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生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

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第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

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中小企業の動向

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雇用の現状_季刊版2014年夏号

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第2部

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第2部

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平成22年7月30日

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ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ はマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 平成 31 年 1 月に 食品産業動向調査 1 を実施しました 平成 の食品産業の景況 DI 2 ( 14.3) は 平成 29 年上半期以降 4 半期連続のマ イナス値 マイナス幅拡大となり 食品関係企業の景況の悪化が続いています 1 本調査は全国の食品関係企業を対象に 平成 9 年から年 2 回 半期毎に実施しているものです 2 DI(Diffusion Index = 動向指数 ) は 前年同期と比較して 増加する ( 良くなる ) と回答した割合から 減少する ( 悪くなる ) と回答した割合を差し引いた数値です 景況 DI は 売上高 DI 経常利益 DI 資金繰り DI を単純平均した値です 景況 DI の平成 ( 6.3) は 平成 に続きマイナス値となるものの マイナス幅は縮小し 持ち直しの動きとなる見通しです なお 雇用判断 DI 3 は平成 21 年頃から上昇傾向にあり 今回調査では過去最大の 41.3 を記録 平成 9 年の本調査開始以降 最も労働力が不足している状況であることを示しています 3 雇用 DI は 不足 の割合 - 過剰 の割合で算出し 数値が大きいほど労働力の不足を示します < 調査結果のポイント > 売上高 DI 経常利益 DI 資金繰り DI はいずれもマイナス値 ( 資料 : 図 1) 売上高 DI( 前回調査 8.8 今回調査 1) 経常利益 DI( 同 17.6 23.5) 資金繰り DI( 同 6.1 9.3) はいずれもマイナス幅が拡大しました その結果 景況 DI( 同 10.8 14.3) は 平成 29 年上半期以降 4 半期連続のマイナス値となり さらに マイナス幅の拡大が続いています 景況 DIを押し下げた要因の一つである経常利益 DIの低下には 仕入価格の上昇 ( 仕入価格 D I:48.5 50.2) や労働力不足 ( 雇用 DI:35.2 41.3) に伴う人件費上昇が影響していると考えられます 平成 の見通しは 売上高 DIと経常利益 DI 資金繰り DIが全て上昇する見通しです これにより 景況 DIは平成 30 年度下半期から 8.0 ポイント上昇して 6.3 となり 持ち直しの動きとなる見通しです 1/9

地域別の景況 DI はすべてすべての地域の地域でマイナス値 ( 資料 : 図 2) 地域別の景況 DIは 前回調査に続きすべての地域でマイナス値となりました 中でも西日本豪雨で甚大な被害を受けた中国地方は低下幅が大きく 15.3 ポイント低下の 27.3 となっています 地域別の景況 DIの は 全ての地域で上昇する見通しです 業種別の景況 DI は全業種業種で低下で低下 飲食業は 飲食業は改善改善にかげり ( 資料 : 図 3) 業種別の景況 DIは全業種で悪化しました 特に 人件費上昇の影響が大きい飲食業 ( 前回調査 11.6 今回調査 16.5) は 平成 29 年以降の改善の動きから一転しマイナス値となりました 業種別の景況 DIの は全業種で上昇しており 持ち直しの動きとなる見込みです 販売数量 DI はマイナス値 販売 販売価格 DI はプラス値を維持維持 仕入価格 DI は全業種で悪化 ( 資料 : 図 4 図 5) 販売数量 DI( 前回調査 9.9 今回調査 11.5) は弱い動きとなりましたが 平成 の見通しは 8.7 ポイント上昇し 2.8 と持ち直しの兆しがみられます 販売価格 DI(8.8 11.0) はプラス値を維持しており 平成 の見通し (12.1) でも改善が続く見込みです 仕入価格 DI 4 (48.5 50.2) は 依然として仕入価格が上昇している状況を示しており (43.2) も大幅なプラス値が続く見込みです 4 仕入価格 DIは 上昇 の割合 - 低下 の割合で算出し 数値が大きいほど仕入価格が上昇しているとの回答が多いこと示します 雇用判断 DI は過去最大を更新を更新 労働力不足は一層深刻に ( 資料 : 図 6 図 7) 雇用判断 DI( 前回調査 35.2 今回調査 41.3) は 平成 9 年の本調査開始以降 最大の値となり 食品企業において労働力不足がより深刻になっている状況を示しています 雇用判断 DIの (42.0) は 今回調査からさらに 0.7 ポイント上昇する見通しであり 労働力不足の状況が続く見込みです 設備投資 DI( 平成 31 年通年の設備投資額見通し /7.0) は 前年同期の調査に比べ 0.3 ポイント増加し プラス値を維持しています 調査時点 平成 31 年 1 月 1 日 調査方法 郵送により調査票を配布し郵送により回収 調査対象 全国の食品関係企業 ( 製造業 卸売業 小売業 飲食業 ) 6,918 社 有効回収数 全体で 2,426 社 ( 回収率 35.1%) 内訳 製造業 :1,584 社 卸売業 :587 社 小売業 :201 社 飲食業 :54 社 2/9

図 1 景況 DI( 全国 ) ( 景況 DIは 売上高 DI 経常利益 DI 資金繰り DIを単純平均して算出 ) ( 増加 ( 良い ) - 減少 ( 悪い ) の割合 ) 実績 平成 の食品産業の景況 DIは 前回 (30 年上半期 ) 調査より 3.5ポイント低下し 14.3 となった 売上高 DI 及び経常利益 DI 資金繰り DIは全て低下 見通し 食品産業の景況 DIの は 8.0ポイント上昇し 6.3となる見通し ( 注 ) 日銀短観は 毎年 6 月調査 12 月調査の数値を用いた 食品産業 2.9 7.3 4.0 11.0 5.9 0.6 6.5 7.7 10.8 14.3(-3.5) 6.3(+8.0) うち製造業 4.9 8.2 0.3 10.2 6.9 0.7 4.9 4.7 9.7 13.2(-3.5) 4.9(+8.3) 参考 売上高 DI 経常利益 DI 資金繰り DI の推移 売上高 DI 経常利益 DI 資金繰り DI 食品産業 うち製造業 売上高 DI 9.2 0.4 13.2 22.4 9.6 2.6 8.0 5.2 8.8 1(-1.2) 1.7(+8.3) 経常利益 DI 10.3 13.0 1.5 10.8 6.1 1.8 10.3 15.1 17.6 23.5(-5.9) 9.8(+13.7) 資金繰りDI 7.4 8.6 2.8 0.2 2.1 1.1 1.1 2.9 6.1 9.3(-3.2) 7.3(+2.0) 売上高 DI 8.6 1.9 9.9 21.9 12.7 0.4 7.1 0.7 5.3 7.2(-1.9) 1.3(+8.5) 経常利益 DI 14.5 15.9 4.0 9.7 6.6 2.9 6.7 11.0 17.0 22.6(-5.6) 8.0(+14.6) 資金繰りDI 8.9 10.5 4.9 1.0 1.5 1.3 0.8 2.5 6.7 9.7(-3.0) 8.1(+1.6) 3/9

図 2 景況 DI( 地域別 ) 実績 の地域別景況 DIは すべての地域が 4.7~ 27.3 幅でマイナス値となった 中でも 中国地方の低下幅が目立ち 15.3ポイント低下し 27.3 となった 見通し 先行きの地域別景況 DIは 10 地域全てで上昇する見通し 26 年下半期 27 年上半期 27 年下半期 28 年上半期 28 年下半期 29 年上半期 29 年下半期 30 年上半期 全国 7.3 4.0 11.0 5.9 0.6 6.4 7.7 10.8 14.3(-3.5) 6.3(+8.0) 北海道 10.8 5.3 9.3 1.3 1.3 8.5 4.7 10.3 4.8(+5.5) 6.2(+11.0) 東北 14.5 1.4 8.2 0.3 3.6 9.2 14.0 16.9 18.3(-1.4) 15.4(+2.9) 北関東 0.4 7.5 11.7 6.6 1.7 7.0 4.7 15.0 18.9(-3.9) 5.0(+13.9) 南関東 6.4 6.9 10.7 13.3 7.6 4.3 0.6 4.7(-4.1) 1.5(+6.2) 甲信越 北陸 0.8 8.9 21.0 3.8 1.5 10.5 6.1 15.7 12.7(+3.0) 3.7(+9.0) 東海 13.5 3.9 7.4 8.3 2.8 6.5 6.6 10.6 15.7(-5.1) 6.5(+9.2) 近畿 1.8 5.6 13.4 7.9 0.6 3.0 1.8 3.8 9.1(-5.3) 3.5(+5.6) 中国 10.3 0.9 10.1 10.3 1.3 11.5 17.9 12.0 27.3(-15.3) 13.3(+14.0) 四国 2.3 4.2 7.6 7.0 9.1 1.3 0.7 9.5 14.5(-5.0) 3.7(+10.8) 九州 13.7 4.0 8.6 0.2 5.2 5.3 1 12.1 15.6(-3.5) 11.6(+4.0) 4/9

図 3 景況 DI( 業種別 ) 製造業 の景況 DIは 3.5ポイント低下し 13.2 となった の景況 DIは 8.3ポイント上昇し 4.9 となる見通し 卸売業 の景況 DIは 2.5ポイント低下し 17.8 となった の景況 DIは 7.0ポイント上昇し 10.8 となる見通し 小売業 の景況 DIは 0.3ポイント低下し 11.4 となった の景況 DIは 7.2ポイント上昇し 4.2 となる見通し 飲食業飲食業 の景況 DIは 28.1ポイント低下し 16.5 となった の景況 DIは 15.2ポイント上昇し 1.3となる見通し 製造業 4.9 8.2 0.3 10.2 6.9 0.7 4.9 4.7 9.7 13.2(-3.5) 4.9(+8.3) 卸売業 1.6 14.1 8.0 7.9 2.9 6.2 8.5 18.0 15.3 17.8(-2.5) 10.8(+7.0) 小売業 6.8 11.7 16.0 22.9 9.9 1.3 13.0 7.4 11.1 11.4(-0.3) 4.2(+7.2) 飲食業 5.9 10.8 16.5 19.4 2.4 16.7 8.9 1 11.6 16.5(-28.1) 1.3(+15.2) 5/9

図 4 販売数量 DI 販売価格 DI DI( 上昇 ( 増加 ) - 低下 ( 減少 ) の割合 ) 販売数量 の販売数量 DIは 1.6ポイント低下し 11.5 となった の販売数量 DIは 8.7ポイント上昇し 2.8となる見通し 販売価格 の販売価格 DIは 2.2ポイント上昇し 11.0となった の販売価格 DIは 1.1ポイント上昇し 12.1となる見通し 31 年上半 期見通し販売数量 DI 2.3 3.3 2.4 10.2 3.6 6.6 6.7 6.3 9.9 11.5(-1.6) 2.8(+8.7) 販売価格 DI 18.7 13.0 25.4 26.3 12.1 16.2 7.6 15.1 8.8 11.0(+2.2) 12.1(+1.1) 図 5 仕入価格 DI( 上昇 - 低下 の割合 ) の仕入価格 DI は 1.7 ポイント上昇し 50.2 となった の仕入価格 DI は 7.0 ポイント低下し 43.2 となる見通し 食品産業 63.8 61.2 63.1 54.1 32.7 41.3 37.6 55.1 48.5 50.2(+1.7) 43.2(-7.0) うち製造業 70.3 70.9 65.6 53.8 32.2 35.9 38.8 57.5 56.2 56.9(+0.7) 49.6(-7.3) うち卸売業 50.4 31.1 54.0 52.3 30.4 52.2 32.2 5 27.8 29.1(+1.3) 24.8(-4.3) うち小売業 62.7 63.7 65.3 56.6 4 44.6 38.4 47.0 44.1 53.2(+9.1) 41.0(-12.2) うち飲食業 84.1 70.3 82.4 71.0 41.4 61.1 6 66.0 67.4 67.9(+0.5) 57.7(-10.2) 6/9

図 6 雇用判断 DI( 不足 - 過剰 の割合 ) の雇用判断 DIは 6.1ポイント上昇し 41.3となり 労働力の不足感は強まる傾向 の雇用判断 DIは 0.7ポイント上昇し 42.0となり 労働力の不足感は継続する見通し ( 注 ) 有効求人倍率は 新規学卒者を除き パートを含む 毎年 6 月 12 月の季節調整値を用いた 食品産業 14.5 23.2 23.1 33.0 27.6 34.2 33.4 41.2 35.2 41.3(+6.1) 42.0(+0.7) うち製造業 15.2 21.2 21.5 31.3 24.7 33.3 32.6 40.1 33.5 40.3(+6.8) 41.2(+0.9) 図 7 設備投資 DI( 増加 - 減少 の割合 ) 設備投資 DI( 平成 31 年 1 月時点の平成 31 年通年の設備投資見通し ) は 前回調査 ( 平成 30 年 1 月時点の平成 30 年通年の見通し ) より0.3 ポイント増加し 7.0とプラス値を維持 ( 注 ) 年度途中に行う 7 月調査に比べ 年初に行う 1 月調査の方が 設備投資に対して弱含みの数値が出る傾向がある 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 30 年 31 年 設備投資 DI( 修正見通し :7 月 ) 9.2 14.3 4.5 3.8 3.2 3.3 3.3 8.9 10.9 9.9 8.4 設備投資 DI( 当初見通し :1 月 ) 10.4 26.7 19.1 10.5 4.9 1.1 3.1 1.3 8.4 5.8 6.7 7.0(+0.3) 7/9

[ 参考 ] 景況 DI( 業種別詳細 ) 製造業 製 造 業 業種 / 業態 食肉加工品 14.9 牛乳 乳製品 8.2 水産食品 11.9 農産保存食品 11.5 調味料 6.4 糖類 37.1 精穀 製粉 11.6 パン 24.8 菓子 油 22.9 脂 / 11.1 めん類 17.3 冷凍食品 / 13.6 炊飯 そう菜 9.4 飲料 3.6 酒類 25.1 その他 10.1 ( 製造業計 )1 13.2 景況売上高経常利益資金繰り 6.1 2.3 3.2 6.9 1.2 14.8 2.9 3.4 2.5 2.8 1.8 / 8.7 3.3 8.5 15.9 1 4.9 14.6 1.4 11.7 6.0 / 1 33.3 7.7 16.4 33.3 11.5 28.6 2.8 2.2 31.7 1.4 7.2 1.7 / 15.2 3.0 / 9.1 22.2 / 8.7 / 7.7 2.4 / 8.3 / 7.5 / 18.0 / 1 2.2 17.3 5.0 1.3 22.4 24.6 16.0 19.0 24.6 88.9 23.9 35.9 35.5 25.0 23.1 / 12.3 22.5 10.9 33.5 20.6 22.6 6.9 4.2 4.2 9.5 7.3 22.2 17.4 / 7.7 3.5 / 8.3 3.7 / 1 1 14.9 18.5 13.8 8.0 7.8 1.4 8.0 9.6 4.5 55.6 10.9 30.8 16.8 25.0 17.3 8.4 2.2 10.2 8.3 9.7 9.6 4.1 8.3 11.3 1.8 44.4 5.1 6.5 8.3 9.2 2.0 9.8 8.5 12.0 11.1 8.1 お天気マークは DI 値によって次のとおりとしています -20< -5<<5 /<20 8/9

[ 参考 ] 景況 DI( 業種別詳細 ) 卸売業 小売業 飲食業 卸 売 業 各種商品 穀類 豆類 13.8 2.0 青果物 食 ( 卸売業計 )2 2 関の係う業ち者市場 小 売 業 業種 / 業態 ( 小売業計 )3 ( 飲食業 )4 14.9 肉 10.2 生鮮魚介 その他生鮮品 33.1 47.0 その他飲食品 14.0 17.8 市場開設兼卸売 26.9 市場卸売 31.1 市 場 仲 卸 18.5 百貨店 総合スーパー 44.4 食品スーパー 23.3 / コンビニエンスストア 16.7 生活協同組合 4.6 その他各種商品店 3.3 生鮮品店 その他飲食品店 ( 食品産業計 ) 1~4 計 9.5 4.8 11.4 16.5 14.3 景況売上高経常利益資金繰り 4.3 1.3 8.2 1.1 23.9 38.3 11.5 10.8 26.8 19.0 17.0 12.8 38.9 12.5 / 8.3 / 8.6 3.3 2.4 / 7.6 4.2 1.3 6.3 お天気マークは DI 値によって次のとおりとしています -20< -5<<5 /<20 4.3 2.0 17.7 8.1 39.7 68.2 21.6 20.1 37.3 44.8 11.3 / 15.4 5 20.4 25.0 38.9 14.3 2.9 2.9 9.5 1 9/9 1.5 4.1 6.8 4.9 26.8 45.5 15.0 10.6 34.3 22.9 14.8 15.4 16.7 15.6 25.0 31.5 7.1 / 17.1 0.5 1.9 1.7 22.9 14.0 21.9 19.3 44.2 5 19.3 26.0 32.9 35.1 30.7 / 7.7 33.3 36.1 25.0 19.5 1 14.3 11.5 21.9 25.0 23.5 4.3 10.4 13.8 4.9 33.3 40.9 13.8 16.2 35.8 23.7 25.0 5 13.4 5.7 / 1 7.2 8.0 9.8 14.3 / 6.0 5.2 3.2 15.4 22.8 1.1 7.2 10.4 13.5 13.5 23.1 5 13.4 5.6 9.5 15.1 9.3 7.1 / 10.2 4.0 3.2 11.7 28.6 5.7 5.7 10.4 10.4 11.3 23.1 5 8.5 / 7.1 / 5.7 5.0 5.7 7.3