以上は取り付け壁面の1/4 以下 厚さ 0.3m 以下 ただし 構造上必要なものは別途協議する 建築物の色彩との調和 明るいものに 此花地区 ( 此花区 ) 工業地域系 臨海工業地域の幹線道路として緑の潤いと秩序ある街並みに 設置位置から高さ10m 以下 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 明るいものに 7m2以上の媒体広告物は設置しない 現行許可基準と同様 建築物の形態 意匠との調和 建築物の色彩との調和 明るいものに 7m2以上の媒体広告物は設置しない (1) と同様 ただし 4 階建以上は取り付け壁面の1/4 以下 (1) と同様 (1) と同様 厚さ 0.3m 以下 ただし 構造上必要なものは別途協議する 建築物の色彩との調和 明るいものに 道頓堀地区 ( 中央区 ) 商業地域系 大阪を代表する繁華街として明るく華やかな街並みに 現行許可基準と同様 現行許可基準と同様 表示面積は 1/2 以下 ただし道頓堀川に面する壁面とそれに隣接する壁面のうち 1 面までは 4/5 以下とする 御堂筋 堺筋に面する面は大阪市景観計画に定める重点届出区域の基準を優先する 一壁面内に複数の広告物を設置する時は秩序化を図る 広告物側面を広告物として利用しない 広告幕 地上板建植高さ 5m 以下 窓ガラス ( 内側 ) 利用広告 突出看板 ( 屋外広告物法に当らずー除外 ) (1) 路面から下端までの高さ 2.5m 以上 路上への突出幅 1.0m 以内 ( 歩道幅 4m 未満 ) (2) 路面から下端までの高さ 2.5m 以上 路上への突出幅 1.5m 以内 ( 歩道幅 4m 以上 ) (3) 路面から下端までの高さ 4.5m 以上 路上への突出幅 1.0m 以内 ( 車道 ) (4) 路面から下端までの高さ 2.5m 以上 路上への突出幅 1.0m 以内 ( 国道 ( 歩道 )) 常設幕は壁面利用と同様の扱い 現行許可基準と同様 色彩は周辺景観との調和を図り 落ち着いたものに 常設幕は壁面利用と同様の扱い 現行許可基準と同様 色彩は周辺景観との調和を図り 落ち着いたものに 表示面積 7m2を超えるものは道路等の公共用地から2m 以上後置させる 常設幕は壁面利用と同様の扱い 現行許可基準と同様 色彩は周辺景観との調和を図り 落ち着いたものに 表示面積 7m2を超えるものは道路等の公共用地から2m 以上後置させる 設置させない方向 設置させない方向 設置させない方向 高さ 3.5m 以上 ただし 1 階店舗の片面表示面積 0.36 m2以下では高さ 2.5m 以上 上端までの高さ 35m 以下 突出幅 0.6m 以内 雑居ビル 一文字分離型は整理統合 縦に複数は統一 一壁面 2 箇所まで ただし 1 階店舗の片面表示面積が 0.36 m2以下は除く 一建築物では下地の色を同系色とする (1)(2) と同様 高さ 2.5m 以上 3 階または 10m 以上は設置しない 突出幅 0.6m 以内 雑居ビル 一文字分離型は整理統合 縦に複数は統一 一建築物では下地の色を同系色とする 常設幕は壁面利用と同様の扱い 現行許可基準と同様 色彩は周辺景観との調和を図り 明るいものに 表示面積 7m2を超えるものは道路等の公共用地から2m 以上後置させる 常設幕は壁面利用と同様の扱い 現行許可基準と同様 色彩は周辺景観との調和を図り 明るいものに 表示面積 7m2を超えるものは道路等の公共用地から2m 以上後置させる 現行許可基準と同様 (4) と同様 (1)(2) と同様 (3) と同様 立面的な表示は壁面利用に

発行 : 大阪市建設局総務部路政課 559-0034 大阪市住之江区南港北 2-1-10 ATC ビル ITM 棟 6 階 TEL 06-6615-6687~8 FAX 06-6615-6576