地域支援事業交付金の算定方法について

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(頭紙)公布通知

正誤表

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表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

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老発第    第 号

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局老人保健課 介護保険最新情報 今回の内容 2019 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2) ( 令和元年 7 月 23 日 ) の送付について 計 8 枚 ( 本紙を除く ) V

老振発 0704 第 1 号 平成 3 0 年 7 月 4 日 都道府県 各指定都市介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 中核市 厚生労働省老健局振興課長 ( 公印省略 ) 地域包括支援センターの事業評価を通じた機能強化について ( 通知 ) 地域包括支援センターは 介護予防ケアマネジメントや包括的支援

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

老発第    第 号

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

平成17年 月 日

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Taro 社福軽減(新旧)

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

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介護予防ケアマネジメントについて

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

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老発第    第 号

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

事務連絡 平成 30 年 7 月 31 日 各県民局健康福祉部健康福祉課御中 保健福祉部長寿社会課 高額介護合算療養費及び高額医療合算介護 ( 介護予防 ) サービス費の支給決定手続に 係る情報連携の本格運用の開始に当たっての事務の取扱いの方針について このことについて 平成 30 年 7 月 30

PowerPoint プレゼンテーション

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 老振発 0703 第 1 号 老老発 0703 第 1 号 平成 27 年 7 月 3 日 厚生労働省老健局振興課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省老健局老人保健課長 ( 公印省略 ) 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に

Taro 【新旧】通知新旧

①【表紙】介護保険最新情報

都道府県医師会 情報システム担当理事殿 ( 情シ 35) 平成 30 年 11 月 6 日日本医師会常任理事石川広己 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の周知について 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 日頃より会務運営に対しましてご高配を賜り深く感謝申し上げます 医療機関でのIT

平成 28 年度地域包括支援センター事業計画書及び収支予算書 資料 3 事業計画 地域包括支援センターでは 介護予防 日常生活支援総合事業 ( 総合事業 ) における介護予防ケアマネジメント 包括的支援事業 ( 総合相談支援事業 権利擁護事業 包括的 継続的ケアマネジメント支援事業 ) 包括的支援事

事務連絡

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別添 社会福祉法人会計基準の制定について ( 平成 23 年 7 月 27 日厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長 老健局長連名通知 )- 対照表 - 雇児発 0727 第 1 号 雇児発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 老 発 0727

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

Microsoft Word 新基金・通知

Microsoft Word - (0907案)平成30年北海道胆振東部地震における介護報酬等の取扱いについて - コピー

事務連絡平成 23 年 3 月 22 日 各都道府県介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課高齢者支援課振興課老人保健課 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用料等の取扱いについて 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による災害発生に関し 介護

(様式2)特別徴収中止市町村リスト.xls

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01 表紙 老人保健課

表紙だけ

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介護制度改革INFORMATION vol.102

280428能発0428第8号(1)

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

01 事務次官通知(健保組合)

事務連絡 平成 21 年 7 月 1 日 各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市区町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険事業団体 御中 厚生労働省老健局総務課 老健局の組織及び事務分掌について 介護保険制度の円滑な推進については 日頃よりご尽力いただき 厚くお礼申し上げます 平成 21 年

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

( 実施内容 ) 第 6 条実施する内容は 次のとおりとする (1) 利用申込みの受付 (2) 利用者との契約締結 (3) 契約書の確認 (4) アセスメント (5) 介護予防サービス 支援計画書 ( 介護予防ケアマネジメントに基づくケアプランをいう 以下同じ ) 原案の作成 (6) サービス担当者

総企第237号

介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

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【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

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別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

正誤表

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別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

老人医療給付費等の国庫負担(補助)について

居宅介護支援事業者向け説明会

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

(鏡)会計基準改正(局長)

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

区分

事務連絡 平成 29 年 12 月 20 日 都道府県 指定都市要介護認定担当課御中 老健局老人保健課長 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等につ

補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

平成28年度子どものための教育・保育給付災害臨時特例補助金交付要綱

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

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障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

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目 次

01 鑑文

障害児・発達障害支援_

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

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平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

260312表紙 雛形(保険者入り)

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局振興課 介護保険最新情報 今回の内容 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案 についての Q&A について 計 20 枚 ( 本紙を除く ) Vol.417 平成 27 年 2 月

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平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

Transcription:

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局振興課 介護保険最新情報 今回の内容 地域包括支援センターの運営費に関する 地域支援事業交付金の算定方法について 計 4 枚 ( 本紙を除く ) Vol.572 平成 28 年 11 月 29 日 厚生労働省老健局振興課 貴関係諸団体に速やかに送信いただきますようよろしくお願いいたします 連絡先 TEL : 03-5253-1111( 内線 3982 3986) FAX : 03-3503-7894

老振発 1129 第 2 号平成 28 年 11 月 29 日 都道府県 各指定都市介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 中核市 厚生労働省老健局振興課長 ( 公印省略 ) 地域包括支援センターの運営費に関する地域支援事業交付金の算定方法について 日頃より 介護保険行政に御尽力いただき 厚く御礼申し上げます 今般 地域支援事業における地域包括支援センターの運営費の算定に関して 会計検査院より意見表示が行われました つきましては 下記の点について御了知の上 取扱いに遺漏のないよう 管内実施機関及び関係機関に対し 周知徹底を図っていただくようお願いします また 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の4 第 1 項の規定に基づく技術的助言であることを申し添えます 記 1 地域支援事業交付金の取扱い (1) 地域包括支援センターの運営経費地域包括支援センターの運営費については 地域支援事業交付金のうち 包括的支援事業の対象経費としている 一方で 地域包括支援センターは 指定介護予防支援事業所として指定介護予防支援を実施し 予防給付による介護報酬を得るとともに 第 1 号介護予防支援事業所として介護予防ケアマネジメントを実施し 介護予防 日

常生活支援総合事業において事業にかかる経費の交付を受けている (2) 兼務職員の人件費の算定地域包括支援センターにおいて 指定介護予防支援や第 1 号介護予防支援を兼務する職員の人件費については 包括的支援事業に従事した分のみが対象経費となることから 兼務職員の人件費については 包括的支援事業の実施に必要な経費が包括的支援事業にかかる地域支援事業交付金の対象となる 2 会計検査院からの意見表示 会計検査院が全国の地方自治体に対して検査を行ったところ 兼務職員の人件費が適 切に算定されていない実態が見られ 会計検査院から厚生労働省に対し 適正な交付額 の算定方法を具体的に示し 周知を行うことが意見表示された 3 意見表示を踏まえた今後の取扱方針 会計検査院の意見表示を踏まえ 地域包括支援センターの安定した運営を確保しつつ 介護予防支援費及び介護予防ケアマネジメント費の収入と 包括的支援事業における交付金の重複の解消を図ることを目的として 地域支援事業交付金の交付額の算定方法について 以下の取扱方針とすることを予定している ア当該年度の地域包括支援センターの総支出 ( 指定介護予防支援事業所や第 1 号介護予防支援事業所としての支出を含む総ての支出 ) から 介護予防支援費及び介護予防ケアマネジメント費にかかる収入分を控除した金額を交付の基準とする イただし 介護予防支援業務や介護予防ケアマネジメント業務を居宅介護支援事業所へ委託している場合には 介護予防支援費及び介護予防ケアマネジメント費から 居宅介護支援事業所へ支払った委託金額を控除した額を介護予防支援費及び介護予防ケアマネジメント費にかかる収入として取り扱う ウなお 当該取扱によることとしたことにより 委託先法人の事業の実施に支障を来し 地域住民の生活に大きな影響を及ぼすことが予想される場合等には 平成 32 年度までの間 個別に協議を受け付けた上で 交付の対象とする 4 その他 (1) 新しい取扱方針の適用について 3 に示した今後の取扱方針については 地域支援事業交付金交付要綱を改正し 平 成 29 年度の交付金より適用することとする

(2) 委託料の算定について地域包括支援センターの適切な運営のためには 市町村において 当該地域包括支援センターの業務量等を踏まえて適切な委託料が計上される必要があるが 一部の市町村において 委託型地域包括支援センターの委託料が十分でなく このため適切な人員体制がとれない等の実態があると聞いているところである 市町村においては 今般お示しした新しい取扱方針も踏まえつつ 委託先の地域包括支援センターにおいて適切な業務実施が可能となるよう 委託料の算定については 十分に配慮するようお願いする 具体的には 地域包括支援センターが 総合相談支援業務や介護予防支援等に関する実際の業務量に応じた職員配置に必要な運営経費を得て安定的な運営を行うためには 記 3アにより算出された交付の基準の額を十分に考慮されることが必要であると考えている なお 地域包括支援センターの業務や収支の状況の確認については 地域包括支援センター運営協議会を活用されたい

地域包括支援センターの運営費に関する会計検査院の意見表示と今後の対応方針について 地域支援事業交付金の取扱 地域包括支援センターの運営費は 主に 1 包括的支援事業費 ( 総合相談支援等の実施 ) と 2 介護予防支援 第 1 号介護予防支援 ( 予防プランの作成 ) の 2 つに関する収入が成り立っており 両者は予算上それぞれに分けて計上される必要がある 不適切な交付金執行のイメージ 地域包括支援センター ( 指定介護予防支援事業所 ) 包括的支援事業 @500 万円 @500 万円 センター運営のための交付金として 1,500 万円を申請 会計検査院の意見表示 @500 万円 予防プラン専従予防プラン報酬 500 万円 @500 万円 予防プラン作成 兼務職員 予防プラン報酬 200 万円 実際の運営費 2,000 万円を超える 2,200 万円の収入となる 市町村に対して ( 略 ) 同業務の実施に要した経費に相当する額を交付金の対象経費から適切に控除するなど 交付額の算定を適正なものとするための具体的な算定方法を示し 周知するよう意見を表示する 意見表示を踏まえた対応方針 地域包括支援センターの安定した運営を確保しつつ 介護予防支援費等と包括的支援事業に係る交付金の重複の解消を図る 地域包括支援センターの運営費から介護予防支援等にかかる報酬額を控除した額を交付の基準とする ( 具体例 ) 確化される 予防プラン報酬(C) は 予防プランの作成を外部委託している場合には 居宅介護支援事業所に対し支払った金額を控除した額 対応のスケジュール ケース A ケース B ケース C センター運営費 (A) 2,000 万円 2,000 万円 2,000 万円 委託料 (B) 1,500 万円 1,000 万円 1,500 万円 予防プラン報酬 (C) 700 万円 700 万円 300 万円 交付の基準 (A-C)(D) 1,300 万円 1,300 万円 1,700 万円 備考 上記図の例で 検査院が問題とするケース 委託料は 1,300 万円となる ただし 200 万円についても個別事情を踏まえて 交付対象とする ( 最長平成 32 年度まで ) 委託料と予防プラン報酬の合計がセンター運営費に達しないケース 現行の委託料が交付の基準内であるため 引き続き同額が交付となる また B と D の差額がセンター運営上 追加で必要な額として明 ケース A のセンターで予防プラン報酬が減少したケース 引き続き同額が交付となる また B と D の差額がセンター運営上 追加で必要な額として明確化される 地域支援事業交付金の交付要綱を改正し 平成 29 年度の交付金より上記の取扱を適用する