Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism FF-Data( 訪日外国人流動データ ) の概要と利用例
目次 FF-Data( 訪日外国人流動データ ) の概要 P2 1. 流動量 入込客数に関する分析 P3 分析例 1 都道府県間年間流動量ランキング P4 分析例 2 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 富山県の例 1) P5 分析例 3 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 富山県の例 2) P6 分析例 4 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 広島県の例 1) P 分析例 5 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 広島県の例 2) P 分析例 6 国籍別都道府県年間入込客数ランキング P 分析例 運輸局ブロック別四半期別入込客数 P10 分析例 運輸局ブロック別四半期別国籍別入込客シェア P11 2. 利用交通機関に関する分析 P12 分析例 運輸局ブロック別交通機関分担率 P13 分析例 10 首都圏 - 中国 ( 広島 岡山 ) 間旅行者の経由地を含む流動分析 P14 3. 旅行者属性に関する分析 P15 分析例 11 都道府県別旅行目的別シェア P16 分析例 12 国籍別の旅行手配方法 ( 団体 / 個人 ) に関する分析 P1 分析例 13 国籍別の来訪回数に関する分析 P1 4. 周遊に関する分析 P1 分析例 1415 入国空港からの訪問地に関する分析例 P20-21 5. 経年的な分析 P22 分析例 16 国籍別都道府県年間入込客数の推移 P23 分析例 1 特定地域の入込客数と地域間流動量 ( 九州の例 ) P24 分析例 1 東京からの流動分析の推移 ( 北陸の例 ) P25 1
FF-Data( 訪日外国人流動データ ) の概要 当該データの作成方法 公表物 国内流動に関する 観光庁 訪日外国人消費動向調査 航空局 国際航空旅客動態調査 国籍別出国者数に関する 法務省 出入国管理統計月報 を組み合わせて作成した ( 国籍別 交通機関別 ) ( 国籍 交通機関 目的 出国空港 発着都道府県別流動量 ) 周遊ルート 宿泊数等が分析可能 ( 利用希望者に貸与 ) 分析できる内容 都道府県間流動量 都道府県別入込客数 移動の際の利用交通機関 周遊ルート 泊数 訪日外国人属性 ( 国籍 目的 来訪回数 旅行手配方法 ( 団体 / 個人 ) 出国空港 ) 利用上の注意 訪日外国人消費動向調査 国際航空旅客動態調査はいずれも 国内訪問地の情報はアンケート回答者の主観に委ねられているため 特に都市内あるいは都道府県内等の短距離の流動が十分に把握できていない可能性がある点にご注意願います また 例えば 1 回の旅行で ある都道府県を 2 回訪問した場合は ではその都道府県を 2 回訪問したこととして集計しています そのため 都道府県別の入込客数をから集計する際には 同じ人を複数回カウントしている点にご注意願います 2
1. 流動量 入込客数に関する分析 3
分析例 1 都道府県間年間流動量ランキング 都道府県間の年間流動量を把握することが可能である 都道府県間の年間流動量は 千葉県 - 東京都間 京都府 - 大阪府間等で多く 流動が首都圏 近畿圏に集中しているということ等がわかる 表都道府県間の年間流動量ランキング (2016 年 ) 分析例作成の際に利用を推奨するデータをオレンジ色で示している 順位 都道府県間 年間流動量年間流動量年間流動量順位都道府県間順位都道府県間 ( 万人 / 年 ) ( 万人 / 年 ) ( 万人 / 年 ) 1 千葉県 東京都 1,032. 21 北海道 東京都 35.2 41 山梨県 愛知県 1.0 2 京都府 大阪府 62. 22 千葉県 静岡県 33.0 42 茨城県 東京都 1.0 3 東京都 神奈川県 10.3 23 千葉県 大阪府 2.2 43 茨城県 千葉県 1.6 4 大阪府 兵庫県 152.0 24 千葉県 京都府 2.0 44 北海道 千葉県 1.5 5 大阪府 奈良県 134.2 25 神奈川県 京都府 2.1 45 栃木県 千葉県 1.5 6 東京都 京都府 12.0 26 京都府 広島県 26.1 46 山口県 福岡県 16. 東京都 大阪府 124. 2 千葉県 長野県 24. 4 神奈川県 静岡県 15. 福岡県 大分県 116. 2 兵庫県 奈良県 24.3 4 東京都 広島県 15.6 東京都 静岡県.3 2 千葉県 山梨県 24.0 4 神奈川県 大阪府 14. 10 京都府 奈良県.2 30 埼玉県 東京都 23. 50 神奈川県 愛知県 14.0 11 千葉県 神奈川県.4 31 大阪府 広島県 23.5 51 静岡県 大阪府 13. 12 京都府 兵庫県 5. 32 静岡県 愛知県 23.3 52 北海道 大阪府 12.3 13 東京都 山梨県 5.6 33 福岡県 佐賀県 23.1 53 東京都 岐阜県 12.0 14 東京都 愛知県 55.4 34 栃木県 東京都 23.0 54 滋賀県 大阪府 11. 15 愛知県 大阪府 54. 35 埼玉県 千葉県 22.6 55 東京都 石川県 11.2 16 愛知県 京都府 46.5 36 大阪府 和歌山県 22.1 56 愛知県 三重県 11.2 1 岐阜県 愛知県 42.0 3 石川県 岐阜県 21.4 5 東京都 奈良県 11.1 1 福岡県 長崎県 40.1 3 静岡県 京都府 21.0 5 富山県 愛知県 11.0 1 福岡県 熊本県 36.1 3 山梨県 京都府 20.1 5 群馬県 東京都 11.0 20 東京都 長野県 35.5 40 熊本県 大分県 20.0 60 富山県 石川県 10. ( 注 1) 上位 60 位までを掲載 ( 注 2) 同一県内々の流動及び発着地が不明の県を除く 首都圏 九州 ( 注 3) 首都圏 ( 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 ) 近畿圏( 大阪府 京都府 兵庫県 奈良県 ) 中京圏( 愛知県 岐阜県 三重県 ) 近畿圏 北海道 中京圏 沖縄 4
分析例 2 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 富山県の例 1) 大都市圏からの直接の流入は愛知からが多いが 全体に占める割合は限定的である 富山県と近隣県間の流動においては バスによる移動が大半を占めている ( 北陸新幹線開業後 ) 図富山県への近隣県からの流動分析 ( 利用交通機関別 )(2016 年 ) その他 バス 鉄道 1.5% レンタカー.% 富山 - 石川 6.1 万人 富山県 3.4 万人 レンタカー 2.0% 国内線飛行機 その他の乗用車 凡例 レンタカー 鉄道 タクシー ハイヤー バス 6.% 4. 万人 4.3 万人 6.2 万人 4.1 万人 鉄道 24.4% 富山 - 長野 レンタカー 13.% バス 6.4% 24.3 万人 ( うち富山 3.5 万人 ) 近畿圏 ( 大阪 京都 兵庫 奈良 ) から富山 石川 岐阜 長野県へ ( 注 ) 同一県内々の流動及び発着地が不明の県を除く 鉄道 22.3% 富山 - 岐阜 バス 62.2% 3.3 万人 ( うち富山 5. 万人 ) 愛知県から富山 石川 岐阜 長野県へ 54.4 万人 ( うち富山 5.5 万人 ) 首都圏 ( 東京 神奈川 千葉 埼玉 ) から富山 石川 岐阜 長野県へ 5
分析例 3 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 富山県の例 2) 隣接県からの富山県訪問者は台湾国籍の旅行者が多い 図富山県への近隣県からの流動分析 ( 国籍別 )(2016 年 ) マレーシア 0.5% タイ 1.% 中国 12.% 香港 15.4% 欧米等 0.% 韓国 6.1% 富山 - 石川 中国 3.6% 台湾 5.2% タイ 6.2% 6.1 万人 4. 万人 マレーシア欧米等 0.6% 3.% 4.3 万人 韓国.% 富山県 6.2 万人 4.1 万人 3.4 万人 香港 6.% マレーシア 0.3% タイ 6.0% 中国 4.5% 欧米等 3.3% 韓国 3.5% 富山 - 長野 台湾 1.0% インドネシア マレーシア 欧米等 シンガポール 凡例 タイ 韓国 中国 台湾 香港 欧米等 : 東アジア 東南アジアを除く国 地域 24.3 万人 ( うち富山 3.5 万人 ) 近畿圏 ( 大阪 京都 兵庫 奈良 ) から富山 石川 岐阜 長野県へ 香港 23.6% ( 注 ) 同一県内々の流動及び発着地が不明の県を除く 富山 - 岐阜 台湾 4.% 3.3 万人 ( うち富山 5. 万人 ) 愛知県から富山 石川 岐阜 長野県へ 54.4 万人 ( うち富山 5.5 万人 ) 首都圏 ( 東京 神奈川 千葉 埼玉 ) から富山 石川 岐阜 長野県へ 6
分析例 4 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 広島県の例 1) 隣接県間の交通手段は山陽新幹線で繋がる岡山 山口は鉄道利用が多く 島根はレンタカーの利用が多い 本州四国連絡橋で繋がる愛媛はバスの利用が多い 鉄道 4.% その他の乗用車.% 広島 - 山口 バス 3.3% その他の乗用車 16.0% レンタカー 43.1% バス 14.4% 広島 - 島根 1.3 万人 鉄道 26.5% 1. 万人 0.5 万人 図広島県への近隣県からの流動分析 ( 利用交通機関別 )(2016 年 ) 0. 万人 広島県 1.1 万人 1.6 万人 3. 万人 3.6 万人 レンタカー 11.% 鉄道 6.4% 32.3 万人 ( うち大阪 京都 2.3 万人 ) バス 16.5% 広島 - 岡山 近畿圏から広島県へ ( 大阪 京都 兵庫 奈良 ) その他 バス 6.5 万人 ( うち福岡 5.0 万人 ) 九州全域から広島県へ ( 注 ) 同一県内々の流動及び発着地が不明の県を除く その他 13.5% その他の乗用車 6.3% 鉄道 30.3% 広島 - 愛媛 バス 4.5% 国内線飛行機 その他の乗用車 凡例 レンタカー 鉄道 タクシー ハイヤー
分析例 5 特定の県への近隣県からの流動分析 ( 広島県の例 2) 隣接県間の国籍構成は岡山県 山口県 愛媛県では欧米等の構成率が高く 島根県は台湾の構成率が高い 北アメリカ 12.4% ヨーロッパ 5.% その他 14.5% 東南アジア 11.5% 韓国.% 広島 - 山口 中国 16.5% 6.5 万人 ( うち福岡 5.0 万人 ) 九州全域から広島県へ ( 注 ) 同一県内々の流動及び発着地が不明の県を除く 台湾.% 東南アジア 11.2% 香港 20.6% ヨーロッパ 16.0% 中国.4% 香港 10.% 韓国 6.% 広島 - 島根 1.3 万人 台湾 45.6% 1. 万人 0.5 万人 0. 万人 広島県 1.1 万人 オセアニア韓国 13.0% 4.% 北アメリカ.5% ヨーロッパ 10.% 図広島県への近隣県からの流動分析 ( 国籍別 )(2016 年 ) 1.6 万人 広島 - 愛媛 中国 23.0% 3. 万人 3.6 万人 台湾 26.% 香港 13.5% ヨーロッパ 16.4% 北アメリカ.% 中国 14.1% 広島 - 岡山 32.3 万人 ( うち大阪 京都 2.3 万人 ) 台湾 22.0% 香港 2.% 近畿圏から広島県へ ( 大阪 京都 兵庫 奈良 ) オセアニア 北アメリカ その他 凡例 韓国 ヨーロッパ東南アジア 中国 台湾 香港 東南アジア : タイ シンガポール マレーシア インドネシア フィリピン ベトナムヨーロッパ : 英国 ドイツ フランス イタリア スペイン ロシア その他ヨーロッパ北アメリカ : 米国 カナダ その他北アメリカオセアニア : オーストラリア その他オセアニアその他 : 南米 西南アジア等
分析例 6 国籍別都道府県年間入込客数ランキング 国籍別に各都道府県の入込客数を把握することが可能である 韓国国籍の旅行者は沖縄や九州地方に多数訪問しており 欧米国籍の旅行者は他の国籍の方と比べて広島県を多く訪問している 表国籍別都道府県年間入込客数ランキング (2016 年 ) ( 万人 / 年 ) 訪問地 国名 1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 位 位 位 10 位 中国韓国台湾タイフィリピン英国米国オーストラリア 東京都大阪府京都府北海道愛知県神奈川県沖縄県千葉県静岡県奈良県 450.4 264.6 10.1 114.2 5.3 0. 5.2 65.5 64.2 52. 東京都大阪府北海道京都府千葉県兵庫県神奈川県山梨県静岡県福岡県 5. 44.4 2.3 22. 14.6.6.0.4.3.2 東京都大阪府京都府千葉県愛知県神奈川県静岡県奈良県福岡県兵庫県 32.4 15..5 6.2 5. 4.5 3. 2.5 2.2 2.1 東京都京都府大阪府広島県神奈川県北海道千葉県静岡県愛知県奈良県 2... 4.6 3. 2. 1. 1. 1. 1.4 東京都京都府大阪府神奈川県千葉県沖縄県広島県愛知県北海道静岡県 123. 32.0 23.6 20.2 11.3.3. 6.6 6.5 4.3 東京都京都府大阪府長野県北海道広島県千葉県神奈川県静岡県岐阜県 45.2 1.1 15...4.2 4. 3. 2. 2.6 大阪府東京都東京都北海道福岡県沖縄県沖縄県大阪府京都府京都府北海道福岡県大分県千葉県兵庫県兵庫県長崎県奈良県奈良県神奈川県 253. 251.0 13.6 16. 12.5 120.4 14.1 11.2 3. 2. 0.6 40.4 2.2 3.4 32.1 33. 23.0 31.0 1.5 26. 首都圏近畿圏中京圏九州北海道沖縄 ( 注 1) 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く 複数回同一都道府県を訪問している人は重複カウントしている ( 注 2) 首都圏 ( 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 ) 近畿圏( 大阪府 京都府 兵庫県 奈良県 ) 中京圏( 愛知県 岐阜県 三重県 )
分析例 運輸局ブロック別四半期別入込客数 ( 千人 / 四半期 ) 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 入込客数を四半期別に把握することが可能である 関東への入込客数は 2015 年まで 4-6 月が最も多かったが 2016 年は 1-3 月が最も多くなった 近畿への入込客数は 2015 年までは 1-3 月が他四半期と比較して少なかったが 2016 年は四半期通じて訪問者数が多くなった 図運輸局ブロック別四半期別入込客数,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 2014 年 2015 年 2016 年 北海道東北関東北陸信越中部近畿中国四国九州沖縄 ( 注 ) 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く 出典 )FF-Data(2014~2016 年 ) より作成 10
分析例 運輸局ブロック別四半期別国籍別入込客シェア 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 0-0 月 国籍別の入込客数を四半期別に把握することが可能である 九州は韓国国籍の旅行者のシェアが高く 関東 中部 近畿は中国国籍の旅行者のシェアが高い 中国地方は シェアが特定の国に偏らず 他の地域と比較して欧米諸国のシェアが高い 図運輸局ブロック別四半期別国籍別入込客シェア (2016 年 ) 100% 1 2 1 2 2 3 5 3 10 6 6 5 5 6 5 10 20 1 4 10 10 6 6 0% 4 12 20 10 4 14 0% 10 10 11 6 1 20 6 11 4 14 1 12 14 13 15 11 0% 15 1 1 2 15 30 10 60% 1 10 13 34 10 14 1 31 1 45 30 24 50% 33 3 10 34 14 12 50 3 30 35 40% 32 22 0 34 15 3 51 5 30% 2 5 15 32 5 4 13 6 2 32 35 16 1 2 20% 15 31 1 13 16 20 2 24 12 13 10% 22 1 21 14 16 13 10 12 11 10 6 3 3 5 6 6 0% 6 16 12 23 13 11 14 14 2 21 25 6 10 13 4 16 16 1 11 12 5 22 3 3 14 6 6 11 14 4 5 11 21 16 16 2 21 21 36 24 30 1 4 15 64 3 3 3 5 4 3 3 6 12 11 12 14 15 23 52 55 3 2 3 2 20 1 1 16 13 14 23 36 30 3 33 2 5 2 13 23 46 その他オセアニア北アメリカヨーロッパ ASEAN 中国香港台湾韓国 北海道東北関東北陸信越中部近畿中国四国九州沖縄 ( 注 ) 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く 複数回同一都道府県を訪問している人は重複カウントしている 11
2. 利用交通機関に関する分析 12
分析例 運輸局ブロック別交通機関分担率 地域別の交通機関分担率を分析することが可能である 本州 北海道 九州内の移動は 鉄道 バスの利用が多く 沖縄県内の移動は自動車が多い 図運輸局ブロック別ブロック内移動の交通機関分担率 (2016 年 ) 100% 地域ブロック内々 0% 0% 0% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 16. 1.0 32.5 43.5 60. 22.4 36. 55.4 35. 4. 66. 26.3 4. 30. 16. 26.3 55.5 53.6 35. 14. 3.5 31.0 不明その他国内線飛行機その他の乗用車レンタカータクシー ハイヤー鉄道バス 0% 北海道 東北 関東 北陸信越 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄 ( 注 1) 地域ブロック : 運輸局単位で集計 ( 注 2) 出入国港からのアクセス イグレス及び発着地不明を除き 国内訪問地間の運輸局内々流動を対象 13
分析例 10 首都圏 - 中国 ( 広島 岡山 ) 間旅行者の経由地を含む流動分析 東京 ~ 広島 岡山を移動した訪日外国人旅行者数は年間 45.1 万人となり そのうち約 割の旅行者は途中で近畿圏 ( 京都 大阪 ) を訪問している 首都圏からの旅行者の約 6~ 割 近畿圏からの旅行者の約 割が鉄道で中国 ( 広島 岡山 ) を訪れている 東京 ~ 中国 ( 広島 岡山 ) 間のルート別シェア 図東京 ~ 中国 ( 広島 岡山 ) 間のルート別交通機関別訪日外国人旅行者数 (2016 年 ) 首都圏 ~ 広島 岡山 首都圏 ~ 近畿圏 ~ 広島 岡山 首都圏 ~ 中京圏 ~ 近畿圏 ~ 広島 岡山 その他 1.0%.6% 66.1% 24.4% 45.1( 万人 / 年 ) 10.6%.% 6.2% 14.6% 1.0% 31.% 63.6% 30.% 63.4% 6.%.6% 6.%.6% 首都圏中京圏近畿圏広島 岡山 新幹線の営業キロ (JTB 時刻表 ) 東京 - 名古屋 (360km) 名古屋 - 新大阪 (10km) 新大阪 - 広島 (340km) ( 注 ) 首都圏 ( 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 ) 中京圏( 愛知県 岐阜県 三重県 ) 近畿圏 ( 大阪府 京都府 兵庫県 奈良県 ) 機関分担率 バス 鉄道 タクシー ハイヤー レンタカー その他の乗用車 国内線飛行機 その他 14
3. 旅行者属性に関する分析 15
分析例 11 都道府県別旅行目的別シェア 旅行者の旅行目的を把握することが可能である 北海道 岐阜県 奈良県 大分県 沖縄県は 観光 レジャー の割合が約 割以上と高い 一方 首都圏 中京圏は他の地域と比較して業務目的が2~3 割と高い 図都道府県別旅行目的別シェア (2016 年 ) 100% 0% 0% 0% 60% 1 3 6 5 13 12 11 4 10 36 26 16 1 13 16 26 10 15 16 6 10 1 11 4 5 2 3 13 11 4 3 6 5 3 3 6 16 16 15 13 6 4 6 3 3 2 4 3 3 5 13 4 10 3 10 6 4 4 5 6 2 5 3 4 4 4 1 その他 50% 40% 30% 5 63 1 6 14 1 63 5 21 2 3 6 5 0 65 0 4 1 0 63 6 0 0 6 1 2 5 6 5 3 2 5 乗り継ぎ留学研修 学会等業務家族 知人の訪問観光 レジャー 20% 42 36 41 10% 0% 北海道 青岩森手県県 宮城県 秋田県 山福形島県県 ( 注 1) 旅行目的不明のサンプルを除く ( 注 2) 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く 複数回同一都道府県を訪問している人は重複カウントしている 茨城県 栃群木馬県県 埼玉県 千東神葉京奈県都川県 新富潟山県県 石川県 福山井梨県県 長野県 岐阜県 静愛岡知県県 三重県 滋京賀都県府 大阪府 兵奈和庫良歌県県山県 鳥島取根県県 岡山県 広山島口県県 徳島県 香川県 愛高媛知県県 福岡県 佐長賀崎県県 熊本県 大宮鹿分崎児県県島県 沖縄県 16
分析例 12 国籍別旅行手配方法 ( 団体 / 個人 ) 旅行者の旅行手配方法 ( 団体 / 個人 ) を把握することが可能である 中国 台湾国籍の旅行者は団体旅行が約 3~4 割と多い 中国 欧州 北米 オセアニア国籍の旅行者は団体旅行における平均訪問県数が多い 図訪日外国人旅行者の国籍別旅行手配方法 (2016 年 ) 図国籍別旅行手配方法別平均訪問県数 (2016 年 ) 中国台湾タイマレーシアベトナムインドネシア韓国香港 イタリアロシアシンガポール スペインドイツ英国 フィリピンオーストラリア米国 カナダフランスインド 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 0% 0% 0% 100% 32. 30.4 21.3 1.4 14. 13. 11.2 10..2.0.2..5.2 6.1 5.6 5.5 5.4 4. 4.3 団体旅行 6.3 6.6. 1.6 5.2 6.1..3 0. 1.0 1. 2.3 2.5 2. 3. 4.4 4.5 4.6 5.1 5. 個人旅行 平均訪問県数.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 2.0 1. 韓国 2.4 2.2 2.2 2.3 台湾 香港 4.2 2. 2.5 2.6 中国 団体 東南アジア 個人 4.4 4.6 3. ヨーロッパ 2. 北アメリカ 6.1 3.6 オセアニア ( 注 ) 旅行手配方法不明のデータを除く ( 注 1) 旅行手配方法不明のデータを除く ( 注 2) 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く 1
分析例 13 国籍別来訪回数 旅行者の来訪回数を把握することが可能である 中国 欧米国籍の旅行者は来訪回数が 1 回目の割合が約 5~ 割と高い 来訪回数が増加するにつれて 平均訪問県数は減少する傾向にある 韓国台湾香港中国タイシンガポールマレーシアインドネシアフィリピンベトナムインド英国ドイツフランスイタリアスペインロシア米国カナダオーストラリア 1.6 1.2 図国籍別来訪回数シェア (2016 年 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 0% 0% 0% 100% 34.3 1.3 13.1 5.5 36.3 2. 1.0 4.6 52.2 44.6 52.3 46.1 54.1 4.5 56.4 63.4 0.6 44.0 44. 52.5 53.6 20.5 10..0 5.2 6.0.2. 12.4.4.3 13.0 11.4. 13...5 15.0 13.2. 1.5 6. 3.63.4 4.2 3.33.6 21.2 11.4.2.0 6. 6.5 3.5 10. 6. 5.0. 10.6.1 1.2.4 5.5 3.2 4.1 5.2 5. 1.1. 5. 2.6 4. 4.52.2 21.3. 6.1 5.6 6. 4.12.5 1.. 3.23.6 5.5 4.2 3. 1.6 6.3.0 4. 5..4 3.1 10.4.6 3.12.2.4 6.5. 15.5.0 5.1 5.3.2 5.0.2 14.2 6. 5.4 3.3 4.4 4. 4.6 11. 5.3 3.32. 5.1 5.6 2.6 11.6 3.5 5.1 2.52.2.12.4 12.4 10.3 4.5 6.3. 6.6.1 16.1.2 4.2 3. 4.5. 11.4 15.6 5.6 4. 5.1 5.0 6.2 5.1 1.6. 4. 2. 5.1 3.23.3 1 回目 2 回目 3 回目 4 回目 5 回目 6~ 回目 10~1 回 20 回以上 平均訪問県数 4.5 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 1. 図来訪回数別平均訪問県数 (2016 年 ) 韓国 2.3 台湾 2.1 香港 3. 中国 2. 東南アジア 4.2 ヨーロッパ 1 回目 2 回目 3 回目 4 回目以上 3.3 北アメリカ 4.1 オセアニア ( 注 ) 来訪回数不明のデータを除く ( 注 1) 来訪回数不明のデータを除く ( 注 2) 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く 1
4. 周遊に関する分析 1
分析例 14 入国空港からの訪問地に関する分析例 ( 上位 入国空港 ) 入国空港別訪日外国人旅行者の訪問パターンをみると 成田 羽田 関西 中部は約 3~6 割が他ブロックへ訪問している 一方 地方空港からの入国者は 割以上が 自ブロックのみ訪問にとどまる 図入国空港別訪日外国人旅行者の訪問パターン 福岡空港 11% % 関西空港 2% 2% 新千歳空港 4% 6% 成田空港 41% 5% 那覇空港 3% % 中部空港 63% 3% 羽田空港 3% 61% 凡例 500 万人 他ブロック訪問 自ブロックのみ訪問 100 万人 ( 注 ) 訪問者数の多い上位 入国空港を対象 入国港および訪問地不明を除く 20
分析例 15 入国空港からの訪問地に関する分析例 ( 成田空港の例 ) 成田空港から入国した訪日外国人旅行者の約 割は関東ブロックのみを訪問している 成田空港から入国した訪日外国人の約 3 割が関東ブロック以外も訪問し 大半は近畿ブロックや中部ブロックを訪問している 図成田空港から入国した訪日外国人旅行者の訪問パターン 成田空港 入国空港 成田空港 100% 他ブロック 訪問地 近畿 関東 51.4% 中部 北陸信越 東北 北海道 関東 13.5% 近畿 中部 近畿 中国 その他 35.2% 訪問 41% 自ブロックのみ訪問 5% 出国空港 成田空港 6.0% 羽田空港 5.4 % 関西空港 23.4% その他 4.3 % ( 注 ) 国内訪問地 ( 運輸局単位 ) は順不同 入国港および訪問地不明を除く 21
5. 経年的な分析 22
分析例 16 国籍別都道府県年間入込客数の推移 ( 万人 / 年 ) 2014~16 年にかけて 韓国国籍の旅行者は京都 大阪 福岡 沖縄への訪問が増加している 台湾国籍の旅行者についても 大阪 沖縄への訪問が増加している 図国籍別都道府県年間入込客数の推移 200 10 160 140 120 100 0 60 40 20 0 12 14 125 116 115 1 43 45 42 33 33 24 14 北海道東京愛知京都大阪福岡沖縄北海道東京愛知京都大阪福岡沖縄 韓国 台湾 2014 2015 2016 ( 注 ) 最終訪問地から出国港までの流動 同一訪問地内々の流動及び訪問地不明を除く 23
分析例 1 特定地域の入込客数と地域間流動量 ( 九州の例 ) ( 万人 / 四半期 ) ( 万人 / 年 ) 九州では福岡県を中心に北部の県間での流動が多いことがわかる 熊本 - 福岡 大分間では 熊本地震の影響もあり 2016 年の流動量が 2015 年よりも減少している 図九州地方の入込客数と地域間流動量 (2016 年 ) 長崎県 1.3 万人 20. 万人 1.1 万人大分県 1 万人 1 万人. 万人 1.3 万人 3.4 万人 福岡県 144.5 万人 福岡 佐賀 :11 万人佐賀 福岡 :12.1 万人 佐賀県 3. 万人 3.3 万人 長崎 大分 :4.0 万人大分 長崎 :4.5 万人 福岡 鹿児島 :2. 万人鹿児島 福岡 :3.2 万人 流動量 入込客数 1.4 万人 1. 万人 鹿児島県 13. 万人 5 万人 5. 万人 熊本県 3.3 万人 3.6 万人 10.3 万人 福岡 宮崎 :1.2 万人宮崎 福岡 :1.6 万人 4.3 万人 宮崎県.6 万人 50 45 40 35 30 25 20 15 10 60 40 20 41 24 熊本 - 福岡 56 四半期と年間の拡大係数は異なるため 四半期の合計は年間値と一致しない 熊本地震発生 :2016 年 4 月 (2Q) ( 注 ) 同一県内々の流動及び発着地が不明の県を除く ( 出典 )FF-Dataより作成 5 0 0 3 熊本 - 大分 36 20 2014 年 2015 年 2016 年 福岡 45 福岡 41 大分 26 熊本 長崎佐賀鹿児島 宮崎 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2014 年 2015 年 2016 年 24
分析例 1 東京からの流動分析の推移 ( 北陸の例 ) (2014 年 =1.00) ( 千人 / 年 ) ( 千人 / 年 ) 東京 - 石川 富山間の流動量は 2014 年から 2016 年にかけて約 2 倍に伸びている 利用交通機関別の流動量は バス 鉄道が増加し 航空が減少している ( 北陸新幹線 ( 長野 - 金沢間開業は 2015 年 3 月 )) 国籍別の流動量は 欧米国籍の旅行者の流動量が大きく増加している 図東京 - 北陸間の流動分析の推移 2.20 2.00 1.0 1.60 石川 富山 東京 - 北陸 2.03 全国平均 1.64 1.40 1.20 1.00 100 0 60 40 20 0 1 東京発着 1.50 2014 年 2015 年 2016 年 バス鉄道国内線飛行機 40 32 5 46 1 5 2014 2015 2016 100 0 60 40 20 0 中国台湾アジア他欧米他 3 2 35 21 26 26 10 12 1 20 24 2014 2015 2016 61 東京 ( 注 ) 同一県内々の流動 最終訪問地から出国港までの流動及び訪問地不明を除く ( 出典 )FF-Data より作成 25